JP2001040510A - 車椅子用雨衣 - Google Patents
車椅子用雨衣Info
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- JP2001040510A JP2001040510A JP11206093A JP20609399A JP2001040510A JP 2001040510 A JP2001040510 A JP 2001040510A JP 11206093 A JP11206093 A JP 11206093A JP 20609399 A JP20609399 A JP 20609399A JP 2001040510 A JP2001040510 A JP 2001040510A
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Abstract
での着易さ、着せ易さ、また、脱ぎ易さ、脱がせ易さ、
動きやすさを付与し、かつ着用時の着衣の乱れを防ぎ防
水性、審美性を兼ね備えた雨衣を提供する。 【解決手段】前身頃(1)は、着用者の両足元を包み込
むことができるようになっており、脇部分で後身頃
(2)に接合され、該前身頃(1)の裾と該後身頃
(2)の裾とで開口部を形成し、該開口部の周囲には弾
性素材を挿入もしくは縫い付けてある車椅子用雨衣。
Description
に優れた車椅子用雨衣に関する。
を基本に、機能性の面では着用時の着心地の良さ、動き
易さなどに主眼を置き衣服設計されている。また、審美
性の面でもやはり立位状態での見た目の美しさなどを中
心にパターンメイク及び製造がなされているのが現状で
ある。したがって、雨の中、車椅子で移動しなければい
けない状況下では、従来の雨衣では身体全体を覆うこと
はできなかった。また、ポンチョ式のように頭からすっ
ぽりかぶり裾を開放する型では風雨により、雨衣が乱れ
て身体が濡れることも多かった。
時、車椅子で移動する時の雨衣に着座状態での着易さ、
着せ易さ、また、脱ぎ易さ、脱がせ易さ、動きやすさを
付与し、かつ着用時の着衣の乱れを防ぎ防水性、審美性
を兼ね備えた雨衣を提供することにある。
3003647号に登録されているポンチョ型車椅子用
レインコートが記載されているが、該形態では易着脱性
には効果はあるものの、車椅子との固定や、着用時の着
衣の乱れや防水性を解決することはできなかった。
は、前身頃と後身頃の上部には頭部を通すための第一の
開口部、両袖には腕部を通すための第二、第三の開口部
を有し、該前身頃は、着用者の両足元を包み込むことが
できるように、第一の開口部から前身頃中心部分の裾ま
での長さが、第一の開口部に相当する位置から脇部分の
裾までの長さより長くなっており、脇部分で該後身頃に
接合され、該前身頃の裾と該後身頃の裾とで第四の開口
部を形成し、該第四の開口部の周囲には弾性素材を挿入
もしくは縫い付けてあることを特徴とすることを特徴と
する車椅子用雨衣である。
一態様を示す図面を参照しつつ詳細に説明する。
用した状態の一態様を示す側面図、図2は、本発明の衣
服の一態様を示す前面図、図3は後面図、図4はセット
インスリーブにおける後身頃中心部で切り開いた図であ
る。
衣で隠れている部分を示す。
(4)に有する第二(6)、第三(7)の開口部に通
し、上部に設けられた第一の開口部(5)に頭部を入れ
る。次に後身頃(2)を車椅子の持ち手(押し手)に引
っかけ、前身頃(1)を身体の前面から膝を通り足先お
よびフットプレート全体に広げながら着用する。このと
き、タイヤ(17)には雨衣がかぶらないように注意す
る。
口部から前身頃中心部分の裾までの長さ(9)が、第一
の開口部に相当する位置から脇部分の裾までの長さ(1
0)より長くなっている。このように寸法差を設けるこ
とにより、その差寸分が足先およびフットプレートを包
み込むことが可能になる。寸法差の設け方は図4に示す
ような前身頃から連続した形でもよいし、また、寸法差
分の別布を縫い合わせても同じ効果が得られる。さら
に、曲線で脇部分(11)と前身頃の裾(12)を結ん
で差寸を設けても同じ効果が得ることができる。
水性、易着脱性の点に考慮すると、正面(前)において
はだけることがない無端状の開口部が好ましい。また、
デザインの一例として一部分が胸部近辺までの前あき部
分を有してもよく、その場合はファスナーやボタンで開
閉できるようにしておくことができる。
口部(8)の周囲にその周長の50〜100%に弾性素
材を挿入もしくは縫い付けて仕上げることが好ましい。
弾性素材の挿入もしくは縫い付け部分が50%より小さ
くなると雨衣の車椅子との固定が悪くなり、雨衣の裾が
めくり上がり、身体が雨に濡れたり、雨衣の裾がタイヤ
にかぶったりして好ましくない。この場合の弾性素材
は、500g荷重時に140〜230%の伸度を有し、
回復率も90%以上あるものが好ましい。
と、車椅子の持ち手にかけられた後身頃のほぼ中央に雨
水が溜まる。この状態で着用者が前屈みになったり方向
転換すると、溜まった水が後方に飛散し、着用者自身、
また、後方にいる介護者が濡れる状態を引き起こす。そ
こで、後身頃には直径1〜3cmの孔(15)を開けるこ
とにより、後身頃に溜まる雨水を徐々に下方に排水する
ことができる。該孔径が3cmを越えると雨水が雨衣内に
浸入し、身体が濡れる可能性が高いし、美観も損なう。
逆に孔径が1cmより小さいと雨水の排水効果が低いため
好ましくない。さらに、該孔(15)から20〜40cm
の長さの紐(16)を出すことにより、排水された雨水
が紐を伝って静かに下方に流すことができる。該孔径か
ら出ている紐が20cmより短いと雨水が紐を伝っても飛
散する可能性がある。逆に40cmを越えると車椅子のタ
イヤ(17)に巻き付く可能性があり危険性も高い。
常用いられる合成繊維もしくは天然繊維からなる布帛、
または耐水性シートからなる雨衣用素材を用いることが
できるが、好ましくは、ポリエチレンテレフタレート、
ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタ
レートなどのポリエステル繊維、ナイロン6、ナイロン
66などのポリアミド繊維からなる布帛を用いる。さら
に、こうした布帛にアクリルコーティングやウレタンコ
ーティング、各種ラミネート、撥水加工などを施して防
水性を向上させたものや、高密度に織布することにより
防水性を向上させたような防水素材を用いることがより
好ましい。
のためには、雨衣の縫い目の裏側に防水テープを貼るこ
とが有効である。
比較例をあげてさらに具体的に説明する。
着脱性、着用感、防水性、水抜け性、審美性(外観)お
よび安全性評価基準を表1に示す。
る。
わせる。
ル(袖付け)に左右の袖を縫い付ける。
開口部の周囲にその周長の50%、70%、100%に
弾性素材を挿入もしくは縫着する。
け、その孔から20cm、30cm、40cmの紐を出す。
性、着用感、防水性、水抜け性、審美性(外観)、安全
性の結果を表2に示す。
せ、裾を開放したポンチョ式雨衣を作製した。この評価
結果を表2に併記した。
この前身頃とほぼ同じ長さをもつ後身頃とを脇で縫い合
わせて左右袖を縫い付けた上衣と、ズボン形態をもつ下
衣で構成された二部式の雨衣を作製した。この評価結果
を表2に併記した。
の一部とその利用者全てを覆う型で、なおかつ、その後
身頃に溜まる雨水の処理に工夫をこらしているので、防
水性、易着脱性の向上等の効果がもたらされる。突然の
降雨時にでも車椅子上で容易に着脱することができる。
また、長時間着用していても雨水が浸入することはな
く、安心して外出することができる。
一態様を示す図である。
る。
る。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】前身頃と後身頃の上部には頭部を通すため
の第一の開口部、両袖には腕部を通すための第二、第三
の開口部を有し、該前身頃は、着用者の両足元を包み込
むことができるように、第一の開口部から前身頃中心部
分の裾までの長さが、第一の開口部に相当する位置から
脇部分の裾までの長さより長くなっており、脇部分で該
後身頃に接合され、該前身頃の裾と該後身頃の裾とで第
四の開口部を形成し、該第四の開口部の周囲には弾性素
材を挿入もしくは縫い付けてあることを特徴とする車椅
子用雨衣。 - 【請求項2】該第四の開口部の周囲にその周長の50〜
100%に弾性素材を挿入もしくは縫い付けてあること
を特徴とする請求項1記載の車椅子用雨衣。 - 【請求項3】該第四の開口部の周長の50〜100%に
弾性素材を挿入もしくは縫い付けてあることを特徴とす
る車椅子用雨衣。 - 【請求項4】後身頃中心部で切り開いた時、前身頃中心
部の裾が凸型を形成していることを特徴とする請求項1
または2記載の車椅子用雨衣。 - 【請求項5】該後身頃に直径1〜3cmの孔を有すること
を特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の車椅子用雨
衣。 - 【請求項6】該後身頃の孔の周辺から20〜40cmの長
さの紐を有することを特徴とする請求項5記載の車椅子
用雨衣。 - 【請求項7】介護衣料に用いることを特徴とする請求項
1〜6いずれかに記載の車椅子用雨衣。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20609399A JP3972525B2 (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 車椅子用雨衣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20609399A JP3972525B2 (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 車椅子用雨衣 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001040510A true JP2001040510A (ja) | 2001-02-13 |
JP3972525B2 JP3972525B2 (ja) | 2007-09-05 |
Family
ID=16517700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20609399A Expired - Fee Related JP3972525B2 (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 車椅子用雨衣 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3972525B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8329822B2 (en) | 2009-11-09 | 2012-12-11 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Fluoropolymer emulsions |
US8507601B2 (en) | 2009-11-09 | 2013-08-13 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Method using fluoropolymer emulsions |
WO2020017657A1 (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | 薫 佐久間 | 雨カッパ |
WO2022023804A1 (en) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 | Scoular Sunil | Hugsie |
-
1999
- 1999-07-21 JP JP20609399A patent/JP3972525B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8329822B2 (en) | 2009-11-09 | 2012-12-11 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Fluoropolymer emulsions |
US8507601B2 (en) | 2009-11-09 | 2013-08-13 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Method using fluoropolymer emulsions |
WO2020017657A1 (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | 薫 佐久間 | 雨カッパ |
WO2022023804A1 (en) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 | Scoular Sunil | Hugsie |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3972525B2 (ja) | 2007-09-05 |
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