JP2006160641A - 毛髪はり・こし改善剤および毛髪用化粧料 - Google Patents

毛髪はり・こし改善剤および毛髪用化粧料 Download PDF

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Abstract

【課題】 生化学・分子生物学レベルでの活性評価に基づく新規な毛髪はり・こし改善剤の提供を課題とする。
【解決手段】 O−ホスホセリン、ホスホグリセリン酸、セリンエチルエステル、ベンジルオキシカルボニルセリン、O−ベンジルセリン、グリシルセリン、アセチルグリシン、グリシルグリシン、ヒポタウリン、チオタウリン、メチオニンメチルエステル、ビタミンU、2−アミノ−6−(メチルスルホニル)ベンゾチアゾール、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸、ジメチル4−(アセチルアミノ)シクロヘキサン−1,3−ジカルボキシレートおよびこれらの薬学的に許容される塩からなる群より選択される1種以上の化合物を有効成分とする毛髪はり・こし改善剤および毛髪用化粧料。毛髪または頭皮に使用されることにより、細胞内でケラチン関連タンパク質KAP5の発現を亢進し、毛髪のはり・こしを改善し得る。
【選択図】 なし

Description

本発明は、毛髪のはり・こしを改善する薬剤および該薬剤を含有する毛髪用化粧料に関し、より詳しくは、毛髪・毛包の細胞を賦活化することにより、更に詳しくは、毛髪関連遺伝子の発現を上昇することにより、毛髪のはり・こしを改善する薬剤および該薬剤を含有する毛髪用化粧料に関する。
毛髪に関する悩みとしては、薄毛、抜け毛といった毛根、毛包の健康状態に関わるものと、硬い、柔らかい、はり・こしがない、枝毛、くせ毛、パサツクといった毛髪の物性に関わるものとがある。また、毛髪の物性に関わる悩みであっても、外的要素に起因するダメージ、例えばパーマ剤やブリーチ剤処理、紫外光暴露、大気汚染物質暴露、コーミング摩擦など、毛髪に対する直接的なダメージによるものと、毛幹形成における内的要素が関与する場合とが考えられる。後者の場合におけるヘアケアでは、毛髪の質の改善を図るだけでなく、毛根、毛包自体の健康状態を良好にする手当てが必要とされる。従って、一口に毛質の状態が良くないといっても、そのケア方法はその原因により様々である。
毛髪自体はその表面を覆うキューティクル(毛小皮)、その内部にあって毛髪の大部分を占める毛皮質及び中心部の毛髄質から構成される。毛髪の硬さやはり・こし感にはキューティルが大きく寄与していることが明らかにされている(曽我部敦他、J.Soc.Cosmet.Chem.Japan,Vol.36,No.3(2002)pp.207−216「毛髪物性に関する研究1−毛髪の短径・長径測定と曲げ応力評価法」)。キューティクルは酸性ヘアケラチンHa1、Ha2、塩基性ケラチンHb1、Hb2などの繊維タンパク質や修飾酵素、例えばトランスグルタミナーゼ、ペプチジルアルギニンディミナーゼ、さらには顆粒成分トリコヒアリンS100など、様々な成分から構成されることまでは知られている。しかしながら、これら各成分と毛質、例えば毛髪のはりやこしとの関係については十分に解明されていない。毛質を左右するメカニズムが生化学・分子生物学レベルにおいて十分には解明されれば、既存の毛質改善剤に比べ一層顕著な効果を奏するものの提供が可能となり得る。
毛髪にはり・こしを付与するとされる従来の毛髪用化粧料としては、例えば、特開平11−302129号(特許文献1)に記載されているような、反応性官能基が結合したシリル基を有する共重合体を配合した毛髪処理用組成物であって、毛髪上で加水分解によってシロキサン結合Si−O−Siを形成し、これにより共重合体分子間を架橋せしめることにより、毛髪にハリとコシを付与するものがある。しかしながら、これらの従来の毛髪用化粧料は、毛髪の表面にコーティングされるものであって、毛髪に浸透し又は毛包に吸収されて毛髪・毛包の細胞を賦活化することにより毛髪のはり・こしを改善するものではない。
他方、タウリンを有効成分とする細胞賦活剤が特開2002−97116号(特許文献2)に、N−メチルタウリンを有効成分とする細胞賦活剤および毛髪はり・こし改善剤が国際公開WO2002/034253号公報(特許文献3)にそれぞれ記載されている。これらの薬剤の作用効果として、細胞増殖の活性化による、毛髪細胞コントロール、毛髪成長期延長、毛髪細胞増殖の活性化、毛髪はり・こし改善が記載されているが、ここでの毛髪はり・こし改善効果は、依然として、毛髪の物性試験(ねじりトルク)により評価されている。従って、生化学・分子生物学レベルでの活性評価に基づく新規な毛髪はり・こし改善剤が求められている。
特開平11−302129号公報 特開2002−97116号公報 WO2002/034253号公報
本発明は、生化学・分子生物学レベルでの活性評価に基づく新規な毛髪はり・こし改善剤を提供することを目的とする。
本発明者は、毛髪のはり・こし(その尺度となる硬さ、より詳しくはヤング率)と毛髪関連遺伝子の発現との相関関係を調べたところ、ヘアケラチン遺伝子、特にヘアケラチンHa2遺伝子、ヘアケラチンHb2遺伝子及び/又はケラチン関連タンパク質KAP5.1〜5の各遺伝子の発現が亢進するほど、より好ましくはヘアケラチンHa2遺伝子、KAP5.1遺伝子、KAP5.2遺伝子又はKAP5.4遺伝子の発現が亢進するほど、毛髪のヤング率が高くなる、即ち毛髪にはり、こし感がでることを見出して、「ヘアケラチン遺伝子を指標とした毛質評価方法」についての特許出願を行っている(特願2004−164596号)。
本発明者は、今般、各種の薬剤が毛髪関連遺伝子の発現に及ぼす効果を評価するためのアッセイ系を新たに構築し、このアッセイ系を用いて、種々の化合物が毛髪関連遺伝子の発現に及ぼす効果について鋭意検討したところ、ある種の薬剤化合物に毛髪関連遺伝子の発現を上昇する効果があることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、O−ホスホセリン、ホスホグリセリン酸、セリンエチルエステル、ベンジルオキシカルボニルセリン、O−ベンジルセリン、グリシルセリン、アセチルグリシン、グリシルグリシン、ヒポタウリン、チオタウリン、メチオニンメチルエステル、ビタミンU、2−アミノ−6−(メチルスルホニル)ベンゾチアゾール、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸、ジメチル4−(アセチルアミノ)シクロヘキサン−1,3−ジカルボキシレート、タウロシアミン、チアゾリジン−2−カルボン酸、3−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、L−ホモセリン、N−ベンジル−L−セリン、H−Ser−Val−OH、2−アミノベンゾチアゾール、(2−アミノ−4−チアゾリル)酢酸およびこれらの薬学的に許容される塩からなる群より選択される1種以上の化合物を有効成分とする毛髪はり・こし改善剤に関する。
本発明はまた、O−ホスホセリン、ホスホグリセリン酸、セリンエチルエステル、ベンジルオキシカルボニルセリン、O−ベンジルセリン、グリシルセリン、アセチルグリシン、グリシルグリシン、ヒポタウリン、チオタウリン、メチオニンメチルエステル、ビタミンU、2−アミノ−6−(メチルスルホニル)ベンゾチアゾール、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸、ジメチル4−(アセチルアミノ)シクロヘキサン−1,3−ジカルボキシレート、タウロシアミン、チアゾリジン−2−カルボン酸、3−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、L−ホモセリン、N−ベンジル−L−セリン、H−Ser−Val−OH、2−アミノベンゾチアゾール、(2−アミノ−4−チアゾリル)酢酸およびこれらの薬学的に許容される塩からなる群より選択される1種以上の化合物を含んでなる毛髪用化粧料に関する。
本発明はまた、O−ホスホセリン、ホスホグリセリン酸、セリンエチルエステル、ベンジルオキシカルボニルセリン、O−ベンジルセリン、グリシルセリン、アセチルグリシン、グリシルグリシン、ヒポタウリン、チオタウリン、メチオニンメチルエステル、ビタミンU、2−アミノ−6−(メチルスルホニル)ベンゾチアゾール、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸、ジメチル4−(アセチルアミノ)シクロヘキサン−1,3−ジカルボキシレート、タウロシアミン、チアゾリジン−2−カルボン酸、3−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、L−ホモセリン、N−ベンジル−L−セリン、H−Ser−Val−OH、2−アミノベンゾチアゾール、(2−アミノ−4−チアゾリル)酢酸およびこれらの薬学的に許容される塩からなる群より選択される1種以上の化合物を含んでなる毛髪用化粧料を毛髪または頭皮に適用することを含んでなる毛髪はり・こし改善方法に関する。
本発明はまた、O−ホスホセリン、ホスホグリセリン酸、セリンエチルエステル、ベンジルオキシカルボニルセリン、O−ベンジルセリン、グリシルセリン、アセチルグリシン、グリシルグリシン、ヒポタウリン、チオタウリン、メチオニンメチルエステル、ビタミンU、2−アミノ−6−(メチルスルホニル)ベンゾチアゾール、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸、ジメチル4−(アセチルアミノ)シクロヘキサン−1,3−ジカルボキシレート、タウロシアミン、チアゾリジン−2−カルボン酸、3−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、L−ホモセリン、N−ベンジル−L−セリン、H−Ser−Val−OH、2−アミノベンゾチアゾール、(2−アミノ−4−チアゾリル)酢酸およびこれらの薬学的に許容される塩からなる群より選択される1種以上の化合物を水相又は油相に添加して毛髪用化粧料を製造することを特徴とする毛髪用化粧料の製造方法に関する。
本発明の薬剤化合物を含有する毛髪はり・こし改善剤および毛髪用化粧料は、毛髪または頭皮に使用されることにより、毛髪に浸透し又は毛包に吸収されて、細胞内でケラチン関連タンパク質KAP5の発現を亢進し、毛髪のはり・こしを改善し得る。
本発明は、毛髪・毛包の細胞を賦活化することにより、より詳しくは毛髪関連遺伝子の発現を上昇させることにより、毛髪のはり・こしを改善する薬剤および毛髪用化粧料に関するものであり、生化学・分子生物学レベルでの活性評価に基づく、より詳しくはケラチン関連タンパク質KAP5遺伝子の発現調節効果のアッセイに基づく新規な毛髪はり・こし改善剤および毛髪用化粧料を提供するものである。
本発明者は、既に出願した特願2004−164596号「ヘアケラチン遺伝子を指標とした毛質評価方法」において、毛髪の硬さと毛髪から抽出される各種遺伝子との相関性を調べるため、毛髪の硬さの指標であるヤング率を測定し、その測定結果と各種遺伝子のRT−PCRにより測定した発現量との関係をSpearmanの順位相関係数を用い、統計学的に分析した(Zar, J.H.J.Amer.Stat.Assoc.67:578〜580, 1970「Significance testing of the Spearman rank correlation cofficient」)。その結果、毛髪のヤング率は、ヘアケラチンHa2、KAP5.1、KAP5.2、KAP5.4遺伝子の発現量が多いと統計学的に有意に高まることを見出した。また、ヘアケラチンHb2遺伝子の発現量が多い場合も、統計学的に有意ではないが、毛髪のヤング率が高まることを見出した。一方で、毛皮質のその他の構成タンパク質、例えばヘアケラチンHa1については、毛髪の硬さとの間で相関性はなかった。従って、毛皮質と比較して、キューティクル構成タンパク質や関連遺伝子が毛髪の硬さに関与する割合が高いことが示唆された。
ヘアケラチンHa2遺伝子(NCBI GenBANK Source 「X90761」)はケラチン遺伝子ファミリーの一構成員である酸性タンパク質をコードする。ヘアケラチンHa2はI型ヘケラチンであり、II型ケラチンとヘテロ二量化して毛髪や爪などを構成する。I型ヘケラチンは染色体第17q12-q21領域に位置する。
ヘアケラチンHb2遺伝子(NCBI GenBANK Source 「Y19207」)はケラチン遺伝子ファミリーの一構成員である塩基性タンパク質をコードする。ヘアケラチンHb2はII型ヘケラチンであり、I型ケラチンとヘテロ二量化して毛髪や爪などを構成する。II型ヘケラチンは染色体第12q13領域に位置する。
ヒトケラチン関連タンパク質(KAP)5ファミリーに属するKAP5.1〜5遺伝子(配列番号1〜5)(Homo sapiens genomic DNA, chromosome 11 clone:RP11-684B2, complete sequences. ACCESSION:AP000867)は塩基配列のみ既知のヒトESTであり、機能に関する報告はされていない。KAP5.1〜5遺伝子の発現の亢進と毛髪の硬さとの関係は不明であった。特に何らかの理論に拘束されるわけではないが、例えばKAP5.2遺伝子によりコードされる推定タンパク質はシステインリッチであり(約35.5%)、また低分子アミノ酸であるグリシンとセリンを豊富に含む(それぞれ18.8%及び24.2%)アミノ酸186個からなるため、α−ヘリックスなどの二次構造を形成せず、ケラチン繊維の間に容易に入り込むことができ、また多数セリン残基のOH基による多数の水素結合の形成も考えられるため、毛髪の機械的強度に大きく寄与している可能性がある。他のKAP5遺伝子も同様にシステイン、グリシン、セリンを豊富に含み、発現生成物はKAP5.2と同様の構造を有し、毛髪の機械的強度に大きく寄与すると考えられる。下記の表1にKAP5.1〜5遺伝子推定コードタンパク質の一部アミノ酸組成を示す。
Figure 2006160641
KAP5.1〜5.5遺伝子(配列番号1〜5)はヒトケラチン関連タンパク質KAP5ファミリーに属する、互いに相同性の比較的高い遺伝子群である。各遺伝子によりコードされる推定タンパク質のアミノ酸配列同士の相同性の高さは、図4及び下記の表2から明らかである。
Figure 2006160641
本発明者は、毛髪の硬さ(ヤング率)との相関性が認められたヘアケラチンHa2、Hb2遺伝子、ヒトケラチン関連タンパク質KAP5.1、KAP5.2、KAP5.4遺伝子のうち、特にKAP5.1遺伝子について、この毛髪関連遺伝子の発現に各種薬剤が及ぼす効果を評価するためのレポーターアッセイ系を新たに構築した。このアッセイ系を用いて、種々の化合物がKAP5.1遺伝子の発現に及ぼす効果について鋭意検討した。その結果、ある種の薬剤化合物にKAP5.1遺伝子の発現を上昇する効果があることを見出した。
先に記載のとおり、KAP5.1〜5.5遺伝子(配列番号1〜5)はヒトケラチン関連タンパク質KAP5ファミリーに属する、互いに相同性の比較的高い遺伝子群である。また、図3から分かるように、KAP5.1遺伝子のプロモーター領域の配列と他のKAP5.2−5.5遺伝子のプロモーター領域の配列とは互いに非常に近似しており、その制御機構は同等である可能性が高い。従って、KAP5.1遺伝子の発現を亢進する薬剤は他のKAP5遺伝子の発現も亢進している可能性が非常に高いと考えられる。
さらに、先に記載のとおり、KAP5.1遺伝子の発現量が多いほど毛髪のヤング率が統計学的に有意に高まることから、KAP5.1遺伝子の発現を上昇する薬剤は毛髪の硬さを向上し、毛髪のはり・こしを改善する。
本発明において毛髪はり・こし改善効果が見込まれる薬剤は、後述する実施例で毛髪関連遺伝子の発現亢進効果が認められた薬剤であり、これらは以下:(1)セリン、グリシン、システインとその誘導体、前駆体;(2)その他の含硫アミノ酸;(3)その他の含硫化合物;(4)アデニル酸シクラーゼ活性化物質;に分類することができる。
本発明の薬剤化合物のうち(1)セリン、グリシン、システインとその誘導体、前駆体に属するものとしては、O−ホスホセリン、ホスホグリセリン酸、ホスホヒドロキシピルビン酸、セリンエチルエステル、ベンジルオキシカルボニル化セリン誘導体(Z−セリン誘導体)、O−ベンジルセリン(H−Ser−OBzl)、グリシルセリン、アセチルグリシン、グリシルグリシン、これらの薬学的に許容される塩、例えばホスホグリセリン酸バリウム、等が含まれる。ベンジルオキシカルボニル化セリン誘導体(Z−Ser誘導体)の例としては、ベンジルオキシカルボニルセリン(Z−Ser−OH)、ベンジルオキシカルボニル−N−メチル−セリン(Z−N−Me−Ser−OH)、ベンジルオキシカルボニル−O−ベンジルセリン(Z−Ser−OBzl)、タウロシアミン、チアゾリジン−2−カルボン酸、3−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、L−ホモセリン、N−ベンジル−L−セリン、H−Ser−Val−OH、2−アミノベンゾチアゾール、(2−アミノ−4−チアゾリル)酢酸これらの薬学的に許容される塩等が含まれる。
これらのうち毛髪用化粧料中に含まれるのが好ましい薬剤は、O−ホスホセリン、ホスホグリセリン酸、ホスホヒドロキシピルビン酸、セリンエチルエステル、ベンジルオキシカルボニルセリン(Z−Ser−OH)、O−ベンジルセリン(H−Ser−OBzl)、グリシルセリン、アセチルグリシン、グリシルグリシン、これらの薬学的に許容される塩、例えばO−ベンジルセリン塩酸塩(H−Ser−OBzl・HCl)、ホスホグリセリン酸バリウム、等である。
本発明の薬剤化合物のうち(2)その他の含硫アミノ酸に属するものとしては、ヒポタウリン、チオタウリン、メチオニンメチルエステル、ビタミンU(メチルメチオニンスルホニウム塩、例えばメチルメチオニンスルホニウムの塩化物、臭化物、ヨウ化物を含む)、これらの薬学的に許容される塩、例えばメチオニンメチルエステル塩酸塩、等が含まれる。
これらのうち毛髪用化粧料中に含まれるのが好ましい薬剤は、ヒポタウリン、チオタウリン、メチオニンメチルエステル、ビタミンUクロライド(塩化メチルメチオニンスルホニウム)、これらの薬学的に許容される塩等である。
本発明の薬剤化合物のうち(3)その他の含硫化合物に属するものとしては、2−アミノベンゾチアゾール、2−アミノ−6−(メチルスルホニル)ベンゾチアゾール、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸、2−(アミジノチオ)エタンスルホン酸、これらの薬学的に許容される塩等が含まれる。
本発明の薬剤化合物のうち(4)アデニル酸シクラーゼ活性化物質に属するものとしては、アデノシン、ジブチルcAMP、ジメチル4−(アセチルアミノ)シクロヘキサン−1,3−ジカルボキシレート、これらの薬学的に許容される塩等が含まれる。これらのうち毛髪用化粧料中に含まれるのが好ましい薬剤は、ジメチル4−(アセチルアミノ)シクロヘキサン−1,3−ジカルボキシレート、その薬学的に許容される塩である。
「薬学的に許容される塩」とは、薬剤化合物とほぼ同等の生物活性を保持し、かつ毒性でない塩をいう。このような塩の例としては、特に限定されないが、(1)薬剤化合物に含まれるカルボキシル基、リン酸基等のような酸基の水素イオンを、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム等の金属イオンやアンモニウムイオン等のような陽イオンで置換した塩、(2)無機酸(例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、等)と共に形成される酸付加塩、(3)酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、マレイン酸、アスコルビン酸、安息香酸等のような有機酸と共に形成される塩、(4)水和物、等が挙げられる。薬学的に許容される塩の例としては、ホスホグリセリン酸バリウム、セリンエチルエステル塩酸塩、メチオニンエチルエステル塩酸塩、O−ベンジルセリン塩酸塩(H−Ser−OBzl・HCl)、ベンジルオキシカルボニル−O−ベンジルセリン塩酸塩(Z−Ser−OBzl・HCl)等がある。
本発明の薬剤化合物は、光学異性体が存在する場合には、光学異性体であってよい。本発明の薬剤化合物は、L体、D体、これらの混合物およびラセミ混合物のいずれをも包含し得る。また、薬剤化合物中に1つ以上のキラル中心が存在する場合にはエナンチオ異性体が存在し得るとともに、2つ以上のキラル中心が存在する場合にはジアステレオ異性体が存在し得るが、本発明の薬剤化合物は、エナンチオ異性体、ジアステレオ異性体、これらの混合物およびラセミ混合物のいずれをも包含し得る。
本発明の薬剤化合物を含む毛髪用化粧料の剤形は、特に限定されず、毛髪のはり・こしを改善するために通常使用される形態のいずれでもよい。例えば、液状、乳液状、乳化クリーム状、クリーム状、ジェル状、ワックス状、霧状、泡状、エアゾール等が挙げられる。本発明の毛髪用化粧料は、例えば、ヘアリキッド、ヘアトニック、ヘアクリーム、ムース、トリートメント、育毛剤、シャンプー、リンス、クリーム、乳液、パック等の製品として応用できる。
本発明の薬剤化合物の配合量は、毛髪化粧料の剤形にもよるが、毛髪化粧料の全量中、一般には0.001〜20重量%、好ましくは0.01〜5重量%である。
本発明の毛髪化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲内で、化粧品、医薬部外品、医薬品の一般配合成分を、必要に応じて配合して常法により調製することができる。一般配合成分は、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル油、シリコーン油、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調製剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水、等である。
具体的に配合可能な成分の例は次の通りである。毛髪化粧料は、必要に応じ、下記成分の一種または二種以上を配合して、目的とする剤形に応じて常法により製造される。
無機粉末:タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素。
有機粉末:ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリテトラフルオロエチレン粉末、セルロース粉末。
無機顔料:無機白色顔料(二酸化チタン、酸化亜鉛)、無機赤色系顔料{酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄}、無機褐色系顔料(γ−酸化鉄)、無機黄色系顔料(黄酸化鉄、黄土)、無機黒色系顔料(黒酸化鉄、低次酸化チタン)、無機紫色系顔料(マンゴバイオレット、コバルトバイオレット)、無機緑色系顔料(酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト)、無機青色系顔料(群青、紺青);パール顔料(酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔)。
金属粉末顔料(アルミニウムパウダー、カッパーパウダー)。
有機顔料:赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号、青色1号、天然色素(クロロフィル、β−カロチン)。
液体油脂:アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン。
固体油脂:カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油。
ロウ:ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、ポリオキシエチレン(以下「POE」と称する)ラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル。
炭化水素油:流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス。
高級脂肪酸:ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール油脂肪酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)。
高級アルコール:直鎖アルコール(ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール)、分枝鎖アルコール(バチルアルコール、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール)。
エステル油:ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル。
シリコーン油:鎖状ポリシロキサン(ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン)、環状ポリシロキサン(オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン)、3次元網目構造のシリコーン樹脂、シリコーンゴム、変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン)。
アニオン界面活性剤:脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム)、高級アルキル硫酸エステル塩(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム)、アルキルエーテル硫酸エステル塩(POE−ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE−ラウリル硫酸ナトリウム)、N−アシルサルコシン酸(ラウロイルサルコシンナトリウム)、高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム)、リン酸エステル塩(POE−オレイルエーテルリン酸ナトリウム)、POE−オレイルエーテルリン酸、POE−ステアリルエーテルリン酸、スルホコハク酸塩(ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム)、アルキルベンゼンスルホン酸塩(リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸)、高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム)、N−アシルグルタミン酸塩(N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム)、硫酸化油(ロート油)、POE−アルキルエーテルカルボン酸、POE−アルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム。
カチオン界面活性剤:アルキルトリメチルアンモニウム塩(塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム)、アルキルピリジニウム塩(塩化セチルピリジニウム)、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム)、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POE−アルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム。
両性界面活性剤:イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩)、ベタイン系界面活性剤(2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン)。
親油性非イオン界面活性剤:ソルビタン脂肪酸エステル(ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン)、グリセリンポリグリセリン脂肪酸(モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸)、プロピレングリコール脂肪酸エステル(モノステアリン酸プロピレングリコール)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル。
親水性非イオン界面活性剤:POE−ソルビタン脂肪酸エステル(POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレート、POE−ソルビタンテトラオレエート)、POEソルビット脂肪酸エステル(POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレート)、POE−グリセリン脂肪酸エステル(POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOE−モノオレエート)、POE−脂肪酸エステル(POE−ジステアレート、POE−モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール)、POE−アルキルエーテル(POE−ラウリルエーテル、POE−オレイルエーテル、POE−ステアリルエーテル、POE−ベヘニルエーテル、POE−2−オクチルドデシルエーテル、POE−コレスタノールエーテル)(プルロニック)、POE・POP−アルキルエーテル(POE・POP−セチルエーテル、POE・POP−2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POP−モノブチルエーテル、POE・POP−水添ラノリン、POE・POP−グリセリンエーテル)、テトラPOE・テトラPOP−エチレンジアミン縮合物(テトロニック)、POE−ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(POE−ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE−硬化ヒマシ油マレイン酸、POE−硬化ヒマシ油コハク酸)、POE−ミツロウ・ラノリン誘導体(POE−ソルビットミツロウ)、アルカノールアミド(ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド)、POE−プロピレングリコール脂肪酸エステル、POE−アルキルアミン、POE−脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸。
保湿剤:ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グルセリン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、d1−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物。
天然の水溶性高分子:植物系高分子{アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸}、微生物系高分子(キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン)、動物系高分子(コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン)。
半合成の水溶性高分子:デンプン系高分子(カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン)、セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末)、アルギン酸系高分子(アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル)。
合成の水溶性高分子:ビニル系高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー)、ポリオキシエチレン系高分子(ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体)、アクリル系高分子(ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド)、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー。
増粘剤:アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアーガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、無水ケイ酸。
紫外線吸収剤:安息香酸系紫外線吸収剤{パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル}、アントラニル酸系紫外線吸収剤(ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート)、サリチル酸系紫外線吸収剤(アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート)、桂皮酸系紫外線吸収剤(オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート)、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン)、3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン。
金属イオン封鎖剤:1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム。
低級アルコール:エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール。
多価アルコール:2価のアルコール(エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール)、3価のアルコール(グリセリン、トリメチロールプロパン)、4価アルコール{ペンタエリスリトール(1,2,6−ヘキサントリオール)}、5価アルコール(キシリトール)、6価アルコール(ソルビトール、マンニトール)、多価アルコール重合体(ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン)、2価のアルコールアルキルエーテル(エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル)、2価アルコールアルキルエーテル(ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル)、2価アルコールエーテルエステル(エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート)、グリセリンモノアルキルエーテル(キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール)、糖アルコール(ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール)、グリソリッド、テトラハイドロフルフリルアルコール、POE−テトラハイドロフルフリルアルコール、POP−ブチルエーテル、POE・POP−ブチルエーテル、トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル、POP−グリセリンエーテル、POP−グリセリンエーテルリン酸、POE・POP−ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン。
単糖:三炭糖(D−グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン)、四炭糖(D−エリトロース、D−エリトルロース、D−トレオース、エリスリトール)五炭糖(L−アラビノース、D−キシロース、L−リキソース、D−アラビノース、D−リボース、D−リブロース、D−キシルロース、L−キシルロース)、六炭糖(D−グルコース、D−タロース、D−ブシコース、D−ガラクトース、D−フルクトース、L−ガラクトース、L−マンノース、D−タガトース)、七炭糖(アルドヘプトース、ヘプロース)、八炭糖(オクツロース)、デオキシ糖(2−デオキシ−D−リボース、6−デオキシ−L−ガラクトース、6−デオキシ−L−マンノース)、アミノ糖(D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸)、ウロン酸(D−グルクロン酸、D−マンヌロン酸、L−グルロン酸、D−ガラクツロン酸、L−イズロン酸)。
オリゴ糖:ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース、α,α−トレハロース、ラフィノース、リクノース、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース。
多糖:セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビンガム、サクシノグルカン、カロニン酸。
アミノ酸:中性アミノ酸(スレオニン)、塩基性アミノ酸(ヒドロキシリジン)。
アミノ酸誘導体:アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、ピロリドンカルボン酸。
有機アミン:モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール。
高分子エマルジョン:アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス。
pH調製剤:乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム。
ビタミン:ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、これらの誘導体、パントテン酸および誘導体、ビオチン、ニコチン酸アミド。
酸化防止剤:トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル。
酸化防止助剤:リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸。
保存料:パラオキシ安息香酸エステル。
染毛料:アクリル樹脂アルカノールアミン液。
噴射剤:各種の液化石油ガス(LPG)、例えばプロパン、ブタン、イソブタンを主成分とするLPG、ジメチルエーテル、液化石油ガスとジメチルエーテルの混合物のような液化ガス、窒素ガスや炭酸ガスのような圧縮ガス。
その他の配合可能成分:防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン)、消炎剤(グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン)、美白剤(胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン)、各種抽出物(オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻)、賦活剤(ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体)、血行促進剤(ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール)、抗脂漏剤(硫黄、チアントール)、抗炎症剤(トラネキサム酸)。
以下、具体例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。なお、本発明はこれにより限定されるものではない。
例1
KAP5.1レポータープラスミドの構築
毛髪の硬さ(ヤング率)と相関性が認められたKAP5.1について、PCR法により転写調節領域を増幅した後、レポータープラスミドの構築を行った。
A.DNA断片のPCR増幅
KAP5.1遺伝子とKAP5.2遺伝子を含む約15kbのDNA断片を、5’末端に制限酵素NotIおよびMluIの認識サイトを付加したNM−F1プライマー(配列番号6)とR2プライマー(配列番号7)を用いて、市販のヒトゲノムDNA(Promegaより入手)を鋳型としてPCR法により増幅した(図1−A)。
なお、PCR反応の条件は下記の表に示す通りである。
Figure 2006160641
NM−F1プライマー(配列番号6)とR2プライマー(配列番号7)は下記の表に示す通りである。なお、表に示す番号はHomo sapiens genomic DNA, chromosome 11 clone:RP11-684B2, complete sequences. ACCESSION:AP000867.5の配列番号の位置を表示する。
Figure 2006160641
B.DNA断片のベクターへのクローニング
増幅したDNA断片を制限酵素MluIとNheIで二重消化して、アガロースゲル電気泳動により分離してから約4.9kbのDNA断片を回収した。このDNA断片を、ホタルルシフェラーゼ(firefly luciferase)をコードする遺伝子を有するレポーターベクターpGL−3basic(Promegaより入手)のMluIとNheIサイトの間にクローニングした(図1−B)。サブクローニング[ステップ1:SacI/NcoI断片(154bp,図2)をpGL−3basicにサブクローニング。ステップ2:得られたプラスミドにSacI断片(約4.0kbp,図2)を挿入]により、KAP5.1の5’上流領域(配列番号8)を含むレポータープラスミドpGL−3−KAP5.1を構築した(図2)。
例2
KAP5.1レポーターアッセイ
不死化外毛根鞘細胞(IORS)(特開2000−89より入手)を75cm2 フラスコに80万細胞播種し、37℃・5%CO2 の条件下で6日間培養する。培地はKeratinocyte−SFM培地(Gibco)を用いる。
1日目:プラスミドDNA導入(一過性)。培養したIORS細胞を、Effectene Transfection Reagent(QIAGEN)のマニュアルに従って、上記の構築したレポータープラスミドpGL3−KAP5.1(firefly luciferase)と、市販の内部標準プラスミドpRL−TY(renilla luciferase)で、Dualに形質転換した。
2日目:形質転換した細胞を24ウェルのマルチウェルプレートに1ウェル当たり10〜16万細胞となるように播き直し、37℃・5%CO2 の条件下で一晩培養する。
3日目:各ウェルの培地を、各種薬剤を溶解させた基礎培地と交換し、37℃・5%CO2 の条件下で一晩培養する。
4日目:アッセイ。デュアル−ルシフェラーゼ・レポーター・アッセイ系(Dual−Luciferase Reporter Assay System)(Promega)を用い、該製造者のマニュアルに従って各ウェルごとのルシフェラーゼ活性を測定する。ルミノメーターはAutoLumat LB953(BERTHOLD)を用いる。
試験に用いた薬剤は、下記の通りである。
試験薬剤:
O−ホスホセリン(ナカライテスクより入手、L)
ホスホグリセリン酸(ナカライテスクより入手)
セリンエチルエステル(和光純薬より入手、L)
Z−Ser−OH(SIGMAより入手、L)
H−Ser−OBzl・HCl(SIGMAより入手、L)
アセチルグリシン(ナカライテスクより入手、L)
グリシルグリシン(SIGMAより入手、L)
グリシルセリン(SIGMAより入手、L)
ヒポタウリン(和光純薬より入手)
チオタウリン(相互薬工より入手)
ビタミンUクロライド(東京化成より入手)
2−アミノ−6−(メチルスルホニル)ベンゾチアゾール(和光純薬より入手)
N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸(アルドリッチより入手、純度99%)
2−(アミジノチオ)エタンスルホン酸(東京化成より入手、純度>98%)
ジメチル4−(アセチルアミノ)シクロヘキサン−1,3−ジカルボキシレート(MAYBRIDGEより入手)
塩酸−L−オルニチン(和光純薬より入手)
L−シトルリン(和光純薬より入手)
L−スレオニン(和光純薬より入手)
チアミン(和光純薬より入手)
チロシン(和光純薬より入手)
塩化コリン(和光純薬より入手)
タウロシアミン(和光純薬より入手、純度>98%)
チアゾリジン−2−カルボン酸(東京化成より入手、純度>98%)
3−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム(アルドリッチより入手、純度95%)
L−ホモセリン(東京化成より入手)
N−ベンジル−L−セリン(BACHEMより入手、純度>99%)
H−Ser−Val−OH(国産化成より入手)
2−アミノベンゾチアゾール(ナカライテスクより入手、純度98%)
(2−アミノ−4−チアゾリル)酢酸(東京化成より入手、純度>97%)
ネガティブコントロールとして、薬剤を含有しないことを除いて同じ条件のアッセイを行った(K−SFM(−))。
アッセイ結果を表5及び表6に示す。表5に示す各種薬剤はKAP5.1の遺伝子発現を亢進する効果が認められた。これに対し、表6に示す薬剤はKAP5.1の遺伝子発現の亢進効果が認められなかった。
Figure 2006160641
Figure 2006160641
本例ではKAP5.1についてのみアッセイ結果を示したが、先に述べたように、KAP5.1遺伝子のプロモーター領域の配列と他のKAP5.2−5.5遺伝子のプロモーター領域の配列が互いに非常に近似しており(図3)、その制御機構は同等である可能性が高いことから、KAP5.1の発現を亢進する薬剤は他のKAP5遺伝子の発現も亢進し、はり、こし感を改善している可能性が非常に高い。
例3
毛髪用化粧料の調製
本発明の毛髪用化粧料の処方例を以下に示す。なお、配合量は重量%である。ワックスの硬度は(株)アイテクノエンジニアリング製カードメーター・マックスME−415で測定した(径:5.6mm;速度:7sec/インチ;荷重:200g;温度:37℃)。粘度は芝浦システム株式会社製単一円筒型回転粘度計1287温度30℃で測定した。尚、ジェル、トリートメント等の高粘度のものはVS−H1型(ローターNo.6/10rpm)、ミスト、ヘアリキッド、ムース、ヘアトニック、育毛剤等の低粘度のものはVS−A1型(ローターNo.1/60rpm)を使用した。
例3.1 ワックス
以下の処方に従い、常法により本発明の薬剤を含有するワックスを調製した。乳化ワックス状、硬度20。このワックスは使用感もよく、はり、こし感の向上がみられた。
薬剤(チオタウリン) 0.5
流動パラフィン 10
マイクロクリスタリンワックス 10
ジメチルポリシロキサン 4
ステアリルアルコール 4
プロピレングリコール 10
カルナウバロウ 3
イソステアリン酸 0.5
ステアリン酸 4.5
テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3
ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸 2
自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3
トリエタノールアミン 1
パラオキシ安息香酸エステル 適量
ポリアクリル酸ナトリウム 適量
精製水 残余
香料 適量。
例3.2 ミスト
以下の処方に従い、常法により本発明の薬剤を含有するミストを調製した。霧状(エアゾール)、粘度5。このミストは使用感も良く、はり、こし感の向上がみられた。
薬剤(グリシルグリシン) 0.5
アクリル樹脂アルカノールアミン液 12
ラウリン酸ジエタノールアミド 0.5
エタノール 57
ポリオキシエチレンオレイルエーテル 0.5
精製水 残余
例3.3 ジェル
以下の処方に従い、常法により本発明の薬剤を含有するジェルを調製した。透明固形状(ジェル)、粘度30000。このジェルは使用感もよく、はり、こし感の向上が見られた。
薬剤(ヒポタウリン) 0.5
ベヘニルアルコール 1
グリセリン 5
1,3−ブチレングリコール 5
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油コハク酸(50E.O.) 40
水酸化カリウム 1
パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 0.1
精製水 残余
香料 適量。
例3.4 ヘアリキッド
以下の処方に従い、常法により本発明の薬剤を含有するヘアリキッドを調製した。透明固形状、粘度8。このヘアリキッドは使用感もよく、はり、こし感の向上がみられた。
薬剤(アセチルグリシン) 0.5
エタノール 55
プロピレングリコール 5
ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ペンタエリスリトールエーテル(5EO) 25
パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 0.5
色素 適量
精製水 残余
香料 適量。
例3.5 トリートメント
以下の処方に従い、常法により本発明の薬剤を含有するトリートメントを調製した。乳化クリーム状、粘度25000。このトリートメントは使用感もよく、はり、こし感の向上がみられた。
薬剤(チオタウリン) 0.5
流動パラフィン 10
ワセリン 3
ジメチルポリシロキサン 2
プロピレングリコール 10
ポリオキシプロピレン(40)ブチルエーテル 2
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 3
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2
水酸化カリウム 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.3
精製水 残余
香料 適量。
例3.6 ムース
以下の処方に従い、常法により本発明の薬剤を含有するムースを調製した。原液/噴射剤90/10。泡状(エアゾール)、粘度5。このムースは使用感も良く、はり、こし感の向上がみられた。
原液:
薬剤(グリシルグリシン) 0.5
揮発性イソパラフィン 0.5
エタノール 10
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンデシルエーテル 0.5
ビワ葉エキス 0.1
ユカフォーマーSM 10
精製水 残余。
噴射剤:
LPG
例3.7 ヘアトニック
以下の処方に従い、常法により本発明の薬剤を含有するヘアトニックを調製した。透明液状、粘度7。このヘアトニックは使用感も良く、はり、こし感の向上がみられた。
薬剤(アセチルグリシン) 0.5
エタノール 60
ジプロピレングリコール 2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
乳酸 適量
乳酸ナトリウム液 適量
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.1
ニコチン酸アミド 0.1
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
L−メントール 0.2
色素 適量
精製水 残余
香料 適量。
例3.8 育毛剤
以下の処方に従い、常法により本発明の薬剤を含有する育毛剤を調製した。透明液状、粘度7。この育毛剤は使用感も良く、はり、こし感の向上がみられた。
薬剤(アセチルグリシン) 0.5
エタノール 80
イソステアリルアルコール 2
1,3−ブチレングリコール 3
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1
ラウリル硫酸ナトリウム 0.3
DL−リンゴ酸 適量
β−グリチルレチン酸 0.2
パントテニルエチルエーテル 0.1
ニコチン酸ベンジル 0.1
ニコチン酸アミド 0.1
酢酸DL−α−トコフェロール 0.5
デシルテトラデシルジメチルアミンオキシド液(20%) 5
L−メントール 1
本発明の毛髪はり・こし改善剤および毛髪用化粧料は、毛髪または頭皮に使用されることにより、毛髪に浸透し又は毛包に吸収されて、毛髪のはり・こしを改善し得るものであり、美容方法として有用である。
KAP5.1レポータープラスミドの構築および構成を示す概略図である。図1−AはKAP5.1遺伝子とKAP5.2遺伝子を含むDNA断片のPCR増幅を示す図であり、図1−Bは増幅したDNA断片のレポータープラスミドベクターpGL−3basicへのクローニングを示す図である。 図1に続くKAP5.1レポータープラスミドの構築図であり、サブクローニングによるKAP5.1遺伝子翻訳領域(開始コドン以降)の削除を示す図である。 KAP5遺伝子群の発現調節を示す図である。 ヒトKAP5.1〜5.1遺伝子の推定コードタンパク質のアミノ酸配列比較を示す図である。

Claims (4)

  1. O−ホスホセリン、ホスホグリセリン酸、セリンエチルエステル、ベンジルオキシカルボニルセリン、O−ベンジルセリン、グリシルセリン、アセチルグリシン、グリシルグリシン、ヒポタウリン、チオタウリン、メチオニンメチルエステル、ビタミンU、2−アミノ−6−(メチルスルホニル)ベンゾチアゾール、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸、ジメチル4−(アセチルアミノ)シクロヘキサン−1,3−ジカルボキシレート、タウロシアミン、チアゾリジン−2−カルボン酸、3−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、L−ホモセリン、N−ベンジル−L−セリン、H−Ser−Val−OH、2−アミノベンゾチアゾール、(2−アミノ−4−チアゾリル)酢酸およびこれらの薬学的に許容される塩からなる群より選択される1種以上の化合物を有効成分とする毛髪はり・こし改善剤。
  2. O−ホスホセリン、ホスホグリセリン酸、セリンエチルエステル、ベンジルオキシカルボニルセリン、O−ベンジルセリン、グリシルセリン、アセチルグリシン、グリシルグリシン、ヒポタウリン、チオタウリン、メチオニンメチルエステル、ビタミンU、2−アミノ−6−(メチルスルホニル)ベンゾチアゾール、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸、ジメチル4−(アセチルアミノ)シクロヘキサン−1,3−ジカルボキシレート、タウロシアミン、チアゾリジン−2−カルボン酸、3−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、L−ホモセリン、N−ベンジル−L−セリン、H−Ser−Val−OH、2−アミノベンゾチアゾール、(2−アミノ−4−チアゾリル)酢酸およびこれらの薬学的に許容される塩からなる群より選択される1種以上の化合物を含んでなる毛髪用化粧料。
  3. O−ホスホセリン、ホスホグリセリン酸、セリンエチルエステル、ベンジルオキシカルボニルセリン、O−ベンジルセリン、グリシルセリン、アセチルグリシン、グリシルグリシン、ヒポタウリン、チオタウリン、メチオニンメチルエステル、ビタミンU、2−アミノ−6−(メチルスルホニル)ベンゾチアゾール、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸、ジメチル4−(アセチルアミノ)シクロヘキサン−1,3−ジカルボキシレート、タウロシアミン、チアゾリジン−2−カルボン酸、3−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、L−ホモセリン、N−ベンジル−L−セリン、H−Ser−Val−OH、2−アミノベンゾチアゾール、(2−アミノ−4−チアゾリル)酢酸およびこれらの薬学的に許容される塩からなる群より選択される1種以上の化合物を毛髪または頭皮に適用することを含んでなる毛髪はり・こし改善方法。
  4. O−ホスホセリン、ホスホグリセリン酸、セリンエチルエステル、ベンジルオキシカルボニルセリン、O−ベンジルセリン、グリシルセリン、アセチルグリシン、グリシルグリシン、ヒポタウリン、チオタウリン、メチオニンメチルエステル、ビタミンU、2−アミノ−6−(メチルスルホニル)ベンゾチアゾール、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸、ジメチル4−(アセチルアミノ)シクロヘキサン−1,3−ジカルボキシレート、タウロシアミン、チアゾリジン−2−カルボン酸、3−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、L−ホモセリン、N−ベンジル−L−セリン、H−Ser−Val−OH、2−アミノベンゾチアゾール、(2−アミノ−4−チアゾリル)酢酸およびこれらの薬学的に許容される塩からなる群より選択される1種以上の化合物を水相又は油相に添加して毛髪用化粧料を製造することを特徴とする毛髪用化粧料の製造方法。
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