JP2003052901A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2003052901A
JP2003052901A JP2001249224A JP2001249224A JP2003052901A JP 2003052901 A JP2003052901 A JP 2003052901A JP 2001249224 A JP2001249224 A JP 2001249224A JP 2001249224 A JP2001249224 A JP 2001249224A JP 2003052901 A JP2003052901 A JP 2003052901A
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lending
game
bet
signal
medal
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JP2001249224A
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English (en)
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Koji Ikehara
宏治 池原
Hidehiro Matsumoto
英廣 松本
Yoshihiro Iwasaki
好洋 岩崎
Kiyohiro Naya
洋弘 納谷
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貸出処理及び遊技処理の並行処理を無くし、
且つ貸出処理中に行われた遊技実行のための操作を有効
化させる。 【解決手段】 本発明に係るスロットマシンは、貸出媒
体が有する有価価値の範囲内で遊技媒体の貸出要求を受
けて遊技媒体の貸出処理を実行するスロットマシンであ
って、貸出処理中に次の遊技実行のための操作が行われ
たとき、貸出処理が完了した後に該遊技実行のための処
理を実行することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有価価値を有する
プリペイドカード(磁気カードやICカード等)などの
貸出媒体により遊技媒体を貸し出して遊技を行うスロッ
トマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在ホールに設置されるスロットマシン
は、パチンコ機と異なり、横に設置されたメダル貸出機
でメダルの貸し出しを受ける、いわゆる現金対応型が一
般的であるが、近年、パチンコ機と同様、プリペイドカ
ード(以下、カードという)を用いてスロットマシンで
メダルの貸し出しを受ける、いわゆるCR対応型のスロ
ットマシンが種々提案されている。このスロットマシン
には、カードを受け付けるメダル貸出機がスロットマシ
ンと隣り合わせに設置されており、遊技者が自由に利用
できるようになっている。
【0003】スロットマシン及びメダル貸出機は、電気
的に接続されており、メダル貸出機は、自機、他機ある
いはホールの適所に設置された発券機で発行されたカー
ドを受け付けて、遊技者によるスロットマシン上での貸
出操作に応じてスロットマシンにメダルの貸出処理を指
示する制御信号(貸出要求信号)を送信する一方、スロ
ットマシンは、この制御信号に応じてメダルの貸出処理
を実施する。その結果、一回の貸出操作でカードから所
定度数が引き落とされて、所定枚数のメダルが貯留メダ
ルとして機内のクレジットデータに加算され、あるいは
貯留メダルが上限枚数を越えた場合には、この越えた分
のメダルが機内のメダル排出装置から排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スロットマ
シンは、予めソフト的に貯留されている複数枚のメダル
から一部を引き落とすか、機内にメダルを投入するかし
て、一回の遊技に対する賭数を設定し(BETし)、次
いで始動レバーを操作して三つのリールを回転始動させ
た後、各リールに対応するストップボタンを押釦操作し
て三つのリールを順次停止させるといった遊技態様を採
用しており、始動レバーの操作時に行われる抽選処理に
おいて入賞に当選し、且つ該入賞に係る組み合わせ図柄
が有効ライン上に揃うことで、該入賞に応じたメダルの
払い出しを受けることが可能な遊技機である。
【0005】従って、スロットマシンは、BET処理、
抽選処理、リールの回転及び停止を含めたリール制御処
理、並びに払出処理といった各種の処理を一回の遊技毎
に実行することとなるが、これらの処理を実行している
間に貸出処理を実行可能とすれば、遊技処理と貸出処理
とが並行処理となって、スロットマシンの制御部の負担
が大きくなり、本来行うべき動作が遅延したり、誤動作
を起こすといった悪影響が生じるおそれがある。
【0006】かかる問題を解決する施策として、貸出処
理中にBET操作や始動操作等の遊技実行のための操作
が行われた場合、この操作を受け付けない、即ちこの操
作を無効化するという方法も考えられるが、これによれ
ば、遊技者は、貸出処理が完了した後に遊技実行に関す
る操作を再度行わなければならず、遊技者に精神的なス
トレスを与えるおそれがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスロットマ
シンは、上記問題を解決するためになされたもので、請
求項1記載の如く、貸出媒体が有する有価価値の範囲内
で遊技媒体の貸出要求を受けて遊技媒体の貸出処理を実
行するスロットマシンであって、貸出処理中に次の遊技
実行のための操作が行われたとき、貸出処理が完了した
後に該遊技実行のための処理を実行することを特徴とす
る。
【0008】上記構成からなるスロットマシンによれ
ば、先の遊技処理が完了した後、貸出操作に基づき貸出
処理が実行される間、次の遊技実行のための操作が行わ
れると、その操作は保留状態となり、貸出処理が完了し
た後に、保留状態が解除されて先に行われた操作に基づ
く遊技実行のための処理が実行されるようになってい
る。従って、貸出処理中に行われた次の遊技実行のため
の操作は有効のままであり、貸出処理が完了した後に、
次の遊技実行のための操作を再度行う必要は無い。従っ
て、貸出処理が完了してから次の遊技実行のための操作
を行うまでのロスタイムも発生しない。
【0009】尚、「貸出媒体」とは、有価価値情報を記
憶(書き込み)可能な磁気カード(プリペイドカードや
会員カード)、ICカード、ICチップを埋め込んだコ
イン、フラッシュメモリー等のメモリー機能を備えたメ
モリーカード、あるいは有価価値情報を記憶可能なメモ
リー機能を備えてこの情報を無線乃至有線を介して通信
可能な携帯電話等の携帯端末などにより例示される記憶
媒体のみならず、トークン(コイン状のもの)などの所
定形状物であって、機内への投入によって有価価値を有
すると認識されるもの、機内へ投入される貨幣そのもの
をも含める概念である。また、「有価価値」とは、遊技
媒体に変換可能なもの又は遊技媒体と等価なものをい
い、金額価値のみならず、この金額価値に基づき換算さ
れた度数、あるいはこの金額価値に基づき換算された遊
技媒体の貸出可能数量を含める概念である。また、「遊
技媒体」とは、メダルに限らず、その他、スロットマシ
ンの遊技を実行できる媒体全てを含む概念である。
【0010】また、本発明に係るスロットマシンは、請
求項2記載の如く、貸出媒体が有する有価価値の範囲内
で遊技媒体の貸出要求を受けて遊技媒体の貸出処理を実
行すると共に、一回の遊技につき所定の割当時間が設定
されたスロットマシンであって、貸出処理中に次の遊技
実行のための操作が行われたとき、貸出処理が完了し且
つ先の遊技の割当時間が消費された後に該遊技実行のた
めの処理を実行することを特徴とする。
【0011】遊技者の遊技に対する過熱による投資金額
の増大を抑制するために、一回の遊技につき所定の割当
時間が設定されていて、先の遊技から所定の割当時間が
経過しなければ次の遊技の進行が禁止されるスロットマ
シンが提供されている。本発明に係るスロットマシン
は、これに対応するものである。先の遊技処理及びその
後の行われる貸出処理を合わせると、割当時間より長く
なるのが一般的であり、かかる場合、貸出処理が完了し
た時点で次の遊技を実行可能である(例えば請求項1の
発明)が、貸出処理の時間が極めて短く、貸出処理が完
了してもまだ先の遊技の割当時間を消費していない場合
も起こり得る。そこで、本発明に係るスロットマシンで
は、貸出処理が完了し且つ先の遊技の割当時間が消費さ
れるまで、次の遊技実行のための操作を保留状態とし、
割当時間が経過した後に、保留状態を解除して該遊技実
行のための処理を実行するものである。
【0012】遊技実行のための操作は、一例として、請
求項3記載の如く、遊技に対する賭数を設定する賭数設
定操作が挙げられる。かかる構成からなるスロットマシ
ンによれば、貸出処理中、あるいは該貸出操作前と該貸
出処理とに跨って次の遊技に対する賭数を設定する賭数
設定操作が行われれば、貸出処理が完了した時点、ある
いは所定の割当時間が経過した時点で、次の遊技に対す
る賭数設定処理が実行されることとなる。但し、この賭
数設定処理後であっても、更に異なる賭数設定処理(賭
数変更処理)は可能である。
【0013】ここで、賭数設定操作は、請求項4記載の
如く、内部貯留されている遊技媒体の一部を引き落とす
操作、及び外部から遊技媒体を機内に投入する操作の少
なくとも何れか一方からなるようにしてもよい。これ
は、いわゆる「クレジット方式」といわゆる「投入方
式」とを併用したものであり、何れか一方あるいは両方
の操作により次の遊技に対する賭数が設定される。
【0014】そして、遊技実行のための操作は、別の例
として、請求項5記載の如く、貸出処理中あるいはそれ
以前に次の遊技に対する賭数が設定されたことを前提と
する、入賞の成否を示す図柄変動表示手段の図柄変動開
始操作が挙げられる。かかる構成からなるスロットマシ
ンによれば、貸出処理中、あるいは貸出操作前と貸出処
理とに跨って次の遊技に対する賭数を設定する賭数設定
操作が行われ、続いてこの貸出処理中に図柄変動開始操
作が行われれば、貸出処理が完了した時点、あるいは所
定の割当時間が経過した時点で、次の遊技に対する賭数
設定処理及び図柄変動処理が自動的に実行されることと
なる。また、貸出操作前に次の遊技に対する賭数を設定
する賭数設定操作が行われたり、先の遊技で所定の入賞
(いわゆる「リプレイ入賞」)が成立した状態で、貸出
処理中に図柄変動開始操作が行われれば、貸出処理が開
始されるまでに、賭数設定処理がすでに実行され、貸出
処理が完了した時点、あるいは所定の割当時間が経過し
た時点で、次の遊技に対する図柄変動処理が自動的に実
行されることとなる。
【0015】また、これらの構成からなるスロットマシ
ンにおいては、請求項6記載の如く、貸出処理中に行わ
れた遊技実行のための操作を、該遊技実行のための処理
を実行するまでに解除可能な手段を設けるのがより好ま
しい。かかる構成によれば、貸出処理中に行った遊技実
行のための操作は、貸出処理が完了するまで、あるいは
所定の割当時間が経過するまでキャンセル可能であり、
誤操作した場合の救済となり得る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
スロットマシン及びメダル貸出機について図面を参酌し
つつ説明する。
【0017】図1は、スロットマシン及びメダル貸出機
の正面図を示す。本実施形態に係るスロットマシン1
は、ボックス状の筐体8に、周面に複数の図柄がそれぞ
れ表示された三個のリール10,…を備えており、各リ
ール10に対応させて、筐体8の正面中央部の中間パネ
ルには、各リール10の三コマ分の図柄を視認可能にす
る図柄表示窓11が形成されると共に、図柄表示窓1
1,…を横切る上、中、下、斜めの五本の停止ライン
L,…が表示されている。
【0018】図柄表示窓11,…の下方位置には、BE
Tボタン12,13,14、メダル投入口15、始動レ
バー17、ストップボタン18、メダル貸出ボタン1
9、カード返却ボタン20、貸出可表示ランプ21、カ
ード残高表示器22、貯留メダル枚数表示器23、BE
T操作済み確認ランプ25、BET操作キャンセルボタ
ン26、始動操作済み確認ランプ27、始動キャンセル
ボタン28が設けられている。
【0019】このスロットマシン1は、遊技の開始に先
立ち、予め筐体8内に(ソフト的に)貯留されている複
数枚のメダルから一部を引き落として遊技に対する賭数
を設定する(BETする)方式(クレジット方式)を実
施するほか、メダル投入口15よりメダルを投入して遊
技に対する賭数を設定する(BETする)方式(メダル
投入方式)を実施することが可能である。
【0020】BETボタン12,13,14は、最高三
枚を限度として、遊技に対して賭けるべきメダルを貯留
メダルから引き落とすためのもので、三枚賭け用のMA
X−BETボタン12の他に、一枚賭け用の1BETボ
タン13及び二枚賭け用の2BETボタン14の三種類
が用意されている。
【0021】MAX−BETボタン12を押釦操作すれ
ば、五本の停止ラインL,…がすべて有効化され、1B
ETボタン13を押釦操作すれば、中央の停止ラインL
のみが有効化され、2BETボタン14を押釦操作すれ
ば、横三本の停止ラインL,…が有効化され、その際、
各賭数に応じた枚数のメダルが貯留メダルから徴収され
るようになっている。
【0022】貯留メダル枚数表示器23は、7個の発光
セグメントからなるディジタル表示器であって、貯留メ
ダル枚数表示器23には、現在の貯留メダルの総枚数が
表示される。従って、BETボタン12,13,14の
何れかを押釦操作する度に、更新された貯留メダル枚数
が貯留メダル枚数表示器23に表示されるようになって
いる。
【0023】メダル投入口15は、筐体8内に配置され
たメダル排出装置のホッパー(図示しない)にメダルガ
イドを介して連絡され、該メダル投入口15から投入さ
れたメダルは、メダルガイド上に設けられたメダル投入
センサ(図示しない)で検知された後、ホッパーに収容
されるようになっている。メダル投入センサの出力信号
は、BETボタン12,13,14の出力信号と同様、
遊技に対する賭数入力手段として用いられ、メダルの投
入枚数に応じた大きさの賭数が設定される。
【0024】但し、メダル投入方式に基づくBET処理
とクレジット方式に基づくBET処理とは相互に補填関
係にあり、例えば、メダルを一枚投入することにより一
枚がBETされた後、これより賭数の大きなBETボタ
ン14,16が押釦操作されたならば、貯留メダルから
その差分が徴収されると共に、押釦操作されたBETボ
タン14,16に対応した停止ラインL,…が有効化さ
れる。
【0025】これらのBET処理により停止ラインLが
有効化されたか否かは、図柄表示窓11の側方位置に縦
並びに五つ設けられたライン有効化表示器24,…によ
って確認することができる。一枚がBETされた場合、
中央の表示器24が点灯し、二枚がBETされた場合、
中央及びその上下の表示器24,…が点灯し、三枚がB
ETされた場合、全ての表示器24,…が点灯するよう
になっている。
【0026】始動レバー17は、遊技の開始タイミング
を設定するためのもので、始動操作が行われると、始動
操作フラグがセットされて、三つのリール10,…が同
時に回転始動するようになっている。しかも、この際、
始動操作フラグのセットに基づき、制御部内では乱数発
生器を用いた抽選処理が実行され、入賞に当選すると、
その入賞に応じたフラグがセットされる(いわゆる「フ
ラグが立つ」と称する)。抽選処理は各遊技毎に毎回実
行されるが、この方式は完全確率方式と呼ばれている。
リール回転処理及び抽選処理が実行されると、始動操作
フラグはリセットされるようになっている。
【0027】但し、本実施形態に係るスロットマシン1
は、一回の遊技につき所定の割当時間(例えば4.1
秒)が設定されており、この割当時間を経過するまで
は、次の遊技へ移行できないようになっている。従っ
て、この割当時間内に次の遊技のための始動操作を行え
ば、始動操作フラグがセットされて抽選処理は実行され
るが、リール回転処理は実行されず、割当時間経過まで
始動操作フラグが保留されその時点でリール回転処理が
実行されることとなる。
【0028】ストップボタン18は、各リール10に対
応して三つ設けられ、何れかのストップボタン18を押
釦操作すれば、これに対応したリール10の停止が行わ
れる。フラグがセットされた状態においては、いわゆる
「図柄の引き込み」と称して、フラグに係る図柄の手前
最大四コマまでの範囲でストップボタン18を押すと、
入賞に係る図柄が有効ラインL上に滑り込むようにリー
ル10が制御され、その結果、全リール10,…が停止
した時、有効化された停止ラインLに入賞に係る組み合
わせ図柄が揃うと、入賞が成立して対応する枚数のメダ
ルが払い出される。入賞が成立しなければ、メダルの払
い出しは行われない。払い出されたメダルは、貯留メダ
ル枚数が所定枚数(例えば250枚)になるまでは、内
部で貯留され、これを越える分は、メダル排出装置が作
動してメダル排出口29から受け皿30に排出される。
【0029】メダル貸出ボタン19は、メダル貸出機2
に投入されたカードから所定度数を引き落とすためのも
ので、押釦操作により、メダル貸出機2からスロットマ
シン1側にメダル貸出を指示する制御信号が送信され、
筐体8内の貯留メダル数は、カードからの引き落とし度
数に応じた枚数分だけ加算される。貸出可表示ランプ2
1は、メダル貸出ボタン19が有効であるか否かを示す
もので、点灯中は貸出処理の実行が可能となっている。
【0030】本実施形態に係るスロットマシン1は、貸
出処理中においても、BET操作(メダル投入方式であ
るかクレジット方式であるかを問わない)及び始動レバ
ー17の操作を受付可能としている。例えば、貸出処理
中にBET操作を行えば、その賭数に応じたBET操作
フラグがセットされ、所定の割当時間が経過しているこ
とを前提として貸出処理完了後にBET処理が実行され
る。また、貸出処理中あるいはその前にBET操作がな
されたことを前提として、貸出処理中に始動操作を行え
ば、抽選処理が実行されると共に、始動操作フラグがセ
ットされ、所定の割当時間が経過していることを前提と
して貸出処理完了後にリール回転処理が実行される。B
ET操作フラグがセットされたことは、BET操作済み
確認ランプ25の点灯によって確認することができ、始
動操作フラグがセットされたことは、始動操作確認ラン
プ27の点灯によって確認することができる。
【0031】BET操作キャンセルボタン26は、貸出
処理中に行われたBET操作を貸出処理が完了するまで
の間に解除するためのもので、押釦操作により、BET
操作フラグがリセットされて、BET操作済み確認ラン
プ25が消灯し、且つ、BETボタン12,13,14
の押釦操作によりBETされたメダルについては、貯留
メダルに加算返却される一方、メダル投入口15からの
投入によりBETされたメダルについては、メダル排出
装置が作動してメダル排出口29から返却される。
【0032】始動操作キャンセルボタン28は、貸出処
理中に行われた始動操作を貸出処理が完了するまでの間
に解除するためのもので、押釦操作により、始動操作フ
ラグがリセットされて、始動操作確認ランプ27が消灯
し、且つ、抽選処理における抽選結果がクリアされる。
【0033】上記構成のスロットマシン1に対し、本実
施形態に係るメダル貸出機2は、カードの発行機能を有
するもので、紙幣の投入により、機体40内に収容され
た磁気カードを搬出し、このカードにカード番号や有価
価値などの情報を記録してカード挿排口49まで搬出す
る。また、メダル貸出機2は、自機又は他のメダル貸出
機や発券機で発行されたカードを受け付け可能なもの
で、カード挿排口49より投入されたカードからそのカ
ードに記録された度数を含む記録情報を読み取ることが
できる。
【0034】ボックス状の機体40の前面には、メダル
貸出機2の動作状態を報知するための表示ランプ44、
所定金種の紙幣(千円札、五千円札、一万円札など)を
受け付ける紙幣投入口45、最低額金種の紙幣(千円
札)を釣りとして排出する紙幣返却口46、カードの発
行額を選択する数個の金額選択ボタン47,…、カード
投入ボタン48及びカード挿排口49が、それぞれ設け
られている。
【0035】カード挿排口49は、紙幣投入口45への
紙幣の投入及び一の金額選択ボタン47の押釦に応じて
カードの発行を行うと共に、この発行されたカードや、
他のメダル貸出機又は発券機で発行されたカードが投入
される部分である。カード投入ボタン48は、カード挿
排口49に発行されたカードを機体40内に投入させる
際に使用されるもので、押釦操作により、発行されたカ
ードがカード挿排口49から内部に取り込まれるように
なっている。
【0036】図2は、スロットマシン1及びメダル貸出
機2の電気的構成を概略化して示す。スロットマシン1
は、制御、演算の主体であるCPU、遊技制御プログラ
ムが記憶されるROM、データの読み書きに用いられる
RAM及び乱数発生器を有する制御部55を備えてい
る。
【0037】制御部55のCPUには、バスを介して各
種の入出力部が接続されている。入力部としては、MA
X−BETボタン12、1BETボタン13、2BET
ボタン14、メダル投入口15より投入されたメダルを
検知するメダル投入センサ16、始動レバー17、スト
ップボタン18,…、BET操作キャンセルボタン2
6、始動操作キャンセルボタン28などが接続され、こ
れらの信号がCPUに入力されるようになっている。出
力部としては、リール10,…の回転始動・停止・引き
込みを実行するリール駆動部57、メダル排出装置(メ
ダル貸出部)58、貯留メダル枚数表示器23、特別遊
技モード時やマシンの電飾などに用いられる表示ランプ
等59、ライン有効化表示器24、BET操作済み確認
ランプ25、始動操作済み確認ランプ27が接続され、
入力信号に基づいて各種の出力部が制御される。
【0038】また、入出力部としては、メダル貸出機2
の制御部65(に接続されたインターフェイス回路6
6)との間で貸出処理に関する各種制御信号をやり取り
するための中継基板60、遊技実行の開始から完了まで
の時間を計時するタイマー61が接続されている。中継
基板59及びインターフェイス回路66間の制御信号
は、貸出可能信号、貸出状態信号、貸出要求信号、貸出
了解信号などで構成され、各信号線が一本のケーブルと
してまとめられている。
【0039】貸出可能信号は、スロットマシン1からメ
ダル貸出機2に対し、メダル貸出指示を受け入れ可能な
状態にあるか否かを知らせるための信号である。遊技処
理実行時などは、貸出可能信号がHレベルとなって、貸
出処理が不可能となる一方、これらを完了すると、貸出
可能信号がLレベルに反転して、貸出処理が可能にな
る。
【0040】貸出状態信号は、メダル貸出機2からスロ
ットマシン1へと出力される信号であって、メダル貸出
機2が貸出処理を指示する状態にあるか否かを示す。こ
の信号も、通常はHレベルであって、スロットマシン1
のメダル貸出ボタン19が押釦操作されることによりL
レベルに反転し、メダル貸出ボタン19の1回の操作に
よって貸し出しされるべき相当数が消化された所定時間
後はHレベルに反転する。
【0041】貸出要求信号は、メダル貸出機2からスロ
ットマシン1へと出力される信号であって、スロットマ
シン1の制御部55に、貸出処理の実行を指示する。こ
の信号は通常はHレベルであって、Lレベルへの反転に
より1度数分のメダル(例えば5枚)の貸出処理が指示
される。尚、メダル貸出ボタン19が1度操作されるこ
とにより、複数度数分の貸出処理が行われる場合は、そ
の度数に応じた数分のパルス信号が順次生成されて出力
される。
【0042】貸出了解信号は、メダル貸出機2からのメ
ダル貸出指示を受け取ったことを示す制御信号である。
通常はHレベルであり、貸出要求信号がLレベルになっ
てから所定時間後にLレベルに反転し、さらに所定時間
後にHレベルに復帰する。
【0043】メダル貸出ボタン19、カード返却ボタン
20、貸出可表示ランプ21、カード残高表示器22
は、別個の中継基板62を介してメダル貸出機2の制御
部65に接続され、メダル貸出機2の制御下に置かれて
いる。中継基板61とメダル貸出機2の制御部65との
間にやり取りされる制御信号は、ランプ点灯信号、表示
制御信号などがあり、各信号線が一本のケーブルとして
まとめられている。
【0044】ランプ点灯信号は、スロットマシン1の中
継基板61へと出力される信号であって、この信号は、
貸出可能信号がLレベル且つ貸出状態信号がHレベルに
あるときにLレベルとなり、貸出可表示ランプ21を点
灯させる。従って、メダル貸出ボタン19が押釦操作さ
れて貸出状態信号がLレベルに反転することや、始動レ
バー17が操作されて貸出可能信号がHレベルに反転す
ることにより、Hレベル(貸出可表示ランプ20の消
灯)に反転し、貸出処理あるいは遊技処理が完了するま
で、Hレベルのまま維持される。
【0045】表示制御信号は、スロットマシン1の中継
基板61へと出力される信号であり、残度数データを表
示するための信号である。この信号は、貸出要求信号に
対応しており、この貸出要求信号がLレベルからHレベ
ルに反転するのに伴って、残度数データが送信される。
【0046】図3は、制御部55の電気的構成を概略化
して示す。信号処理部は、それぞれBETボタン12,
13,14、メダル投入センサ16、始動レバー17、
BET操作キャンセルボタン26、及び始動操作キャン
セルボタン28からの入力部を介する入力信号に対応す
るそれぞれBETボタン受付信号、メダル投入センサ受
付信号、始動レバー受付信号、BET操作解除受付信
号、及び始動操作解除受付信号、さらには、それぞれラ
イン有効化表示器24、BET操作済み確認ランプ2
5、及び始動操作済み確認ランプ27への出力部を介す
る出力信号であるそれぞれライン有効化ランプ点灯信
号、BET操作済み確認ランプ点灯信号、及び始動操作
済み確認ランプ点灯信号を、それぞれ内部処理してい
る。
【0047】BETボタン受付信号は、遊技処理中(貸
出可能信号がHレベル)でなく、且つ始動操作フラグが
セットされていないときにHレベルとなり、BETボタ
ン12,13,14の受け付けが可能となる。従って、
BETボタン12,13,14が押釦操作されること
や、始動レバー17が操作されることにより、Lレベル
(BETボタン12,13,14の操作無効化)に反転
し、BET処理(貸出処理中はBET操作フラグ設定処
理)あるいは遊技処理が完了したり、始動操作フラグが
セットされている状態で始動操作キャンセルボタン28
が押釦操作されると、Hレベルに復帰する。
【0048】メダル投入センサ受付信号も、遊技処理中
でなく、且つ始動操作フラグがセットされていないとき
にHレベルとなり、メダル投入口15からのメダルの受
け付けが可能となる。従って、メダル投入口15からメ
ダルが投入されることや、始動レバー17が操作される
ことにより、Lレベル(メダル投入センサの無効化)に
反転し、BET処理(貸出処理中はBET操作フラグ設
定処理)あるいは遊技処理が完了したり、始動操作フラ
グがセットされている状態で始動操作キャンセルボタン
28が押釦操作されると、Hレベルに復帰する。尚、始
動操作フラグがセットされている場合であっても、メダ
ル投入センサ受付信号をHレベルにしておき、BETの
ため以外に余分に投入されたメダルを受け付け可能とし
て、これを内部貯留(クレジットアップ)するようにし
てもよい。
【0049】始動レバー受付信号は、BET処理(貸出
処理中はBET操作フラグ設定処理)が実行されたとき
にHレベルとなり、始動レバー17の受け付けが可能と
なる。従って、始動レバー17が操作されることによ
り、Lレベル(始動レバー17の操作無効化)に反転
し、遊技処理が完了してBET処理が実行されるまで、
Lレベルに維持される。
【0050】BET操作解除受付信号は、貸出処理中に
BET操作が行われる(即ち、BET操作フラグがセッ
トされる)と、Hレベルとなり、BET操作キャンセル
ボタン26の受け付けが可能となる。従って、BET操
作フラグがセットされた状態でBET操作キャンセルボ
タン26が押釦操作されたり、始動レバー17が操作さ
れると、Lレベルに反転する。
【0051】始動操作解除受付信号は、貸出処理中に始
動レバー17が操作される(即ち、始動操作フラグがセ
ットされると)、Hレベルとなり、始動操作キャンセル
ボタン28の受け付けが可能となる。従って、始動操作
フラグがセットされた状態で始動操作キャンセルボタン
28が押釦操作されたり、割当時間が経過したことを前
提として貸出処理が完了すると、Lレベルに反転する。
【0052】ライン有効化ランプ点灯信号は、貸出処理
中にBET操作された場合は、貸出処理が完了した際、
また、貸出処理以外にBET操作された場合は、その時
点で、Hレベルに一旦復帰させて、ライン有効化表示器
24を消灯させた後、再度Lレベルに反転させて、賭数
に応じてライン有効化表示器24を点灯させる。
【0053】BET操作済み確認ランプ点灯信号は、貸
出処理中にBET操作が行われる(即ち、BET操作フ
ラグがセットされる)と、Lレベルとなり、BET操作
フラグがセットされた状態でBET操作キャンセルボタ
ン26が押釦操作されたり、割当時間が経過したことを
前提として貸出処理が完了すると、Hレベルとなる。
【0054】始動操作済み確認ランプ点灯信号は、始動
操作解除受付信号と同期しており、貸出処理中に始動レ
バー17が操作される(即ち、始動操作フラグがセット
されると)、Lレベルとなり、始動操作フラグがセット
された状態で始動操作キャンセルボタン28が押釦操作
されたり、割当時間が経過したことを前提として貸出処
理が完了すると、Hレベルとなる。
【0055】また、タイマー61への入出力部を介する
出力信号であるクリア信号は、タイマー61からの入出
力部を介する計時データ信号に基づき、当該遊技の割当
時間が消費されたと信号生成部が判断した結果、リール
回転処理が実行されて始動操作フラグがリセットされる
ことにより信号生成部からタイマー61に向けて出力さ
れるもので、これを受けたタイマー61は、次回の遊技
に対する割当時間の計時を新たに開始する。
【0056】リール駆動部57への出力部を介するリー
ル制御信号は、始動操作フラグのリセットに応じて信号
生成部からリール駆動部57に向けて出力されるもの
で、これを受けたリール駆動部57は、三つのリール1
0,…を同時に回転始動させる。回転始動したリール1
0は、所定回転速度に達した後、ストップボタン18が
有効化されて、停止可能となる。
【0057】図2に戻り、メダル貸出機2の制御部65
は、制御、演算の主体であるCPUと、プログラムが記
憶されるROMと、データの読み書きに用いられるRA
Mとを備え、CPUには、バスを介して各種の入出力部
が接続されている。
【0058】入力部としては、金額選択ボタン47,
…、カード投入ボタン48などが接続され、出力部とし
ては、表示ランプ44、カードの取り込み・排出を行う
カード搬送部69が接続され、入出力部としては、他の
メダル貸出機、発券機及び制御装置と通信を実施するた
めのインターフェイス回路71、投入紙幣の取り込み・
排出を行う紙幣搬送部72、内蔵の磁気ヘッドにより取
り込んだカードに対してカード情報の読み書きを行うカ
ードリードライタ73などが接続されている。
【0059】また、制御部65は、中継基板61を介し
て入力されるメダル貸出ボタン19及びカード返却ボタ
ン20からの入力信号に対応する貸出受付信号及び返却
受付信号を内部処理している。
【0060】貸出受付信号は、貸出可能信号がLレベル
且つ貸出状態信号がHレベルにあるときにHレベルとな
り、メダル貸出ボタン19の受け付けが可能となる。従
って、メダル貸出ボタン19が押釦操作されて貸出状態
信号がLレベルに反転することや、始動レバー17が操
作されて貸出可能信号がHレベルに反転することにより
Lレベル(メダル貸出ボタン17の操作無効化)に反転
し、貸出処理及び遊技処理が完了するまで、Lレベルの
まま維持される。
【0061】返却受付信号も、貸出可能信号がLレベル
且つ貸出状態信号がHレベルにあるときにHレベルとな
り、メダル返却ボタン20の受け付けが可能となる。従
って、メダル貸出ボタン19が押釦操作されて貸出状態
信号がLレベルに反転することや、始動レバー17が操
作されて貸出可能信号がHレベルに反転することにより
Lレベル(カード返却ボタン20の操作無効化)に反転
し、貸出処理及び遊技処理が完了するまで、Lレベルの
まま維持される。
【0062】図4は、貸出処理に関するスロットマシン
1とメダル貸出機2との間の信号のやり取りを示す。ス
ロットマシン1では、電源立ち上げ時から所定時間TS
が経過するまでの間、貸出可能信号がHレベルで維持さ
れる。この貸出可能信号がLレベルに反転したときにメ
ダル貸出ボタン19が押釦操作されると、メダル貸出機
2は、その入力信号を受け付けて、貸出状態信号をLレ
ベルに反転させた後、その反転処理から所定の時間間隔
T0をおいて、貸出要求信号をLレベルに反転させる。
【0063】スロットマシン1の制御部55は、この貸
出要求信号のレベル反転が所定時間T1の間持続するこ
とを確認した後、貸出了解信号をLレベルに反転させる
ことにより、メダル貸出機2にメダル貸出指示を受け入
れた旨を送信する。この後、さらにT2の時間が経過す
ると、メダル貸出機2の制御部65は、貸出要求信号を
Hレベルに復帰させると共に、受け付け中のカードの度
数データを1度数分デクリメントする。また、このとき
スロットマシン1の制御部55は、現在の貯留メダルに
1度数分のメダル(5枚)を加算し、さらにT3の時間
が経過すると、貸出了解信号をHレベルに復帰させる。
【0064】メダル貸出機2の制御部65は、この貸出
了解信号のHレベルへの復帰をチェックした後、所定時
間T4が経過した時点で、1度数分の貸出処理が完了し
たと認識する。以下、同様の通信動作により、あらかじ
め定められた度数分(図示例では10度数)の貸出処理
が行われるもので、メダル貸出機2の制御部50は、最
後の貸出処理完了から所定時間TEが経過すると、貸出
状態信号をHレベルに復帰させる。この結果、貯留メダ
ルは、1度数分のメダルに引き落とし度数分を乗じた数
のメダル(本例では50枚)が加算されたものとなる。
【0065】尚、メダル貸出ボタン17の操作により、
カードから何度数分の度数データを差し引くかは任意に
設定することができ、また1度数に対応させる貸出メダ
ル数も、適宜変更することが可能である。
【0066】ここで、貸出操作は、電源立ち上げ時を除
き、遊技と遊技との間に行われることが大半である。従
って、かかる貸出操作に先立ち、あるいは貸出処理中に
BET操作や始動操作が行われることもある。先の遊技
と次の遊技との間に貸出操作が行われた場合、貸出処理
は、先の遊技を開始してから所定の割当時間を経過した
後に完了するのが一般的であるから、かかる間に始動操
作が行われれば、貸出処理が完了した後、すぐに遊技が
開始されることとなる。
【0067】図5は、遊技実行に関するスロットマシン
1内での信号のやり取りを、貸出処理に関するスロット
マシン1とメダル貸出機2との間の信号のやり取りに対
応させて示す。メダル貸出ボタン17の押釦操作により
貸出状態信号がLレベルとなって貸出処理が実行される
間に、例えば一枚のメダルがメダル投入口15から投入
されると、BET操作フラグ設定処理が瞬間的に実行さ
れる。この瞬間、BETボタン受付信号及びメダル投入
センサ受付信号はLレベルとなり(図中は縦の実線で示
す)、BETボタン12,13,14及びメダル投入セ
ンサ16が瞬間的に無効化される。
【0068】また、BET操作に伴って、BET操作済
み確認ランプ点灯信号、BET操作解除信号、及び始動
レバー受付信号が反転し、これにより、BET操作フラ
グがセットされたとして、BET操作済み確認ランプ2
5が点灯すると共に、始動レバー17及びBET操作キ
ャンセルボタン26が有効化される。
【0069】また、メダル投入による賭数が最大賭数と
なっていない状態で、BETボタン12,14が押釦操
作されると、その賭数に応じたBET操作フラグ設定処
理が瞬間的に実行される。この瞬間も最初のBET操作
時と同様、BETボタン受付信号及びメダル投入センサ
受付信号はLレベルとなり(図中は縦の実線で示す)、
BETボタン12,13,14及びメダル投入センサ1
6が瞬間的に無効化される。
【0070】かかる状態で貸出処理が完了すると、その
時点でBET操作フラグがリセットされて該BET操作
フラグに応じた賭数のBET処理が実行されるが、貸出
処理中に始動操作が行われると、BET操作フラグのセ
ット状態を維持しつつ、始動操作フラグが設定される。
この瞬間、始動レバー受付信号はLレベルとなり、始動
レバー17が無効化される。
【0071】また、始動操作に伴って、始動操作済み確
認ランプ点灯信号及び始動操作解除受付信号が反転し、
これにより、始動操作フラグがセットされたとして、始
動操作済み確認ランプ27が点灯すると共に、始動操作
キャンセルボタン28が有効化されるのみならず、BE
T操作が暫定的に確定されたとして、BETボタン受付
信号、メダル投入センサ受付信号、及びBET操作解除
信号が反転し、BETボタン12,13,14、メダル
投入センサ16、及びBET操作キャンセルボタン26
が無効化される。
【0072】そして、貸出状態信号がHレベルとなって
貸出処理が完了すれば、先の遊技の割当時間が経過して
いるとして、BET処理及びリール回転処理が自動的に
実行されて、次の遊技処理が開始される。この際、貸出
可能信号はHレベルになり、貸出操作が禁止されると共
に、貸出処理中におけるBET操作及び始動操作が確定
されて、BET操作済み確認ランプ点灯信号、始動操作
済み確認ランプ点灯信号、及び始動操作解除受付信号が
反転し、BET操作済み確認ランプ25、始動操作済み
確認ランプ27が消灯すると共に、始動操作キャンセル
ボタン28が無効化される。
【0073】貸出可能信号のHレベルは、遊技処理(全
部又は一部のリール10,…が停止するまで(入賞が成
立した場合、入賞メダルの払出処理が完了するまで、あ
るいは告知等に関する演出を液晶表示器、ドットマトリ
クス表示器、光、音等を用いて行う場合、該演出処理が
完了するまで))の間、維持される。従って、遊技処理
を完了すれば、貸出操作が可能になるとして、貸出可能
信号がLレベルに反転し、また、遊技実行のための操作
が可能になるとして、BETボタン受付信号及びメダル
投入センサ受付信号がHレベルに反転する。
【0074】このような態様に対し、先の遊技と次の遊
技との間に貸出操作が行われた場合であっても、貸出処
理が先の遊技を開始してから所定の割当時間内に完了す
る場合もある。かかる場合、貸出処理が完了し、しかる
後、割当時間が経過すると同時に、遊技処理が開始され
ることとなる。
【0075】図6は、その態様を示す。遊技の開始タイ
ミングが貸出処理の完了よりも後となることで、貸出可
能信号、BET操作済み確認ランプ点灯信号、始動操作
済み確認ランプ点灯信号、始動操作解除受付信号、及び
ライン有効化ランプ点灯信号の反転タイミングは、割当
時間が消費された時点に設定される。
【0076】図7は、スロットマシン1の制御部55に
おけるメイン処理のフローチャートを示す。まず最初
に、BET済みであるか否かのチェックを行う(S10
0)。これは、遊技において、いわゆる「リプレイ図
柄」が有効ライン上に揃った場合、再遊技可能であると
して、先の遊技に対する賭数と同じ賭数の自動BET処
理が実行されることによる。BET済みでなければ、B
ET操作が行われたか否かをチェックし(S110)、
これがYESの場合、BET処理が実行されて、賭数に
応じたライン有効化ランプ25を点灯させる(S12
0)。このBET処理については、図8のフローチャー
トを用いて詳述する。
【0077】次ぎに、始動操作が行われたか否かをチェ
ックし(S130)、これがYESの場合、割当時間を
計時するためのタイマー61が作動しているか否か、即
ち電源立ち上げ時からの初回の遊技でないか否かをチェ
ックする(S140)。タイマーが作動していない場合
は、S140がNOとなって、遊技処理を開始する(S
160)。一方、タイマーが作動している場合は、S1
40がYESとなって、先の遊技の割当時間を経過して
いるか否かをチェックし(S150)、先の遊技の割当
時間を経過したならば(S150)、遊技処理を開始す
る(S160)。この遊技処理については、図9のフロ
ーチャートを用いて詳述する。
【0078】次ぎに、遊技処理が実行されるか、あるい
はS110及びS130がNOの場合、貸出処理が可能
であるとして、貸出操作が行われたか否かをチェックし
(S170)、これがYESの場合、貸出処理を実行
し、貯留メダル枚数をクレジットアップさせる(S18
0)。
【0079】貸出処理が完了すれば、BET操作フラグ
がセットされているか否か、即ち貸出処理中にBET操
作が行われたか否かをチェックし(S190)、これが
NOの場合、あるいはS170がNOの場合、S100
に戻る一方、これがYESの場合、次に、始動操作フラ
グがセットされているか否か、即ち貸出処理中に始動操
作が行われたか否かをチェックする(S200)。これ
がYESの場合、S140に戻り、タイマーチェック
(S140)や計時チェック(S150)を行った後、
遊技処理を実行する(S160)。
【0080】また、S200がNOの場合、貸出処理中
にBET処理のみが行われたとして、始動操作後と同
様、タイマーチェック(S210)や計時チェック(S
220)を行った後、S120に戻ってBET処理を実
行し、しかる後、始動操作の待ち受け状態とする(S1
30)。貸出処理中のBET操作や始動操作に関する割
込処理については、図10のフローチャートを用いて詳
述する。
【0081】図8は、上述の如く、スロットマシン1の
制御部55におけるBET処理のフローチャートを示
す。まず、BET操作フラグがセットされているか否
か、即ち貸出処理中におけるBET操作か否かをチェッ
クし(S300)、これがYESの場合、フラグの種別
を判断し(S310)、BET操作フラグをリセットす
る(S320)と共に、この判断結果に基づいてライン
有効化表示を行う(S330)。BETボタン12,1
3,14の押釦操作に基づくBET操作であれば、ライ
ン有効化表示の際(S330)に、貯留メダルから賭数
分の減算処理を実行する。
【0082】一方、S300がNOの場合、非貸出処理
中におけるBETボタン12,13,14の押釦操作に
よるBET操作であるか否かをチェックし(S34
0)、これがYESの場合、BETカウンタチェックを
行い(S350)、貯留メダルから賭数分の減算処理と
共に、ライン有効化表示を行う(S330)。S340
がNOの場合、非貸出処理中におけるメダル投入操作に
よるBET操作であるか否かをチェックし(S36
0)、これがYESの場合、投入メダル枚数チェックを
行い(S370)、ライン有効化表示を行う(S33
0)。S360がNOの場合は、エラー表示を行う(S
380)。
【0083】図9は、上述の如く、スロットマシン1の
制御部55における遊技処理のフローチャートを示す。
まず、遊技処理が開始されると同時に、貸出可能信号を
Hレベルにして、貸出処理を不可能な状態に設定する
(S400)。次に、始動操作フラグがセットされてい
るか否かをチェックし(S410)、これがYESの場
合、フラグをリセットする(S420)。そして、S4
10がNOの場合と同様、全リール10,…を一斉に回
転始動させる(S430)と共に、当該遊技の割当時間
を計時するためにタイマーをクリアして計時を再スター
トさせる(S440)。
【0084】次に、全リール10,…が停止したか否か
をチェックし(S450)、これがYESの場合、入賞
が成立したか否か、即ち有効ライン上に入賞に係る組み
合わせ図柄が揃ったか否かをチェックする(S46
0)。そして、これがYESの場合、払出処理を行う
(S470)と同時に、遊技処理が完了したとして貸出
可能信号をLレベルに復帰させる(S480)一方、S
460がNOの場合、払出処理を行うことなく遊技処理
が完了したとして貸出可能信号をLレベルに復帰させる
(S480)。
【0085】図10は、上述の如く、スロットマシン1
の制御部55における貸出処理中のBET操作や始動操
作に関する割込処理のフローチャートを示す。貸出処理
中にBET操作が行われる(S500)と、すでにBE
T操作フラグがセットされているか否かをチェックし
(S510)、これがNOの場合、BET操作フラグを
セットする(S520)と共に、BET操作済み確認ラ
ンプ25を点灯させる(S530)。また、貸出処理中
にBET操作の解除操作が行われる(S540)と、B
ET操作フラグがセットされているか否かをチェックし
(S550)、これがYESの場合、BET操作フラグ
をリセットする(S560)と共に、BET操作済み確
認ランプ25を消灯させる(S570)。
【0086】一方、貸出処理中に始動操作が行われる
(S580)と、始動操作フラグがセットされているか
否かをチェックし(S590)、これがNOの場合、始
動操作フラグをセットする(S600)と共に、始動操
作済み確認ランプ27を点灯させる(S610)。ま
た、貸出処理中に始動操作の解除操作が行われる(S6
20)と、始動操作フラグがセットされているか否かを
チェックし(S630)、これがYESの場合、始動操
作フラグをリセットする(S640)と共に、始動操作
済み確認ランプ27を消灯させる(S650)。
【0087】本実施形態に係るスロットマシン及びメダ
ル貸出機は以上の構成からなり、かかる構成によれば、
貸出処理と遊技処理とが並行処理されることはないた
め、制御部の負担を軽減して、制御部の動作遅延や誤動
作を防止することができる。また、貸出処理中に遊技実
行のための操作が行われても、先の遊技の割当時間が経
過した後でなければ、次の遊技が開始されないようにな
っているため、遊技者の遊技に対する過熱により投資金
額が過度に増大するのを抑制することができる。
【0088】尚、本発明に係るスロットマシン及び遊技
媒体貸出機は、上記実施形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更
が可能である。
【0089】例えば、一回の遊技の割当時間は、約4.
1秒に限定されるものではなく、種々の状況に応じて適
宜な時間に設定可能である。また、割当時間の計時開始
時点は、全リール10,…の回転始動時点でなく、始動
レバー17の操作時点であってもよい。
【0090】また、リール回転処理(図柄変動処理)と
しては、全リール10,…を一斉に回転始動させる態様
ではなく、各リール10を順次回転始動させる態様や、
一のリール10のみを先に回転始動させて残りのリール
10,10を一斉に回転始動させる態様も採用可能であ
る。かかる場合、割当時間の計時開始時点は、第一リー
ル(最初に回転始動するリール)の回転始動時点や、第
二リール(二番目に回転始動するリール)の回転始動時
点や、第三リール(最後に回転始動するリール)の回転
始動時点、あるいは全部又は一部のリールが所定の回転
速度に達した時点とすることができる。何れかのリール
の回転始動時点を割当時間の計時開始時点とする場合、
図9のS430は、第一リール回転(S430−1)、
第二リール回転(S430−2)、第三リール回転(S
430−3)からなるフローや、第一リール回転(S4
30−1)、残りのリール一斉回転(S430−2)か
らなるフローとなり、且つ計時対象となるリール回転の
ステップの前に図7のS140及びS150が実施され
ると共に、計時対象となるリール回転のステップの後
(実際は略同時)に図9のS440が実施されるフロー
となる。
【0091】さらに、BET操作、始動操作並びに停止
操作は、BETボタン12,13,14、始動レバー1
7及びストップボタン18,…のように、手操作による
ものでなく、例えば床上に設けられた足踏式の操作手段
を用いてもよい。かかる場合、遊技者の手は、遊技実行
のための操作から開放されるため、飲食や喫煙に供する
ことができ、従って、遊技者は、ストレスを感じさせる
ことなく、遊技を楽しむことができる。
【0092】また、上記実施形態においては、図柄変動
表示手段として、三つのリール10,…を用いてなる
が、この円形のリール以外に、液晶表示器や、プーリに
巻回されて周回するリールテープを使用してもよい。か
かる場合、「リールの回転始動」なる概念は、「図柄変
動開始」で総括される。
【0093】さらに、貸出処理において行われたBET
操作あるいは始動操作に対してのみ、BET操作キャン
セルボタン26や始動操作キャンセルボタン28が有効
となるのではなく、貸出操作を行わない遊技と遊技との
間における、まだ割当時間が経過していない時点での保
留状態にあるBET操作あるいは始動操作や、貸出操作
を行う前と貸出操作を行った後とに跨って二回以上行わ
れたBET操作に対しても、BET操作解除や始動操作
解除を可能としてもよい。始動操作解除により抽選結果
もクリアされるような制御とする場合、入賞に当選する
まで遊技者が作為的な再始動操作を行うことも考えられ
るから、全リール10,…が回転始動して始動操作が確
定するまでは、入賞に当選したことを示すフラグ告知を
行わないようにする必要がある。
【0094】また、上記実施形態においては、貸出処理
中における始動操作の際、抽選処理を行い、そして、始
動操作解除の際、抽選結果をクリアするようにしている
が、抽選処理は、割当時間の経過に伴う遊技の自動開始
の際に実行するようにしてもよい。
【0095】さらに、上記実施形態においては、貸出処
理中に行われたBET操作における賭数情報を把握する
ために、賭数に応じたBET操作フラグを数種類用意す
るようにしているが、BET操作フラグは単純にBET
操作が行われた事実を示すものとして一種類のみ用意
し、その代わりに賭数情報を別途記憶しておくようにし
てもよい。
【0096】また、上記実施形態においては、貸出処理
中にBET操作が行われた場合、このフラグをセット
し、貸出処理が完了し且つ割当時間が経過した時点で、
BET処理を実行するようにしているが、これに限ら
ず、貸出処理中であっても、BET処理は即実行可能に
してもよい。かかる場合、貸出処理中に、図10のS5
10〜S530を実施せず、ライン有効化ランプ25を
賭数に応じて点灯させると共に、BETボタン12,1
3,14の押釦操作に基づくBET処理であれば、その
時点において、貯留メダルを賭数分だけ減算させること
となる。 また、BET処理を貸出処理中に実行しない
としても、貸出処理が完了した時点で実行するようにし
てもよい。かかる場合、図7のS210及びS220が
省略されて、図6のBET操作済み確認ランプ点灯信号
及びライン有効化ランプ点灯信号は、貸出処理完了時点
でレベル転移することとなる。
【0097】さらに、上記実施形態においては、始動操
作フラグがセットされている状態においては、始動操作
キャンセルボタン28を押釦操作して、始動操作フラグ
をリセットした後でなければ、BET操作解除を行うこ
とができない、即ち、BET操作キャンセルボタン26
は、始動操作が行われた後は無効化されるようになって
いるが、BET操作解除受付信号のLレベル反転時期を
始動操作解除受付信号のLレベル反転時期に一致させ、
BET操作キャンセルボタン26を押釦操作すれば、B
ET操作フラグ及び始動操作フラグの両方をリセットで
きるようにしてもよい。
【0098】また、上記実施形態においては、貸出処理
が完了した時点(割当時間内に貸出処理が完了した場合
は、割当時間が消費された時点)で、BET操作済み確
認ランプ点灯信号をHレベルに反転させているが、始動
操作が可能になるということはBET操作が当然に行わ
れていると言えるから、該BET操作済み確認ランプ点
灯信号のHレベル反転時期をBET操作解除受付信号の
Lレベル反転時期に一致させて、BET操作済み確認ラ
ンプ点灯信号とBET操作解除受付信号とを同期させる
ようにしてもよい。
【0099】また、上記実施形態においては、BETボ
タン受付信号、メダル投入センサ受付信号、始動レバー
受付信号、BET操作解除受付信号、及び始動操作解除
受付信号を内部処理して、これらの信号に基づき、各種
ボタンの有効・無効を判断するようにしているが、この
代わりに、各種ボタンに対応したそれぞれ内部フラグを
状況に応じてRAM内にセットするようにし、RAM内
におけるこれら内部フラグの有無に基づき、各種ボタン
の有効・無効を判断するようにしてもよい。
【0100】さらに、上記実施形態においては、BET
操作済み確認ランプ25を一つとしているが、それぞれ
異なる賭数に応じて数個設けたならば、遊技者は貸出処
理中にどれだけの賭数が設定されたかを明確に認識する
ことができる。あるいは、このBET操作済み確認ラン
プ25の代わりに、ライン有効化表示ランプを用いても
よい。
【0101】また、上記実施形態に係るメダル貸出機に
おいては、メダル貸出ボタン17を押釦操作することに
より、貸出処理を開始するようにしているが、メダル貸
出ボタンを設けず、貨幣や貸出媒体を投入すれば、発行
される貸出媒体や投入された貸出媒体の有する有価価値
の範囲内で自動的に貸出処理を開始するメダル貸出機
や、クレジットデータ(貯留メダル枚数)が所定値以下
となった際、貸出媒体の有する有価価値の範囲内で自動
的に貸出処理を開始するメダル貸出機であってもよい。
前者の場合、貸出処理の開始のタイミング(即ち貸出要
求信号の出力のタイミング)は、貨幣や貸出媒体を投入
した時、投入された貨幣や貸出媒体が真正と判断された
時、貨幣の投入により貸出媒体が発行された時、発行さ
れた貸出媒体を内部に取り込んだ時、貸出媒体の情報を
読み込んだ時、あるいはこの間の何れであってもよい。
従って、遊技処理中に、貨幣や貸出媒体が投入された場
合、それを受け付けずに返却するのが好ましいが、貨幣
や貸出媒体を受け付けるが、遊技処理(払出処理を含
む)が完了するまで貸出処理を保留するようにしてもよ
い。
【0102】さらに、本発明に係る遊技媒体貸出機は、
貸出媒体を抜き取り可能な不可能かであるかを問わず、
貨幣を受け付けて有価価値が付与された貸出媒体を発行
する貸出媒体発行手段を備えた、いわゆる自発行型の遊
技媒体貸出機に限定されず、貸出媒体発行手段を備え
ず、発券機で発行された貸出媒体のみを受け付け可能な
遊技媒体貸出機をも含むものである。また、自発行型で
あっても、金額選択ボタンは、必須構成ではなく、受け
付けた貨幣と等価な貸出媒体を発行する遊技媒体貸出機
であったり、貸出媒体を見かけ上は発行するが、これに
は有価価値情報を一切記憶せず、単に受け付けた貨幣と
等価な遊技媒体を貸し出すのみの遊技媒体貸出機であっ
てもよい。
【0103】また、自発行型の遊技媒体貸出機の場合、
投入されている貸出媒体にまだ有価価値が残っている状
態で、貨幣を投入すれば、貨幣の有する有価価値の範囲
内で貸出媒体の有価価値の上書きを行うようなものも本
発明の対象とする。
【0104】そして、上記実施形態においては、遊技媒
体貸出機とスロットマシンとがそれぞれ別の筐体で構成
され、両者が電気的に接続される分離可能な構成とされ
ているが、本発明は、それぞれ別の筐体ではあるが、そ
れら筐体が分離不可能に結合されたものや、従来より提
供されているスロットマシンの筐体に遊技媒体貸出機に
係る構成を設けたものを含む。従って、本発明でいう
「スロットマシン」は、概念的には、「遊技媒体貸出機
に係る構成を設けたもの」を含むこともある。
【0105】また、メダル精算ボタン16、メダル貸出
ボタン17、カード返却ボタン18、カード残高表示器
21、貯留メダル枚数表示器22、は、スロットマシン
1側に設けることは必須ではなく、遊技媒体貸出機2側
に設けてもよい。
【0106】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係るスロットマシ
ンは、先の遊技処理が完了した後、貸出操作に基づき貸
出処理が実行される間、次の遊技実行のための操作が行
われると、その操作が保留状態となり、貸出処理が完了
した後、あるいは割当時間が経過した後に、保留状態が
解除されて該遊技実行のための処理が実行されるように
なっているため、貸出処理と遊技処理とが並行処理にな
ることによる制御部の負担増大を抑制するばかりでな
く、次の遊技実行のための再度の操作が不要となって遊
技者の精神的なストレスを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスロットマシン及び
メダル貸出機の正面図を示す。
【図2】同実施形態のスロットマシン及びメダル貸出機
の電気的構成のブロック図を示す。
【図3】同実施形態のスロットマシンの電気的構成のブ
ロック図を示す。
【図4】同実施形態の貸出処理におけるスロットマシン
及びメダル貸出機の間の通信動作のタイミングチャート
を示す。
【図5】同実施形態の貸出処理におけるスロットマシン
の遊技実行操作の通信動作のタイミングチャートの第一
例を示す。
【図6】同実施形態の貸出処理におけるスロットマシン
の遊技実行操作の通信動作のタイミングチャートの第二
例を示す。
【図7】同実施形態のスロットマシンの制御部における
メイン処理のフローチャートを示す。
【図8】同実施形態のスロットマシンの制御部における
BET処理のフローチャートを示す。
【図9】同実施形態のスロットマシンの制御部における
遊技処理のフローチャートを示す。
【図10】同実施形態のスロットマシンの制御部におけ
る貸出処理中のBET操作や始動操作に関する割込処理
のフローチャートを示す。
【符号の説明】
1…スロットマシン、2…メダル貸出機、10…リー
ル、12…MAX−BETボタン、13…1BETボタ
ン、14…2BETボタン、15…メダル投入口、16
…メダル投入センサ、17…始動レバー、18…ストッ
プボタン、19…メダル貸出ボタン、21…貸出可表示
ランプ、22…カード残高表示器、23…貯留メダル枚
数表示器、24…ライン有効化表示器、25…BET操
作済み確認ランプ、26…BET操作キャンセルボタ
ン、27…始動操作済み確認ランプ、28…始動操作キ
ャンセルボタン、49…カード挿排口、L…停止ライ
ン、55…制御部、57…リール駆動部、58…メダル
貸出部、59…表示ランプ等、61…タイマー、65…
制御部、66…インターフェイス回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 好洋 大阪府大阪市中央区南船場2丁目9番14号 高砂電器産業株式会社内 (72)発明者 納谷 洋弘 大阪府大阪市中央区南船場2丁目9番14号 高砂電器産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貸出媒体が有する有価価値の範囲内で遊
    技媒体の貸出要求を受けて遊技媒体の貸出処理を実行す
    るスロットマシンであって、貸出処理中に次の遊技実行
    のための操作が行われたとき、貸出処理が完了した後に
    該遊技実行のための処理を実行することを特徴とするス
    ロットマシン。
  2. 【請求項2】 貸出媒体が有する有価価値の範囲内で遊
    技媒体の貸出要求を受けて遊技媒体の貸出処理を実行す
    ると共に、一回の遊技につき所定の割当時間が設定され
    たスロットマシンであって、貸出処理中に次の遊技実行
    のための操作が行われたとき、貸出処理が完了し且つ先
    の遊技の割当時間が消費された後に該遊技実行のための
    処理を実行することを特徴とするスロットマシン。
  3. 【請求項3】 前記遊技実行のための操作は、遊技に対
    する賭数を設定する賭数設定操作である請求項1又は2
    記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 前記賭数設定操作は、内部貯留されてい
    る遊技媒体の一部を引き落とす操作、及び外部から遊技
    媒体を機内に投入する操作の少なくとも何れか一方から
    なる請求項3記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記遊技実行のための操作は、貸出処理
    中あるいはそれ以前に次の遊技に対する賭数が設定され
    たことを前提とする、入賞の成否を示す図柄変動表示手
    段の図柄変動開始操作である請求項1又は2記載のスロ
    ットマシン。
  6. 【請求項6】 前記貸出処理中に行われた遊技実行のた
    めの操作を、該遊技実行のための処理を実行するまでに
    解除可能な手段を備えてなる請求項1乃至5の何れかに
    記載のスロットマシン。
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