JP2017143326A - 画像読取装置、画像処理装置、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像読取装置、画像処理装置、及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】1回で読み取った画像データの中に含まれる複数の小紙片の画像データを、ユーザが所望する間隔に調整して配置する。【解決手段】複合機は、記憶部と、制御部を備える。制御部は、記憶部に記憶された画像データが、複数の個別画像データを含む場合、各個別画像データを画像データから検出する検出処理と、各個別画像データの位置を特定するための位置情報を記憶部に記憶する位置記憶処理と、主走査方向及び副走査方向のいずれか1つの方向を基準方向として、位置情報に基づいて、基準方向において隣り合う個別画像データ同士の間隔を予め設定された長さに調整する間隔調整処理と、間隔調整処理によって調整された個別画像データの位置に基づいて、位置情報を更新する位置更新処理と、位置更新処理によって更新された位置情報に基づいて、記憶部に記憶された画像データを修正する修正処理と、を実行する。【選択図】 図7

Description

本発明は、画像読取装置、画像処理装置、及び画像処理プログラムに関する。
従来、画像読取装置の原稿台に載置された複数の名刺やレシート等の小紙片を、1回で読み取り、画像データを出力する画像読取装置が知られている。
特許文献1には、従来の画像処理装置の例が開示されている。この画像処理装置においては、1回で読み取った画像データの中で、任意の方向や位置に配置された複数の小紙片を含む画像データから、各小紙片の画像データを切出し、各小紙片の画像データの向きを揃える処理が実行可能である。
特開2013−26839号公報
しかしながら、従来技術では、1回で読み取った画像データの中に含まれる複数の小紙片の画像データを、ユーザが所望する間隔に調整して配置することについては、何ら考慮されていない。
本発明は、1回で読み取った画像データの中に含まれる複数の小紙片の画像データを、ユーザが所望する間隔に調整して配置することが実現可能な画像読取装置、画像処理装置、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像読取装置は、主走査方向に沿って並ぶ複数の読取素子を備え、設定された読取範囲に対して前記主走査方向に直交する副走査方向に相対的に移動しながら前記読取範囲の画像を読み取る読取部と、前記読取部によって読み取られた画像の画像データを記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記記憶部に記憶された画像データが、複数の個別画像データを含む場合、各個別画像データを前記画像データから検出する検出処理と、前記画像データにおける前記個別画像データの位置を特定するための位置情報を前記記憶部に記憶する位置記憶処理と、前記主走査方向及び前記副走査方向のいずれか1つの方向を基準方向として、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、前記基準方向において隣り合う個別画像データ同士の間隔を予め設定された長さに調整する間隔調整処理と、前記間隔調整処理によって調整された個別画像データの位置に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記位置情報を更新する位置更新処理と、前記位置更新処理によって更新された位置情報に基づいて、前記記憶部に記憶された画像データを修正する修正処理と、を実行する。
本発明の画像読取装置は、読取部によって読み取られた画像の画像データを記憶部に記憶し、画像データから複数の個別画像データを検出し、各個別画像データの位置を特定するための位置情報を記憶部に記憶する。その後、位置情報に基づいて、基準方向において隣り合う個別画像データ同士の間隔を予め設定された長さに調整し、調整された個別画像データの位置に基づいて、位置情報を記憶部に更新し、更新された位置情報に基づいて、記憶部に記憶された画像データを修正する。そのため、1回で読み取った画像データの中に含まれる複数の個別画像データをユーザが所望する間隔に調整して配置することが実現可能である。
本発明の画像処理装置は、記憶部と、制御部と、を備える画像処理装置であって、前記制御部は、処理対象の画像データを取得し、前記記憶部に記憶させる取得処理と、
前記記憶部に記憶された画像データが、複数の個別画像データを含む場合、各個別画像データを前記画像データから検出する検出処理と、前記画像データにおける前記個別画像データの位置を特定するための位置情報を前記記憶部に記憶する位置記憶処理と、前記画像データに対し、X方向と、X方向に直交するY方向とを規定し、前記X方向及び前記Y方向のいずれか1つの方向を基準方向として、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、前記基準方向において隣り合う個別画像データ同士の間隔を予め設定された長さに調整する間隔調整処理と、前記間隔調整処理によって調整された個別画像データの位置に基づいて、前記個別画像データの間隔が調整された場合に、前記記憶部に記憶されている前記位置情報を調整後の前記個別画像データの位置に基づいて更新する位置更新処理と、前記位置更新処理によって更新された位置情報に基づいて、前記記憶部に記憶された画像データを修正する画像データ修正処理と、を実行する。
そのため、本発明の画像読取装置と同様に、1回で読み取った画像データの中に含まれる複数の個別画像データをユーザが所望する間隔に調整して配置することが実現可能である。
本発明の画像処理プログラムは、記憶部と、制御部と、を備える画像処理装置において、前記制御部が実行する画像処理プログラムであって、処理対象の画像データを取得し、前記記憶部に記憶させる取得処理と、前記記憶部に記憶された画像データが、複数の個別画像データを含む場合、各個別画像データを前記画像データから検出する検出処理と、前記画像データにおける前記個別画像データの位置を特定するための位置情報を前記記憶部に記憶する位置記憶処理と、前記画像データに対し、X方向と、X方向に直交するY方向とを規定し、前記X方向及び前記Y方向のいずれか1つの方向を基準方向として、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、前記基準方向において隣り合う個別画像データ同士の間隔を予め設定された長さに調整する間隔調整処理と、前記間隔調整処理によって調整された個別画像データの位置に基づいて、前記個別画像データの間隔が調整された場合に、前記記憶部に記憶されている前記位置情報を調整後の前記個別画像データの位置に基づいて更新する位置更新処理と、前記位置更新処理によって更新された位置情報に基づいて、前記記憶部に記憶された画像データを修正する画像データ修正処理と、を実行する。
そのため、本発明の画像読取装置と同様に、1回で読み取った画像データの中に含まれる複数の個別画像データをユーザが所望する間隔に調整して配置することが実現可能である。
本発明によれば、1回で読み取った画像データの中に含まれる複数の小紙片の画像データをユーザが所望する間隔に調整して配置することが実現可能な画像読取装置、画像処理装置、及び画像処理プログラムを提供することができる。
本実施形態の複合機の斜視図である。 本実施形態の複合機のカバー部が開いた状態を示す斜視図である。 図1のA−A断面における模式部分断面図である。 カバー部を取り除いた状態を示す上面図である。 本実施形態の複合機の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 本実施形態の複合機による読取処理を示すフローチャートである。 本実施形態の複合機によるX方向移動処理を示すフローチャートである。 本実施形態の複合機によるY方向移動処理を示すフローチャートである。 本実施形態の複合機による移動処理実行前の読取範囲内における画像データを示す模式図である。 本実施形態の複合機による移動処理実行後の読取範囲内における画像データを示す模式図である。 本実施形態のRAMに記憶されるテーブルを示す模式図である。 本実施形態の複合機による画像加工処理を示すフローチャートである。 本実施形態の複合機による画像加工処理実行後の読取範囲内における画像データを示す模式図である。
以下、本発明の画像読取装置及び画像処理装置を複合機100に適用した場合について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本開示が採用し得る技術的特徴を説明する為に用いるものであり、記載している装置の構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
[複合機の外観構成]
図1に示す複合機100において、操作パネル40が配置される側を装置の前方と規定し、操作パネル40に向かった場合に左手に来る側を左方と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2ないし図4の各図に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1等に基づいて、複合機100が備える各構成要素について説明する。
本実施形態の複合機100は、図1に示すように、シートに画像を印刷する画像形成部1と、原稿の画像を読み取る画像読取部2とを備えている。画像形成部1の画像形成方式は、電子写真方式であっても、インクジェット方式であってもよい。また、カラー画像の形成が可能であっても、モノクロ画像専用であってもよい。画像読取部2も、カラー画像の読み取りが可能であっても、モノクロ読取専用であってもよい。複合機100は、本発明の「画像読取装置」及び「画像処理装置」の一例である。
画像形成部1は、画像形成部1によって画像が印刷される前のシートを収容する給紙部91と、画像形成部1によって画像が印刷された後のシートを収容する排紙部95と、を備えている。
画像読取部2は、原稿の画像の読み取りを行う本体部10と、本体部10の上面を覆うカバー部20とを備えている。カバー部20には、原稿の自動搬送を行う自動原稿搬送装置(ADF)27が搭載されている。カバー部20は、図2に示すように、本体部10の後端部に配設されたヒンジ部28を介して本体部10の後端部と連結されている。カバー部20は、ヒンジ部28によって、左右方向に延びる開閉軸心X20周りで揺動可能に本体部10に支持されている。
本体部10は、図3に示すように、上部が開放された箱形状のベース部16と、ベース部16の上方から対向する枠体部14とを備えている。ベース部16には、イメージセンサ15及びキャリッジ17等が収容されている。枠体部14は、ベース部16の上方に設けられるプラテンガラス11,12を保持している。
イメージセンサ15は、主走査方向(図3における前後方向)に光学素子が一列に並んで配置されており、原稿に向けて光を照射し、その原稿からの反射光を電気信号に変換して出力する。イメージセンサ15としては、例えば、CISやCCDが適用可能である。イメージセンサ15は、本発明の「読取部」の一例である。
イメージセンサ15は、キャリッジ17に取り付けられている。キャリッジ17は、ベース部16に設けられたスライド軸13に対してスライド自在に支持されている。このスライド軸13は、副走査方向(図3における左右方向)に延び、両端部がベース部16に固定されている。そのため、キャリッジ17は、図3における左右方向に移動可能に構成されている。イメージセンサ15は、キャリッジ17と一体となって副走査方向に移動する。
また、イメージセンサ15は、CIS方式で画像を読み取るように構成されている。イメージセンサ15には、図示しない複数の受光素子が、図3における前後方向(主走査方向)に沿って直線状に配置されている。イメージセンサ15は、さらに、図示しない光源、及びロッドレンズアレイを含んだ構成である。光源は、RGB3色の発光ダイオードなどで構成されている。ロッドレンズアレイは、光源からの入射光が読取対象である原稿等に反射されてできる反射光を受光素子に結像させるように構成されている。
枠体部14には、プラテンガラス11,12を露出する開口がそれぞれ形成されている。枠体部14の開口から露出するプラテンガラス11は、図4に示すように、上方から見て長方形であり、そのうち一対の長辺が左右方向に平行に延び、一対の短辺が前後方向に平行に延びている。同様に、枠体部14の開口から露出するプラテンガラス12は、プラテンガラス11に比べ小さな長方形であり、そのうち一対の短辺が左右方向に平行に延び、一対の長辺が前後方向に平行に延びている。枠体部14により露出されたプラテンガラス11の上面は、後述するフラットベッド方式で原稿の画像を読み取る際に、読取対象の原稿が載置される原稿載置面11Aを構成する。プラテンガラス12は、プラテンガラス11の左隣りに位置する。
ADF27は、図3に示すように、カバー部20に搭載されており、原稿を1枚ずつ搬送しながら読み取る際に使用される。ADF27は、読み取り前の原稿を収容する原稿トレイ21と、読み取り後の原稿を収容する排出トレイ22とを備えている。原稿トレイ21は、排出トレイ22の上方に設けられている。また、ADF27の内部には、原稿が搬送される搬送路25が設けられている。搬送路25は、原稿トレイ21と排出トレイ22とを連結する略U字状の経路である。また、カバー部20には、その下面に開口部23が形成されている。開口部23は、カバー部20の閉鎖位置において、プラテンガラス12と対向する位置に形成されている。よって、搬送路25を搬送される原稿は、開口部23において、プラテンガラス12と接触可能である。また、ADF27において、プラテンガラス12と対向する位置には、原稿押さえ24が設けられている。原稿押さえ24は、ADF27を閉じた状態でプラテンガラス12と対向し、搬送路25を搬送される原稿をプラテンガラス12に向かって押圧する。原稿トレイ21から搬送された原稿は、原稿押さえ24とプラテンガラス12との間を通過し、排出トレイ22上に排出される。
イメージセンサ15を利用した原稿の読取方式としては、フラットベッド(原稿固定走査)方式と、ADF(原稿移動走査)方式とがある。
フラットベッド方式の場合、図2に示すように、ユーザはカバー部20を開閉軸心X20周りに移動させて開放する。カバー部20の開放により、原稿載置面11Aが露出する。ユーザは、読取対象の原稿の読取面を下向きとして、原稿載置面11A上に、読取対象の原稿を載置する。そして、ユーザはカバー部20を移動させて、図1に示す閉鎖位置とする。カバー部20の下面には、カバー部20が閉鎖位置の時に原稿載置面11Aと対向する原稿押え面26が設けられている。カバー部20が閉鎖位置のとき、原稿載置面11A上に載置された原稿は、原稿押さえ面26によって原稿載置面11Aに押圧される。これにより、原稿載置面11A上に載置された原稿の位置ずれが抑制される。イメージセンサ15は、図3及び図4に示す待機位置X0から読取終了位置X2に向かって副走査方向に移動しながら、読取開始位置X1から読取終了位置X2までの画像を主走査方向に1ラインずつ読み取る。
ここで、図3及び図4に示す待機位置X0へ移動するイメージセンサ15の移動について説明する。イメージセンサ15は、原稿の画像を読み取る前に、基準部材14Aに対向する位置に移動し、白補正等の補正処理を行う。基準部材14Aは、前後方向に沿って直線状に配置される白テープ及び黒テープで構成されている。イメージセンサ15は、白補正などの補正処理のために、基準部材14Aの画像を読み取る。後述する制御部30は、イメージセンサ15によって読み取られる白テープの画像データにおける白画素及び黒テープの画像データにおける黒画素に基づいて待機位置X0を判断する。具体的には、制御部30は、白画素から黒画素への変化、または黒画素から白画素への変化を検出した位置を待機位置X0と判断する。制御部30は、原稿の画像を読み取る前に、前述の補正処理を実行後、イメージセンサ15を待機位置X0に待機させる。
次に、待機位置X0から図3及び図4に示す読取開始位置X1及び読取終了位置X2へ移動するイメージセンサ15の移動について説明する。フラットベッド方式において、原稿の画像の読取開始指示が入力されたとき、制御部30はイメージセンサ15を待機位置X0から読取開始位置X1に移動させる。イメージセンサ15は、読取開始位置X1に移動したときに、前述の図示しない光源を点灯し、受光素子が受光することで画像の読み取りを開始する。読取開始位置X1は、予め決められた位置であり、本実施形態では、図4に示すように、上方から見てプラテンガラス11と枠体部14との間の境界位置とする。このとき、読取開始位置X1は、イメージセンサ15における前述の複数の受光素子がプラテンガラス11と枠体部14との間の境界位置で反射された反射光を受光できる位置である。イメージセンサ15は、フラットベッド方式における読取終了位置X2に移動したときに、前述の図示しない光源を消灯し、画像の読み取りを終了する。読取終了位置X2についても、予め決められた位置であり、本実施形態では、図4に示すように、上方から見てプラテンガラス11より右側の枠体部14の位置とする。これにより、イメージセンサ15は、原稿載置面11A上に載置された原稿の画像を読み取ることができる。また、原稿載置面11A上に複数の原稿が載置された場合でも、イメージセンサ15は、複数の原稿の画像を1回で読み取ることができる。
ここで、読取開始位置X1は、前述の境界位置に限られない。読取開始位置X1を前述の境界位置より右側3mm程度のプラテンガラス11上の位置としてもよい。また、読取終了位置X2は、枠体部14の位置に限られない。読取終了位置X2は、図4に示す枠体部14の位置より左側で、後述するA3の符号が付された矩形領域より右側のプラテンガラス11上の位置としてもよい。これにより、原稿載置面11Aにおける画像以外の画像の読み取りを抑制することができる。なお、後述する制御部30は、イメージセンサ15の待機位置X0から読取開始位置X1及び読取終了位置X2への移動を、イメージセンサ15の移動量によって制御している。イメージセンサ15を搭載するキャリッジ17は、後述するモータが供給する動力により副走査方向に移動する。本実施形態では、モータをステッピングモータとしている。イメージセンサ15が待機位置X0から読取開始位置X1及び読取終了位置X2へ移動するのに必要なモータのステップ数が、事前に実験等によって決定され、後述するROM32に記憶されている。制御部30は、このステップ数に基づいて、モータを制御することで、イメージセンサ15を待機位置X0から読取開始位置X1及び読取終了位置X2へ移動させる。
一方、ADF方式の場合、複数の原稿を纏めて原稿トレイ21に載置する。そして、イメージセンサ15がプラテンガラス12を介して、原稿押さえ24に対向する位置(静止読取位置)に移動する。その状態で、ADF27によって搬送される原稿が、原稿押さえ24とプラテンガラス12とが対向する位置に搬送される。その際に、イメージセンサ15によって主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。
また、複合機100は、その前面に、操作パネル40を備えている。操作パネル40には、スタートキー、ストップキー、テンキー等の各種のボタンによって構成されるボタン群41と、タッチパネルからなる表示部42とを備える。このボタン群41や表示部42により、複合機100の動作状況の表示やユーザによる操作の入力が可能になっている。なお、本実施形態の表示部42は、入力機能と表示機能とを兼ねるタッチパネルであるが、例えば入力機能を有しない液晶パネルであってもよい。
[複合機の電気的構成]
続いて、本実施形態の複合機100の電気的構成について説明する。本実施形態の複合機100は、図5に示すように、CPU31と、ROM32と、RAM33と、NVRAM34とを有する制御部30を備えている。また、複合機100は、画像形成部1と、画像読取部2と、操作パネル40と、通信インターフェース37とを備え、これらが制御部30によって制御される。画像読取部2には、キャリッジ17の副走査方向移動に必要な動力を供給する図示しないモータを備えている。本実施形態では、モータはステッピングモータであるが、エンコーダを備えたDCモータであってもよい。なお、図5中の制御部30は、CPU31等、複合機100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって、実際に複合機100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ROM32には、複合機100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定、初期値等が記憶されている。RAM33は、各種制御プログラムが読み出される作業領域として、あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。NVRAM34も、複合機100にて用いられる各種の情報を記憶する記憶領域として利用される。RAM33は、本発明の「記憶部」の一例である。
CPU31は、ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って、その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら、複合機100の各構成要素を制御する。
通信インターフェース37は、外部デバイスとの通信を可能にするハードウェアである。具体的な通信インターフェース37としては、例えば、有線LANインターフェース、無線LANインターフェース、シリアル通信インターフェースが該当する。また、ファクシミリ通信を可能にするための電話回線インターフェースであってもよい。複合機100は、イメージセンサ15にて読み取られた原稿の画像データを、通信インターフェース37を介して外部デバイスに送信できる。また、複合機100は、画像形成部1に画像を形成させる印刷ジョブ、あるいはイメージセンサ15に画像を読み取らせる読取ジョブ、あるいはその両方を行わせるコピージョブを、通信インターフェース37を介して外部デバイスから受信できる。
[フラットベッド方式における原稿画像読取範囲及び出力範囲]
本実施形態のフラットベッド方式では、図4に示すように、原稿載置面11Aの左後端の角である合わせ位置Zを基準として、様々なサイズの原稿が原稿載置面11A上に配置可能とされている。この合わせ位置Zは、この近傍にマークMが示されている。具体的には、図4に示すように、原稿載置面11A上には、B5,A4,B4,A3の定型サイズの原稿を配置することができる。ユーザは、原稿の1つの角を上記合わせ位置Zに合わせつつ、当該原稿の長辺を副走査方向と平行にして配置する。図4において、B5,A4,B4,A3の符号がそれぞれ付された細線の矩形領域が、各定型サイズに対応する原稿載置面11A上の原稿配置領域である。
本実施形態において、イメージセンサ15により読み取られる範囲は、図4の二点鎖線で示す読取範囲Eである。ここで、読取範囲Eについて説明する。イメージセンサ15には、前述の通り、複数の受光素子が主走査方向に沿って並んで配置されている。イメージセンサ15に対して複数の受光素子が主走査方向に配置される長さは、原稿載置面11Aの主走査方向長さよりも長く、読取範囲Eにおける主走査方向の長さに対応する。イメージセンサ15は、前述の通り、図4に示す読取開始位置X1から読取終了位置X2までの画像を主走査方向に1ラインずつ読み取る。読取開始位置X1から読取終了位置X2までの副走査方向の長さは、前述の通り、原稿載置面11Aの副走査方向長さよりも長く設定され、読取範囲Eにおける副走査方向の長さに対応する。このため、本実施形態において、イメージセンサ15は、原稿載置面11Aより大きい範囲である読取範囲Eにおいて、イメージセンサ15と対向する範囲の画像を読み取る。そのため、原稿載置面11A上に載置された原稿の画像を確実に読み取ることができる。
イメージセンサ15で読み取った画像に対する出力範囲は、ユーザによって設定される。ユーザは、操作パネル40の操作により、原稿の定型サイズであるB5,A4,B4,A3のうちのいずれか1つの範囲に出力範囲を設定可能である。ユーザにより設定される出力範囲は、前述の図4に示す原稿配置領域に対応している。ここで、ユーザにより出力範囲がA4に設定された場合を例に挙げて説明する。この場合、制御部30は、読取範囲Eにおける画像データのうち、出力範囲に対応する図4に示すA4の原稿配置領域における画像データを出力対象とする。制御部30は、後述の画像出力処理において、出力対象の画像データを画像形成部1または通信インターフェース37と接続された外部デバイスへ送信する。出力範囲は、本発明の「画像出力範囲」の一例である。
[設定処理及び余白設定処理]
本実施形態の複合機100においては、前述の出力範囲及び余白範囲は、後述する読取処理より前にユーザが操作パネル40によって設定されているものとする。制御部30は、ユーザの操作パネル40により入力された出力範囲に対応するデータをRAM33に記憶する設定処理、及びユーザの操作パネル40により入力された余白範囲に対応する所定の幅を示すデータをRAM33に記憶する余白設定処理を実行する。これにより、出力範囲及び余白範囲が複合機100に設定される。ここで、余白範囲については、出力範囲の周縁から所定の幅の範囲であって、後述する画像出力処理で出力される画像データを含まない範囲である。詳細は後述する。なお、出力範囲及び余白範囲はユーザの操作パネル40による設定に限られない。制御部30は、読取処理前に、設定処理、及び余白設定処理において、出力範囲及び余白範囲に対応するデータを固定値としてRAM33に記憶させてもよい。
[複数の小紙片の読取処理]
続いて、本実施形態の複合機100において、フラットベッド方式における読取処理について、図6ないし図13のフローチャートを参照して説明する。本実施形態の複合機100では、ユーザにより原稿載置面11A上に載置された複数の小紙片または小サイズ原稿(例えば、レシート)を1回の走査で読み取る読取処理を実行可能である。ここでは、図9に示すように、原稿載置面11A上に4枚のレシートSH1〜SH4が載置され、これらのレシートの画像を読み取る場合を例に挙げて説明する。図9に示すX方向は主走査方向と平行な方向であり、Y方向は副走査方向と平行な方向である。
また、本実施形態では、出力範囲は、図9に示す四角形A0B0D0C0の範囲で設定されているものとする。余白範囲については、前述の通り、出力範囲の周縁から所定の幅の範囲であって、レシートSH1〜SH4の画像データを含まない範囲である。所定の幅については、図10に示す左右余白XM及び上下余白YMで表され、前述の通り、ユーザの操作パネル40によって設定される。本実施形態では、余白範囲は、図10に示すように、辺A0B0から左右余白XMの幅、及び辺A0C0から上下余白YMの幅の範囲で設定されている。また、図10において、図示は省略しているが、辺C0D0からX座標が小さくなる方向への左右余白XMの幅、及び辺B0D0からY座標が小さくなる方向への上下余白YMの幅の範囲についても余白範囲として設定されているものとする。
本実施形態の制御部30が実行する読取処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。制御部30は、読取開始指示が入力されたことを契機として、イメージセンサ15に前述の読取範囲E内の画像を読み取らせる(ステップ1、以下S1と称す。以降のステップも同様)。次に、制御部30は、読取範囲E内の画像をRAM33に記憶する。ここで、読取開始指示は、例えば、ユーザが操作パネル40における「読取開始」に対応するボタンを押下することで入力される。また、制御部30は、通信インターフェース37に接続された外部のデバイスから送られる処理対象の画像データをRAM33に記憶する取得処理を実行してもよい。この場合、処理対象の画像データにおける全範囲が、本実施形態の読取範囲Eに相当する。また、処理対象の画像データにおける出力範囲については、前述の通り本実施形態の複合機100の操作パネル40によって設定されているものとする。ここで、外部のデバイスとは、PC、スキャナ、USBメモリ等のデバイスである。PC及びスキャナ側の操作により、通信インターフェース37を介して処理対象の画像データが本実施形態の複合機100へ送信される。また、USBメモリの場合、ユーザが操作パネル40における所定のボタンを押下することで、通信インターフェース37を介して処理対象の画像データがUSBメモリから本実施形態の複合機100へ送信される。なお、読取開始指示については、通信インターフェース37に接続されたPCからユーザが読取開始を指示する信号を送出することで入力される構成であってもよい。
次に、制御部30は、図9に示す読取範囲E内で読み取られた画像である読取範囲画像Gの画像データに対して、レシートSH1〜SH4の画像データを検出する(S2)。ここで、レシートSH1〜SH4の画像データ検出には、各種の公知のエッジ検出処理を利用する。エッジ検出処理の結果、読取範囲画像Gの画像データにおいて、複数のエッジが検出された場合には、それらのエッジで囲まれた画像データを原稿の画像データとして検出する。そして、4つのエッジにより四角形が形成されていると判断された場合に、その四角形で囲まれた画像データをレシートの画像データとして検出する。ここで、四角形とは、4つのエッジのうち2つのエッジの交点における内角が90°であり、制御部30は、4つの交点における内角が全て90°の場合、四角形と判断する。レシートの画像データは、本発明の「個別画像データ」の一例である。四角形で囲まれた領域が複数存在する場合には、制御部30は、全ての領域の画像データをレシートの画像データとして検出し、検出された順番に番号を付与して管理する。S2は、本発明の「検出処理」の一例である。図9の例では、レシートSH1〜SH4に相当する4つの画像データが検出される。
次に制御部30は、検出された原稿の画像データ同士が重なっているか否かを判断する(S3)。ここで、制御部30は複数のエッジで囲まれた原稿の画像データのエッジの数に基づいて、原稿の画像データ同士が重なっているか否かを判断する。複数のエッジで囲まれた原稿の画像データのエッジの数が4つでない場合には、制御部30は、レシート同士が重なっていると判断し(S3:YES)、レシートを重ならないように載置する旨の表示を表示部42に表示し(S9)、S1の処理に戻る。S9は、本発明の「エラー処理」の一例である。複数のエッジで囲まれた原稿の画像データのエッジの数が4つである場合には、制御部30は、レシート同士が重なっていないと判断し(S3:NO)、後述するレシートの画像データの位置記憶処理を実行する(S4)。ここで、原稿の画像データ同士が重なっているか否かの判断は、エッジの数に基づくことに限られない。複数のエッジで囲まれた画像データにおける内角の角度を公知の技術である余弦定理で算出し、内角の角度に基づいて判断してもよい。この場合には、制御部30は、内角の角度が90°を超えるか否かに基づいて原稿の画像データ同士が重なっているか否かを判断する。
次に、制御部30は、読取範囲画像Gの範囲内におけるレシートの画像データの位置記憶処理を実行する(S4)。具体的には、制御部30は、レシートSH1〜SH4の各画像データに対して頂点の位置座標をそれぞれ算出し、図11(A)に示すように、レシート番号と4つの頂点の位置座標とを関連付けたテーブルをRAM33に記憶させる。ここで、位置座標の単位は画素である。さらに、制御部30は、全てのレシートの画像データの数を表す総数N、及び出力範囲の頂点A0,B0,C0,D0における位置座標に対応するデータをRAM33に記憶する。制御部30は、S2のレシート検出処理により検出されたレシートの画像データに対して、検出された2つのエッジの交点を頂点の位置座標として算出する。頂点の位置座標の算出は、2つの直線の連立方程式などの公知の算出方法を利用する。また、レシート番号とは、前述の通り、S2のレシート処理によりレシートの画像データに対して、検出された順番に付与される番号である。S4は、本発明の「位置記憶処理」の一例である。なお、出力範囲の頂点A0,B0,C0,D0における位置座標は、図9に示すA0(X_MIN,Y_MIN)、B0(X_MIN,Y_MAX)、C0(X_MAX,Y_MIN)、D0(X_MAX,Y_MAX)で表される。
図11(A)のテーブルにおけるレシート番号と関連付けられた頂点の位置座標について具体的に説明する。図9に示す例では、レシートSH1,SH2,SH3,SH4について、対応するレシート番号はそれぞれ1,2,3,4である。このとき、図11(A)に示すテーブルに格納される情報は、各レシート番号に対応する画像データの頂点の位置座標である。例えば、図11(A)に示すレシート番号1の画像データにおける頂点の位置座標は、図9に示すレシートSH1における、図中A1,B1,C1,D1の位置座標である。詳細には、頂点A1の座標は、A1(X1s,Y1s)、頂点B1の座標は、B1(X1s,Y1e)、頂点C1の座標は、C1(X1e,Y1s)、そして、頂点D1の座標は、D1(X1e,Y1e)で表されている。ここで、レシートSH1の頂点の位置座標を表す記号X1s,X1e,Y1s,Y1eにおける添え字の番号1については、対応するレシート番号を表している。レシートSH2〜SH4の頂点の位置座標もレシートSH1と同様に表されている。
次に、制御部30は、各レシートの画像データに対して、傾き補正処理を実行する(S5)。ここで、傾き補正処理について具体的に説明する。制御部30は、各レシートの画像データにおける複数のエッジのうちいずれか1つのエッジをそれぞれの基準エッジとする。制御部30は、各レシートの画像データに対して各1つずつの基準エッジの図9に示すY方向に対する傾きをそれぞれ算出し、算出された傾きに基づいて、各レシートの画像データに対応する1つのエッジがY方向と一致するように各レシートの画像データを回転することで、Y方向に対する傾きをそれぞれ補正する。その後、制御部30は、傾きを補正されたレシートの画像データに対して、S4の処理と同様に、頂点の位置座標を算出する。さらに、制御部30は、傾きを補正されたレシートの画像データに対して、RAM33に記憶された図11(A)に示すテーブルにおける頂点の位置座標を更新する。ここで、各レシートの画像データの傾き補正はY方向に限られない。傾き補正処理の対象であるレシートの画像データにおける1つの基準エッジに対して、X方向及びY方向の傾きをそれぞれ算出し、X方向及びY方向のうち、傾きが小さい方の方向に一致するようにレシートの画像データを回転して補正してもよい。これにより、画像データの回転をできるだけ小さくできる。S5は、本発明の「傾き検出処理」及び「傾き補正処理」の一例である。X方向は、本発明の「第1方向」の一例であり、Y方向は、本発明の「第2方向」の一例である。
[レシート移動処理]
次に、制御部30が図6に示すフローチャートにおけるS6で実行するレシート移動処理について、図9を参照して説明する。レシート移動処理は、読取範囲画像GにおけるレシートSH1〜SH4の画像データに対して、出力範囲画像SGに収めるように移動し、隣り合うレシートの画像データ同士の間隔をユーザにより設定された長さに調整する処理である。ここで、出力範囲画像SGは、前述の通り、ユーザにより設定された出力範囲の範囲内で読み取られた画像である。
本実施形態におけるレシート移動処理においては、図9に示すレシートSH1〜SH4の各画像データを、X座標の数値が小さくなる方向で出力範囲画像SGの辺A0B0に向けて移動し、X方向における隣り合うレシートの画像データ同士の間隔をユーザにより設定された長さに狭める。次に、レシートSH1〜SH4の各画像データを、Y座標の数値が小さくなる方向で出力範囲画像SGの辺A0C0に向けて移動し、Y方向における隣り合う各画像データ同士の間隔をユーザにより設定された長さに狭める。最終的に、X方向における隣り合うレシートの画像データ同士の間隔がユーザにより設定された長さとなる。X方向は、本発明の「基準方向」の一例である。
次に、レシート移動処理について、図7及び図8に示すフローチャートを参照して具体的に説明する。図7に示すフローチャートにおいて、まず、制御部30は、X座標の数値が小さくなる方向に移動させるレシートSH1〜SH4の画像の移動処理における順序を決定し、その移動処理の順序を表す情報をRAM33に記憶する(S20)。ここで、制御部30は、頂点の位置座標におけるX座標の数値が小さいレシートの画像データから順番にX方向における移動処理を実行する。
具体的には、制御部30は、図9に示す各レシート画像の頂点A1〜A4のX座標同士を比較し、X座標の数値を小さい順に移動処理の順序とする。その結果、X方向における移動処理は、レシートSH2,SH1,SH3,SH4の順となる。続いて、制御部30は、RAM33に記憶された図11(A)に示すテーブルに対して、X方向における移動処理順を表す情報を追加し、図11(B)に示すテーブルとしてRAM33に記憶されたテーブルを更新する。本実施形態においては、以降の説明を簡略化するために、図11(B)に示すレシート画像の頂点における位置座標を表す記号の添え字については、X方向における移動処理順を表す番号としている。
次に、制御部30は、X方向における移動処理を実行する対象の画像データを表す移動処理対象jに1を代入する(S21)。移動処理対象jの数値は、図11(B)に示すテーブルにおける移動処理順に対応しているので、X方向における移動処理対象は、レシートSH2の画像データとなる。次に、制御部30は、移動処理対象であるレシートSH2の画像の頂点におけるX座標を、X方向の移動先を表す移動先X座標に代入し(S22)、その移動先X座標の数値を1ずつ減らす(S23)。ここで、制御部30は、レシート画像の頂点におけるX座標を移動先候補となる移動先X座標に代入し、移動先X座標の数値を1ずつ減らして、後述する出力範囲判定処理(S24、S29)及びX方向隣接位置判断処理(S28)を実行する。これらの処理により、レシートの画像データは、X方向において、出力範囲内に収まるように移動され、隣り合うレシートの画像データ同士のX方向における間隔は、ユーザにより設定された長さに調整される。
具体的に説明すると、レシートSH2の画像の頂点A1及び頂点B1におけるX座標X1sを移動先X座標Xsに代入し、同様にレシートSH2の画像の頂点C1及び頂点D1におけるX座標X1eを移動先X座標Xeに代入する。続いて、移動先X座標Xsの数値に1を減らし、新たな移動先X座標Xsとする。同様に、移動先X座標Xeの数値に1を減らし、新たな移動先X座標Xeとする。前述の通り、位置座標の単位は画素である。そのため、X座標の数値を1減らすことは、X座標の原点方向に1画素分ずらすことに対応する。
次に、制御部30は、移動先X座標Xsに対して、出力範囲画像SGの頂点A0及び頂点B0における出力範囲X座標X_MINと左右余白XMを加えた数値と等しいか否かを判断する(S24)。ここで、左右余白XMは、前述で説明した通りであり、出力範囲画像SGにおける辺A0B0及び辺C0D0から左右余白XMまでの範囲は、出力される画像データを含まない範囲となる。なお、左右余白XMは、操作パネル40による設定に限らず、通信インターフェース37に接続された外部のデバイスにより設定されてもよい。
移動先X座標Xsが、出力範囲X座標X_MINと左右余白XMを加えた数値と等しいと判断された場合(S24:YES)、制御部30は、レシートSH2の画像データに対してX方向移動処理を実行する(S30)。具体的には、制御部30は、レシートSH2の画像の頂点A1及びB1におけるX座標X1sに対して、移動先X座標Xsを代入し、同様に、レシートSH2の画像の頂点C1及びD1におけるX座標X1eに対して、移動先X座標Xeを代入する。これに伴い、制御部30は、RAM33に記憶された図11(B)に示すテーブルを更新する。S30及び後述するS46は、本発明の「位置更新処理」の一例である。
次に、制御部30は、全てのレシートの画像データに対して、X方向におけるレシート移動処理を実行したか否かを判断する(S31)。具体的には、制御部30は、移動処理対象jの数値が、RAM33に記憶された総数Nの数値と等しいか否かを判断する。全てのレシートの画像データに対して、X方向におけるレシート移動処理を実行していないと判断した場合(S31:NO)、制御部30は、移動処理対象jに1を加えた数値を新たな移動処理対象jとする(S35)。制御部30は、図11(B)に示すテーブルにおいて、X方向における移動処理順の数値が、移動処理対象jの数値と等しいレシートの画像データを次のX方向における移動処理対象データとして、S22の処理に戻る。制御部30は、X方向移動処理対象であるレシートの画像データに対して、前述の移動先X座標Xs及び移動先X座標Xeへの代入処理(S22)以降の処理を継続する。具体的には、S35の処理により、移動処理対象jの数値は2となり、制御部30は、図11(B)に示すテーブルに基づいて、レシートSH1の画像データをX方向における移動処理対象として、S22以降の処理を継続する。全てのレシートの画像データに対して、X方向におけるレシート移動処理を実行したと判断した場合(S31:YES)、後述する図8に示すレシートの画像データのY方向移動処理を実行する。
移動先X座標Xsが、出力範囲X座標X_MINと左右余白XMを加えた数値と等しくないと判断された場合(S24:NO)、制御部30は、隣接位置対象kに1を代入する(S25)。ここで、隣接位置対象kは、後述するX方向隣接位置判断処理(S28)において、移動先X座標XsとX座標を比較する対象となるレシート画像を表す。比較対象となるレシートの画像データは、隣接位置対象kの数値と等しい図11(B)に示すX方向における移動処理順の数値に対応する。制御部30は、後述するX方向隣接位置判断処理(S28)において、移動先X座標Xsと隣接位置対象kに対応するレシートの画像データのX座標を比較し、移動先の位置が隣接位置であるか否かを判断する。
次に、制御部30は、隣接位置対象kが移動処理対象jと等しいか否かを判断する(S26)。隣接位置対象kが移動処理対象jと等しくないと判断された場合(S26:NO)、制御部30は、後述するX方向隣接位置判断処理(S28)を実行する。隣接位置対象kが移動処理対象jと等しいと判断された場合(S26:YES)、制御部30は、隣接位置対象kに1を加え、新たな隣接位置対象kとし(S27)、後述するX方向隣接位置判断処理(S28)を実行する。
次に、制御部30が実行するX方向隣接位置判断処理(S28)について説明する。制御部30は、移動処理対象であるレシートの画像データに対する移動先の位置が、隣接位置対象kに対応するレシートの画像データの隣接位置にあるか否かを判断する(S28)。具体的には、制御部30は、移動先X座標Xsが、比較対象であるレシートの画像データのX座標XkeにX方向レシート間隔XDを加えた数値と等しく、かつ、Y座標の条件を満たす場合に隣接位置にあると判断する。ここで、X方向レシート間隔XDは、ユーザにより操作パネル40で設定されるレシートの画像データ同士のX方向における間隔である。Y座標の条件は3つの条件があり、少なくとも1つの条件を満たした場合に、Y座標の条件を満たしたことになる。
1つ目のY座標の条件は、移動処理対象jに対応するY座標Yjsが、隣接位置対象kに対応するY座標YksにY方向レシート間隔YDを減らした数値以上、隣接位置対象kに対応するY座標YkeにY方向レシート間隔YDを加えた数値より小さい範囲内の数値となる条件である。2つ目のY座標の条件は、移動処理対象jに対応するY座標Yjeが、隣接位置対象kに対応するY座標YksにY方向レシート間隔YDを減らした数値より大きく、隣接位置対象kに対応するY座標YkeにY方向レシート間隔YDを加えた数値以下の範囲内の数値となる条件である。3つ目のY座標の条件は、移動処理対象jに対応するY座標Yjsが、隣接位置対象kに対応するY座標Yks以下であり、かつ、移動処理対象jに対応するY座標Yjeが、隣接位置対象kに対応するY座標Yke以上の数値となる条件である。ここで、Y方向レシート間隔YDは、ユーザにより操作パネル40で設定されるレシートの画像データ同士のY方向における間隔である。なお、前述のX方向レシート間隔XD及びY方向レシート間隔YDは、操作パネル40による設定に限らず、通信インターフェース37に接続された外部のデバイスにより設定されてもよい。制御部30により、固定値としてRAM33に記憶させてもよい。
移動先の位置が隣接位置にあると判断された場合(S28:YES)、制御部30は、移動処理対象jのレシートの画像データが出力範囲内に含まれるか否かを判断する(S29)。具体的には、制御部30は、移動先X座標Xsが、図9に示す出力範囲画像SGの頂点C0及び頂点D0における出力範囲X座標X_MAX以下であるかを判断する。移動先X座標Xsが出力範囲X座標X_MAX以下である場合、制御部30は出力範囲内であると判断し、移動処理対象jのレシートに対して、出力範囲内を示す情報を関連付けて図11(B)に示すテーブルを更新する。一方、移動先X座標Xsが出力範囲X座標X_MAXより大きい場合、制御部30は出力範囲外であると判断し、移動処理対象jのレシートに対して、出力範囲外を示す情報を関連付けて図11(B)に示すテーブルを更新する。図11(B)に示すテーブルにおいて、出力範囲列が各レシートに対する出力範囲内または出力範囲外の情報に相当する。次に、制御部30は、前述のX方向移動処理(S30)以降の処理を続ける。ここで、S29は、出力範囲X座標X_MAX以下であるかの判断に限られない。S29及び後述するS45は、本発明の「判断処理」の一例である。
隣接位置にないと判断した場合(S28:NO)、制御部30は、隣接位置対象kがRAM33に記憶された総数Nと等しいか否かを判断する(S32)。隣接位置対象kが総数Nと等しくないと判断された場合(S32:NO)、制御部30は隣接位置対象kに1を加えて、新たな隣接位置対象kとし(S34)、S28の処理に戻る。隣接位置対象kが総数Nと等しいと判断された場合(S32:YES)、制御部30は、移動処理対象jが総数Nと等しいか否かを判断する(S33)。移動処理対象jが総数Nと等しくないと判断された場合(S33:NO)、S23の処理に戻る。移動処理対象jが総数Nと等しいと判断された場合(S33:YES)、後述する図8に示すレシートの画像データのY方向移動処理を実行する。S20〜S28、S31〜S35、及び後述するS40〜S44は、本発明の「間隔調整処理」の一例である。
次に、制御部30が実行するレシートの画像データのY方向移動処理について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。図8に示すY方向移動処理において、X方向における移動処理対象jをY方向における移動処理対象jと置き換えて、図7に示すX方向移動処理と同一となる処理については、X方向移動処理と同じステップ番号を付与している。例えば、図8に示すY方向移動処理におけるS21の処理などである。Y方向移動処理において、X方向移動処理と同じステップ番号の処理についての説明は省略し、X方向移動処理と異なるステップ番号の処理について説明する。
まず、制御部30は、Y座標の数値が小さくなる方向に移動させるレシートSH1〜SH4の画像の移動処理における順序を決定し、その移動処理の順序を表す情報をRAM33に記憶する(S40)。具体的には、制御部30は、図9に示す各レシート画像の頂点A1〜A4のY座標同士を比較し、Y座標の数値を小さい順に移動処理の順序とする。その結果、Y方向における移動処理は、レシートSH1,SH4,SH3,SH2の順となる。続いて、制御部30は、RAM33に記憶された図11(B)に示すテーブルに対して、Y方向における移動処理順を表す情報を追加し、図11(C)に示すテーブルとしてRAM33に記憶されたテーブルを更新する。本実施形態においては、以降の説明を簡略化するために、図11(C)に示すレシート画像の頂点における位置座標を表す記号の添え字については、Y方向における移動処理順を表す番号としている。
次に、制御部30は、S21の処理を実行し、Y方向移動処理対象であるレシートSH1のY座標Y1sを移動先Y座標Ysに代入し、同様にレシートSH1のY座標Y1eを移動先Y座標Yeに代入する(S41)。次に、レシートSH1の移動先Y座標Ysに1を減らし、新たな移動先Y座標Ysとする。同様に、Y座標Yeに1を減らし、新たな移動先Y座標Yeとする(S42)。
制御部30は、移動先Y座標Ysに対して、出力範囲画像SGの頂点A0及び頂点C0における出力範囲Y座標Y_MINと上下余白YMを加えた数値と等しいか否かを判断する(S43)。ここで、上下余白YMは、前述で説明した通りであり、出力範囲画像SGにおける辺A0C0及び辺B0D0から上下余白YMまでの範囲は、出力される画像データを含まない範囲である。レシートの画像データとの間隔である。なお、上下余白YMは、操作パネル40による設定に限らず、通信インターフェース37に接続された外部のデバイスにより設定されてもよい。
移動先Y座標Ysが、出力範囲Y座標Y_MINに上下余白YMを加えた数値と等しいと判断された場合(S43:YES)、制御部30は、レシートSH1のY方向移動処理を実行する(S46)。具体的には、制御部30は、レシートSH1のY座標Y1sに対して、移動先Y座標Ysを代入し、同様にY座標Y1eに対して、移動先Y座標Yeを代入する。これに伴い、制御部30は、RAM33に記憶された図11(C)に示すテーブルを更新する。
次に、制御部30は全てのレシートの画像データに対して、Y方向におけるレシート移動処理を実行していないと判断した場合(S31:NO)、制御部30は、S35の処理を実行し、S41の処理に戻る。一方、制御部30は全てのレシートの画像データに対して、Y方向におけるレシート移動処理を実行していると判断した場合(S31:YES)、後述する図12に示すレシート画像加工処理を実行する。
移動先Y座標Ysが、出力範囲Y座標Y_MINと上下余白YMを加えた数値と等しくないと判断された場合(S43:NO)、S25,S26の処理を経て、後述するY方向隣接位置判断処理(S44)を実行する。
次に、制御部30が実行するY方向隣接位置判断処理(S44)について説明する。制御部30は、移動処理対象jのレシートの画像データが、隣接位置対象kのレシートの画像データとの隣接位置にあるか否かを判断する(S44)。制御部30は、前述のS28の処理に対して、移動先X座標Xsを移動先Y座標Ysに、比較対象であるX座標XkeをY座標Ykeに、X方向レシート間隔XDをY方向レシート間隔YDに、Y座標の条件をX座標の条件に、置き換えてS28の処理を実行する。X座標の条件とは、S28の処理におけるY座標の条件に対して、Y座標YjsをX座標Xjsに、Y座標YjeをX座標Xjeに、Y座標YksをX座標Xksに、Y座標YkeをX座標Xkeに、Y方向レシート間隔YDをX方向レシート間隔XDに置き換えた条件である。
隣接位置にあると判断した場合(S44:YES)、制御部30は、移動処理対象jのレシートの画像データが出力範囲であるか否かを判断する(S45)。具体的には、制御部30は、移動先Y座標Ysが、図9に示す出力範囲画像SGの頂点B0及び頂点D0における出力範囲Y座標Y_MAX以下であるかを判断する。移動先Y座標Ysが出力範囲Y座標Y_MAX以下である場合、制御部30は出力範囲内であると判断し、移動処理対象jのレシートに対して、出力範囲内を示す情報を関連付けて図11(C)に示すテーブルを更新する。ここで、前述のS29の処理において、出力範囲外と判断されている場合には出力範囲内を示す情報は更新しない。一方、移動先Y座標Ysが出力範囲Y座標Y_MAXより大きい場合、制御部30は出力範囲外であると判断し、移動処理対象jのレシートに対して、出力範囲外を示す情報を関連付けて図11(C)に示すテーブルを更新する。次に、制御部30は、前述のY方向移動処理(S46)以降の処理を続ける。隣接位置にないと判断した場合(S44:NO)、制御部30は、前述のS32以降の処理を続ける。
図9に示すレシートSH1〜SH4の画像データに対して制御部30が前述のX方向移動処理及びY方向移動処理を実行することで、RAM33に記憶された図11(C)に示すテーブルが、図10に示すレシートSH1〜SH4の位置に対応するテーブルに更新される。
[レシート画像加工処理]
次に、制御部30が実行するレシート画像加工処理(S7)について、図12に示すフローチャートを参照して説明する。まず、制御部30は、レシートの画像データが出力範囲内であるか否かを判断する(S60)。制御部30は、RAM33に記憶された図11(C)に示すテーブルに対して出力範囲内を示す情報に基づいて判断する。
出力範囲内であると判断された場合(S60:YES)、制御部30は後述する画像出力処理(S8)を実行する。この場合、制御部30は、画像出力処理(S8)において、RAM33に記憶された図11(C)に示すテーブルに基づいて、RAM33に記憶された読取範囲E内の画像データを修正する。これにより、RAM33に記憶された図9に示す読取範囲画像Gの画像データは、図10に示す読取範囲画像Gの画像データに修正される。後述するS8は、本発明の「修正処理」の一例である。
出力範囲内でないと判断された場合(S60:NO)、制御部30は、RAM33に記憶された図11(C)に示すテーブルにおいて、出力範囲外と判断されたレシート画像に対して、画像加工処理における順序を決定し、その画像加工処理の順序を表す情報をRAM33に記憶する(S61)。図10を参照して具体的に説明する。制御部30は、図10に示す各レシート画像の頂点A1〜A4のY座標の中でも出力範囲外と判断されたレシート画像の頂点におけるY座標同士を比較し、Y座標の数値が小さい順に画像加工処理の順序とする。続いて、制御部30は、RAM33に記憶された図11(C)に示すテーブルに対して、画像加工処理順を表す情報を追加し、RAM33に記憶されたテーブルを更新する。さらに、制御部30は、全ての画像加工処理を実行するレシートの画像データの数を表す総数PをRAM33に記憶する。
もし、Y座標の数値が同じ場合には、制御部30は、各レシート画像の頂点A1〜A4の中でも出力範囲外と判断されたレシート画像の頂点におけるX座標同士を比較し、X座標の数値が小さい順に画像加工処理の順序とする。本実施形態では、説明簡略化のため、図10に示すレシートSH4の画像データが、一点鎖線の範囲を含めた四角形であり、制御部30により出力範囲外と判断された場合を例に挙げて説明する。この場合、図11(C)に示す頂点C4におけるX座標X2e及びY座標Y2sの数値は、図10に示すレシートSH4の頂点C44におけるX座標及びY座標の数値となる。また、図11(C)に示す頂点D4におけるX座標X2e及びY座標Y2eの数値は、図10に示すレシートSH4の頂点D44におけるX座標及びY座標の数値となる。
次に、制御部30は、画像加工処理を実行する対象の画像データを表す画像加工処理対象pに1を代入し(S62)、画像加工処理対象のレシートの画像データが移動できるか否かを判断する(S63)。移動できると判断された場合(S63:YES)、制御部30は、画像加工処理対象pに対応するレシートの画像データの移動処理を実行する(S64)。ここで、画像加工処理対象pは、S61の処理でRAM33に記憶された画像加工処理順を表す情報と対応している。具体的に説明すると、まず、制御部30は、図11(C)に示す各レシート画像の頂点B1〜B4の中でも出力範囲内と判断されたレシート画像の頂点におけるY座標同士を比較する。次に、制御部30は、Y座標の数値が小さい順に、対応するレシートの画像データのY座標を基準として、画像加工処理対象であるレシートの画像データの移動が可能か否かを判断する。図10に示すように、出力範囲内と判断されたレシート画像の頂点B1〜B3におけるY座標の小さい順は、B3、B1、B2となる。このため、制御部30は、レシートSH3の頂点B3におけるY座標を基準として、レシートSH4の画像データが移動可能か否かを判断する。
この制御部30による判断処理については、レシートSH4の画像データの移動先の候補を表すX座標及びY座標を、移動先X座標Xs及びXe、移動先Y座標Ys及びYeとして説明する。制御部30は、移動先Y座標Ys及びYeの数値をレシートSH3の頂点B3におけるY座標Y3eを基準とした数値にする。具体的には、レシートSH3の頂点B3におけるY座標Y3eを移動先Y座標Ysに代入し、移動先Y座標YsにY方向レシート間隔YDを加える。さらに、制御部30は、移動先Y座標YeにYsを代入し、移動先Y座標Yeに、図11(C)に示すレシートSH4の頂点B4におけるY座標Y2eから頂点A4におけるY座標Y2sを差し引いた数値を加える。また、制御部30は、移動先X座標Xs及びXeの数値を出力範囲画像SGの頂点C0における出力範囲X座標X_MAXを基準とした数値にする。具体的には、移動先X座標Xsに出力範囲X座標X_MAXを代入し、移動先X座標XeにXsを加え、図11(C)に示すレシートSH4の頂点C4におけるX座標X2eから頂点A4におけるX座標X2sを差し引いた数値を加える。
次に、制御部30は、レシートSH4の画像データに対して、前述のX方向移動処理及びY方向移動処理を実行し、移動できるか否かの判断処理及び移動処理を実行する。これにより、レシートSH4の画像データは、図13に示す位置に移動する。制御部30は、画像加工処理対象pが、RAM33に記憶された総数Pの数値と等しいか否かを判断する(S65)。画像加工処理対象pが、総数Pの数値と等しいと判断された場合(S65:YES)、制御部30は、画像出力処理(S8)を実行し、処理を終了する。具体的に説明すると、制御部30は、画像出力処理(S8)において、RAM33に記憶された図11(C)に示すテーブルに基づいて、RAM33に記憶された読取範囲E内の画像データを修正する。これにより、RAM33に記憶された図9に示す読取範囲画像Gの画像データは、図13に示す読取範囲画像Gの画像データとなる。次に、制御部30は、RAM33に記憶された読取範囲E内の画像データの中でも出力範囲画像SGの画像データを画像形成部1または通信インターフェース37に接続された外部のデバイスへ送信して、処理を終了する。
画像加工処理対象のレシートの画像データが移動できないと判断された場合(S63:NO)、制御部30は、新規ページを追加する(S66)。次に、制御部30は、画像加工処理対象pに対応する画像データを新規ページの出力範囲内に配置し、S65以降の処理を実行する。画像加工処理対象pが、総数Pの数値と等しくないと判断された場合(S65:NO)、画像加工処理対象pに1を加えて、新しい画像加工処理対象pとし(S68)、S63の処理に戻る。S61〜S65、及びS68は、本発明の「位置検索処理」の一例である。
[作用効果]
本実施形態の複合機100は、主走査方向に沿って並ぶ複数の読取素子を備え、設定された読取範囲Eに対して主走査方向に直交する副走査方向に相対的に移動しながら読取範囲Eの画像である読取範囲画像Gを読み取るイメージセンサ15と、イメージセンサ15によって読み取られた読取範囲画像Gの画像データを記憶するRAM33と、制御部30と、を備えている。制御部30は、RAM33に記憶された読取範囲画像Gの画像データが、複数のレシートの画像データを含む場合、各レシートの画像データを読取範囲画像Gの画像データから検出する検出処理と、読取範囲画像Gの画像データにおけるレシートの画像データの位置を特定するための位置情報をRAM33に記憶する位置記憶処理と、主走査方向及び副走査方向のいずれか1つの方向を基準方向として、RAM33に記憶された位置情報に基づいて、基準方向において隣り合うレシート画像データ同士の間隔を予め設定された長さに調整する間隔調整処理と、RAM33に記憶された位置情報に対して、間隔調整処理により調整されたレシートの画像データの位置に対応する位置情報に更新する位置更新処理と、位置更新処理によって更新された位置情報に基づいて、RAM33に記憶された各レシートの画像データを修正する修正処理と、を実行する。これにより、1回で読み取った読取範囲画像Gの画像データの中に含まれる複数の小紙片または小サイズ原稿であるレシートの画像データをユーザが所望する間隔に調整して配置することが実現できる。
また、制御部30は、検出処理において、読取範囲画像Gの画像データからエッジを抽出し、4つのエッジによって囲まれた画像データの部分をレシートの画像データとして検出する処理を実行する。これにより、1回で読み取った画像データの中に含まれる小紙片または小サイズ原稿であるレシートの画像データを精度よく検出することができる。
また、制御部30は、検出処理により検出されたレシートの画像データが、5つ以上のエッジで囲まれた画像データである場合に、エラー処理を実行する。これにより、制御部30は、レシートの画像データが重なっている場合に、エラーとして処理することができる。
また、制御部30は、RAM33に記憶されている読取範囲画像Gの画像データに対し、主走査方向に沿うX方向、及び副走査方向に沿うY方向を設定し、レシートの画像データにおける複数のエッジのうちの一つのエッジを基準エッジとした場合に、基準エッジのX方向とY方向とのいずれか一方の方向に対する傾きを検出する傾き検出処理と、傾き検出処理によって傾きが検出されたレシートの画像データに対して、基準エッジが一方の方向と一致するように回転させる傾き補正処理と、を実行可能であり、間隔調整処理を実行する前に、傾き検出処理、及び傾き補正処理を実行し、位置記憶処理において、傾き補正処理実行後のレシートの画像データの位置情報をRAM33に記憶する処理を実行する。
これにより、複数のレシートの画像データの傾きを補正して、ユーザが所望する間隔に調整して配置することが実現できる。
また、制御部30は、読取範囲Eよりも小さい範囲であって、予め設定された定型サイズに対応する範囲を画像出力範囲として設定する設定処理と、画像出力範囲の周縁から予め設定された幅の範囲であって、レシートの画像データを含まない余白範囲を設定する余白設定処理を実行可能であり、余白設定処理が実行された場合、間隔調整処理においては、RAM33に記憶された位置情報に基づいて、複数のレシートの画像データを、画像出力範囲における余白範囲と重ならない位置に移動するとともに、基準方向における互いに隣り合うレシートの画像データ同士の間隔を予め設定された長さに調整する。これにより、複数のレシートの画像データをユーザが所望する出力範囲及び余白間隔で配置しつつ、ユーザが所望する間隔に調整して配置することが実現できる。
また、制御部30は、読取範囲Eよりも小さい範囲であって、予め設定された定型サイズに対応する範囲を画像出力範囲として設定する設定処理と、間隔調整処理によって調整された複数のレシートの画像データが、設定処理によって設定された画像出力範囲に収まっているかを位置情報に基づいて判断する判断処理と、を実行可能であり、判断処理の結果、複数のレシートの画像データのうち画像出力範囲に収まっていないレシートの画像データが存在する場合に、画像出力範囲に収まっていないレシートの画像データが、画像出力範囲に収まる位置を検索する位置検索処理を実行し、位置更新処理において、RAM33に記憶された画像出力範囲に収まっていないレシートの画像データの位置情報を、画像出力範囲に収まる位置に基づいて更新する処理を実行する。これにより、複数のレシートの画像データのうち、ユーザが所望する出力範囲に収まっていないレシートの画像データが存在する場合でも、出力範囲に配置しつつ、ユーザが所望する間隔に調整して配置することが実現できる。
また、操作部パネル40を備え、操作部パネル40によって、読取範囲E、隣り合うレシートの画像データ同士の間隔、前記画像出力範囲、及び前記余白範囲が設定される。これにより、ユーザが所望する読取範囲、レシートの画像データの間隔、出力範囲、余白範囲を容易に設定することができる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば、次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
フラットベッド方式で読み取った画像データに対して、移動処理及び画像加工処理を実行する例を用いて説明を行ったが、ADF方式で読み取った画像データに対して移動処理及び画像加工処理を実行してもよい。この場合、複数の小サイズ原稿が同封されたキャリアシートを原稿トレイ21に載置し、ADF27により、キャリアシートを搬送し、ADF方式で複数の小サイズ原稿の画像を読み取る。
この構成により、ADF方式で読み取った複数の小紙片画像データに対しても、ユーザが所望する間隔に調整して配置することができる。
図7に示すレシート移動処理におけるS24の処理は、移動先X座標Xsに対して、出力範囲X座標X_MINと左右余白XMを加えた数値と等しいか否かを判断する処理に限らない。制御部30は、移動先X座標Xsに対して、出力範囲X座標X_MINと左右余白XMを加えた数値以下であるか否かを判断してもよい。さらに、移動先X座標Xsに対して、出力範囲X座標X_MINと左右余白XMを加えた数値以下であると判断された場合、制御部30は、移動先X座標Xsに左右余白XMを代入してもよい。
この構成により、出力範囲の端から左右余白XMより短い位置にX方向移動対象の画像データが位置していたとしても、出力範囲の端からユーザが設定した左右余白XM確保した位置にX方向移動対象の画像データを配置することができる。
図7に示すレシート移動処理において、制御部30は、移動対象であるレシート画像データをX座標が小さくなる方向に移動する処理を実行したが、これに限られない。制御部30は、移動対象であるレシート画像データをX座標が大きくなる方向に移動する処理を実行してもよい。
この構成により、出力範囲画像SGの範囲外であり、図9に示す出力範囲画像SGの辺A0B0よりX座標が小さい位置にレシートの画像データが位置する場合でも出力範囲内に収めることができる。
図8に示すレシート移動処理において、制御部30は、移動対象であるレシート画像データをY座標が小さくなる方向に移動する処理を実行したが、これに限られない。制御部30は、移動対象であるレシート画像データをY座標が大きくなる方向に移動する処理を実行してもよい。
この構成により、出力範囲画像SGの範囲外であり、図9に示す出力範囲画像SGの辺A0C0よりY座標が小さい位置にレシートの画像データが位置する場合でも出力範囲内に収めることができる。
また、図7及び図8に示すレシート移動処理において、制御部30は、Y方向における移動処理を実行した後、X方向における移動処理を実行してもよい。
本発明は、画像読取装置、及び画像処理プログラム等に利用可能である。
15…イメージセンサ、33…RAM、30…制御部、100…複合機

Claims (10)

  1. 主走査方向に沿って並ぶ複数の読取素子を備え、設定された読取範囲に対して前記主走査方向に直交する副走査方向に相対的に移動しながら前記読取範囲の画像を読み取る読取部と、
    前記読取部によって読み取られた画像の画像データを記憶する記憶部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された画像データが、複数の個別画像データを含む場合、各個別画像データを前記画像データから検出する検出処理と、
    前記画像データにおける前記個別画像データの位置を特定するための位置情報を前記記憶部に記憶する位置記憶処理と、
    前記主走査方向及び前記副走査方向のいずれか1つの方向を基準方向として、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、前記基準方向において隣り合う個別画像データ同士の間隔を予め設定された長さに調整する間隔調整処理と、
    前記間隔調整処理によって調整された個別画像データの位置に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記位置情報を更新する位置更新処理と、
    前記位置更新処理によって更新された位置情報に基づいて、前記記憶部に記憶された画像データを修正する修正処理と、を実行する画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記制御部は、前記検出処理において、前記画像データからエッジを抽出し、複数のエッジによって囲まれた画像データの部分を前記個別画像データとして検出する処理を実行する、画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記制御部は、前記検出処理により検出された個別画像データが、5つ以上のエッジで囲まれた画像データである場合に、エラー処理を実行する、画像読取装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像読取装置において、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶されている前記画像データに対し、前記主走査方向に沿う第1方向、及び前記副走査方向に沿う第2方向を設定し、前記個別画像データにおける前記複数のエッジのうちの一つのエッジを基準エッジとした場合に、前記基準エッジの第1方向と第2方向とのいずれか一方の方向に対する傾きを検出する傾き検出処理と、
    前記傾き検出処理によって傾きが検出された個別画像データに対して、前記基準エッジが前記一方の方向と一致するように回転させる傾き補正処理と、を実行可能であり、
    前記制御部は、前記間隔調整処理を実行する前に、前記傾き検出処理、及び前記傾き補正処理を実行し、前記位置記憶処理において、前記傾き補正処理実行後の個別画像データの位置情報を前記記憶部に記憶する処理を実行する、画像読取装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像読取装置において、
    前記制御部は、
    前記読取範囲よりも小さい範囲であって、予め設定された定型サイズに対応する範囲を画像出力範囲として設定する設定処理と、
    前記画像出力範囲の周縁から予め設定された幅の範囲であって、前記個別画像データを含まない余白範囲を設定する余白設定処理を実行可能であり、
    前記制御部は、
    前記余白設定処理が実行された場合、前記間隔調整処理においては、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、前記複数の個別画像データを、前記画像出力範囲における前記余白範囲と重ならない位置に移動するとともに、前記基準方向における互いに隣り合う個別画像データ同士の間隔を予め設定された長さに調整する、画像読取装置。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像読取装置において、
    前記制御部は、
    前記読取範囲よりも小さい範囲であって、予め設定された定型サイズに対応する範囲を画像出力範囲として設定する設定処理と、
    前記間隔調整処理によって調整された前記複数の個別画像データが、前記設定処理によって設定された前記画像出力範囲に収まっているかを前記位置情報に基づいて判断する判断処理と、を実行可能であり、
    前記制御部は、
    前記判断処理の結果、前記複数の個別画像データのうち前記画像出力範囲に収まっていない個別画像データが存在する場合に、前記画像出力範囲に収まっていない個別画像データが、前記画像出力範囲に収まる位置を検索する位置検索処理を実行し、
    前記制御部は、さらに、
    前記位置更新処理において、前記記憶部に記憶された前記画像出力範囲に収まっていない個別画像データの位置情報を、前記画像出力範囲に収まる位置に基づいて更新する処理を実行する、画像読取装置。
  7. 請求項5に記載の画像読取装置において、
    操作部を備え、
    前記操作部によって、前記読取範囲、前記隣り合う個別画像データ同士の間隔、前記画像出力範囲、及び前記余白範囲が設定される、画像読取装置。
  8. 請求項6に記載の画像読取装置において、
    操作部を備え、
    前記操作部によって、前記読取範囲、前記隣り合う個別画像データ同士の間隔、及び前記画像出力範囲が設定される、画像読取装置。
  9. 記憶部と、制御部と、を備える画像処理装置であって、
    前記制御部は、
    処理対象の画像データを取得し、前記記憶部に記憶させる取得処理と、
    前記記憶部に記憶された画像データが、複数の個別画像データを含む場合、各個別画像データを前記画像データから検出する検出処理と、
    前記画像データにおける前記個別画像データの位置を特定するための位置情報を前記記憶部に記憶する位置記憶処理と、
    前記画像データに対し、X方向と、X方向に直交するY方向とを規定し、前記X方向及び前記Y方向のいずれか1つの方向を基準方向として、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、前記基準方向において隣り合う個別画像データ同士の間隔を予め設定された長さに調整する間隔調整処理と、
    前記間隔調整処理によって調整された個別画像データの位置に基づいて、前記個別画像データの間隔が調整された場合に、前記記憶部に記憶されている前記位置情報を調整後の前記個別画像データの位置に基づいて更新する位置更新処理と、
    前記位置更新処理によって更新された位置情報に基づいて、前記記憶部に記憶された画像データを修正する画像データ修正処理と、を実行する画像処理装置。
  10. 記憶部と、制御部と、を備える画像処理装置において、前記制御部が実行する画像処理プログラムであって、
    処理対象の画像データを取得し、前記記憶部に記憶させる取得処理と、
    前記記憶部に記憶された画像データが、複数の個別画像データを含む場合、各個別画像データを前記画像データから検出する検出処理と、
    前記画像データにおける前記個別画像データの位置を特定するための位置情報を前記記憶部に記憶する位置記憶処理と、
    前記画像データに対し、X方向と、X方向に直交するY方向とを規定し、前記X方向及び前記Y方向のいずれか1つの方向を基準方向として、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、前記基準方向において隣り合う個別画像データ同士の間隔を予め設定された長さに調整する間隔調整処理と、
    前記間隔調整処理によって調整された個別画像データの位置に基づいて、前記個別画像データの間隔が調整された場合に、前記記憶部に記憶されている前記位置情報を調整後の前記個別画像データの位置に基づいて更新する位置更新処理と、
    前記位置更新処理によって更新された位置情報に基づいて、前記記憶部に記憶された画像データを修正する画像データ修正処理と、を実行する画像処理プログラム。
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