以下、本発明に係る遊技装置の好適な実施形態の例について、図13に示した従来例と同一または相当する部分には同一符号を付すと共に、各図を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る遊技装置の概略的な電気的構成の一例を示すブロック図である。遊技装置1は、ホールコンピュータ10aとパチンコ機30と遊技媒体貸出機60と表示装置80aとを備え、これらは互いに情報を送受信可能に電気的に接続されている。なお、電気的な接続は、有線であっても無線であっても良い。
ホールコンピュータ10aは、時計20及びタイマ22が、それぞれ、制御部12に接続されている。制御部12は、制御及び演算の主体であるCPU14、制御プログラム等が記憶されているROM16及びデータの読み書きに用いられるRAM18を備えている。時計20は現在時刻を取得するために用いられ、タイマ22は所定時からの経過時間を計時する。また、インターフェース24を介して、複数のパチンコ機30、各パチンコ機30と対応して設けられた遊技媒体貸出機60及び表示装置80aとの間でデータの送受信が行われる。
ここで、RAM18に記憶されるデータについて表1及び表2を参照しつつ説明する。RAM18は、各パチンコ機30毎に、現在遊技記憶領域と過去遊技記憶領域とを有している。表1は、現在遊技記憶領域に記憶されるデータを表示しており、表2は、過去遊技記憶領域に記憶されるデータを示している。現在遊技記録領域には、表1に示されるとおり、現遊技者が遊技を行った日付、遊技を開始した時間、現在時刻、遊技継続時間t及び最大獲得玉数Hが記憶される。過去遊技記憶領域には、表2に示されるとおり、過去に遊技を行った者がいる場合において、遊技を行った日付、遊技を開始した時刻、遊技を終了した時刻、遊技を行っていた時間及び最大獲得玉数Hが遊技者毎のデータとして記憶され、最大5人の遊技者による遊技データを記憶可能とされている。ここで、遊技継続時間tは、遊技開始後、初めて大当たりとなったときを起点としており、初当たりからの遊技時間と同意として用いている。
なお、「最大獲得玉数」とは、パチンコ機30から払い出されたパチンコ玉数と遊技のために使用されたパチンコ玉数との差Hを意味する(以下「最大出玉」と称する)。ただし、最大出玉Hは、パチンコ機30から払い出されたパチンコ玉数と使用したパチンコ玉数との差に代えて、パチンコ機30から払い出されたパチンコ玉数を記憶しても良い。即ち、この場合には、使用したパチンコ玉数を考慮していないこととなる。
パチンコ機30は、パチンコ機30の盤面(図示せず)に発射されたパチンコ玉の総数をカウントする発射球計数部46と、パチンコ機30から払い出されたパチンコ玉の総数をカウントする払出球計数部48と、遊技者がハンドルを握ったことを検出するハンドル検出センサ50と、発射されたパチンコ玉が始動口(図示せず)に入球したことを検出する始動口入球センサ52と、パチンコ玉が大入賞口に入球したことを検出する大入賞口検出センサ54とを備え、これらはそれぞれ、主制御部32に接続されている。なお、大入賞口は、主制御部32によって大入賞口駆動部56が駆動されることによって、パチンコ玉が入球しやすい開状態と入球し難い閉状態とに開閉駆動される。主制御部32は、大当たり遊技時にのみ大入賞口駆動部56を開閉駆動させる。
なお、パチンコホールにはAタイプ及びBタイプのパチンコ機の他、多種多様のパチンコ機が設置され、これら多種多様の複数台のパチンコ機と1台のホールコンピュータ10aとが接続されている。
パチンコ機30はさらに、遊技に使用されるパチンコ玉を発射するために発射機構36を制御する発射制御部34と、発射されたパチンコ玉が始動口に入球したときに液晶表示器40における図柄の変動表示を制御する演出制御部38と、所定の入賞口(図示せず)に入球したときにスプロケットを構成要素とする払出駆動部44からのパチンコ玉の払出しを制御する払出制御部42とを備える。主制御部32は、これらの各制御部34、38、42に対して指令を行うと共に、始動口に入球したときに大当たりとするかどうかの抽選をも行っている。また、また、インターフェース58を介して、ホールコンピュータ10a及び遊技媒体貸出機60との間でデータの送受信が行われる。
遊技媒体貸出機60は、制御及び演算の主体である制御部62を備え、受け付けたプリペイドカードに記憶される各種情報の読み書きを行うカードリードライタ64、遊技者がパチンコ玉の貸し出しを要求する際に操作する貸出釦66、カードリードライタ64で受け付けているプリペイドカードの返却を要求する貸出釦66及びカードリードライタ64が読み取ったプリペイドカードに記憶される有価価値を表示する度数表示器70のそれぞれが、制御部62に電気的に接続されている。また、インターフェース72を介して、ホールコンピュータ10a及びパチンコ機30との間でデータの送受信が行われる。
なお、貸出釦66、カード返却釦68及び度数表示器70は、それぞれ、パチンコ機30側に配置されている。
ここで、カードリードライタ64はプリペイドカードを受け付け、受け付けたプリペイドカードに記憶される各種情報の読み書きを行っているがこれに限られるものではない。例えば、プリペイドカードに代えて、有価価値情報を記憶可能な磁気カード、ICカード、ICチップを埋め込んだコイン、フラッシュメモリ等のメモリ機能を備えたメモリカード、あるいは有価価値情報を記憶可能なメモリ機能を備えてこの情報を無線または有線を介して通信可能な携帯電話等の携帯端末により例示される記憶媒体であっても良い。さらには、各種情報が記憶されていなくとも、トークン(コイン状のもの)等の所定形状物であって、機内への投入によって有価価値を有すると認識されるものであっても良い。即ち、遊技者に対してパチンコ玉の貸し出しを行うための対価となるものであれば良い。
表示装置80aは、インターフェース88を介してホールコンピュータ10aとの間でデータの送受信が行われ、ホールコンピュータ10aから受信したデータを表示する表示器84と、表示器84に表示されるデータの変更を要求するための表示切替釦86とを備えている。本実施形態においては、最新データと過去の履歴とが表示可能となっている。なお、表示装置80aは、対応して設けられたパチンコ機30における遊技に関するデータを表示する。
ここで、表示装置80aの表示器84に表示されるデータについて、図2及び図3を参照しつつ説明する。図2は、本発明を構成する表示装置80aの表示器84に大当たり遊技中に表示される最新データの表示画面の一例を示す図である。図3は、本発明を構成する表示装置80aの表示器84に通常遊技中に表示される最新データの表示画面の一例を示す図である。なお、最新データとは、現在を起点として最も新しいデータを意味し、対応するパチンコ機30で現に遊技が行われていればこの遊技による遊技に関するデータを、現に遊技が行われていなければ過去の遊技者のなかで現在を起点として最も新しい遊技者による遊技に関するデータを意味する。
図2において、表示器84における最新データの表示画面は、現在データ表示領域90と最大獲得玉データ表示領域92と大当たり履歴表示領域94と日毎データ表示領域96とを有する。現在データ表示領域90は、大当たり遊技中であれば現在の大当たり遊技の継続数を、大当たり遊技でない通常遊技中であれば始動口へのパチンコ玉の入球数(即ち、液晶表示器40における図柄の変動表示回数)を表示する。最大獲得玉データ表示領域92は、遊技を開始してからパチンコ機30から払い出されたパチンコ玉数と使用したパチンコ玉数との差が過去最大となった最大出玉H、及び現遊技者が遊技を開始したのち初めて大当たりとなった(以下「初当たり」と称する)ときからの経過時間を表示している。ここで、最大出玉Hと初当たりからの経過時間とを左右に並べて表示している。大当たり履歴表示領域94は、現遊技者による過去の大当たりから次の大当たりまでの遊技間隔(液晶表示器40における図柄の変動表示回数)を棒グラフで、及び大当たり遊技の継続回数を数字で表示している。日毎データ表示領域96は、現遊技者、前回遊技者及び前々回遊技者のそれぞれが、大当たりとなった回数及び確変回数(大当たり遊技の継続回数)を表示している。また、過去に大当たりとなった最高回数をも表示している。
なお、本実施形態において、表示装置80aは、最大獲得玉データ表示領域92に表示される最大出玉Hと初当たりからの経過時間とを左右に並べて表示しているがこれに限られず、上下に並べて表示しても良い。最大出玉Hと初当たりからの経過時間との関連が容易に視認できる態様であれば、その表示態様は特定の態様に限定されるものではない。従って、最大出玉Hと初当たりからの経過時間とを関連付けて表示することが好ましい。
図4は、本発明を構成する表示装置80aの表示器84に表示される前遊技者のデータの表示画面の一例を示す図である。図4において、表示画面には、図2及び図3に図示される現在データ表示領域90に代えて、過去の大当たり遊技回数及び確変回数を表示する過去の大当たり遊技回数表示領域98が表示される。また、図2及び図3に図示される日毎データ表示領域96には「前遊技者のデータ」と表示される。なお、最大獲得玉データ表示領域92及び大当たり履歴表示領域94はそのまま表示され、これらに表示されるデータは、前遊技者による遊技データの履歴が表示される。即ち、最大獲得玉データ表示領域92には、前遊技者による遊技においてパチンコ機30から払い出されたパチンコ玉数と使用したパチンコ玉数との差と初当たりからの遊技時間が表示される。大当たり履歴表示領域94には、前遊技者による大当たりから次の大当たりまでの遊技間隔及び継続回数を表示する。
なお、表示装置80aの表示器84には、現遊技者及び前遊技者による遊技に関するデータのみでなく、前々遊技者、さらにはその前の遊技者について表示可能となっている。
次に、表示装置80aの表示器84の最大獲得玉データ表示領域92に表示される最大出玉Hについて、図5および図6を参照しつつ説明する。ここで、図5は、Aタイプの遊技機で遊技を行った場合における遊技時間に対する出玉の変化の一例を示す図、図6は、Bタイプの遊技機で遊技を行った場合における遊技時間に対する出玉の変化の一例を示す図である。
図5において、遊技者が遊技を開始した時点を原点O、初当たりとなったときをA点、初当たりの大当たり遊技が終了したときをB点、大当たり遊技が継続し且つ2回目の大当たり遊技が発生したときをC点、2回目の大当たり遊技が終了したときをD点、さらに大当たり遊技が継続し且つ3回目の大当たり遊技が発生したときをE点、3回目の大当たり遊技が終了したときをF点とする。ここで、A点〜F点までの大当たり遊技を一山目の大当たりと称する。一山目の大当たり遊技、即ち、3回目の大当たり遊技が終了したのち、通常遊技の状態から大当たり遊技の状態へ移行し、二山目の大当たり遊技が開始される。この二山目の大当たり遊技の開始点をG点とする。二山目の大当たり遊技では、大当たり遊技が継続して2回継続しており、1回目の大当たり遊技が終了したときをH点、2回目の大当たり遊技が開始したときをI点、2回目の大当たり遊技が終了したときをJ点とする。なお、通常遊技の状態から大当たり遊技の状態へ移行する直前(即ち、G点の直前)で遊技者が変更された場合における遊技時間に対する出玉を実線で、遊技者が変更されずに同一の遊技者による遊技が継続された場合における遊技時間に対する出玉は破線で示している。
遊技者が遊技を開始してから初当たりが発生するまでの間、即ち、図5に図示される原点OからA点までの間は、パチンコ機30から払い出される出玉がカウントされないので、最大獲得玉データ表示領域92には「0」が表示されたままである。A点〜B点の間は、大当たり遊技中なので遊技時間の経過に伴って出玉が増加し、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉は更新され続ける。B点〜C点の間は、持ち玉を大きく減らすことなく次の大当たり遊技が発生するまで遊技を行うことができるので、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉はほぼ横ばいで表示される。C点〜D点の間は、2回目の大当たり遊技中なので遊技時間の経過に伴って出玉が増加し、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉は更新され続ける。D点〜E点の間は、B点〜C点と同様に最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉はほぼ横ばいとなる。E点〜F点は、3回目の大当たり遊技中なので遊技時間の経過に伴って出玉が増加し、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉は更新され続ける。3回目の大当たり遊技が終了すると大当たり遊技の状態から通常遊技の状態に移行する。通常遊技中は持ち玉が減少し続けるので、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉はF点における出玉が表示されたままとなる。
図5に図示されるF点において大当たり遊技を終了し、通常遊技の状態に移行してからも同一の遊技者が遊技を継続したとき、G点〜H点の間は、遊技時間の経過に伴って出玉が増加するものの、H点における出玉がF点における出玉よりも少ない。従って、この間は、最大獲得玉データ表示領域92には、F点における出玉が表示されたままである。H点〜I点の間における出玉はほぼ横ばいなのでF点における出玉を超えることはなく、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉はF点における出玉が表示されたままである。I点〜J点の間は、遊技時間の経過に伴って出玉が増加し、図5に図示されるK点における出玉がF点における出玉を超え、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉が更新される。なお、I点〜J点の間は出玉が増加し続けるので、この間は最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉が更新され続ける。二山目の大当たり遊技ではJ点において大当たり遊技状態から通常遊技状態へ移行するのでJ点以降は出玉が減少し、最大獲得玉データ表示領域92にはJ点における出玉が表示されたままとなる。
図5に図示されるF点において大当たり遊技を終了し、通常遊技の状態に移行してから二山目の大当たり遊技が開始される直前に遊技者が変更されたとき、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉は「0」に更新される。遊技者毎の遊技データを表示するためである。従って、G点〜H点の間は、大当たり遊技中なので遊技時間の経過に伴って出玉が増加し、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉は更新され続ける。H点〜I点の間は、持ち玉を大きく減らすことなく次の大当たり遊技が発生するまで遊技を行うことができるので、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉はほぼ横ばいで表示される。I点〜J点の間は、二山目の2回目の大当たり遊技中なので遊技時間の経過に伴って出玉が増加し、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉は更新され続ける。二山目の大当たり遊技ではJ点において大当たり遊技状態から通常遊技状態へ移行するのでJ点以降は出玉が減少し、最大獲得玉データ表示領域92にはJ点における出玉が表示されたままとなる。
図6においては、大当たり遊技が8回発生し、遊技者が遊技を開始した時点を原点O、初当たりとなったときをa点、初当たりの大当たり遊技が終了したときをb点とし、図5と同様に各大当たり遊技が発生したとき及び終了したときを、それぞれ、c点〜p点としている。a点〜b点、c点〜d点、e点〜f点、g点〜h点、i点〜j点、k点〜l点、m点〜n点、o点〜p点の間においては、いずれの期間も大当たり遊技中なので遊技時間の経過に伴って出玉が増加し、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉は更新され続ける。b点〜c点、d点〜e点、f点〜g点、h点〜i点、j点〜k点、l点〜m点、n点〜o点の間は、いずれの期間においても持ち玉を大きく減らすことなく次の大当たり遊技が発生するまで遊技を行うことができるので、最大獲得玉データ表示領域92に表示される出玉はほぼ横ばいで表示される。
本実施形態において、図5に図示されるB点〜C点及びD点〜E点、図6に図示されるb点〜c点、d点〜e点、f点〜g点、h点〜i点、j点〜k点、l点〜m点、n点〜o点の間は、いずれも「確変遊技」と称する。
ここで、図5に図示されるデータと図6に図示されるデータとを対比すると、遊技時間に対する出玉の変化量が異なっていることが分かる。即ち、これは、同じ出玉を獲得するために必要とする遊技時間が異なることを意味する。このように、同じ出玉を獲得するために必要とする遊技時間が機種によって異なるのは、確変期間における図柄組み合わせ遊技において、いわゆる「リーチ」状態における液晶表示器40に表示される演出時間が異なること等が原因である。即ち、「リーチ」状態時において、機種によっては演出期間が20秒程度の機種もある一方、演出期間が60秒を超える機種もある。大当たり遊技が継続する場合には、大当たり遊技の継続回数をも考慮すると、同じ出玉を獲得するために必要とする遊技時間差がますます大きくなる蓋然性が高い。
さらに、大当たり遊技が終了して大当たり遊技状態から通常遊技状態へ移行した場合において、この通常遊技状態における遊技時間をも考慮すると、同じ出玉を獲得するために必要とする遊技時間差は大きくなることが多い。即ち、Aタイプのように、1回の大当たり遊技での出玉が多い機種では、大当たり遊技の継続回数が多くなると出玉が急激に増加する。一方、Bタイプのように、1回の大当たり遊技での出玉が少ない機種では、大当たり遊技の継続回数が多くなっても、急激に出玉が増加することは稀である。言い換えれば、Aタイプの機種はBタイプの機種と比べると遊技時間に対する出玉の変化量が大きく、いわゆる射幸性が高い機種であるといえる。
次にパチンコ機30における制御フローについて、図7を参照しつつ説明する。ここで、図7は、パチンコ機の制御部における制御フローの一例を示す図である。
図7において、パチンコ機30の主制御部32は、ステップ(以下「S」と表示する)10において、遊技者がハンドルを握ったかどうか、即ち、ハンドル検出センサ50による検出を待機している。ハンドル検出センサ50による検出が確認されると遊技が開始されたと判断し、ホールコンピュータ10aに対して遊技開始信号を送信する(S12)と共に、発射制御部34に対して発射制御指令する(S14)。パチンコ機30の盤面に一定の時間内に発射されたパチンコ玉の発射球数を発射球計数部46によってカウントし(S16)、カウントされた発射球数をホールコンピュータ10aに対して送信する(S18)。次に、大当たり遊技中であるかどうか確認し(S20)、大当たり遊技中でなければ始動口への入球があったかどうか確認する(S22)。始動口への入球があれば大当たり抽選を行い(S24)、演出制御部38に対して演出制御指令する(S26)。次に、S24における大当たり抽選の結果を確認し(S28)、大当たりであれば大当たり信号をホールコンピュータ10aに対して送信する(S30)。そして、払出制御部42に対して所定数のパチンコ玉の払い出しを指令する(S32)。
S20に戻り、大当たり遊技中であれば大入賞口駆動部56を駆動させることによって大入賞口を一定時間の開放と閉鎖とを繰り返す動作をさせる(S33)。そして、大入賞口検出センサ54によって大入賞口に入球があったかどうか確認する(S34)。S22に戻り、始動口への入球がなければ入賞口への入球があったかどうか確認する(S36)。
なお、ホールコンピュータ10aに対する発射球数の送信は、始動口または大入賞口への入球があったときに、前回の始動口または大入賞口への入球があってからの発射球数を送信するようにしても良い。
S34及びS36において、それぞれ、入賞口及び大入賞口への入球があったかどうか確認し、これらへの入球があればS32に進み、払出制御部42に対して所定数のパチンコ玉の払い出しを指令する(S32)。
払出制御部42に対してパチンコ玉の払い出しが指令されると払出駆動部44からパチンコ玉が払い出されるので、この払出球数を払出球計数部48によってカウントすることによって取得し(S38)、カウントされた払出球数をホールコンピュータ10aに対して送信する(S40)。
ホールコンピュータ10aに対して払出駆動部44から払い出された払出玉数を送信したのち、ハンドルが握られているかどうかをハンドル検出センサ50により確認する(S42)。また、S34において大入賞口への入球がなかったとき、及びS36において入賞口への入球がなかったときは、いずれもS42に進む。
S42において、ハンドル検出センサ50による検出があったときはS14に進み、発射制御部34に対して発射制御を指令し、以下、同様の処理を繰り返す。また、S42においてハンドル検出センサ50による検出がなければ遊技を終了したと判断して、ホールコンピュータ10aに対して遊技を終了したことを示す信号を送信し(S44)、一連の処理を終了する。
なお、パチンコ機30がホールコンピュータ10aに対して信号を送信するとき、複数のパチンコ機30のうち自機を識別するための信号をも同時に送信する。本実施形態においては、ホールコンピュータ10aに対して送信する信号に台番号を付して送信している。
次に、ホールコンピュータ10aにおける制御フローについて、図8〜図11を参照しつつ説明する。ここで、図8は、ホールコンピュータ10aの制御部12においてパチンコ機30とのデータ送受信についての制御フローの一例を示す図であり、図9及び図10に続く。図9は、ホールコンピュータ10aの制御部12においてパチンコ機30とのデータ送受信についての制御フローの一例を示す図であり、図8から続く。図10は、ホールコンピュータ10aの制御部12においてパチンコ機30とのデータ送受信についての制御フローの一例を示す図であり、図8から続く。図11は、ホールコンピュータ10aの制御部12において表示装置80aとのデータ送受信についての制御フローの一例を示す図である。
図8において、ホールコンピュータ10aのCPU14は、S50において、各パチンコ機30から遊技の開始信号が送信されることを確認している。遊技開始信号を受信すると、この信号を送信したパチンコ機30がどのパチンコ機30であるかを識別するために台番号を取得し(S52)、このときの遊技開始時刻を時計20から取得してRAM18の現在遊技記憶領域に記憶する(S54)。なお、現在遊技記憶領域はパチンコ機30毎に設けられているので、対応するパチンコ機30の現在遊技記憶領域に記憶する。次に、このパチンコ機30から大当たり信号が送信されることを確認する(S56)。ここで、大当たり信号を受信すると、大当たり回数Mに1を加算し(S58)、この大当たり回数Mが1であるかどうか、即ち、初当たりであるかどうか確認する(S60)。大当たり回数Mが1であれば、タイマ22での計時を開始する(S62)。
S56に戻り、大当たり信号の受信がなければ、遊技終了信号を受信したかどうか確認する(S64)。ここで、遊技の終了が確認できれば、図10のS80に進む。
S62において計時を開始したのち、S64において遊技終了信号を受信しなかったとき及びS60において大当たり回数Mが1でなかったときはS66に進み、発射されたパチンコ玉数(使用玉量)Qがパチンコ機30から送信されるまで待機する(S66)。
図9において、S66で発射されたパチンコ玉数Qをパチンコ機30から受信すると、パチンコ機30から払い出されたパチンコ玉数Pを受信したかどうか確認する(S68)。ここで、パチンコ機30から払い出されたパチンコ玉数Pを受信した場合には、出玉Nの更新を行う(S70)。出玉Nの更新は、パチンコ機30から払い出されたパチンコ玉数Pと発射されたパチンコ玉数Qとの差分を加算することによって行われる。一方、パチンコ機30から払い出されたパチンコ玉数Pの受信がなければ、発射されたパチンコ玉数Qを差し引くことによって、出玉Nの更新を行う(S72)。次に、更新された出玉Nが、過去の最大出玉Hよりも大きいかどうか確認する(S74)。ここで、過去の最大出玉Hよりも更新された出玉Nの方が大きければ過去の最大出玉Hを出玉Nに置き換え(S76)、過去の最大出玉Hよりも更新された出玉Nの方が小さければ過去の最大出玉Hの更新は行われない。そして、大当たり回数M、出玉N、過去の最大出玉Hなどの各種データを表示装置80aに送信し(S78)、一連の処理を終了する。
図10において、S64で遊技の終了を示す信号が受信されたときは遊技終了時刻を時計20から取得し、RAM18の現在遊技記憶領域に遊技終了時刻を記憶する(S80)。そして、過去の最大出玉Hの記憶(S82)及び現在時刻T(即ち、遊技終了時刻)の記憶(S84)が行われる。その後、大当たり回数M、発射されたパチンコ玉数Q、パチンコ機30から払い出されたパチンコ玉数P、出玉N、過去の最大出玉Hなどの各種データがリセットされ(S86)、一連の処理が終了する。なお、このとき、タイマ22による計時も終了する。
なお、タイマ22での計時が開始されたのちは、時計20から取得する現在時刻、遊技開始時刻、タイマ22での計時時間(遊技継続時間)t及び出玉Nが、RAM18の現在遊技記憶領域に常に記憶更新される。そして、遊技が終了したのちは、日付、遊技開始時刻、遊技終了時刻、遊技時間及び最大出玉Hのそれぞれが、RAM18の過去遊技記憶領域に記憶される。従って、遊技者毎の遊技履歴がRAM18に記憶されることとなる。
図11において、ホールコンピュータ10aのCPU14は、表示装置80aから表示切替要求の受信を確認している(S90)。表示装置80aから表示切替要求を受信すると、要求されているデーを確認する。即ち、いずれのパチンコ機30に対応して設けられたものであるかを識別するための識別番号及びRAM18の過去遊技記憶領域に記憶されるデータのうちいずれのデータを要求されているかを確認し(S92)、識別番号が対応し且つ要求されているデータを表示装置80aに送信する(S94)。従って、台番号「1」の遊技機における前遊技者による遊技データの要求であれば、台番号「1」に対応する過去遊技記憶領域のNo.1のデータのうち遊技時間及び最大出玉Hのデータを送信し、一連の処理を終了する。また、前々遊技者による遊技データの要求であればNo.2のデータのうち遊技時間及び最大出玉Hのデータを送信する。S90に戻って、表示切替要求を受信していなければ、RAM18の現在遊技記憶領域に記憶されるデータのうち遊技継続時間t及び最大出玉Hのデータを送信し(S96)、一連の処理が終了する。
次に、表示装置80aにおける制御フローについて、図12を参照しつつ説明する。ここで、図12は、表示装置の表示制御部における制御フローの一例を示す図である。
図12において、表示装置80aの表示制御部82は、ホールコンピュータ10a から遊技継続時間tまたは最大出玉H等の各種データの受信を待機している(S100)。各種データを受信すると、受信したデータを表示器84に表示する(S102)。次に、表示切替釦86の操作があったかどうか確認する(S104)。表示切替釦86の操作があればホールコンピュータ10aに対してデータの送信を要求し(S106)、表示切替釦86の操作がなければS100に戻る。なお、表示切替釦86を1回押下した場合には前遊技者による遊技データを、2回押下した場合には前々遊技者によるデータを、それ以上の回数を押下した場合にはさらに過去の遊技者によるデータの送信を要求する。S106においてホールコンピュータ10aに対してデータの送信を要求したのちは、要求したデータがホールコンピュータ10aから受信されることを待機する(S108)。ホールコンピュータ10aからデータを受信すると、表示器84の表示画面に受信したデータを表示する(S110)。ここでは、遊技時間及び最大出玉Hを表示する。そして、一定時間が経過するまで待機し(S112)、一定時間が経過するとS100に戻り、以下、同様の処理を繰り返し行う。即ち、ホールコンピュータ10aから受信したデータを一定時間表示したのちは、一連の処理を繰り返し行うこととなる。
以上のように、本実施の形態の遊技装置1は、パチンコ玉を用いて遊技を行い、大当たり抽選に当選したことに応じて通常遊技状態から大当たり遊技状態へ移行可能な遊技装置1であり、遊技が開始されたことを検出するハンドル検出センサ50と、ハンドル検出センサ50によって遊技の開始が検出されたのち通常遊技状態から大当たり遊技状態へ移行したときに計時を開始するタイマ22と、大入賞口への入球に応じてパチンコ玉を払い出す払出駆動部44と、払出駆動部44を制御する払出制御部42と、通常遊技状態から大当たり遊技状態への移行を制御する主制御部32と、主制御部32によって通常遊技状態から大当たり遊技状態へ移行したのちに払出駆動部44から払い出されたパチンコ玉の量をカウントする払出球計数部48と、通常遊技状態から大当たり遊技状態へ移行したのちに払出球計数部48で取得した払出駆動部44から払い出された出玉のうち過去の最大出玉Hを記憶可能なRAM18と、タイマ22で計時された時間とRAM18で記憶された最大出玉Hとを表示可能な表示装置80aと、を備える。これにより、初当たりとなったときを起点とした遊技時間と初当たりとなった以降に払い出された過去の最大出玉Hとが、表示装置において表示される。従って、遊技時間tに対する出玉Nの変化量が異なる複数種類の機種が存在する場合であっても、遊技者が所望するタイプの機種を容易に判別することが可能となる。さらに、遊技者が、初当たりとなった以降に、目標とする量のパチンコ玉を獲得するまでの大凡の時間を推測することが可能となる。これにより、獲得可能なパチンコ玉の量と遊技時間との関係を把握することができるので、目標とする獲得量がある場合には、どの程度の時間に亘って遊技を実行すれば良いか推測することが可能となり、遊技者の興趣を高めることができる。
また、上述の実施の形態において、ハンドル検出センサ50による検出がなかったとき、遊技を終了したと判断している。このとき、タイマ22による計時も終了している。これにより、一の遊技者が遊技を開始する前に他の遊技者が遊技を行っていたとしても、一の遊技者が遊技を開始したのちに初当たりとなったときを起点とした遊技時間と初当たりとなった以降に払い出された出玉のうち過去の最大出玉Hとが、表示装置において表示される。
また、上述の実施の形態において、タイマ22で計時された計時時間t及び過去の最大出玉Hを、ハンドル検出センサ50によって遊技の開始が検出されてから遊技の終了が検出されるまでの一遊技毎にRAM18に記憶される。これにより、初当たりとなったときを起点とした遊技時間と初当たりとなった以降に払い出された出玉のうち過去最大出玉Hとを、遊技者毎のデータとして記憶できる。
また、上述の実施の形態において、表示装置80aの表示器84における最大獲得玉データ表示領域92には、タイマ22で計時された時間とRAM18に記憶された過去最大出玉Hとを左右に並べて表示している。これにより、タイマ22で計時された計時時間tと最大出玉Hとの関係を視認しやすいので、遊技者が所望するタイプの機種を判別する際において、いずれのタイプの機種であるかを誤認して判別する可能性が低くなる。
また、上述の実施の形態において、表示装置80aの表示器84に表示されるデータの切替えを要求する表示切替釦86を備えている。表示切替釦86を押下すると、RAM18に記憶された過去の遊技履歴が表示される。これにより、表示装置80aにおいて過去の遊技履歴、即ち、一遊技者のデータのみでなく複数遊技者のデータをも表示できる。従って、遊技者が所望するタイプの機種を判別する際の信頼性が高くなる。
なお、本発明は、上記の好ましい実施形態に記載されているが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が可能である。例えば、上述の実施形態において、遊技装置1は、ホールコンピュータ10aとパチンコ機30と遊技媒体貸出機60と表示装置80aとを備えているが、これに限られず、例えば、パチンコ機30に代えてスロットマシンであっても良い。この場合、遊技には、パチンコ玉に代えてメダルが用いられることが多い。ただし、遊技を行う媒体としては、パチンコ玉やメダルは代表例であって、これに限られるものではない。即ち、遊技媒体として機能するものであれば良い。
また、上述の実施形態において、遊技装置1は、ホールコンピュータ10aとパチンコ機30と遊技媒体貸出機60と表示装置80aとを備えているが、記載の遊技媒体貸出機60は必ずしも必須の構成要件ではなく、パチンコ機30に有価価値を有する媒体を投入してパチンコ玉の貸し出しを受けても良い。
また、上述の実施形態において、表示装置80aは、各パチンコ機30に対応して設けられ、この対応するパチンコ機30におけるデータを表示しているが、これに限られない。例えば、複数台のパチンコ機30に対応して設けられ、この複数台のパチンコ機30におけるデータを一括表示または分割表示しても良い。
また、上述の実施形態において、大当たり抽選に当選したことを条件に通常遊技状態から大当たり遊技状態へ移行しているが、これに限られない。例えば、いわゆる「羽根物」とよばれる第二種のパチンコ機であればVゾーンとよばれる所定の入賞口に入賞したこと、いわゆる「権利物」とよばれる第三種のパチンコ機であれば抽選に加えて所定の入賞口に入賞するなどの条件を満たすことが、通常遊技状態から特別遊技状態へ移行するための条件となる。さらに、スロットマシンであれば、大当たり抽選に当選し且つ所定の図柄の組み合わせで停止させることが条件となる。これらに代表される所定の条件が成立したことに応じて通常遊技状態から大当たり遊技状態へ移行する。
また、上述の実施形態において、主制御部32は、入賞口または大入賞口への入球が検出されると払出制御部42に対してパチンコ玉の払い出しを指令しているが、これに限られるものではなく、パチンコ玉に変換可能な有価価値であっても良い。例えば、パチンコ玉数を電子データに変換したものなどが考えられる。このとき、払出駆動部44に代えて電子データとして遊技者に払い出す(付与する)装置が設けられる。従って、払出駆動部44から払い出される「遊技媒体」としては、そのまま直接遊技に供することができる媒体に限られないことを意味する。
また、上述の実施形態において、ハンドル検出センサ50における検出が確認されたことをもって遊技の開始としているが、これに限られるものではない。例えば、発射球計数部46または払出球計数部48においてパチンコ玉をカウントしたとき、始動口入球センサ52により入球が検出されたとき、発射制御部34、演出制御部38または払出制御部42に対して制御指令したとき、遊技媒体貸出機60からパチンコ玉の貸出要求を受けたとき、遊技媒体貸出機60のカードリードライタ64にプリペイドカードが投入されたときなどをもって遊技の開始としても良い。例えば、払出制御部42に対する制御指令は、厳密にいえば遊技開始ではないが、遊技者の変更があったことが把握できれば本発明の目的を達成することができる。これにより、一遊技者毎の遊技データを取得できるからである。
また、上述の実施形態において、ハンドル検出センサ50において検出されなかったことをもって遊技の終了としているが、これに限られるものではない。例えば、発射球計数部46または払出球計数部48において所定時間以上に亘ってパチンコ玉をカウントしなくなったとき、始動口入球センサ52において所定時間以上入球が検出されなかったとき、発射制御部34、演出制御部38または払出制御部42に対して所定時間以上に亘って制御指令がなかったとき、カードリードライタ64に投入されるカードが変更されたとき、出玉がプラスであるにも拘らずパチンコ玉の貸出操作があったときなどをもって遊技の終了としても良い。
また、上述の実施形態において、通常遊技状態から大当たり状態へ移行したことに応じてタイマ22により計時を開始しているが、これに限られるものではなく、遊技が開始されてから初当たりとなるまでの間であれば、タイマ22による計時の開始時は限られるものではない。
また、上述の実施形態において、表示装置80aの表示器84における最大獲得玉データ表示領域92には、最大出玉Hと初当たりからの遊技時間tとが表示されているが、これに限らず、最大出玉Hを示すデータと初当たりからの遊技時間とを示すデータとが表示されるものであっても良い。最大出玉Hを示すデータとしては、例えば、最大出玉Hの概算値、パチンコ玉を入れる箱(通称「ドル箱」と呼ばれている)の数などが考えられる。また、遊技時間を示すデータとしては、例えば、遊技開始時刻と現在時刻とを表示することが考えられる。
さらには、最大獲得玉データ表示領域92には、最大出玉H及び初当たりからの遊技時間tを表示することに代えて、最大出玉H及び遊技を開始してからの時間を表示しても良い。
また、上述の実施形態において、表示装置80aの表示器84における最大獲得玉データ表示領域92には、最大出玉Hと初当たりからの遊技時間tとが左右に隣接して表示されているが、これに限られず、上下に隣接して表示するものであっても良い。さらに、必ずしも隣接している必要はなく、最大獲得玉データ表示領域92に表示されるデータのうち最大出玉H及び初当たりからの遊技時間tのみを、他のデータと異なる色で表示したり、大きさを変えたりして表示するものであっても良い。加えて、最大出玉Hと初当たりからの遊技時間tとを単に表示している場合のみであっても良い。
また、上述の実施形態において、表示器84の最大獲得玉データ表示領域92に表示されるデータの切り替えは、表示切替釦86を押下することによって行われているが、必ずしも釦を押下するものに限られず、他の方法によって操作するものであっても良い。さらには、操作によらず、音声認識等によって最大獲得玉データ表示領域92における表示を切り替えるようにしても良い。
また、上述の実施形態において、遊技が終了したことをもってタイマ22における計時を終了しているがこれに限られるものではない。例えば、最大出玉Hと現在の出玉との差分が所定値を超えたとき、タイマ22による計時を終了しても良い。このとき、表示装置80aの表示器84には、遊技者毎の遊技データではなく、一山当たり毎の遊技データが表示される。この場合であっても、本発明の目的を達成することができる。
また、上述の実施形態において、RAM18の過去遊技記憶領域には、遊技者毎のデータが記憶されているが、これに限られず、1日毎のデータとして記憶しても良い。さらには、遊技者毎のデータ及び1日毎のデータの両方のデータを記憶しても良い。これらの場合、表示装置80aの表示器84には、1日毎のデータ、または遊技者毎のデータ及び1日毎のデータが表示される。
また、上述の実施形態において、タイマ22がホールコンピュータ10aの制御部12に接続されているが、これに限られず、パチンコ機30の主制御部32に接続されていても良い。
また、上述の実施形態において、最大出玉H及び初当たりからの遊技時間tが、表示装置80aの表示器84に表示されているがこれに限られず、パチンコ機30の液晶表示器40に表示されるようにしても良い。このとき、RAM18に記憶される現在遊技記憶領域及び過去遊技記憶領域は、パチンコ機30の主制御部32に記憶されることが好ましい。