JP2006143378A - 搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シート状媒体の搬送方向を切り換えて搬送する機能を有する搬送装置であって、シート状媒体の搬送方向を切り換えるシート状媒体を挟持搬送する一対のローラからなり正転逆転可能な搬送ローラと、該搬送ローラの近傍の合流部で合流する2つのシート搬送路を有する搬送装置において、構成簡易にしてメンテナンスも容易な搬送装置及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 搬送ローラの軸81上に回動支点を持ち合流部22で実線で示す搬送路遮断位置と、例えば、2点鎖線で示す遮断の解除位置とで該揺動可能な搬送ガイド部材20を設けた。
【選択図】図2
【解決手段】 搬送ローラの軸81上に回動支点を持ち合流部22で実線で示す搬送路遮断位置と、例えば、2点鎖線で示す遮断の解除位置とで該揺動可能な搬送ガイド部材20を設けた。
【選択図】図2
Description
本発明は、シート状媒体の搬送方向を切り換えて搬送する機能を有する搬送装置及び該搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置においてシート状媒体の搬送方向を切り換えて搬送する搬送装置として種々の形式のものがある。代表的な形式としては、シート状媒体たる記録紙に画像が形成され、さらに、定着された後に、該記録紙を反転ローラによって反転させて搬送方向を切り換えて搬送させる方式がある。
また、画像形成装置において、紙葉類を複数の搬送経路に選択的に分岐搬送する際に、搬送経路を切り換える手段としてソレノイドで駆動される切り換えガイドを使用する例がある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、切り換えガイドをソレノイドで駆動する上記特許文献1記載の技術では、ソレノイドを使用するため電気制御が必要になり装置が複雑となる。また、ソレノイドには寿命があり一定の時間後は部品の交換を要する。
本発明は、構成簡易にしてメンテナンスも容易な搬送装置及び画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を達成するため以下の構成とした。
本発明に係る搬送装置は、シート状媒体の搬送方向を切り換えて搬送する機能を有し、シート状媒体を挟持搬送する一対のローラからなり正転逆転可能な搬送ローラと、該搬送ローラ近傍の合流部で合流する2つのシート搬送路を有する搬送装置において、前記搬送ローラの軸上に回動支点を持ち前記合流部で揺動可能な搬送ガイド部材を設けた(請求項1)。
ここで、前記搬送ガイド部材は、揺動態位により前記2つのシート搬送路間の連通を遮断すると同時に一方のシート搬送路の一部を構成する第1の状態と、前記遮断が解除される第2の状態をとり得ることとするとよい。また、前記搬送ローラが正転するとき前記搬送ガイド部材は前記第1の状態にあり、前記搬送ローラが逆転するとき前記搬送ガイド部材は前記第2の状態になるようにした。
前記搬送ガイド部材は前記搬送ローラの軸に対して空転可能な構成であり、前記搬送ガイド部材の自重による回転モーメントを受けるストッパで止められることにより前記搬送ガイド部材は前記第1の状態をとる構成とすることができるし、或いは、前記回動支点には、一方向のみ回動を自在とした回動規制部材と、前記回動規制部材と連結し前記搬送ガイド部材の動作により前記搬送ローラに所定以上のトルクがかかると空転するトルクリミッタが設けられている構成を採用することができる。そして、かかる搬送装置を画像形成装置に備えることとした。
本発明に係る搬送装置は、シート状媒体の搬送方向を切り換えて搬送する機能を有し、シート状媒体を挟持搬送する一対のローラからなり正転逆転可能な搬送ローラと、該搬送ローラ近傍の合流部で合流する2つのシート搬送路を有する搬送装置において、前記搬送ローラの軸上に回動支点を持ち前記合流部で揺動可能な搬送ガイド部材を設けた(請求項1)。
ここで、前記搬送ガイド部材は、揺動態位により前記2つのシート搬送路間の連通を遮断すると同時に一方のシート搬送路の一部を構成する第1の状態と、前記遮断が解除される第2の状態をとり得ることとするとよい。また、前記搬送ローラが正転するとき前記搬送ガイド部材は前記第1の状態にあり、前記搬送ローラが逆転するとき前記搬送ガイド部材は前記第2の状態になるようにした。
前記搬送ガイド部材は前記搬送ローラの軸に対して空転可能な構成であり、前記搬送ガイド部材の自重による回転モーメントを受けるストッパで止められることにより前記搬送ガイド部材は前記第1の状態をとる構成とすることができるし、或いは、前記回動支点には、一方向のみ回動を自在とした回動規制部材と、前記回動規制部材と連結し前記搬送ガイド部材の動作により前記搬送ローラに所定以上のトルクがかかると空転するトルクリミッタが設けられている構成を採用することができる。そして、かかる搬送装置を画像形成装置に備えることとした。
この発明では、構成範囲にしてメンテナンスも容易な搬送装置及びかかる搬送装置を具備した画像形成装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態を説明する。
[1]この発明の適用が可能な画像形成装置の概要
本発明における画像形成装置は電子写真プロセスを利用するもので、その基本動作を図1に基づいて説明する。給紙部2に配置された給紙トレイの底板3上のシート状媒体(以下、記録紙という。)Sは給紙コロ4により送り出され、略三角形状をしたガイド11の左斜面と板状ガイド12との対向間で形成される搬送路を経て上方の画像形成部へと搬送される。
[1]この発明の適用が可能な画像形成装置の概要
本発明における画像形成装置は電子写真プロセスを利用するもので、その基本動作を図1に基づいて説明する。給紙部2に配置された給紙トレイの底板3上のシート状媒体(以下、記録紙という。)Sは給紙コロ4により送り出され、略三角形状をしたガイド11の左斜面と板状ガイド12との対向間で形成される搬送路を経て上方の画像形成部へと搬送される。
画像形成部は図示するようにドラム状をした感光体5及び該感光体5の周囲に配置された図示省略の帯電器、現像装置、クリーニング装置等および転写手段としての転写ローラ13等からなり、また、感光体5に対する光像の露光手段として図示省略のレーザービームによる光走査装置が装備されている。原稿は図示しないスキャナ部で読み取られ、この読み取られた原稿の画像情報は電気信号に変換されて画像データとして記憶される。
記録された画像データは必要に応じて上記光走査装置に送られ、画像情報として感光体5に書き込まれるようになっている。これらの構成については、周知であるので詳細な説明は省略する。画像形成時には上記画像データは光走査装置から画像情報を含む走査光として感光体5上に走査されて静電潜像が形成され、さらに図示しない現像装置等によりトナーにより感光体5上で顕像化される。底板3から1枚分離して送り出された記録紙Sは図示しないレジストローラで一旦送りが停止され、送り出しのタイミングを調整されて送り出され、転写ローラ13と感光体5とが対向する転写部で記録紙Sに転写される。
転写部を出た用紙Sは定着装置6を通過する間に加熱加圧されて画像が定着され、ガイド板7a、7bの対向空間及びその延長上ガイド板7aに沿うシート搬送路7を含むシート搬送路を通り、記録紙Sを挟持搬送するローラ8a、8bの1対からなる搬送ローラ8の回転により排紙部9に向けて送り出される。本例では、ガイド板7a、7bは略上下方向に対向して配置されている。
記録紙Sを排紙部9へ向けて送るときの搬送ローラ9の回転方向をここでは正転とする。つまり、1対のローラのうち、上側に配置されたローラ8aについては時計回りの回転を正転とし、ローラ8aにより連れ回る下側のローラ8bについては反時計回りの回転を正転とする。
図1に示した画像形成装置において、片面画像モードでは、記録紙Sの片面に画像形成する場合は上記のプロセスで記録紙Sを画像形成部での1回通紙だけで排紙部9に排紙されて画像形成工程は終了するが、両面画像モードが選択された場合には、記録紙Sを搬送ローラ8の部位で該搬送ローラ8を正転(ローラ8aは時計回りの向きの回転、ローラ8bは反時計回りの向きの回転)する搬送途中で逆転(ローラ8aは反時計回りの向きの回転、ローラ8bは時計回りの向きの回転)させて所謂スイッチバックさせて機内に戻し、搬送により再度画像形成部に送り裏面に画像を転写してから排紙部9に送り出す。
かかる反転搬送を行なうため、搬送ローラ8の近傍に反転搬送される記録紙を搬送するためのもう一つのシート搬送路(両面画像形成用の搬送路)を設けている。このシート搬送路は搬送ローラ8の近傍部でその一端側が前記したガイド板7aに対向するガイド板10aと、このガイド10aと対向するガイド板10bとの対向空間及びガイド板10aに沿って搬送ローラ8に至る搬送路で構成される。ここで、ガイド板10aとガイド板10bとは共に上に凸に湾曲していてる。
ガイド板7aはその端部が下側のローラ8bの周面(好ましくはニップ部の近傍)に近接しており、ガイド板10aはその端部が上側のローラ8aの周面(好ましくはニップ部の近傍)に近接している。搬送ローラ8の近傍では、ガイド板10aとガイド板7aが直接対向する関係にあり、この対向空間はシート搬送路7とシート搬送路10とが合流する合流部22を構成している。図1に示す例では、合流部22は後述する搬送ガイド部材20(実線で示す。)により二分されている。
搬送ローラ8で反転された記録紙Sは、搬送ローラ対15、16、17を経て略三角形状のガイド11の右斜面と板状ガイド18との対向間で形成される搬送路を経て再度画像形成部へと搬送され残る片面に画像画形成されてシート搬送路7をたどり、正転される搬送ローラ8を経て排紙部9に送り出される。
[2]第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態例を図1乃至図3に基づいて説明する。図1に示した搬送ローラ8及びその近傍のシート搬送路を拡大し示したのが図2において、搬送ローラ8aは図示しない駆動装置より駆動力を受けて回動するようになっている。この搬送ローラ8aと一体的な軸81には、該軸81上に回動支点を有する搬送ガイド部材20が揺動可能に設けられている。
本発明の第1の実施の形態例を図1乃至図3に基づいて説明する。図1に示した搬送ローラ8及びその近傍のシート搬送路を拡大し示したのが図2において、搬送ローラ8aは図示しない駆動装置より駆動力を受けて回動するようになっている。この搬送ローラ8aと一体的な軸81には、該軸81上に回動支点を有する搬送ガイド部材20が揺動可能に設けられている。
図3に示すように搬送ガイド部材20は板状の部材であり軸81上に間隔をおいて複数設けられている。搬送ガイド部材20は、その基端部が軸81に空転可能に嵌合していて、かつ、軸方向にずれないように周知の手段、例えば段部により軸方向上での位置がずれないように保持されている。搬送ガイド部材20は軸81に対して空転可能であるため、自重による回転モーメントで回転するが、図1、図2で示すようにこの回動はガイド板7bとガイド板10bとの境界部に形成された突起状のストッパ21で受け止められる。このストッパ21で受け止められた状態およびこれに近い状態(搬送ガイド部材20の自由端部が浮き上がっても少なくとも記録紙Sの先端部をシート搬送路7からシート搬送路10へ抜けさせない状態)を第1の状態という。
搬送ガイド部材20は軸81に空転可能に枢着されていて、軸81上に回動支点を有し合流部22内で揺動可能である。この揺動の下限はストッパ21で係止される位置であり、上限は図2に2点鎖線で示すように上側のガイド板10aに当接した位置である。
搬送ガイド部材20は第1の状態では、その揺動態位によりシート搬送路7、シート搬送路10の2つのシート搬送路間の連通を遮断すると同時に、一方のシート搬送路7の一部、厳密にはシート搬送路7の延長であってガイド7aに沿い搬送ローラ8のニップ部に至るシート搬送路を構成する。また、搬送ガイド部材20はその自由端部がストッパ21から離間する向きに回転されるとき、前記遮断が解除される第2の状態をとることができる。
図1において、転写ローラ13が感光体5と対向している転写部を通過した記録紙Sは定着装置6に設けられた加熱ローラ、加圧ローラの1対からなる定着ローラを通過する間に定着されて送り出され、かつ定着ローラにより搬送力を得て搬送ローラ8に向けて送られる。ここで、画像定着後の記録紙Sは水分の蒸発により記録紙Sの丸まり(以後カールと称する)が生じる。このカールの方向は環境条件により一定していない。
ここで、仮に本発明にかかる搬送ガイド部材20が無い状態を想定すると、記録紙Sの先端部のカールの向きが図2に実線で示すように右向きに湾曲している場合には所望する搬送ローラ8に向かわずにシート搬送路10側へ回り込んでしまう不都合を生じる。
しかし、本例のように、搬送ローラの軸81上に回動支点を持ち合流部22中で揺動可能な搬送ガイド部材20を設けた構成では、該搬送ガイド部材20が第1の状態においてその揺動態位によりシート搬送路7とシート搬送路10間の連通を遮断すると同時にシート搬送路7の延長である搬送ローラ8に至るシート搬送路を構成することで、かかるカールした記録紙Sであっても、該搬送ガイド部材20にその先端部を沿わせつつ2点鎖線で示すようにカールが矯正される傾向を呈しつつ確実に搬送ローラ8に向けて搬送される。
記録紙Sに与えられる搬送力は定着ローラからでもよいし、或いは、搬送経路が長い場合は、適宜設けられる駆動力を有する搬送ローラからであってもよい。ここで、搬送ガイド部材20の自重による回転モーメントは記録紙Sの搬送力より大きいものとし記録シートSにより押し上げられて該記録紙Sをシート搬送路10側へ通過させることがないように設定しておくことは勿論である。
当該画像形成装置で片面画像モードが選択されている場合、或いは、両面画像モードでも両面の画像形成が済んでいる状態の記録紙Sの場合は、正転する搬送ローラ8により排紙部9に送り出されるが、両面画像モードで最初の片面画像の形成が済んだ状態の場合には、シート搬送路7の途中に設けられた図示しないセンサにより記録紙Sの後端部が検知された時点からカウントして該後端部が合流部22に達したことが図示しない制御部で判断された時点で搬送ローラ8が逆転する。
逆転するとき(逆転中)には、記録紙Sはそれまでとは逆向きに搬送されるようになり、それまで記録紙Sの後端部だった部位が搬送方向の先端部となり、この先端部が紙の腰を利用して搬送ガイド部材20を押し動かしてそれまでのシート搬送路10の遮断状態を解除し搬送路が開かれ、記録紙Sは再び機内に戻りシート搬送路10(両面経路)に至り、さらに搬送ローラ対15、16、17等を経て画像形成部に搬送される。
このように、シート搬送路8を下方から送られてきた記録紙Sは搬送ガイド部材20により、記録紙Sのカールがあってもシート搬送路10(両面経路)に搬送されることなく搬送ローラ8へ向けて搬送される。また、搬送ローラ8が逆転した後も搬送ガイド部材20とストッパ21部(ガイド板7bとガイド板10bとの境界部)との隙間よりシート搬送路10(両面経路)に搬送される。
かかる構成では、搬送ガイド部材20の位置制御についてソレノイド等の動力源は必要なく、自重や搬送ローラ8の回転力を利用するのであるから、構成簡易にしてメンテナンスも容易な搬送装置及び画像形成装置を提供することができる。なお、搬送ガイド部材20は、上に凸に湾曲した形状にすれば記録紙Sの先端部を円滑に搬送ローラ8に向けて案内することができる。また、搬送ガイド部材20の基端部を肉厚にして搬送ローラ8のニップ部に近づくように構成すれば、記録紙Sの先端部をより円滑に導くことができる。
また、本例では、搬送ローラの軸81上に回動支点を持つ搬送ガイド部材20を設けているので、記録紙Sのカールによる搬送不良を防止でき、且つ電気部品を用いる必要がないので、装置を簡略化でき、かつ、電気部品をおくスペースが要らなくなるため装置を小型にすることができる。
[3]第2の実施の形態
本実施の形態例では、図4に示すように、図1に示した搬送ガイド部材20に代えて該搬送ガイド部材20に類似した形状の搬送ガイド部材200が軸81に対して取り付けられる。搬送ガイド部材200の基端部は軸81に取り付けられている。搬送ガイド部材200の基端部は軸81に嵌合しており、直接、軸81と接触する部位には一方向のみ回動を自在とした回動規制部材、つまり、本例ではワンウェイクラッチ231が嵌合して設けられ、さらにこのワンウェイクラッチ231の外周部にはワンウェイクラッチ231と連結し搬送ガイド部材200の動作により搬送ローラ8に所定以上のトルクがかかると空転するトルクリミッタ241が設けられ、このトルクリミッタ241の外周を包むようにして搬送ガイド部材200の基端部が構成されている。
本実施の形態例では、図4に示すように、図1に示した搬送ガイド部材20に代えて該搬送ガイド部材20に類似した形状の搬送ガイド部材200が軸81に対して取り付けられる。搬送ガイド部材200の基端部は軸81に取り付けられている。搬送ガイド部材200の基端部は軸81に嵌合しており、直接、軸81と接触する部位には一方向のみ回動を自在とした回動規制部材、つまり、本例ではワンウェイクラッチ231が嵌合して設けられ、さらにこのワンウェイクラッチ231の外周部にはワンウェイクラッチ231と連結し搬送ガイド部材200の動作により搬送ローラ8に所定以上のトルクがかかると空転するトルクリミッタ241が設けられ、このトルクリミッタ241の外周を包むようにして搬送ガイド部材200の基端部が構成されている。
ここで、ワンウェイクラッチ231は搬送ガイド部材200に対して軸81が矢印251で示す正転を許容し、矢印252で示す逆転時には搬送ガイド部材200と一体化される機能を有する。また、トルクリミッタ241は搬送ローラ8に所定以上のトルクがかかると空転する機能を有する。
ワンウェイクラッチ231はローラ8aの軸81が矢印252で示す反時計回りに回転するときに軸81と搬送ガイド部材200をロックして一体的に回転するように設定されている。またトルクリミッタ141は搬送ローラ8aを駆動する図示しない駆動装置が動くのに可能な大きさのトルクに設定されている。
以上の構成により記録紙Sが搬送ローラ8が正転する時には、搬送ガイド部材200はワンウェイクラッチ231の機能により自重によりその自由端部がストッパ21に係止されて、該搬送ガイド部材200は前記図2において実線で示した搬送ガイド部材20と同様にシート搬送路7とシート搬送路10とを遮断する位置まで回動しその回動位置で位置が保持される。
そして、ローラ8(軸81)が矢印252で示す向きに逆転するときはワンウェイクラッチ231により軸81と搬送ガイド200がロックされて一体的となり反時計回りに回動することにより搬送ガイド部材200によるシート搬送路の遮断状態が解除されて開口の大きい搬送経路ができる。
搬送ガイド部材200は図2に2点鎖線で示す搬送ガイド部材20と同様の位置まで回転し、搬送ガイド部材12がガイド板10aに当接するとトルクリミッタ241の機能により搬送ガイド部材200とワンウェイクラッチ213間が滑り、ローラ8a駆動の負荷を低減させる。
かかる構成による搬送ガイド部材200の動作は、前記第1の実施の形態における搬送ガイド部材20と同じように、2つのシート搬送路間の連通を遮断する第1の状態と該遮断が解除される第2の状態をとるが、異なるのは、第2の状態で搬送ガイド部材200が記録紙Sの搬送力で持ち上げられるのでなくて、軸81の回転力による点であり、これにより記録紙Sに対する負担が軽減される。
搬送ガイド部材200の回動支点にワンウェイクラッチ213と、ワンウェイクラッチ213と連結し搬送ガイド部材200の回動動作により搬送ローラ8に所定以上のトルクがかかると空転するトルクリミッタ241を設けているので、開口の大きい搬送経路を取ることができこれにより大きなカールに対応することができる。
画像形成装置において、前記第1の実施の形態は格別の駆動手段を要しない点で極めて構成が簡易であり、前記第2の実施の形態においてもこの点は同様であり、何れの実施の形態においても構成簡易でメンテナンスも容易な搬送装置および、該搬送装置を具備した画像形成装置を提供することができる。
81 搬送ローラの軸
20、200 搬送ガイド部材
20、200 搬送ガイド部材
Claims (6)
- シート状媒体の搬送方向を切り換えて搬送する機能を有する搬送装置であって、シート状媒体を挟持搬送する一対のローラからなり正転逆転可能な搬送ローラと、該搬送ローラ近傍の合流部で合流する2つのシート搬送路を有する搬送装置において、
前記搬送ローラの軸上に回動支点を持ち前記合流部で揺動可能な搬送ガイド部材を設けたことを特徴とする搬送装置。 - 請求項1記載の搬送装置において、
前記搬送ガイド部材は、揺動態位により前記2つのシート搬送路間の連通を遮断すると同時に一方のシート搬送路の一部を構成する第1の状態と、前記遮断が解除される第2の状態をとり得ることを特徴とする搬送装置。 - 請求項2記載の搬送装置において、
前記搬送ローラが正転するとき前記搬送ガイド部材は前記第1の状態にあり、前記搬送ローラが逆転するとき前記搬送ガイド部材は前記第2の状態になることを特徴とする搬送装置。 - 請求項3記載の搬送装置において、
前記搬送ガイド部材は前記搬送ローラの軸に対して空転可能な構成であり、前記搬送ガイド部材の自重による回転モーメントを受けるストッパで止められることにより前記搬送ガイド部材は前記第1の状態をとることを特徴とする搬送装置。 - 請求項3記載の搬送装置において、前記回動支点には、一方向のみ回動を自在とした回動規制部材と、前記回動規制部材と連結し前記搬送ガイド部材の動作により前記搬送ローラに所定以上のトルクがかかると空転するトルクリミッタが設けられていることを特徴とする搬送装置。
- 請求項1乃至5の何れかに記載の搬送装置を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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