JP2006143352A - 乗客コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】照明手段を用いて確実かつ安全に乗客を案内する。
【解決手段】乗客コンベア100では、踏段1a、…の乗客乗載面2a、…の縁部にデマケーション4a、5a、6aa、6ab、…が形成されている。側部のデマケーションの上方または斜め上方には、このデマケーションを発光させる紫外線発光LED12aa、12ab、…が静止配置されている。乗客乗載面の内部の部分には、紫外線吸収体が混入あるいは塗布されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗客を自動的に移動させる乗客コンベアに係り、特にその案内装置に関する。
従来の乗客コンベアの例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の乗客コンベアでは、照明が消えた状態でも乗客の安全を確保できるようにするため、表面にクリート凹部が形成され、乗客を乗せて移動する踏板と、クリート凹部と噛み合うように昇降口に配置されたコムとを備えている。そして照明が消えた状態で、乗客の安全を確保するために、コムの表面の一部または全部に蓄光材を設けている。これにより、照明が消えた状態でも、蓄光材が発光して、構成部材等の視認が可能になる。
従来の乗客コンベアの他の例が、特許文献2に記載されている。この公報に記載の乗客コンベアでは、踏段の踏板上に太陽電池と多数の発光ダイオードを埋め込むとともに蓄電池を踏段装置内部に取り付けている。太陽光または電灯により太陽電池が発電し、これを蓄電池に蓄電して、スイッチを介して発光ダイオードを発光させ、踏段を照明している。
特開平10−45363号公報
特開平5−162963号公報
上記特許文献1に記載の蓄光材を用いた乗客コンベアでは、照明が消えたときには発光により周囲状況を乗客に知らせることも可能であるが、照明を必要としない程度の暗さや照明を用いたときのような通常運転時には、蓄光材の輝度が小さく、弱視者のような真に案内手段を必要とする人への考慮が不十分であった。また、蓄光材による発光では、発光が受動的であるから光の強さを制御することが困難であり、ほぼ同じ強度の光しか発光できなかった。
また、多数のLEDを踏板に埋め込み、そのLEDに電力を供給する電源をも踏段装置内部に取り付ける特許文献2の方法においては、絶えず移動する踏段にこれらの部品を組み込まねばならず、構造が複雑になり、保守および据付作業に多大な時間が必要になる。また移動により踏段の姿勢が変化するから、踏段の姿勢の変化にも耐える取り付け構造が必要となり、装置重量が増大する恐れがある。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであって、その目的は、照明手段を用いて乗客を確実かつ安全に、乗り場位置から乗客コンベアへまたは乗客コンベアから降り場位置に案内することにある。本発明の他の目的は、乗客コンベアの踏段重量を低下し、保守性を向上させることにある。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、踏段の上面である乗客乗載面の四周に乗載位置を示すデマケーションが形成された乗客コンベアにおいて、デマケーションを紫外線発光物質で形成し、この紫外線発光物質に紫外線を照射する紫外線照射手段を踏段の上方または斜め上方に静止配置したものである。
そしてこの特徴において、デマケーションは無限ループを形成する多数の踏段の全てに形成されており、紫外線照射手段はこの無限ループの進行方向に沿って複数配置されているのがよく、紫外線照射手段を無限ループの進行に同期して点滅させる制御手段を設けるのがよい。また、デマケーションは、乗客乗載面に塗布または乗客乗載面を形成する部材に混入した無機蛍光塗料から作成されており、このデマケーションが形成されていない乗載面部分に紫外線反射物質を塗布または混入するのが好ましい。複数の踏段で乗客乗載面を作成し、この拡大された乗客乗載面の四周を照射し、内部への照射を停止するよう制御手段が制御して車椅子用のデマケーションとしてもよい。
上記目的を達成する本発明の他の特徴は、乗客を乗載する乗客乗載面および隣り合う乗客乗載面同士を閉塞する蹴込板を有し循環駆動される踏段と、この踏段と同期して循環駆動される手摺とを備えた乗客コンベアにおいて、乗客コンベアの移動しない静止部にエネルギー波発生手段を、乗客乗載面の縁部にこのエネルギー波発生手段が発生したエネルギー波を受波すると発光する発光体を混入あるいは塗布してデマケーションを形成したものである。
そしてこの特徴において、乗客コンベアは、手摺を支持する欄干と、この欄干の下部に当接する外デッキおよび内デッキと、この内デッキと踏段間を上下方向に閉塞するスカートガードとを有し、エネルギー波発生手段は紫外線発光LEDであり、この紫外線発光LEDをスカートガードの上部と内デッキの下部間に配置するのがよく、乗客コンベアの端部に位置する乗降床の近傍に、この乗降床を通過する踏段を検出する踏段検出手段を設け、この踏段検出手段の出力信号に応じて紫外線発光LEDを点滅させる制御手段を有することが好ましい。
また上記特徴において、エネルギー波発生手段は第1、第2の紫外線発光LEDを有し、第1紫外線発光手段は乗客乗載面の移動方向に対して直角な方向の端部を発光させ、第2紫外線発光LEDは乗客乗載面の移動方向に対して直角な方向の中間部を発光させるものであってもよい。複数の踏段は水平に配置して車椅子用踏段を形成可能であり、この車椅子用踏段は乗客乗載面の縁部にのみ発光体であるデマケーションが形成されており、車椅子運転の切り替え信号を検出する検出手段と、この検出信号に応じてエネルギー波発生手段を点灯させる制御手段を設けるようにしてもよい。
本発明によれば、部分照明手段が踏段のデマケーション(境界部)を照射するので、室内照明や屋外の太陽光等が乏しい状態であっても、乗客コンベアの踏段位置を明確に示すことが可能になり、乗客を確実かつ安全に乗り場位置から乗客コンベアへ、または乗客コンベアから降り場位置に案内できる。これらの部分照明手段は小型軽量であるから、乗客コンベアの保守点検性を向上させる。
本発明に係る乗客コンベアの一例としてエスカレータを取り上げ、以下に図面を用いて説明する。
図1は、エスカレータ100の乗降口部の上面図であり、図2はその正面断面図である。エスカレータ100は、図7にその下側部を側面図で示すように、扇形をした多数の踏段1a〜1f、…が無限ループ状に接続されている。各踏段1a…の左右両側部であって踏段1a、…よりも上方には、踏段1a…と同期して移動する手すり7a、7bが配置されている。端部に位置する踏段1aの後方側、すなわち突き出た側であってこの踏段1aの乗載面2aとほぼ同じ高さの位置には、乗降床14が左右方向には手摺7a、7bを越えて配設されている。乗降床14の左右方向幅に合わせて、進行方向に踏段1a、…の傾きと同様な傾きをした外デッキ10a、10bが配設されている。
各踏段1a、…では、乗載面である踏板1a、…の四周部に、乗載面2a、…の区画を示して乗客に安全な乗載位置を提示するデマケーションと呼ばれる部材が配置されている。デマケーションは、乗載面2a、…の連結側である前端に左右に延びて配置された前端デマケーション4a、…、連結部側の奥側に左右に延びて配置された後端デマケーション5a、…、乗載面2aの左右両端であって前後に延びる側端デマケーション6aa、6ab、…を有する。乗載面2a…の前面側には、図2に示すように隣接する乗載面2a、…と乗載面2b、…間を閉塞する蹴込板3a…が設けられている。
循環駆動される手摺7a、7bの下側には、この手摺7a、7bを支持する欄干8a、8bが固定配置されている。欄干8a、8bの下部であって左右両外側には断面L字形状の外デッキ10a、10bが下方に延びて配設されている。欄干8a、8bの下部であって左右方向内側には断面折り曲げ形状の内デッキ9a、9bが下方に向けて配設されている。内デッキ9a、9bの下端部と踏段1a、…の左右両側面との間には垂直断面形状のスカートガード11a、11bが配設されている。スカートガード11a、11bおよび内デッキ9a、9bは、踏段1a、…と欄干8a、8b完を閉塞する。
内デッキ9a,9bの下端部は、左右方向外側に僅かに折り曲げた形状になっており、この折り曲げ部近傍であってスカートガード11a、11bよりも左右方向内側には、複数の第1紫外線発光LED12aa、12ab、…が、踏段1a、…の進行方向に沿って配置されている。第1紫外線発光LED12aa、12ab、…は、側端デマケーション6aa、6ab、…のほぼ上方に位置する。
前端デマケーション4a、…、後端デマケーション5a、…および側端デマケーション6aa、6ab、…は、無機蛍光塗料等の紫外線反応発光体が混入された部材とするか、紫外線反応発光体を各デマーケーション4a、5a、6aa、6ab、…の表面に塗布して形成する。デマケーション4a、5a、6aa、6ab、…が取り付けられた部分以外の乗客乗載面2a、…のクリートの表面部には、紫外線吸収体を混入するかまたはこの部分の表面に紫外線吸収体を塗布する。
本実施例によれば、踏段1a、…の移動方向の全域に渡り乗客乗載面2a、…の四周部に設けた前端デマケーション4a、…、後端デマケーション5a、…および側端デマケーション6aa、6ab、…が発光するので、踏段1a、…の位置を利用者に明確に提示できる。その結果、弱視者等の社会的弱者にも使用可能になり、使いやすさが向上する。
また本実施例では、乗客乗載面2a、…に紫外線吸収体を混入あるいは塗布したので、紫外線の照り返しを低減でき、人にやさしい装置になっている。さらに紫外線反応発光体を混入あるいは塗布したデマケーション上に光触媒の層を塗布すれば、光触媒に紫外線を照射した防汚効果により、デマケーションは据え付け初期の発光輝度を保持できる。
第1紫外線発光LED12aa、12ab、…は、内デッキ9a、9bの下部に下向きに発光するように設置されているので、第1紫外線発光LED12aa、12ab、…から照射される紫外線が、乗客の目に入ることが防止される。なお、本実施例では紫外線の影響を考慮して第1紫外線発光LED12を内デッキ9a、9bの下部に配置している。紫外線が人体に照射されるのを回避する手段を別に設けることが可能であれば、本実施例の位置に限らず、第1紫外線発光LED12を、デマケーション4a、5a、6aa、6ab、…に照射できる位置に設けることができる。
本実施例ではエネルギー波を紫外線とし、エネルギー波を発する手段として第1紫外線発光LED12を、エネルギー波を受けるデマケーション材料として紫外線反応発光体を用いている。エネルギー波を発する手段およびエネルギー波を受け発光する手段としては、エネルギー波に電磁波を、発光手段に電磁波に反応する発光体を用いてもよい。
また、本実施例では、紫外線発光LED12を図示しない非常用電源と接続または切り替え可能にし、照明遮断時などで周囲が暗い状態でも踏段1の位置を明確に提示できる。これにより、利用者は照明遮断時などの暗い環境下で、安全に踏段1とともに移動できる。本実施例のデマケーションおよび第1紫外線発行LEDは、従来のエスカレータの一部の改変で済むから、リニューアルへの対応が容易である。
本発明に係る乗客コンベア100の他の実施例を、図7に示した側面図および図8のタイミングチャートを用いて説明する。本実施例では、上記実施例で設けた第1紫外線発光LED12aa、12ab、…の他に、乗降床14の近くに配置した踏段検出手段15と、この踏段検出手段15が検出した信号を入力する制御手段16とを乗客コンベア100が有している。制御手段16は、第1紫外線発光LED12aa、12ab、…の発光タイミングを制御する。乗客コンベア100では、乗降床14から踏段1aへ、または踏段1aから乗降床14へ乗り移る際に乗客がバランスを崩し転倒事故を生じることがある。そこで、乗客に踏段1aの位置と乗降タイミングを確実に知らせて、乗客の転倒等を防止する。
踏段1a、…が形成する踏段のループの端部から踏段数枚分だけ踏段1a、…の移動方向内側であって、踏段1a、…が水平になる部分の上方に、踏段検出手段15を設ける。踏段検出手段15が踏段1a、…と踏段1b、…間の隙間を検出したら、制御手段16は、第1紫外線発光LED12aa、12ab、…を発光させる。乗降床14付近の各デマケーション4a、5a、6aa、6ab、…を同一の周期で発光させて、利用者に乗降床14の接近を視覚的に認識させるとともに、乗降動作の事前準備および乗降タイミングを自覚させる。
第1紫外線発光LED12aa、12ab、…の点滅動作例のタイムチャートを、図8に示す。踏段検出手段15が踏段1a、…と踏段1b、…間の隙間を検出したら第1紫外線発光LED12aa、12ab、…をONにし、略踏段1枚が隣の踏段位置に移動する移動周期の半分が経過したら、第1紫外線発光LED12aa、12ab、…をOFFにする。本実施例では踏段1a、…の通過周期に伴い第1紫外線発光LED12aa、12ab、…を点滅させているが、点滅の周期はこれに限るものではない。ただし、踏段1a、…の移動に同期させれば、人間工学的により安全である。
本実施例においては、さらに手摺7a、7bの下方であって乗降口近くに、手摺発光手段18を設けている。そしてこの手摺発光手段18の光線に応じて発光する乗降床発光手段を17a、17bを乗降床14に設けている。これら手摺発光手段18および乗降床発光手段17a、17bを、制御手段に接続して、紫外線発光LED12aa、12ab、…と同様に点滅させる。乗客は乗降床14下に位置する踏段1a、1bの状況を把握でき、タイミング良く踏段1aに乗ることが可能となる。また、踏段1よりも乗客の眼に近い位置に設置された手摺7が踏段1a、…と同期して動作するのを把握でき、より乗込み動作を行いやすくなる。
本実施例において、第1紫外線発光LED12aa、12ab、…の点灯または点滅に乗客コンベア100の安全装置を連動させれば、例えば乗客コンベアの故障時等に活用できる。例えば、停止している乗客コンベア100の全ての第1紫外線発光LED12を点滅させ、往路側全てのデマケーションを点滅発光させれば、利用者に故障中であることを容易に知らせることができる。
本発明に係る乗客コンベア100のさらに他の実施例を、図3および図4を用いて説明する。図3は、乗客コンベア100の正面図である。本実施例が、図1に示した実施例と異なるのは、乗載面2a、…の四周に形成したデマケーション4a、5a、6aa、6ab、…を照射する紫外線発光LEDを、左右の内デッキ9a、9bの下部に1箇所当たり2個ずつ設けたことにある。すなわち、乗客乗載面2a、…の側端部を主に発光させる第1紫外線発光LED12aa、12ab、…と、乗客乗載面2a、…の中央部を主に発光させる第2紫外線発光LED13aa、13ab、…を内デッキ9a、9b、…の下部に配置している。
図4に、図1の実施例における第1紫外線発光LED12aa、12ab、…単独の効果(同図(a))と、図3に示した実施例における第1、第2紫外線発光LED12aa、12ab、13aa、13ab、…組み合わせの効果(同図(b))を示す。この図で、kは任意の整数であり、踏段1a、…の端部からの枚数を示す。図4(a)、(b)で、上段が紫外線発光LEDの位置を示す踏段1kの正面図であり、下段がk番目の踏段1kの左右方向におけるデマケーションの発光輝度分布である。なお、これらの図では、踏段1kの左右方向右端から中央部までを示している。
図1の実施例では、右側の第1紫外線発光LED12kaから乗客乗載面2kまでの距離が、左右方向位置に応じて変化する。つまり、右側の側端デマケーション6kaは明るく発光するが、前端デマケーション4kと後端デマケーション5kの左右方向の中央部は、側端デマケーション6kaほど明るく発光しない。発光輝度が光源からの距離の二乗に反比例するので、図1に示した実施例では各デマケーション6ka、6kb、4k、5kに発光ムラを生じる。
これに対して、本実施例で示した発光輝度分布では、図1に示した実施例における右側の第1紫外線発光LED12kaによる発光(図中点線で表示)に、新たに付加した右側の第2紫外線発光LED13kaによる発光とが重畳されて、実線で示したような2つのピークを有する分布となる。ここで、新たに付加した第2紫外線発光LED13kaは、左右方向ほぼ1/4から中央側の部分を発光するように、その向きを設定されている。
第2紫外線発光LED13kaにより、乗客乗載面2kの中間部すなわち前端デマケーション4kと後端デマケーション5kの左右方向中間部の発光輝度の変化が図1に示した実施例のときよりも抑制される。本実施例によれば、踏段1a、…の位置がさらに明確になり、乗客の使いやすさが向上する。また、第1紫外線発光LED12ka、第2紫外線発光LED13kaの2つの紫外線発光LEDを同一個所に用いているが、発光ムラを小さくするために紫外線発光LEDを1個所当たり3個以上配置してもよい。
当然ながら、紫外線発光LEDを図3に示すように左右の内ガード9a、9bに設けているので、図4(b)に示すデマケーション輝度分布は、裏返しにしたものを重ね合わせた分布とる。また、左右いずれかのLEDの照射が荷物等により妨げられても、他方のLEDでカバーでき、デマケーションの発光の信頼性が向上する。また、図3に示すように左右に紫外線発光LEDを設けたときには、各々のLEDの照射範囲を左右方向中央部までとしてもよい。この場合、LEDをスポット光として使用するので、小出力のLEDを使用でき、小型化できる。
図5および図6を用いて、本発明に係る乗客コンベア100のさらに他の実施例を説明する。本実施例は、車椅子対応の乗客コンベア100の場合である。図5に乗客コンベア100の上面図を示す。車椅子に対応させるため、3個の踏段1a〜1cを用いて、車椅子対応踏段を形成する。
乗客コンベア100の運用において安全を期して車椅子利用者と乗客の双方を、デマケーション内に収容する。そのため、デマケーション発光手段を利用して、車椅子利用者を所定位置に収容する。本実施例では、図7に示した実施例の装置を用いている。図示しない車椅子運転スイッチが押されたら、第1紫外線発光LED12aa、12ab、…と第2紫外線LED13aa、13ab、…を制御する制御手段を付加している。
乗客コンベア100に載るときに、車椅子利用者は乗客コンベア100の乗口近傍に設けた車椅子運転スイッチを押す。無限ループ状に形成された踏段1a、…の一部から、3枚の踏段1a〜1cを同一高さに設定した専用の踏段1xが形成される。専用踏段1xは、乗口付近まで移動すると停止する。車椅子専用踏段1xが乗降口に停止すると、車椅子運転スイッチの信号が入力される制御手段16は、車椅子専用踏段1xの最先端踏段1aの先端デマケーション4a、最後端踏段1cの後端デマケーション5cおよび車椅子専用踏み段1xの側端デマケーション6aa〜6cbを発光させる。
そのため、車椅子専用踏段1xを照射する第2紫外線発光LED13aa〜13gb、…と第1紫外線発光LED12aa〜12gbに点灯の制御信号を出力する。これにより、車椅子専用踏段1xの四周部に位置するデマケーションが発光する。本実施例によれば、車椅子専用踏段1xを明確に提示でき、介助者はその光の枠内に車椅子を収容できる。4辺形に形成されたデマケーション内に車椅子利用者が、介助者がその近傍の踏段に乗り込んだことが確認されたら、乗客エスカレータの運行員または介助者または車椅子利用者は、乗客コンベア100を再始動する。乗客コンベア100で車椅子利用者が所定階に運ばれる。
図6に、乗客コンベア100の運行のフローチャートを示す。初めにステップ60において、制御装置16が車椅子運転スイッチが押されたか否かを判断する。車椅子運転スイッチが押されていないときには、通常運行モードであるから全ての踏段1a、…を同じ状態にして、循環させる。そして、ステップ62において、全ての第1紫外線発光LED12aa、12ab、…および第2紫外線発光LED13aa、13ab、…をONにするかまたは所定の方式に従って点滅させる。車椅子運転スイッチが押されたときは、ステップ64に進み、3枚の踏段1a〜1cから車椅子専用階段を形成し、乗降口まで移動させる。乗降口に到着したら、停止する。ステップ66に進み、第1紫外線発光LED2aa〜12gbと第2紫外線発光LED3aa〜13gbとをONにして、デマケーション用の四周部を形成する。ついで、上記手順に従ってデマケーション内に車椅子および介助者が乗載され、乗載が確認されると乗客コンベア100を運行する。
なお、上記各実施例においては、乗客コンベアに形成するデマケーションをクリートと別体としたが、踏段を形成するクリートと一体化してその周囲部にだけ紫外線反応発光体を塗布または混入するようにしてもよい。
本発明に係る乗客コンベアの一実施例の上面図。 図1に示した乗客コンベアの正面図。 本発明に係る乗客コンベアの他の実施例の正面図。 デマケーションの効果を説明する図。 本発明に係る乗客コンベアの一使用例を示す上面図。 本発明に係る乗客コンベアの動作制御フロー図。 本発明に係る乗客コンベアのさらに他の実施例の側面図。 図1に示した乗客コンベアに用いる紫外線発光LEDのタイミングチャート。
符号の説明
1a〜1x…踏段、2a〜2f…乗載面、3a〜3f…蹴込板、4a〜4c…前端デマケーション、5a〜5c…後端デマケーション、6aa〜6cb…側端デマケーション、7a、7b…手摺、8a、8b…欄干、9a、9b…内デッキ、10a、10b…外デッキ、11a、11b…スカートガード、12aa〜12gb…第1紫外線発光LED、13aa〜13gb…第2紫外線発光LED、14…乗降床、15…踏段検出手段、16…制御手段、17…乗降床照明手段、18…手摺照明手段、100…乗客コンベア(エスカレータ)。

Claims (10)

  1. 踏段の上面である乗客乗載面の四周に乗載位置を示すデマケーションが形成された乗客コンベアにおいて、前記デマケーションを紫外線発光物質で形成し、この紫外線発光物質に紫外線を照射する紫外線照射手段を前記踏段の上方または斜め上方に静止配置したことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 前記デマケーションは無限ループを形成する多数の踏段の全てに形成されており、前記紫外線照射手段はこの無限ループの進行方向に沿って複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記紫外線照射手段を前記無限ループの進行に同期して点滅させる制御手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベア。
  4. 前記デマケーションは、乗客乗載面に塗布または乗客乗載面を形成する部材に混入した無機蛍光塗料から作成されており、このデマケーションが形成されていない乗客乗載面部分に紫外線反射物質を塗布または混入したことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
  5. 複数の前記踏段で乗客乗載面を作成し、この拡大された乗客乗載面の四周を照射し、内部への照射を停止するよう制御手段が制御して車椅子用のデマケーションとしたことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
  6. 乗客を乗載する乗客乗載面および隣り合う乗客乗載面同士を閉塞する蹴込板を有し循環駆動される踏段と、この踏段と同期して循環駆動される手摺とを備えた乗客コンベアにおいて、乗客コンベアの移動しない静止部にエネルギー波発生手段を、前記乗客乗載面の縁部にこのエネルギー波発生手段が発生したエネルギー波を受波すると発光する発光体を混入あるいは塗布してデマケーションを形成したことを特徴とする乗客コンベア。
  7. 乗客コンベアは、前記手摺を支持する欄干と、この欄干の下部に当接する外デッキおよび内デッキと、この内デッキと前記踏段間を上下方向に閉塞するスカートガードとを有し、前記エネルギー波発生手段は紫外線発光LEDであり、この紫外線発光LEDを前記スカートガードの上部と前記内デッキの下部間に配置したことを特徴とする請求項6に記載の乗客コンベア。
  8. 乗客コンベアの端部に位置する乗降床の近傍に、この乗降床を通過する踏段を検出する踏段検出手段を設け、この踏段検出手段の出力信号に応じて前記紫外線発光LEDを点滅させる制御手段を有することを特徴とする請求項6または7に記載の乗客コンベア。
  9. 前記エネルギー波発生手段は第1、第2の紫外線発光LEDを有し、第1紫外線発光手段は前記乗客乗載面の移動方向に対して直角な方向の端部を発光させ、第2紫外線発光LEDは乗客乗載面の移動方向に対して直角な方向の中間部を発光させることを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載の乗客コンベア。
  10. 複数の前記踏段は水平に配置して車椅子用踏段を形成可能であり、この車椅子用踏段は乗客乗載面の縁部にのみ発光体であるデマケーションが形成されており、車椅子運転の切り替え信号を検出する検出手段と、この検出信号に応じて前記エネルギー波発生手段を点灯させる制御手段を設けたことを特徴とする請求項6または7に記載の乗客コンベア。
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