JP3138876U - レーシーベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】レース素材を用いたアウターのレイヤードルックを自由に楽しむことができるとともに、アウターとレース素材の組み合わせの自由度を高め、レーヤードルックの軽便性や多様化、更には経済性を向上させることが可能なレーシーベルトを提供する。
【解決手段】所定の形状に裁断されたレース素材からなる装飾部と、装飾部を人体又は服に装着するための装着部とを備えるように構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、レース素材を使用したレーシーベルトに関するものである。
近年、複数枚の服を重ね着するレイヤードスタイルが流行しており、特に若者達の間では、定番となっている。このレーヤードスタイルでは、例えば、キャミソールとTシャツを重ね着するなど、重ね着するアイテムも着用する枚数も実に様々となっている。
また、最近は、女性らしさを演出するため、レース素材を用いたアウターが流行している。かかるレース素材を用いたアウターでは、洋服の襟元や裾、あるいは袖先などにレースをあしらうことによって、女性の素肌をレース素材を介して露出させ、女性らしさをより一層演出するように構成されている。
その際、上記レース素材は、アウターとしての洋服のデザインや色に合わせて選択され、所定の形状に裁断された状態で、洋服の襟元や裾、あるいは袖先などに縫着されることによって装着される。
また、上記レース素材を用いたアウターなどを他の服と重ね着するレイヤードルックの場合には、レース素材を用いたアウターにフィットした服を選択し、当該レース素材を用いたアウターの下又はアウターの上に重ね着するようにしている。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記複数枚の服を重ね着するレイヤードスタイルでは、実際に、服の丈やカラーなどをバランス良く組み合わせて、おしゃれに着こなすことは難しい。複数枚の服を重ね着する上では、服の丈や襟繰りなどのバランスが重要であるが、重ね着を目的として服を選んで購入する際には、実際に重ね着する服を着用しなければ、服の丈や襟繰りなどのバランスが判らず、服を購入するときに、手持ちのアイテムとの組み合わせを見ることが難しいという問題点を有している。
そのため、多くのユーザーは、予め、重ね着用に組み合わされた複数枚の服を購入し、いつも同じ組み合わせでしか、レーヤードルックを実現することができず、レーヤードルックを十分エンジョイすることができず、レーヤードルックの多様化や経済性に欠けるという問題点を有している。
また、従来のレース素材を用いたアウターの場合には、洋服の襟元や裾、あるいは袖先などにレース地が縫着されており、当該レース素材を用いたアウターを他の服と重ね着するレイヤードルックにおいては、レース素材が重ね着する服とフィットするか否か等を考慮する必要がある。そのため、上記レース素材を用いたアウターの場合には、重ね着する服の種類が限定されてしまい、レイヤードルックを十分エンジョイすることができないという問題点を有している。
また、上記レース素材を用いたアウターの場合には、洋服の襟元や裾、あるいは袖先などにレース地が縫着されているため、他のレース素材を用いたアウターと重ね着する際には、洋服同士のコーディネート以外にレース素材同士のコーディネートも考慮する必要があり、組み合わせの自由度が減少せざるを得ず、レイヤードルックの多様性が減少するという問題点を有している。
さらに、上記レース素材を用いたアウターにおいては、洋服そのものが気に入っていても、レース素材の柄や色等が気に入らない場合、レース素材のみを取り替えることができず、レース素材を用いたアウターを我慢して、当該アウターの着用を諦める必要があり、ユーザーのニーズに十分応えることができず、経済的ではないという問題点をも有している。
そこで、この考案は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、レース素材を用いたアウターのレイヤードルックを自由に楽しむことができるとともに、アウターとレース素材の組み合わせの自由度を高め、レーヤードルックの軽便性や多様化、更には経済性を向上させることが可能なレーシーベルトを提供することにある。
すなわち、請求項1に記載の考案は、所定の形状に裁断されたレース素材からなる装飾部と、
前記装飾部を人体又は服に装着するための装着部とを備えたことを特徴とするレーシーベルトである。
また、請求項2に記載の考案は、前記装着部は、ベルト状の部材によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレーシーベルトである。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記装着部は、人体に装着する部分の長さが調節可能となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーシーベルト。
又、請求項4に記載の発明は、前記レーシーベルトは、人体の腹部に着用されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のレーシーベルトである。
更に、請求項5に記載の発明は、前記装着部は、装飾部の上端部に縫着されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレーシーベルトである。
また、請求項6に記載の発明は、前記装着部の両端部には、当該装着部の両端部を互いに係合させる係合部材が幅方向に複数列設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレーシーベルトである。
この考案によれば、レース素材を用いたアウターのレイヤードルックを自由に楽しむことができるとともに、アウターとレース素材の組み合わせの自由度を高め、レーヤードルックの軽便性や多様化、更には経済性を向上させることが可能なレーシーベルトを提供することができる。
以下に、この考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの考案の実施の形態1に係るレーシーベルトを着用した状態を示すものである。
図2において、1はレーシーベルトを示すものであり、このレーシーベルト1は、例えば、女性がTシャツ等のトップス2や、パンツやスカート等のボトム3を着用した際に、当該トップス2の裾部に位置する女性のウエスト部などに、素肌の上に密着した状態で着用される。
上記レーシーベルト1は、図1に示すように、所定の丈を有する無端のベルト状に形成されたレース素材等からなる装飾部4と、この装飾部4を人体又は服に装着するため、装飾部4の上端部に縫着された環状の装着部5とを備えるように構成されている。
上記装飾部4は、所定の幅を有するレース素材を、女性のウエストのサイズに合わせた長さに裁断し、当該レース素材の両端部を互いに縫着することによって、所定の丈を有する無端のベルト状に形成される。この装飾部4は、装着部5に対してミシン等によって縫い止めるか又は接着することにより装着される。
また、上記装着部5は、例えば、ゴム等の伸縮性を有するテープ体を所望の生地によって被覆して形成される。この装着部5は、装飾部4を構成するレース素材によって被覆しても良いが、他の生地を用いて形成しても勿論良い。この装着部5は、着用状態において、トップス2等のアウターから露出しないことが望ましい。
上記レーシーベルト1の構成としては、図3(a)に示すように、装着部5の下部5aを、フィッシュネット編等のラッセル編によるバインダー体を用いて構成したものであっても良い。また、上記装着部5は、トリコット編又は丸編、或いはサテン織等の二つ折りのものとして構成しても良い。さらに、このレーシーベルト1は、装着部5としてフィシュネット組織等のものを用いて、装飾部4と一体的に構成しても良い。
また、上記レーシーベルト1の構成としては、図3(b)に示すように、装着部5を構成する基布として、熱接着を前提とする樹脂加工を施したものを用い、当該基布を必要な幅に裁断した上、当該装着部5を二つ折りにした上下両端でレース地4をサンドイッチ状に挟持するように熱圧着させることにより、装着部5と装飾部4とを一体化したものである。なお、上記装着部5は、熱接着によらずに、装飾部4の上端部を挟持状態で縫着するように構成しても良い。
又、上記レーシーベルト1の構成としては、図3(c)に示すように、リング状部材8を介して、ベルト状の装着部5の両端を折り返し、当該折り返した装着部5の端部を、フック6とアイ7によって調節可能としたものであっても良い。ただし、この場合には、装着部5の調節代に装飾部4を設けることが困難となる。
このレーシーベルト1の構成としては、図4(a)に示すように、着脱の容易性や、人体のサイズヘの適合性を考慮して、装着部5をベルト状に形成し、当該ベルト状の装着部5の両端をフック6とアイ7によって、長さを調整自在に連結するように構成することができる。
なお、折り返しを固定化させるフック6とアイ7に代えて、図4(b)に示すように、ボタンホール7を備えたテープ体5とボタン6との組み合わせや、図4(c)に示すように、凹形状の係合部材7と凸形状の係合部材6との組み合わせによる凹凸方式であるアメリカンスナップ方式(一般的なスナップを含む)、図4(d)に示すように、ベルト状の装着部5の端部に縫い止められた引っ掛用の金具20と、二重編又は裏面にテープを縫い止めて形成された引っ掛部21との組み合わせ、あるいは面状ファスナー等の方式であっても良い。上記図4(b)に示すテープ体5は、ボタンホール7を一体的に編み立てたものが望ましい。
また、上記装着部5の連結部10は、図3(d)及び図5に示すように、二重構造を採用することにより、連結部10にも装飾部4を設けるように構成することができる。なお、上記装着部5の連結部10は、図5及び図6(a)に示すように、装着部5に凹形状の係合部材7と凸形状の係合部材6との組み合わせによる凹凸方式であるアメリカンスナップ方式を上下に2列設けても良いし、図6(b)に示すように、装着部5に凹形状の係合部材7と凸形状の係合部材6との組み合わせによる凹凸方式であるアメリカンスナップ方式を1列のみ設けても良い。ここで、図6では、アメリカンスナップ方式の凹形状の係合部材を符号22で、凸形状の係合部材を符号23で示しているが、図5に示す凹形状の係合部材7及び凸形状の係合部材6と同一の部材である。
なお、図5及び図6(a)は、装着部5の片側(上側裏面)の端部に、凸形状の係合部材6、23を配置し、装着部5の下側表面の端部に、凹形状の係合部材7、22を配置している。また、図5及び図6(a)に示すように、装着部5に凹形状の係合部材7と凸形状の係合部材6との組み合わせによる凹凸方式であるアメリカンスナップ方式を装着部5の長手方向と直交する幅方向に沿って複数列(例えば、2列)設けることにより、幅の広い装着部5にも対応することができるようになっている。
さらに、図6(b)では、装着部5の端部に凸形状の係合部材23が1つ設けられているとともに、当該凸形状の係合部材23に対して等間隔が凹形状の係合部材22が複数個設けられている。そのため、装着部5の端部は、凸形状の係合部材23が必ず何れかの凹形状の係合部材22に係合され、装着部5の端部がはみ出したりする虞れがない。
以上の構成において、この実施の形態に係るレーシーベルトでは、次のようにして、レース素材を用いたアウターのレイヤードルックを自由に楽しむことができるとともに、アウターとレース素材の組み合わせの自由度を高め、レーヤードルックの軽便性や多様化、更には経済性を向上させることが可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係るレーシーベルト1は、例えば、図7に示すように、人体のウエスト部11の上方に着用されるが、その際、装着部5は、トップス2の下に位置して、外部に露出しなように着用され、多くは人体に直接セットする。
また、このレーシーベルト1は、図8に示すように、人体のウエスト部11の下方に着用しても良く、この場合には、多くは人体には直接セットされず、パンツ等のボトム3の上にセットされるようになっている。
上記レーシーベルトの装飾部4は、アウターファッションとの連動性、調和性、又はアンバランス性を含め、限定されるものではできないが、概ねレーシーと言う感覚に追従する軽やかなレース素材がべースとなる。
さらに、上記レーシーベルト1の装着部5は、図7(b)に示すように、人体に直接着用することを考慮し、吸汗性や通気性等の衛生面と、位置がズレ難いが、強く締め付けるのでなく肌への抵抗が少ない、タッチがソフトである等の要求に加え、幅広い体形に調和するための伸張率等が望まれる。
この機能は、図8(b)に示すように、アウターのパンツ等のボトム3にセットする場合であっても、衛生面での要求を低下させるのでなく、同じ要求を満たすことはベターである。また、この場合には、直接肌に接しないことからすれば、ズレを防止するための、粘着加工を裏面に施すことが望ましい。この粘着加工は、シリコン等であれば、人体にセットする装着部5に利用することも可能であり、この場合には、図3(a)に示すようなフィッシュネットタイプがソフトであり且つ滑りにくく望ましい。
図1はこの考案の実施の形態1に係るレーシーベルトを示す構成図である。 図2はこの考案の実施の形態1に係るレーシーベルトを装着した状態を示す説明図である。 図3はこの考案の実施の形態1に係るレーシーベルトの変形例をそれぞれ示す構成図である。 図4はこの考案の実施の形態1に係るレーシーベルトの他の変形例を示す構成図である。 図5はこの考案の実施の形態1に係るレーシーベルトの他の変形例を示す構成図である。 図6はこの考案の実施の形態1に係るレーシーベルトの他の変形例を示す構成図である。 図7はこの考案の実施の形態1に係るレーシーベルトを装着した状態を示す説明図である。 図8はこの考案の実施の形態1に係るレーシーベルトを装着した状態を示す説明図である。
符号の説明
1:レーシーベルト、4:装飾部、5:装着部。

Claims (6)

  1. 所定の形状に裁断されたレース素材からなる装飾部と、
    前記装飾部を人体又は服に装着するための装着部とを備えたことを特徴とするレーシーベルト。
  2. 前記装着部は、ベルト状の部材によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレーシーベルト。
  3. 前記装着部は、人体に装着する部分の長さが調節可能となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーシーベルト。
  4. 前記レーシーベルトは、人体のウエスト部に着用されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のレーシーベルト。
  5. 前記装着部は、装飾部の上端部に縫着されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレーシーベルト。
  6. 前記装着部の両端部には、当該装着部の両端部を互いに係合させる係合部材が幅方向に複数列設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレーシーベルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013142213A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Finetrack:Kk 重ね着用の衣服および重ね着用衣服群

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