JP4709725B2 - 染毛剤組成物 - Google Patents
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(a)一般式(1)で表され、全炭化水素基R1中、炭素数10以下の炭化水素基の占める割合が、R1の化学式量として30〜100%、残余が炭素数11以上の炭化水素基である第4級アンモニウム塩
(b)酸化剤
(c)アルカリ剤
本発明の染毛剤は、アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤よりなる二剤型として、又は、更に第3剤として過硫酸塩等の造粒物からなる粉末状酸化剤を組み合わせてなる三剤型の形態をとる。以下、本発明において「全組成物」とは、二剤型の場合には第1剤及び第2剤を混合した使用直前の組成物全体をいい、三剤型の場合は、第1剤、第2剤及び第3剤を混合した使用直前の組成物全体をいう。
直接染料としては、酸性染料、ニトロ染料、分散染料、塩基性染料、特開2003-342139号公報記載の直接染料等が挙げられる。酸性染料としては、青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色227号、赤色106号、黄色203号、酸性橙3等が挙げられ、ニトロ染料としては、2-ニトロパラフェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロオルトフェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC黄2、HC黄4、HC黄5、HC赤3、N,N-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロパラフェニレンジアミン等が挙げられ、分散染料としては、分散紫1、分散青1、分散黒9等が挙げられ、塩基性染料としては、塩基性青99、塩基性茶16、塩基性茶17、塩基性赤76、塩基性赤51、塩基性黄57、塩基性黄87、塩基性橙31等が挙げられる。
換算アミノ当量(g/mol)=〔全組成1g中の全シリコーン類の総質量(g/g)〕/〔全組成1g中のアミノ変性シリコーンのアミノ基、イミノ基及びアンモニウム基の総モル数(mol/g)〕
ここで、「全組成1g中の全シリコーン類の総質量(g/g)」、及び「全組成1g中のアミノ変性シリコーンのアミノ基、イミノ基及びアンモニウム基のモル数(mol/g)」は、以下のようにして求める。
まず、第1剤と第2剤(三剤型の場合には、更に第3剤)の各々からシリコーン類を分画し、各剤中の全シリコーン類の総質量(g)及びアミノ変性シリコーンのアミノ基、イミノ基及びアンモニウム基の総モル数(mol)を定量する。そして全組成における各剤の混合比率を勘案し、「全組成1g中の全シリコーン類の総質量(g/g)」、並びに「全組成1g中のアミノ変性シリコーンのアミノ基、イミノ基及びアンモニウム基の総モル数(mol/g)」を算出する。
高級アルコールとしては、炭素数8〜22、特に16〜22のものが好ましく、具体的には、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等、及びこれらの混合物が挙げられる。
高級アルコールは、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、全組成物中の0.01〜20質量%、特に0.1〜10質量%が好ましい。
表3及び表4に示す組成からなる第1剤、及び表5に示す組成からなる第2剤を常法により調製した。得られた第1剤及び第2剤を組み合わせてなる染毛剤組成物について、以下の評価方法によって、「すすぎ時の滑らかさ」、「傷みの蓄積によるうねりの発生を抑制する効果」、「毛先の跳ねやうねりを真直ぐな状態にする効果」及び「染色性」を調べた。結果を表3及び表4にそれぞれ併せて示す。
長さ20cm、幅1.5cm、重さ1.0gの未化学処理毛束に、表3又は表4に示す組成からなる第1剤と、表5に示す組成からなる第2剤をそれぞれ1:2の質量比で混合し、浴比(剤:毛髪)=1:1で塗布した。この際、使用直前の染毛剤組成物のpHは9.90であった。25℃で30分放置した後、約40℃の水ですすいだ。すすぎ時の滑らかさについて、5人のパネラーにより以下の評価基準に従って評価した。表3及び表4には、評価の合計点を示した。
・評価基準
4:よく滑る
3:やや滑る
2:あまり滑らない
1:滑らない
長さ20cm、幅1.5cm、重さ1.0gの未化学処理毛束に、表3又は表4に示す組成からなる第1剤と、表5に示す組成からなる第2剤をそれぞれ1:2の質量比で混合し、浴比(剤:毛髪)=1:1で塗布した。25℃で30分放置した後、約40℃の水ですすぎ、表1に示す組成からなるシャンプーで洗浄、水洗し、表2に示す組成からなるリンスを塗布した後、水ですすぎ、タオルで拭き、乾燥させた。その後、洗髪と乾燥を90回繰り返した。このような染毛剤の塗布から洗髪と乾燥90回の繰り返しまでの過程を8回繰り返した。その後、目視により毛先のうねりの発生具合を評価した。評価は5人のパネラーにより以下の評価基準に従って行い、表3及び表4にはその評価の合計値を示した。
・評価基準
4:うねりが発生していない
3:あまりうねりが発生していない
2:ややうねりが発生している
1:うねりが発生している
あらかじめブリーチ処理を8回、洗髪と乾燥を720回繰り返したダメージ毛を用いて作成した、長さ20cm、幅1.5cm、重さ1.0gの毛束に、表3又は表4に示す組成からなる第1剤と表5に示す組成からなる第2剤をそれぞれ1:2の質量比で混合し、浴比(剤:毛髪)=1:1で塗布した。25℃で30分放置した後、約40℃の水ですすぎ、表1に示す組成からなるシャンプーで洗浄、水洗し、表2に示す組成からなるリンスを塗布した後、水ですすぎ、タオルで拭き、乾燥させた。その後、目視により以下の評価基準で毛先の跳ねやうねりの取れ具合を評価し、毛先の跳ねやうねりを真直ぐな状態にする効果とした。評価は5人のパネラーにより以下の評価基準に従って行い、表3及び表4にはその評価の合計値を示した。
・評価基準
4:うねりが取れている
3:ややうねりが取れている
2:あまりうねりが取れていない
1:うねりが取れていない
表3又は表4に示す組成からなる第1剤と表5に示す組成からなる第2剤とをそれぞれ1:2の質量比で混合し、浴比(剤:毛髪)=1:1で毛束に塗布した。毛束としては、山羊毛又はダメージ毛を用いた。ダメージ毛は、中国人の毛髪にブリーチ処理を8回、洗髪と乾燥を720回繰り返して作製した。25℃で30分放置した後、約40℃の水ですすぎ、表1に示す組成からなるシャンプーで洗浄、水洗し、表2に示す組成からなるリンスを塗布した後、水ですすぎ、タオルで拭き、乾燥させた。このように処理して得られた毛束の色合いを、色差計(コニカミノルタセンシング社製色彩色差計CR-400)を用いてCIE表色系(L*,a*,b*)で計測し、下記の式によりΔE*を算出した。ΔE*が大きいほど染色性が優れている。表3及び表4に、ΔE*の値を示すとともに、実施例1及び比較例1の第1剤を用いた染毛剤組成物については、具体的な値を表6に示す。
表7及び表8に示す組成からなる第1剤を常法により調製し、表5に示す組成からなる第2剤と組み合わせてなる染毛剤組成物について、実施例1〜6と同様に評価した。実施例7〜12の染毛剤組成物は、すすぎ時の感触がなめらかで、傷みの蓄積によるうねりの発生を抑制でき、また、傷みの蓄積による毛先の跳ねやうねりを真直ぐな状態にする効果に優れ、かつ、染色性も優れたものであった。
表3又は表4に示す組成からなる第1剤1〜6の1質量部に対して、表5に示す組成にからなる第2剤1質量部、及び表9に示す組成からなる第3剤0.3〜1質量部を組み合わせてなる染毛剤組成物(順に実施例13〜18)について、これらの成分を混合した後、30℃でダメージ毛に適用し、30分間の作用時間を置いて毛髪を表1に示す組成からなるシャンプーで洗浄し乾燥した。ダメージ毛としては、ブリーチ処理を8回、洗髪と乾燥を720回繰り返して作製したものを用いた。
得られた染色毛の色調を観察した結果、実施例13〜18の染毛剤組成物のいずれも、染色性・シャンプー堅牢性が良好であった。また、実施例1〜6についての方法と同様の方法で評価したところ、これらの染毛剤組成物も、すすぎ時の感触がなめらかで、傷みの蓄積によるうねりの発生を抑制でき、また、傷みの蓄積による毛先の跳ねやうねりを真直ぐな状態にする効果に優れ、かつ、染色性も優れたものであった。
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