JP2004260457A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004260457A JP2004260457A JP2003047958A JP2003047958A JP2004260457A JP 2004260457 A JP2004260457 A JP 2004260457A JP 2003047958 A JP2003047958 A JP 2003047958A JP 2003047958 A JP2003047958 A JP 2003047958A JP 2004260457 A JP2004260457 A JP 2004260457A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- reading
- document
- image reading
- manuscripts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
Abstract
【課題】複数枚の原稿を並べて画像を読み取る場合に原稿の重なりを検知可能とする。
【解決手段】スキャナとホストコンピュータとが接続されており、ユーザによりドライバ内のマルチ写真モードが選択されると、自動的にプレビューを行い、プレビュー画像データを二値化し、そのデータから原稿の位置及び枚数を算出する。複数枚の画像の位置検出がされた場合、画像の読み取りを開始するのに対して、原稿の位置検出結果が5角形以上の多角形として認識された場合、原稿が重なっているものとしてエラー表示を行い、ユーザにプリント原稿の位置を確認するよう注意する。
【選択図】 図3
【解決手段】スキャナとホストコンピュータとが接続されており、ユーザによりドライバ内のマルチ写真モードが選択されると、自動的にプレビューを行い、プレビュー画像データを二値化し、そのデータから原稿の位置及び枚数を算出する。複数枚の画像の位置検出がされた場合、画像の読み取りを開始するのに対して、原稿の位置検出結果が5角形以上の多角形として認識された場合、原稿が重なっているものとしてエラー表示を行い、ユーザにプリント原稿の位置を確認するよう注意する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿台上の複数枚の原稿画像を読み取るの好適な画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、メールやインターネットへの関心からパーソナルコンピュータが急激に普及し、それに伴って様々な種類の周辺機器がパーソナルコンピュータに接続して使用されるようになってきた。その中においてデジタルカメラ、イメージスキャナなど画像をデジタルで扱う製品は、ホームページ作成の際に画像の取り込んだり、パーソナルコンピュータでアルバムを作成したりする場合に利用され、様々な周辺機器の中でも用途も多く一般ユーザに使用される頻度の高い製品であり、需要が伸びている。
【0003】
画像読取装置の使用方法として大きく分けると、解像力をあまり考慮せずに読み取りを行うモノクロ原稿、解像力が必要な原稿としてはカメラで撮影した画像をネガから焼き増ししたプリント画像、及びフィルムの状態で読み取りを行う透過原稿画像の読み取りなどが上げられる。旅行などに行った時に撮る写真の枚数が場合によっては膨大な枚数になり、整理するのに時間がかかってしまうのは誰しもが経験している。それをパーソナルコンピュータ内に保存しようと、画像読取装置で画像を読み取る場合も同じように時間がかかってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば写真のプリント画像を読み取る場合に、一度で自動的に複数枚のプリント画像の読み取りが可能であるのは便利な機能である。しかし、複数枚のプリント画像が重なり合って並べられてしまう場合もある。もし2枚が重なっていた場合、その2枚のプリント画像を含む最小公倍数的な範囲が1枚の画像として認識されてしまう。
【0005】
2枚を合わせた大きな範囲が画像読取範囲として設定され、画像読み取りが行われた後で、そのスキャン範囲が間違っていたことをユーザに知った場合、原稿を置き直して再びスキャンを行わなければならなくなる。
【0006】
本発明の上記の点に鑑みてなされたものであり、複数枚の原稿を並べて画像を読み取る場合に原稿の重なりを検知可能とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像読取装置は、原稿を読み取った画像を電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、上記イメージセンサにより取得された画像信号を外部装置に転送する手段と、上記転送されたデータによって原稿の位置及び枚数を算出する手段と、上記算出したプリント写真の枚数により画像の読み取りを枚数分繰り返す手段とを備えた点に特徴を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
図1は、本実施の形態の画像読取装置であるスキャナ101の概略断面図である。図1において、102は透過原稿ユニット、103は読み取り原稿である。スキャナ101は、不図示のインターフェイスケーブルによりホストコンピュータ(以下、ホスト)に接続されている。
【0010】
さらに、スキャナ101は、移動光学ユニット104、原稿台ガラス105、電気基板106、パルスモータ107、無端ベルト108、プーリ109、110、ギア列111、ガイドレール112、白色基準板113などを有している。白色基準板113の中には黒マーク136が有り、この黒マーク136を基準にして読み取りエリアを決めて画像を読み取っている。
【0011】
光学ユニット104とパルスモータ107はそれぞれ不図示のケーブルにより電気的に接続されている。また、光学ユニット104は、ガイドレール112に載置手段114により摺動可能に載置されている。載置手段114は無端ベルト108に固着されている。
【0012】
移動光学ユニット104は、反射原稿用光源115、複数の反射ミラー116、117、118、結像レンズ119、ラインセンサ120から構成されている。
【0013】
スキャナ101による反射原稿画像読み取り動作を簡単に説明する。スキャナ101における読み取り動作の開始は、ホストからの読み取り命令コマンドによる。スキャナ101は、光学ユニット104の反射原稿用光源115を点灯させ、その反射光を複数のミラー116、117、118により反射させ結像レンズ119を介してラインセンサ120に結像することで主走査方向1ライン分の画像を読み取る。
【0014】
また、パルスモータ107の動力によりギア列111を介してプーリ109を回転させることで、無端ベルト108を駆動する。これにより、無端ベルト108に対して載置手段114により固着される光学ユニット104は副走査方向(矢印X方向)にガイドレール112上を移動する。
【0015】
スキャナ101は、光学ユニット104を副走査方向に移動しつつ、上述の主走査方向のライン画像の読み取りを繰り返す。スキャナ101は、図1の光学ユニット104を点線で示す位置まで読み取り動作をしながら移動させることで、原稿台ガラス105全面のスキャンが可能となる。
【0016】
但し、ホストからの読み取りコマンドの内容に応じて、原稿台ガラス105上の原稿の部分画像を読むことが可能である。その場合には、ホストが指定する読み取り画像範囲に対して、主走査方向にはセンサ出力のうち採用する画素範囲を、また副走査方向には光学ユニット104の移動範囲を電気基板上の後述する制御手段で規定することにより実現する。
【0017】
次に、スキャナ101による透過原稿画像読み取り動作を簡単に説明する。スキャナ101は光学ユニット104の反射原稿用光源115を消灯し、透過原稿用光源135を点灯させる。また、光学ユニット104を透過原稿読み取り用の位置に移動させ、透過原稿用光源135の反射光を複数のミラー116、117、118により反射させ結像レンズ119を介してラインセンサ120に結像することで主走査方向1ライン分の画像を読み取る。
【0018】
また、パルスモータ107の動力によりギア列111を介してプーリ109を回転させることで、無端ベルト108を駆動する。これにより、無端ベルト108に対して載置手段114により固着される光学ユニット104は副走査方向(矢印X方向)にガイドレール112上を移動する。
【0019】
スキャナ101は、光学ユニット104を副走査方向に移動しつつ、上述の主走査方向のライン画像の読み取りを繰り返す。スキャナ101は、図1の光学ユニット104を点線で示す位置まで読み取り動作をしながら移動させることで、原稿台ガラス105全面のスキャンが可能となる。
【0020】
但し、ホストからの読み取りコマンドの内容に応じて、原稿台ガラス105上の原稿の部分画像を読むことが可能である。その場合には、ホストが指定する読み取り画像範囲に対して、主走査方向にはセンサ出力のうち採用する画素範囲を、また副走査方向には光学ユニット104の移動範囲を電気基板上の後述する制御手段で規定することにより実現する。
【0021】
また、副走査方向に光学ユニット104を移動させる場合には、あらかじめ決められた何種類かの速度があり、ホストが指定する画像読み取りの設定により、後述するシステムコントローラ226が適正な速度を選択し、画像の読み取りを行っている。
【0022】
次に、図2を参照して、スキャナにおける機能ブロックを説明する。先ず、光学ユニット204において、224は反射原稿用光源215と透過原稿用光源235を点灯するための光源点灯回路であり、この中に光源の光量検知を行うための検知手段が含まれている。反射原稿用光源215と透過原稿用光源235に冷陰極管を用いた場合には、いわゆるインバータ回路となる。
【0023】
電気基板206において、226はスキャナ101のシステム制御手段であるシステムコントローラであり、フィルムスキャナ101全体のシーケンスを記憶し、ホスト221からの命令にしたがって各種制御を行う。225はパルスモータ207用のモータ駆動回路であり、システムコントローラ226からの信号によりパルスモータ107の励磁切替え信号を出力する。
【0024】
227R、227G、227Bはアナログゲイン調整器であり、ラインセンサ220から出力されたアナログ画像信号を可変増幅する。228はA/D変換器であり、可変アナログゲイン調整器227から出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。
【0025】
229は画像処理手段であり、デジタル信号化された画像信号に対してオフセット補正、シェーディング補正、デジタルゲイン調整、カラーバランス調整、マスキング、主・副走査方向の解像度変換を画像圧縮等の画像処理を行う。
【0026】
230はラインバッファであり、画像データを一時的に記憶する部分で、汎用のランダムアクセスメモリで実現している。231はインターフェイス部であり、ホスト221と通信するためのものである。ここではUSBインターフェイスで実現しているが、IEEE1394等別のインターフェイスも採用することも可能である。
【0027】
232は画像処理を行う際のワーキングエリアとして用いられるオフセットRAMである。このオフセットRAM232は、ラインセンサ120がRGB用ラインセンサを各々所定のオフセットを持って平行に配置されているので、そのRGBライン間オフセットの補正用として用いられる。また、オフセットRAM232は、シェーディング補正等の各種データの一時記憶も行う。ここでは汎用のランダムアクセスメモリで実現している。
【0028】
233はガンマカーブを記憶し、ガンマ補正を行うためのガンマRAMである。
【0029】
234はシステムコントローラ226と画像処理手段229とラインバッファ230とインターフェイス部231とオフセットRAM232とガンマRAM233をつなぐシステムバスであり、アドレスバスとデータバスによって構成されている。
【0030】
次に、図3を参照して、本実施の形態における画像読み取り動作について説明する。スキャナ101の電源が投入されると(ステップS301)、モータ207やオフセットRAM232、ガンマRAM233制御などの初期化を行う(ステップS302)。
【0031】
ユーザにより原稿が原稿台ガラス105上の読み取り可能範囲内に設置され(ステップS303)、外部処理装置であるホストコンピュータにおいてプログラム(フォトショップ(R)など)から画像を読み取るためのドライバが立ち上げられる(ステップS304)。この原稿は複数枚の写真プリントなどであり、複数枚が並べられる。
【0032】
ユーザによりドライバ内のマルチ写真モードが選択されると(ステップS305)、自動的にプレビューを行い(ステップS306)、プレビュー画像データを二値化し、そのデータから原稿の位置及び枚数を算出する(ステップS307)。
【0033】
算出した結果が正しい場合、つまり複数枚の画像の位置検出がされた場合、画像の読み取りを開始する。それに対して、原稿の位置検出結果が5角形以上の多角形として認識された場合、原稿が重なっているものとしてエラー表示を行い(ステップS309)、ユーザにプリント原稿の位置を確認するよう注意する。
【0034】
これを受けたユーザにより原稿が確認され、原稿が重なって置かれていた場合は重ならないように正しく置かれて、再びマルチ写真モードが選択されたならば、再プレビューを行い、原稿の位置及び枚数を算出する。
【0035】
原稿の位置が正しく算出された場合は、自動的に画像の読み取りを枚数回繰り返す。画像の読み取りが終了すると(ステップS311)、光学ユニット204を画像読み取り基準位置に戻して(ステップS312)、スタンバイ状態になる。
【0036】
図4には、プリント原稿が重なって置かれていると判断された場合のエラーメッセージの例であり、ホスト221を介してモニタ223に表示される。プレビューを行った後、「マルチ写真モード」のチェックボックスがオンされた場合、プレビュー画像データを基に原稿台ガラスに置かれた複数の原稿の位置及び枚数を算出し、複数の原稿が重なり合っていないかを判断する。その結果、原稿が重なっていると判断された場合には、図4に示すように、「原稿が重なっている可能性があります」といった内容のエラーメッセージ401が表示され、原稿の位置を確かめてもらい必要であれば原稿が重ならないように置き直すようユーザに注意を呼びかける。そして、上述したように、ユーザに原稿を確認させ、再びプレビューを行い原稿の位置算出を行って、正しく算出されたと判断されてから画像の読み取りを開始する。
【0037】
図5には原稿台ガラスに置かれた複数枚(ここでは2枚)の原稿が重なっていない場合を、図6には原稿台ガラスに置かれた複数枚(ここでは2枚)の原稿が重なっている場合を示す。図5に示す場合、原稿台ガラス501上に置かれた原稿のプレビューを行った後、マルチ写真モードを選択すると2枚の原稿502、503が長方形に切り出される。それに対して、図6に示す場合、原稿の一つの角が重なりあっているため、長方形の原稿2枚として検出されず、点線で示すように8角形の画像602の1枚として検出される。したがって、プレビュー後、検出された画像が5角形以上の場合であるので、原稿が重なっているものとして、エラーメッセージを出す。
【0038】
以上述べたように、複数枚のプリント画像を原稿台ガラス上に置き、画像の連続読み取り(マルチ写真モード)を行った場合、画像の読み取りが終了した後で、プリント画像が重なって置かれていたことに気づき、原稿の位置を正しく置き直してから再び画像の読み取りを行うのではなく、プレビューを行った時点で画像データから原稿画像が重なっていないかどうかを算出し、仮に重なっていたらエラー表示を行って、正しく原稿画像を置くように注意を呼びかける。したがって、原稿画像が間違いによって重なって置かれた事による再画像読み取りを行うのを防ぐことができる。
【0039】
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置或いはシステム内のコンピュータに対し、上記実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU或いはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0040】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体は本発明を構成する。そのプログラムコードの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネット等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)を用いることができる。
【0041】
さらに、上記プログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0042】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施の形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれることはいうまでもない。
【0043】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることはいうまでもない。
【0044】
なお、上記実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0045】
以下、本発明の実施態様の例を列挙する。
(実施態様1)原稿を読み取った画像を電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、
上記イメージセンサにより取得された画像信号を外部装置に転送する手段と、
上記転送されたデータによって原稿の位置及び枚数を算出する手段と、
上記算出したプリント写真の枚数により画像の読み取りを枚数分繰り返す手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
【0046】
(実施態様2)原稿台上の原稿の画像を読み取る画像読取装置を制御する画像読取装置の制御装置であって、
前記画像読取装置から転送されるプレビュー画像データに基づいて上記原稿台上の原稿の重なりを検知する検知手段を備えたことを特徴とする画像読取装置の制御装置。
【0047】
(実施態様3)上記プレビュー画像データに基づいて上記原稿台上の原稿の位置及び枚数を算出する算出手段を備えたことを特徴とする実施態様2に記載の画像読取装置の制御装置。
【0048】
(実施態様4)上記検知手段は、上記算出手段による算出の結果、五角形以上の多角形の画像が認識されるか否かに基づいて原稿の重なりを検知することを特徴とする実施態様3に記載の画像読取装置の制御装置。
【0049】
(実施態様5)上記検知手段により原稿の重なりが検知された場合に、原稿が重なっている可能性のある旨のメッセージを発するメッセージ手段を備えたことを特徴とする実施態様2〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置の制御装置。
【0050】
(実施態様6)原稿台上の原稿の画像を読み取る画像読取装置と、上記画像読取装置に接続するホストコンピュータとを備えた画像読取システムであって、
プレビュー画像データに基づいて上記原稿台上の原稿の重なりを検知する検知手段を備えたことを特徴とする画像読取システム。
【0051】
(実施態様7)原稿を読み取った画像を電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、上記画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記デジタル変換された画像信号を外部装置に転送する手段とを備えた画像読取装置を用いた画像読取方法であって、
上記転送されたデータによって原稿の位置及び枚数を算出する手順と、
上記算出したプリント写真の枚数により画像の読み取りを枚数分繰り返す手順とを有すること特徴とする画像読取方法。
【0052】
(実施態様8)原稿台上の原稿の画像を読み取る画像読取装置の制御方法であって、
前記画像読取装置から転送されるプレビュー画像データに基づいて上記原稿台上の原稿の重なりを検知する検知手順を有することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
【0053】
(実施態様9)原稿を読み取った画像を電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、上記画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記デジタル変換された画像信号を外部装置に転送する手段とを備えた画像読取装置を制御するための処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、
上記転送されたデータによって原稿の位置及び枚数を算出する処理と、
上記算出したプリント写真の枚数により画像の読み取りを枚数分繰り返す処理とを実行させること特徴とするコンピュータプログラム。
【0054】
(実施態様10)原稿台上の原稿の画像を読み取る画像読取装置を制御するための処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、
上記画像読取装置から転送されるプレビュー画像データに基づいて上記原稿台上の原稿の重なりを検知する検知処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【0055】
(実施態様11)実施態様9又は10に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【0056】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、原稿台上に複数枚の原稿を並べて連続で画像読み取りを行う場合に、原稿の重なりを検知することができ、読み取りを正常に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の画像読取装置であるスキャナ101の概略断面図である。
【図2】スキャナ101における機能ブロックを示す図である。
【図3】本実施の形態における画像読み取り動作について説明するためのフローチャートである。
【図4】エラーメッセージの一表示例を示す図である。
【図5】原稿台ガラスに置かれた複数枚の原稿が重なっていない場合を示す図である。
【図6】原稿台ガラス601に置かれた複数枚の原稿が重なっている場合を示す図である。
【符号の説明】
101 スキャナ
104 移動光学ユニット
105 原稿台ガラス
106 電気基板
204 移動光学ユニット
206 電気基板
221 ホストコンピュータ
401 エラーメッセージ
501、601 原稿台ガラス
502、503、602 原稿
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿台上の複数枚の原稿画像を読み取るの好適な画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、メールやインターネットへの関心からパーソナルコンピュータが急激に普及し、それに伴って様々な種類の周辺機器がパーソナルコンピュータに接続して使用されるようになってきた。その中においてデジタルカメラ、イメージスキャナなど画像をデジタルで扱う製品は、ホームページ作成の際に画像の取り込んだり、パーソナルコンピュータでアルバムを作成したりする場合に利用され、様々な周辺機器の中でも用途も多く一般ユーザに使用される頻度の高い製品であり、需要が伸びている。
【0003】
画像読取装置の使用方法として大きく分けると、解像力をあまり考慮せずに読み取りを行うモノクロ原稿、解像力が必要な原稿としてはカメラで撮影した画像をネガから焼き増ししたプリント画像、及びフィルムの状態で読み取りを行う透過原稿画像の読み取りなどが上げられる。旅行などに行った時に撮る写真の枚数が場合によっては膨大な枚数になり、整理するのに時間がかかってしまうのは誰しもが経験している。それをパーソナルコンピュータ内に保存しようと、画像読取装置で画像を読み取る場合も同じように時間がかかってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば写真のプリント画像を読み取る場合に、一度で自動的に複数枚のプリント画像の読み取りが可能であるのは便利な機能である。しかし、複数枚のプリント画像が重なり合って並べられてしまう場合もある。もし2枚が重なっていた場合、その2枚のプリント画像を含む最小公倍数的な範囲が1枚の画像として認識されてしまう。
【0005】
2枚を合わせた大きな範囲が画像読取範囲として設定され、画像読み取りが行われた後で、そのスキャン範囲が間違っていたことをユーザに知った場合、原稿を置き直して再びスキャンを行わなければならなくなる。
【0006】
本発明の上記の点に鑑みてなされたものであり、複数枚の原稿を並べて画像を読み取る場合に原稿の重なりを検知可能とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像読取装置は、原稿を読み取った画像を電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、上記イメージセンサにより取得された画像信号を外部装置に転送する手段と、上記転送されたデータによって原稿の位置及び枚数を算出する手段と、上記算出したプリント写真の枚数により画像の読み取りを枚数分繰り返す手段とを備えた点に特徴を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
図1は、本実施の形態の画像読取装置であるスキャナ101の概略断面図である。図1において、102は透過原稿ユニット、103は読み取り原稿である。スキャナ101は、不図示のインターフェイスケーブルによりホストコンピュータ(以下、ホスト)に接続されている。
【0010】
さらに、スキャナ101は、移動光学ユニット104、原稿台ガラス105、電気基板106、パルスモータ107、無端ベルト108、プーリ109、110、ギア列111、ガイドレール112、白色基準板113などを有している。白色基準板113の中には黒マーク136が有り、この黒マーク136を基準にして読み取りエリアを決めて画像を読み取っている。
【0011】
光学ユニット104とパルスモータ107はそれぞれ不図示のケーブルにより電気的に接続されている。また、光学ユニット104は、ガイドレール112に載置手段114により摺動可能に載置されている。載置手段114は無端ベルト108に固着されている。
【0012】
移動光学ユニット104は、反射原稿用光源115、複数の反射ミラー116、117、118、結像レンズ119、ラインセンサ120から構成されている。
【0013】
スキャナ101による反射原稿画像読み取り動作を簡単に説明する。スキャナ101における読み取り動作の開始は、ホストからの読み取り命令コマンドによる。スキャナ101は、光学ユニット104の反射原稿用光源115を点灯させ、その反射光を複数のミラー116、117、118により反射させ結像レンズ119を介してラインセンサ120に結像することで主走査方向1ライン分の画像を読み取る。
【0014】
また、パルスモータ107の動力によりギア列111を介してプーリ109を回転させることで、無端ベルト108を駆動する。これにより、無端ベルト108に対して載置手段114により固着される光学ユニット104は副走査方向(矢印X方向)にガイドレール112上を移動する。
【0015】
スキャナ101は、光学ユニット104を副走査方向に移動しつつ、上述の主走査方向のライン画像の読み取りを繰り返す。スキャナ101は、図1の光学ユニット104を点線で示す位置まで読み取り動作をしながら移動させることで、原稿台ガラス105全面のスキャンが可能となる。
【0016】
但し、ホストからの読み取りコマンドの内容に応じて、原稿台ガラス105上の原稿の部分画像を読むことが可能である。その場合には、ホストが指定する読み取り画像範囲に対して、主走査方向にはセンサ出力のうち採用する画素範囲を、また副走査方向には光学ユニット104の移動範囲を電気基板上の後述する制御手段で規定することにより実現する。
【0017】
次に、スキャナ101による透過原稿画像読み取り動作を簡単に説明する。スキャナ101は光学ユニット104の反射原稿用光源115を消灯し、透過原稿用光源135を点灯させる。また、光学ユニット104を透過原稿読み取り用の位置に移動させ、透過原稿用光源135の反射光を複数のミラー116、117、118により反射させ結像レンズ119を介してラインセンサ120に結像することで主走査方向1ライン分の画像を読み取る。
【0018】
また、パルスモータ107の動力によりギア列111を介してプーリ109を回転させることで、無端ベルト108を駆動する。これにより、無端ベルト108に対して載置手段114により固着される光学ユニット104は副走査方向(矢印X方向)にガイドレール112上を移動する。
【0019】
スキャナ101は、光学ユニット104を副走査方向に移動しつつ、上述の主走査方向のライン画像の読み取りを繰り返す。スキャナ101は、図1の光学ユニット104を点線で示す位置まで読み取り動作をしながら移動させることで、原稿台ガラス105全面のスキャンが可能となる。
【0020】
但し、ホストからの読み取りコマンドの内容に応じて、原稿台ガラス105上の原稿の部分画像を読むことが可能である。その場合には、ホストが指定する読み取り画像範囲に対して、主走査方向にはセンサ出力のうち採用する画素範囲を、また副走査方向には光学ユニット104の移動範囲を電気基板上の後述する制御手段で規定することにより実現する。
【0021】
また、副走査方向に光学ユニット104を移動させる場合には、あらかじめ決められた何種類かの速度があり、ホストが指定する画像読み取りの設定により、後述するシステムコントローラ226が適正な速度を選択し、画像の読み取りを行っている。
【0022】
次に、図2を参照して、スキャナにおける機能ブロックを説明する。先ず、光学ユニット204において、224は反射原稿用光源215と透過原稿用光源235を点灯するための光源点灯回路であり、この中に光源の光量検知を行うための検知手段が含まれている。反射原稿用光源215と透過原稿用光源235に冷陰極管を用いた場合には、いわゆるインバータ回路となる。
【0023】
電気基板206において、226はスキャナ101のシステム制御手段であるシステムコントローラであり、フィルムスキャナ101全体のシーケンスを記憶し、ホスト221からの命令にしたがって各種制御を行う。225はパルスモータ207用のモータ駆動回路であり、システムコントローラ226からの信号によりパルスモータ107の励磁切替え信号を出力する。
【0024】
227R、227G、227Bはアナログゲイン調整器であり、ラインセンサ220から出力されたアナログ画像信号を可変増幅する。228はA/D変換器であり、可変アナログゲイン調整器227から出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。
【0025】
229は画像処理手段であり、デジタル信号化された画像信号に対してオフセット補正、シェーディング補正、デジタルゲイン調整、カラーバランス調整、マスキング、主・副走査方向の解像度変換を画像圧縮等の画像処理を行う。
【0026】
230はラインバッファであり、画像データを一時的に記憶する部分で、汎用のランダムアクセスメモリで実現している。231はインターフェイス部であり、ホスト221と通信するためのものである。ここではUSBインターフェイスで実現しているが、IEEE1394等別のインターフェイスも採用することも可能である。
【0027】
232は画像処理を行う際のワーキングエリアとして用いられるオフセットRAMである。このオフセットRAM232は、ラインセンサ120がRGB用ラインセンサを各々所定のオフセットを持って平行に配置されているので、そのRGBライン間オフセットの補正用として用いられる。また、オフセットRAM232は、シェーディング補正等の各種データの一時記憶も行う。ここでは汎用のランダムアクセスメモリで実現している。
【0028】
233はガンマカーブを記憶し、ガンマ補正を行うためのガンマRAMである。
【0029】
234はシステムコントローラ226と画像処理手段229とラインバッファ230とインターフェイス部231とオフセットRAM232とガンマRAM233をつなぐシステムバスであり、アドレスバスとデータバスによって構成されている。
【0030】
次に、図3を参照して、本実施の形態における画像読み取り動作について説明する。スキャナ101の電源が投入されると(ステップS301)、モータ207やオフセットRAM232、ガンマRAM233制御などの初期化を行う(ステップS302)。
【0031】
ユーザにより原稿が原稿台ガラス105上の読み取り可能範囲内に設置され(ステップS303)、外部処理装置であるホストコンピュータにおいてプログラム(フォトショップ(R)など)から画像を読み取るためのドライバが立ち上げられる(ステップS304)。この原稿は複数枚の写真プリントなどであり、複数枚が並べられる。
【0032】
ユーザによりドライバ内のマルチ写真モードが選択されると(ステップS305)、自動的にプレビューを行い(ステップS306)、プレビュー画像データを二値化し、そのデータから原稿の位置及び枚数を算出する(ステップS307)。
【0033】
算出した結果が正しい場合、つまり複数枚の画像の位置検出がされた場合、画像の読み取りを開始する。それに対して、原稿の位置検出結果が5角形以上の多角形として認識された場合、原稿が重なっているものとしてエラー表示を行い(ステップS309)、ユーザにプリント原稿の位置を確認するよう注意する。
【0034】
これを受けたユーザにより原稿が確認され、原稿が重なって置かれていた場合は重ならないように正しく置かれて、再びマルチ写真モードが選択されたならば、再プレビューを行い、原稿の位置及び枚数を算出する。
【0035】
原稿の位置が正しく算出された場合は、自動的に画像の読み取りを枚数回繰り返す。画像の読み取りが終了すると(ステップS311)、光学ユニット204を画像読み取り基準位置に戻して(ステップS312)、スタンバイ状態になる。
【0036】
図4には、プリント原稿が重なって置かれていると判断された場合のエラーメッセージの例であり、ホスト221を介してモニタ223に表示される。プレビューを行った後、「マルチ写真モード」のチェックボックスがオンされた場合、プレビュー画像データを基に原稿台ガラスに置かれた複数の原稿の位置及び枚数を算出し、複数の原稿が重なり合っていないかを判断する。その結果、原稿が重なっていると判断された場合には、図4に示すように、「原稿が重なっている可能性があります」といった内容のエラーメッセージ401が表示され、原稿の位置を確かめてもらい必要であれば原稿が重ならないように置き直すようユーザに注意を呼びかける。そして、上述したように、ユーザに原稿を確認させ、再びプレビューを行い原稿の位置算出を行って、正しく算出されたと判断されてから画像の読み取りを開始する。
【0037】
図5には原稿台ガラスに置かれた複数枚(ここでは2枚)の原稿が重なっていない場合を、図6には原稿台ガラスに置かれた複数枚(ここでは2枚)の原稿が重なっている場合を示す。図5に示す場合、原稿台ガラス501上に置かれた原稿のプレビューを行った後、マルチ写真モードを選択すると2枚の原稿502、503が長方形に切り出される。それに対して、図6に示す場合、原稿の一つの角が重なりあっているため、長方形の原稿2枚として検出されず、点線で示すように8角形の画像602の1枚として検出される。したがって、プレビュー後、検出された画像が5角形以上の場合であるので、原稿が重なっているものとして、エラーメッセージを出す。
【0038】
以上述べたように、複数枚のプリント画像を原稿台ガラス上に置き、画像の連続読み取り(マルチ写真モード)を行った場合、画像の読み取りが終了した後で、プリント画像が重なって置かれていたことに気づき、原稿の位置を正しく置き直してから再び画像の読み取りを行うのではなく、プレビューを行った時点で画像データから原稿画像が重なっていないかどうかを算出し、仮に重なっていたらエラー表示を行って、正しく原稿画像を置くように注意を呼びかける。したがって、原稿画像が間違いによって重なって置かれた事による再画像読み取りを行うのを防ぐことができる。
【0039】
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置或いはシステム内のコンピュータに対し、上記実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU或いはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0040】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体は本発明を構成する。そのプログラムコードの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネット等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)を用いることができる。
【0041】
さらに、上記プログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0042】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施の形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれることはいうまでもない。
【0043】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることはいうまでもない。
【0044】
なお、上記実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0045】
以下、本発明の実施態様の例を列挙する。
(実施態様1)原稿を読み取った画像を電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、
上記イメージセンサにより取得された画像信号を外部装置に転送する手段と、
上記転送されたデータによって原稿の位置及び枚数を算出する手段と、
上記算出したプリント写真の枚数により画像の読み取りを枚数分繰り返す手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
【0046】
(実施態様2)原稿台上の原稿の画像を読み取る画像読取装置を制御する画像読取装置の制御装置であって、
前記画像読取装置から転送されるプレビュー画像データに基づいて上記原稿台上の原稿の重なりを検知する検知手段を備えたことを特徴とする画像読取装置の制御装置。
【0047】
(実施態様3)上記プレビュー画像データに基づいて上記原稿台上の原稿の位置及び枚数を算出する算出手段を備えたことを特徴とする実施態様2に記載の画像読取装置の制御装置。
【0048】
(実施態様4)上記検知手段は、上記算出手段による算出の結果、五角形以上の多角形の画像が認識されるか否かに基づいて原稿の重なりを検知することを特徴とする実施態様3に記載の画像読取装置の制御装置。
【0049】
(実施態様5)上記検知手段により原稿の重なりが検知された場合に、原稿が重なっている可能性のある旨のメッセージを発するメッセージ手段を備えたことを特徴とする実施態様2〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置の制御装置。
【0050】
(実施態様6)原稿台上の原稿の画像を読み取る画像読取装置と、上記画像読取装置に接続するホストコンピュータとを備えた画像読取システムであって、
プレビュー画像データに基づいて上記原稿台上の原稿の重なりを検知する検知手段を備えたことを特徴とする画像読取システム。
【0051】
(実施態様7)原稿を読み取った画像を電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、上記画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記デジタル変換された画像信号を外部装置に転送する手段とを備えた画像読取装置を用いた画像読取方法であって、
上記転送されたデータによって原稿の位置及び枚数を算出する手順と、
上記算出したプリント写真の枚数により画像の読み取りを枚数分繰り返す手順とを有すること特徴とする画像読取方法。
【0052】
(実施態様8)原稿台上の原稿の画像を読み取る画像読取装置の制御方法であって、
前記画像読取装置から転送されるプレビュー画像データに基づいて上記原稿台上の原稿の重なりを検知する検知手順を有することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
【0053】
(実施態様9)原稿を読み取った画像を電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、上記画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記デジタル変換された画像信号を外部装置に転送する手段とを備えた画像読取装置を制御するための処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、
上記転送されたデータによって原稿の位置及び枚数を算出する処理と、
上記算出したプリント写真の枚数により画像の読み取りを枚数分繰り返す処理とを実行させること特徴とするコンピュータプログラム。
【0054】
(実施態様10)原稿台上の原稿の画像を読み取る画像読取装置を制御するための処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、
上記画像読取装置から転送されるプレビュー画像データに基づいて上記原稿台上の原稿の重なりを検知する検知処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【0055】
(実施態様11)実施態様9又は10に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【0056】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、原稿台上に複数枚の原稿を並べて連続で画像読み取りを行う場合に、原稿の重なりを検知することができ、読み取りを正常に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の画像読取装置であるスキャナ101の概略断面図である。
【図2】スキャナ101における機能ブロックを示す図である。
【図3】本実施の形態における画像読み取り動作について説明するためのフローチャートである。
【図4】エラーメッセージの一表示例を示す図である。
【図5】原稿台ガラスに置かれた複数枚の原稿が重なっていない場合を示す図である。
【図6】原稿台ガラス601に置かれた複数枚の原稿が重なっている場合を示す図である。
【符号の説明】
101 スキャナ
104 移動光学ユニット
105 原稿台ガラス
106 電気基板
204 移動光学ユニット
206 電気基板
221 ホストコンピュータ
401 エラーメッセージ
501、601 原稿台ガラス
502、503、602 原稿
Claims (1)
- 原稿を読み取った画像を電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、
上記イメージセンサにより取得された画像信号を外部装置に転送する手段と、
上記転送されたデータによって原稿の位置及び枚数を算出する手段と、
上記算出したプリント写真の枚数により画像の読み取りを枚数分繰り返す手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003047958A JP2004260457A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003047958A JP2004260457A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004260457A true JP2004260457A (ja) | 2004-09-16 |
Family
ID=33114064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003047958A Pending JP2004260457A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004260457A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100595206B1 (ko) | 2004-12-29 | 2006-06-30 | 엘지전자 주식회사 | 카메라 센서 에러 검출(감지) 방법 |
JP2007020122A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Canon Inc | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム |
JP2007081458A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-29 | Canon Inc | 画像処理装置および画像処理装置の制御方法 |
JP2017130811A (ja) * | 2016-01-20 | 2017-07-27 | シャープ株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体 |
JP2017143326A (ja) * | 2016-02-08 | 2017-08-17 | ブラザー工業株式会社 | 画像読取装置、画像処理装置、及び画像処理プログラム |
JP2020088503A (ja) * | 2018-11-20 | 2020-06-04 | シャープ株式会社 | 画像読取装置、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 |
-
2003
- 2003-02-25 JP JP2003047958A patent/JP2004260457A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100595206B1 (ko) | 2004-12-29 | 2006-06-30 | 엘지전자 주식회사 | 카메라 센서 에러 검출(감지) 방법 |
JP2007020122A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Canon Inc | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム |
JP2007081458A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-29 | Canon Inc | 画像処理装置および画像処理装置の制御方法 |
JP4574503B2 (ja) * | 2005-09-09 | 2010-11-04 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
JP2017130811A (ja) * | 2016-01-20 | 2017-07-27 | シャープ株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体 |
JP2017143326A (ja) * | 2016-02-08 | 2017-08-17 | ブラザー工業株式会社 | 画像読取装置、画像処理装置、及び画像処理プログラム |
JP2020088503A (ja) * | 2018-11-20 | 2020-06-04 | シャープ株式会社 | 画像読取装置、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 |
JP7157638B2 (ja) | 2018-11-20 | 2022-10-20 | シャープ株式会社 | 画像読取装置、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007020122A (ja) | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム | |
JP4777178B2 (ja) | 画像処理方法 | |
JP5336939B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム | |
JP6494166B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム | |
JPH114323A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2009272676A (ja) | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム | |
US7554704B2 (en) | Image scanning apparatus having a scanning position adjustment capability | |
JP4078219B2 (ja) | プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2004260457A (ja) | 画像読取装置 | |
US4788599A (en) | Image processing with image-slant control and/or image-size control | |
JP2003219085A (ja) | 画像読み取り方法、画像読み取り装置及び制御装置 | |
JP5618664B2 (ja) | 画像処理方法、プログラム、画像読取装置、及び情報機器 | |
JP2011103507A (ja) | 画像読み取り装置、画像読み取りシステムおよび画像読み取り方法 | |
JP4371734B2 (ja) | 画像読取方法、画像読取システムおよびプログラム | |
KR20120019020A (ko) | 화상을 독취하는 방법 및 이를 수행하는 화상독취시스템 | |
JPH0754958B2 (ja) | 像処理装置 | |
JP2009100099A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JP2004191421A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2006165993A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2547748B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP4467019B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JPH0818751A (ja) | 画像読取装置の感度設定方法 | |
US20030076547A1 (en) | System and method for fast scanning | |
JP2672826B2 (ja) | 画像読取り装置 | |
JPH06121163A (ja) | 画像読み取り装置 |