JP2013060391A - 染毛剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】染毛後の洗髪に伴う色落ちが少ない染毛剤組成物の提供。
【解決手段】アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤を混合して用いる染毛剤組成物であって、第1剤と第2剤の混合物中に次の成分(A)〜(C)を含有する染毛剤組成物。
(A) キイチゴエキス
(B) 酸化染料中間体又は直接染料
(C) 有機溶剤
【選択図】なし

Description

洗髪に伴う色落ちが少ない染毛剤組成物及び色落ち防止性に優れる染毛方法に関する。
酸化染毛剤は、酸化染料中間体(プレカーサーとカップラー)が毛髪内に浸透して酸化重合し、色素となることにより毛髪を化学的に染色するものである。酸化染毛剤の剤型としては、酸化染料を含む第1剤と、酸化剤を含む第2剤とを用時混合して用いる最も一般的な二剤式、粉末剤で用時水と混合して用いる一剤式や、三剤式以上の多剤式が知られているが、空気酸化型のような特殊なものを除き、いずれの剤型においても何らかの酸化剤を必須としている。これらの酸化染毛剤で用いられている酸化剤は、酸化染料中間体を酸化重合させる役割に加え、毛髪内にあるメラニン色素を酸化分解して髪色を明るくし、酸化重合で生成する色素の着色効果を高めるという別の働きも併せ持っている。また、直接染料と酸化剤を併用し、直接染料による染色力に脱色力を併せ持たせた染毛剤も知られている。
しかし、この酸化剤によって毛髪が損傷する結果、重合した酸化染料又は直接染料を毛髪内又は毛髪表面に保持することが困難になり、洗髪に対する堅牢性が低下してしまうという問題がある。
このような酸化剤を用いた染毛剤における洗髪堅牢性を高めるために、生成する色素をシリコーンポリマーやカチオン性ポリマーなどで保護する技術が数多く提案されている。しかしながら、これらの技術は、いずれも毛髪表面を被覆して、染料の流失を抑える技術であるため、数回の洗髪で、被覆が除去されて十分な効果が得られなくなる問題や、被覆量を増やして持続性を向上した場合には、毛髪の感触に違和感を与える問題や、直後の染毛性まで劣化する問題があった。
一方、毛髪の脱色において、種々の植物エキスを用いて脱色時の毛髪の損傷を抑制すること(特許文献1参照)も知られている。
また、染毛剤組成物にローヤルゼリーエキスを配合し、損傷を抑え、経日による洗髪堅牢性にも優れる染毛剤組成物(特許文献2参照)も提案されているが、その効果は十分ではなかった。
特開2003-146860号公報 特開2004-168733号公報
本発明は、染色性能を低下させることなく、染毛後の洗髪に伴う色落ちが少ない(洗髪堅牢性に優れる)染毛剤組成物を提供することを課題とする。
前掲のように種々の植物エキス脱色時の毛髪の損傷を抑制することは知られているが、一般的に、毛髪の損傷を抑制することにより、結果として洗髪に対する堅牢性が向上することは期待できるものの、一方で酸化染料又は直接染料の毛髪内又は毛髪表面への浸透をも抑制してしまうため、直後の染毛性までも劣化することになるという問題がある。
本発明者らは、酸化剤を使用する染毛剤組成物において、意外にもキイチゴエキス及び有機溶剤を併用することにより、直後の染毛性を劣化させることなく、洗髪堅牢性に優れたものとなることを見出した。
本発明は、アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤を混合して用いる染毛剤組成物であって、第1剤と第2剤の混合物中に次の成分(A)〜(C)を含有する染毛剤組成物を提供するものである。
(A) キイチゴエキス
(B) 酸化染料中間体又は直接染料
(C) 有機溶剤
更に本発明は、上記染毛剤組成物を泡状の形態で毛髪に塗布する染毛方法を提供するものである。
本発明の染毛剤組成物は、染色性を低下させることなく、優れた洗髪堅牢性が付与されたものである。
本発明の染毛剤組成物は、アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤よりなる二剤型として、又は、更に第3剤として過硫酸塩等の造粒物からなる粉末状酸化剤を組み合わせてなる三剤型の形態をとる。また、前述の二剤型及び三剤型の形態に加えて、更にアルカリ剤や酸化剤を含まず、コンディショニング成分等を含有するエッセンス剤と混合してもよい。その場合、二剤式にエッセンス剤を組み合わせた形態も二剤型、三剤型にエッセンス剤を組み合わせた形態も三剤型と呼ぶこととする。あるいはコンディショニング成分等を含有する前処理剤を適用した後、洗い流さずに前述の二剤型及び三剤型の混合物を適用する形態も二剤型、三剤型と呼ぶものとする。以下、本発明において「全組成物」とは、二剤型の場合には第1剤及び第2剤を混合した使用直前の組成物全体、三剤型の場合は、第1剤、第2剤及び第3剤を混合した使用直前の組成物全体、あるいはそれらの組成物に更にエッセンス剤、前処理剤を混合した組成物全体をいう。
〔(A):キイチゴエキス〕
本発明で使用するキイチゴエキスは、バラ科(Rosaceae)、キイチゴ属(Rubus)の植物であるキイチゴ(和名:ヨーロッパキイチゴ、別名:エゾキイチゴ、生薬名:覆盆子)の果実をそのまま、あるいは乾燥させて、溶媒で抽出したものである。抽出溶媒としては、例えば、水;メタノール、エタノール等の低級アルコール;プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等の多価アルコール;アセトン等のケトン;ジエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル;酢酸エチル等のエステル;その他アセトニトリル、キシレン、ベンゼン、クロロホルム、トルエン等の有機溶媒を使用することができる。また、これら抽出物から溶媒除去して乾燥物として使用してもよい。
成分(A)は、第1剤、第2剤、エッセンス剤のいずれに含有させてもよく、その含有量は、洗髪堅牢性に優れたものとする観点から、全組成物中、成分(A)の固形分換算で0.0001〜0.5質量%が好ましく、0.001〜0.1質量%がより好ましい。
〔(B):酸化染料中間体又は直接染料〕
本発明の染毛剤組成物は、第1剤に酸化染料中間体又は直接染料を含有する。酸化染料中間体としては、通常染毛剤に使用されている公知のプレカーサー及びカップラーを用いることができる。
プレカーサーとしては、例えばp-フェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、2-クロロ-p-フェニレンジアミン、p-アミノフェノール、p-メチルアミノフェノール、o-アミノフェノール、2,4-ジアミノフェノール、N-フェニル-p-フェニレンジアミン、これらの塩等が挙げられる。
カップラーとしては、例えばm-フェニレンジアミン、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、m-アミノフェノール、2-メチル-5-アミノフェノール、2-メチル-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、レゾルシノール、1-ナフトール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、4-アミノ-2-ヒドロキシトルエン、これらの塩等が挙げられる。
プレカーサーとカップラーは、それぞれ単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよく、その含有量は、それぞれ全組成物の0.01〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましい。
直接染料としては、酸性染料、ニトロ染料、分散染料、塩基性染料等が挙げられる。
酸性染料としては、青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色227号、赤色106号、黄色203号、酸性橙3等が挙げられる。ニトロ染料としては、2-ニトロ-p-フェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロ-o-フェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC黄2、HC黄4、HC黄5、HC赤3、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロ-p-フェニレンジアミン、4-ニトロ-m-フェニレンジアミン等又はこれらの硫酸塩、塩酸塩等の塩が挙げられる。分散染料としては、分散紫1、分散青1、分散黒9等が挙げられる。塩基性染料としては、塩基性青99、塩基性茶16、塩基性茶17、塩基性赤76、塩基性赤51、塩基性黄57、塩基性黄87、塩基性橙31等が挙げられる。
これらの直接染料は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよく、またその含有量は、全組成物中0.001〜5質量%が好ましく、0.01〜4質量%がより好ましい。また、酸化染料と直接染料を併用することもでき、この場合の酸化染料と直接染料の合計量は、第1剤と第2剤からなる全組成物中0.05〜10質量%が好ましく、0.1〜8質量%がより好ましい。
〔(C):有機溶剤〕
本発明の染毛剤組成物は、成分(C)として有機溶剤を含有する。成分(C)は第1剤、第2剤、エッセンス剤のいずれに含有させてもよい。有機溶剤としては、例えばエタノール、2-プロパノール等の低級アルカノール;ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール等の芳香族アルコール;プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン等のポリオール;エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ;エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトールが挙げられ、その中でも1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリンが好ましい。
これら有機溶剤の含有量は、十分な堅牢性効果及び組成物の保存安定性の点から、全組成物中0.01〜20質量%が好ましく、0.1〜15質量%がより好ましく、1〜10質量%が更に好ましい。
〔酸化剤〕
本発明の染毛剤組成物は、第2剤に酸化剤を含有する。酸化剤としては、例えば過酸化水素、及び過酸化水素発生剤である過酸化尿素、過酸化メラニン、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム等が挙げられ、その中でも過酸化水素が好ましい。
酸化剤は2種類以上を併用してもよく、その含有量は、十分な脱色・染毛効果、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の観点から、過酸化水素換算量として、全組成物中0.1〜10質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。
〔アルカリ剤〕
本発明の染毛剤組成物は、第1剤にアルカリ剤を含有する。アルカリ剤としては、例えば、アンモニア及びその塩(例えば、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム等)、エタノールアミン及びその塩(例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等)、イソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノブタノール等のエタノールアミン以外のアルカノールアミン及びその塩;1,3-プロパンジアミン等のアルカンジアミン及びその塩、炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素グアニジン、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩等が挙げられ、その中でもアンモニア、モノエタノールアミン、炭酸水素アンモニウムが好ましい。これらアルカリ剤は、2種以上併用してもよく、十分な脱色・染毛効果、及び毛髪損傷や施術中の刺激臭低減の点から、アンモニア又はその塩と、エタノールアミン又はその塩を組み合わせて用いるのが好ましい。
これらアルカリ剤の含有量は、十分な脱色・染毛効果、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、全組成物中0.01〜15質量%が好ましく、0.1〜10質量%がより好ましく、1〜7質量%が更に好ましい。
〔界面活性剤〕
本発明の染毛剤組成物は、全組成物中に、界面活性剤を含有することができる。界面活性剤としては、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤のいずれも使用することができる。
カチオン界面活性剤としては、モノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩が好ましく、具体的には、セトリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリド、ステアラルコニウムクロリド、ベンザルコニウムクロリド等が挙げられ、ステアルトリモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリドがより好ましい。カチオン界面活性剤の市販品としては、コータミン86W、同86P コンク、同60W、同D2345P(以上、花王社製)、ニッコールCA-2580(日本サーファクタント工業社製)が挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、アルキルグルコシド、高級脂肪酸ショ糖エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、アルキルサッカライド、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド等が挙げられる。これらのうち、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、アルキルグルコシドが好ましく、その中でもポリオキシエチレンアルキル(12〜14)エーテル、アルキル(6〜12)グルコシドがより好ましい。非イオン界面活性剤の市販品としては、ニッコールBC-2、同BC-40TX(以上、日本サーファクタント工業社製)、エマルゲン123P、同220、同409P、同2020G-HA、GE-IS(U)(花王社製)、ソフタノール90(日本触媒社製)、同30、アミゾールCME(川研ファインケミカル社製)、EMALEX GMS-B、同510、同600 di-s(日本エマルジョン社製)等が挙げられる。
両性界面活性剤としてはイミダゾリン系、カルボベタイン系、アミドベタイン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン系。アミドスルホベタイン系等が挙げられ、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン等のベタイン系界面活性剤がより好ましく、脂肪酸アミドプロピルベタインがより好ましい。両性界面活性剤の市販品としては、ニッサンアノンBDL(日油社製)等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α-スルホン脂肪酸塩、N-アシルアミノ酸塩、リン酸モノ又はジエステル、スルホコハク酸エステル等が挙げられる。アルキルエーテル硫酸塩としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が挙げられる。これらアニオン界面活性剤のアニオン性基の対イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン;カルシウムイオン、マグネシウムイオン等のアルカリ土類金属イオン;アンモニウムイオン;炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有するアルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等)を挙げることができる。アニオン界面活性剤の市販品としてはカオーアキポ RLM-45NV(花王社製)、アミソフトCS-22B(味の素社製)、エマール10G、同20C(花王社製)等が挙げられる。
これらの界面活性剤は2種以上を併用してもよく、またその含有量は、感触、組成物の安定性の点で、全組成物中0.1〜30質量%が好ましく、0.2〜20質量%がより好ましく、0.5〜15質量%が更に好ましい。
〔高級アルコール〕
本発明の染毛剤組成物は、全組成物中に、高級アルコールを含有することができる。これらは界面活性剤と構造体を形成して分離を防ぐと共に、すすぎ時の感触を改善する効果がある。高級アルコールとしては、炭素数8〜22が好ましく、16〜22のものがより好ましく、具体的には、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール等、及びこれらの混合物が挙げられる。その中でも感触面からセチルアルコールが好ましい。
高級アルコールは、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、感触改善効果、組成物の安定性の観点から全組成物中の0.01〜25質量%が好ましく、0.1〜20質量%がより好ましい。
〔カチオン性ポリマー〕
本発明の染毛剤組成物は、全組成物中に、カチオン性ポリマーを含有することができる。カチオン性ポリマーとは、カチオン基又はカチオン基にイオン化され得る基を有するポリマーをいい、全体としてカチオン性となる両性ポリマーも含まれる。すなわち、カチオン性ポリマーとしては、ポリマー鎖の側鎖にアミノ基又はアンモニウム基を含むか、又はジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含む水溶性のもの、例えばカチオン化セルロース、カチオン性澱粉、カチオン性グアーガム、ジアリル4級アンモニウム塩の重合体又は共重合体、4級化ポリビニルピロリドン等が挙げられる。これらのうち、シャンプー時の柔らかさ、滑らかさ及び指の通り易さ、乾燥時のまとまり易さ及び保湿性という効果及び剤の安定性の点から、ジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含むポリマー、4級化ポリビニルピロリドン、カチオン化セルロースが好ましく、ジアリル4級アンモニウム塩の重合体又は共重合体、カチオン化セルロースがより好ましい。
具体例としては、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド重合体(ポリクオタニウム-6,例えばマーコート100;ナルコジャパン社)、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸共重合体(ポリクオタニウム-22, 例えばマーコート280, 同295;ナルコジャパン社)、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリルアミド共重合体(ポリクオタニウム-7,例えばマーコート550;ナルコジャパン社)、4級化ポリビニルピロリドン誘導体(ポリクオタニウム-11,例えばガフカット734、同755、同755N;アイエスピー・ジャパン社)、カチオン化セルロース誘導体(ポリクオタニウム-10,例えばレオガードG、同GP;ライオン社、ポリマーJR-125、同JR-400、同JR-30M、同LR-400、同LR-30M;以上、ダウ・ケミカル日本社)等が挙げられる。
これらのカチオン性ポリマーは、2種以上を併用してもよく、その含有量は、毛髪損傷や頭皮刺激の低減の観点から、全組成物中の0.001〜20質量%が好ましく、0.01〜10質量%がより好ましく、0.05〜5質量%が更に好ましい。
〔シリコーン類〕
本発明の染毛剤組成物は、全組成物中に、更にシリコーン類を含有してもよい。シリコーン類としては、ポリシロキサン類、変性シリコーン類(例えば、アミノ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン等)、環状ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられるが、その中でも、ポリシロキサン類、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーンが好ましい。また、このようなシリコーン類としては、揮発性シリコーン、不揮発性シリコーン等により希釈あるいは分散されたもの、水性界面活性剤中に分散液体粒子を形成しているものも使用できる。
より具体的には、例えば、BY11-026、BY22-19、FZ-3125、SH200-1,000,000cs(東レ・ダウコーニング社)、TSF451-100MA(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社)〔以上ポリシロキサン類〕;TSF4440(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社)、KF-6005、KF-6011(信越化学工業社)〔以上ポリエーテル変性シリコーン類〕;SF8451C、SF8452C、SF8457C、SM8704C(東レ・ダウコーニング社)、KF-867(信越化学工業社)、SM8904(東レ・ダウコーニング社)〔以上アミノ変性シリコーン〕等を挙げることができる。また、ジメチルポリシロキサン及びアミノ変性シリコーンの混合物であるCF1046(東レ・ダウコーニング社製)等もより好ましい。
これらシリコーン類は、2種以上を併用してもよく、その含有量は、優れた使用感を付与する効果、組成物の安定性の観点から全組成物中の0.001〜20質量%が好ましく、0.01〜10質量%がより好ましく、0.05〜5質量%が更に好ましい。
〔その他の成分〕
本発明の染毛剤組成物には、上記成分のほかに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加えることができる。このような任意成分としては、炭化水素類、動植物油脂、高級脂肪酸類、天然又は合成の高分子、エーテル類、蛋白誘導体、加水分解蛋白、アミノ酸類、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、植物性抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、紫外線吸収剤が挙げられる。
〔剤型と粘度、pH〕
本発明の染毛剤組成物における第1剤と第2剤との混合比(質量比)は、第1剤:第2剤=1:0.5〜1:3の範囲が実用性の点で好ましい。
本発明の染毛剤組成物において、第1剤及び第2剤の剤型は、例えば、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ペースト状、泡状とすることができる。その中でも、泡状の形態で使用する剤型(以下、泡状染毛剤、と呼ぶことがある)とすることが染まりの均一性からより好ましい。それぞれの形状は、溶剤量の有無、界面活性剤の有無、増粘成分の有無、及びそれらの量を適宜調整することで、調製することができる。
泡状染毛剤としては、本発明の染毛剤組成物の第1剤と第2剤をそれぞれ別の容器に噴射剤と一緒に封入して使用時に吐出させる形態(エアゾール)のもの、本発明の染毛剤組成物の第1剤と第2剤をポンプ式やスクイズ式などの非エアゾール型の容器を用いて吐出させるもの、本発明の染毛剤組成物の第1剤と第2剤を容器中で攪拌する段階で気体を巻き込ませて泡状にするものなどが用いられる。中でも、染毛剤の混合の均一性の観点から非エアゾール型の容器を用いる場合が好ましい。
いずれにしても、本発明の染毛剤組成物は第1剤と第2剤(三剤型の場合は更に第3剤)を混合し、毛髪に塗布したときに液だれしにくいような粘度であることが望ましい。まず、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ペースト状剤型の場合では、ヘリカルスタンド付きB型回転粘度計(B8R型粘度計, TOKIMEC社)で測定した25℃での混合粘度が1000〜10万mm2/sが好ましい。次に、泡状染毛剤では、B型回転粘度計で測定した25℃での混合時の液粘度が1〜1000mPa・sが好ましい。特に非エアゾール剤型の泡状染毛剤では、塗布しやすい泡体積を実現しやすい点、及び混合液が毛髪に塗布されてから毛髪上で放置されている間の垂れ落ちを抑制できる点から、1〜300mPa・sが好ましい。
本発明の染毛剤組成物の25℃のpHとしては、脱色・染毛効果を高め、皮膚刺激性を抑制する観点から、7.5〜12が好ましく、pH8〜11がより好ましい。混合前のpHは第1剤は8〜12が好ましく、8.5〜10.5がより好ましい。第2剤の場合は2〜6が好ましく、2.5〜4がより好ましい。pH調整剤としては、前述のアルカリ剤のほか、塩酸、リン酸等の無機酸;クエン酸、グリコール酸、乳酸等の有機酸;塩化アンモニウム、塩酸モノエタノールアミン等の塩酸塩;リン酸二水素一カリウム、リン酸一水素二ナトリウム等のリン酸塩が挙げられる。
〔染毛方法〕
本発明の染毛剤組成物を用いて毛髪を染色処理するには、本発明の染毛剤組成物の第1剤と第2剤、三剤型の場合には更に第3剤、エッセンス剤が添付される場合には更にエッセンス剤を使用直前に混合した後、毛髪に適用し、1時間以内の所定時間放置後、洗い流し、乾燥すればよい。
中でも、頭髪全体に均一な染毛性が得られる観点から、本発明の染毛剤組成物を容器から泡状に吐出して毛髪に塗布する方法が好ましい。
実施例1〜2及び比較例1〜3
<染毛工程>
表1に示す染毛剤第1剤と表2に示す染毛剤第2剤とを等量混合し染毛剤組成物を調製した。これを中国人白髪毛(ビューラックス社より購入)の毛束0.55gに対して等量(0.55g)を塗布した。30℃で30分間放置後、染毛剤を水洗し、更に表3に示した試験シャンプーで2回洗浄後、自然乾燥して試験毛束とした。
<洗髪工程>
表3に示した試験シャンプーの水溶液(10質量%)を100mLガラス壜に充填し、これに試験毛束を浸漬し、振蕩攪拌器(40℃、120rpm)中で振盪しながら90分間洗髪を行った(なお、この条件で得られる洗髪効果は、振蕩時間20分が日常のシャンプーによる洗髪約1週間分に相当する)。その後毛束を取り出し、軽く水洗い後、ドライヤーで乾燥し、色差計(ミノルタ社製色彩色差計CR-400型)を用い、毛髪の色合いをCIE表色系(L*,a*,b*)で計測した。
<染色性試験>
染毛工程前の試験毛束と染毛工程終了直後に得られた毛束との色の差をΔE*ab(ΔE*ab=[(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2]1/2)により評価した。この結果を表1に示す。
<堅牢性試験>
染毛工程終了直後の試験毛束と洗髪工程後に得られた毛束との色の差をΔE*ab(ΔE*ab=[(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2]1/2)により評価した。この結果を表1に示す。
Figure 2013060391
Figure 2013060391
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実施例1の染毛剤組成物は、キイチゴエキスを含有しない比較例1の染毛剤組成物と比べ、染色性に関してはほぼ同等であったが、洗髪堅牢性に関しては極めて優れているものであった。これに対し、キイチゴエキスに代えてローヤルゼリーエキスを含有する比較例2の染毛剤組成物は、洗髪堅牢性の向上は見られなかった。
また、実施例2の染毛剤組成物も、染色性はほぼ同等であったが、比較例1及び3の染毛剤組成物と比べ、更に優れた洗髪堅牢性を示した。
実施例3(泡状ヘアカラー剤)
以下に示す染毛剤第1剤及び第2剤を1:1.5の質量比で、スクイズフォーマー(大和製罐社製のS1スクイズフォーマー、容積210mL、メッシュの粗さは混合室150メッシュ、先端200メッシュ、空気導入路の最狭部の開口面積の合計は0.27mm2、ディップチューブの内径はφ1.7mm)内で混合した後、泡状に吐出させ、毛髪に塗布する。30分間放置後、染毛剤を水洗し、更にシャンプーで2回洗浄し、タオルドライ後、ドライヤーで温風乾燥する。
第1剤 (質量%;全てアクティブ量)
キイチゴエキス(*1) 0.09
トルエン-2,5-ジアミン 1.11
レゾルシン 1.00
1,3-ブチレングリコール 11.40
ポリプロピレングリコール(重量平均分子量400) 6.00
アンモニア 1.12
炭酸水素アンモニウム 3.40
モノエタノールアミン 0.80
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体(*8) 1.20
ポリオキシエチレン(平均付加モル数5)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム 2.00
ココイルグルタミン酸ナトリウム 6.00
アルキル(炭素数8-16)グルコシド 2.00
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(平均付加モル数23) 2.00
ポリオキシエチレントリデシルエーテル(平均付加モル数9) 0.50
アスコルビン酸 0.40
無水亜硫酸ナトリウム 0.40
エデト酸四ナトリウム二水塩 0.10
精製水 残量
*8:マーコート295、Nalco社製
第2剤 (質量%)
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.84
ポリオキシエチレン(平均付加モル数40)セチルエーテル 0.55
セタノール 0.88
ミリスチルアルコール 0.25
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.04
硫酸オキシキノリン(2) 0.04
水酸化ナトリウム又はリン酸 第2剤をpH3.6にする量
過酸化水素 5.70
精製水 残量

Claims (4)

  1. アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤を混合して用いる染毛剤組成物であって、第1剤と第2剤の混合物中に次の成分(A)〜(C)を含有する染毛剤組成物。
    (A) キイチゴエキス
    (B) 酸化染料中間体又は直接染料
    (C) 有機溶剤
  2. 成分(C)が、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン及びジグリセリンから選ばれる1種以上である請求項1に記載の染毛剤組成物。
  3. pHが7.5〜12である請求項1又は2記載の染毛剤組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の染毛剤組成物を泡状の形態で毛髪に塗布する染毛方法。
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