JP2017537237A - 濡れたスポーツウェアの脱衣支援手段 - Google Patents

濡れたスポーツウェアの脱衣支援手段 Download PDF

Info

Publication number
JP2017537237A
JP2017537237A JP2017521590A JP2017521590A JP2017537237A JP 2017537237 A JP2017537237 A JP 2017537237A JP 2017521590 A JP2017521590 A JP 2017521590A JP 2017521590 A JP2017521590 A JP 2017521590A JP 2017537237 A JP2017537237 A JP 2017537237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sportswear
guide
undressing
drawstring
support means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017521590A
Other languages
English (en)
Inventor
フォルコ、マイケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from PCT/HR2014/000040 external-priority patent/WO2016075500A1/en
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JP2017537237A publication Critical patent/JP2017537237A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D1/00Garments
    • A41D1/04Vests, jerseys, sweaters or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/0015Sports garments other than provided for in groups A41D13/0007 - A41D13/088
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/012Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches for aquatic activities, e.g. with buoyancy aids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A41H43/00Other methods, machines or appliances
    • A41H43/04Joining garment parts or blanks by gluing or welding ; Gluing presses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G25/00Household implements used in connection with wearing apparel; Dress, hat or umbrella holders
    • A47G25/90Devices for domestic use for assisting in putting-on or pulling-off clothing, e.g. stockings or trousers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D2300/00Details of garments
    • A41D2300/20Inserts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D2400/00Functions or special features of garments
    • A41D2400/44Donning facilities

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Oceanography (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)
  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)

Abstract

本発明は、着用者の皮膚(90)にかなり密着して着用される上半身用スポーツウェア(10)のための、濡れたスポーツウェアの脱衣支援手段を開示し、前記脱衣支援手段は、対応する引き紐(30)を案内する1つ又は複数の案内部(20)、及び作動に使用する握り部(80)から構成される。案内部(20)は、前記上半身用スポーツウェア(10)の背部上に作製され、各案内部(20)は、裾部(11)の近くで始端し、スポーツウェア(10)の上側部に連続して伸長するか、又は1つ又は複数の中断部(24)を前記案内部(20)に沿って形成させて伸長する。握り部(80)を着用者の手で引くと、スポーツウェアの裾部(11)が着用者の首の方に持ち上がり、脱衣を容易にする。本発明は、通常のTシャツの脱衣手段として適用可能であり、高齢者又は障害者が前記上半身用衣類を脱衣するのを支援する。【選択図】図1D

Description

本発明は、スポーツウェアの脱衣支援手段を開示するものであり、この脱衣支援手段は、着用者が、濡れたスポーツウェア、特にスポーツウェアの上側部を脱衣することを支援する。前記支援手段は、更なる特定の技術的機能を有する衣類の細部に対処する技術分野に属する。
技術的問題
今日の健康的な生活に対する傾向には、より多くの人々が様々な室内外のスポーツ活動に携わることが挙げられ、こうしたスポーツ活動のために特殊な衣類が設計され、着用されている。上述の活動の一部は、着用者の皮膚にかなり密着するように設計されたスポーツウェアを使って実施される。活動の間、スポーツウェアは運動による汗、環境条件又はこれらの両方により濡れた状態になる。上半身用スポーツウェアが濡れた状態になると、着用者の頭から脱衣することがほぼ不可能であることが観察される。仲間の助けが必要となり、さもなければ、スポーツウェアが破損する高い危険性がある。このことは特に、高性能の極細繊維ポリエステル布を備える衣類において重要であり、この布は、体から汗を遠ざけ、汗を蒸発させる布表面上に汗を移動させるはずのものである。しかし、雨天時、又はきつい運動を行う間、スポーツウェアは完全に濡れた状態になり、脱衣が不可能になる傾向がある。
したがって、主な技術的解決法は、単純で確実であり、審美的に許容可能な支援手段を構成することであり、この手段は、濡れたスポーツウェア、特に着用者の皮膚にかなり密着するように設計された上半身用スポーツウェアを着用者の頭から簡単に脱衣させることを可能にする。
高齢者には、自身の脊柱、関節又は手足の健康状態のために、Tシャツ又は同様の衣類を頭から脱衣することに関して問題がある。肥満の人も同様に脱衣ができない可能性がある。したがって、主な技術的問題の解決策は、上記で観察される問題に容易に拡張することができる。本発明によると、着用者が首に触れることができれば、本発明による脱衣支援手段の使用が可能である。
上記の技術的問題は、1つ又は複数の案内部から基本的に構成されるデバイスにより解決され、1つ又は複数の案内部は、対応する、即ち、適合性のある引き紐を備え、引き紐は、衣類の背部に位置する裾部に取り付けられ、握り部により終端する。前記案内部は、好ましくは、上半身用衣類の背部上に位置し、案内部は、裾部付近で始端し、連続して、又は1つ若しくは複数の連続区分で衣類の頂部まで至る。
従来の現況技術
本発明により解決する技術的問題は、新規な脱衣支援手段の構造であり、脱衣支援手段は、体に密着する濡れたスポーツウェアを着用者の頭から脱衣することを支援する。当技術分野には周知の解決策があり、こうした解決策は、ジッパ又は機械式/磁気スナップを備え、ジッパ又は機械式/磁気スナップは、1つ又は複数の縁部に沿ってスポーツウェアのジッパ又はファスナを外すことを可能にし、脱衣手順を容易にする。しかし、そのようなジッパ又はスナップは、一人では取扱いが煩雑でもあり、言うまでもなく、そのような解決策は、ユーザの体に密着するスポーツウェアを着用する際の体感を局所的に変化させる。
本発明は、スポーツウェアの背部に位置する裾部を引き上げることにより、技術的問題を解決するものである。このことは、上記で引用した周知の解決策とはかなり異なる。本部門における従来の現況技術を検討する、即ち衣類の引上げ若しくは脱衣手段、又は衣類の少なくとも一部の引上げ若しくは脱衣手段を備える衣類を探索することは有益である。
おそらく、衣類の一部を引き上げる技術的解決策の中で最も早期のものの1つは、米国特許第560,683号(特許文献1)、発明者E.Bruckner、において述べられている。前記文献は、自転車に乗る人のためのズボンについて教示しており、このズボンは、ひざまで引き上げ、この短くした状態で保持することができる。実装されたシステムは、引き紐、及び係止システムを有する適切な案内部から構成される。
文献米国特許第724,758号(特許文献2)、発明者H.M.Todd、は、スカート又は裾部引上げ器について教示している。前記発明の目的は、女性用スカートの横幅部に対し手を使わずに、背部及び前記横幅部を引上げ且つ引下げるように構成したデバイスを提供することである。当該発明は、主にワイヤ・フレームから構成され、ワイヤ・フレームは、スカートの背部内に取り付けるように構成され、適切なテープ又はコードを通す適切なループを備え、テープ又はコードは、一緒に結ぶか、又は着用者の腰部に固着するように構成されている。
文献米国特許第2,127,763号(特許文献3)、発明者G.B.Bentz、は、オーバーコート、トップコート、レインコート、ケープ等の改良形態について教示している。前記発明の主な焦点は、前記衣類が、いす又は同様のものの上に置いた後、床上に引き下ろされないようにする、又は踏みつけられないようにするものである。衣類の収縮は、コード、テープ、小さなチェーン又は同様の手段によって達成され、これらは、衣類内の異なる位置に固定することができるため、効果的に裾部の持ち上げをもたらす。
文献米国特許第5,299,323号(特許文献4)、発明者A.Schaefer等、は、衣類に対し繰り返し調節可能な縁部を形成する調節システムを開示している。この調節システムは、コードを備える調節機構を提供しており、そのコードは、一端で、縁部内部で衣類に取り付けられている一方で、もう一端は、衣類に固着された継ぎ目内部の保持ポケット又は通路に通す。引用発明の利点は、調整技術が一切なくても、衣類を人に合わせることを可能にすることである。
文献米国特許第5,367,709号(特許文献5)、発明者N.A.Teasley、は、乳幼児のための調節可能な衣服を開示しており、この衣服は、子供の成長に合わせて長さを可逆的に調節するものである。調節は、側方継ぎ目に位置する引き紐により実施され、引き紐によって形成される結び目により固定される。
文献米国特許出願公開第2010/0281597号(特許文献6)、発明者J.A.Lang、は、即座に、妨げられることなく腰/ベルト・ラインに接近して必要な物を取り出す必要がある着用者のための、上半身用衣類内に装着される、衣類の部分持上げ/急速接近システムを開示している。急速接近システムは、着用者が、完全で妨げられることなく接近するのに適した腰/ベルト・ラインで、物を即座に露出させることを可能にするものであり、これは、胸ポケットにある単純なコードを引っ張ることによる。この動作は、衣類の底縁部にカーテンのような効果をもたらし、着用者が手にしたい物に素早く近づくことを支援する一方で、必要な活動の間、衣類の縁部を吊るしたままにする。
文献米国特許出願公開第2006/0143779号(特許文献7)、発明者C.Lee、は、互いに容易に着脱可能であり、脱衣支援手段としても働き得る2つのパネルを前後に有する衣服品を開示している。
文献米国特許出願公開第2011/2772121号(特許文献8)、発明者C.G.Jones、は、ユーザがコート等の外側衣類を脱がずに、脱ぐことができるベストを開示している。ベストは、前後を分離可能にするように面ファスナを使用する。分離を容易にするために、引張りコードは、後肩部に取り付けられ、ベストの背部で交差させ、反対側の腰回り付近で案内部に通す。引張りコードを引っ張ると、分離している反対側の肩部は、背部にわたって後ろ及び下に剥がれ、ユーザが、オーバーコートを脱がずにベストを脱ぐことを可能にする。
文献特開2002242008(特許文献9)、発明者F.Kawaguchi、は、簡潔な構造を有し、容易に脱衣されるボディースーツを開示している。前記ボディースーツは、腕部、及び開口を有する首部を有する上側胴部、並びに脚部を有する下側胴部を備え、少なくとも1つの引張り作業部材を使用して、首部の開口を変形させ、容易に脱衣するようにする。
上記で引用した文献からは、引用文献のいずれも、体に密着するスポーツウェアで観察される脱衣の問題を解決していないという結論を出すことは容易である。引き紐又はコードは、もっぱらズボン、スカート又は同様の衣類を引き上げ、衣類の外観及び機能を調節又は修正するために使用されており、皮膚に密着し、濡れているスポーツウェア、又は更には高齢者若しくは障害者が使用する通常のTシャツを脱衣する動作を実施するために使用されていない。
米国特許第560,683号 米国特許第724,758号 米国特許第2,127,763号 米国特許第5,299,323号 米国特許第5,367,709号 米国特許出願公開第2010/0281597号 米国特許出願公開第2006/0143779号 米国特許出願公開第2011/2772121号 特開2002242008
本発明は、着用者の皮膚にかなり密着して着用され、運動によりもたらされた汗、環境条件又はこれら両方により濡れている上半身用スポーツウェアのための、濡れたスポーツウェアの脱衣支援手段を開示する。
前記脱衣支援手段は、前記脱衣支援手段を作動させるのに使用する引き紐及び握り部を案内する1つ又は複数の案内部から構成される。
案内部は、前記上半身用スポーツウェアの背部上に作製され、着用者の皮膚の方を向くスポーツウェア内側表面上に位置するか、スポーツウェア外側表面上に位置するか、又はスポーツウェア両表面上に同時に位置する。各案内部は、裾部の近くに位置する案内部始端部を有し、前記案内部は、この裾部からスポーツウェアの上側部まで連続して伸長するか、又は1つ又は複数の中断部を前記案内部に沿って形成させて伸長する。
各引き紐は、接合領域において裾部と接続されている。前記引き紐は、対応する案内部始端部に入り、案内部終端部、又は2つ以上の案内部の接続部まで、対応する案内部を通過する。引き紐は、握り部、又は2つ以上の案内部の接続部内で別の引き紐に固定されて終端する。握り部を着用者の手で引くと、スポーツウェアの裾部が着用者の首の方に持ち上がる。
一変形形態では、各案内部は、スポーツウェアの面の一方に部分的に固定された材料から形成され、対応する引き紐が中で移動するのを妨害されないことを可能にする。案内部に使用する材料は、縫付け、超音波若しくはレーザ溶接を介して、前記材料を前記スポーツウェアに接着剤で留めることによって、又は当技術分野で公知のあらゆる他の方法によりスポーツウェアに固定される。1つの下位変形形態では、案内部の材料は、布帛材料であるように選択する。
別の変形形態では、案内部は、前記スポーツウェアの背部上に位置する引き紐を囲む縫い目により形成される。前記縫い目は、前記縫い目とスポーツウェアとの間に位置する引き紐の移動を妨害しないことを可能にするようにスポーツウェアに固定されている。1つの下位変形形態では、前記案内部は、ジグザグ縫い目として形成される。
本発明は、引き紐の伸長について他の変形形態も開示する。前記本発明は、通常のTシャツの脱衣手段として適用可能であり、高齢者又は障害者が前記上半身用衣類を脱衣するのを支援する。
いくつかの実施形態は、本発明の変形形態を表す図面により説明したものである。図面は、案内部をスポーツウェアの内側面上に形成する実施形態を表し、案内部は、引き紐を前記案内部に挿入する稠密ジグザグ縫い目として形成される。
スポーツウェアの内側面上で中央に位置する唯一の引き紐を有する技術的解決策の図である。 技術的解決策をより良好に示すために内側面を外側面に裏返した場合の前記スポーツウェアの内部構造の図である。 引き紐を裾部と接続する方法を示す図である。 前記実施形態の作動を示す図である。 スポーツウェアの内側面に位置する2つの引き紐を有する技術的解決策の図である。 技術的解決策をより良好に示すために内側面を外側面に裏返した場合の前記スポーツウェアの内部構造の図である。 前記実施形態の作動を示す図である。 スポーツウェアの内側面に位置する3つの引き紐を有する技術的解決策の図である。 技術的解決策をより良好に示すために内側面を外側面に裏返した場合の前記スポーツウェアの内部構造の図である。 前記実施形態の作動を示す図である。 3つの引き紐を有する技術的解決策の図であり、2つの引き紐は、中央の引き紐に接続され、スポーツウェアの内側面に位置する。 技術的解決策をより良好に示すために内側面を外側面に裏返した場合の前記スポーツウェアの内部構造の図である。 前記実施形態の作動を示す図である。 スポーツウェアの内側面に位置する2つの交差引き紐を有する技術的解決策の図であり、各引き紐は、個別に移動させることができる。 技術的解決策をより良好に示すために内側面を外側面に裏返した場合の前記スポーツウェアの内部構造の図である。 前記実施形態の作動を示す図である。 スポーツウェアの内側面に位置する2つの引き紐を有する技術的解決策の図であり、2つの引き紐は、案内部として側方継ぎ目を有する。 技術的解決策をより良好に示すために内側面を外側面に裏返した場合の前記スポーツウェアの内部構造の図である。 前記実施形態の作動を示す図である。 図6A、図6B及び図6Cにより提示したものと同様の技術的解決策の図であり、追加の案内部及び引き紐が図1A、図1B、図1C及び図1Dにより既に示したように追加されている。 図6A、図6B及び図6Cにより提示したものと同様の技術的解決策の図であり、追加の案内部及び引き紐が図1A、図1B、図1C及び図1Dにより既に示したように追加されている。 図6A、図6B及び図6Cにより提示したものと同様の技術的解決策の図であり、追加の案内部及び引き紐が図1A、図1B、図1C及び図1Dにより既に示したように追加されている。
本発明は、スポーツウェアの脱衣支援手段を開示するものであり、この手段は、着用者が濡れたスポーツウェア、特にスポーツウェアの上側部を脱衣することを支援する。高性能の極細繊維ポリエステル布を備える衣類、NikeのDRI−FIT(登録商標)等は、体から汗を遠ざけ、布の表面上に移動させ、この表面で汗を蒸発させるように設計されている。技術的結果として、着用者は、常に乾いており、熱を失わず、このことは、スポーツで良好な結果を達成するために必要である。前記種類の材料は、上半身用スポーツウェアの製造だけでなく、多くの様々な衣類で使用されている。
しかし、雨、又は激しい運動を行った場合、スポーツウェアは完全に濡れた状態になる。上半身用スポーツウェアの場合、着用者が一人でこのスポーツウェアを頭から脱衣することはほぼ不可能になる。通常、脱衣手順には、例えば、長距離ランニング、サイクリング又は激しい登山の間、ユーザの体に密着するスポーツウェアが破損しないように、支援する人を必要とする。濡れたDRY−FIT(登録商標)又は同様の衣類は、着用者の皮膚と前記材料との間に著しい摩擦をもたらし、無理な脱衣は衣類の破損をもたらすことになる。
本発明は、本明細書により詳細に説明する実施形態を介して、上記で観察される技術的問題の解決を支援するものである。本発明は、着用者の皮膚にかなり密着して着用され、運動によりもたらされた汗、環境条件又はこれら両方により濡れている上半身用スポーツウェアのための、単純で確実であり審美的に許容可能な濡れたスポーツウェアの脱衣支援手段を開示する。
着用者の皮膚(90)にかなり密着して着用される上半身用スポーツウェア(10)のための、濡れたスポーツウェアの脱衣支援手段は、引き紐(30)を案内する1つ又は複数の案内部(20)、及び前記脱衣支援手段の作動に使用する握り部(80)から構成される。
1つ又は複数の案内部(20)は、前記上半身用スポーツウェア(10)の背部上に作製され、着用者の皮膚(90)の方を向くスポーツウェア(10)の内側表面上に位置するか、スポーツウェア(10)の外側表面上に位置するか、又はスポーツウェア(10)の両表面上に同時に位置する。各案内部(20)は、例において説明するように、スポーツウェア(10)の上側部に連続して伸長するか、又は1つ又は複数の中断部(24)を前記案内部(20)に沿って形成させて伸長する。
作動のために使用する引き紐(30)は、図1Cに示すように、接合領域(12)において裾部(11)に接続されている。引き紐(30)は、接着剤留め、超音波又はレーザ溶接等、当技術分野であらゆる公知の方法によって裾部(11)に接続することができる。しかし、最も実用的な方法は、引き紐(30)を裾部(11)内に直接縫い付けることである。
本発明では、各引き紐(30)は、対応する案内部始端部(21)に入り、案内部終端部(22)まで、又は可能性としては、他の案内部(20)を一緒に接続する場合は接続部(23)まで、対応する案内部(20)を通過する。
引き紐の材料は、当技術分野で公知の、適切な引張り強さを有する適切な材料のセットから選択することができる。良好な例として、靴ひもを使うことさえできる。各引き紐(30)は、握り部(80)、又は2つ以上の案内部(20)が一緒に合流する場合、他の引き紐(30)への接続部(23)内で別の引き紐(30)に固定して終端する。
図1D、図2C、図3C・・・図7Cは、着用者の手で握り部(80)を引くことによる、スポーツウェア(10)脱衣手段の作動を示し、これにより、スポーツウェアの裾部(11)が着用者の首の方に持ち上がる。握り部(80)は、スポーツウェア(10)の頂部近く、即ち、着用者の首領域内に位置することに留意することが重要である。握り部(80)は、当技術分野で公知の、使用する引き紐(30)と接続することができ、着用者が十分に快適である、あらゆる適切な材料、好ましくは、布帛材料、熱可塑性樹脂又はエラストマ材料から製造することができる。
案内部(20)は、関連する技術分野で公知のあらゆる好都合な材料から製造することができる。使用する材料は、スポーツウェア(10)の背面に適切に固定する必要があり、対応する引き紐(30)の移動が案内部(20)内で妨害されないことを保証するようにする。更に、案内部(20)に使用する前記材料は、当技術分野で公知のあらゆる適切な様式で、縫い合せ/縫い付け、超音波若しくはレーザ溶接、接着剤留めによって、前記材料がスポーツウェアの背部で使用される材料と共に引き紐(30)案内部(20)として働くスリーブを形成する場所で、スポーツウェア(10)の背面に固定される。案内部(30)のための好ましい材料は、あらゆる布帛材料であるが、最適な材料は、スポーツウェアの製造に使用する機械的特性と同様のものを有する任意の材料である。
本発明の別の態様では、案内部(20)は、引き紐(30)を囲む縫い目のみを介して形成することができる。前記縫い目は、前記縫い目とスポーツウェア(10)の形成に使用する材料との間に位置する引き紐(30)が移動するのを妨害しないことを可能にするようにスポーツウェア(10)に固定されている。引き紐(30)の妨害のない動きを全てのケースにおいて維持し、過度な使用によりスポーツウェアが裂けないようにするために、長手方向の縫い目の密度、及びスポーツウェアに使用する材料に加えられる縫い目の張力は、注意深く選択する必要がある。上述の課題のために、ジグザグ縫い目が十分であることが分かっており、好ましい解決策として考慮することができる。
例−一般的な注釈
より詳細に検討する以下の例は、ジグザグ縫い目として形成する案内部(20)を使用し、ジグザグ縫い目は、スポーツウェアの内側面に配置される、即ち着用者の皮膚(90)の方を向く引き紐(30)を囲むように位置する。これらの例は、特許請求の範囲によって示す保護の範囲を制限するものではなく、本発明の最も単純で可能な変形形態を示すために使用するにすぎない。
当業者は、困難又は更なる仮説を一切伴わずに、開示する教示をより複雑なケースに拡張するであろう。
例1−中断のない案内部
図1A〜図1Dは、唯一の案内部(20)及び引き紐(30)から構成される脱衣手段の構造及び使用を示す。スポーツウェア(10)のもう一方の側では、図1Aから見えるように、案内部(20)は、案内部始端部(21)から案内部終端部(22)まで伸長し、案内部終端部(22)は、前記スポーツウェア(10)の首位置の近くに位置し、この領域内で、着用者が自分の肩を介して案内部終端部(22)に手を伸ばすことができる。図1D。
上述のケースでは、案内部(20)は、スポーツウェア(10)の背面上で引き紐(30)の周囲に形成される。図1Bは、内側面を外に裏返した場合の前記スポーツウェア(10)及びその外観を示す。この特定のケースでは、引き紐(30)は、既に裏返してある前記スポーツウェア(10)内側面に配置し、この場合、ジグザグ縫い目は、引き紐(30)を囲み、案内部(20)を形成する。前記引き紐(10)は、図1Cに示すように、案内部(20)を形成する前又はその後、接合領域(12)内で裾部(11)に縫い付けることができる。引き紐(10)のもう一方の端部は、図1Bに示すように握り部(80)に取り付けられる。
ここで、スポーツウェア(10)は、内側面を外に裏返した図1Bに示す状態から再度裏返すことができ、案内部(20)が、背面の形成に使用するスポーツウェア(10)材料の背後に位置する図1Aのように、スポーツウェア(10)の「通常の」外観を示すようにする。
脱衣支援手段の作動を図1Dに示す。ユーザ/着用者は、手をスポーツウェア(10)の首部分の下に入れ、握り部(80)を把持し、頭の方に引き上げる。この行為により、スポーツウェア(10)が脱衣支援手段を一切有さない場合に他者が着用者を支援しているのと同様に、裾部(11)が持ち上がる。着用者は、もう一方の手で裾部(11)の前部を把持し、着用者が、皮膚(90)とスポーツウェア(10)との間の著しい摩擦にもかかわらず、前記スポーツウェア(10)を持ち上げ、スポーツウェア(10)を破損させることなく脱衣することができるようにする。
上述の例で使用する握り部(80)は、あらゆる適切な材料から製造することができる一方で、容易に把持するのに十分な大きさのものである。更に、握り部(80)は、案内部(20)よりも広いこと、より正確には、案内部終端部(22)よりも広いことが重要であり、握り部(80)が不必要に案内部(20)の中に入らないようにする。握り部(80)のための好ましい解決策は、着用者の快適さを保つために、布帛材料のループとして作製することである。開示する解決策の欠点は、接合領域(12)に加えられる力が高すぎ、長期間使用する間にスポーツウェア(10)の布を破損させるおそれがあることである。
例2−中断のない2つの案内部
図2A〜図2Cは、2つの案内部(20)及び2つの引き紐(30)から構成される脱衣手段の構造及び使用を示す。案内部(20)は、例1に記載のように形成する。2つの案内部(20)を有する解決策は、例1で開示した解決策に対する利点を有する。というのは、引き紐(30)を裾部(11)に取り付けた各接合領域(12)上に加えられる力は、1/2に低減し、したがって、接合領域(12)の引き裂きを防止するためである。作動は、例1で既に説明した手順と同様である。
例3−中断のない3つの案内部
図3A〜図3Cは、3つの案内部(20)及び3つの対応する引き紐(30)から構成される脱衣手段の構造及び使用を示す。案内部(20)は、例1に記載のように形成する。3つの案内部(20)を有する解決策は、例1で開示した解決策に対する利点を有する。というのは、引き紐(30)を裾部(11)に取り付けた各接合領域(12)上に加えられる力は、1/3に低減し、したがって、接合領域(12)の引き裂きを防止するためである。作動は、例1で既に説明したものと同様である。
例4−3つの案内部
図4A〜図4Cは、3つの案内部(20)及び3つの対応する引き紐(30)から構成される脱衣手段の構造及び使用を示す。上述の案内部(20)の2つは、中央案内部(20)上で、中央案内部(20)の長さ部の約1/2のところに形成した接続部(23)において終端する。前記中央案内部(20)は、スポーツウェア(10)の裾部(11)から首部に伸長する。
この例は、2つの下位変形形態を有する。第1の下位変形形態は、全ての引き紐(30)が接合領域(12)から握り部(80)まで伸長するものであり、第2の下位変形形態は、2つの側方引き紐(30)が、中央案内部(20)に属する引き紐(30)に接続されて終端するものであり、この部分では、側方引き紐(30)は、接続部(23)内で終端する。第2の下位変形形態では、中央案内部(20)に属する引き紐(30)は、接合領域(12)から握り部(80)まで伸長する。
下位変形形態にかかわらず、以前の例のように、引き紐(30)のシステムは、図4Bに示すようにスポーツウェア(10)の外側面に作製、配置される。引き紐(30)は、裾部(11)及び/又は握り部(80)に直ちに固定するか、又は案内部(20)を形成した後に固定する。次に、案内部(20)は、ジグザグ縫い目の使用によって引き紐(30)の周囲に形成する。第1の下位変形形態を使用した場合、接続部(23)から出発し対応する案内部終端部(22)に至る部分における中央案内部(20)のためのジグザグ縫い目は、わずかにより幅広に形成すべきである。即ち、この部分は、全ての3つの引き紐(30)を握り部(80)の方に案内すべきである。
案内部(20)を、裾部(11)及び握り部(80)又は他の引き紐(30)に接続した引き紐(30)の周囲に形成した後、スポーツウェア(10)を図4Aに示すその通常の着用側に返す。図4Aでは縫い目のみが見える。作動は、以前の例で説明したものと同様である。
例5−2つの交差案内部
図5A〜図5Cは、2つの交差案内部(20)及び2つの対応する引き紐(30)から構成される脱衣手段の構造及び使用を示し、これらは、互いに重複する案内部中断部(24)領域において互いに交差している。
以前の例のように、引き紐(30)のシステムは、図5Bに示すようにスポーツウェア(10)の外側面に作製、配置される。引き紐(30)は、裾部(11)及び/又は握り部(80)に直ちに固定するか、又は案内部(20)を形成した後に固定する。次に、案内部(20)は、ジグザグ縫い目の使用によって引き紐(30)の周囲に形成する。この例では、各案内部(20)は、2つの部で形成される。第1の部は、案内部始端部(21)から出発し、中断部(24)に至り、第2の部は、中断部(24)領域から案内部終端部(22)まで至る。中断部(24)は、破線円により図5A、図5B及び図5Cに示す。上述の様式では、引き紐(30)は、干渉されることなく中断部(24)にわたって互いに交差し、そのため、もたらされる技術的効果は、多かれ少なかれ、例2で記載したものと同様である。
案内部(20)を裾部(11)及び握り部(80)に接続した引き紐(30)の周囲に形成した後、スポーツウェア(10)を、図5Aに示すその通常の着用側に返す。図5Aでは、縫い目のみが見える。作動は、以前の例で説明したものと同様であり、図5Cに示す。握り部(80)を中実体として形成した場合、握り部(80)を傾けることによって、又は図示の握り部(80)の左又は右の部分を主に引くことによって、引張り力は左又は右の引き紐(30)に加えられ、この引張り力を裾部(11)の適切な部分に伝達することが可能であることを述べる必要がある。
例6−側方継ぎ目としての案内部
図6A〜図6Cは、2つの案内部(20)及び2つの対応する引き紐(30)から構成される脱衣手段の構造及び使用を示し、前記案内部(20)は、スポーツウェア(10)の部分的に使用される継ぎ目であり、前記スポーツウェア(10)の前及び後部を接続している。
以前の例のように、引き紐(30)のシステムは、図6Bに示すようにスポーツウェア(10)の外側面に作製、配置される。引き紐(30)は、裾部(11)及び/又は握り部(80)に直ちに固定するか、又は案内部(20)を形成した後に固定する。次に、案内部(20)は、ジグザグ縫い目の使用によって引き紐(30)の周囲に形成する。この例では、スポーツウェア(10)側方継ぎ目は、裾部(11)から、袖の下に位置する捩れ部(25)に至る、引き紐(30)の案内部(20)として使用する。前記捩れ部(25)から、案内部終端部(22)で終端する首部分の方に通る更なる案内部(20)は、以前の例で既に説明したように形成する。
案内部(20)を裾部(11)及び握り部(80)に接続した引き紐(30)の周囲に形成した後、スポーツウェア(10)を図6Aに示すその通常の着用側に返す。図6Aでは、縫い目のみが見える。作動は、以前の例で説明したものと同様であり、図6Cに示す。
例7−更なる中央案内部を有する、側方継ぎ目としての案内部
図7A〜図7Cは、3つの案内部(20)及び3つの対応する引き紐(30)から構成される脱衣手段の構造及び使用を示し、前記案内部(20)の2つは、スポーツウェア(10)の部分的に使用される継ぎ目であり、前記スポーツウェア(10)の前及び後部を接続しており、1つの案内部(20)は、例1のような中央案内部である。そのため、上述の解決策は、例6に記載の解決策と例1に記載の解決策との融合を表す。製造方法は、上述の例で説明したものと同じである。
案内部(20)を裾部(11)及び握り部(80)に接続した引き紐(30)の周囲に形成した後、スポーツウェア(10)を図7Aに示すその通常の側に返す。図7Aでは、縫い目のみが見える。作動は、以前の例で説明したものと同様であり、図7Cに示す。
他の変形形態
前に既に述べたように、上記の単純な例は、本発明の可能性を単に例示するものとして働く。案内部をスポーツウェア(10)の両面に形成する、複合バージョンを形成する可能性、又はもっぱらもう一方の側に形成する可能性もあるが、例の中では詳述しない。当業者は、本発明のより高度な修正形態の形成の仕方を確かに認識するであろう。しかし、製造に関連する審美的な基準及び他の要因を考慮すると、開示する発明の最も常習的な実装形態は、案内部がスポーツウェア(10)の内側面に位置する解決策となることが予期される。
前記発明は、通常のTシャツ等、着用者の皮膚にそれほど密着しない既製の上半身用衣類に対し実装することが可能である。即ち、本発明は、脱衣手段として通常の上半身用衣類内で容易に使用することができ、高齢者又は障害者が前記上半身用衣類を脱衣するのを支援する。
本発明は、単純で確実であり、審美的に許容可能な支援手段として適しており、この手段は、濡れたスポーツウェア、特に、着用者の皮膚にかなり密着するように設計された上半身用スポーツウェアを着用者の頭から簡単に脱衣させることを可能にする。したがって、産業上の利用可能性は明らかである。
高齢者が、自身の健康状態のために、Tシャツ又は同様の衣類を頭から脱衣する際の問題を抱えていることを考慮すると、上述の脱衣支援手段に対する可能な用途は、最初に企図したものよりも広い。
上述し、図面を通して示した本明細書による実施形態は、特許明細の範囲によって定義する本発明を実施するための一例として使用する必要がある。当業者は、確かに、可能性のある所望のファッションに適合するように上記の実施形態を修正するであろう。
10 スポーツウェア
11 裾部
12 接合領域
20 条片案内部
21 条片案内部始端部
22 条片案内部終端部
23 接続部
24 中断部
25 捩れ部
30 引き紐
80 握り部
90 皮膚
S 区分

Claims (13)

  1. 着用者の皮膚(90)にかなり密着して着用され、運動による汗、環境条件又はこれら両方により濡れている上半身用スポーツウェア(10)のための、濡れたスポーツウェアの脱衣支援手段であって、前記脱衣支援手段は、引き紐(30)を案内する1つ又は複数の案内部(20)、及び前記脱衣支援手段の作動に使用する握り部(80)から構成される、脱衣支援手段において、
    −前記案内部(20)は、前記上半身用スポーツウェア(10)の背部上に作製され、前記着用者の皮膚(90)の方を向く前記スポーツウェア(10)の内側表面上に位置するか、前記スポーツウェア(10)の外側表面上に位置するか、又は前記スポーツウェア(10)の両側表面上に同時に位置し、前記各案内部(20)は、裾部(11)の近くに位置する案内部始端部(21)を有し、前記案内部(20)は、前記裾部(11)から、前記スポーツウェア(10)の上側部に連続して伸長するか、又は1つ又は複数の中断部(24)を前記案内部(20)に沿って形成させて伸長し、
    −前記各引き紐(30)は、接合領域(12)内で前記裾部(11)に接続し、前記各引き紐(30)は、対応する前記案内部始端部(21)に入り、案内部終端部(22)まで、又は2つ以上の前記案内部(20)の接続部(23)まで、対応する前記案内部(20)を通過し、
    −前記各引き紐(30)は、前記握り部(80)、又は2つ以上の前記案内部(20)の前記接続部(23)内の別の引き紐(30)に固定し、
    −前記握り部(80)は、前記着用者の首領域内で前記スポーツウェア(10)の頂部近くに位置し、
    前記握り部(80)を前記着用者の手で引くと、前記スポーツウェアの裾部(11)が前記着用者の首の方に持ち上がることを特徴とする、濡れたスポーツウェアの脱衣支援手段。
  2. 前記各案内部(20)は、前記スポーツウェア(10)の面の一方に部分的に固定した材料から形成し、前記対応する引き紐(30)の中での移動を妨害しないことを可能にし、前記案内部(20)のための前記材料は、前記材料の縫付け、超音波若しくはレーザ溶接、又は接着剤留めによって、前記スポーツウェア(10)に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の濡れたスポーツウェア(10)の脱衣支援手段。
  3. 前記案内部(20)のための前記材料は、布帛材料であるように選択することを特徴とする、請求項2に記載の濡れたスポーツウェア(10)の脱衣支援手段。
  4. 前記案内部(20)は、前記スポーツウェア(10)の背部上に位置する前記引き紐(30)を囲む縫い目により形成され、前記縫い目は、前記縫い目と、前記スポーツウェア(10)との間に位置する前記引き紐(30)の移動を妨害しないことを可能にするように前記スポーツウェア(10)に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の濡れたスポーツウェア(10)の脱衣支援手段。
  5. 前記案内部(20)は、ジグザグ縫い目として形成することを特徴とする、請求項4に記載の濡れたスポーツウェア(10)の脱衣支援手段。
  6. 前記各案内部(20)は、前記裾部(11)から前記握り部(80)に近い領域に連続して伸長することを特徴とする、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の濡れたスポーツウェア(10)の脱衣支援手段。
  7. 前記案内部(20)のいくつかは、前記裾部(11)から前記2つ以上の前記案内部(20)の前記接続部(23)まで誘導され、前記接続部(23)は、1つの特定の案内部(20)上に形成され、前記1つの特定の案内部(20)は、前記スポーツウェア(10)の背面に沿って連続的に伸長し、前記握り部(80)の近くで終端することを特徴とする、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の濡れたスポーツウェア(10)の脱衣支援手段。
  8. 前記対応する案内部(20)からの全ての前記引き紐(30)は、前記握り部(80)に取り付けられて終端することを特徴とする、請求項7に記載の濡れたスポーツウェア(10)の脱衣支援手段。
  9. 2つ以上の前記案内部(20)の前記接続部(23)内で終端する、前記案内部(20)からの全ての前記引き紐(30)は、1つの引き紐(30)に接続され、前記1つの引き紐(30)は、前記握り部(80)に単体で取り付けられて終端することを特徴とする、請求項7に記載の濡れたスポーツウェア(10)の脱衣支援手段。
  10. 少なくとも2つの前記案内部(20)は、互いに重複する前記中断部(24)と共に形成され、そのため、前記案内部(20)によって案内される対応する前記引き紐(30)は、重複する前記中断部(24)内で互いに交差し、前記引き紐(30)は、前記握り部(80)に取り付けられて終端することを特徴とする、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の濡れたスポーツウェア(10)の脱衣支援手段。
  11. 少なくとも2つの前記案内部(20)は、側方継ぎ目内に位置し、前記側方継ぎ目は、前記スポーツウェア(10)の後部と前部とを接続し、前記案内部(20)は、前記裾部(11)から袖の下に位置する捩れ部(25)にわたって通過し、前記案内部(20)は、前記袖から前記握り部(80)の方向に向けて通っていることを特徴とする、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の濡れたスポーツウェア(10)の脱衣支援手段。
  12. 全ての前記案内部(20)及び対応する前記引き紐(30)は、前記着用者の皮膚(90)の方を向く前記スポーツウェア(10)の内側に位置することを特徴とする、請求項1〜11のうちいずれか一項に記載の濡れたスポーツウェア(10)の脱衣支援手段。
  13. 請求項1〜12のうちいずれか一項に記載のスポーツウェア(10)脱衣支援手段の、高齢者又は障害者が通常の上半身用衣類を脱衣するのを支援する脱衣手段としての前記上半身用衣類における使用。
JP2017521590A 2014-11-11 2015-11-03 濡れたスポーツウェアの脱衣支援手段 Pending JP2017537237A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/HR2014/000040 WO2016075500A1 (en) 2014-11-11 2014-11-11 Wet sportswear takeoff helping mean
HRPCT/HR2014/000040 2014-11-11
HRP20150352A 2015-03-30
HRP20150352 2015-03-30
PCT/HR2015/000019 WO2016075501A1 (en) 2014-11-11 2015-11-03 Wet sportswear takeoff helping means

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017537237A true JP2017537237A (ja) 2017-12-14

Family

ID=54754690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017521590A Pending JP2017537237A (ja) 2014-11-11 2015-11-03 濡れたスポーツウェアの脱衣支援手段

Country Status (14)

Country Link
US (1) US10264829B2 (ja)
EP (1) EP3217821B1 (ja)
JP (1) JP2017537237A (ja)
KR (1) KR20170083597A (ja)
CN (1) CN106998831B (ja)
CA (1) CA2967175A1 (ja)
DK (1) DK3217821T3 (ja)
EA (1) EA032601B1 (ja)
ES (1) ES2718758T3 (ja)
HR (1) HRP20190612T1 (ja)
PL (1) PL3217821T3 (ja)
PT (1) PT3217821T (ja)
SI (1) SI3217821T1 (ja)
WO (1) WO2016075501A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2718600T3 (es) * 2014-11-11 2019-07-03 Michel Forko Medios de ayuda a extracción de ropa deportiva mojada
US20180132552A1 (en) * 2016-11-15 2018-05-17 Jon Rivera Garment with a drawstring for raising a back portion
FR3070238B1 (fr) * 2017-08-31 2020-06-26 Florin Iakob Dispositif pour faciliter le retrait d'un maillot, notamment un maillot de sport
ES2839374A1 (es) * 2020-01-03 2021-07-05 Olivera Jorge Rehberger Vestido regulable en alturas

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4879766A (en) * 1988-03-07 1989-11-14 Hull Harold L Brassiere and/or attachment
JP2000199118A (ja) * 1998-12-28 2000-07-18 Kazuko Asao 衣類着脱用補助具
JP2003129314A (ja) * 2001-10-23 2003-05-08 Machimoto Kk 高齢者身体不自由者用衣服
JP3182255U (ja) * 2012-12-28 2013-03-14 幸生 太田 脱衣補助具
US20140237699A1 (en) * 2013-02-27 2014-08-28 Chad Alan Michaelis Enhanced Access Garment
US20160213184A1 (en) * 2015-01-23 2016-07-28 Lori Ann Kobyluck Device and method of removing a sports bra

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US560683A (en) 1896-05-26 Edmund bruckner
US550683A (en) 1895-12-03 Trolley-wire crossing
US724758A (en) 1903-01-02 1903-04-07 Helen M Todd Skirt or train lifter.
US2127763A (en) 1937-09-18 1938-08-23 George B Bentz Garment
US5208920A (en) 1992-02-05 1993-05-11 Aaron Schaefer Adjustment system for garments
US5367709A (en) 1993-07-08 1994-11-29 Teasley; Nancy A. Adjustable clothing for infants
JP3645820B2 (ja) * 2001-02-19 2005-05-11 文則 河口 ボディースーツ
US7871388B2 (en) * 2004-03-08 2011-01-18 Alignmed, Inc. Posture improvement device and method of use
US7412728B2 (en) * 2004-08-27 2008-08-19 180S, Inc. Garment with a venting structure and method of using the same
US20060143779A1 (en) 2004-12-06 2006-07-06 Curtis Lee Athletic jersey
US9265292B2 (en) 2007-07-20 2016-02-23 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Easy donning garment
US7841020B2 (en) 2007-07-20 2010-11-30 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Easy donning garment
US20100281597A1 (en) 2008-09-16 2010-11-11 James Anthony Lang Partial Garment Lift/Quick-Access System
US8914913B2 (en) * 2010-05-13 2014-12-23 Gregory C Jones Pull away vest with detachable shoulders
US8707465B2 (en) * 2011-03-11 2014-04-29 Andrew Reynolds Yank and draw concealed carry garment
US9089174B1 (en) * 2013-02-27 2015-07-28 Chad Alan Michaelis Enhanced access garment

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4879766A (en) * 1988-03-07 1989-11-14 Hull Harold L Brassiere and/or attachment
JP2000199118A (ja) * 1998-12-28 2000-07-18 Kazuko Asao 衣類着脱用補助具
JP2003129314A (ja) * 2001-10-23 2003-05-08 Machimoto Kk 高齢者身体不自由者用衣服
JP3182255U (ja) * 2012-12-28 2013-03-14 幸生 太田 脱衣補助具
US20140237699A1 (en) * 2013-02-27 2014-08-28 Chad Alan Michaelis Enhanced Access Garment
US20160213184A1 (en) * 2015-01-23 2016-07-28 Lori Ann Kobyluck Device and method of removing a sports bra

Also Published As

Publication number Publication date
US20170332709A1 (en) 2017-11-23
DK3217821T3 (en) 2019-04-15
CN106998831A (zh) 2017-08-01
CA2967175A1 (en) 2016-05-19
SI3217821T1 (sl) 2019-07-31
EP3217821B1 (en) 2019-01-02
KR20170083597A (ko) 2017-07-18
PL3217821T3 (pl) 2019-07-31
WO2016075501A1 (en) 2016-05-19
EA201790822A1 (ru) 2017-10-31
EP3217821A1 (en) 2017-09-20
HRP20190612T1 (hr) 2019-06-28
US10264829B2 (en) 2019-04-23
EA032601B1 (ru) 2019-06-28
CN106998831B (zh) 2019-04-19
ES2718758T3 (es) 2019-07-04
PT3217821T (pt) 2019-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6739426B2 (ja) 濡れたスポーツウェアの脱衣支援手段
JP5630755B2 (ja) 着物
JP2008527193A (ja) ズボン
US20090106872A1 (en) Article of clothing
JP2017537237A (ja) 濡れたスポーツウェアの脱衣支援手段
JP3223704U (ja) きもの
TWM375404U (en) Improved structure of raincoat
JP3972525B2 (ja) 車椅子用雨衣
JP4607491B2 (ja) 衣服
JP3223705U (ja) きもの
JP3223706U (ja) きもの
JP3156152U (ja) 肌着
CN205624518U (zh) 女士塑形衣
JP3108538U (ja) カバーリングシャツ
JP3199545U (ja) レインパンツ
JP4752070B2 (ja) かぶり着する短袖のワイシャツおよび長袖のワイシャツ
JP3188290U (ja) ふんどし
JP6369854B2 (ja) 授乳機能を備えた衣服
JP3116850U (ja) 婦人服スラックス
JP2007282577A (ja) 犬の衣服
JPH1181011A (ja) 横臥姿勢にて着脱容易なズボン
JP2006124889A (ja) カバーリングシャツ
TWM473082U (zh) 快穿式衣物
JPH11200115A (ja) ズボン及び繋ぎ服

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181029

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181115

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190204

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190802