JP3124351U - 装飾着物 - Google Patents

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Abstract

【課題】好みの位置にフリルやレースなどの装飾を取り付け固定して、着物地のよさを保ちながら視覚性、装飾性を高めた装飾着物を提供する。
【解決手段】着物の一部を裁断して裁断部を形成し、裁断部にフリルを縫い合わせる。着物の一部を裁断して切出し部を形成し、切出し部にレースを縫い合わせたてもよい。着物の一部は、衿、おくみ、身頃、袖または裾から選択され得る。あるいは、衿の端縁、おくみの端縁、裾または袖口のいずれか1以上の部分にフリルを縫い合わせてもよい。または、帯の下端部にレースを縫い合わせてもよい。さらには、衿、おくみ、身頃、袖、裾または帯のいずれか1以上の部分をレースで形成してもよい。
【選択図】図1

Description

本考案は、装飾性の高い着物に関するものである。
着物には振袖、色無地、小紋、浴衣などがあり、用途に応じて使い分けられる。また、着物は一般に高価であるが、浴衣のように手軽に手に入るものも有る。
通常、着物は幅38cm、長さ1200cmの反物を、例えば図13のように裁断し、各部分を縫い合わせて作る。すなわち、図13において、反物1から、袖10を2枚、後身頃12と前身頃14を2枚、おくみ16を2枚、掛け衿18と衿20を1枚ずつ、その他居敷当22、肩当て24などを裁断して縫い合わせ、図14のような着物2を縫製する。
着物は日本古来の伝統的着衣であるが、生活様式の西洋化や着付けの煩雑さなどの理由から、近年ではあまり着用する人はいなくなっている。また、若者のファッションも多様化し、色とりどりのレース生地で形成された洋服や、フリルやリボン等を取り入れたファッション性豊かな服装が好まれるようになっている。
そこで着物にもフリルやレースなどの装飾を取り入れようという考案がなされている。特許文献1には、フリル又はレース又は古布を、両面テープを用いて浴衣・着物の衿や袖口に着脱可能に取りつけて装飾性を向上させた浴衣等が開示されている。しかしテープ等でフリルなどを着物に固定すると、着物の生地を傷めやすく糊などの汚れが落ちにくくなる。また、祭りなどの人ごみでは、せっかくの装飾も人との接触によって落とす場合が考えられる。
また、特許文献2には、着物をレース生地から製造する方法が開示されている。しかし、着物全体をレース生地から作るため、着物特有の気品や美しさが失われ、また、フリルなどの装飾部分の位置も固定されてしまう。
実願2004−5414号公報 特開平6−158404号公報
そこで、本考案は、好みの位置にフリルやレースなどの装飾を取り付け固定して、着物地のよさを保ちながら視覚性、装飾性を高めた装飾着物を提供しようとする。
本考案の装飾着物は、着物の一部を裁断して裁断部を形成し、該裁断部にフリルを縫い合わせる。
本考案の装飾着物は、着物の一部を裁断して切出し部を形成し、該切出し部にレースを縫い合わせたてもよい。
本考案の装飾着物は、前記着物の一部は、衿、おくみ、身頃、袖または裾から選択され得る。
本考案の装飾着物は、衿の端縁、おくみの端縁、裾または袖口のいずれか1以上の部分にフリルを縫い合わせてもよい。
本考案の装飾着物は、帯の下端部にレースを縫い合わせてもよい。
本考案の装飾着物は、衿、おくみ、身頃、袖、裾または帯のいずれか1以上の部分をレースで形成してもよい。
本考案の装飾着物は、後身頃と前身頃間の下半身部を裁断または開放してスリットを設け、該スリットを挟んだ該後身頃と該前身頃の端部にフリルを縫合し得る。
本考案の装飾着物は、身頃の下半身部の上下に裁断を入れて裁断部を形成し、該裁断部を挟んだ該身頃の下半身部の両端にレースを縫合してもよい。
本考案によると、好みの位置にフリルやレースなどの装飾を縫合することによって、着物の視覚性、装飾性を高めた、ファッショナブルな着物を提供することができる。
また、本考案の装飾着物は、既製の着物にフリル等を縫合することができるので、反物から着物を縫製する必要がなく、安価に簡単に形成することができる。既製の着物と装飾の調和により、着物生地の格調を保ったままファッション性をも楽しむことができる。
フリルやレースなどを着物に縫合して固定するので、着脱式の装飾と異なり落とすことなく安心して着衣することができる。
さらに、本考案の装飾着物は、後身頃と前身頃の下半身部を開放してスリットを設けてそれぞれの端部にフリルを縫い付け、あるいは身頃の下半身部に裁断を入れて裁断部分に遊びを持たせてレースを縫い付けて形成することもできるので、従来の着物にはなかった機動性を生じさせることができるとともに、縫合したフリルまたはレースによってファッション性を高めることができる。
本考案に係る装飾着物は、既製の着物または反物の一部を裁断して裁断部を形成し、当該裁断部にフリルを縫い合わせる。あるいは、裁断を行なわずに、単にフリルを着物に縫い合わせてもよい。
または、本考案の装飾着物は、既製の着物または反物の一部を裁断して切出し部を形成し、当該切出し部にレースを縫い合わせる。あるいは、最初から着物の一部をレースで形成してもよい。既製の着物の一部を切り出した部分及びレースで形成した当該着物の一部を、以下「切出し部」といい、また、本明細書においてフリルとは、幅の狭い布片やレースなどで、襞をとったりギャザーを寄せたりして波形にした飾縁及びリボン等をいうものとする。
本考案の装飾着物は、既販の浴衣などの着物の一部にフリルをミシンなどで縫い込んだり、着物の一部を裁断して裁断部を形成し、当該裁断部にフリルやレースを挟み込んで縫い付けて縫製する。あるいは着物の一部を切出し、切出し部にレースを縫い付けて縫製してもよい。なお、装飾着物は既販の着物から形成する必要はなく、上記のように反物を裁断し、レース生地などと縫い合わせて作ってもよい。
裁断部や切出し部は、衿、おくみ、身頃、袖または裾などに形成される。1つの着物に複数の裁断部や切出し部がそれぞれ形成されてもよい。
以下、本考案に係る装飾着物を図面を参照して説明するが、便宜のため以下の実施例においては、着物として浴衣を用いる。尚、図において共通の要素には同一の符号を用いる。
図1は、衿の端縁202及びおくみの端縁162にフリルを縫い合わせた装飾着物50を表す。既製の浴衣の衿の端縁202及びおくみの端縁162にフリルをミシンで縫い付けて形成する。フリルの色を選択し、フリルと同色の糸を使用してフリルを縫合することにより、縫目を目立てせなくすることができる。
浴衣を裁断し、裁断部にフリルを縫い付けてもよい。本実施例は、裁断部が衿の一部である装飾着物を示す。
図2は、衿と前身頃との境界204及びおくみの端縁162にフリルを縫い合わせた装飾着物52を表す。浴衣の衿と前身頃との境界204を衿20に沿って裁断し、フリルを裁断部に挟んで縫い合わせる。おくみの端縁162にも上記実施例1と同様にフリルを縫い付けて装飾着物52を縫製する。
図3は、袖10を裁断せずに、直接ギャザーを縫い付けた装飾着物54を表す。袖10を裁断し、ギャザーの代わりに通常のフリルを裁断部に縫合してもよい。
本実施例は、裁断部が袖、身頃及びおくみの一部である装飾着物を示す。図4は、袖10にフリルを縫合するとともに、前身頃14とおくみ16も裁断してフリルを縫いつけた装飾着物56を表す。おくみ16と前身頃14に縫合されたフリルは、後身頃12まで延逢されていてもよい。
図5のように、後身頃12と前身頃14の下半身部を開放してスリットを設け、それぞれの端部にフリルを縫い付けてもよい。装飾着物58のようにスリットを設けることにより、従来の着物にはなかった機動性を生じさせることができるとともに、スリット部に縫合したフリルによってファッション性を高めることができる。
裁断部を裾の一部に設けてもよい。あるいは裾や袖口にフリルを直接縫い付けてもよい。図6は、袖口102、裾13、帯26にフリルを縫合した装飾着物60を表す。胸にコサージュ等のアクセントを入れてもよい。
本考案に係る装飾着物は、既製の着物の一部を切り出して、当該切出し部にレースを縫い合わせてもよい。あるいは、最初から着物の一部(切出し部)をレースで形成してもよい。
図7の装飾着物62は、衿20とおくみ16を切出し部とし、当該部分をレースで形成した。
レースとフリルとを組合わせて縫合してもよい。図8は、帯26をレースで形成し、袖口102にフリルを縫い付けた装飾着物60を表す。レース生地とフリルとを組合わせて用いることにより、装飾性をより高めることができる。
レース地でつくる切出し部は、フリルを縫合する裁断部と異なり、大きくすることができる。例えば図9aの装飾着物66のように、袖10の肘部から下半分と、裾13から膝下の部分をレースで形成し、よりファッション性を高めることもできる。
あるいは図9bの装飾着物67のように、帯26上の上半身全体、即ち身頃12、14の上半身部、衿20、袖10をレースにより形成してもよい。より洋服に近い感覚で浴衣を着ることができる。
あるいは図10のように、前身頃14及び/または後身頃12の下半身部に裁断を入れ、裁断部分に遊びを持たせてレースを縫い付けてもよい。装飾着物68のように裁断部間に余裕を持たせることにより、従来の着物にはなかった動きやすさを生じさせることができるとともに、裁断部間に縫合したレースによってお洒落を楽しむことができる。
以上、本考案について実施例を用いて説明したが、本考案に係る装飾着物は上記実施例に限定されない。図11a、図11bのように、帯26の下部にレース地を縫合してもお洒落な装飾着物70、71を作ることができる。レース地は帯下に軽く縫い付けるだけでもよく、レースに紐を縫い付けて帯下で結び、エプロンのように使用してもよい。いろいろな柄のレース生地を楽しむことができる。
あるいは図12の装飾着物72のように、衿20やおくみ16に沿って一部を切り出して、当該切出し部にレースを縫い合わせてもよい。このように、上記裁断部や切出し部は任意の位置であってよい。
また、上記実施例においては、着物として浴衣を用いて説明したが、本考案の装飾着物は浴衣に限定されない。すべての種類の和服着物を含むものとする。
また、本考案の装飾着物に縫い付けるフリルやレースの材料、形状、大きさは、特に限定されない。フリルには、襞をとったりギャザーを寄せたりして波形や蝶形等にした飾縁やリボンその他のデザインを含み、大きさ、生地も任意の種類が本願考案の範囲に含まれるものとする。
また、フリルやレース、着物の色・模様も限定されない。様々な色・模様・図形を自由に組合わせて、着物の装飾性、ファッション性を高めることができる。
その他、本考案は、洋服に対して用いられるあらゆる装飾法を応用することができ、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
本考案の実施例1の装飾着物を表す正面図。 本考案の実施例2の装飾着物を表す正面図。 本考案の実施例3の装飾着物を表す正面図。 本考案の実施例4の装飾着物を表す正面図。 本考案の実施例5の装飾着物を表す正面図。 本考案の実施例6の装飾着物を表す正面図。 本考案の実施例7の装飾着物を表す正面図。 本考案の実施例8の装飾着物を表す正面図。 本考案の実施例9の装飾着物を表す正面図。 本考案の実施例9の他の形態の装飾着物を表す正面図。 本考案の実施例10の装飾着物を表す正面図。 本考案のその他の形態の装飾着物を表す正面図。 本考案の更にその他の形態の装飾着物を表す正面図。 本考案の更にその他の形態の装飾着物を表す正面図。 反物の裁断部分を表す平面図。 従来の着物の正面図。
符号の説明
1:反物
2:着物
10:袖
102:袖口
12:後身頃
13:裾
14:前身頃
16:おくみ
162:おくみの端縁
18:掛衿
20:衿
202:衿の端縁
204:衿と前身頃との境界
22:居敷当
24:肩当て
26:帯
50、52、54、56、58、59、60、62、64、66、67、68、69、70、72:本考案に係る装飾着物

Claims (9)

  1. 着物の一部を裁断して裁断部を形成し、該裁断部にフリルを縫い合わせた装飾着物。
  2. 前記着物の一部は、衿、おくみ、身頃、袖または裾から選択される請求項1に記載の装飾着物。
  3. 着物の一部を裁断して切出し部を形成し、該切出し部にレースを縫い合わせた装飾着物。
  4. 前記着物の一部は、衿、おくみ、身頃、袖または裾から選択される請求項3に記載の装飾着物。
  5. 衿の端縁、おくみの端縁、裾または袖口のいずれか1以上の部分にフリルを縫い合わせた請求項1乃至4に記載の装飾着物。
  6. 帯の下端部にレースを縫い合わせた請求項1乃至5に記載の装飾着物。
  7. 衿、おくみ、身頃、袖、裾または帯のいずれか1以上の部分をレースで形成した請求項1乃至6に記載の装飾着物。
  8. 後身頃と前身頃間の下半身部を裁断または開放してスリットを設け、該スリットを挟んだ該後身頃と該前身頃の端部にフリルを縫合した装飾着物。
  9. 身頃の下半身部の上下に裁断を入れて裁断部を形成し、該裁断部を挟んだ該身頃の下半身部の両端にレースを縫合した装飾着物。
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