JP2006144030A - 高熱伝導複合材料とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 カーボンナノチューブや気相成長炭素繊維などのカーボン材とマトリックス金属との剥離のない、熱伝導性に優れた複合材料とその製造方法を提供する。
【解決手段】 アルミシート11と、カーボン材であるVGCF12aの表面にCuあるいはNiから成る被着金属12bが被着された炭素・金属複合体12とを交互に積層した積層体13を作製し、この積層体13を真空雰囲気で加熱しながら上記積層体13を圧延して、上記アルミシート11を構成する金属Al中にVGCF12aが均一に分散され、かつ、上記カーボン材とマトリックス金属である金属Alとが強固に結合された高熱伝導複合材料10を作製する。
【選択図】 図1
【解決手段】 アルミシート11と、カーボン材であるVGCF12aの表面にCuあるいはNiから成る被着金属12bが被着された炭素・金属複合体12とを交互に積層した積層体13を作製し、この積層体13を真空雰囲気で加熱しながら上記積層体13を圧延して、上記アルミシート11を構成する金属Al中にVGCF12aが均一に分散され、かつ、上記カーボン材とマトリックス金属である金属Alとが強固に結合された高熱伝導複合材料10を作製する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、高熱伝導複合材料とその製造方法に関するもので、特に、ヒートシンク等の放熱部材に好適に用いられるカーボン材と金属または合金とを複合して成る高熱伝導複合材料とその製造方法に関する。
従来、電気回路などのヒートシンクの材料としては、軽量で熱伝導性に優れたアルミニウム及びアルミニウム合金、銅及び銅合金などが多く用いられているが、近年、上記金属や合金よりも更に熱伝導率が高く、また、腐食性にも優れた高熱伝導複合材料として、熱伝導性の高い金属粉末と結晶性カーボン材とを混合し、ホットプレス等の加圧手段にて加圧微細化して複合化した高熱伝導複合材料が注目されている。
具体的には、Fe,Cu,Al,Agなどの金属粉末と黒鉛や炭素繊維あるいはカーボンナノチューブ(CNT)などの結晶性カーボン材とを振動ボールミルなどで混合・磨砕して機械的合金化を行い、得られた合金粉末を不活性ガス中でホットプレス成形して、カーボンマトリックス中に平均粒径が5μm〜1nmの金属粉末が分散された高熱伝導複合材料を得る方法や、気相成長炭素繊維(VGCF)を溶媒に分散した後容器に移し、その後上記溶媒を除去して上記VGCFから成る繊維層を形成し、この繊維層にアルミニウムなどの熱伝導性の高い金属を加熱溶融させて高熱伝導複合材料を得る方法などが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
また、高熱伝導複合材料ではないが、カーボン材と金属粉末との複合材料の作製方法としては、粒径が0.1μm程度のアルミニウム合金粉末に直径5〜60nm程度で長さが0.5〜5μm程度のカーボンナノチューブ粉末を混合して圧縮成形後、ホットプレスを行い、その後圧延して電気音響変換器用振動板を作製する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平10−168502号公報
特開2001−107203号公報
特開2004−15261号公報
具体的には、Fe,Cu,Al,Agなどの金属粉末と黒鉛や炭素繊維あるいはカーボンナノチューブ(CNT)などの結晶性カーボン材とを振動ボールミルなどで混合・磨砕して機械的合金化を行い、得られた合金粉末を不活性ガス中でホットプレス成形して、カーボンマトリックス中に平均粒径が5μm〜1nmの金属粉末が分散された高熱伝導複合材料を得る方法や、気相成長炭素繊維(VGCF)を溶媒に分散した後容器に移し、その後上記溶媒を除去して上記VGCFから成る繊維層を形成し、この繊維層にアルミニウムなどの熱伝導性の高い金属を加熱溶融させて高熱伝導複合材料を得る方法などが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
また、高熱伝導複合材料ではないが、カーボン材と金属粉末との複合材料の作製方法としては、粒径が0.1μm程度のアルミニウム合金粉末に直径5〜60nm程度で長さが0.5〜5μm程度のカーボンナノチューブ粉末を混合して圧縮成形後、ホットプレスを行い、その後圧延して電気音響変換器用振動板を作製する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、上記従来の方法によって複合化された複合材料では、カーボンナノチューブや気相成長炭素繊維などのカーボン材の金属に対する濡れ性の悪さが原因となって、カーボン材とアルミニウム合金などのマトリックス金属との境界面において剥離が発生し、このため、十分な熱伝導特性を得ることができないといった問題点があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、カーボンナノチューブや気相成長炭素繊維などのカーボン材とマトリックス金属との剥離のない、熱伝導性に優れた複合材料とその製造方法を提供することを目的とする。
本願の請求項1に記載の発明は、Al,Cu,Mgもしくはその合金から成るマトリックス金属と、カーボンナノチューブ及び/または気相成長炭素繊維とを複合化して成る高熱伝導複合材料を製造する方法であって、上記カーボンナノチューブ及び/または気相成長炭素繊維の表面にCuまたはNiを被着して炭素・金属複合体を形成し、この炭素・金属複合体と上記マトリックス金属とを複合化するようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の高熱伝導複合材料の製造方法において、シート状に成形された上記マトリックス金属から成る層と、上記炭素・金属複合体から成る層とを交互に積層した積層体を作製し、この積層体を真空雰囲気で加熱しながら圧延などの方法により加圧して複合化することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の高熱伝導複合材料の製造方法において、シート状に成形された上記マトリックス金属から成る層と、上記炭素・金属複合体から成る層とを交互に積層した積層体を作製し、この積層体を真空雰囲気で加熱しながら圧延などの方法により加圧して複合化することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の高熱伝導複合材料の製造方法において、溶融したマトリックス金属に上記炭素・金属複合体を分散させて複合化することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の高熱伝導複合材料の製造方法において、粉状のマトリックス金属と上記炭素・金属複合体とを、放電プラズマ焼結法を用いて焼結し複合化することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、金属材料とカーボン材料を複合化して成る高熱伝導複合材料であって、Al,Cu,Mgもしくはその合金から成るマトリックス金属と、カーボンナノチューブ及び/または気相成長炭素繊維の表面にCuまたはNiが被着された炭素・金属複合体とを複合化して成ることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の高熱伝導複合材料の製造方法において、粉状のマトリックス金属と上記炭素・金属複合体とを、放電プラズマ焼結法を用いて焼結し複合化することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、金属材料とカーボン材料を複合化して成る高熱伝導複合材料であって、Al,Cu,Mgもしくはその合金から成るマトリックス金属と、カーボンナノチューブ及び/または気相成長炭素繊維の表面にCuまたはNiが被着された炭素・金属複合体とを複合化して成ることを特徴とするものである。
本発明によれば、Al,Cu,Mgもしくはその合金から成るマトリックス金属と、カーボンナノチューブ及び/または気相成長炭素繊維とを複合化して成る高熱伝導複合材料を製造する際に、上記カーボンナノチューブ及び/または気相成長炭素繊維の表面にCuまたはNiを被着して炭素・金属複合体を形成し、この炭素・金属複合体と上記マトリックス金属とを複合化することにより、カーボン材とマトリックス金属と強固に結合させることができるようにしたので、熱伝導性に優れた複合材料を得ることができる。
炭素・金属複合体と上記マトリックス金属とを複合化する好適な方法としては、シート状に成形された上記マトリックス金属から成る層と、上記炭素・金属複合体から成る層とを交互に積層した積層体を作製し、この積層体を真空雰囲気で加熱しながら圧延などの方法により加圧して複合化する方法や、溶融したマトリックス金属に上記炭素・金属複合体を分散させる方法、あるいは、放電プラズマ焼結法を用いて複合化する方法などが挙げられる。
炭素・金属複合体と上記マトリックス金属とを複合化する好適な方法としては、シート状に成形された上記マトリックス金属から成る層と、上記炭素・金属複合体から成る層とを交互に積層した積層体を作製し、この積層体を真空雰囲気で加熱しながら圧延などの方法により加圧して複合化する方法や、溶融したマトリックス金属に上記炭素・金属複合体を分散させる方法、あるいは、放電プラズマ焼結法を用いて複合化する方法などが挙げられる。
以下、本発明の最良の形態について、図面に基づき説明する。
最良の形態1.
図1(a)〜(c)は、本最良の形態1に係る高熱伝導複合材料の製造方法の概要を示す模式図で、本例では、まず、熱伝導率の高い金属であるAlをシート状に成形してアルミシート11とし、このアルミシート11と、気相成長炭素繊維(VGCF)12aの表面にCuあるいはNiから成る被着金属12bが被着された炭素・金属複合体12とを交互に積層した積層体13を作製する。上記積層体13は、詳細には、図2に示すように、周縁部をマスキングしたアルミシート11の表面に上記炭素・金属複合体12を溶解させた液体を塗布した後乾燥させてシート材14を作製し、このシート材14を所定枚数積層するなどして作製されるもので、このとき周縁部をマスキングするのは、上記シート材14の端部を密着させて焼結させるためである。
次いで、上記積層体13を脱気用のカプセル15内に挿入し、真空雰囲気で加熱しながら上記積層体13を圧延装置16を用いて圧延して焼結する。これにより、図1(d)に示すような、Al中にカーボン材(VGCF12a)が均一に分散され、かつ、上記カーボン材とマトリックス金属であるAlとが強固に結合された高熱伝導複合材料10を得ることができる。
ここで、肝要なのは、上記VGCF12aの表面に予め無電界メッキなどにより、マトリックス金属であるAlとの濡れ性に優れたCuやNiなどの被着金属12bを被着させて炭素・金属複合体12を形成しておくことである。このような前処理を行うことにより、マトリックス金属に対する濡れ性が悪いカーボン材(VGCF12a)の濡れ性を大幅に改善することができるので、焼結による、VGCF12aとアルミシート11を構成する金属Alとの結合が強固になる。したがって、カーボン材とマトリックス金属との剥離のない、熱伝導性に優れた複合材料を得ることができる。
最良の形態1.
図1(a)〜(c)は、本最良の形態1に係る高熱伝導複合材料の製造方法の概要を示す模式図で、本例では、まず、熱伝導率の高い金属であるAlをシート状に成形してアルミシート11とし、このアルミシート11と、気相成長炭素繊維(VGCF)12aの表面にCuあるいはNiから成る被着金属12bが被着された炭素・金属複合体12とを交互に積層した積層体13を作製する。上記積層体13は、詳細には、図2に示すように、周縁部をマスキングしたアルミシート11の表面に上記炭素・金属複合体12を溶解させた液体を塗布した後乾燥させてシート材14を作製し、このシート材14を所定枚数積層するなどして作製されるもので、このとき周縁部をマスキングするのは、上記シート材14の端部を密着させて焼結させるためである。
次いで、上記積層体13を脱気用のカプセル15内に挿入し、真空雰囲気で加熱しながら上記積層体13を圧延装置16を用いて圧延して焼結する。これにより、図1(d)に示すような、Al中にカーボン材(VGCF12a)が均一に分散され、かつ、上記カーボン材とマトリックス金属であるAlとが強固に結合された高熱伝導複合材料10を得ることができる。
ここで、肝要なのは、上記VGCF12aの表面に予め無電界メッキなどにより、マトリックス金属であるAlとの濡れ性に優れたCuやNiなどの被着金属12bを被着させて炭素・金属複合体12を形成しておくことである。このような前処理を行うことにより、マトリックス金属に対する濡れ性が悪いカーボン材(VGCF12a)の濡れ性を大幅に改善することができるので、焼結による、VGCF12aとアルミシート11を構成する金属Alとの結合が強固になる。したがって、カーボン材とマトリックス金属との剥離のない、熱伝導性に優れた複合材料を得ることができる。
このように、本最良の形態1によれば、アルミシート11と気相成長炭素繊維(VGCF)12aの表面にCuあるいはNiから成る被着金属12bが被着された炭素・金属複合体12とを交互に積層した積層体13を作製し、この積層体13を真空雰囲気で加熱しながら上記積層体13を圧延して焼結して、上記アルミシート11を構成する金属Al中にカーボン材(VGCF12a)が均一に分散され、かつ、上記カーボン材とマトリックス金属である金属Alとが強固に結合された高熱伝導複合材料10を作製したので、カーボン材とマトリックス金属との剥離のない、熱伝導性に優れた高熱伝導複合材料10を得ることができる。
なお、上記最良の形態1では、マトリックス金属としてAlを用いたが、これに限るものではなく、CuやMg、あるいは、アルミニウム合金、銅合金、マグネシウム合金のような高熱伝導金属・合金材料を用いてもよい。
また、上記例では、カーボン材とし気相成長炭素繊維(VGCF)を用いた場合について説明したが、カーボンナノチューブ(CNT)や、このCNTとVGCFとを混合したものを用いても同様の効果を得ることができる。
また、上記炭素・金属複合体12とアルミシート11との積層体13を焼結する方法としては、上記積層体13を圧延して焼結する方法だけでなく、上記積層体13に荷重をかけて焼結するなど、他の焼結方法を用いてもよい。
また、上記例では、カーボン材とし気相成長炭素繊維(VGCF)を用いた場合について説明したが、カーボンナノチューブ(CNT)や、このCNTとVGCFとを混合したものを用いても同様の効果を得ることができる。
また、上記炭素・金属複合体12とアルミシート11との積層体13を焼結する方法としては、上記積層体13を圧延して焼結する方法だけでなく、上記積層体13に荷重をかけて焼結するなど、他の焼結方法を用いてもよい。
最良の形態2.
図3(a)〜(c)は、本最良の形態2に係る高熱伝導複合材料の製造方法の概要を示す図で、本例では、金属Alから成るチップ21と気相成長炭素繊維(VGCF)22aの表面にCuあるいはNiから成る被着金属22bが被着された炭素・金属複合体22とを準備し、上記Alチップ21を坩堝23にて所定の温度(例えば、850℃)で溶融し、この溶融したAl(マトリックス金属)に上記炭素・金属複合体22を投入した後、上記炭素・金属複合体22を溶融Al中に分散させて複合化した後、上記溶湯を冷却用坩堝24に注湯して高熱伝導複合材料を得る。上記VGCF22aはそのままであればAlとの濡れ性が悪く、上記溶融したAlに混入されないが、表面にAlとの濡れ性がよい被着金属22bが被着した炭素・金属複合体22として溶融Al中に投入すれば、上記VGCF22aをマトリックス金属であるAl中に容易に分散させることができる。したがって、マトリックス金属であるAl中にカーボン材(VGCF12a)が均一に分散されており、かつ、上記カーボン材とマトリックス金属であるAlとが強固に結合されているので、優れた熱伝導性を有する高熱伝導複合材料20を得ることができる。
ここで、上記溶融するマトリックス金属としては、上記最良の形態1と同様に、CuやMg、あるいは、アルミニウム合金、銅合金、マグネシウム合金のような高熱伝導金属・合金材料を用いてもよいし、被着金属22bを被着するカーボン材についても、カーボンナノチューブ(CNT)や、このCNTとVGCFとを混合したものを用いてもよい。
図3(a)〜(c)は、本最良の形態2に係る高熱伝導複合材料の製造方法の概要を示す図で、本例では、金属Alから成るチップ21と気相成長炭素繊維(VGCF)22aの表面にCuあるいはNiから成る被着金属22bが被着された炭素・金属複合体22とを準備し、上記Alチップ21を坩堝23にて所定の温度(例えば、850℃)で溶融し、この溶融したAl(マトリックス金属)に上記炭素・金属複合体22を投入した後、上記炭素・金属複合体22を溶融Al中に分散させて複合化した後、上記溶湯を冷却用坩堝24に注湯して高熱伝導複合材料を得る。上記VGCF22aはそのままであればAlとの濡れ性が悪く、上記溶融したAlに混入されないが、表面にAlとの濡れ性がよい被着金属22bが被着した炭素・金属複合体22として溶融Al中に投入すれば、上記VGCF22aをマトリックス金属であるAl中に容易に分散させることができる。したがって、マトリックス金属であるAl中にカーボン材(VGCF12a)が均一に分散されており、かつ、上記カーボン材とマトリックス金属であるAlとが強固に結合されているので、優れた熱伝導性を有する高熱伝導複合材料20を得ることができる。
ここで、上記溶融するマトリックス金属としては、上記最良の形態1と同様に、CuやMg、あるいは、アルミニウム合金、銅合金、マグネシウム合金のような高熱伝導金属・合金材料を用いてもよいし、被着金属22bを被着するカーボン材についても、カーボンナノチューブ(CNT)や、このCNTとVGCFとを混合したものを用いてもよい。
なお、炭素・金属複合体12とマトリックス金属とを複合化する際には、上記最良の形態1,2の他に、放電プラズマ焼結法などの他の焼結方法を用いてもよい。
放電プラズマ焼結法は、図4に示すように、例えば、アルミニウム粉末と表面にCuを被着させたVGCFとの混合粉末31を焼結ダイ32に入れ、真空チャンバー33中で加圧しながら昇温し、所定の温度に保持した後、上部パンチ電極34aと下部パンチ電極34bとの間で上記混合粉末を加圧しながら、プラズマ発生用高圧電源34を用いて上記両電極34a,34b間に高電圧を印加して、上記両電極34a,34b間にプラズマを発生させ、上記混合粉末31を焼結するもので、これにより、従来のホットプレスによる焼結よりも短時間で焼結できるとともに、組織が微細な特性の安定した高熱伝導複合材料を得ることができる。この場合にも、VGCF表面にCuを被着したことにより、カーボン材であるVGCFとAlとが強固に結合されるので、複合焼結材の熱伝導性を確実に向上させることができる。
放電プラズマ焼結法は、図4に示すように、例えば、アルミニウム粉末と表面にCuを被着させたVGCFとの混合粉末31を焼結ダイ32に入れ、真空チャンバー33中で加圧しながら昇温し、所定の温度に保持した後、上部パンチ電極34aと下部パンチ電極34bとの間で上記混合粉末を加圧しながら、プラズマ発生用高圧電源34を用いて上記両電極34a,34b間に高電圧を印加して、上記両電極34a,34b間にプラズマを発生させ、上記混合粉末31を焼結するもので、これにより、従来のホットプレスによる焼結よりも短時間で焼結できるとともに、組織が微細な特性の安定した高熱伝導複合材料を得ることができる。この場合にも、VGCF表面にCuを被着したことにより、カーボン材であるVGCFとAlとが強固に結合されるので、複合焼結材の熱伝導性を確実に向上させることができる。
Alをシート状に成形した厚さが0.2mmのアルミシートに、無電解メッキにて表面にCuを被着させた、平均粒径がそれぞれ10nm,100nmのCNTとVGCFVとを水に分散させてスラリー化したものを塗布して乾燥させた後、この乾燥させたシートを5枚積層したものを、真空チャンバー中で620〜640℃にて約12時間保持した後、圧延率1/3〜1/2にて圧延処理して高熱伝導複合材を作製した。その結果、本発明による表面にCuを被着させたカーボン材を用いた高熱伝導複合材料では、熱伝導特性の低下の原因となる、CNTとVGCFV−アルミニウム間での剥離は見られなかった。
このように、本発明によれば、カーボン材とマトリックス金属とが強固に結合した熱伝導性に優れた複合材料を得ることができるので、電気回路などのヒートシンクの材料として用いられる、金属や合金よりも更に熱伝導度が高く、また、腐食性にも優れた高熱伝導複合材料を提供することができる。
10 高熱伝導複合材料、11 アルミシート、12 炭素・金属複合体、
12a 気相成長炭素繊維(VGCF)、12b 被着金属、13 積層体、
14 シート材、15 カプセル、16 圧延装置。
12a 気相成長炭素繊維(VGCF)、12b 被着金属、13 積層体、
14 シート材、15 カプセル、16 圧延装置。
Claims (5)
- Al,Cu,Mgもしくはその合金から成るマトリックス金属と、カーボンナノチューブ及び/または気相成長炭素繊維とを複合化して成る高熱伝導複合材料を製造する際に、上記カーボンナノチューブ及び/または気相成長炭素繊維の表面にCuまたはNiを被着して炭素・金属複合体を形成し、この炭素・金属複合体と上記マトリックス金属とを複合化するようにしたことを特徴とする高熱伝導複合材料の製造方法。
- シート状に成形された上記マトリックス金属から成る層と、上記炭素・金属複合体から成る層とを交互に積層した積層体を作製し、この積層体を真空雰囲気で加熱しながら加圧して複合化することを特徴とする請求項1に記載の高熱伝導複合材料の製造方法。
- 溶融したマトリックス金属に上記炭素・金属複合体を分散させて複合化することを特徴とする請求項1に記載の高熱伝導複合材料の製造方法。
- 粉状のマトリックス金属と上記炭素・金属複合体とを、放電プラズマ焼結法を用いて焼結し複合化することを特徴とする請求項1に記載の高熱伝導複合材料の製造方法。
- Al,Cu,Mgもしくはその合金から成るマトリックス金属と、カーボンナノチューブ及び/または気相成長炭素繊維の表面にCuまたはNiが被着された炭素・金属複合体とを複合化して成ることを特徴とする高熱伝導複合材料。
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