JP2006157408A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部装置に表示されているドライバーソフトの操作部上でのユーザの読み取り方法の選択に頼ることなく、読み取り方法の切り替えを行い、かつ、ユーザに画像読取装置の読み取り方法を認識させることが可能である画像読取装置を提供する。
【解決手段】 画像読取装置で画像の読み取りを行う際、外部装置上に画像読取装置のドライバーソフトを起動する前に、上記透過原稿読取ガイドが画像読取装置の原稿台に置かれているかを判別することにより、自動的に画像の読み取り方法を判別して、画像の読み取り方法を切り替え、外部装置上にドライバーソフトを起動したときに画像の読み取り方法をドライバーの操作部に表示を行うことを特徴としている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、原稿として読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサにて読み取り、それをA/D変換器にてデジタル化した画像信号を外部装置に転送することが可能な画像読取装置に関するものである。
従来の画像読取装置において、反射原稿を読み取る機能と透過原稿を読み取る機能を持ち、それぞれの原稿に対して読み取り方法が異なっているものがある。
近年、この種の画像読取装置においては、反射原稿と透過原稿で読み取り方法が異なっているため、それぞれの原稿を読み取るためには、画像読取装置をコントロールしている外部装置上のドライバーソフトの操作部上にて、どちらの原稿を読み取るのかをユーザが選択し、画像読取装置は選択された原稿の読取装置に切り替えを行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−33872号公報
しかしながら上記の構成において、ユーザが画像読取装置をコントロールしている外部装置上のドライバーソフトの操作部上で読み取る原稿を選択させると、ユーザの操作ミスによりユーザの意図していない原稿の読み取り方法で原稿が読み込まれてしまうという問題点があった。
具体的には、ユーザが反射原稿の読み取りを行いたいのに、外部装置上での読み取る原稿の選択を誤り、透過原稿の読み取り方法を選択してしまうと反射原稿が原稿台に置かれているにも関わらず、透過原稿の読み取り方法で反射原稿の読み取りが行われていた。
本発明は、上記問題点に鑑み、外部装置に表示されているドライバーソフトの操作部上でのユーザの読み取り方法の選択に頼ることなく、読み取り方法の切り替えを行い、かつ、ユーザに画像読取装置の読み取り方法を認識させることが可能である画像読取装置を提供することを目的とする。
この種の画像読取装置において、透過原稿の画像読取エリアは反射原稿の画像読取エリアよりも狭く、また読取エリアも異なっているため、透過原稿を読み取る際にはユーザに透過原稿の読取位置を簡単に認識させるための透過原稿読取ガイドが必要で、この透過原稿読取ガイドを使うことにより、透過原稿の読み取りを行っている。
また、画像読取装置をコントロールするために、外部装置上にドライバーソフトを起動する。そして画像読取装置で画像の読み取りを行うときには、このドライバーソフトを起動する。上記目的を達成するために本発明は、画像読取装置で画像の読み取りを行う際、外部装置上に画像読取装置のドライバーソフトを起動する前に、上記透過原稿読取ガイドが画像読取装置の原稿台に置かれているかを判別することにより、自動的に画像の読み取り方法を判別して、画像の読み取り方法を切り替え、外部装置上にドライバーソフトを起動したときに画像の読み取り方法をドライバーの操作部に表示を行うことを特徴としている。
この発明において、画像読取装置で画像の読み取りを行う際、外部装置上に画像読取装置のドライバーソフトを起動する前に、画像読取装置が画像読取装置の原稿台に透過原稿読取ガイドが置かれているかを判別することにより、自動的に画像の読み取り方法を判別し、画像の読み取り方法を切り替え、外部装置上にドライバーソフトを起動したときに画像の読み取り方法をドライバーの操作部に表示を行うことにより、ユーザの外部装置での画像読取装置のドライバーソフトでの読み取り方法の選択に頼ることなく読み取り方法の切り替えを行い、かつ、ユーザに画像読み取り方法を認識させることが可能である画像読取装置を、コストアップすることなく、しかも従来の画像読取装置の構成を変えずに提供することが可能となる。
本発明によれば、画像読取装置で画像の読み取りを行う際、外部装置上に画像読取装置のドライバーソフトを起動する前に、画像読取装置が画像読取装置の原稿台に透過原稿読取ガイドが置かれているかを判別することにより、自動的に画像の読み取り方法を判別し、画像の読み取り方法を切り替え、外部装置上にドライバーソフトを起動したときに画像の読み取り方法をドライバーの操作部に表示を行うことにより、ユーザの外部装置での画像読取装置のドライバーソフトでの読み取り方法の選択に頼ることなく読み取り方法の切り替えを行い、かつ、ユーザに画像読み取り方法を認識させることが可能である画像読取装置を、コストアップすることなく、しかも従来の画像読取装置の構成を変えずに提供することが可能となり、画像読取装置を初めて使うユーザも戸惑うことなく画像読取装置を使いこなすことが可能となる。
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
以下に図面を参照して本発明の実施例1を詳細に説明する。
図1は、本発明に関わる画像読取システムに用いられる画像読取装置の一つの例を示すものであり、その画像読取装置の断面図である。
図1において、1はスキャナ本体、2は透過原稿ユニット、3は読取原稿である。スキャナ1は、不図示のインターフェースケーブルによりホストコンピュータ(以下、ホスト)に接続されている。このホストはサスペンド操作時、処理を実行中のプログラムについて、その処理の実行に必要なすべての状態を不揮発性メモリ等に記憶保管の上維持し、次にリジュームしたときにこの保管維持している記憶内容をもとにサスペンドにより中断されたプログラムの処理を継続実行するために必要なサスペンド/リジューム機能を備えている。
さらに、スキャナ1は移動光学ユニット4、原稿台ガラス5、電気基板6、パルスモータ7、無端ベルト8、プーリ9、10、ギア列11、ガイドレール12、白色基準板13を有している。白色基準板13の中には、黒マーク36が有り、本スキャナはこの黒マーク36を基準にして読取エリアを決めて画像を読み取っている。光学ユニット4とパルスモータ7はそれぞれ不図示のケーブルにより電気的に接続されている。また、光学ユニット4は、ガイドレール12に載置手段14により摺動可能に載置されている。また、載置手段14は無端ベルト8に固着されている。
そして、移動光学ユニット4は、反射原稿用光源15、複数の反射ミラー16、17、18、結像レンズ19、撮像手段であるラインセンサ20から構成されている。
スキャナ1の反射原稿画像読み取り動作を簡単に説明する。スキャナ1における読み取り動作の開始は、ホストからの読み取り命令コマンドによる。スキャナ1は、光学ユニット4の反射原稿用光源15を点灯させ、その反射光を複数のミラー16、17、18により反射させ結像レンズ19を介してセンサ20に結像することで主走査方向1ライン分の画像を読取る。また、パルスモータ7の動力をギア列11によりプーリ9を回転させることで、無端ベルト8を駆動する。これにより、無端ベルト8に対して載置手段14により固着される光学ユニット4は矢印Xの副走査方向にガイドレール上を移動する。
スキャナ1は、光学ユニット4を副走査方向に移動しつつ、前述の主走査方向のライン画像の読み取りを繰り返す。スキャナ1は、図1の光学ユニット4を点線で示す位置まで読み取り動作をしながら移動させることで、原稿台ガラス全面のスキャンが可能となる。但し、ホストからの読み取りコマンドの内容に応じて、原稿台ガラス上の原稿の部分画像を読むことが可能である。その場合には、ホストが指定する読取画像範囲に対して、主走査方向にはセンサ出力のうち採用する画素範囲を、また副走査方向には光学ユニットの移動範囲を電気基板上の後述の制御手段で規定することにより実現する。
次に、スキャナ1の透過原稿画像読取動作を簡単に説明する。
スキャナ1は光学ユニット4の反射原稿用光源15を消灯し、透過原稿用光源35を点灯させ、光学ユニット4を透過原稿読み取り用の位置に移動させ、透過原稿用光源35の反射光を複数のミラー16、17、18により反射させ結像レンズ19を介してセンサ20に結像することで主走査方向1ライン分の画像を読取る。また、パルスモータ7の動力をギア列11によりプーリ9を回転させることで、無端ベルト8を駆動する。これにより、無端ベルト8に対して載置手段14により固着される光学ユニット4は矢印Xの副走査方向にガイドレール上を移動する。
スキャナ1は、光学ユニット4を副走査方向に移動しつつ、前述の主走査方向のライン画像の読み取りを繰り返す。スキャナ1は、図1の光学ユニット4を点線で示す位置まで読み取り動作をしながら移動させることで、原稿台ガラス全面のスキャンが可能となる。但し、ホストからの読み取りコマンドの内容に応じて、原稿台ガラス上の原稿の部分画像を読むことが可能である。その場合には、ホストが指定する読取画像範囲に対して、主走査方向にはセンサ出力のうち採用する画素範囲を、また副走査方向には光学ユニットの移動範囲を電気基板上の後述の制御手段で規定することにより実現する。また、副走査方向に光学ユニットを移動させる場合には、あらかじめ決められた何種類かの速度があり、ホストが指定する画像読み取りの設定により、システムコントローラ26が適正な速度を選択し、画像の読み取りを行っている。
次に図2を参照して、それぞれの機能ブロックの実施形態を説明する。
先ず、光学ユニット4において、24は反射原稿用光源15と透過原稿用光源35を点灯するための光源点灯回路であり、この中に光源の光量検知を行うための検知手段が含まれている。また、読み取る原稿により、反射原稿用光源15と透過原稿用光源35を切り替えている。反射原稿用光源15と透過原稿用光源35に冷陰極管を用いた場合には、いわゆるインバータ回路となる。電気基板6において、25はパルスモータ7用のモータ駆動回路であり、スキャナ1のシステム制御手段であるシステムコントローラ26からの信号によりパルスモータ7の励磁切替え信号を出力する。
27R、27G、27Bはアナログゲイン調整器であり、ラインセンサ20から出力されたアナログ画像信号を可変増幅することが可能な構成である。28はA/D変換器であり、可変アナログゲイン調整器27から出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。29は画像処理手段であり、デジタル信号化された画像信号に対してオフセット補正、シェーディング補正、デジタルゲイン調整、カラーバランス調整、マスキング、主・副走査方向の解像度変換を画像圧縮等の画像処理を行う。
30はラインバッファであり、画像データを一時的に記憶する部分であり、汎用のランダムアクセスメモリで実現している。31はインターフェース部であり、ホスト21と通信するためのものである。ここではUSBインターフェースで実現しているが、IEEE1394等別のインターフェースも採用することも可能である。32は画像処理を行う際のワーキングエリアとして用いられるフセットRAMである。このオフセットRAM32は、ラインセンサ20がRGB用ラインセンサを各々所定のオフセットを持って平行に配置されているので、そのRGBライン間オフセットの補正用として用いられる。また、オフセットRAMは、シェーディング補正等の各種データの一時記憶も行う。ここでは汎用のランダムアクセスメモリで実現している。
33はガンマカーブを記憶し、ガンマ補正を行うためのガンマRAMである。26はスキャナ全体のシーケンスを記憶したシステムコントローラであり、ホスト21からの命令にしたがって各種制御を行う。34はシステムコントローラ26と画像処理手段29とラインバッファ30とインターフェース部31とオフセットRAM32とガンマRAM33をつなぐシステムバスであり、アドレスバスとデータバスによって構成されている。
次に図3を参照して、透過原稿読取ガイドの実施形態を説明する。
先ず、37は透過原稿読取ガイドであり、反射原稿と透過原稿で読取エリアが異なっているため、透過原稿の読取エリアをユーザに簡単に認識するために、透過原稿読取ガイド37を使っている。また、これは35mmスリーブフィルム用を読み取るための透過原稿読取ガイドであり、他にも透過原稿の種類に応じて、4X5用、ブローニ用、35mmマウントフィルム用等がある。
38は透過原稿用光源35のシェーディング補正を行うためのスリットである。39は35mmスリーブフィルムを置くためのスリットであり、この部分に35mmスリーブフィルムを置いて画像の読み取りを行う。40は読み取りを行う際、原稿台に置かれている原稿の種類を判別するために読み取るエリアで、このエリアの画像情報を元にして、原稿の種類を判別し、原稿を読み取る方法を切り替える。
次に図4を参照して、ホスト21で画像読取装置をコントロールするドライバーソフトの操作部の実施形態を説明する。
41は画像読取装置の画像読み取り方法を示している。従来はユーザがここで画像読取装置の読み取り方法を切り替えていた。また、ユーザは、ここの表示で反射原稿の読み取りか、透過原稿の読み取りかを判断することができる。42は原稿の種類を示している。ユーザはホスト21に読み込む画像を選択する。43はホスト21に読み込むための画像を45に表示するためのボタンである。これは、画像をホスト21に読み込む前に仮画像を読み込み、画像処理を施すために仮に読み込まれるものである。44はホスト21に画像を読み込むためのボタンである。これによりホスト21に画像の読み込みを始めることができる。
次に、本発明実施例1に係る読み取り動作の制御方法について、図5を使って説明する。
スキャナ1の電源をONする(ステップ1)。この時、スキャナ1の画像読取基準位置を決める等のスキャナ1の初期化をして、スキャナ1が画像の読み取りが可能な状態になっている。スキャナ1をコントロールするホスト21にスキャナ1のドライバーソフトを起動しようとしたとき(ステップ2)、スキャナ1は画像読取エリア40の画像を読み取る(ステップ3)。
画像読取エリア40の画像の先端から連続して10ライン白と認識された場合はステップ5に進み、それ以外の場合はステップ7に進む(ステップ4)。画像読取エリア40の画像の後端から連続して10ライン黒と認識された場合はステップ6に進み、それ以外の場合はステップ7に進む(ステップ5)。ステップ6では、スキャナ1は透過原稿読み取り用の読み取り方法に切り替えを行う。ステップ7では、スキャナ1は反射原稿読み取り用の読み取り方法に切り替えを行う。そして判別された結果に基づいてスキャナ1をコントロールするホスト21のドライバーソフト上にある画像の読み取り先を表示する部分41に表示をする(ステップ8)。
次に、本発明の実施例2に係る読み取り動作の制御方法について、図6を用いて説明する。
ステップ8までは、本発明実施例1と同様である。ステップ5にてスキャナ1の画像の読み取り先が判別され、この結果に基づき画像の読み取りを行う(ステップ9)。これにより、ユーザはスキャナ1のドライバーソフトを起動しただけでホスト21に適切な画像を読み込むことが可能となる。
実施例1に係る画像読取装置を示す内部構成図 実施例1に係る画像読取装置の電気的構成の一例を示すブロック図 実施例1に係る透過原稿読取ガイドの構成図 実施例1に係る画像読取装置の外部機器上にあるドライバーソフトの操作部 実施例1に係る画像読取装置の読み取り動作を示すフローチャート 実施例2に係る画像読取装置の読み取り動作を示すフローチャート
符号の説明
1 スキャナ本体
2 透過原稿ユニット
3 読取原稿
4 移動光学ユニット
5 原稿台ガラス
6 電気基板
7 パルスモータ
8 無端ベルト
9、10 プーリ
11 ギア列
12 ガイドレール
13 白色基準板

Claims (4)

  1. 原稿を読み取った画像を、電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記デジタル変換された画像信号を外部装置に転送する手段と、反射原稿を読み取るための手段と、透過原稿を読み取るための手段と、透過原稿を読み取るときに使用する透過原稿読取ガイドを備えた画像読取装置に置いて、
    前記画像読取装置は、接続された前記外部装置上に制御するための操作部を備え、前記操作部を前記外部装置上に起動する際に、前記透過原稿読取ガイドが前記画像読取装置の原稿台にあることを判別し、前記透過原稿読取ガイドが画像読取装置の原稿台にあることを判別された場合、前記透過原稿を読み取るための手段で画像の読み取りを行うことを前記外部装置の操作部に表示することを特徴とすることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記透過原稿読取ガイドが画像読取装置の原稿台にはないことを判別された場合、前記反射原稿を読み取るための手段で画像の読み取りを行うことを前記外部装置の操作部に表示することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記透過原稿読取ガイドが画像読取装置の原稿台にあることを判別された場合、前記透過原稿を読み取るための手段で画像の読み取りを行うことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記透過原稿読取ガイドが画像読取装置の原稿台にはないことを判別された場合、前記反射原稿を読み取るための手段で画像の読み取りを行うことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
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