JP2006143870A - ホットメルト型粘着剤組成物及びその製造方法並びに粘着シート - Google Patents

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茂樹 今村
Hiroyuki Otaki
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Kenichi Akiyama
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Abstract

【課題】 粘着力と凝集力が高く且つそれらのバランスの良いホットメルト型粘着剤組成物を提供する。
【解決手段】 スチレン系熱可塑性エラストマー、粘着性付与樹脂及び可塑剤を含み、そのスチレン系熱可塑性エラストマー(A)と粘着性付与樹脂(B)との含有比(A/B)を10/17〜15/10の範囲内とし、その粘着性付与樹脂を1種又は2種以上の樹脂材料で構成すると共に125℃以上135℃以下の軟化点を有するように構成し、180℃での溶融粘度を8000mPa・s以上30000mPa.s以下としたホットメルト型粘着剤組成物により、上記課題を解決した。
【選択図】なし

Description

本発明は、ホットメルト型粘着剤組成物及びその製造方法並びに粘着シートに関し、更に詳しくは、曲面や凹凸面においても接着性と再剥離性のバランスの良い粘着剤層を形成することができるホットメルト型粘着剤組成物等に関するものである。
粘着シートは、被着体に容易に接着可能な粘着剤層を有しており、粘着ラベルや粘着テープ等として、また、最近では壁紙等の化粧シート等として用いられている。こうした粘着シートに必要とされる特性として、接着性と再剥離性がある。粘着シートの接着性とは、粘着シートが被着体に長期間貼付された場合に粘着シートが被着体から自然に剥離し難い特性のことであり、粘着シートの再剥離性とは、粘着シートが貼付された被着体から粘着シートが人為的に剥離された場合に、その被着体に粘着剤が残留し難い特性のことである。
一方、粘着シートの粘着剤層を構成する粘着剤は、タック、粘着力及び凝集力等の粘着特性によって評価される。一般に、粘着シートは、粘着剤の粘着力が高い場合に接着性が高くなり、粘着剤の凝集力が高い場合に再剥離性が高くなることが知られている。従って、粘着シートの粘着剤層を構成する粘着剤は、粘着力と凝集力が共に高いことが好ましいとされている。
粘着力と凝集力が共に高い粘着剤としては、従来より有機溶剤型粘着剤組成物が知られているが、近年は環境安全性の観点から、有機溶剤を用いないホットメルト型粘着剤についての研究がなされている。例えば、特許文献1には、ポリスチレンブロックとゴムブロックとからなるブロック共重合体を主剤とした高い粘着力と凝集力を持つホットメルト型粘着剤組成物が提案されている。
特開2001−271049号公報(請求項1、段落番号0036)
しかしながら、上記特許文献1に記載のホットメルト型粘着剤組成物を用いた粘着シートは、平面に対する接着性には優れるものの曲面や凹凸面に対する接着性に劣ることがあり、曲面や凹凸面を有する被着体に貼付された際に被着体から自然に剥離し易いという問題があった。特に、化粧シートとして用いられる粘着シートは曲面や凹凸面に貼付されることが多いので、上記した従来のホットメルト型粘着剤組成物は化粧シートの粘着剤層には殆ど用いられていなかった。
さらに、粘着シートには一般に耐熱性が必要とされているが、上記した従来のホットメルト型粘着剤組成物は、有機溶剤型粘着剤組成物と比較して耐熱性が低く、40℃程度で凝集力が低下してしまうという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その第1の目的は、粘着力と凝集力が高く且つそれらのバランスの良いホットメルト型粘着剤組成物を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、前記ホットメルト型粘着剤組成物の製造方法を提供することにある。また、本発明の第3の目的は、前記人為的に剥離される際の再剥離性に優れると共に、平面のみならず曲面や凹凸面に対する接着性に優れた粘着シートを提供することにある。
本発明者らは、ホットメルト型粘着剤組成物の粘着力と凝集力が共に高くても、それらのバランスが適度に保たれていない場合には、曲面や凹凸面に対する粘着シートの接着性が低下するものと考えた。そして、ホットメルト型粘着剤組成物の構成材料及びその割合配合について鋭意検討した結果、材料とその配合割合を特定の範囲にすることによって、粘着剤組成物の粘着力と凝集力のバランス、すなわち接着性と再剥離性とのバランスを適度に保つことができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、上記第1の目的を達成するための本発明のホットメルト型粘着剤組成物は、スチレン系熱可塑性エラストマー、粘着性付与樹脂及び可塑剤を含み、当該スチレン系熱可塑性エラストマー(A)と粘着性付与樹脂(B)との含有比(A/B)が10/17〜15/10の範囲内であり、当該粘着性付与樹脂が1種又は2種以上の樹脂材料からなると共に125℃以上135℃以下の軟化点を有し、180℃での溶融粘度が8000mPa・s以上30000mPa.s以下であることを特徴とする。
上記本発明のホットメルト型粘着剤組成物においては、前記スチレン系熱可塑性エラストマーが、スチレンを10〜45重量%含有する1種又は2種以上のブロック共重合体からなると共にメルトフローレート(200℃、5kg)が1(g/10分)以上〜25(g/10分)以下であり、前記可塑剤が、ナフテン系オイルであることが好ましい。
また、上記第2の目的を達成するための本発明のホットメルト型粘着剤組成物の製造方法は、スチレンを10〜45重量%含有する1種又は2種以上のブロック共重合体からなると共にメルトフローレート(200℃、5kg)が1(g/10分)以上〜25(g/10分)以下であるスチレン系熱可塑性エラストマー35重量部以上55重量部以下と、1種又は2種以上の樹脂材料からなると共に軟化点が125℃以上135℃以下である粘着性付与樹脂35重量部以上60重量部以下と、可塑剤1重量部以上15重量部以下とを配合することを特徴とする。
また、上記第3の目的を達成するための本発明の粘着シートは、基材と、該基材上に形成された粘着剤層とを有する粘着シートであって、当該粘着剤層が、本発明に係るホットメルト型粘着剤組成物からなることを特徴とする。この粘着シートにおいて、前記基材を化粧基材とした化粧シートにすることができる。
以上説明したように、本発明のホットメルト型粘着剤組成物によれば、スチレン系熱可塑性エラストマー、粘着性付与樹脂及び可塑剤を含み、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)と粘着性付与樹脂(B)との含有比(A/B)を10/17〜15/10の範囲内とし、粘着性付与樹脂を1種又は2種以上の樹脂材料で構成すると共に125℃以上135℃以下の軟化点を有するように構成し、180℃での溶融粘度を8000mPa・s以上30000mPa.s以下とすることにより、溶融時の流動性に優れて均一な粘着剤層を形成することができると共に、粘着力と凝集力が高く且つその粘着力と凝集力のバランスを適度に保つ粘着剤組成物とすることができる。このホットメルト型粘着剤組成物で形成した粘着剤層は、粘着シートに利用された場合において、人為的に剥離される際の再剥離性に優れると共に、平面のみならず曲面や凹凸面に対する接着性に優れたものとなる。
また、本発明のホットメルト型粘着剤組成物によれば、スチレン系熱可塑性エラストマーが、スチレンを10〜45重量%含有する1種又は2種以上のブロック共重合体からなると共にメルトフローレート(200℃、5kg)が1(g/10分)以上〜25(g/10分)以下であり、可塑剤がナフテン系オイルであるので、上記効果を奏するうえでより好ましい。
本発明のホットメルト型粘着剤組成物の製造方法によれば、粘着力と凝集力が高く且つそれらのバランスを適度に保つホットメルト型粘着剤組成物を、安定して製造することができる。
本発明の粘着シートによれば、粘着力と凝集力が高く且つそれらのバランスを適度に保つ粘着剤組成物で粘着剤層が形成されるので、人為的に剥離される際の再剥離性に優れると共に、平面のみならず曲面や凹凸面に対する接着性に優れた粘着シートとすることができる。
以下、本発明のホットメルト型粘着剤組成物及びその製造方法並びに粘着シートについて説明する。
(ホットメルト型粘着剤組成物)
本発明のホットメルト型粘着剤組成物(以下、粘着剤組成物ともいう。)は、スチレン系熱可塑性エラストマー、粘着性付与樹脂及び可塑剤を含み、そのスチレン系熱可塑性エラストマー(A)と粘着性付与樹脂(B)との含有比(A/B)が10/17〜15/10の範囲内であり、粘着性付与樹脂が1種又は2種以上の樹脂材料からなると共に125℃以上135℃以下の軟化点を有することに特徴を有している。こうしたホットメルト型粘着剤組成物は、スチレンを10〜45重量%含有する1種又は2種以上のブロック共重合体からなると共にメルトフローレート(200℃、5kg)が1(g/10分)以上〜25(g/10分)以下であるスチレン系熱可塑性エラストマー35重量部以上55重量部以下と、1種又は2種以上の樹脂材料からなると共に軟化点が125℃以上135℃以下である粘着性付与樹脂35重量部以上60重量部以下と、可塑剤1重量部以上15重量部以下とを配合することにより製造することができる。
スチレン系熱可塑性エラストマーは、ゴム弾性を有する熱可塑性エラストマーであり、ホットメルト型粘着剤組成物の主な構成材料として配合される。このスチレン系熱可塑性エラストマーは、粘着剤組成物に凝集力と柔軟性を付与するように作用する。
スチレン系熱可塑性エラストマーとしては、ポリスチレンブロック−ポリオレフィンブロック共重合体又は水素添加型のポリスチレンブロック−ポリオレフィンブロック共重合体を用いることができる。具体的には、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(以下、「SIS」と略記する。)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(以下、「SBS」と略記する。)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(以下、「SEPS」と略記する。)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(以下、「SEBS」と略記する。)等が挙げられる。スチレン系熱可塑性エラスマーとして、これらの1種のみを単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。
これらのスチレン系熱可塑性エラストマーは、ホットメルト型粘着剤組成物に要求される特性に応じて適宜選択される。例えば、粘着剤組成物の粘着力とタックを高めるためにはSISが好ましく用いられ、粘着剤組成物の粘着力を高めるためにはSBSが好ましく用いられ、粘着剤組成物の耐熱性を高めるためにはSEPSやSEBSが好ましく用いられる。
スチレン系熱可塑性エラストマー中のスチレン含有量は、10〜45重量%であることが好ましい。スチレン系熱可塑性エラストマー中のスチレン含有量が10重量%未満では耐熱性が低下し、スチレン系熱可塑性エラストマー中のスチレン含有量が45重量%を超える場合には再剥離性が低下してしまう。
スチレン系熱可塑性エラストマーのメルトフローレート(MFR)は、G条件(200℃・5kg)では1(g/10分)以上、25(g/10分)以下の範囲内にあることが好ましい。スチレン系熱可塑性エラストマーのMFRが1(g/10分)未満では、溶融粘度が高くなって塗工性が悪くなるという不具合がある。また、スチレン系熱可塑性エラストマーのMFRが25(g/10分)を超える場合には、耐熱性が不足するという不具合がある。
本発明のホットメルト型粘着剤組成物を製造するためのスチレン系熱可塑性エラストマーの配合量は、35重量部以上55重量部以下であり、好ましくは40重量部以上50重量部以下である。スチレン系熱可塑性エラストマーの配合量が35重量部未満では、ホットメルト型粘着剤組成物の凝集力が低下し易くなる。また、スチレン系熱可塑性エラストマーの配合量が55重量部を超える場合には、ホットメルト型粘着剤組成物の溶融粘度が高くなりすぎて塗工時の作業性が低下する。
粘着性付与樹脂は、ホットメルト型粘着剤組成物の粘着性や濡れ性を向上させると共に溶融粘度を低下させるように作用する。
粘着性付与樹脂としては、ロジン及びその誘導体、テルペン系樹脂及びその水素添加型樹脂、スチレン系樹脂、クマロン−インデン樹脂、ジシクロペンタジエン(DCPD)系樹脂及びその水素添加型樹脂、脂肪族系(C5系)石油樹脂及びその水素添加型樹脂、芳香族系(C9系)石油樹脂及びその水素添加型樹脂、及び、C5系−C9系の共重合石油樹脂及びその水素添加型樹脂等、通常使用される多くの粘着付与剤の中から、上記のスチレン系熱可塑性エラストマーとの相溶性が良好なものが選択される。これらの粘着性付与樹脂の中から1種を単独で用いてもよいし、2種以上を混合物として用いてもよい。
好ましい粘着性付与樹脂としては、再剥離性と、曲面及び凹凸面への接着性とのバランスの観点から、テルペン系樹脂及びその水素添加型樹脂、スチレン系樹脂、ジシクロペンタジエン(DCPD)系樹脂及びその水素添加型樹脂、脂肪族系(C5系)石油樹脂及びその水素添加型樹脂、芳香族系(C9系)石油樹脂及びその水素添加型樹脂、及び、C5系−C9系の共重合石油樹脂及びその水素添加型樹脂の群から選ばれる1種の樹脂又は2種以上の混合物を用いることが好ましい。
本発明においては、用いる粘着性付与樹脂の軟化点が125℃以上135℃以下の範囲内にあり、特に125℃以上130℃以下の範囲内にあることが好ましい。なお、本明細書でいう「軟化点」とは、JIS−K−2207−1996に規定された環球法により測定される温度をいう。
本発明のホットメルト型粘着剤組成物を構成する粘着性付与樹脂の配合量は、35重量部以上60重量部以下であり、好ましくは40重量部以上50重量部以下である。粘着性付与樹脂の配合量が35重量部未満では、ホットメルト型粘着剤組成物の粘着力が低下し易くなる。また、粘着性付与樹脂の配合量が60重量部を超える場合には、ホットメルト型粘着剤組成物の凝集力が低下し易くなる。
可塑剤は、ホットメルト型粘着剤組成物の溶融粘度を低下させると共に濡れ性を向上させるように作用する。可塑剤としては、ナフテン系オイル、パラフィン系オイル、アロマ系オイル等のオイル及びこれらを混合したオイル、及び、液状ポリブテン、液状イソポリブチレン等の液状ゴム等の群から選ばれる1種又は2種以上が用いられる。これらのうち、ベースポリマーであるスチレン系熱可塑性エラストマーに対する相溶性の観点から、ナフテン系オイルを用いることが好ましい。
本発明のホットメルト型粘着剤組成物を構成する可塑剤の配合量は、1重量部以上15重量部以下であり、好ましくは5重量部以上10重量部以下である。可塑剤の配合量が15重量部を超える場合には、ホットメルト型粘着剤組成物の凝集力が低下し易くなる。
本発明のホットメルト型粘着剤組成物には、粘着剤としての特性を損なわない範囲で、充填剤、界面活性剤、カップリング剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、着色剤等の添加剤を必要に応じて添加することができる。以下、各添加剤について簡単に説明する。
酸化防止剤としては、フェノール系、アミン系又はリン系の酸化防止剤を用いることができ、その配合量は上記のスチレン系熱可塑性エラストマー、粘着付与樹脂及び可塑剤の総量100重量部に対して0.1〜3.5重量部であることが好ましく、0.5〜3.5重量部であることがより好ましい。酸化防止剤の配合量が0.1重量部未満では、酸化防止効果が十分でなく、加熱時の安定性も向上し難い。また、酸化防止剤の配合量を3.5重量部より多くしても、それ以上の効果を得難い。
紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系、又はシアノアクリレート系等を用いることができ、その配合量は、上記のスチレン系熱可塑性エラストマー、粘着付与樹脂及び可塑剤の総量100重量部に対して0.1〜1.5重量部であることが好ましく、0.1〜1.2重量部であることがより好ましい。紫外線吸収剤の配合量が0.1重量部未満では、紫外線吸収効果が十分でなく、耐候性も向上し難い。また、紫外線吸収剤の配合量を3.5重量部より多くしても、それ以上の効果を得難い。
本発明のホットメルト型粘着剤組成物では、基材等への塗工し易さを考慮して、例えば180℃における溶融粘度が8,000mPa・s〜30,000mPa・sの範囲内にあることが好ましい。なお、この溶融粘度の測定は、ブルックフィールド型自動粘着計でスピンドルNo.27にて180℃で行った。
上述した本発明のホットメルト型粘着剤組成物は、スチレン系熱可塑性エラストマー、粘着付与樹脂及び可塑剤を上記配合割合で含有するので、粘着力と凝集力が高く、且つ粘着力と凝集力のバランスが適度に保たれる。このとき、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)と粘着付与樹脂(B)との含有比(A/B)について着目すれば、A/Bは10/17〜15/10の範囲内となる。
また、本発明のホットメルト型粘着剤組成物は、粘着性付与樹脂の軟化点が上記範囲内にあるので、40℃程度の高温下であっても凝集力が低下し難いという利点がある。また、粘着性付与樹脂の軟化点があまりに高いと粘着剤組成物の粘着力やタックが低下することがあるが、本発明のホットメルト型粘着剤組成物は、粘着性付与樹脂の軟化点が135℃以下であるので、粘着力やタックが低下し難いという利点がある。
(粘着シート)
次に、本発明の粘着シートについて図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の粘着シートの一例を示す断面図であり、基材2の片面に上記本発明のホットメルト型粘着剤組成物からなる粘着剤層3を備えている。
基材2は、粘着シート1の用途に応じて適宜選択され、例えば紙やプラスチックフィルム等を挙げることができる。紙としては通常の上質紙やコート紙等を用いることができる。プラスチックフィルムの材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール若しくはエチレン−ビニルアルコール共重合体等のオレフィン系樹脂、ポリフッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデン若しくはテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体等のフッ素系樹脂、ポリ塩化ビニル若しくはポリ塩化ビニリデン等の塩化ビニル系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリエーテルスルホン等のスルホン系樹脂、ポリエーテルエーテルケトン等のケトン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステル樹脂、又は、ポリアミド系樹脂等を用いることができる。特にオレフィン系樹脂は、粘着シート1の焼却時にダイオキシン等のガスの発生を抑制して環境安全性が向上するので、好ましく用いられる。プラスチックフィルムは、透明であっても着色されていてもよい。また、基材2は一層でも多層でもよいし、基材2に絵柄や文字等が印刷されていてもよい。
基材2の厚さは、通常20〜1000μmであり、粘着シート1の用途に応じて適宜選択される。
基材2は、JIS−K−7127−1999による引張特性の測定において、23℃、引張速度50mm/分の条件下で測定された引張破壊応力が50〜300MPaであることが好ましく、100〜200MPaであることがより好ましい。引張破壊応力が50MPa未満では、基材2の強度が低く、粘着シート1を剥離する際に基材2が材料破壊するおそれがある。なお、引張破壊応力は、JIS−K−7127−1999に従い、基材2を長さ200mm、幅25mmの試料片とし、恒温槽付き引張試験機(INSTRON社製、型番:5565)を用いて測定した公称応力である。
粘着剤層3は、加熱溶融した本発明のホットメルト型粘着剤組成物を剥離シートに塗工し、その塗工面に基材2を圧着し、その後剥離シートを剥がすことにより、その基材2上に形成される。
剥離シートとしては、通常使用される剥離紙の他、ポリエチレンテレフタレートフィルムの表面にフッ素系離型剤やシリコーン系離型剤を塗布した離型性フィルムを使用することができる。また、剥離シートのもう一方の側の面にも離型処理を施してもよく、それにより塗工された粘着剤のはみ出しによるブロッキングを避けることができる。剥離シートは、粘着シート1から剥がさずにそのまま設けられて粘着シートの一部を構成してもよい。その場合には、粘着シート1の使用時にその剥離シートが剥離される。
剥離シートへのホットメルト型粘着剤組成物の塗工方法としては、ダイコート法、ロールコート法等を用いることができる。粘着剤層3の厚さは、30〜150μmであることが好ましい。粘着剤層3の厚さが30μm未満では被着体への接着性が不足することがあり、粘着剤層3の厚さが150μmを超える場合には被着体からの再剥離性が不良となることがある。
粘着シート1の用途としては、日用品装飾用の粘着ラベルや梱包用の粘着テープの他、化粧シートや車両外装用シート等の特殊粘着シートとして用いられる。
本発明の粘着シート1は、粘着力と凝集力が高く且つそれらのバランスが適度に保たれた上記のホットメルト型粘着剤組成物からなる粘着剤層3を有するので、人為的に剥離される際の再剥離性に優れると共に、平面のみならず曲面や凹凸面に対する接着性に優れた粘着剤層を有する粘着シートである。こうした粘着シートは、化粧シートのように曲面や凹凸面に貼付される用途に好ましく用いられる。また、本発明の粘着シート1は、40℃程度の高温下でも凝集力が低下し難いホットメルト型粘着剤組成物からなる粘着剤層3を有するので、40℃程度の高温下で被着体に貼付された場合でも、粘着シートの接着性や再剥離性等が低下し難いという利点がある。
(粘着シートの具体例)
以下、本発明の粘着シートの具体例としての化粧シートについて説明する。図2は、化粧シートの一例を示す模式断面図である。
化粧シートは、住宅の内装等に使用され、具体的には、壁、天井、床等建築物の内装、窓枠、扉、手摺等の建具の表面化粧、家具、OA機器のキャビネット等の表面化粧、自動車、電車、航空機等の内装、窓ガラスの化粧等に使用される。
図2に示す化粧シート10は、化粧基材20と、その化粧基材20の一方の面に設けられた粘着剤層3とを有している。
化粧基材20の積層形態は特に限定されるものではないが、その一例として、フィルム状の支持体(支持フィルムともいう。)21の一方の面に、ベタインキ層22a及び絵柄インキ層22bからなるインキ層22と、接着剤層23と、透明樹脂層24と、凹陥部24aと、着色層24bと、プライマー層25と、表面保護層26とを順次有し、支持体21の他の一方の面に裏面プライマー層27を有するものを挙げることができる。粘着剤層3は、化粧基材20の裏面プライマー層27側の面に設けられている。なお、各層が形成される順序は特に限定されず、図2に示す配置関係であればよい。
支持体21は、オレフィン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等からなるシートやフィルム、有機樹脂からなる織布又は不織布、薄葉紙やクラフト紙等の紙、ビニル壁紙原反、無機質繊維からなるシートやフィルム、又は、金属箔等を用いることができるが、これに限定されるものではなく公知の樹脂を適用できる。また、必要に応じて着色剤、熱安定剤、難燃剤、紫外線吸収剤、ラジカル捕捉剤等が添加される。支持体21の厚さは、通常50〜200μmであり、好ましくは100μm程度である。なお、環境安定性の観点からオレフィン系樹脂が好ましく適用される。オレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン‐プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体又はオレフィン系熱可塑性エラストマー等を用いることができる。
支持体21の片面又は両面には易接着処理が施されることが好ましい。易接着処理としては、易接着層の形成、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理等が挙げられる。易接着層としては、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、塩素化ポリプロピレン、塩化ポリエチレン等を用いることができる。
インキ層22は、ベタインキ層22a及び/又は絵柄インキ層22bから構成される。ベタインキ層22aは、支持体21の地肌の隠蔽等の目的で設けられ、通常は模様のない全ベタ状の着色層として形成される。絵柄インキ層22bは、木目模様、石目模様等からなる模様又は色彩を有し、ベタインキ層22a上に、平面状、凹凸状、凸状の層として形成される。ベタインキ層22a及び/又は絵柄インキ層22bを有するインキ層22は、支持体21表面の全面に設けられてもよく、部分的に設けられてもよい。インキ層22を形成する塗工剤としては、環境安全性の向上の観点から有機溶剤が含まれない水性塗工剤を用いることが好ましい。水性塗工剤は、水性の樹脂と着色剤や架橋剤等の各種添加剤とを水等の溶媒に溶解又は均一に分散させたものである。なお、インキ層用の塗工剤としては、水性塗工剤の他に有機溶剤型塗工剤を用いることもできる。
インキ層の形成方法としてはロールコート法、カーテンフローコート法等の塗工手段を用いることができ、また、グラビア印刷法等の凸版印刷法、平版オフセット印刷法等の平版印刷法、シルクスクリーン印刷法等の孔版印刷法、静電印刷法、インキジェット印刷法等の印刷手段を用いることもできる。
接着剤層23は、インキ層22と透明樹脂層24との間に設けられて、インキ層22が形成された支持体21と透明樹脂層24との層間密着性を向上させるものであり、耐久性や長期に亘る外観維持性を向上させる作用がある。接着剤層23の形成にも、インキ層22と同様に、水性塗工剤や有機溶剤型塗工剤等を用いることができる。
透明樹脂層24は、インキ層22を擦り傷等から保護したり、化粧シート10の表面強度を向上させたり、塗装感を付与すること等を目的として、接着剤層23を介してインキ層22上に配置される。透明樹脂層24は、透明フィルム又は透明シートであってもよいし、透明樹脂を塗布等して形成したものであってもよい。透明樹脂層を構成する樹脂は特に限定されないが、透明ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂を好ましく挙げることができる。透明樹脂層24を形成する樹脂には、着色剤、充填剤、紫外線吸収剤、光安定剤又はマット剤等の公知の添加剤が必要に応じて添加されていてもよい。なお、透明樹脂層24は、2層以上の積層構造であってもよい。
凹陥部24aは、エンボス模様ともいわれ、図2に示すように、必要に応じて透明樹脂層24の表面に形成される。凹陥部24aとしては、例えば、木目導管溝、文字、幾何学模様等の模様を挙げることができ、その形成手段としては、例えば加熱加圧によるエンボス加工法やTダイ溶融押し出し法が挙げられる。
着色層24bは、凹陥部24aにワイピング法により形成される。着色層用の塗工剤として上述のインキ層用の水性塗工剤を用いると、環境安全性の点でより好ましい。
表面保護層26は、トップコート層又はオーバープリント層(OP層)ともいわれ、凹陥部24aやその凹陥部24aに形成された着色層24bの表面を被って、化粧シート10を保護することを目的として設けられる。表面保護層26には、水性塗工剤、有機溶剤型塗工剤、又は、活性エネルギー線硬化性の無溶剤型塗工剤等を用いることができる。
プライマー層25は、透明樹脂層24と表面保護層26との間に必要に応じて設けられて、透明樹脂層24と表面保護層26との密着性を向上させる役割を有する。プライマー層25を形成する塗工剤としては、水性塗工剤や有機溶剤型塗工剤等を用いることができる。
裏面プライマー層27は、支持体21と粘着剤層3との間の密着性を向上させて、本発明の化粧シート10を各種の被着体に接着させ易くすることを目的として、支持体21の裏面側に任意に形成される。裏面プライマー層27を形成する塗工剤としては、水性塗工剤や有機溶剤型塗工剤等を用いることができる。
粘着剤層3は、本発明のホットメルト型粘着剤組成物からなるものであり、裏面プライマー層27上に形成される。粘着剤層3は、加熱溶融した本発明のホットメルト型粘着剤組成物を剥離シートに塗工し、その塗工面に化粧基材20の裏面プライマー層27を圧着し、その後剥離シートを剥がすことにより、その基材2上に形成される。粘着剤層3の厚さは、接着性と再剥離性のバランスの観点から30〜150μmであることが好ましい。
以下に、実施例と比較例を挙げて、本発明について更に詳しく説明する。
(実施例1)
化粧シート用の化粧基材20として、透明樹脂シート24の一方の面にプライマー層23と絵柄層22bとがこの順で設けられ、透明樹脂シート24の他の一方の面に表面保護層26が設けられたものを作製した。透明樹脂シート24としては、透明ポリプロピレン(出光石油化学工業株式会社製、製品名:E−2600)中にベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(旭電化工業株式会社製、製品名:LA−36)を0.3重量%及びヒンダートアミン系ラジカル捕捉剤(旭電化工業株式会社製、製品名:LA−62)を0.3重量%含有させたものを、80μmの厚さとなるようにシート状に押出成形したものを用いた。この透明樹脂シート24の一方の面にコロナ放電処理を施し、その上にウレタンエラストマー(Tg:−45℃、重量平均分子量:40,000)とアクリル樹脂(Tg:100℃、重量平均分子量:50,000)との混合物を主剤とした樹脂成分にイソシアネート系架橋剤を添加したインキを用いてプライマー層23を形成した。そのプライマー層23上に、塩化ビニル系樹脂インキを用いて絵柄印刷を行うことにより柾目柄模様の絵柄層22bを形成し、その絵柄層22bを覆うようにチタン白を含有する白ベタインキを用いてベタ層22aを設けた。そのベタ層22a上に、裏面プライマー層27を有する支持フィルム21を接着剤層を介して貼り合わせた。次に、透明樹脂シート24の他の一方の面を木目導管模様の反転形状を有するエンボス版でエンボス加工し、その表面に凹陥部24aを形成し、その上にアクリルポリオール(Tg:90℃、重量平均分子量:80,000)100重量部にイソシアネート12重量部を加えた材料を用いて表面保護層26を形成し、化粧シート用の化粧基材を得た。
得られた化粧基材20は、厚さが0.14mmであり、JIS−K−7127−1999による引張試験において、23℃、引張速度50mm/分の条件下で測定した引張破壊応力が160MPaであった。この引張破壊応力は、JIS K7127−1999に従い、基材を長さ200mm・幅25mmの試料片とし、INSTRON社製の引張試験機(型番:5565)で測定して得た。
次に、ホットメルト型粘着剤組成物を調製した。ホットメルト型粘着剤組成物は、スチレン系熱可塑性エラストマーとしてSIS(日本ゼオン社製、商品名;QTC3450、スチレン含有量;19重量%、ジブロック含有量;30重量%、MFR;16g/10分)47重量部と、粘着性付与樹脂として水素添加型ジシクロペンタジエン樹脂(エクソンモービル社製、商品名;ECR5320、軟化点;125℃)36重量部及びα−メチルスチレン系樹脂(イーストマンケミカル社製、商品名;エンデックス155、軟化点;155℃)7重量部の2種混合物と、可塑剤としてナフテン系オイル(シェル化学社製、商品名;シェルフレックス371JY)10重量部とを溶融混練機に仕込み、180℃に加熱しつつ30分間混合することにより調製した。このホットメルト型粘着剤組成物の180℃での溶融粘度は14100mPa・sであった。なお、2種混合物である粘着性付与樹脂の軟化点は129℃であった。
溶融状態のホットメルト型粘着剤組成物を、厚さ50μmとなるように剥離シート(リンテック株式会社製、商品名:KP11マルD)の離型処理面にダイコーターで塗布し、その剥離シート上に粘着剤層を形成した。その後、予め準備した化粧基材20の裏面プライマー層27が形成された面と、この剥離シートの粘着剤層が形成された面とをラミネートし、実施例1の粘着シートである化粧シートを作製した。
(実施例2)
実施例1の粘着シートの作製において、スチレン系熱可塑性エラストマーとしてSIS(日本合成ゴム社製、商品名;JSR5250P、スチレン含有量;19重量%、ジブロック含有量;28重量%、MFR;8.5g/10分)44重量部と、粘着性付与樹脂として水素添加型芳香族系石油樹脂(荒川化学社製、商品名;アルコンP125、軟化点;125℃)20重量部、水素添加型ジシクロペンタジエン樹脂(エクソンモービル社製、商品名;ECR5320、軟化点;125℃)24重量部及びα−メチルスチレン系樹脂(イーストマンケミカル社製、商品名;エンデックス155、軟化点;155℃)6重量部の3種混合物と、可塑剤としてナフテン系オイル(シェル化学社製、商品名;シェルフレックス371JY)6重量部とを含むホットメルト型粘着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして実施例2の粘着シートである化粧シートを作製した。このホットメルト型粘着剤組成物の180℃での溶融粘度は11000mPa・sであった。なお、3種混合物である粘着性付与樹脂の軟化点は129℃であった。
(実施例3)
実施例1の粘着シートの作製において、スチレン系熱可塑性エラストマーとしてSIS(日本合成ゴム社製、商品名;JSR5250P、スチレン含有量;19重量%、ジブロック含有量;28重量%、MFR;8.5g/10分)42重量部と、粘着性付与樹脂として水素添加型芳香族系石油樹脂(荒川化学社製、商品名;アルコンP125、軟化点;125℃)21重量部、水素添加型ジシクロペンタジエン樹脂(エクソンモービル社製、商品名;ECR5320、軟化点;125℃)15重量部、α−メチルスチレン系樹脂(イーストマンケミカル社製、商品名;エンデックス155、軟化点;155℃)6重量部及び水素添加型テルペン系樹脂(ヤスハラケミカル社製、商品名;クリアロンP105、軟化点;105℃)8重量部の4種混合物と、可塑剤としてナフテン系オイル(シェル化学社製、商品名;シェルフレックス371JY)8重量部とを含むホットメルト型粘着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして実施例3の粘着シートである化粧シートを作製した。このホットメルト型粘着剤組成物の180℃での溶融粘度は12000mPa・sであった。なお、4種混合物である粘着性付与樹脂の軟化点は125℃であった。
(比較例1)
実施例1の粘着シートの作製において、スチレン系熱可塑性エラストマーとしてSIS(日本合成ゴム社製、商品名;JSR5250P、スチレン含有量;19重量%、ジブロック含有量;28重量%、MFR;8.5g/10分)23重量部と、粘着性付与樹脂として水素添加型ジシクロペンタジエン樹脂(エクソンモービル社製、商品名;ECR5320、軟化点;125℃)29重量部及び部分水素添加型芳香族系石油樹脂(荒川化学社製、商品名;アルコンM100、軟化点;100℃)20重量部の2種混合物と、可塑剤として液状ゴム(日本石油化学社製、商品名;PB300H)28重量部とを含むホットメルト型粘着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして比較例1の粘着シートである化粧シートを作製した。このホットメルト型粘着剤組成物の180℃での溶融粘度は3000mPa・sであった。なお、2種混合物である粘着性付与樹脂の軟化点は116℃であった。
(比較例2)
実施例1の粘着シートの作製において、スチレン系熱可塑性エラストマーとしてSIS(日本ゼオン社製、商品名;QTC3421、スチレン含有量;14重量%、ジブロック含有量;26重量%、MFR;10g/10分)33重量部と、粘着性付与樹脂として水素添加型ジシクロペンタジエン樹脂(エクソンモービル社製、商品名;ECR5320、軟化点;125℃)20重量部及び水素添加型テルペン系樹脂(ヤスハラケミカル社製、商品名;クリアロンP105、軟化点;105℃)24重量部の2種混合物と、可塑剤としてパラフィン系オイル(出光興産社製、商品名;ダイアナプロセスPW90)23重量部とを含むホットメルト型粘着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして比較例2の粘着シートである化粧シートを作製した。このホットメルト型粘着剤組成物の180℃での溶融粘度は10000mPa・sであった。なお、2種混合物である粘着性付与樹脂の軟化点は117℃であった。
(比較例3)
実施例1の粘着シートの作製において、スチレン系熱可塑性エラストマーとしてSIS(日本合成ゴム社製、商品名;JSR5250P、スチレン含有量;19重量%、ジブロック含有量;28重量%、MFR;8.5g/10分)21重量部と、粘着性付与樹脂として水素添加型芳香族系石油樹脂(荒川化学社製、商品名;アルコンP125、軟化点;125℃)30重量部、水素添加型ジシクロペンタジエン樹脂(エクソンモービル社製、商品名;ECR5320、軟化点;125℃)25重量部、α−メチルスチレン系樹脂(イーストマンケミカル社製、商品名;エンデックス155、軟化点;155℃)3重量部及び水素添加型テルペン系樹脂(ヤスハラケミカル社製、商品名;クリアロンP105、軟化点;105℃)15重量部の4種混合物と、可塑剤としてナフテン系オイル(シェル化学社製、商品名;シェルフレックス371JY)6重量部とを含むホットメルト型粘着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして比較例3の粘着シートである化粧シートを作製した。このホットメルト型粘着剤組成物の180℃での溶融粘度は5500mPa・sであった。なお、4種混合物である粘着性付与樹脂の軟化点は122℃であった。
(比較例4)
実施例1の粘着シートの作製において、スチレン系熱可塑性エラストマーとしてSIS(日本ゼオン社製、商品名;QTC3450、スチレン含有量;19重量%、ジブロック含有量;30重量%、MFR;16g/10分)35重量部及びSIS(日本ゼオン社製、商品名;QTC3421、スチレン含有量;14重量%、ジブロック含有量;26重量%、MFR;10g/10分)27重量部の2種と、粘着性付与樹脂として水素添加型ジシクロペンタジエン樹脂(エクソンモービル社製、商品名;ECR5320、軟化点;125℃)12重量部、α−メチルスチレン系樹脂(イーストマンケミカル社製、商品名;エンデックス155、軟化点;155℃)3重量部及び部分水素添加型芳香族系石油樹脂(荒川化学社製、商品名;アルコンM100、軟化点;100℃)10重量部の3種混合物と、可塑剤としてパラフィン系オイル(出光興産社製、商品名;ダイアナプロセスPW90)13重量部とを含むホットメルト型粘着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして比較例4の粘着シートである化粧シートを作製した。このホットメルト型粘着剤組成物の180℃での溶融粘度は25000mPa・sであった。なお、3種混合物である粘着性付与樹脂の軟化点は120℃であった。
(比較例5)
実施例1の粘着シートの作製において、スチレン系熱可塑性エラストマーとしてSIS(日本合成ゴム社製、商品名;JSR5250P、スチレン含有量;19重量%、ジブロック含有量;28重量%、MFR;8.5g/10分)45重量部と、粘着性付与樹脂として水素添加型芳香族系石油樹脂(荒川化学社製、商品名;アルコンP125、軟化点;125℃)15重量部、水素添加型ジシクロペンタジエン樹脂(エクソンモービル社製、商品名;ECR5320、軟化点;125℃)10重量部及びα−メチルスチレン系樹脂(イーストマンケミカル社製、商品名;エンデックス155、軟化点;155℃)20重量部の3種混合物と、可塑剤としてナフテン系オイル(シェル化学社製、商品名;シェルフレックス371JY)10重量部とを含むホットメルト型粘着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして比較例5の粘着シートである化粧シートを作製した。このホットメルト型粘着剤組成物の180℃での溶融粘度は13000mPa・sであった。なお、3種混合物である粘着性付与樹脂の軟化点は137℃であった。
(特性評価)
このようにして得られた実施例及び比較例の粘着シートについて以下の試験を行った。
<粘着力測定試験>
得られた粘着シートについて、JIS−Z−0237−2000に準拠し以下のようにして180°引き剥がし粘着力を測定し、平面に対する接着性を評価した。また、剥離した後の粘着シートと被着体を観察することにより、粘着シートの剥離形態を評価した。
先ず、粘着シートを幅25mm×長さ120mmの短冊状に加工した。次に、この粘着シートが有する剥離シートを剥がし、現れた粘着面を、表面を研磨したSUS板(SUS304板)に貼付面積が幅25mm×長さ50mmとなるように圧着した。その圧着は、2kgのローラーを用い、約300mm/分で1往復して行った。その後、粘着シートが貼付されたSUS板を24時間室温(約23℃)下に放置した。次に、万能引張試験機(インストロン社製、型番:5565)を用いて、23℃、剥離速度300mm/分の条件下で、粘着シートの180°引き剥がし粘着力を測定した。また、そのときの粘着シートの剥離形態を目視により観察した。また、上記試験における剥離時の温度条件を40℃として粘着シートの180°引き剥がし粘着力を測定し、そのときの粘着シートの剥離形態を目視により観察した。その結果を表1に示す。
なお、表中のかっこ内の符号は剥離形態を示し、「A」は粘着剤層とSUS板との界面で剥離した場合(界面剥離)を示し、「A/B」は粘着剤層とSUS板との界面で剥離した場合(界面剥離)と、粘着剤層の粘着剤が凝集破壊して剥離した場合(凝集剥離)との混合形態を示し、「B」は粘着剤層の粘着剤が凝集破壊して剥離した場合(凝集剥離)を示し、「C」は粘着剤層の粘着剤がSUS板表面に転移して剥離した場合(転移剥離)を示す。
<保持力測定試験>
得られた粘着シートについて、JIS−Z−0237−2000に準拠し、以下のようにしてせん断保持力測定試験を行い、各実施例及び比較例におけるホットメルト型粘着剤組成物の凝集力を評価した。
先ず、粘着シートを幅25mm×長さ120mmの短冊状に加工した。次に、この粘着シートが有する剥離シートを剥がし、現れた粘着面を、表面を研磨したSUS板(SUS304板)に貼付面積が幅25mm×長さ25mmとなるように圧着した。その圧着は、2kgのローラーを用い、約300mm/分で1往復して行った。その後、粘着シートが貼付されたSUS板を40℃の下1時間放置した。次に、粘着シートが貼付されたSUS板を鉛直に設置し、その粘着シートの端部に1kgの重りをぶら下げて40℃の下で24時間放置し、24時間の間に粘着シートがSUS板から剥離することによる重りの落下があるか否かを調べた。このとき、重りが落下しなかった場合は、粘着シートが長さ方向にずれた距離を測定し、重りが落下した場合は、落下するまでに要した時間を測定した。その結果を表1に示す。重りが落下しなかった場合は○、落下した場合は×で示した。また、表1中のかっこ内には、重りが落下しなかった場合においては粘着シートが長さ方向にずれた距離を示し、重りが落下した場合においては落下するまでに要した時間を示した。
<定荷重剥離試験>
得られた粘着シートについて、下記手順にて定荷重剥離試験を行い、曲面や凹凸面に対する接着性を評価した。
先ず、粘着シートを、幅25mm×長さ120mmの短冊状に加工した。次に、JIS−Z−0237−2000に準拠して、この粘着シートが有する剥離シートを剥がし、現れた粘着面を、表面を研磨したSUS板(SUS304板)に貼付面積が幅25mm×長さ50mmとなるように圧着した。その圧着は、2kgのローラーを用い、約300mm/分で1往復して行った。その後、粘着シートが貼付されたSUS板を40℃の下で20分間放置した。次に、SUS板の粘着シートが貼付されている面を下方に向け水平に設置し、SUS板に貼付されていない部位の粘着シートの端に200gの重りをぶら下げ、これらを40℃の下で1時間放置し、1時間の間に試験シートがSUS板から剥離することによる重りの落下があるか否かを調べた。このとき、重りが落下しなかった場合は、粘着シートが長さ方向に剥離した距離を測定し、重りが落下した場合は、落下するまでに要した時間を測定した。その結果を表1に示す。重りが落下しなかった場合は○、落下した場合は×で示した。また、表1中のかっこ内には、重りが落下しなかった場合は粘着シートが長さ方向に剥離した距離を示し、重りが落下した場合は落下するまでに要した時間を示した。
Figure 2006143870
(評価結果)
実施例1〜3の粘着シートは、定荷重剥離試験において所定の時間内に重りが落下しなかったので、平面に対してだけでなく曲面や凹凸面に対する接着性に優れるものと推察された。特に、実施例1〜3の粘着シートは、40℃の下での定荷重剥離試験において良好な結果を示したので、高温下で曲面や凹凸面に貼付された場合でも剥離し難いものと推察された。また、実施例1〜3の粘着シートは、粘着力測定試験において界面剥離を示したので、再剥離性に優れるものと推察された。更に、実施例1〜3のホットメルト型粘着剤組成物は、40℃の条件下での保持力が高く、高温下でも凝集力が高かった。なお、実施例1〜3のホットメルト型粘着剤組成物は、180℃での溶融粘度が粘着剤組成物を基材に塗工し易い範囲内にあるので、作業性も良好であることがわかった。
これに対し、比較例1〜5の粘着シートは、定荷重剥離試験において所定の時間内に重りが落下してしまったので、曲面や凹凸面に対する接着性に劣るものと推察される。また、比較例1〜3のホットメルト型粘着剤組成物は、保持力測定試験において粘着シートが所定の時間内に重りが落下してしまったことから、高温下で凝集力が低いことが確認された。
本発明の粘着シートの一例を示す断面図である。 本発明の粘着シートである化粧シートの一例を示す断面図である。
符号の説明
1 粘着シート
2 基材
3 粘着剤層
10 化粧シート
20 化粧基材
21 支持体
22 インキ層
22a ベタインキ層
22b 絵柄インキ層
23 接着剤層
24 透明樹脂層
24a 凹陥部
24b 着色層
25 プライマー層
26 表面保護層
27 裏面プライマー層

Claims (5)

  1. スチレン系熱可塑性エラストマー、粘着性付与樹脂及び可塑剤を含み、当該スチレン系熱可塑性エラストマー(A)と粘着性付与樹脂(B)との含有比(A/B)が10/17〜15/10の範囲内であり、当該粘着性付与樹脂が1種又は2種以上の樹脂材料からなると共に125℃以上135℃以下の軟化点を有し、180℃での溶融粘度が8000mPa・s以上30000mPa.s以下であることを特徴とするホットメルト型粘着剤組成物。
  2. 前記スチレン系熱可塑性エラストマーが、スチレンを10〜45重量%含有する1種又は2種以上のブロック共重合体からなると共にメルトフローレート(200℃、5kg)が1(g/10分)以上〜25(g/10分)以下であり、
    前記可塑剤が、ナフテン系オイルであることを特徴とする請求項1に記載のホットメルト型粘着剤組成物。
  3. スチレンを10〜45重量%含有する1種又は2種以上のブロック共重合体からなると共にメルトフローレート(200℃、5kg)が1(g/10分)以上〜25(g/10分)以下であるスチレン系熱可塑性エラストマー35重量部以上55重量部以下と、1種又は2種以上の樹脂材料からなると共に軟化点が125℃以上135℃以下である粘着性付与樹脂35重量部以上60重量部以下と、可塑剤1重量部以上15重量部以下とを配合することを特徴とするホットメルト型粘着剤組成物の製造方法。
  4. 基材と、該基材上に形成された粘着剤層とを有する粘着シートであって、当該粘着剤層が、請求項1又は2に記載のホットメルト型粘着剤組成物からなることを特徴とする粘着シート。
  5. 前記基材が化粧基材であることを特徴とする請求項4に記載の粘着シート。
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