JPH0720853B2 - 染毛剤組成物 - Google Patents

染毛剤組成物

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JPH0720853B2
JPH0720853B2 JP8858890A JP8858890A JPH0720853B2 JP H0720853 B2 JPH0720853 B2 JP H0720853B2 JP 8858890 A JP8858890 A JP 8858890A JP 8858890 A JP8858890 A JP 8858890A JP H0720853 B2 JPH0720853 B2 JP H0720853B2
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清成 川口
英一 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は染毛剤組成物に関するもので、詳しくは、染め
上がりが優れている上、毛髪の損傷が極めて少ない染毛
剤組成物に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、染毛剤としては酸化染料中間体を含有する第1剤
と酸化剤を含む第2剤よりなる二剤型の酸化染毛剤が広
く利用されている。この染毛剤は無色の低分子の酸化染
料中間体を毛髪中に浸透させ、髪の中で酸化重合を行な
わせることにより色素を生成させ毛髪を染着するもので
ある。
しかしながら、この染毛剤は要望に応じた種々の色調に
毛髪を染毛することができ、しかも、その染毛力も優れ
ているので非常に便利なものであるが、染毛処理によっ
て毛髪が損傷し、そのため、毛髪に潤い及びまろやかさ
がなくなり染上がりが不自然な色となり第三者に違和感
を与えたり、また、櫛通りが悪く髪のしなやかさがなく
なると言う欠点がある。
そこで、従来、このような欠点を改善するために種々の
配合剤が研究されているが、毛髪の損傷を十分に防止で
きる配合剤の場合には、染毛剤として堅牢に染毛力を発
揮すると言う染毛剤自体の効果を阻害するものが多く、
更に改善が望まれている。
(発明の課題と解決手段) 本発明者は上記実情に鑑み、染毛処理において、毛髪の
染毛力には悪影響を与えず、毛髪の損傷を防止し、染毛
後の毛髪に潤いとまろやかさがあり自然な染上がりとな
る染毛剤組成物を得ることを目的として鋭意検討した結
果、ある特定の化合物を配合することにより本発明の目
的が達成されることを見い出し、本発明を完成するに到
った。
すなわち、本発明の要旨は、毛髪に塗布した後すすぎ・
乾燥を行うことにより毛髪を染毛する染毛剤組成物にお
いて、感光素101号、感光素201号、感光素301号及び感
光素401号から選ばれた少なくとも一種の感光素と、酸
化染料又は酸性染料と、を配合したことを特徴とする染
毛剤組成物に存する。ここで、酸化染料とは、酸化する
ことにより発色する染料をいい、例えば酸化染料中間体
やカップラーなどがある。
以下、本発明の構成について詳細に説明する。
本発明で対象となる染毛剤は、毛髪に塗布した後すすぎ
・乾燥を行うことにより染毛する染毛剤であり、例え
ば、酸化染料を含有する永久染毛剤や酸性染料を含有す
るカラーローションなどの半永久染毛剤が挙げられる
が、通常、酸化染料中間体を主剤とする第1剤と酸化剤
を主剤とする第2剤からなる二剤型の酸化染毛剤が一般
的に使用される。また、染毛剤の形態としては、例え
ば、液状、クリーム状、ゲル状、ペースト状、粉末状、
固形状、エアゾール、エアゾールフォームなどの種々の
タイプのものが採用し得る。
二剤型の酸化染毛剤における第1剤の成分である酸化染
料中間体としては、通常、フェニレンジアミン類、アミ
ノフェノール類、トルイレンジアミン類、アミノニトロ
フェノール類、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニル
アミン類、N−フェニルフェニレンジアミン類、ジアミ
ノピリジン類等及びそれらの塩類の1種または2種以上
が挙げられる。その配合量は例えば、第1剤の全重量に
対して0.01〜10重量%程度である。また、カップラーと
してレゾルシン、ピロガロール、カテコール、メタアミ
ノフェノール、メタフェニレンジアミン等を配合するこ
とができる。また、その他に「染毛剤原料規格」(改定
第三版、昭和60年5月発行、日本ヘアカラー工業会、染
毛剤懇話会発行)に収載されたものも用いることができ
る。更に、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルアミン脂肪酸アミド等の界面活
性剤、グリセリン、プロピレングリコール等の保湿剤、
ラノリン、スクワラン、流動パラフィン等の油性成分、
亜硫酸塩、アスコルビン酸等の安定剤、カルボキシメチ
ルセルロース等の増粘剤、アンモニア水、アルカノール
アミン等のアルカリ剤、高級アルコール、香料などを必
要に応じて適宜、配合することができる。一方、第2剤
としては、通常、過酸化水素、過酸化尿素等の酸化剤を
含有し、また、フェナセチン、EDTA等の安定剤、パラフ
ィン等の油脂類、高級アルコール、界面活性剤、酸、pH
調整剤、香料などを必要に応じて適宜、配合することが
できる。この染毛剤を使用する場合は、染毛処理の直前
に第1剤と第2剤を混合し、酸化染料中間体又はカップ
ラーを酸化することにより発色させ、これを毛髪に塗布
し、しばらく放置する。その後、すすぎを行い乾燥す
る。
半永久染毛剤の場合には、酸性染料を含有するほか、塩
基性染料を配合することができ、また、低級アルキレン
カーボネート、N−アルキルピロリドン、ベンジルアル
コール、レブリン酸等の染色助剤、増粘剤、低級アルコ
ール、酸などを必要に応じて適宜、配合することができ
る。
本発明においては、上述の酸化染料又は酸性染料を含有
する染毛剤組成物に、感光素101号、感光素201号、感光
素301号及び感光素401号から選ばれた少なくとも一種の
感光素を配合するものである。
かかる本発明の染毛剤組成物は、毛髪に塗布し暫く放置
した後すすぎ・乾燥を行うことにより染毛する。この染
毛剤組成物によれば、酸化染料又は酸性染料を含有する
染毛剤の染着効果を損なうことなく、染毛処理による毛
髪の損傷を防止でき、染め上がり・毛髪の仕上がりに優
れるという効果を得る。
本発明で特定する感光素はいずれも、化粧品の添加剤と
しては公知の(「化粧品原料基準 第二版 注解」薬事
日報社発行参照)のものであり、各々、下記構造式
[A]〜[D]で示される化合物である。なお、これら
の感光素としては、通常の市販品を用いることができ
る。
感光素101号 感光素201号 感光素301号 感光素401号 これら本発明の感光素の配合量は染毛剤全量に対して通
常、0.00001〜1重量%、好ましくは0.0001〜0.1重量%
である。この配合量があまり少なすぎる場合には、毛髪
の損傷を十分に防止し、潤いとまろやかさのある毛髪を
得ることが難しく、逆に、あまり多くても、効果に大き
な差異はなく経済的でない。
(実施例) 次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定
されるものではない。なお、実施例中、「%」はいずれ
も「重量%」を示す。
実施例1 [第1剤] P−フェニレンジアミン 1.0% プロピレングリコール 10.0% EDTA−Na 0.3% 亜硫酸ナトリウム 0.5% 感光素301号 0.05% アンモニア水 pH10.0になる量精製水 残量 100.0% [第2剤] 過酸化水素 6.0%精製水 残量 100.0% 上記組成の本発明の二剤型染毛剤を調整し第1剤と第2
剤とを1:1で混合し、これを室温にてパネラー(A〜E
の5名)の頭髪半分に塗布するとともに、比較のため
に、上記染毛剤より感光素301号を除外した同様の染毛
剤を対照例として同パネラーの残り半分の頭髪に同条件
で塗布した。
そして、両染毛剤を塗布後、20分間放置した後、各パネ
ラーの頭髪を40℃の温湯で十分にすすぎ、次いで、乾燥
した。このような染毛処理を終えた各パネラーの頭髪に
関して、対照例に対する実施例の染上がり、毛髪の仕上
がり、毛髪の損傷についての評価を下記基準で行なった
ところ第1表に示す結果を得た。
<評価基準> (1)染上がり ○:実施例の方が対照例と比較して潤いとまろやかさの
ある染上がり。
△:実施例と対照例の染上がりは同程度 ×:実施例の方が対照例と比較して潤いとまろやかさに
欠ける染上がり (2)毛髪の仕上がり ○:実施例の方が対照例と比較してしなやかさで櫛通り
がよい △:実施例と対照例のしなやかさ、櫛通りは同程度 ×:実施例の方が対照例と比較してしなかやかさがな
く、櫛通りが劣る (3)毛髪の損傷 毛髪の表面を電子顕微鏡(倍率3000倍)で観察し、毛小
皮の損傷の程度を評価した。
○:実施例の方が対照例と比較して損傷が少ない △:実施例と対照例の損傷は同程度 ×:実施例の方が対照例と比較して損傷が多い 実施例2(クリーム状の染毛剤の例) [第1剤] パラフェニレンジアミン 2.0% レゾルシン 1.0% ポリオキシエチレンアルキルエーテル 3.0% セトステアリルアルコール 8.0% 流動パラフィン 2.0% 感光素401号 0.08% 香料 適量 アンモニア pH9.5となる量精製水 残量 100.0% [第2剤] 過酸化水素 15.0% エデト酸 0.5% セタノール 2.0% アルキル硫酸ナトリウム 0.5% フェナセチン 0.1%精製水 残量 100.0% 上記組成のクリーム状染毛剤の第1剤と第2剤とを1:1
で混合し、これを室温にてパネラー(F〜Jの5名)の
頭髪半分に塗布するとともに、比較のために、上記染毛
剤より感光素401号を除外した同様のクリーム状染毛剤
を対照例として同パネラーの残り半分の頭髪に同条件で
塗布した。そして、両染毛剤を塗布後、20分間放置した
後、各パネラーの頭髪を40℃の温湯で十分にすすぎ、次
いで、乾燥した。このような染毛処理を終えた各パネラ
ーの頭髪に関して、実施例1と同様な評価を行なったと
ころ第2表に示す結果を得た。
実施例3(ゲル状の染毛剤の例) [第1剤] パラフェニレンジアミン 2.0% オルトアミノフェノール 0.5% レゾルシン 0.5% ラウリルジエタノールアミド 10.0% ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル20.0% オレイン酸 5.0% ポリエチレングリコール 20.0% 感光素101号 0.01% 亜硫酸ナトリウム 0.5% 香料 適量 モノエタノールアミン pH9.5となる量精製水 残量 100.0% [第2剤] 過酸化水素 15.0% パラジメチルアミノ安息香酸アミル 0.5% エデト酸 0.5% セタノール 2.0% アルキル硫酸ナトリウム 0.5% フェナセチン 0.1%精製水 残量 100.0% このゲル状染毛剤の第1剤と第2剤を1:1で混合し白髪
に塗布し、常温で20分間放置した後、シャンプーを用い
て洗髪した。その結果、実施例1〜2と同様に染上がり
に優れ、毛髪の仕上がりのよい堅牢な黒色に染毛され
た。
実地例4(粉末染毛剤の例) パラフェニレンジアミン 3.0% パラアミノフェノール 1.0% メタアミノフェノール 1.0% カルボキシメチルセルロース 35.0% 過炭酸ナトリウム 40.0% 炭酸アンモニウム 14.0% 感光素201号 0.1%香料 1.0% 100.0% この粉末染毛剤の20gをとり100mlの水に溶かし白髪に塗
布し、常温で20分間放置した後、シャンプーを用いて洗
髪した。その結果、実施例1〜2と同様に染上がりに優
れ、毛髪の仕上がりのよい堅牢な黒褐色に染毛された。
(発明の効果) 本発明の染毛剤組成物によれば、酸化染料又は酸性染料
を含有する染毛剤の染着効果を損なうことなく、染毛処
理による毛髪の損傷を防止でき、染め上がり・毛髪の仕
上がりに優れるという効果が得られる。即ち、潤いとま
ろやかさのある自然な色の毛髪を得ることができる上、
櫛通りもよいとの優れた効果が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】毛髪に塗布した後すすぎ・乾燥を行うこと
    により毛髪を染毛する染毛剤組成物において、 感光素101号、感光素201号、感光素301号及び感光素401
    号から選ばれた少なくとも一種の感光素と、 酸化染料又は酸性染料と、 を配合したことを特徴とする染毛剤組成物。
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