JP2009108052A - 染毛剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】損傷した毛髪、弱体化した毛髪、或いは生まれつき細く柔らかい毛髪に対する染色(又は脱色)力に優れると共に、毛髪にハリ、コシ及びボリュームを与えることができる染毛剤組成物の提供。
【解決手段】下記一般式(1)で表される芳香族スルホン化合物を0.1〜20質量%と、グリシルグリシン、グリシルグリシルグリシン及びこれらの塩から選ばれる少なくとも1種を0.01〜5質量%とを含有し、使用時のpHが2〜12の染毛剤組成物。

〔式中、Rは同一若しくは異なって水素原子若しくは一価の炭化水素基を表すか、又は隣接する2つのRが一緒になって形成される、飽和若しくは不飽和の二価の炭化水素基を表す。Xが酸素原子である場合Yは水素原子を表し、Xが窒素原子である場合YはXに結合するカルボニル基を表す。Z+は1価のカチオンを表す。〕
【選択図】なし

Description

本発明は、染毛剤組成物に関するものである。
毛髪染色剤では、アルカリ剤の共存下、酸化染料中間体(プレカーサーとカップラー)を、酸化剤を用いて酸化カップリング反応させて染毛する技術が最も一般的である。しかしながら、酸化剤は毛髪損傷を引き起こし易く、その結果キューティクルのリフトアップや剥離、システイン酸の生成、毛髪内脂質の減少といった毛髪の損傷や弱体化が生じる。このような損傷や弱体化は生まれつき細く柔らかい毛髪で顕著であって、これら毛髪を染色するとハリ、コシやボリュームがないためスタイリングしづらくなるという問題が知られていた。
そこで、損傷した毛髪、弱体化した毛髪、或いは生まれつき細く柔らかい毛髪に対する染色性と、ハリ、コシやボリュームの付与とを両立させる次のような方法が提案されている。
(1)染毛剤中に添加した皮膜形成樹脂などを毛髪表面に吸着させる方法(特許文献1)
(2)タンパク質の加水分解物と、アミノ酸とを併用する方法(特許文献2)
(3)水溶性物質を毛髪に添加し、毛髪内において水に不溶あるいは難溶な物質を形成させる方法(特許文献3)
特開2000-229820号公報 特開平7-330559号公報 特開平4-338316号公報
しかしながら、これらの技術はいずれにも問題があり、充分満足しうるものではなかった。即ち、上記(1)の方法は、使用される皮膜形成樹脂等が毛髪の表面に吸着することによって効果を発揮するものであるが、染毛処理後に必須のシャンプー等を用いた洗浄により皮膜形成樹脂等が毛髪から脱落するため所望の効果が発揮し難くなる。また(2)の方法では、タンパク質の加水分解物の原料として種々のタンパク質が使用できるとされているが、タンパク質の種類、ロットによってその効果は一定しない。更に(3)の方法では、ある程度のハリ、コシを付与することは可能であるが、損傷した毛髪、弱体化した毛髪、或いは生まれつき細く柔らかい毛髪に対しては、その効果は充分満足し得るものではなかった。
そこで、本発明は、損傷した毛髪、弱体化した毛髪、或いは生まれつき細く柔らかい毛髪に対する染色(又は脱色)力に優れると共に、毛髪にハリ、コシ及びボリュームを与えることができる染毛剤組成物、並びにその染毛剤組成物を用いて毛髪を染色する方法を提供することを目的とする。
本発明は、次の成分(a)及び(b)を含有し、使用時のpHが2〜12である染毛剤組成物を提供するものである。
(a)下記一般式(1)で表される芳香族スルホン化合物 0.1〜20質量%
(b)グリシルグリシン、グリシルグリシルグリシン及びこれらの塩から選ばれる少なくとも1種 0.01〜5質量%
〔式中、Rは同一若しくは異なって水素原子若しくは一価の炭化水素基を表すか、又は隣接する2つのRが一緒になって形成される、飽和若しくは不飽和の二価の炭化水素基を表す。Xが酸素原子である場合Yは水素原子を表し、Xが窒素原子である場合YはXに結合するカルボニル基を表す。Z+は1価のカチオンを表す。〕
本発明はまた、上記した染毛剤組成物を毛髪に適用して1〜60分放置後、洗い流す染毛方法を提供するものである。
本発明の染毛剤組成物によれば、損傷した毛髪、弱体化した毛髪或いは生まれつき細く柔らかい毛髪に対する染色(又は脱色)力に優れると共に、毛髪にハリ、コシ及びボリュームを与えることができる。また、本発明によれば、このような効果を簡便に得ることが可能な染毛方法が提供される。
本発明の染毛剤組成物は、「一剤型」及び「多剤型」のいずれをも含む概念である。ここで「一剤型」とは、当該組成物が単一の剤から構成されることを意味し、その剤型としては、例えば、
1)直接染料と必要により酸化剤を含有する一剤型染毛剤組成物、及び
2)染料を含有せず、酸化剤を含有する一剤型染毛剤組成物
が挙げられる。
一方、「多剤型」とは、当該組成物が2以上の剤から構成されることを意味し、その剤型としては、例えば、
3)アルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とからなる二剤型染毛剤組成物、及び
4)アルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤と、酸化助剤を含有する第3剤とからなる三剤型染毛剤組成物
が挙げられる。
本発明においては、上記したいずれかの剤型に、更に独立した剤(以下「ブースター剤」という)を組み合わせた場合も当該剤型に包含されるものとする。すなわち、一剤型染毛剤組成物に、更にブースター剤を組み合わせた染毛剤組成物は一剤型染毛剤組成物であり、アルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤に、更にブースター剤を組み合わせた染毛剤組成物は二剤型染毛剤組成物であり、またアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤と、酸化助剤を含有する第3剤に、更にブースター剤を組み合わせた染毛剤組成物は三剤型染毛剤組成物であるものとする。
このようなブースター剤は、例えば、
i)一剤型染毛剤組成物、又は第1剤及び第2剤、必要により第3剤の混合液を毛髪に適用する前に、あらかじめ毛髪に塗布されることにより、毛髪上で一剤型染毛剤組成物又は当該混合液と混合される洗い流さない染毛前処理剤、
ii)一剤型染毛剤組成物、又は第1剤及び第2剤、必要により第3剤の混合液を毛髪に適用した後、洗い流さずに更に毛髪に適用されることにより、毛髪上で一剤型染毛剤組成物又は当該混合液と混合される染毛後処理剤、
iii)一剤型染毛剤組成物、又は第1剤及び第2剤、必要により第3剤の混合液の調製時に更に追加して混合される添加剤
等の形態であってもよい。すなわち、毛髪適用時において一剤型染毛剤組成物又は上記混合液と混合される剤は「ブースター剤」に包含され、毛髪適用時において一剤型染毛剤組成物又は上記混合液と混合されない剤は「ブースター剤」に包含されない。
本発明において、「染毛剤」とは、染料を含む毛髪染色剤に加え、染料を含まない毛髪脱色剤をも包含する概念である。また、「染色する」とは、染料を含む染毛剤では単に毛髪を染めることに加え、毛髪を脱色すると共に染めることも含み、また染料を含まない脱色剤では毛髪を脱色することをいう。本発明において「全組成物」とは、洗い流すまでに染毛処理に使用される組成物全体をいい、具体的には、染毛剤組成物を構成する各剤を混合した後の混合物、あるいは当該混合物とブースター剤とを組み合わせた混合物を意味する。
<成分(a)>
成分(a)の芳香族スルホン化合物は、一般式(1)で表される化合物である。
一般式(1)中、Rは同一若しくは異なって水素原子若しくは一価の炭化水素基を表すか、又は隣接する2つのRが一緒になって形成される飽和若しくは不飽和の二価の炭化水素基を表すが、一価の炭化水素基としては、アルキル基、アリール基、アラルキル基が挙げられ、炭素数1〜8(好ましくは1〜4)のアルキル基、炭素数6〜10(好ましくは6〜8)のアリール基又はアラルキル基が好ましく、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t−ブチル基、フェニル基、ベンジル基等が挙げられる。
隣接する2つのRが一緒になって形成される飽和若しくは不飽和の二価の炭化水素基としては、アルキレン基、アルキリデン基が挙げられ、炭素数2〜6(好ましくは2〜4)のアルキレン基又はアルキリデン基が好ましく、例えば、エチレン基、エチリデン基、ビニレン基、トリメチレン基、イソプロピリデン基、1-プロペニレン基、テトラメチレン基、2-メチルトリメチレン基、1-メチルトリメチレン基、2-プロペニレン基、2-ブテニレン基、ブタ-1,3-ジエン-1,4-ジイル等が挙げられる。具体的には、隣接する2つのRが一緒になってブタ-1,3-ジエン-1,4-ジイル、テトラメチレン基、1-プロペニレン基、2-プロペニレン基、トリメチレン基を形成する場合、芳香族スルホンとして、それぞれナフタレンスルホン、テトラヒドロナフタレンスルホン、インデンスルホン、インダンスルホンが形成されるが、中でもナフタレンスルホンが好ましい。
Xが酸素原子である場合Yは水素原子を表すか、又はXが窒素原子である場合YはXに結合するカルボニル基を表すが、Xが酸素原子である場合、Rはアルキル基、隣接する2つのRが一緒になって形成されるアルキリデン基であるのが好ましく、他方Xが窒素原子である場合、Rは水素原子であるのが好ましい。
また、成分(a)の芳香族スルホン化合物は、カウンターカチオンZ+として任意の1価カチオンをとりうるが、Zとしては水素原子、アルカリ金属(例えば、ナトリウム原子、カリウム原子)、アンモニウムであるのが好ましい。
成分(a)の芳香族スルホン化合物のより好ましい例としては、ベンゼンスルホン酸及び/又はその塩、パラトルエンスルホン酸及び/又はその塩、2,4-ジメチルベンゼンスルホン酸及び/又はその塩、2,5-ジメチルベンゼンスルホン酸及び/又はその塩、ナフタレンスルホン酸及び/又はその塩、サッカリン及び/又はその塩等が挙げられる。中でも、パラトルエンスルホン酸及び/又はその塩、2,4-ジメチルベンゼンスルホン酸及び/又はその塩、ナフタレンスルホン酸及び/又はその塩、サッカリン及び/又はその塩がより好ましい。これらは単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
成分(a)は、第一剤、第二剤及び第三剤のうちのいずれか1以上の剤に配合してもよいし、又はブースター剤に配合してもよい。
成分(a)の含有量は、施術時に組成物から受ける感触と組成物の保存安定性の点から、全組成物中の0.1〜20質量%であるが、0.5〜10質量%が好ましく、1〜7質量%がより好ましい。
<成分(b)>
成分(b)はグリシルグリシン、グリシルグリシルグリシン及びこれらの塩から選ばれる少なくとも1種であるが、これらは遊離構造であっても、Zwitterイオン構造であってもよい。塩としては、例えば、塩酸塩、硫酸塩等の無機酸塩;乳酸塩等の有機酸塩;アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩等のアンモニウム塩;ナトリウム塩等のアルカリ金属塩等が挙げられる。
更に、成分(b)は第一剤、第二剤及び第三剤のうちのいずれか1以上の剤に配合してもよいし、又はブースター剤に配合してもよい。
成分(b)の含有量は、施術時に組成物から受ける感触と組成物の保存安定性の点から、全組成物中の0.01〜5質量%であるが、0.05〜3質量%が好ましく、0.1〜2質量%がより好ましい。
また、成分(a)と成分(b)の混合比率((a)/(b))は、色調変化を抑制して染色性をより一層向上させるとともに、ボリュームアップをより確実に付与する点から、質量比で1〜20が好ましく、2〜15がより好ましく、2〜12が更に好ましい。
また、成分(a)及び成分(b)の合計含有量は、上記と同様の観点から、1〜10質量%が好ましく、2〜9質量%がより好ましく、3〜8質量%が更に好ましい。
<アルカリ剤>
本発明の染毛剤組成物は、アルカリ剤を含有することができる。また、多剤型染毛剤組成物においては、アルカリ剤を第一剤に含有することができる。
アルカリ剤としては、アンモニア及びその塩;モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノブタノール等のアルカノールアミン及びその塩;1,3-プロパンジアミン等のアルカンジアミン及びその塩;炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩等が挙げられる。中でも、アンモニア、アルカノールアミン及びそれらの塩がより好ましい。
これらのアルカリ剤は、2種以上を併用してもよい。また、アルカリ剤の含有量は、十分な染色性・脱色性の点、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、全組成物中の0.05〜15質量%が好ましく、0.1〜10質量%がより好ましく、0.2〜5質量%が更に好ましい。
<酸化剤>
本発明の染毛剤組成物は、酸化剤を含有することができる。また、多剤型染毛剤組成物においては、酸化剤を第二剤に含有することができる。
酸化剤としては、過酸化水素、過酸化水素又は酸素の発生剤である過酸化尿素、過酸化メラミン、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム等が挙げられ、過酸化水素がより好ましい。
酸化剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。酸化剤の含有量は、十分な染毛・脱色効果、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、全組成物中の0.1〜12質量%が好ましく、0.5〜9質量%がより好ましく、1〜6質量%が更に好ましい。
<酸化助剤>
本発明の多剤型染毛剤組成物は、第三剤に酸化助剤を含有することができる。
酸化助剤としては、上記した酸化剤以外の酸化剤を使用することができ、例えば、過硫酸塩等が挙げられる。具体的には、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等が挙げられ、これらは造粒物のような粉末の形態が好ましい。
酸化助剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。酸化助剤の含有量は、十分な脱色効果及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、全組成中の0.1〜50質量%が好ましく、1〜30質量%がより好ましく、3〜25質量%が更に好ましい。
〔その他の成分〕
本発明の染毛剤組成物は、直接染料を含有することができる。多剤型染毛剤組成物においては、第一剤に直接染料及び/又は酸化染料中間体を含有することができる。
直接染料としては、酸性染料、ニトロ染料、分散染料、塩基性染料、特開2003-342139号公報記載の直接染料等が挙げられる。
酸性染料としては、青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色227号、赤色106号、黄色203号、酸性橙3等が挙げられる。
ニトロ染料としては、2-ニトロパラフェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロオルトフェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC黄2、HC黄4、HC黄5、HC赤3、N,N-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロパラフェニレンジアミン等が挙げられる。
分散染料としては、分散紫1、分散青1、分散黒9等が挙げられる。
塩基性染料としては、塩基性青99、塩基性茶16、塩基性茶17、塩基性赤76、塩基性赤51、塩基性黄57、塩基性黄87、塩基性橙31等が挙げられる。
直接染料は、2種以上を併用してもよく、酸化染料中間体と併用してもよい。直接染料の含有量は、全組成物中の0.001〜5質量%が好ましく、0.01〜3質量%がより好ましい。
酸化染料中間体としては、通常染毛剤に使用されている公知のプレカーサー及びカップラーを用いることができる。
プレカーサーとしては、例えば、パラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、オルトクロルパラフェニレンジアミン、N-フェニルパラフェニレンジアミン、N,N-ビス(ヒドロキシエチル)パラフェニレンジアミン、3-メチル-4-アミノフェノール、2-ヒドロキシエチルパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、4-アミノメタクレゾール、オルトアミノフェノール及びこれらの塩等が挙げられる。
また、カップラーとしては、例えば、レゾルシン、2-メチルレゾルシン、1-ナフトール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、5-アミノオルトクレゾール、メタフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、2,6-ジアミノピリジン、2-メチル-5-ヒドロキシエチルアミノフェノール、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン及びこれらの塩等が挙げられる。
プレカーサーとカップラーは、それぞれ2種以上を併用してもよく、その含有量はそれぞれ全組成物中の0.01〜5質量%が好ましく、0.1〜4質量%がより好ましい。
本発明の染毛剤組成物は、界面活性剤を含有することができる。
界面活性剤としては、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤のいずれも使用することができる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、モノ長鎖アルキル四級アンモニウム塩が好ましく、具体的には、セトリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリド、ステアラルコニウムクロリド、ベンザルコニウムクロリド等が挙げられ、ステアルトリモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリドがより好ましい。
非イオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、高級脂肪酸ショ糖エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、アルキルサッカライド、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド等が挙げられる。これらのうち、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が好ましく、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテルがより好ましい。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン、カルボベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン、ヒドロキシスルホベタイン、アミドスルホベタイン等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α-スルホン脂肪酸塩、N-アシルアミノ酸、リン酸モノ又はジエステル、スルホコハク酸エステル等が挙げられる。アルキルエーテル硫酸塩としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が挙げられる。これらアニオン界面活性剤のアニオン性基の対イオンとしては、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン;カルシウムイオン、マグネシウムイオン等のアルカリ土類金属イオン;アンモニウムイオン;炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有するアルカノールアミン(例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等)を挙げることができる。
界面活性剤の含有量は、乳化性能の点で、全組成物中の0.1〜30質量%が好ましく、0.5〜20質量%がより好ましい。
本発明の染毛剤組成物は、カチオン性ポリマーを含有することができる。
カチオン性ポリマーとは、カチオン基又はカチオン基にイオン化され得る基を有するポリマーをいい、全体としてカチオン性となる両性ポリマーも含まれる。すなわち、カチオン性ポリマーとしては、ポリマー鎖の側鎖にアミノ基若しくはアンモニウム基を含むか、又はジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含む水溶性のものが挙げられ、具体的には、カチオン化セルロース、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム、ジアリル4級アンモニウム塩の重合体又は共重合体、4級化ポリビニルピロリドン等が挙げられる。これらのうち、シャンプー時の柔らかさ、滑らかさ及び指の通り易さ、乾燥時のまとまり易さ及び保湿性という効果、並びに剤の安定性の点から、ジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含むポリマー、4級化ポリビニルピロリドン、カチオン化セルロースが好ましく、ジアリル4級アンモニウム塩の重合体又は共重合体、カチオン化セルロースがより好ましい。
カチオン性ポリマーの具体例としては、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド重合体(ポリクオタニウム-6、例えばマーコート100;Nalco社)、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸共重合体(ポリクオタニウム-22、例えばマーコート280、マーコート295;Nalco社)、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリルアミド共重合体(ポリクオタニウム-7、例えばマーコート550;Nalco社)、4級化ポリビニルピロリドン(ガフコート734、ガフコート755、ガフコート755N;アイエスピー・ジャパン社)、カチオン化セルロース(レオガードG、レオガードGP;ライオン社、ポリマーJR-125、ポリマーJR-400、ポリマーJR-30M、ポリマーLR-400、ポリマーLR-30M;以上、ユニオンカーバイド社)等が挙げられる。
これらカチオン性ポリマーは、2種以上を併用してもよい。カチオン性ポリマーの含有量は、感触向上効果と組成物の安定性の点から、全組成物中の0.001〜20質量%が好ましく、0.01〜10質量%がより好ましく、0.05〜5質量%が更に好ましい。
本発明の染毛剤組成物は、優れた使用感を付与するために、シリコーンを含有することが好ましい。
シリコーンとしては、例えば、ポリシロキサン、変性シリコーン(例えば、アミノ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン等)、環状ポリシロキサンが挙げられるが、ポリシロキサン、アミノ変性シリコーンが好ましく、例えば、BY11-026、BY22-19、FZ-3125、SH200-1,000,000cs(東レ・ダウコーニング社)、TSF451-100MA(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社)〔以上ポリシロキサン〕、TSF4440(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社)、KF-6005、KF-6011(信越化学工業社)〔以上ポリエーテル変性シリコーン〕、SF8451C、SF8452C、SF8457C、SM8704C、SM8904(東レ・ダウコーニング社)、KF-867(信越化学工業社)〔以上アミノ変性シリコーン〕等を挙げることができる。
上記シリコーンの含有量は、十分な効果とベタツキの抑制の点から、全組成物中の0.02〜40質量%が好ましく、0.1〜20質量%がより好ましく、0.2〜15質量%が更に好ましい。
本発明の染毛剤組成物には、毛髪の感触改善、組成物の保存安定性の観点から、高級アルコールを含有することができる。これにより、界面活性剤と構造体を形成して染毛剤組成物の分離を防ぐと共に、すすぎ時の感触を改善することができる。
高級アルコールとしては、炭素数8〜22が好ましく、16〜22のものがより好ましい。具体的には、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等、及びこれらの混合物が挙げられる。
高級アルコールは、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、全組成物中の0.01〜20質量%が好ましく、0.1〜10質量%がより好ましい。
本発明の染毛剤組成物には、媒体として、水及び必要により有機溶剤が使用される。
有機溶剤としては、エタノール、2-プロパノール等の低級アルカノール;ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール等の芳香族アルコール;プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、ジエチレングリコール、グリセリン等のポリオール;エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ;エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトールが挙げられる。
本発明の染毛剤組成物には、上記成分のほかに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加えることができる。このような任意成分としては、炭化水素、動植物油脂、高級脂肪酸、天然又は合成の高分子エーテル、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、植物性抽出物、生薬抽出物、ビタミン、香料、紫外線吸収剤等が挙げられる。
本発明の染毛剤組成物は、使用時(混合時)の25℃におけるpHが2〜12であるが、染毛・脱色効果と皮膚刺激性の点からpHが3〜11であるのが好ましい。
pH調整剤として、上記したアルカリ剤のほか、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化物;塩酸、リン酸等の無機酸;クエン酸、グリコール酸、乳酸等の有機酸;塩酸モノエタノールアミン等の塩酸塩;リン酸二水素一カリウム、リン酸一水素二ナトリウム等のリン酸塩等を使用することができる。また、混合前の第一剤のpHは8〜12が好ましく、混合前の第二剤のpHは2〜5が好ましい。
本発明の染毛剤組成物を構成する各剤の剤型は、例えば、溶液、乳液、クリーム、ゲル、ペースト、ムース、エアゾールなどの形態にすることができる。
また、本発明の染毛剤組成物は、それを構成する各剤を混合し毛髪に塗布したときに液だれし難い粘度であることが望ましく、例えば、25℃においてヘリカルスタンド付きB型回転粘度計(B8R型粘度計、TOKIMEC社)で測定した全組成物の粘度が2000〜10万mPa・sであるのが好ましい。ここで、粘度は、ローターT-Cを用い、10rpm、1分間回転させた後の値である。
本発明の染毛剤組成物は、例えば、使用時に染毛剤組成物を構成する各剤(前述したブースター剤を含む)を混合して毛髪に適用されるが、その処理方法は、例えば、毛髪に適用後、所定時間放置して洗い流し乾燥する方法が採用される。毛髪への適用温度は15〜45℃が好ましく、適用時間は1〜60分間が好ましい。この場合、染毛剤組成物を水で軽く洗い流した後、アニオン界面活性剤を含有するシャンプーを用いて洗髪し、次いで水洗してもよい。染毛剤組成物がカチオン性ポリマー及びシリコーンを含有する場合には、カチオン性ポリマーが適度に流出し、シリコーンが適度に毛髪に残留するため、良好なコンディショニング効果を付与することができる。シャンプーとしては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス-1硫酸ナトリウム、ラウレス-2硫酸ナトリウム、ラウレス-3硫酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤を5〜20質量%程度含有する一般的な水性シャンプーが好適である。
実施例1〜6、比較例1〜5
表1に示す第一剤A1〜A6と、B1〜B5をそれぞれ調製した。これら第一剤と、表2に示す第二剤X1とを質量比9:1で混合し、それぞれ実施例1〜6、比較例1〜5の染毛剤組成物とした。なお、この処理によって毛髪は脱色された。
[1:立ち上がり度]
実施例1〜6、比較例1〜5の染毛剤組成物を用いて、以下の手順に従い、形付けと立ち上がりの高さについて評価した。
<1−1:形付けと立ち上がりの高さ測定(処理前)>
平均短径が47〜54μmのコーカシアン毛(Kerling International Haarfabrik GmbH製)10本を長さ10cmに切り、3時間イオン交換水中に浸漬させた。次いで10本を一つの束にして直線に保持したまま室温20℃、相対湿度65%の恒温恒湿室内で24時間放置乾燥し、直線に形付けを行った。形付けの後に同じ恒温恒湿室内にて、10本のうち1本を取り出し、端をピンセットで垂直に保持し、立ち上がりの高さを測定した。同様に残りの9本に関しても立ち上がりの高さを測定し、10本の平均値xを求めた。
<1−2:染毛工程>
別途用意した1gのコーカシアン毛の毛束の結束部に上記<1−1>でxを測定した10本の毛の一端を固定した。この10本の毛が固定された1gの毛束に実施例1の染毛剤組成物1gを塗布した。30℃で20分放置した後、約40℃の水ですすぎ、表3に示す評価用シャンプーで洗浄、水洗した。
<1−3:形付けと立ち上がりの高さ測定(処理後)>
上記<1−2>の処理を行った毛束から、<1−1>でxを測定した10本の毛を取り出した。次いで10本を一つの束にして直線に保持したまま室温20℃、相対湿度65%の恒温恒湿室内で24時間放置乾燥し、直線に形付けを行った。形付けの後に同じ恒温恒湿室内にて、10本のうち1本を取り出し、端をピンセットで垂直に保持し、立ち上がりの高さを測定した。同様に残りの9本に関しても立ち上がりの高さを測定し、10本の平均値x’を求めた。
<1−4:立ち上がり評価>
上記xとx’の比より、立ち上がり度y=x’/xを求めた。即ち、yが大きい程、ボリュームアップ効果が大きいことを意味する。
表1の結果より、実施例1による染毛処理と比較例1による染毛処理では、立ち上がり度yの差は0.14である。この立ち上がり度の差0.14は、後掲のボリューム官能評価1から分かるように、明らかにボリュームに差を感じさせる数値である。
[2:ウィッグ頭頂部のボリューム評価]
図1に示す中国人毛ウィッグ(株式会社ビューラックス社製)の正面に向かって左側半頭の毛髪に実施例1の染毛剤組成物40gを塗布し、正面に向かって右側半頭の毛髪に比較例1の染毛剤組成物40gを塗布した。室温で20分放置した後、約40℃の水ですすぎ、表3に示す評価用シャンプーで洗浄、水洗した。その後、美容師がロールブラシ(滝川株式会社製のVロールC-508)を用いて左右同等にブロー乾燥(約80℃の温風)し、仕上げた。仕上がり後のウィッグの頭頂部の拡大図を図2に示す。
図2から、比較例1の染毛剤組成物で染毛処理された右側の頭頂部に比べて、実施例1の染毛剤組成物で染毛処理された左側の頭頂部の方が毛髪のかさが高く、ボリュームがあることがわかる。
[3:ボリューム官能評価1]
上記「ウィッグ頭頂部のボリューム評価」を実施したウィッグの毛髪ボリュームを、評価者5人が以下の基準によって官能評価した。本ボリューム官能評価においては、頭頂部や側頭部の見た目での毛髪のかさの高さに加えて、実際に手で触ったときのハリ、コシをも加味してボリューム官能スコアとした。ボリューム官能評価スコアの分布を表4に示す。
<評価スコア>
スコア5: 実施例1の染毛剤組成物を塗布した側に明らかにボリュームがある。
スコア4: 実施例1の染毛剤組成物を塗布した側にボリュームがある。
スコア3: 同等である。
スコア2: 比較例1の染毛剤組成物を塗布した側にボリュームがある。
スコア1: 比較例1の染毛剤組成物を塗布した側に明らかにボリュームがある。
表4から、比較例1の染毛剤組成物に比べて実施例1の染毛剤組成物による染毛の方が、ボリュームが感じられることは明らかである。
[4:ボリューム官能評価2]
さらに、表1に記載の実施例の染毛剤組成物及び比較例の染毛剤組成物の中で毛髪立ち上がり度yの値が最も近い組み合わせである、実施例4と比較例3についてボリューム官能評価1と同様の評価を行った。すなわち、実施例1に代わり実施例4、比較例1に代わり比較例3を用い、同様のボリューム官能評価を行った。ボリューム官能評価スコアの分布を表5に示す。
<評価スコア>
スコア5: 実施例4の染毛剤組成物を塗布した側に明らかにボリュームがある。
スコア4: 実施例4の染毛剤組成物を塗布した側にボリュームがある。
スコア3: 同等である。
スコア2: 比較例3の染毛剤組成物を塗布した側にボリュームがある。
スコア1: 比較例3の染毛剤組成物を塗布した側に明らかにボリュームがある。
表1に示した立ち上がり度の測定結果の中で、実施例4と、比較例3又は比較例5との差は最も小さく、0.03であった。ボリューム官能評価2から分かるように、比較例3による染毛処理に比べて実施例4による染毛処理では、明らかにボリュームを与えるものであった。
したがって、立ち上がり度yの差がわずか0.03であっても、ボリュームの差は、明らかに認識し得るものである。
実施例7、比較例6
二剤型染毛剤組成物
表6に示す第一剤A7、B6と、表7に示す第二剤X2をそれぞれ調製した。表8に示すように、これら第一剤と第二剤X2とを質量比1:1で混合し、それぞれ実施例7、比較例6の染毛剤組成物とした。第一剤と第二剤の混合後のpH(25℃)は、それぞれ9.4、9.6であった。以下の評価方法により立ち上がり度、染色性及び染色後の毛髪の感触を評価した。
[5:立ち上がり度]
実施例7、比較例6の染毛剤組成物のそれぞれに対して、上記[1:立ち上がり度]に記載した手順で染毛処理前後の立ち上がりの高さxとx‘を測定し、立ち上がり度y=x’/xを求めた。表8に立ち上がり度yを併せて示した。
[6:染色性評価]
中国人白髪(株式会社ビューラックス社製)の毛束1gの色合いを、色差計(コニカミノルタセンシング社製色彩色差計CR-400)を用いてCIE表色系で計測した(L* 1,a* 1,b* 1)。この毛束10セット分(合計10g)に、実施例7の染毛剤組成物10gを塗布した。30℃で20分放置した後、約40℃の水ですすぎ、表3の評価用シャンプーで洗浄、水洗した。次に、上記色差計を用いて再度、毛束1gごとに染毛処理後の毛束の色合いをCIE表色系で計測した(L* 2,a* 2,b* 2)。下記の式により毛束1gごとにΔE*を算出し、10セット分の平均値を求めた。ΔE*が大きいほど染色性が優れていることを意味する。比較例6についても同様にΔE*を求めた。染色性評価結果を表8に併せて示した。
[7:毛髪の感触評価1]
頭頂部の毛髪の長さ約15cmのショートヘアーのモニター2人に対して、図1に示したように実施例7の染毛剤組成物をモニターの左側半頭に、比較例6の染毛剤組成物をモニターの右側半頭にそれぞれ塗布した。室温で20分放置した後、約40℃の水ですすぎ、表3に示す評価用シャンプーで洗浄、水洗した。次に、美容師がハンドブロー(約80℃の温風)で左右同等に乾燥し、仕上げた。
いずれのモニターにおいても、実施例7の染毛剤組成物は、比較例6の染毛剤組成物に比べて、毛髪にハリ、コシを与えるものであることが当該美容師により確認された。
実施例8、比較例7
ブースター剤併用 一剤型染毛剤組成物
表9に示すブースター剤Z1とZ0、表10に示す第二剤X3をそれぞれ調製した。表11に示すように、これらブースター剤Z1又はZ0と、第二剤X3とを質量比9:1で混合し、それぞれ実施例8、比較例7の染毛剤組成物とした。ブースター剤と第二剤の混合後のpH(25℃)は、いずれも3.1であった。以下の手順に従い、立ち上がり度について評価した。なお、この処理によって、毛髪は脱色された。
[8:立ち上がり度]
実施例8、比較例7の染毛剤組成物のそれぞれに対して、上記[1:立ち上がり度]に記載した手順で染毛処理前後の立ち上がりの高さxとx‘を測定し、立ち上がり度y=x’/xを求めた。表11に立ち上がり度yを併せて示した。
表11に示した結果より、実施例8に係る本発明の染毛剤組成物は毛髪一本毎の立ち上がりを増加させ、ボリュームアップ効果を示すものであった。
実施例9、比較例8
ブースター剤併用 二剤型染毛剤組成物
表9に示したブースター剤Z2とZ0、表12に示す第一剤B7、表13に示す第二剤X4をそれぞれ調製した。表14に示すように、これらブースター剤Z2又はZ0と、第一剤B7と、第二剤X4とを質量比1:4.5:4.5で混合し、それぞれ実施例9、比較例8の染毛剤組成物とした。混合後のpH(25℃)は、いずれも6.8であった。これら染毛剤組成物について、上記[1:立ち上がり度]及び[6:染色性評価]に記載した手順で、立ち上がり度及び染色性を評価した。結果を表14に併せて示す。
本発明の染毛剤組成物は、同等の染色性を与えながら一本毎の立ち上がりを増加させ、ボリュームアップ効果を与えるものであった。
処方例1
表15に示す第一剤と、表7に示した第二剤X2とを1:1の質量比で混合した後、毛髪に適用することができる。
処方例2 三剤型染毛剤組成物
表6に示した第一剤A7と、表7に示した第二剤X2と、表16に示す第三剤Yとを1:1:0.3〜1の質量比で混合し、毛髪に適用する。
処方例3
表17に示す第1剤と、表7に示した第2剤X2と、表18に示すブースター剤Z3とを5:5:1の質量比で混合した後、毛髪に適用することができる。
処方例4
市販の二剤型染毛剤組成物(例えば、花王社製ブローネクリームヘアカラー)を入手し、その染毛剤組成物と表18に示したブースター剤Z3とを10:1の質量比で混合した後、毛髪に適用することができる。
処方例5 一剤型染毛剤組成物
表19に示す一剤型染毛剤組成物を調製し、毛髪に適用する。
処方例6 一剤型染毛剤組成物
表20に示す一剤型染毛剤組成物を調製し、毛髪に適用する。
染毛処理前のウィッグの外観を示す図である。 仕上がり後のウィッグの頭頂部の拡大図である。

Claims (5)

  1. 次の成分(a)及び(b)を含有し、使用時のpHが2〜12である染毛剤組成物。
    (a)下記一般式(1)で表される芳香族スルホン化合物 0.1〜20質量%
    〔式中、Rは同一若しくは異なって水素原子若しくは一価の炭化水素基を表すか、又は隣接する2つのRが一緒になって形成される、飽和若しくは不飽和の二価の炭化水素基を表す。Xが酸素原子である場合Yは水素原子を表し、Xが窒素原子である場合YはXに結合するカルボニル基を表す。Z+は1価のカチオンを表す。〕
    (b)グリシルグリシン、グリシルグリシルグリシン及びこれらの塩から選ばれる少なくとも1種 0.01〜5質量%
  2. 成分(a)及び(b)の合計含有量が1〜10質量%である、請求項1記載の染毛剤組成物。
  3. 成分(a)がパラトルエンスルホン酸、2,4-ジメチルベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、サッカリン及びこれらの塩から選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2記載の染毛剤組成物。
  4. 更に成分(c)として酸化剤を含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の染毛剤組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の染毛剤組成物を毛髪に適用して1〜60分放置後、洗い流す染毛方法。
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