JP2000264822A - 染毛剤組成物 - Google Patents

染毛剤組成物

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JP2000264822A JP11073291A JP7329199A JP2000264822A JP 2000264822 A JP2000264822 A JP 2000264822A JP 11073291 A JP11073291 A JP 11073291A JP 7329199 A JP7329199 A JP 7329199A JP 2000264822 A JP2000264822 A JP 2000264822A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用時の刺激臭と毛髪に対するダメージが少な
く、かつ染毛効果と退色堅牢性に優れた染毛剤組成物を
提供する。 【解決手段】 (i)下記式(I)で表されるモノイソプ
ロパノールアミン及び(ii)下記一般式(II)(但し、R
は炭素数4〜12の直鎖又は分枝状のアルキル基を示
す。)で表されるアルキルグルコシドの少なくとも1種
を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤からなる
2剤型の染毛剤組成物を提供する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染毛剤組成物に係
わり、更に詳細には使用時の刺激臭と毛髪に対するダメ
ージが少なく、染毛効果と退色堅牢性に優れた染毛剤組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より染毛剤としては、酸化染料中間
体を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤よりなる
2剤型の酸化染毛剤が広く利用されている。この染毛剤
は第1剤中に含まれる低分子の酸化染料中間体を毛髪中
に浸透させ、毛髪の中で第2剤中に含まれる酸化剤によ
って酸化重合を行わせることにより、色素を生成させ毛
髪を染着するものである。これらの酸化染毛剤は要望に
応じた種々の色調に毛髪を染毛することができ、しかも
その染毛力は非常に優れており一般に広く利用されてい
るものである。
【0003】一般に、毛髪には、周りのpHが毛髪の主成
分のケラチン蛋白の示す等電点より高いときに、膨潤を
おこす性質があり、染料が浸透しやすくなるため、これ
ら染毛剤の使用時の染液中のpHは、およそ6〜12に調
整される。また、必要に応じてpH調整剤の一つである
アルカリ剤を配合してpHをアルカリ領域に調整する。第
1剤中に配合されるアルカリ剤としては、アンモニア及
びモノエタノールアミンなどのアルカノールアミンが用
いられている。
【0004】しかしながら、第1剤のアルカリ剤として
主にアンモニアを配合すると、刺激臭が生じる問題があ
る。一方、モノエタノールアミンを主に配合すると、刺
激臭はないが、毛髪に十分な明度を付与できず、染毛カ
も弱い。更に、モノエタノールアミンを多量に配合する
と、水洗時毛髪がきしんだり、又乾燥時は毛髪のぱさつ
きが生じる問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、使用
時の刺激臭がなく、且つ、毛髪に対するダメージが少な
く、更に染毛効果と退色堅牢性に優れた染毛剤を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、アルカリ剤として
モノイソプロパノールアミンを含有し、さらに特定のア
ルキルグルコシドを組み合わせることにより、使用時の
刺激臭と毛髪に対するダメージが少なく、かつ染毛効果
と退色堅牢性に優れた染毛剤の発明を完成するに至っ
た。
【0007】即ち、本発明は、(i)下記式(I):
【0008】
【化3】
【0009】で表されるモノイソプロパノールアミン及
び(ii)下記一般式(II):
【0010】
【化4】
【0011】(但し、Rは炭素数4〜12の直鎖又は分
枝状のアルキル基を示す。)で表されるアルキルグルコ
シドの少なくとも1種を含有する第1剤と、酸化剤を含
有する第2剤からなる2剤型の染毛剤組成物を提供する
ものである。
【0012】上記式(I)で表されるモノイソプロパノ
ールアミンと上記一般式(II)で表される特定のアルキ
ルグルコシドの少なくとも1種を併用することによっ
て、使用時の刺激臭がなく、毛髪に対するダメージが少
なく、かつ染毛効果と退色堅牢性に優れた染毛剤が得ら
れることを見いだした。
【0013】具体的には、第1剤において、第1剤全重
量に対して(i)モノイソプロパノールアミンを0.5〜10重
量%含む染毛剤組成物を提供する。
【0014】また、具体的に、第1剤において、第1剤
全重量に対して(ii)一般式(II)で表されるアルキルグ
ルコシドを0.5〜5重量%含む上記染毛剤組成物を提供す
る。
【0015】更に、具体的には、第1剤が、(ii)Rが炭
素数6〜10の直鎖又は分枝状のアルキル基を示す一般
式(II)で表されるアルキルグルコシドの少なくとも1
種を含むことを特徴とする上記染毛剤組成物を提供す
る。
【0016】また、より具体的には一般式(II)で表さ
れるアルキルグルコシドがオクチルグルコシドであるこ
とを特徴とする上記染毛剤組成物を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は剤型を特に限定すること
なく、公知の剤型、例えば、液状、クリーム状等の二剤
型のものを任意に選択できる。
【0018】第1剤 (i)モノイソプロパノールアミン 本発明で使用されるモノイソプロパノールアミンは、上
記式(I)で表され、分子量75.11の公知化合物で
あって、公知方法によって製造できる。
【0019】本発明は、二剤型の染毛剤の第1剤全重量
に対する、該モノイソプロパノールアミンの配合量は、
0.5〜10重量%、さらに好ましくは3〜7重量%である。
0.5重量%より少ないと十分な染毛力が得られず、10重
量%を超えると毛髪に対してのダメージが大きくなる。
【0020】(ii)アルキルグルコシド 本発明で使用されるアルキルグルコシドは、上記一般式
(II)で表されるものである。
【0021】本発明において、上記一般式(II)中Rで
表されるアルキル基としては、n−ブチル基、イソブチ
ル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシ
ル基、ウンデシル基、ドデシル基などの直鎖または分枝
を有する炭素数4〜12のアルキル基が挙げられ、好ま
しくは炭素数6〜10の直鎖または分枝を有するアルキ
ル基が挙げられる。より好ましいアルキル基は、炭素数
8のもの(例えば、オクチルグルコシド)が挙げられ
る。
【0022】本発明のアルキルグルコシドはいずれも公
知の化合物であり、公知の製造方法によって製造するこ
とができる。
【0023】上記アルキルグルコシドを1種又は2種以
上配合することができる。二剤型の染毛剤の第1剤全重
量に対して、上記少なくとも1種のアルキルグルコシド
の配合量は、0.5〜5重量%、好ましくは2〜4重量%であ
る。アルキルグルコシドの配合量が少なすぎると、退色
堅牢性が低下し、また、多すぎると十分な染毛効果が認
められなくなる。
【0024】以上の成分が、本発明の染毛剤組成物の第
1剤の必須成分であるが、本発明の染毛剤組成物の第1
剤は、通常、酸化染料及び水を含んでおり、更に必要に
応じて、以下の成分等を配合しても良い。以下、これら
成分について説明する。
【0025】 水として通常精製水を配合する。水の配合量としては、
各成分を所定量配合した場合の残部であり、その配合量
は、好ましくは第1剤全重量に対して、10〜80重量%程
度である。
【0026】酸化染料 酸化染料としては、特に限定することなく、公知のもの
を広く使用できる。より具体的には、次のものを例示す
ることができる。
【0027】5−アミノオルトクレゾール、硫酸5−ア
ミノオルトクレゾール、2−アミノ−4−ニトロフェノ
ール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、1−アミノ
−4−メチルアミノアントラキノン、3,3’−イミノ
ジフェノール、塩酸2,4−ジアミノフェノール、塩酸
トルエン−2,5−ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレ
ンジアミン、塩酸パラフェニレンジアミン、塩酸N−フ
ェニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジ
アミン、オルトアミノフェノール、カテコール、酢酸N
−フェニルパラフェニレンジアミン、1,4−ジアミノ
アントラキノン、2,6−ジアミノピリジン、硫酸2,
6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレ
ン、ジフェニルアミン、トルエン−2,5−ジアミン、
トルエン−3,4−ジアミン、α−ナフトール、ニトロ
パラフェニレンジアミン、パラアミノフェニルスルファ
ミン酸、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェ
ニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、パラメチル
アミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリ
ウム、ピクリン酸、2−ヒドロキシ−5−ニトロ−
2’,4’−ジアミノアゾベンゼン−5−スルホン酸ナ
トリウム、ヒドロキノン、ピロガロール、N−フェニル
パラフェニレンジアミン、フロログルシン、ヘマテイ
ン、没食子酸、メタアミノフェノール、メタフェニレン
ジアミン、硫酸2−アミノ−5−ニトロフェノール、硫
酸オルトアミノフェノール、硫酸オルトクロルパラフェ
ニレンジアミン、 硫酸4,4’−ジアミノジフェニル
アミン、硫酸トルエン−2,5−ジアミン、硫酸ニトロ
パラフェニレンジアミン、硫酸パラアミノフェノール、
硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸パラニ
トロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジア
ミン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミ
ノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミン等。
【0028】上記染料を、単独で或いは2種以上を混合
して用いる。酸化染料の配合量としては、酸化染料の種
類、希望の染着の程度等によって、適宜選択され、任意
の量で配合することができるが、第1剤全重量に対し
て、上記酸化染料の少なくとも1種を、0.01〜20重量
%、好ましくは、0.02〜12重量%配合するのがよい。
【0029】金属封鎖剤 また、染毛剤中に、金属イオンが存在すると、酸化染料
の発色を速めたり、一部の界面活性剤と石ケンをつくっ
て不溶性の物質をつくるので、これを防止するために金
属封鎖剤を配合することができる。
【0030】金属封鎖剤としては、特に限定することな
く、公知のものを広く使用できる。具体的には、例え
ば、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、エデト酸四ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、
ポリリン酸ナトリウムなど挙げられる。これら金属封鎖
剤を、1種又は2種以上配合することができる。
【0031】金属封鎖剤の配合量としては、第1剤全重
量に対して、上記金属封鎖剤の少なくとも1種を、0.01
〜12重量%、好ましくは、0.02〜5重量%配合するのが
よい。
【0032】油剤 染毛剤中に油剤を配合することもできる。油剤として
は、特に限定されることなく、従来から染毛剤に使用さ
れている公知のものを広く使用できる。具体的には、例
えば、オリブ油、ゴマ油、ヒマシ油、ヤシ油、ホホバ
油、流動パラフィン、ワセリン、オレイルアルコール、
オレイン酸、ヘキシルデカノール、ミリスチン酸イソプ
ロピル、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニル
アルコール、セトステアリルアルコールなどがあげられ
る。また、高重合メチルポリシロキサン、ジメチルシロ
キサン、メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重
合体、メチルフェニルポリシロキサンやアミノ変性シリ
コーン等も使用できる。
【0033】上記油剤を1種又は2種以上配合すること
ができ、油剤の配合量としては、通常配合されている配
合量であれば、特に限定されないが、第1剤全重量に対
して、0.1〜35重量%、好ましくは、0.2〜20重量%にな
るよう配合されるのが好ましい。
【0034】界面活性剤 染毛剤中に界面活性剤を配合することもできる。界面活
性剤としては、特に限定されることなく、公知のものを
広く使用できる。具体的には、非イオン性界面活性剤、
アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界
面活性剤などが挙げられる。より具体的には、以下の通
りである。
【0035】非イオン性界面活性剤 ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンイソセチルエーテル、ポリオキシエチレンオ
クチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンオレイル
エーテル、ポリオキシエチレンオレイルセチルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンセトス
テアリルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエー
テル、ポリオキシブチルエーテル、ポリオキシエチレン
ベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエー
テル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキ
シエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンジノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル等が挙げられる。
【0036】アニオン界面活性剤 N−アシル−L−グルタミン酸ジエタノールアミン、N
−アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N
−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、イセチオン酸
ナトリウム、ウンデシレノイルアミドエチルスルホコハ
ク酸二ナトリウム、オクチルフェノキシジエトキシエチ
ルスルホン酸ナトリウム、オレオイルザルコシン、オレ
オイルメチルタウリンナトリウム、カルボキシ化ポリオ
キシエチレントリデシルエーテル、L−グルタミン酸ト
リエタノールアミン硬化牛脂脂肪酸アミド、L−グルタ
ミン酸ナトリウム硬化牛脂脂肪酸アミド、L−グルタミ
ン酸ナトリウムヤシ油脂肪酸アミド、硬化ヤシ油脂肪酸
グリセリル硫酸ナトリウム、ジウンデシレノイルアミド
エチルスルホコハク酸ナトリウム、N−ステアロイル−
L−グルタミン酸ナトリウム、ステアロイル−L−グル
タミン酸二ナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナ
トリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スル
ホコハク酸ポリオキシエチレンラウロイルエタノールア
ミドエステル二ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二
ナトリウム、セチル硫酸ジエタノールアミン、セチル硫
酸ナトリウム、セトステアリル硫酸ナトリウム、デキス
トラン硫酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミ
ン、トリデシル硫酸トリエタノールアミン、N−パルミ
トイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、ポリオ
キシエチレンウンデシルエーテル硫酸ナトリウム、ポリ
オキシエチレンオクチルフェニルエーテル硫酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンオレイルエーテル硫酸アンモニ
ウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナ
トリウム、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンペンタデシルエー
テル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチルエ
ーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン
ミリスチルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ミリス
チル硫酸ジエタノールアミン、ミリスチル硫酸ナトリウ
ム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウム、
ミリストイルメチルアミノ酢酸ナトリウム、ミリストイ
ルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム、
ヤシ油脂肪酸・牛脂脂肪酸−L−グルタミン酸ナトリウ
ムアミド、N−ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸トリエ
タノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸
ナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシン、ヤシ油脂肪酸サ
ルコシントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸サルコシ
ンナトリウム、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン、ヤ
シ油脂肪酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルアラニンナ
トリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンカリウム、ヤシ
油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウリルアミノジ
プロピオン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウ
ム、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル
硫酸、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸エタノ
ールアミンラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸ジエタ
ノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウム、ラ
ウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N
−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、ラウロイ
ルサルコシン、ラウロイルサルコシンカリウム、ラウロ
イルサルコシンナトリウム、ラウロイルメチルβ−アラ
ニンナトリウム液、ラウロイルメチルタウリンナトリウ
ム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム液等が挙げら
れる。
【0037】両性界面活性剤 2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシノイル−カ
ルボキシルメトキシエチルカルボキシメチルイミダゾリ
ニウムベタインナトリウム、ウンデシルヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシル−
N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾ
リニウムベタイン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシ
ン液、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ステア
リルジメチルベタインナトリウム、ステアリルベタイ
ン、ビス(ステアリル−N−ヒドロキシエチルイミダゾ
リン)クロル酢酸錯体ヤシ油アルキル−N−カルボキシ
エチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ンナトリウム、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸
アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸−N−カルボキ
シメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニ
ウムベタインナトリウム、ヤシ油脂肪酸−N−カルボキ
シメトキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニ
ウムジナトリウムラウリル硫酸、ラウリルジメチルアミ
ノ酢酸ベタイン、β−ラウリルアミノプロピオン酸ナト
リウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリメタノールア
ミン、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム等が
挙げられる。
【0038】カチオン界面活性剤 エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチ
ルアンモニウム(1)、塩化アルキルトリメチルアンモ
ニウム、塩化オクタデシルアンモニウム、塩化オクチル
ジヒドロキシエチルメチルアンモニウム、塩化ジアルキ
ル(12〜15)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキ
ル(14〜18)ジメチルアンモニウム、塩化ジココイ
ルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム液、塩
化ジ(ポリオキシエチレン)オレイルメチルアンモニウ
ム、塩化ステアリルジヒドロキシエチルベタインナトリ
ウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルト
リメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化
ベンザルコニウム、塩化ベンザルコニウム液、塩化ベン
ザトニウム、塩化ベンザトニウム液、塩化ポリオキシエ
チレン(1)ポリオキシプロピレン(25)ジエチルメ
チルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルア
ンモニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化ラウリル
トリメチルアンモニウム、塩化ラウリルピリジニウム
液、臭化アルキルイソキノリウム液、臭化ステアリルト
リメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニ
ウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、ステアリ
ルトリメチルアンモニウムサッカリン、セチルトリメチ
ルアンモニウムサッカリン等が挙げられる。
【0039】上記の界面活性剤を、1種又は2種以上配
合することができる。該界面活性剤の配合量としては、
任意の量を使用できるが、第1剤全重量に対して、60重
量%程度までではあるが、0.5〜50重量%、好ましく
は、1〜40重量%配合することができる。
【0040】酸化防止剤 また、染毛剤の場合、使用する前に酸化染料が酸化さ
れ、無用な発色することを抑える目的で、酸化防止剤を
配合することができる。
【0041】酸化防止剤としては、特に限定することな
く、公知のものを広く使用できる。具体的には、例え
ば、チオグリコール酸、チオグリコール酸カルシウム、
チオグリコール酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウム、ア
スコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビ
ン酸アンモニウム、没食子酸プロピル、トコフェノー
ル、L−システィン、ホモシスティン、N−アセチル−
L−システィンなどが挙げられる。これら酸化防止剤
を、1種又は2種以上配合することができる。
【0042】酸化防止剤の配合量としては、第1剤全重
量に対して、上記酸化防止剤の少なくとも1種を、0.01
〜10重量%、好ましくは、0.02〜5重量%配合するのが
よい。
【0043】pH調整剤 pHを調節するためにpH調整剤を配合することもでき
る。本発明においては、アルカリ性にするためのpH調
整剤であるアルカリ剤としては、モノイソプロパノール
アミンを使用することが必須であるが、モノイソプロパ
ノールアミンの他に刺激臭を生じない程度であれば、特
に限定されることなく公知のものを広く使用してもよ
い。具体的には、例えば、アンモニア、モノエタノール
アミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、トリエタ
ノールアミン(TEA)、2−アミノ−2−メチル−1−
プロパノール(AMP)、2−アミノ−2−メチル−1,
3−プロパンジオール(AMPD)、テトラキス(2−ヒド
ロキシイソプロピル)エチレンジアミン(TE)などのア
ミン系アルカリ剤が挙げられる。また、アンモニア等の
アミン系アルカリ剤の代わりに、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等の無機アルカリ剤も使用可能である。酸
性にするためのpH調整剤としては、特に限定すること
なく、公知のものを広く使用でき、例えば、リン酸、ク
エン酸、酒石酸などが挙げられる。これらpH調整剤
を、1種又は2種以上配合してもよい。
【0044】モノイソプロパノールアミン以外のpH調
整剤の配合量としては、任意の量が使用できるが、第1
剤全重量に対して、20重量%程度までではあるが、0.1
〜20重量%、好ましくは、0.2〜12重量%程度がよい。
【0045】本発明の染毛剤において、第1剤の典型的
な組成は、第1剤全重量に対して、(i)モノイソプロ
パノールアミンを0.5〜10重量%(好ましくは3〜7重量
%)(ii)アルキルグルコシドを0.5〜5重量%(好まし
くは、2〜4重量%)、(iii)酸化染料を0.01〜20重量
%(好ましくは、0.02〜12重量%)、(iv)金属封鎖剤
を0.01〜12重量%(好ましくは0.02〜5重量%)、(v)
油剤を0.1〜35重量%(好ましくは0.2〜20重量%)、
(vi)界面活性剤を0.5〜50重量%(好ましくは1〜40重
量%)、(vii)酸化防止剤を0.01〜10重量%(好まし
くは0.02〜5重量%)、(viii)水を10〜80重量%、更
に必要に応じて、(ix)pH調整剤を0.1〜20重量%
(好ましくは0.2〜12重量%)、含むものである。
【0046】このほか、公知の毛髪保護剤、ゲラニオー
ルなどの着香料、プロピレングリコール;エチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ゲラニオール変性アル
コール(例えば、95%ゲラニオール変性アルコール、即
ち、95%エタノール200リットルにゲラニオール300g
を混和したもの)などの低級アルコール等の溶解剤、高
分子化合物、色素、紫外線吸収剤、安定剤、浸透剤、湿
潤剤、養毛剤なども、染毛剤の性能を損なわない程度に
適宜加えてもよい。
【0047】第2剤 第2剤の組成物としては、各種形態のものが使用でき、
液状、クリーム状等問わない。更に、本発明の第1剤と
使用時に混合する第2剤としては、特に限定されること
なく、公知のものを広く使用できる。具体的には、酸化
剤及び水を含んでおり、更に必要に応じて、以下の成分
等を配合しても良い。以下、これら成分について説明す
る。
【0048】酸化剤 第2剤に含まれる酸化剤としては、特に限定することな
く、公知のものを広く使用できる。具体的には、例え
ば、過酸化水素、過酸化物のような、水と接触して酸素
を遊離するようなもの等が挙げられる。
【0049】より具体的には、過酸化水素(通常、10
〜35重量%水溶液として使用される。)、過ホウ酸ナ
トリウム、過ホウ酸アンモニウム、過ホウ酸カリウム、
過炭酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム(これらは、水溶
液又は原料のままで配合される。)等が挙げられる。上
記酸化剤を、1種又は2種以上混合して用いても良い。
【0050】酸化剤の配合量としては、酸化染料をすべ
て酸化できる量であれば、特に限定されないが、第2剤
中全重量に対して、酸化剤を0.01〜40重量%程度、好ま
しくは、0.1〜30重量%程度配合するのがよい。
【0051】 水として通常精製水を配合する。水の配合量としては、
各成分を所定量配合した場合の残部であり、その配合量
は、好ましくは第2剤全重量に対して、10〜95重量%程
度である。
【0052】酸化剤の安定化剤 第2剤中に酸化剤の安定化剤を配合することもできる。
該安定化剤としては、特に限定されることなく、従来か
ら染毛剤に使用されている公知のものを広く使用でき
る。より具体的には、リン酸、ピロリン酸、リン酸三ナ
トリウム、ピロリン酸ナトリウム、アセトアニリド、ス
ズ酸ナトリウム等が挙げられる。
【0053】上記の安定化剤を、1種或いは2種以上配
合することができる。上記の安定化剤の配合量として
は、酸化剤が安定化される量であれば特に限定されるこ
となく広い範囲から選択できる。一般には、第2剤全重
量に対して、0.00005〜0.5重量%、好ましくは、0.0001
〜0.1重量%の量で配合するのがよい。
【0054】油剤 第2剤中に、湿潤、保湿、柔軟作用を与えるためや、第
2剤を増粘させる目的で油剤を配合することもできる。
油剤としては、特に限定されることなく、従来から染毛
剤に使用されている公知のものを広く使用できる。より
具体的には、ベヘニルアルコール、セタノール等の高級
アルコール、アボガド油、マカデミアナッツ油、ヒマシ
油等の油脂、流動パラフィン、スクワラン、マイクロク
リスタリンワックス等の炭化水素、ラウリン酸、ミリス
チン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸、ミリスチン酸イ
ソプロピル、イソステアリン酸イソセチル、乳酸ミリス
チル等のエステル類等が挙げられる。また、高重合メチ
ルポリシロキサン、ジメチルシロキサン、メチル(ポリ
オキシエチレン)シロキサン共重合体、メチルフェニル
ポリシロキサンやアミノ変性シリコーン等も使用でき
る。
【0055】上記の油剤は、1種単独で或いは2種以上
混合して配合することができ、その配合量としては、添
加目的を達成するに足る量であれば限定されることなく
広い範囲から選択できる。一般には、第2剤全重量に対
して、0.1〜35重量%、好ましくは、0.2〜20重量%の量
で配合するのがよい。
【0056】界面活性剤 第2剤中に、湿潤、柔軟、加脂、乳化する目的で界面活
性剤を配合することもできる。界面活性剤としては、特
に限定されることなく、公知のものを広く使用できる。
具体的には、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活
性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤などが挙
げられる。より具体的には、上記第1剤の成分中で記載
したものが使用できる。
【0057】上記の界面活性剤は、1種単独で又は2種
以上混合して配合することができる。該界面活性剤の配
合量としては、添加目的を達成するに足る量であれば限
定されることなく任意の量を使用できる。一般には、第
2剤全重量に対して、60重量%程度までではあるが、0.
5〜50重量%、好ましくは、1〜40重量%の量で配合する
ことができる。
【0058】金属封鎖剤 また、染毛剤中に、金属イオンが存在すると、第1剤中
の酸化染料の発色を速めたり、一部の界面活性剤と石ケ
ンをつくって不溶性の物質をつくるので、これを防止す
るために金属封鎖剤を配合することができる。
【0059】金属封鎖剤としては、特に限定することな
く、公知のものを広く使用できる。具体的には、例え
ば、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、エデト酸四ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、
ポリリン酸ナトリウムなど挙げられる。これら金属封鎖
剤を、1種又は2種以上配合することができる。
【0060】金属封鎖剤の配合量としては、第2剤全重
量に対して、上記金属封鎖剤の少なくとも1種を、0.01
〜1重量%、好ましくは、0.05〜0.5重量%配合するのが
よい。
【0061】本発明の染毛剤において、第2剤の典型的
な組成は、第2剤全重量に対して、(a)酸化剤を0.01〜4
0重量%程度、好ましくは、0.1〜30重量%、(b)水を10
〜95重量%程度、必要に応じて、(c)酸化剤の安定化剤
を0.00005〜0.5重量%、好ましくは、0.0001〜0.1重量
%、(d)油剤を0.1〜35重量%、好ましくは、0.2〜20重
量%、(e)界面活性剤を0.5〜50重量%、好ましくは、1
〜40重量%、(f)金属封鎖剤を0.01〜1重量%、好ましく
は、0.05〜0.5重量%を含むものである。
【0062】このほか、本発明では、必要に応じて、公
知の毛髪保護剤、ゲラニオールなどの着香料、色素、紫
外線吸収剤、安定剤、浸透剤、湿潤剤、養毛剤なども、
第2剤の性能を損なわない範囲に適宜加えてもよい。
【0063】本発明の二剤型の染毛剤組成物における第
1剤及び第2剤は、公知の方法、例えば、第1剤、第2
剤共に、全成分を配合し混合するか、必要に応じて、一
部の成分を配合し加温後攪拌混合し、その後冷却して残
りの成分を加え混合することによって製造することがで
きる。こうして得られた第1剤及び第2剤を、公知の方
法、例えば、使用直前に第1剤と第2剤を混合すること
によって、染毛剤として使用することができる。
【0064】本発明の染毛剤は、常法に従って染毛処理
することができ、染毛時間は、酸化染料の種類、量、希
望の染着の程度によって、適宜選択されるが、通常40分
程度までである。
【0065】
【発明の効果】本発明の染毛剤組成物は、使用時の刺激
臭がなく、且つ、毛髪に対するダメージが少なく、更に
染毛効果と退色堅牢性に優れていた。
【0066】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて説明するが、
本発明は、これら実施例によって限定されるものではな
い。なお、以下の実施例において“部”とは、“重量
部”を表わし、”%”とは、”重量%”を表わす。
【0067】評価方法については、下記に示した方法に
よって各項目の評価を行った。
【0068】1.刺激臭 第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合
物のにおいを嗅いだ。その刺激臭について以下の基準で
評価した。 ◎:刺激臭を全く感じない。 ○:刺激臭をほとんど感じない。 △:刺激臭をやや感じる。 ×:刺激臭を強く感じる。
【0069】2.手触り感(直後及びシャンプー30回
後) 第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合
物8gを、黒毛束(人毛)4gに塗布し、30℃で20
分間放置した後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱
風で乾燥した。この染毛した黒毛束の手触り感を官能評
価により以下の基準で評価した。また、同じ毛束を、シ
ャンプー、乾燥を30回繰り返して同様に評価した。 ◎:手触り感が非常に良好である。 ○:手触り感が良好である。 △:手触り感がやや悪い。 ×:手触り感が悪い。
【0070】3.染色性 第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合
物8gを、山羊毛及び黒毛束(人毛)それぞれ4gに塗
布し、30℃で20分間放置した後、ぬるま湯で充分す
すぎシャンプー後熱風で乾燥した。この染色した山羊毛
での染色性と、黒毛束での明色性の2点において目視に
より以下の基準で評価した。 ◎:ムラが無く、自然な明るい栗色に染まっている。 ○:ほぼムラが無く、自然な明るい栗色に染まってい
る。 △:ややムラがあり、あまり染まっていない。 ×:ほとんど染まっていない。
【0071】4.退色堅牢性 第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合
物8gを、山羊毛4gに塗布し、30℃で20分間放置
した後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱風で乾燥
した。この染毛した山羊毛を市販のシャンプーで30回
洗髪操作を繰り返した後、目視により以下の基準で評価
した。 ◎:30回洗髪操作前の毛との色の差がほとんど認めら
れない。 ○:30回洗髪操作前の毛との色の差があまり認められ
ない。 △:30回洗髪操作前の毛と比較し、やや色落ちが認め
られる。 ×:30回洗髪操作前の毛と比較し、かなり色落ちが認
められる。
【0072】以下に本実施例で使用される略号の意味を
示す。 TGAA:チオグリコール酸アンモニウム EDTA:エデト酸二ナトリウム POEノニルフェニルエーテル:ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル POE(15)セチルエーテル:ポリオキシエチレンセ
チルエーテル(オキシエチレンの重合度:15) POE(20)セチルエーテル:ポリオキシエチレンセ
チルエーテル(オキシエチレンの重合度:20) 実施例1〜5及び比較例1 下記表1に記載の各成分及び割合の第1剤及び表2に記
載の第2剤(実施例1〜5及び比較例1において共通)
を常法に従って調製した。即ち、第1剤及び第2剤と
も、全成分を配合し全体が均一になるまで攪拌混合して
調製した。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、
刺激臭、染色性及び退色堅牢性の評価を行った。結果を
表3に示す。
【0076】
【表3】
【0077】表3の結果から、モノイソプロパノールア
ミンと本発明のアルキルグルコシドを併用すると、染色
性及び退色堅牢性に優れることが明らかになった。ま
た、表1に示すアルキルグルコシドすべてにおいて、染
色性及び退色堅牢性に優れ、その中でも、炭素数6〜1
0のものが優れ、特に炭素数8のオクチルグルコシドが
もっとも優れていた。
【0078】実施例6〜19及び比較例2〜3 第1剤中のモノイソプロパノールアミン及びアルキルグ
ルコシドの配合割合の染毛効果に対する影響を調べるた
め、モノイソプロパノールアミンの量を変化させた第1
剤及びアルカリ剤として更にアンモニア水又はモノエタ
ノールアミンを加えた第1剤(表4)並びにオクチルグ
ルコシドの量を変化させた第1剤(表5)を実施例1〜
5と同様の方法で調製した。更に、モノイソプロパノー
ルアミンとアルキルグルコシドとの併用効果を示すため
に、アルキルグルコシドと他のpH調整剤(アンモニア
水又はモノエタノールアミン)を配合した第1剤(表
4、比較例2及び3)を実施例1〜5と同様な方法で調
製した。第2剤については、上記表2に示した実施例1
〜5と同じものを同様の方法で製造し使用した。
【0079】
【表4】
【0080】
【表5】
【0081】第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、
表4に記載の実施例及び比較例のものについては、刺激
臭、手触り感(直後)及び染色性の評価を行った。表5
に記載の実施例及び比較例のものについては、刺激臭、
染色性及び退色堅牢性の評価を行った。結果を表6及び
表7に示す。
【0082】
【表6】
【0083】
【表7】
【0084】表6から明らかなように、モノイソプロパ
ノールアミンは、第1剤中での濃度が0.5重量%であっ
ても、手触り感及び染色性において効果があり、7.0重
量%を越えて配合しても効果は認められるが、著しい向
上は認められず、3〜7重量%の配合割合で著しい効果の
向上が認められた。また、モノイソプロパノールアミン
に加えて、任意の量のアンモニア水やモノエタノールア
ミンを併用しても、同様の効果が認められた。
【0085】また、アルキルグルコシドと、アンモニア
又はモノエタノールアミンを配合した染毛剤に比して、
本願発明の染毛剤は、刺激臭、手触り感、染色性の点で
優れていることが判った。
【0086】表7からは、アルキルグルコシドは、第1
剤中での濃度が0.5重量%であっても、染色性及び退色
堅牢性において効果があり、4.0重量%を越えて配合し
ても効果は認められるが、著しい向上は認められず、2
〜4重量%の配合割合で著しい効果の向上が認められ
た。
【0087】比較例4〜8現在市販されていると考えら
れる染毛剤(比較例4〜8)を、本発明の染毛剤(実施
例9及び15)と比較した。即ち、第1剤においては、
表8に記載の各成分及び割合の第1剤及び上記表2に記
載の第2剤(実施例9及び15並びに比較例4〜8にお
いて共通)を常法に従って調製した。即ち、第1剤及び
第2剤とも、全成分を配合し全体が均一になるまで攪拌
混合して調製した。
【0088】
【表8】
【0089】第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、
刺激臭、手触り感(直後及びシャンプー30回後)染色
性及び退色堅牢性の評価を行った。結果を表9に示す。
【0090】
【表9】
【0091】現在市販されていると考えられる染毛剤と
比較して、本発明の染毛剤が刺激臭、手触り感(直後及
びシャンプー30回後)染色性及び退色堅牢性の点で優
れていた。
【0092】実施例20及び21並びに比較例9〜13 染毛剤の形態が、クリーム製品のものを製造し、同様に
刺激臭、手触り感(直後及びシャンプー30回後)、染
色性及び退色堅牢性の評価を行った。
【0093】表10に示す第1剤及び表11に示す第2
剤(実施例20及び21並びに比較例9〜13において
共通)からなる二剤型染毛剤を、常法に従い調製した。
即ち、第1剤においては、pH調整剤である各種アルカ
リ剤及び香料以外の成分を配合して75℃で加熱溶解さ
せ、攪拌しながら冷却し、次いで50℃付近でアルカリ
剤及び香料を配合して混合し、室温まで冷却して調製し
た。また、第2剤においては、過酸化水素水及び安定化
剤であるリン酸を除く成分を配合し、70〜75℃程度
に加温後、攪拌混合し、その後、室温まで冷却して過酸
化水素水及びリン酸を加えて混合して調製した。
【0094】
【表10】
【0095】
【表11】
【0096】第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、
刺激臭、手触り感(直後及びシャンプー30回後)染色
性及び退色堅牢性の評価を行った。結果を表12に示
す。
【0097】
【表12】
【0098】液状製品と同様に、クリーム製品において
も、本願発明の染毛剤が刺激臭、手触り感(直後及びシ
ャンプー30回後)染色性及び退色堅牢性の点で優れて
いることが認められた。
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月30日(1999.8.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】1.刺激臭 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
のにおいを嗅いだ。その刺激臭について以下の基準で評
価した。 ◎:刺激臭を全く感じない。 ○:刺激臭をほとんど感じない。 △:刺激臭をやや感じる。 ×:刺激臭を強く感じる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】2.手触り感(直後及びシャンプー30回
後) 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
8gを、黒毛束(人毛)4gに塗布し、30℃で20分
間放置した後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱風
で乾燥した。この染毛した黒毛束の手触り感を官能評価
により以下の基準で評価した。また、同じ毛束を、シャ
ンプー、乾燥を30回繰り返して同様に評価した。 ◎:手触り感が非常に良好である。 ○:手触り感が良好である。 △:手触り感がやや悪い。 ×:手触り感が悪い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】3.染色性 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
8gを、山羊毛及び黒毛束(人毛)それぞれ4gに塗布
し、30℃で20分間放置した後、ぬるま湯で充分すす
ぎシャンプー後熱風で乾燥した。この染色した山羊毛で
の染色性と、黒毛束での明色性の2点において目視によ
り以下の基準で評価した。 ◎:ムラが無く、自然な明るい栗色に染まっている。 ○:ほぼムラが無く、自然な明るい栗色に染まってい
る。 △:ややムラがあり、あまり染まっていない。 ×:ほとんど染まっていない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】4.退色堅牢性 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
8gを、山羊毛4gに塗布し、30℃で20分間放置し
た後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱風で乾燥し
た。この染毛した山羊毛を市販のシャンプーで30回洗
髪操作を繰り返した後、目視により以下の基準で評価し
た。 ◎:30回洗髪操作前の毛との色の差がほとんど認めら
れない。 ○:30回洗髪操作前の毛との色の差があまり認められ
ない。 △:30回洗髪操作前の毛と比較し、やや色落ちが認め
られる。 ×:30回洗髪操作前の毛と比較し、かなり色落ちが認
められる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、刺
激臭、染色性及び退色堅牢性の評価を行った。結果を表
3に示す。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、表
4に記載の実施例及び比較例のものについては、刺激
臭、手触り感(直後)及び染色性の評価を行った。表5
に記載の実施例及び比較例のものについては、刺激臭、
染色性及び退色堅牢性の評価を行った。結果を表6及び
表7に示す。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正内容】
【0089】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、刺
激臭、手触り感(直後及びシャンプー30回後)、染色
性及び退色堅牢性の評価を行った。結果を表9に示す。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正内容】
【0096】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、刺
激臭、手触り感(直後及びシャンプー30回後)、染色
性及び退色堅牢性の評価を行った。結果を表12に示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 好弘 大阪府大阪市西成区千本南2−16−26 山 発産業株式会社玉出工場内 Fターム(参考) 4C083 AB012 AB082 AC022 AC062 AC072 AC082 AC182 AC462 AC532 AC541 AC542 AC552 AC772 AD201 AD202 BB60 CC36 DD23 DD31 EE03 EE06 EE09 EE26 EE29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)下記式(I): 【化1】 で表されるモノイソプロパノールアミン及び(ii)下記一
    般式(II): 【化2】 (但し、Rは炭素数4〜12の直鎖又は分枝状のアルキ
    ル基を示す。)で表されるアルキルグルコシドの少なく
    とも1種を含有する第1剤と、 酸化剤を含有する第2剤からなる2剤型の染毛剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 第1剤において、第1剤全重量に対して
    (i)モノイソプロパノールアミンを0.5〜10重量%含む、
    請求項1記載の染毛剤組成物。
  3. 【請求項3】 第1剤において、第1剤全重量に対して
    (ii)一般式(II)で表されるアルキルグルコシドを0.5
    〜5重量%含む、請求項1又は2記載の染毛剤組成物。
  4. 【請求項4】 第1剤が、(ii)Rが炭素数6〜10の直
    鎖又は分枝状のアルキル基を示す一般式(II)で表され
    るアルキルグルコシドの少なくとも1種を含むことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の染毛剤組成
    物。
  5. 【請求項5】 (ii)一般式(II)で表されるアルキルグ
    ルコシドがオクチルグルコシドであることを特徴とす
    る、請求項1〜4のいずれかに記載の染毛剤組成物。
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