JP6369854B2 - 授乳機能を備えた衣服 - Google Patents

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Description

本発明は授乳機能を備えた衣服に係り、特に通常時にはファッション性に富んだ衣服として使用でき、授乳時には授乳状態を隠すようにできる授乳機能を備えた衣服に関する。
従来から衣服として着用した状態で乳児に授乳できる授乳服は知られている。しかし、従来の衣服では、肌が多く露出するため他人の目に触れやすく、一般に他人の眼前で授乳を行なうのは難しく、また衣服を開口させて授乳する場合には、着用する女性の個人差により開口の位置と乳房の位置がうまく合致しないなど、授乳を行うのに不便であった。
このような問題を解決するために、各種の提案がなされている。例えば特許文献1の技術では、授乳時に窮屈さ等の不快感を感じさせることなく、着用者の乳房の大きさ等に制限が無い授乳服が開示されている。
特許文献2の技術では、上側前身頃と下側前身頃とを重ね合わせ、上側前身頃と下側前身頃とによって左右の乳房を覆うように構成し、左右それぞれの身頃の相反する片脇を後身頃から分離させることにより、これらの重なりを利用して、容易に開くことができる開口部を設け、布の重なりを利用して肌を隠し、人前や公共の場所での授乳が容易となると共に、個人差に対応することが可能な衣服が開示されている。
特許文献3の技術では、右後身頃と左後身頃とをその上端で前後に重ね合わせた重なり部を形成しており、前身頃の胸元を覆った状態で前後方向及び/又は左右方向の身頃幅を調節可能な授乳服が開示されている。
特許第5197401号公報 特許第4199877号公報 特許第4713683号公報
しかし、上記特許文献1,2では、衣服から乳房や乳首を外部に露出させるものであり、人前や公共の場所での授乳に抵抗がある構成となっている。
また特許文献2,3では重なり部を設けており、ファッション性に制限があり、通常着用時において、授乳服という制限を克服できていないものである。特に、特許文献3では、前後を変更して着用可能な構成であり、身頃幅を調節することで、授乳服内部に授乳に十分な空間を設ける構成となっているため、いかにも授乳服という制約の中での衣服であり、外観デザイン性に欠けるものであり、衣服のファッション性よりも、授乳服という点に重みを置いている。
そこで、重ね着などが不要で、衣服から乳房や乳首を露出させず、授乳状態を隠すことができ、人前や公共の場所での授乳に抵抗がないだけでなく、授乳が可能であるにも拘らず、衣服としても通常の衣服と同様にファッション性に富んだ授乳機能を備えた衣服が望まれている。
本発明の目的は、重ね着なしで、授乳が可能であるにも拘らず、衣服として通常のファッション性のあるお洒落なデザインとすることができる授乳機能を備えた衣服を提供することにある。
本発明の他の目的は、通常の着用状態から簡単に授乳時の状態に変えることができ、衣服から乳房や乳首を露出させず、授乳状態を隠すことができ、人前や公共の場所での授乳を行うことができる授乳機能を備えた衣服を提供することにある。
前記課題は、請求項1の授乳機能を備えた衣服によれば、襟部と前身頃と後身頃とを有し、授乳時に授乳状態を隠すことが可能な授乳機能を備えた衣服であって、前記前身頃の上部と前記後身頃の上部との間で形成された襟部と、着用時に着用者の左右のそれぞれの二の腕に対応する位置と前記襟部との間で、前記前身頃及び前記後身頃を縫合又は接合された左右の接続部と、前記左右の接続部から幅が広くなった裾広がり部と、前記前身頃と前記後身頃の前記裾広がり部側の左右の端部側にそれぞれ形成された結ぶことが可能な結び部と、を有し、前記裾広がり部のバスト部を含む幅が、前記襟部及び前記接続部の左右の幅の2倍以上の幅で形成され、前記前身頃と前記後身頃のいずれか一方の下部側の側方に形成された第1連結部と、前記前身頃と前記後身頃のいずれか他方の下部側の側方には前記第1連結部と連結される第2連結部が設けられていること、により解決される。
本発明では、前身頃と後身頃の裾広がり部側の端部側には結び部が形成されており、これにより着用者の腕が、結び部とそれより上方位置との間から出すことができ、前身頃と後身頃のいずれか一方の下部側の側方に形成された第1連結部と、前身頃と後身頃のいずれか他方の下部側の側方には第1連結部と連結される第2連結部が設けられているので、前記裾広がり部のバスト部を含む幅が、前記襟部及び前記接続部の左右の幅の2倍以上の幅で形成されているにも拘わらず、これら第1連結部と第2連結部によって、胴の両側を規制することで、ファッション性に富んだ、通常の衣服と何ら変わらないデザインとすることが可能で、衣服として通常のファッション性のあるお洒落なデザインとすることができる。
また、前身頃と後身頃の下部側の側方に形成された第1連結部と第2連結部を解き、結び部を解くことによって、衣服の側方及び下方が解放されて前記裾広がり部のバスト部を含む幅が、前記襟部及び前記接続部の左右の幅の2倍以上の幅で形成されているので、ゆったりとした空間を確保できると共に、衣服から乳房や乳首を露出させず、より授乳時において窮屈ではない状態を形成できる。このため衣服で隠され外部に肌が露出せず、授乳状態を隠すことができ、人前や公共の場所での授乳を行うことが可能となる。
また、請求項2のように、前身頃側の襟部の内側には、第1襟連結部が形成され、該第1襟連結部と連結する第2襟連結部を有する形状保持部材が着脱可能となっているために、形状保持部材を襟部に取り付けることによって、襟部分がだれることなく大きく開口させて形状を保持でき、前記裾広がり部のバスト部を含む幅が、前記襟部及び前記接続部の左右の幅の2倍以上の幅の空間を確保して、乳児を衣服の中に入れても窮屈ではなく、授乳状態を隠すことができ、人前や公共の場所での授乳を行うことが可能となる。
このとき、請求項3のように、第1襟連結部は、複数の隠し連結部が形成され、第2襟連結部は複数の隠し連結部と連結するように構成すると、よりファッション性に富んだデザインとすることが可能となる。
このとき、請求項4のように、前記接続部と前記結び部との間に、着用時の着用者の腕を通すことのできる腕通し部が形成されると好適であり、接続部と結び部との間から腕を出すことができ、前記裾広がり部のバスト部を含む幅が、前記襟部及び前記接続部の左右の幅の2倍以上の幅であるにも拘わらず、結び部をデザインとして、愛らしいデザインとすることが可能となる。
また、請求項5のように、前記形状保持部材は、可撓した状態を保持可能な帯状部材からなるように構成すると好適である。このように、形状保持部材は、可撓した状態を保持可能な帯状部材からなるので、襟部に取着することで、襟部の形状を保持できる。このため、襟部からの開口を十分確保することが可能であると共に、可撓状態を調整することで、上方からの露見も防ぐことが可能となる。
さらに、請求項6のように、前記帯状部材は、前記襟部の開口の内側距離の少なくとも1/3以上の長さを有するように構成すると好適である。このように構成することで、前身頃側の襟部の形状を状況に応じて変えることが可能となる。
本発明の授乳機能を備えた衣服によれば、重ね着などが不要で、前記裾広がり部のバスト部を含む幅が、前記襟部及び前記接続部の左右の幅の2倍以上の幅になって、授乳が可能であるにも拘わらず、ファッション性に富んだ、通常の衣服と何ら変わらないデザインとすることが可能で、衣服として通常のファッション性のあるお洒落なデザインとすることができる。また、重ね着をしなくても、衣服で隠され外部に肌が露出せず、授乳状態を隠すことができ、人前や公共の場所での授乳を行うことが可能となる。
また襟部分がだれることなく大きく開口させて形状を保持でき、乳児を衣服の中に入れても窮屈とならない。そして、接続部と非接続部とが形成されることにより、通常の着用時には、前記裾広がり部のバスト部を含む幅が、前記襟部及び前記接続部の左右の幅の2倍以上の幅であるにも拘わらず、接続部で肩のラインを綺麗に出すことができ、デザイン性に優れたものとなる。
さらに、接続部と結び部との間から腕を出すことができ、前記裾広がり部のバスト部を含む幅が、前記襟部及び前記接続部の左右の幅の2倍以上の幅で形成されているにも拘わらず、結び部をデザインとして、愛らしいデザインとすることが可能となる。そして、襟部は形状保持部材により襟部からの開口を十分確保することが可能であると共に、可撓状態を調整することで、上方からの露見も防ぐことが可能となる。
授乳機能を有する衣服の正面図である。 形状保持部材の正面図である。 図1を裏返した正面図である。 (a)〜(d)は通常の使用状態とするための手順の一例を示す説明図である。 通常の使用状態の正面図である。 授乳機能を有する衣服を被着した状態の説明図である。 被着した状態で授乳時の使用とするための状態を示す説明図である。 被着した状態で授乳時の使用とするための状態を示す説明図である。 被着しないで襟部に形状保持部材を取付ける状態の説明図である。 授乳状態の説明図である。 乳児を衣服で覆った状態の説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図は本発明の実施形態を示すものであり、図1は授乳機能を有する衣服を平面上に広げた状態の正面図、図2は形状保持部材に連結部材を取付けた状態の正面図、図3は図1を裏返した状態で、縫合ラインが示された正面図、図4は通常の使用状態とするための手順の一例を示す説明図であり(a)は結び部となる非接合部を開いた状態、(b)は結び部で結んだ状態、(c)は前身頃と後身頃の下部側の側方に形成された連結部材と連結部を連結するときの状態、(d)は(b)及び(c)を行った状態の説明図、図5は通常の使用状態となる授乳機能を備えた衣服の正面図、図6は通常の授乳機能を有する衣服を被着した状態の説明図、図7は被着した状態で授乳時の使用とするための状態を示す説明図、図8は被着した状態で授乳時の使用とするための状態を示す説明図、図9は被着しないで襟部に形状保持部材を取付ける状態の説明図、図10は授乳状態の説明図、図11は乳児を衣服で覆った状態の説明図である。
本発明に係る授乳機能を備えた衣服1は、授乳時に授乳状態を隠すことが可能な授乳機能を備えたものである。本実施形態は、通常着用時にはトップスとなり、乳児が引っ張っても、ずれたり外れることの無い、かぶるタイプのケープを例にして説明する。本実施形態の衣服1は、布地などの縫合が可能な材料から構成されており、図1〜図3で示すように、前身頃10と、後身頃20と、襟部30と、結び部40と、形状保持部材50と、を主たる構成要素としている。なお、衣服1の材料は布地などに限定されず、合成樹脂からなる糸を用いたものや、不織布など、ファッション性に富んだ各種材料や素材を用いることが可能である。
図1、図3で示すように、本実施形態では、前身頃10と後身頃20は、それぞれ重なりあって、前後で整合するように同じ形状をしている。前身頃10及び後身頃20は、上方(首側)から下方(バスト部C)に向かって裾広がり部11,21を有するものである。
なお、以下で、「裾広がり部」とは上方側より下方側の方が広い状態の部分をいい、図1のように幅Aより、幅Bが裾に向かって広いものを全て含むものであり、バスト部Cとは前身頃10及び後身頃20とで形成される空間領域をいうものとする。
本実施形態の好ましい例では、幅Aを72cm、裾広がり部のバスト部Cを含む幅を幅Aの2倍より大きい153cm、着丈Dを64.5cm、襟部の開口である天幅Eを27cmとしている。いずれにしても、裾広がり部のバスト部Cを含む幅を幅Aの2倍以上にすることが好ましい(つまり図1のCは2A以上)。
本実施形態では、前身頃10と後身頃20は、幅Aのうち襟部30を除いた部分を縫合によって接合した接続部Hを有している。より具体的には、本実施形態の接続部Hは、図1,3で示すように、着用時に、前身頃10及び後身頃20の幅Aのうち上部である天幅Eを除いた襟部30から着用者の二の腕に対応する位置の間となる範囲である両側を縫合して、襟部30を介して左右に形成されている。
上記、接続部Hから前身頃10と後身頃20の各裾広がり部11,21側には、前身頃10と後身頃20の各裾広がり部11,21側の端部側にそれぞれ形成された結ぶことが可能な結び部40を構成するときに利用される端部11a,21aが形成されている。そして端部11a,21aは、図4で示すように、非接続部NHとなって形成されており、前身頃10と後身頃20の非接続部NHに続き、前身頃10と後身頃20の下部(前身頃10と後身頃20の下部側の側方)には、裾部12,22が形成されている。
上記接続部Hを除いた裾広がり部11,21は、上記端部11a,21a及び裾部12,22を含めて、縫合又は接合されない非接続部NHとしてそれぞれ形成されている。
また、図1、図3で示すように、上記裾部12,22のそれぞれの外側方向位置には、第1連結部14と第2連結部24とが形成されている。つまり、本実施形態では前身頃10の裾部12には第1連結部14としてのボタンホールが形成され、後身頃20の裾部22には第2連結部24としてのボタンが形成されている。第1連結部14と第2連結部24を連結することにより、バスト部Cの胴回りを抑えることになり、裾広がり部のバスト部Cを含む幅を幅Aの2倍以上としても、バスト部或いは胴部分のラインを膨らませずにファッション性に富んだものとすることが可能となる。
なお第1連結部14をボタンとし、第2連結部24をボタンホールとしてもよい。ボタン及びボタンホールは、常時露見しているために、意匠性を考慮して、くるみボタンなどの装飾されたもの、玉縁ボタンホールなど飾りボタンホールなどで装飾されたものなどを用いることができる。
また、上記第1連結部14と第2連結部24は、ボタンホールとボタンとで形成された例で説明しているが、ボタンとボタンホールに限らず、これらは一対のホックまたは一対の面状ファスナーなどの着脱可能な取付具であれば、特に限定されない。
本実施形態の襟部30は、前身頃10の上部と後身頃20の上部との間で環状に形成されている。前身頃10側の襟部30の内側には、第1襟連結部31が形成されている。より具体的には、前身頃10側の襟部30は二重になっており、内側に第1襟連結部31として複数の隠しボタンホールが形成されている。なお、襟部30の形状は環状に限らず、着用時に首の回りに所定の空間を確保できるように構成されるものであれば、楕円状、矩形状、V字状など各種の形状を採用することができるものである。
そして、図2で示すように、第1襟連結部31である複数のボタンホールと連結する第2襟連結部51を有する形状保持部材50が着脱可能になっている。本例では、第2襟連結部51としてのボタンを表面に有する形状保持部材50としての帯状部材52から構成されている。
より具体的には、本実施形態の形状保持部材50は、第1襟連結部31である複数の隠しボタンホールに連結される第2襟連結部51であるボタンを備えた可撓した状態を保持可能な帯状部材52からなるもので、帯状部材52は折り曲げ時に折り曲げ状態を保持できる材質から構成されており、具体的にはワイヤーや合成樹脂を布地で被覆したものなどを用いることができる。
この帯状部材52は、襟部30の開口の内側距離の少なくとも1/3以上の長さを有するように構成されると、襟部30の開口を十分に確保できるため、好適である。特に、デザイン性を追求して、襟部30の開口が小さい場合には、1/3以下にすると、十分な開口を確保できず、乳児が窮屈に感じる可能性がある。
なお、本実施形態では第1襟連結部31と第2襟連結部51をボタンホールと、ボタンで形成した例を示しているが、ボタンとボタンホールに限らず、ファッション性や着脱の容易性を考慮して、一対のホックまたは一対の面状ファスナーなどの着脱可能な接続手段であれば、特に限定されない。特に、一対のホックまたは一対の面状ファスナーなどによれば、ボタンとボタンホールよりは、乳児を抱きかかえながらでも、容易に着脱が行える。
次に、上記構成からなる授乳機能を備えた衣服の使用例について説明する。
先ず、通常着用するときには、図4(a)(b)で示すように、前身頃10と後身頃20の各裾広がり部11,21側の端部11a,21aをつまんで、それぞれ結んで結び部40を作る(この例では二度結びの例である)。このとき、結び部40はリボンのようにすると好適である。
そして、襟部30の開口から、かぶるようにして、着用するが、非接続部NHと結び部40との間に、着用時の着用者の腕を通すことのできる腕通し部60が形成されているので、この腕通し部60から腕を通すようにする。
このように、前身頃10と後身頃20の各裾広がり部11,21側の端部側には結び部40が形成されており、これにより着用者の腕が、結び部40とそれより上方位置、つまり、接続部Hと結び部40との間から腕を出すことができ、結び部40をデザインとして、愛らしいデザインとすることが可能となる。
次に、図4(c)(d)で示すように、前身頃10の裾部12には第1連結部14としてのボタンホールが形成され、後身頃20の裾部22には第2連結部24としてのボタンが形成されているので、第2連結部(ボタン)24を第1連結部(ボタンホール)14に取り付ける。このように、第1連結部14と第2連結部24によって、胴の両側を規制することで、ファッション性に富んだ、通常の衣服と何ら変わらないデザインとすることが可能で、衣服として通常のファッション性のあるお洒落なデザインとすることができる。
図5は、上記のようにして形成した通常使用時の衣服の正面図であり、図6は通常使用時における着用した状態を示すものである。図5及び図6で示すように、結び部40をデザインとして、愛らしいデザインとし、バスト部Cの胴回りを抑え、裾広がり部のバスト部Cを含む幅が、幅Aの2倍以上としても、バスト部或いは胴部分のラインを膨らませず、ファッション性に富んだものとすることが可能となる。
次に、授乳する場合に着用するときは、形状保持部材50を襟部30に取り付ける。この取り付は着用しているときには、図7で示すように、襟部30の内側に着用したままで、取り付けることが可能である。一方、着用していない状態で、図9で示すように、第1襟連結部31と第2襟連結部51を連結して形状保持部材50を取り付ける。このようにすると、襟部30がだれることなく大きく開口させて形状を保持でき、乳児を衣服の中に入れても窮屈ではなく、可撓状態を調整することで、上方からの露見も防ぐことが可能で、授乳状態を隠すことができ、人前や公共の場所での授乳を行うことが可能となる。
本実施形態では着用したままで、意外と気になる後ろからの視線も、従来のような紐で縛ったり、止めなくても背中までしっかり覆って授乳するため、360°の視線をカバーして肌の外観露出を防止できる。
また、図8で示すように、前身頃10と後身頃20の下部側の側方に形成された第1連結部14と第2連結部24を解き、結び部40を解く(不図示)ことによって、衣服1の側方及び下方が解放され、図10で示すように、衣服から乳房や乳首を露出させず、より授乳時において窮屈ではない状態を形成できる。このため衣服で隠され外部に肌が露出せず、授乳状態を隠すことができ、人前や公共の場所での授乳を行うことが可能となる。
本実施形態では、かぶるタイプであるので、乳児がバタバタして、引っ張っても、ずれたり外れることの無い。
さらに襟部30は形状保持部材50を使用することにより、図11で示すように、襟部30からの開口を十分確保することが可能であると共に、可撓状態を調整することで、上方からの露見も防ぐことが可能となる。
本発明は、授乳服等に利用可能であり、特に外部に露見しない状態で快適な授乳を実現し、着用者が授乳時以外に通常の衣服として、重ね着などが不要であり、お洒落でデザイン性に富んだものとして、授乳に限らず通常の衣服としても愛らしい服装として被着したい場合等に有用である。
1 衣服
10 前身頃
11 裾広がり部
11a 端部
12 裾部
14 第1連結部
20 後身頃
21 裾広がり部
21a 端部
22 裾部
24 第2連結部
30 襟部
31 第1襟連結部
40 結び部
50 形状保持部材
51 第2襟連結部
52 帯状部材
60 腕通し部
A 幅
B 幅
C バスト部
D 着丈
E 天幅
H 接続部
NH 非接続部

Claims (6)

  1. 襟部と前身頃と後身頃とを有し、授乳時に授乳状態を隠すことが可能な授乳機能を備えた衣服であって、
    前記前身頃の上部と前記後身頃の上部との間で形成された襟部と、
    着用時に着用者の左右のそれぞれの二の腕に対応する位置と前記襟部との間で、前記前身頃及び前記後身頃を縫合又は接合された左右の接続部と、
    前記左右の接続部から幅が広くなった裾広がり部と、
    前記前身頃と前記後身頃の前記裾広がり部側の左右の端部側にそれぞれ形成された結ぶことが可能な結び部と、を有し、
    前記裾広がり部のバスト部を含む幅が、前記襟部及び前記接続部の左右の幅の2倍以上の幅で形成され、
    前記前身頃と前記後身頃のいずれか一方の下部側の側方に形成された第1連結部と、前記前身頃と前記後身頃のいずれか他方の下部側の側方には前記第1連結部と連結される第2連結部が設けられていることを特徴とする授乳機能を備えた衣服。
  2. 前記前身頃側の襟部の内側には、第1襟連結部が形成され、該第1襟連結部と連結する第2襟連結部を有する形状保持部材が、着脱可能とされてなることを特徴とする請求項1記載の授乳機能を備えた衣服。
  3. 前記第1襟連結部は、複数の隠し連結部が形成され、前記第2襟連結部は前記複数の隠し連結部と連結するものであることを特徴とする請求項2記載の授乳機能を備えた衣服。
  4. 前記接続部と前記結び部との間に、着用時の着用者の腕を通すことのできる腕通し部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の授乳機能を備えた衣服。
  5. 前記形状保持部材は、可撓した状態を保持可能な帯状部材からなることを特徴とする請求項2に記載の授乳機能を備えた衣服。
  6. 前記帯状部材は、前記襟部の開口の内側距離の少なくとも1/3以上の長さを有することを特徴とする請求項5に記載の授乳機能を備えた衣服。
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