JP4149407B2 - 非水系美爪料 - Google Patents

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Description

本発明は美爪料に関するものであり、特に爪の健康保持機能、使用感触、化粧もちの改善、さらには経時安定性の改善に関する。
一般に用いられている美爪料の機能としては、爪を健康に保つ、物理的な衝撃や化学物質から爪を保護する、色材を配合してより美しく見せる等の機能が挙げられる。これらのうち、爪を健康に保つ機能に関しては、近年、特に注目されている。
爪を健康に保つ美爪料については、爪にやさしく、且つ保湿性の高い基剤の開発が進められている。また、それと同時に、使用感触、例えば基剤の塗りやすさや、のびが良好な美爪料の開発も進められている。しかしながら、従来の美爪料は、一般的に非水系であり、酢酸エチルや酢酸ブチル等の溶剤が高濃度で配合されているため、この溶剤が主に爪に存在する水分を奪ってしまう。そして、これが爪の強度の低下に繋がり、爪が割れやすくなることがあった。
一方で、このような使用性の問題の低減や、近年の安全性指向の高まりに従い、有機溶剤を用いないタイプの美爪料、例えば、水系のもの(以下、水系美爪料と呼ぶ)が検討されるようになってきた。水系美爪料の場合は、従来の美爪料とは異なり、ニトロセルロースのような強固な皮膜を形成する成分が使用できないため、溶剤タイプと同等の付着性、膜強度、光沢といった塗膜性能を有する製品の開発が主体となっている。水系美爪料の皮膜形成剤として主に使用されているアクリル型ポリマーエマルションは、単独では美爪料として使用に耐える塗膜の強度、付着性、光沢などの性能を満たすことはできないため、塗膜性能を向上させるために、ジエチレングリコール誘導体やエチレングリコール誘導体などの成膜助剤や、アルコール、可塑剤の併用が一般的であり、溶剤成分を水のみにすることは困難である。また、爪に塗布した美爪料の除去には溶剤が必要となるため、爪の水分を除去しにくい水系美爪料にも、さらなる爪に対する配慮として、形成する塗膜に保湿性を有することが望ましい。
そこで、美爪料の保湿性を高めるために、プロピレングリコールやグリセリン等の保湿剤の配合量を高める方法が考えられ、また、例えば、美爪料にセラミドやシルクポリペプタイドを配合し、光沢を得るとともに爪の乾燥を防ぐ方法(例えば、特許文献1参照)等も提案されている。しかしながら、これらの方法では、塗りやすさや塗膜の耐水性(化粧持ち)が低下し、さらには使用感触を損ねてしまうといった欠点があった。また、美爪料に配合する樹脂についても各種合成が行われ、検討がなされている(例えば、特許文献2参照)が、これらの樹脂を用いた美爪料は、基剤の塗りやすさや、化粧持ちについてはある程度の改善がなされているものの、爪を健康に保つという点では、未だ十分なものが得られているとは言い難い。
また、美爪料の分野においては、パール剤やラメ剤を配合することによって、光輝状の外観を与えるということが一般に行われている。しかしながら、これらのパール剤やラメ剤は比重が大きく、経時によって沈降してしまい、安定性が損なわれてしまうという問題点があった。このため、従来、配合成分の沈降を防ぐ目的で、種々の検討がなされてきた。例えば、美爪料に有機変性モンモリロナイト、シリカ、及び非芳香族系溶剤を配合する方法(例えば、特許文献3参照)や、特定の粒子径及び非表面積を有するシリカを配合する方法(例えば、特許文献4参照)等が報告されている。
特開平5−923号公報 特開平10−203928号公報 特開平1−242514号公報 特開2003−55159号公報
本発明は前述の課題に鑑み行われたものであり、爪の健康保持機能(爪へのやさしさ、保湿性)、使用感触、及び化粧持ちの全てにわたって優れた美爪料、さらには経時安定性に優れた美爪料を提供することを目的とする。
本発明者等は、上述の課題に鑑み鋭意研究した結果、美爪料に特定構造のアルキレンオキシド誘導体を皮膜剤とともに配合することによって、爪の健康保持機能、使用感触、及び化粧持ちの全てにわたって優れた美爪料が得られることを見出した。また、さらにシリカを配合することによって、経時安定性が改善されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明にかかる非水系美爪料は、(a)下記化学式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体と、(b)皮膜剤と、を含有し、系が非水系であることを特徴とする。
O−[(AO)(EO)]−R (I)
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、mおよびnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は、20〜80重量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。R,Rは、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基または水素原子であり、RおよびRの炭化水素基数に対する水素原子数の割合が0.15以下である。)
また、前記非水系美爪料において、さらに(c)シリカを含有することが好適である。また、前記非水系美爪料において、(a)アルキレンオキシド誘導体は、オキシアルキレン基とオキシエチレン基がランダム状に付加していることが好適である。また、前記非水系美爪料において、(a)アルキレンオキシド誘導体を0.01〜20質量%配合することが好適である。また、前記非水系美爪料において、(c)シリカが粒径15nm以下、比表面積200m/g以上の微粒子シリカであることが好適である。また、前記非水系美爪料において、(c)シリカを0.05〜2.5質量%配合することが好適である。
た、前記非水系美爪料において、(b)皮膜剤を5〜25質量%配合することが好適である。
本発明にかかる美爪料は、(a)特定構造のアルキレンオキシド誘導体と、(b)皮膜剤とを含有していることにより、爪の健康保持機能、使用感触、及び化粧持ちの全てにわたって優れている。また、上記美爪料において、さらに(c)シリカを含有した美爪料は、経時安定性にも優れている。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
本発明において特徴的な(a)化学式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体において、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、具体的には、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシトリメチレン基、オキシテトラメチレン基などが挙げられる。好ましくは、オキシプロピレン基、オキシブチレン基が挙げられる。
mは炭素数3〜4のオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1≦m≦70、好ましくは2≦m≦20である。nはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、1≦n≦70、好ましくは2≦n≦20である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基またはオキシエチレン基が0であるとしっとり感が落ち、70を越えるとべたつき感がでてきて、すべすべ感が十分に得られない傾向がある。
また、炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合が、20〜80質量%であることが好ましい。オキシエチレン基の割合が20質量%未満であるとうるおい感に劣る傾向にあり、80質量%を超えると塗布しにくくなる傾向にある。
エチレンオキシドおよび炭素数3〜4のアルキレンオキシドの付加する順序は特に指定はない。またオキシエチレン基と炭素数3〜4のオキシアルキレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。ブロック状には2段ブロックのみならず、3段以上のブロックも含まれる。
なお、オキシエチレン基と炭素数3〜4のオキシアルキレン基は、ランダム状に付加されているものであることが好適である。ランダム状のものはブロック状のものと比較して使用感触に優れている。
及びRは炭素数1〜4の炭化水素基もしくは水素原子で、炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げられる。好ましくはメチル基、エチル基である。炭素数5以上の炭化水素基では親水性が低下し、しっとり感が低下する。R,Rは、同一であっても異なっていても良い。
およびRはそれぞれ同種のものを用いても、炭素数1〜4の炭化水素基と水素原子とが混在しても、異種の炭素数1〜4の炭化水素基が混在してもよい。ただし、RおよびRの炭化水素基のうち、炭化水素基と水素原子の存在割合は、炭化水素基の数(X)に対する水素原子の数(Y)の割合Y/Xが0.15以下、好ましくは0.06以下である。Y/Xの割合が0.15を越えると、べたつき感がでてくる。
本発明の(a)アルキレンオキシド誘導体としては、具体的にはPOE(9)POP(2)ジメチルエーテル、POE(14)POP(7)ジメチルエーテル、POE(10)POP(10)ジメチルエーテル、POE(6)POP(14)ジメチルエーテル、POE(15)POP(5)ジメチルエーテル、POE(25)POP(25)ジメチルエーテル、POE(27)POP(13)ジメチルエーテル、POE(55)POP(28)ジメチルエーテル、POE(36)POP(41)ジメチルエーテル、POE(9)POB(2)ジメチルエーテル、POE(14)POB(7)ジメチルエーテル、POE(10)POP(10)ジエチルエーテル、POE(10)POP(10)ジプロピルエーテル、POE(10)POP(10)ジブチルエーテル等が挙げられる(なお、上記POE、POP、POBは、それぞれポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレンの略であり、以下、このように略して記載することがある)。
本発明の(a)アルキレンオキシド誘導体は公知の方法で製造することができる。例えば、水酸基を有している化合物にエチレンオキシドおよび炭素数3〜4のアルキレンオキシドを付加重合した後、ハロゲン化アルキルをアルカリ触媒の存在下にエーテル反応させることによって得られる。
本発明の美爪料への(a)アルキレンオキシド誘導体の配合量は特に限定されないが、通常0.01〜20質量%程度、好ましくは0.5〜10質量%程度配合される。0.01質量%未満では配合による効果の発現が十分ではない場合があり、また20質量%を超えると使用後、べたつき感を生じる場合がある。
本発明にかかる美爪料においては、上記(a)アルキレンオキシド誘導体とともに、(b)皮膜剤が配合される。本発明の美爪料に用いられる(b)皮膜剤は、特に限定されるものではなく、ニトロセルロース、アクリル樹脂など、通常、美爪料に用いられている公知のものを使用することができる。
本発明の美爪料が非水系の美爪料である場合には、(b)皮膜剤としてニトロセルロースを特に好適に用いることができる。具体的には、例えば、ニトロセルロースRS1/2秒、ニトロセルロースLIG1/2秒、ニトロセルロースHIG1/2秒、ニトロセルロースSS1/2秒、ニトロセルロースHIG1秒、ニトロセルロースHIG2秒、ニトロセルロースHIG7秒、ニトロセルロースHIG20秒、ニトロセルロースLIG1/4秒、ニトロセルロースHIG1/4秒、ニトロセルロースLIG1/8秒、ニトロセルロースHIG1/8秒、ニトロセルロースHIG1/16秒等が挙げられる。ニトロセルロースは1種又は2種以上を用いることができる。
本発明の非水系美爪料への(b)皮膜剤の配合量は、美爪料全量に対し、5〜25質量%、好ましくは10〜20質量%である。5質量%未満では、被膜成分が不足し、つやなどの低下を招き、本発明の効果が十分でなく、25質量%以上配合しても配合量の増加に見合った使用性の向上がみられず、さらには爪への塗りやすさなどの使用感が悪くなる傾向にあり、好ましくない。
また、本発明の美爪料には、上記(a)、(b)の必須成分に加えて、さらに(c)シリカを配合することが好適である。本発明に用いる(c)シリカは、通常、化粧品に用いられている公知のものを使用することがきる。本発明に用いる(c)シリカとしては、平均粒径は15nm以下、さらには7nm以下であることが好ましく、また、比表面積は200m/g以上、さらには350m/g以上であることが好ましい。平均粒径が15nmを超える、又は比表面積が200m/g未満であると、十分な増粘効果が得られず、ラメ剤等の比重の大きな配合成分が経時で沈降してしまう場合がある。
本発明の美爪料への(c)シリカの配合量は、美爪料全量に対し、0.05〜2.5質量%、好ましくは0.5〜1.5質量%である。0.05質量%未満では十分な増粘効果が得られずに、ラメ剤等の比重の大きな配合成分が経時で沈降してしまう場合があり、2.5質量%では粘度が高くなりすぎ、塗布しにくくなったり、透明性が低下してしまい美爪料としての外観が損なわれる場合がある。
本発明の美爪料は、化粧品業界において一般にマニキュア類、美爪用製品等として用いられている爪被覆剤を広く含むものであり、例えば、ベースコート、ネールエナメル、トップコート(オーバーコート)等が挙げられるが、これら例示に限定されるものでない。
本発明の美爪料には上記必須成分の他、通常化粧品の美爪料に用いられる成分を配合することができ、常法に応じて製造される。以下に具体的な配合可能成分を列挙するが、上記必須成分と下記成分の一種又は二種以上とを配合して本発明の美爪料を調製できる。
本発明の美爪料が非水系美爪料である場合には、溶剤として、従来用いられているエステル系、アルコール系、炭化水素系等の公知のものを使用することができる。例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、乳酸エチル、乳酸ブチル、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、トルエン、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、プロピルアルコール等が挙げられる。溶剤は1種または2種以上を用いることができる。溶剤の配合量は使用性、色等によっても異なるが、一般に美爪料全量に対し50〜85質量%程度である。
また、上記成分の他に一般に美爪料に配合される成分としては、例えば、アルキッド樹脂、スルホンアミド樹脂、ショ糖安息香酸エステル、ショ糖酢酸酪酸エステル、セルロース誘導体等の上記以外の樹脂、可塑剤、香料、染料、薬剤、保湿剤、紫外線吸収剤、艶消剤、充填剤、界面活性剤、金属石鹸等が挙げられる。これらのうち、スルホンアミド樹脂等の上記以外の樹脂、可塑剤は、美爪料の使用性の点から配合するのが普通である。
可塑剤としては、例えば、フタル酸ジエステル類、アジピン酸ジエステル類、コハク酸ジエステル類、セバシン酸ジエステル類、アビエチン酸エステル類、カプリル酸エステル、カプロン酸エステル、酢酸エステル、エナント酸エステル、ミリスチン酸エステル、クエン酸エステル等のエステル類、カンファー等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、 POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、 12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)、アクリルシリコーン類等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N'-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE-アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステアレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例えば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・POP-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラ POE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル-N- アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート) 、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2'- ジヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン、2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4'-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等);3-(4'-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2'-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE-テトラハイドロフルフリルアルコール;POP-ブチルエーテル;POP・POE-ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテルリン酸;POP・POE-ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、D-トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロース、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコース、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボース、6-デオキシ-L-ガラクトース、6-デオキシ-L-マンノース等);アミノ糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α-トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム) 、アシルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル−1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
増粘剤及び水溶性高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキシド、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等の有機系増粘剤、無機系のスメクタイト系粘土鉱物として、モンモリロナイト類、ヘクトライト類、サポナイト類等、さらにベーマイト等の含水酸化物等が使用できる。
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
次に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。なお、配合量は質量%で示す。まず始めに各実施例で採用した評価方法及び測定方法について説明する。
「評価(1):塗布のしやすさ(のび)」
美爪料の塗布のしやすさ(のび)の有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…パネラー8名以上が、塗布中ののびが良好であると認めた。
○…パネラー6名以上8名未満が、塗布中ののびが良好であると認めた。
△…パネラー3名以上6名未満が、塗布中ののびが良好であると認めた。
×…パネラー3名未満が、塗布中ののびが良好であると認めた。
「評価(2):つきやすさ」
美爪料塗布中の、爪へのつきやすさの有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…パネラー8名以上が、塗布中爪につきやすいと認めた。
○…パネラー6名以上8名未満が、塗布中爪につきやすいと認めた。
△…パネラー3名以上6名未満が、塗布中爪につきやすいと認めた。
×…パネラー3名未満が、塗布中爪につきやすいと認めた。
「評価(3):爪へのやさしさ」
美爪料塗布乾燥後の爪へのやさしさの有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…パネラー8名以上が、爪にやさしいと認めた。
○…パネラー6名以上8名未満が、爪にやさしいと認めた。
△…パネラー3名以上6名未満が、爪にやさしいと認めた。
×…パネラー3名未満が、爪にやさしいと認めた。
「評価(4):うるおい感」
美爪料を専門パネラー10名に適量2週間連用させ、連用後のうるおい感(保湿性)の有無を評価してもらった。なお3日に一度は塗りなおしてもらうようにした。評価基準は以下の通りである。
◎…パネラー8名以上が、連用後うるおい感が高いと認めた。
○…パネラー6名以上8名未満が、連用後うるおい感が高いと認めた。
△…パネラー3名以上6名未満が、連用後うるおい感が高いと認めた。
×…パネラー3名未満が、連用後うるおい感が高いと認めた。
「評価(5):化粧もち」
美爪料を専門パネラー10名に塗布してもらい、1週間連用後に化粧もちを評価してもらった。評価基準は以下の通りである。
◎…パネラー8名以上が、化粧もちが高いと認めた。
○…パネラー6名以上8名未満が、化粧もちが高いと認めた。
△…パネラー3名以上6名未満が、化粧もちが高いと認めた。
×…パネラー3名未満が、化粧もちが高いと認めた。
「評価(6):経時安定性」
美爪料をガラス瓶に充填し、50℃の恒温槽に1ヶ月間保存して、配合されたラメ剤の沈降度合いを確認した。評価基準は以下の通りである。
◎…ラメ剤が全く沈降しなかった。
○…殆どラメ剤が沈降しなかった。
△…半分程度のラメ剤が下部に沈降した。
×…殆どのラメ剤が下部に沈降した。
・粘度測定方法
単一円筒型粘度計(vs‐A1:芝浦システム社製)により、粘度の測定を行った。測定は、試料製造直後1時間30℃の恒温槽に静置して行った。
測定条件:回転数0.6rpm,使用ローター2型
つづいて、本発明にかかるアルキレンオキシド誘導体の合成例について示す。
合成例1 ブロックポリマーの合成
ポリオキシエチレン(10モル)ポリオキシプロピレン(10モル)ジメチルエーテル
CHO(EO)(PO)10(EO)CH
プロピレングリコール76gと触媒として水酸化カリウム3.1gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりプロピレンオキシド522gを滴下させ、2時間攪拌した。ひきつづき滴下装置によりエチレンオキシド440gを滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム224gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル188gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を除去するため減圧−0.095MPa(50mmHg)、100℃で1時間処理した。更に処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、前記アルキレンオキシド誘導体(ブロックポリマー)を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が110、得られた化合物の水酸基価が0.3、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.003であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
合成例2 ランダムポリマーの合成
ポリオキシエチレン(10モル)ポリオキシプロピレン(10モル)ジメチルエーテル
CHO[(EO)10/(PO)10]CH
なお、以下の実施例において、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、[(EO)/(PO)]はランダム状結合を表す。
プロピレングリコール76gと触媒として水酸化カリウム3.1gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりエチレンオキシド440gとプロピレンオキシド522gの混合物を滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム224gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル188gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を除去するため減圧−0.095MPa(50mmHg)、100℃で1時間処理した。更に処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、前記アルキレンオキシド誘導体(ランダムポリマー)を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が107、得られた化合物の水酸基価が0.4、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.004であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
本発明者らは、以上の各製造例に準じて各種アルキレンオキシド誘導体を調製し、下記表1に記載した配合組成よりなる試験例1−1〜1−6の非水系美爪料を常法により製造し、上記評価(1)〜(5)について評価試験を行なった。試験結果を表1に併せて示す。
非水系美爪料
Figure 0004149407
上記表1より、従来の一般的な基剤からなる試験例1−1の非水系美爪料は、(1)〜(5)のいずれの評価にも劣っていることがわかる。また、保湿剤であるポリオキシエチレン(20)グリコールを配合した試験例1−2においても効果の改善は見られない。一方で、保湿剤としてポリオキシプロピレン(20)グリコール、グリセリンを配合した試験例1−3、1−4では、使用感触については改善が見られるものの、爪の健康保持機能や化粧持ちについては、十分であるとは言い難い。
これに対して、本発明のオキシエチレン/オキシプロピレン誘導体が配合された試験例1−5、1−6の非水系美爪料は、(1)〜(5)のいずれの評価にも優れているものであった。
つづいて、本発明者らは、アルキレンオキシド誘導体の適性についてさらに検討するため、各種アルキレンオキシド誘導体を調製し、下記表3に記載した配合組成よりなる試験例1−13〜1−21の非水系美爪料を常法により製造し、上記評価(1)〜(5)について評価試験を行なった。試験結果を表3に併せて示す。
Figure 0004149407
上記試験例1−13〜1−16より、本発明のオキシエチレン/オキシプロピレン誘導体が配合された非水系美爪料は、(1)〜(5)のいずれの評価にも優れているものであった。
一方で、上記試験例1−17、1−18より、オキシエチレン基のみの場合では、化粧もち効果、あるいはオキシプロピレン基のみの場合では、爪へのやさしさやうるおい効果が十分に得られない。また、上記試験例1−19より、オキシエチレン基が80モル以上であると、化粧もち効果の点で好ましくない。さらに、上記試験例1−20より、両末端が水素であった場合も化粧もち効果が十分に得られず、一方で上記試験例1−21より、両末端が炭素数6の炭化水素基であった場合には、うるおい効果が十分でない。
つづいて、本発明者らは、アルキレンオキシド誘導体、皮膜剤の好適な配合量について検討するため、アルキレンオキシド誘導体、皮膜剤の配合量を各種変化させて、下記表4,6に記載した配合組成よりなる試験例1−22〜1−25,1−30〜1−33の非水系美爪料を常法により製造し、上記評価(1)〜(5)について評価試験を行なった。試験結果を表4,6に併せて示す。
非水系美爪料
Figure 0004149407
上記試験例1−22〜1−25より、アルキレンオキシド誘導体を0.01〜20%配合した非水系美爪料では、(1)〜(5)のすべての評価において優れているものであった。
非水系美爪料
Figure 0004149407
上記試験例1−30〜1−33より、アルキレンオキシド誘導体とともに、皮膜剤としてニトロセルロースを5〜25%配合した非水系美爪料では、いずれの場合も(1)〜(5)のすべての評価において優れているものであった。
以上のように、美爪料中に(a)特定構造のアルキレンオキシド誘導体と(b)皮膜剤とを配合することにより、塗布のしやすさ、つきやすさといった使用感触、爪へのやさしさ、うるおい感といった爪の健康保持機能、さらには化粧持ちといった効果のすべてにわたって優れた美爪料を得ることができることが明らかとなった。
次に、本発明者らは、美爪料の経時安定性について検討するため、下記表5に記載した配合組成よりなる試験例2−1〜2−4の美爪料を常法により製造し、製造直後の粘度を測定するとともに、上記評価(1)、及び(6)について評価試験を行なった。試験結果を表8に併せて示す。
Figure 0004149407
上記試験例2−1より、シリカのみを1%配合した美爪料では、塗布のしやすさに優れている一方で、経時によりラメ剤の沈降が生じてしまう。また、有機変性粘土鉱物のみを配合した試験例2−2では、シリカのみの場合よりも若干増粘効果に優れてはいるものの、依然、経時安定性は十分ではない。一方、有機変性粘土鉱物とアルキレンオキシド誘導体とをともに配合した試験例2−3においても、経時安定性の改善は見られない。
これに対して、シリカとアルキレンオキシド誘導体とをともに配合した試験例2−4の美爪料は、試験例2−1と同量のシリカ配合量にもかかわらず、相乗効果によって増粘効果が飛躍的に増大し、塗布のしやすさとともに、優れた経時安定性が得られることが明らかとなった。
つづいて、本発明者らは、シリカとの供配合により相乗効果を生じ得るアルキレンオキシド誘導体の配合量について検討するため、アルキレンオキシド誘導体の配合量を各種変化させて、下記表6に記載した配合組成よりなる試験例2−5〜2−8の美爪料を常法により製造し、製造直後の粘度を測定するとともに、上記評価(1),(6)について評価試験を行なった。試験結果を表9に併せて示す。
Figure 0004149407
上記試験例2−5〜2−8より、シリカ1%とともに、アルキレンオキシド誘導体を0.05〜20%配合した美爪料では、いずれの場合も、相乗効果による系の増粘性向上によって優れた経時安定性を示すことが明らかとなった。
以上のように、(a)特定構造のアルキレンオキシド誘導体と(b)皮膜剤とを配合した本発明の美爪料に加えて、さらに(c)シリカを配合することにより、相乗効果によって増粘効果が飛躍的に増大し、経時安定性に優れた美爪料を得ることができる。
以下、本発明にかかる美爪料のその他の実施例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例3−1 ネールエナメル
質量%
ニトロセルロースLIG1/2秒 12.0
トルエンスルホンアミド樹脂 12.0
イソプロピルアルコール 5.0
クエン酸アセチルトリブチル 6.5
酢酸エチル 15.0
ブタノール 0.5
POE(55)POP(28)ジメチルエーテル 1.0
有機変性粘土鉱物(ベントン27) 1.2
顔料 1.0
パール剤(メタシャインMS1080RY) 3.0
酸化防止剤 適 量
香料 適 量
酢酸ブチル 残 余
(製法及び評価)
通常の製法に従って、上記成分を混合等することによりネールエナメルを得た。得られたネールエナメルは、使用感触、健康保持機能、化粧持ちのすべてにわたって優れていた。
実施例3−2 ネールエナメル
質量%
ニトロセルロースHIG1/2秒 10.0
アルキッド樹脂 5.0
トルエンスルホンアミド樹脂 5.0
イソプロピルアルコール 6.0
クエン酸アセチルトリブチル 4.0
酢酸エチル 18.0
ブタノール 0.5
POE(27)POP(14)ジメチルエーテル 1.0
有機変性粘土鉱物(ベントン27) 1.0
顔料 2.0
パール剤(メタシャインMS1080RY) 4.0
酸化防止剤 適 量
香料 適 量
酢酸ブチル 残 余
(製法及び評価)
通常の製法に従って、上記成分を混合等することによりネールエナメルを得た。得られたネールエナメルは、使用感触、爪の健康保持機能、化粧持ちのすべてにわたって優れていた。
実施例3−3 オーバーコート
質量%
ニトロセルロース1/4秒(30%IPA) 8.0
ニトロセルロース1/2秒(30%IPA) 2.0
シリカ(アエロジル200) 1.0
POE(14)POP(7)ジメチルエーテル 1.0
クエン酸アセチルトリエチル 5.0
イソプロピルアルコール 3.0
n−ブチルアルコール 2.0
酢酸ブチル 25.0
酢酸エチル 53.0
(製法及び評価)
通常の製法に従って、上記成分を混合等することにより、オーバーコートを得た。得られたオーバーコートは、使用感触、爪の健康保持機能、化粧持ちに優れ、さらに経時安定性にも優れていた。
実施例3−4 ベースコート
質量%
ニトロセルロース1/4秒(30%IPA) 8.0
ニトロセルロース1/2秒(30%IPA) 5.0
シリカ(アエロジル380S) 1.0
POE(36)POP(41)ジメチルエーテル 1.0
クエン酸アセチルトリエチル 5.0
イソプロピルアルコール 3.0
n−ブチルアルコール 2.0
酢酸ブチル 30.0
酢酸エチル 45.0
(製法及び評価)
通常の製法に従って、上記成分を混合等することにより、ベースコートを得た。得られたベースコートは、使用感触、爪の健康保持機能、化粧持ちに優れ、さらに経時安定性にも優れていた。

Claims (7)

  1. (a)下記化学式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体と、
    (b)皮膜剤と、
    を含有し、系が非水系であることを特徴とする非水系美爪料。
    O−[(AO)(EO)]−R (I)
    (式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、mおよびnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は、20〜80質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。R,Rは、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基または水素原子であり、RおよびRの炭化水素基数に対する水素原子数の割合が0.15以下である。)
  2. 請求項1に記載の非水系美爪料において、さらに(c)シリカを含有することを特徴とする非水系美爪料。
  3. 請求項1又は2に記載の非水系美爪料において、(a)アルキレンオキシド誘導体がオキシアルキレン基とオキシエチレン基がランダム状に付加しているものであることを特徴とする非水系美爪料。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の非水系美爪料において、(a)アルキレンオキシド誘導体を0.01〜20質量%配合することを特徴とする非水系美爪料。
  5. 請求項2から4のいずれかに記載の非水系美爪料において、(c)シリカが粒径15nm以下、比表面積200m/g以上の微粒子シリカであることを特徴とする非水系美爪料。
  6. 請求項2から5のいずれかに記載の非水系美爪料において、(c)シリカを0.05〜2.5質量%配合することを特徴とする非水系美爪料。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の非水系美爪料において、(b)皮膜剤を5〜25質量%配合することを特徴とする非水系美爪料。
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