JP2020045587A - 二部式着物 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便に且つ見栄えよく着用できる二部式着物を提供する。【解決手段】上衣2と、腰巻状の下衣3と、から成る二部式着物1であって、下衣3は、下衣3の内側に着用する襦袢30に固定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、上衣と下衣とからなる二部式着物に関する。
着物は、日本の民族衣装として、従来から冠婚葬祭等の様々な場所で着用されている。一般的な着物は、上下にひとつながりに延びて形成されており、該着物を身体に纏い、帯を締めることで着付けるようになっている。しかしながら、一般的な着物は、おはしょりを形成して着用者の着丈に合わせて裾の位置を調整する必要があり、また、上衣においては襟合わせの問題が作用し、着付けが難しいことから、着付けに時間がかかり、一人で着付けができるようになるまでには熟練度が必要であった。そこで、特許文献1に示されるような二部式着物が開発されている。
特許文献1に示される二部式着物は、上下に分離された上衣及び下衣から構成されており、長襦袢を着た状態で該長襦袢の上に上衣を羽織り着付けベルトで身体に固定するとともに、長襦袢の上に下衣を巻き、その後、帯を締めることで着付けが完了する。このように二部式着物は、上衣と下衣とに分離されているので、一般的な着物に比べて着丈の調整が簡便であり、短時間で且つ一人で着用することができるようになっている。
実開平6−16411号公報(第9頁、第9図)
二部式着物の下に着た長襦袢は、様々な色、柄、素材などがあり、着物の汗染みを防ぐ効果の他に、裾さばきの際等に上前及び下前の間から見せることで足元の艶やかさを演出することができるようになっている。
しかしながら、特許文献1の二部式着物にあっては、長襦袢の上に下衣を巻いて着用するようになっているため、下衣の着用位置が高すぎると、下衣の裾の下方から長襦袢が露見して美観を損ね、下衣の着用位置が低くすぎると、裾さばきの際に長襦袢が見えず、足元の艶やかさを演出することができず、下衣と襦袢との位置合わせが煩雑であった。また、下衣を適正位置に着用できたとしても、時間の経過とともに下衣の締め付けが緩み、下衣と長襦袢が相対的に位置ずれしてしまう虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、簡便に且つ見栄えよく着用できる二部式着物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の二部式着物は、
上衣と、腰巻状の下衣と、から成る二部式着物であって、
前記下衣は、該下衣の内側に着用する襦袢に固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、下衣が襦袢に固定されて相対的な位置決めがされているので、簡便に且つ見栄えよく着用することができる。
前記襦袢は、下衣襦袢であることを特徴としている。
この特徴によれば、襦袢に影響されずに下衣の着丈を調整できる。
前記下衣襦袢と前記下衣とが少なくとも左右いずれかの端部を残して固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、下衣襦袢に影響されずに下衣の下前や上前の位置を調整できる。
前記下衣襦袢と前記下衣とが上部で固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、下衣襦袢上下端部及び下衣上下端部を垂直に調整しやすい。
前記下衣と前記襦袢との固定部位には、シャーリング部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、下衣と襦袢とを体型に合わせて伸縮させることができる。
前記シャーリング部は、前記下衣における後身頃の左右両端部に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、シャーリング部の伸縮幅を確保しながら皺を目立たないようにすることができる。
前記下衣における下前の褄先の丈が他の部位よりも小寸となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、屈伸時に下衣の下前が上前の下端から下方に突出することを抑制できる。
前記上衣は、身頃が一つ身状であることを特徴としている。
この特徴によれば、後身頃の背縫いがないので、背中心と背骨とのずれを目立たないようにすることができる。
本発明の実施例における二部式着物を示す斜視図である。 (a),(b)は、上衣を示す正面図及び背面図である。 (a),(b)は、下衣を示す正面図である。 (a),(b)は、下衣の着用方法を示す斜視図である。 (a),(b)は、図4に引き続き下衣の着用方法を示す斜視図である。 図5に引き続き上衣を着用した状態を示す正面図である。
本発明に係る二部式着物を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る二部式着物につき、図1から図6を参照して説明する。尚、着用した際に身体側に来る方を内側とし、その反対側(裏側)を外側と記載する。
図1の符号1は、本発明の適用された二部式着物である。二部式着物1は、上下に分離された上衣2及び下衣襦袢30(図3参照)に固定された下衣3をそれぞれ着用した後、上衣2の上から帯4を装着することで、一般的な着物と同様の外観が得られるようになっている。以降、上衣2、下衣3、及び下衣襦袢30について説明する。
図2(a)に示されるように、上衣2は、絹製であり、身頃20と、その両袖である右袖20R及び左袖20Lとから主に構成されている。身頃20は、絹製の一枚布で一つ身状に形成されており、着用した際に身体の前側に来る前身頃と、身体の後側に来る後身頃20Bとを備え、前身頃は、着用した際に内側に来る下前20Uと、外側に来る上前20Tとを有している。
身頃20の襟の内側中央部には、帯状の半襟21の中央部が縫い付けられており、半襟21の左右両端部である下前21U及び上前21Tは、身頃20の下前20U側の襟または上前20T側の襟に対して相対的に動かすことができる。また、身頃20の下前20U及び上前20Tには、図示しない一対の面ファスナが取付けられており、下前20U及び上前20Tを重ねた状態で位置決めすることができる。
図2(b)に示されるように、身頃20の後身頃20Bの外側中央部には、帯状のベルト22の中央部が縫い付けられており、ベルト22の左右両端部である下前22U及び上前22Tは、身頃20の下前20Uまたは上前20T(図2(a)参照)対して相対的に動かすことができる。また、ベルト22の下前22U及び上前22Tには、図示しない一対の面ファスナが取付けられており、下前22U及び上前22Tを巻いた状態で固定することができる。尚、このベルト22は伸縮性を有することが好ましい。
次に、図3(a),(b)を用いて、下衣3及び下衣襦袢30について説明する。下衣3及び下衣襦袢30の各上端は、互いに沿うように位置合わせされ、下衣3及び下衣襦袢30の各左右端も同様に、互いに沿うように位置合わせされた状態で、下衣3と下衣襦袢30との上端部同士が左右方向の中央部で縫い付けられて固定されている。尚、図3(a),(b)では、着用した際に内側に来る下衣襦袢30が下衣3よりも紙面手前側に来るように広げた状態を図示している。
また、下衣3及び下衣襦袢30の固定部位の左右両端部には、布地を波状に寄せてゴムを通したシャーリング部31がそれぞれ形成されている。以降、下衣3、下衣襦袢30それぞれについて説明する。
図3(a),(b)を参照して、下衣3は、絹製の一枚布で一つ身状に形成されており、着用した際に身体の前側に来る前身頃と、身体の後側に来る後身頃3Bとを備え、前身頃は、着用した際に内側に来る下前3Uと、外側に来る上前3Tとを有している。下前3Uは、左側のシャーリング部31の左端から下衣3の左端までの部分であり、上前3Tは、右側のシャーリング部31の右端から下衣3の右端までの部分である。すなわち、後身頃3Bは、右側のシャーリング部31の右端と左側のシャーリング部31の左端との間の部分である。
また、下前3Uの下端部には、左端から下端にかけて斜めかつ直線状に切り取られた形状の角3Rが形成され、上前3Tの下端部には、右端から下端にかけて斜めかつ直線状に切り取られた形状の角3Lが形成されている。角3R,3Lは、左右寸法が略同一であり、角3Rの方が角3Lよりも高い位置から下端に向かって延びている。すなわち、下前3Uは、角3R部分の丈が他の部分よりも小寸となっている。尚、角3R,3Lは切り取られた形状として説明したが、実際に裁断されていてもよく、折り曲げて縫い合わされることで同形状に形成されていてもよく、その形成が限定されるものではない。さらに尚、下衣3は、合わせ布から形成されていてもよい。
下衣3の上前3Tの内側上端部には、左右方向に離間して面ファスナ42,42が取付けられており、下衣3の下前3Uの外側上端部にも、面ファスナ42,42に位置合わせされて(面ファスナ42,42と対応する位置に)面ファスナ43,43がそれぞれ取付けられている。これら面ファスナ42,43同士は、互いに着脱可能となっている。
下衣襦袢30は、麻製の一枚布で一つ身状に形成されており、下衣3の左右寸法と略同一寸法かつ下衣3の上下寸法よりも短い略長方形状である。着用した際に身体の前側に来る前身頃と、身体の後側に来る後身頃30Bとを備え、前身頃は、着用した際に内側に来る下前30Uと、外側に来る上前30Tとを有している。下前30Uは、左側のシャーリング部31の左端から下衣3の左端までの部分であり、上前30Tは、右側のシャーリング部31の右端から下衣3の右端までの部分である。すなわち、後身頃30Bは、右側のシャーリング部31の右端と左側のシャーリング部31の左端との間の部分である。
また、下衣襦袢30の上前30Tまたは下前30Uは、下衣3の上前3Tまたは下前3Uと縫い合わせられていないことから、下衣3の下前3Uまたは上前3Tに対して相対的に動かすことができる(図3(b)参照)。下衣3の下前3Uまたは上前3Tについても同様に、下衣襦袢30の上前30Tまたは下前30Uに対して相対的に動かすことができる。
また、下衣襦袢30の上前30Tの内側上端部には、左右方向に離間して面ファスナ40,40が取付けられており、下衣襦袢30の下前30Uの外側上端部にも、面ファスナ40,40に位置合わせされて面ファスナ41,41がそれぞれ取付けられている。これら面ファスナ40,41は、互いに着脱可能となっている。
次に、図1,図4〜図6を用いて、二部式着物1の着付けについて説明する。尚、図4〜図6では、説明の都合上、二部式着物1が着付けされる人物の図示を省略している。先ず、図4(a)に示されるように、下衣3及び下衣襦袢30の固定部位を腰に当て、下衣襦袢30の下前30Uを下腹部の右側から左側に向かって巻付け、下衣襦袢30の上前30Tを下腹部の左側から右側に向かって巻付ける。その際、図4(a)において一点鎖線矢印で示すように、内側に取り付けられた面ファスナ40,40と、外側に取り付けられた面ファスナ41,41との位置を合わせ、互いに対向する面ファスナ40,41同士を張り合わせる。これにより、図4(b)に示されるように下前30U及び上前30Tが身体に固定され、下衣襦袢30の着用が完了する。
次いで、図5(a)に示されるように、下衣3の下前3Uを下衣襦袢30の上から下腹部の右側から左側に向かって巻付け、下衣3の上前3Tを下衣襦袢30の上から下腹部の左側から右側に向かって巻付ける。その際、図5(a)において一点鎖線矢印で示すように、内側に取り付けられた面ファスナ42,42と、外側に取り付けられた面ファスナ43,43との位置を合わせ、互いに対向する面ファスナ42,43同士を張り合わせる。これにより、図5(b)に示されるように下前3U及び上前3Tが身体に固定され、下衣3の着用が完了する。
図6を参照して、下衣3の着用が完了すると、上衣2を羽織り、半襟21を胸部の前で下前21U、上前21Tの順に交差させ、一定の襟角度(例えば、45度)とした位置で図示しない面ファスナ同士を張り合わせる。その上から、身頃20の前身頃を腹部の前で下前20U、上前20Tの順に重ね合わせた後、ベルト22の下前22Uを腹部の右側から左側に向かって巻付け、ベルト22の上前22Tを腹部の左側から右側に向かって巻付け、図示しない面ファスナ同士を張り合わせて、上衣2を身体に固定する。
上衣2を身体に固定すると、予め適正位置に調整された身頃20の下端部によっておはしょりが形成され、上衣2の上から帯4を着用することで、図1に示されるように、二部式着物1の着付けが完了する。尚、上衣2を身体に固定する際に、ベルト22とは別に紐を使用してもよく、ベルト22だけで体に固定することが限定されるものではない。
以上説明してきたように、本実施例の二部式着物1は、下衣3が下衣襦袢30に固定されて相対的な位置決めがされているので、簡便に且つ見栄えよく着用することができる。
また、下衣3が下衣襦袢30に固定されており、着丈に併せて下衣襦袢30を巻付けるだけで下衣3の着丈も調整できる。これに対して、上下にひとつながりに延びて形成された長襦袢に下衣が固定された態様であれば、長襦袢を纏い、長襦袢の下衣側の着丈を調整し、紐等でその着丈を保持する必要があるため、下衣3の着丈の調整が長襦袢に影響される。すなわち、本実施例の二部式着物1は、襦袢に影響されずに下衣3の着丈を調整できる。
また、下衣3の下前3U及び上前3Tは、下衣襦袢30の上前30T及び下前30Uに対して固定されておらず相対的に動かすことができることから、下前3U及び上前3Tと、下前30U及び上前30Tと、の位置を身体に対して別々に調整できる。換言すれば、下衣襦袢30に影響されずに下衣3の下前3Uや上前3Tの位置を調整できる。加えて、着用した下衣襦袢30の上に下衣3を着用することで、下衣襦袢30の上前30T及び下衣3の上前3Tのそれぞれの側端が直接重ることを防止できるため、裾さばきの際に、下衣3の上前3Tと下前3Uとの間から下衣襦袢30が不自然に露見することを回避できる。
また、下衣襦袢30の後身頃30Bの上端部と下衣3の後身頃3Bの上端部とが互いに沿った状態で固定されているため、着用するだけで、下衣襦袢30の後身頃30Bの上端部と下衣3の後身頃3Bの上端部とが略直線状に揃うことから、下衣襦袢30上下端部及び下衣3上下端部を垂直(上下位置)に調整しやすい。
また、下衣3と下衣襦袢30との固定部位には、その両端部にシャーリング部31,31が形成されていることから、下衣3と下衣襦袢30とを体型に合わせて伸縮させることができる。さらに、シャーリング部31,31による適度な締め付けを得やすいことから、例えば紐等で下衣及び下衣襦袢を締め付けた際のように、締め付けが緩むことで下衣及び下衣襦袢が着崩れしにくく、着崩れを防止するために強く締め付ける必要が無いため、快適である。
また、シャーリング部31は、下衣3の後身頃3Bの左右両端部に離間して形成されており、下衣3及び下衣襦袢30を着用した際に右腰側または左腰側に位置するため、正面側または後方側から見え難いばかりでなく、上衣2の右袖20Rや左袖20Lによって隠れやすいことから、シャーリング部31の伸縮幅を確保しながら皺を目立たないようにすることができる。
また、下前3Uは、角3R部分の丈が他の部分よりも小寸となっていることから、屈伸時に下衣3の下前3Uが上前3Tの下端から下方に突出することを抑制できる。
また、上衣2の身頃20は、一枚布で一つ身状に形成されていることから、後身頃20Bの背縫いが無いので、背中心と背骨とのずれを目立たないようにすることができる。同様に、下衣3も、一枚布で一つ身状に形成されていることから、後身頃3Bの背縫いが無いので、背中心と背骨とのずれを目立たないようにすることができる。
また、上衣2の内側に上衣襦袢を着用する必要が無く、一般的なTシャツやインナー等でよいことから、道具を揃えにくい海外であっても、より簡便に着物を着用できるとともに、その着物を楽しむことができる。
また、図1を参照して、右袖20Rの内側には、上衣襦袢の袖23が縫い付けられており、左袖20Lの内側にも上衣襦袢の袖23が縫い付けられている。これにより、一般的な着物と同様に右袖20R及び左袖20Lから上衣襦袢の袖23が見えることから、一般的な着物と同様の品格を保つことができる。
また、半襟21の下前21U及び上前21Tは、身頃20の襟に対して相対的に動かすことができるため、着付けの出来栄えを左右する襟抜きや襟幅を一定に保ちながら体型に合わせて一定の襟角度をつくるとともに、その襟角度を面ファスナによって容易に保持することができる。なお、襟合わせにおいては、予め後身頃の衿部分がV字状にカットされて襟抜き縫製された身頃20の襟や半襟21を用いることによって、上衣2を着用するのみできれいな襟抜きが形成される。
また、身頃20の後身頃20Bには、ベルト22が縫い付けられていることから、上衣2を着用する際に、上衣2の下前20Uや上前20Tを腹部の前で重ねた状態を一方の手で保持しながら他方の手でベルト22の下前20Uや上前20Tを腹部に巻付けることができるため、上衣2の下前20Uや上前20Tがずれにくい。
また、通常の着物では、下前及び上前の裾部分の角を上方に引き上げて裾長さを調整することで、階段を上る際等に下前や上前を踏みにくくすることがある。これに対して本実施例の下衣3は、角3R,3Lによって、下衣3の上端部を略水平にして着用するだけで調整後の裾長さの状態となることから、裾長さの調整といった技術を必要としないため、簡便である。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、下衣3は、下衣襦袢30に固定された態様として説明したが、これに限らず、長襦袢に固定されていてもよい。また、下衣3は、後身頃3Bの上端部が下衣襦袢30の後身頃30Bの上端部に固定されている態様として説明したが、これにばかりでなく、後身頃3B,30Bから下前3U,30Uまたは上前3T,30Tまで固定されている態様であってもよい。
また、下衣3及び下衣襦袢30は、対向する面ファスナを張り合わせることで身体に固定される態様として説明したが、これに限らず、下衣3または下衣襦袢30に取付けられた一対の紐、独立した紐、ボタン等で身体に固定される態様であってもよい。
また、上衣2は、ベルト22が帯4としての美観性や装飾性を兼ねていてもよい。
また、上衣2は、ベルト22を有さず、上衣2に取付けられた面ファスナ、上衣2に取付けられた一対の紐、独立した紐、ボタン等で身体に固定される態様であってもよい。この態様であれば、帯4を装着しなくともよい。おはしょりについても、上衣2を身体に固定すると、予め適正位置に調整された身頃20の下端部によっておはしょりが形成される態様を説明したが、身頃20の下端部を内側へと折り返し、面ファスナやボタン同士を張り合わせる方法等でおはしょりを形成するようにしてもよい。
また、シャーリング部31,31は、下衣3の後身頃3Bの左右両端部に形成されている態様として説明したが、これに限らず、後身頃3Bの左右方向中央部に一つだけ形成されていてもよく、所定間隔置きまたは非所定間隔置きに複数形成されている態様であってもよく、限定されるものではない。さらに、シャーリング部は、下衣や下衣襦袢それぞれに形成されていてもよく、その一方のみに形成されていてもよい。
また、下衣3は、下前3Uまたは上前3Tと後身頃3Bとの境界がシャーリング部31の右端または左端である態様として説明したが、これに限らず、下前3Uまたは上前3Tと後身頃3Bとの境界がシャーリング部または下衣3及び下衣襦袢30の固定部位とは離間した位置であってもよく、その位置が限定されるものではない。下衣襦袢30についても同様である。
また、上衣2は、絹ばかりではなく麻、合成繊維等で形成されていてもよく、その素材が限定されるものではない。これは、下衣3、下衣襦袢30についても同様である。例えば、合成繊維で形成されていれば、家庭でも簡単に洗濯することができるため、清潔感を維持し易い。
また、上衣2には、半襟21、ベルト22、上衣襦袢の袖23が縫い付けられている態様として説明したが、これに限らず、面ファスナ、ボタン等で着脱可能に固定される態様であってもよい。同様に、下衣3及び下衣襦袢30も、面ファスナ、ボタン等で着脱可能に固定される態様であってもよい。この態様であれば、素材に応じて洗い分けることが容易である。
また、上衣2には、上衣襦袢の袖23ばかりでなく、上衣襦袢の身頃が縫い付けられていてもよい。
1 二部式着物
2 上衣
3 下衣
3T 上前
3U 下前
20 身頃
30 下衣襦袢
31 シャーリング部

Claims (8)

  1. 上衣と、腰巻状の下衣と、から成る二部式着物であって、
    前記下衣は、該下衣の内側に着用する襦袢に固定されていることを特徴とする二部式着物。
  2. 前記襦袢は、下衣襦袢であることを特徴とする請求項1に記載の二部式着物。
  3. 前記下衣襦袢と前記下衣とが少なくとも左右いずれかの端部を残して固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の二部式着物。
  4. 前記下衣襦袢と前記下衣とが上部で固定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の二部式着物。
  5. 前記下衣と前記襦袢との固定部位には、シャーリング部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の二部式着物。
  6. 前記シャーリング部は、前記下衣における後身頃の左右両端部に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の二部式着物。
  7. 前記下衣における下前の褄先の丈が他の部位よりも小寸となっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の二部式着物。
  8. 前記上衣は、身頃が一つ身状であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の二部式着物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7304605B1 (ja) * 2023-03-08 2023-07-07 豊喜 井原 セパレート着物

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