JP2005143638A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 足を使用してもリールの回転・停止操作を行なうことが可能なスロットマシンを提供する。
【解決手段】 複数のリールが遊技者の手動式の操作手段によって任意に回転及び停止され、停止した各リールを結ぶ所定の当選ライン上のシンボルの組合せに応じてメダルが払い出されるスロットマシンにおいて、複数のリールを操作する手動式の操作手段(MAX投入ボタン107,スタートボタン103,ストップボタン104)とともに、遊技者40の足元に配設され、遊技者の足42によってMAX投入操作とリール回転開始操作とリール回転停止操作を行なうことが可能な足踏み操作盤20を備え、さらに、隣接する遊技者との間で足の接触,干渉等を防止する接触防止板71を備えた構成としてある。
【選択図】 図8

Description

本発明は、スロットマシンに関し、特に、手による操作だけでなく、遊技者が足を使用してもリールの回転・停止等の遊技操作を行なうことができるスロットマシンに関する。
一般に、スロットマシンは、遊技者が遊技媒体となる遊技用メダルを投入してスタートレバーを押下することにより、所定の絵柄や文字等の図柄(シンボル)を表示した複数(通常3個)のリールが回転を開始し、任意のタイミングでストップボタンが押されることでリールが停止し、停止したリール上のシンボルの配列に応じて所定数のメダルが払い出される、という遊技機である。
図11は、従来の一般的なスロットマシンの一例の正面図である。
同図に示すスロットマシン100において、101は前面パネル、102は停止したシンボル配列により当りや外れを表示する表示窓である。表示窓102の内部にはリールユニット120が設置されている。
リールユニット120は、左リール121と、中央リール122と、右リール123の三つのリールを備えている。
103はリールの回転をスタートさせるスタートボタンである。
104はリールの回転をストップさせるストップボタンであり、左リールストップ用の左リールストップボタン104aと、同様に中央リールストップボタン104bと、右リールストップボタン104cの三つのボタンを備えている。
105はメダル投入口であり、スロットマシン内にメダルを投入する受付口である。
106はメダルクレジット表示部で、メダル投入口105から投入されたメダルの貯留数(クレジット数)を表示するメダルクレジット表示部である。
107はMAX投入ボタンであり、貯留されたメダルを遊技に投入(BET)するためのメダル投入スイッチ(BETスイッチ)であり、通常は一度に3個のメダルを投入(BET)できるようになっている。
108(108a,108b)は効果音を発生するスピーカであり、109は入賞メダル払出し口、110は払出メダルの受け皿、また、111は大当たり中のゲーム状態を表示する状態表示部である。
以上のような構成からなるスロットマシン100で遊技者が遊技をする場合には、まず、スロットマシン100の投入口に遊技メダルを投入し、スタートレバー103を押下して横3列に配置された三つのリール120を回転させ、ストップボタン104a,104b,104cを順次押して各リールを停止させる。
そして、停止された三つのリール120の外周面に表示されたシンボルの組合せに応じて、所定の遊技メダルが払い出させる。
ところで、従来のスロットマシンにおいては、メダルの投入やスタートボタン,ストップボタン等の遊技操作は、すべて遊技者の「手」のみで行なう「手動式」となっていた。図11で示した従来のスロットマシン100も、遊技者が手で遊技操作する「手動式」のスロットマシンである。
しかしながら、このような完全な「手動式」のスロットマシンでは、手の疲労等による遊技継続が困難な状況が発生した場合に対応できないという問題が生じていた。
一般に、スロットマシン遊技においては、遊技者が所有するメダルが無くなるまで継続的に行われるため、遊技時間が長時間に及ぶことが多く、手や腕に疲労を感じることがある。
また、遊技者が、手にケガなどをしているために、スロットマシンの遊技操作ができなくなる場合がある。
さらに、手の不自由な人が、スロットマシンの操作が可能になれば、新たな娯楽に挑戦することもできる。
このような場合に、「手」以外の操作によってもスロットマシン遊技が行えるようになれば、遊技者がより快適な遊技を楽しめるようになり、また、スロットマシン遊技をより広い対象に普及,拡大できるようになるが、現在までのところ、そのようなスロットマシンは実現されていない。
すなわち、従来のスロットマシンでは、遊技操作を「手」以外で行うことができず、遊技者の疲労やケガ等の問題に対応することは不可能であった。
ここで、スロットマシンではないが、パチンコ機において、パチンコ球の発射操作を足踏み式にした従来技術が提案されている(特許文献1参照。)。
この従来技術は、図12に示すように、発射レール上のパチンコ球(図示省略)を発射させる発射手段201を備えたパチンコ機200において、発射手段201を作動させる足踏み式のペダル202を設け、このペダル202を遊技者の足下に配置するというものであった。
このようなパチンコ機200では、遊技者はパチンコ球の発射を足踏み動作によって行うことができ、手で行う球の発射レバーの操作を不要とすることが可能となった。
特開平8−89623号公報(第3−5頁、第2図)
しかしながら、以上のような従来技術は、パチンコ機における球の発射操作のみを足踏み式としたものに過ぎず、これをスロットマシンに適用することは不可能であった。
パチンコ機では、遊技者が行う操作はパチンコ球の発射操作のみであり、操作手段も、唯一、回転式の発射レバー(ノブ)が存在するのみである。ところが、スロットマシンの場合、操作手段は、スタートボタン,ストップボタン,左・中央・右の各リールストップボタン,メダルのBETスイッチ等、多数のボタンやレバーが存在する。
しかも、パチンコ機の場合、発射レバーは回転式のノブの角度操作であるのに対し、スロットマシンの場合は、ON・OFF操作である。
このように、パチンコ機とスロットマシンでは、操作すべき操作手段の構造も数もまったく異なるものであり、パチンコ機のように単に一つの足踏みペダルを備えることで対応できるものではなかった。
すなわち、パチンコ機の場合には、一箇所の足踏み式の操作手段の押し込み量(一般的にはアナログ量)操作のみで対応できるのに対して、スロットマシンの場合には、複数箇所(例えば、五箇所以上)のON・OFF操作が必要であり、しかも、それら複数の遊技操作を順次滑らかに行えるようにしなければならなかった。
また、ほぼ同時に行われた複数の操作については、各操作による信号を確実に検知する必要があり、足による操作の場合、例えば操作ボタン等が踏まれたままの状態になることにも対応する必要があった。
さらに、複数の操作を足で行う場合、足が左右に大きく移動する可能性があり、多数隣接して設置されるスロットマシンの遊技場では、隣接する遊技機や遊技者との干渉の問題もあった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、左右の足による複数のボタン操作やスイッチ操作を可能とし、同時にボタンの押下操作等を行っても確実な操作が可能となり、さらに、足を左右に移動させることによっても隣接する遊技者等と干渉することもない、足による快適な遊技操作が可能となるスロットマシンの提供を目的とする。
上記目的を達成するために本発明のスロットマシンは、請求項1に記載するように、複数のシンボルが表示された複数のリールが、遊技者のメダル投入操作とリール回転開始操作及びリール回転停止操作によって任意に回転及び停止され、すべてのリールが停止したときに、各リールを結ぶ所定の当選ライン上のシンボルが、所定の入賞組合せに配列されると、その組合せに応じたメダルが払い出されるスロットマシンにおいて、メダル投入操作を行うメダル投入操作手段,リール回転開始操作を行うリール回転開始操作手段,リール回転停止操作を行うリール回転停止操作手段の、少なくともいずれか一の手段を備えた、遊技者が足動操作可能な足動式操作手段を備える構成としてある。
具体的には、複数のシンボルが表示された複数のリールが横方向に配置され、該複数のリールが遊技者の手動式の操作手段によって任意に回転及び停止され、すべてのリールが停止したときに、各リールを結ぶ所定の当選ライン上のシンボルが、所定の入賞組合せに配列されると、その組合せに応じたメダルが払い出されるスロットマシンにおいて、複数のリール(図1,図2に示すリールユニット120)を操作する手動式操作手段(MAX投入ボタン107とスタートボタン103とストップボタン104)は、MAX投入操作とリール回転開始操作とリール回転停止操作とを行なうことが可能であるとともに、遊技者40の足元に、MAX投入操作とリール回転開始操作とリール回転停止操作を行なうことが可能な足動式操作手段(足踏み操作盤20)を備えている。
このように、本発明に係るスロットマシンでは、従来から存在する手動式による操作手段とともに、本発明の新規の足動式による操作手段を備えた構成とすることができる。
これにより、スロットマシン遊技を、「手」による操作のみならず、「足」による操作で行うことができ、例えば、長時間の遊技で遊技者の腕が疲れた場合や、遊技者が手先にケガをしているような場合に、「手」による遊技操作に代えて、あるいは、「手」による遊技操作とともに、「足」による遊技操作を可能とし、より快適なスロットマシン遊技を継続的に行うことができる。
また、本発明のスロットマシンでは、請求項2に記載するように、前記足動式操作手段(足踏み操作盤20)の近傍に、隣席の遊技者との接触を防止する接触防止手段(接触防止板71,72)を備える構成とすることができる。
以上の構成を図示すると、例えば、図8(A),(B)に示すようになる。
このようにすれば、遊技者40が足42を移動させて各種ボタン(MAX投入ボタン21等)を操作しても、接触防止手段により足・膝の移動量が制限されるので、隣席の遊技者に足・膝が接触することが無く、隣席の遊技者との間のトラブルを防止できる。
また、本発明のスロットマシンは、請求項3に記載するように、メダル投入操作を行うメダル投入操作手段,リール回転開始操作を行うリール回転開始操作手段,リール回転停止操作を行うリール回転停止操作手段の、少なくともいずれか一の手段を備えた、遊技者が手動操作可能な手動式操作手段を、前記足動式操作手段とともに備える構成とすることができる。
すなわち、本発明では、手動式操作手段と足動式操作手段とを、併用可能(図3の回転接点66aの設定位置が「上位」)に構成することができる。
このようにすれば、5連ロータリスイッチ66の回転接点66aの設定位置を「上位」(実線の位置)にすると、MAX投入ボタンが手動式107および足動式21の何れの場合でも使用可能となる。すなわち、手動式と足動式とが、併用可能となる。従って、同一のスロットマシンに対し、遊技者自身が、その好みに応じて従来から存在する手動式、又は、本発明による新規な足動式を選択することができる。
また、本発明のスロットマシンは、請求項4に記載するように、手動式操作手段又は足動式操作手段のいずれか一方の使用を、選択可能にした構成とすることができる。
以上の構成を図示すると、例えば図3に示すようになる。
このようにすれば、5連ロータリスイッチ66の回転接点66aの設定位置を「中位」(一点鎖線の位置)にすると、足動式の場合のみ、使用可能となる。
また、5連ロータリスイッチ66の回転接点66aの設定位置を「下位」(二点鎖線の位置)にすると、手動式の場合のみ、使用可能となる。
このようにして、本発明では、パチスロホールの事情等に応じて、同一のスロットマシンを足動式の専用に設定したり、手動式の専用に設定することができる。
また、本発明のスロットマシンは、請求項5に記載するように、前記足動式操作手段は、前記メダル投入操作手段及びリール回転開始操作手段を備え、前記手動式操作手段は、前記リール回転停止操作手段を備えた構成とすることができる。
このような構成とすることにより、足動式操作手段では、メダル投入操作(MAX投入操作)とリール回転開始操作とを行い、手動式操作手段では、リール回転停止操作を行なうことができるようになる。
以上の構成を図示すると、例えば図3に示すようになる。この構成において、第1のロータリスイッチ66−1の回転接点66aの設定位置(MAX投入操作)と、第2のロータリスイッチ66−2の回転接点66aの設定位置(リール回転開始操作)とは、「中位」(一点鎖線の位置、足動式)に設定する。
そして、第3〜第5のロータリスイッチ66−3〜66−5の設定位置(リール回転停止操作、手動式)を「下位」(二点鎖線)に設定する。なお、この場合はロータリスイッチは5連ではなく、個別に「中位」や「下位」を設定可能にする必要がある。
このようにして、例えば、リール回転停止操作のみは手動式で操作することに慣れている遊技者が多いこと等を考慮して、遊技者の好みの傾向に合わせてパチスロホール側で手動式と足動式の設定を任意に行うことができる。
また、本発明のスロットマシンは、請求項6に記載するように、前記足動式操作手段が、前記メダル投入操作手段とリール回転開始操作手段が、遊技者の一方の足で操作可能な位置に配設され、前記リール回転停止操作手段が、遊技者の他方の足で操作可能な位置に配設された構成とすることができる。
このような構成とすることにより、例えば、メダル投入操作(MAX投入操作)とリール回転開始操作とは左足で行い、リール回転停止操作は右足で行なうようにすることができる。
このようにすると、左足はMAX投入操作とリール回転開始操作を行い、右足はリール回転停止操作を行なうというように、左右の足の操作を分担できるようになるので、一方の足だけが疲労してしまうことがなくなる。
また、本発明のスロットマシンは、請求項7に記載するように、前記足動式操作手段が、メダル投入操作手段,リール回転開始操作手段,リール回転停止操作手段のうち、複数の手段を備えるとともに、これら複数の手段の配設方向に沿って移動可能な足載せ手段を備える構成とすることができる。
このような構成とすることにより、例えば、足動式操作手段が、横一列に配設されたメダル投入操作手段とリール回転開始操作手段及びリール回転停止操作手段を備える場合に、これら各手段の配設方向と平行にスライド移動する足載せ手段を備えることができる。
このようにすると、足載せ手段に足を載せて移動させることで、各操作手段を順次操作することができ、容易かつ確実な遊技操作が行え、足の移動による疲労や隣席との干渉等も有効に防止することができる。
また、本発明のスロットマシンは、請求項8に記載するように、前記足動式操作手段が、メダル投入操作手段,リール回転開始操作手段,リール回転停止操作手段のうち、複数の手段を備える場合に、いずれか一の手段が操作状態のときに、他の手段の操作を可能とする優先制御手段を備える構成とすることができる。
具体的には、例えば、遊技の開始時又は遊技中に、左足及び/又は右足が足動式操作手段(足踏み操作盤20)に載置されている場合であっても、前記左足及び/又は右足の載置状態が一旦解放されれば、前記MAX投入操作とリール回転開始操作とリール回転停止操作とが選択的に有効になるように制御する構成(図4の足休め優先制御部68)とすることができる。
以上のような足休め優先制御部68の動作を図示すると、例えば、図5に示すようになる。
ここで、足休め優先制御部68は、次の制御を行なう。
図5に示すように、遊技者の左足と右足の双方、又はいずれか一方の足が足踏み操作盤20に載置され、載置された足は、各種ボタン(スタートボタン22等)を押下(ОN)状態にしているものとする(ステップS1)。
この足の載置状態から遊技を開始する場合には(ステップS2:YES)、まず、押下状態の左足42aを一旦ボタンから外し(ステップS3)、左足42aで所望のボタンを選択的に操作する(ステップS4)。左足42aの操作が終了した場合には、左足42aを足踏み操作盤20の上に載置したまま、右足42bの操作に移行する。
この移行のためには、それまで右足42bが足踏み操作盤20に載置されていた場合には、右足42bを一旦足踏み操作盤20から外す(ステップS6)。そして、右足42bを操作してストップボタンのいずれかを選択的にОNにすると(ステップS7)、指定されたリールが停止し(ステップS8)、全てのリールが停止するまで右足42bの操作を繰り返す(ステップS9)。
足休め優先制御部68が、このような制御を行なうことにより、左右の足を足踏み操作盤20に載せたままでも各種のボタン操作を実行することが可能となり、狭い足操作スペース12を有効活用することができるようになる。
さらに、本発明のスロットマシンは、請求項9に記載するように、足動式操作手段から引き出されてスロットマシン本体に接続される制御用信号線が、当該スロットマシン本体から外部に露呈されないように配設された構成とすることができる。
このようにすれば、スロットマシン本体と足動式操作手段とをつなぐ制御用信号線が外部に露呈されないので、悪意の遊技者による不正操作等を確実に防止することができる。
ここで、足動式操作手段の制御用信号線を外部に露呈しないようにするには、例えば、足動式操作手段をスロットマシン本体と一体的に形成し、信号線をスロットマシン本体内部に配設することで実現でき、また、足動式操作手段とスロットマシン本体が離間して設置される場合には、信号線をスロットマシンが設置される床面に埋設することで実現できる。
本発明によれば、従来から存在する手動式によるボタン操作手段と、本発明の新規の足動式によるボタン操作手段とを備えた構成とすることができる。これにより、「手」による操作に加えて、又は「手」による操作に代えて、「足」による遊技操作が可能となる。
また、遊技者が足を移動させて各種ボタンを操作しても、接触防止手段により足・膝の移動量が制限されるので、隣席の遊技者に足・膝が接触することが無く、隣席の遊技者との間のトラブルを防止できる。
また、本発明における手動式と足動式の操作手段は併用可能であり、同一のスロットマシンに対し、例えば、遊技者の好み等に応じて、従来から存在する手動式を、あるいは、本発明による新規な足動式を選択することができる。
また、パチスロホールの事情等に応じて、同一のスロットマシンを足動式の専用に設定し、あるいは、手動式の専用に設定することもできる。例えば、リール回転停止の操作は手動式で操作することに慣れている遊技者が多い等の事情を考慮することにより、遊技者の好み等の傾向に合わせてパチスロホール側で手動式と足動式の設定を任意に行うことができる。
また、本発明の足動式操作手段では、左足はMAX投入操作とリール回転開始操作を行い、右足はリール回転停止操作を行なうというように、左右の足の操作を分担させることができるので、一方の足だけが疲労してしまうようなことも有効に防止することができる。
また、このように足動式操作手段を両足で操作可能に分散配置することで、狭い横幅のスロットマシンの空間を有効活用することができる。
さらに、制御用信号線は外部に露呈されないように構成することで、悪意の遊技者等による不正行為,不正操作も確実に防止することができる。
以下、本発明に係るスロットマシンの好ましい実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
以下に示す本発明の各実施形態のスロットマシンは、遊技者が対峙する足元に、従来からある「手動式」のスタートボタンやストップボタン等の機能に相当する「足動式(足踏み式)」のボタンを配置したものである。
また、遊技者が足で足動式ボタンを操作した場合に、隣席の遊技者と足が接触しないように、接触防止板を設けるようにしてある。
また、「手動式」と「足動式」の各ボタンは、パチスロホールの事情に応じて、手動式と足動式の併用設定、あるいは、それぞれの単独設定ができるようにしてある。
そして、足動式の各ボタンのタイプ(形態)を工夫し、遊技者の疲労や操作のし易さ等に配慮した構成としてある。
[第一実施形態]
まず、本発明のスロットマシンの第一実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態のスロットマシンを示す側面図であり、図2は、同じく正面図である。
図3は、足動式ボタンと手動式ボタンの入力可能方式の組合せを選択する入力可能方式選択回路の回路図である。
図4は、狭いスペースで足休めを行なうための足休め操作方法の概念を説明する図であり、図5は、同じく足休め操作方法の各ステップを示すフローチャートである。
なお、以下の説明においては、既存のスロットマシン(図11参照)と同様の部分については同一符号を付し、重複説明は省略する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の足踏み兼用スロットマシンFSは、従来と同様の縦型のスロットマシン100と、スロットマシン100の載置台10,足踏み操作盤20,端子箱30を備えている。
端子箱30は、スロットマシン100の筐体内部に配置されている。
なお、40は遊技者、50は遊技者が腰掛ける椅子である。
スロットマシン100を載せる載置台10の下方、具体的には、スロットマシン100を操作する遊技者40が椅子50に腰掛けたときの足下部分に、足踏み操作盤20が配置されている。この足踏み操作盤20が本発明に係る足動式操作手段を構成している。
この足踏み操作盤20は、図2に示すように、操作盤本体20aの上に、左から順にMAX投入ボタン21と、スタートボタン22と、ストップボタン23が一列に配置されている。
ストップボタン23は、左から順に、左リールストップボタン23aと、中央リールストップボタン23bと、右リールストップボタン23cが配置されてなる。
ここで、足踏み操作盤20の各ボタンの配列順序は、手動式の各ボタンの配列順序とほぼ同様にしてあり、特に、ストップボタンの配列順(左から、左リール用と、中央リール用と、右リール用の順)は、全く同一となるようにしてある。このようにすることで、遊技者40は、足踏み操作盤20の各種ボタンを押下する際に、手動式のストップボタンと同様にして、押し間違えることがなくなる。
図3に本実施形態に係る入力可能方式選択回路60を示す。
同図に示すように、入力可能方式選択回路60は、5個の2入力ОR回路61,62,63,64,65と、5連ロータリスイッチ66と、各種入力ボタン21,107,22,103,23a,104a,23b,104a,23c,104cと、3個のリール121,122,123とを備えている。
第1のOR回路61の入力端子には、足動式と手動式のMAX投入ボタン21と107の一方の端子が、それぞれ接続されている。第1のOR回路61の出力側には、リールユニット120(左リール121,中央リール122,右リール123)が接続されている。
ここで、5連ロータリスイッチ66を説明する。なお、5連ロータリスイッチ66は、同一構成の第1〜第5のロータリスイッチ66−1〜66−5により構成されるので、第1のロータリスイッチ66−1のみを説明し、第2のロータリスイッチ66−2〜第5の66−5の説明は、省略する。
第1のロータリスイッチ66−1は、回転接点66aと、4個の固定接点66b〜66eを備え、第1の固定接点66bと第2の固定接点66cとは、近接して配置され、回転接点66aの接片(一端)が第1の固定接点66bと第2の固定接点66cとに、同時接続が可能になっている。第3の固定接点66dと第4の固定接点66eとに対しては、回転接点66aの接片は、それぞれ単独でのみ、接続可能になっている。回転接点66aの他端は、電源電位Vccに接続されている。
そして、前記MAX投入ボタン21の他方の端子が、第1のロータリスイッチ66−1の第1の固定接点66bと第3の固定接点66dとに接続され、MAX投入ボタン107の他方の端子が第2の固定接点66cと第4の固定接点66eとに接続されている。
この構成により、回転接点66aが上位(図の実線)にある場合には、足動式のMAX投入ボタン21又は手動式のMAX投入ボタン107の何れが押下(ОN)されても、第1のOR回路61に電源電位Vccが供給され、第1のOR回路61から出力信号が供給される。
また、回転接点66aが中位(図の中央の一点鎖線)にある場合には、足動式のMAX投入ボタン21が押下(ОN)された場合のみ、第1のOR回路61に電源電位Vccが供給され、第1のOR回路61から出力信号が供給される。すなわち、手動式のMAX投入ボタン107が押下されても、第1のOR回路61には電源電位Vccは供給されない。
さらに、回転接点66aが下位(図の下位の二点鎖線)にある場合には、手動式のMAX投入ボタン107が押下(ОN)された場合のみ、第1のOR回路61に電源電位Vccが供給され、第1のOR回路61から出力信号が供給される。すなわち、足動式のMAX投入ボタン21が押下されても、第1のOR回路61には電源電位Vccは供給されない。
すなわち、第1のロータリスイッチ66−1における、回転接点66aの回転位置の上位,中位,下位の設定により、足動式のMAX投入ボタン21と手動式のMAX投入ボタン107の双方の押下、あるいは、いずれか一方のみの押下により、第1のOR回路61から出力信号が供給されるように設定することができる。
なお、この第1のロータリスイッチ66−1の上位,中位,下位の設定は、例えば、パチスロホールの店員等が行なうことができる。
また、第2〜第5のロータリスイッチ66−2〜66−5も、第1のロータリスイッチ66−1と同様の構成となっている。
すなわち、第2〜第5のロータリスイッチ66−2〜66−5についても、足動式のスタートボタン22と手動式のスタートボタン103等の組合せのうち、回転接点66aを上位,中位,下位に設定することにより、足動式のスタートボタン22と手動式のスタートボタン103等の双方の押下、あるいは、いずれか一方のみの押下により、第2のOR回路62等から出力信号が供給されるように設定できる。
そして、第2のロータリスイッチ66−2以下の上位,中位,下位の設定も、例えばパチスロホールの店員等が行なうことができる。
第2のOR回路62の入力端子には足動式のスタートボタン22と手動式のスタートボタン103の一方の端子が、それぞれ接続されている。足動式のスタートボタン22と手動式のスタートボタン103の他方の端子は、前述と同様に第2のロータリスイッチ66−2における、第1〜第4の固定接点66b〜66eに接続されている。
第2のOR回路62の出力側には、リールユニット120が接続されている。
第3のOR回路63の入力端子には足動式の左リールストップボタン23aと手動式の左リールストップボタン104aの一方の端子が、それぞれ接続されている。足動式の左リールストップボタン23aと手動式の左リールストップボタン104aの他方の端子は、前述と同様に第3のロータリスイッチ66−3における、第1〜第4の固定接点66b〜66eに接続されている。
第3のOR回路63の出力側には、左リール121が接続されている。
第4のOR回路64の入力端子には足動式の中央リールストップボタン23bと手動式の中央リールストップボタン104bの一方の端子が、それぞれ接続されている。足動式の中央リールストップボタン23bと手動式の中央リールストップボタン104bの他方の端子は、前述と同様に第3のロータリスイッチ66−4における、第1〜第4の固定接点66b〜66eに接続されている。
第4のOR回路64の出力側には、中央リール122が接続されている。
第5のOR回路65の入力端子には足動式の右リールストップボタン23cと手動式右リールストップボタン104cの一方の端子が、それぞれ接続されている。足動式の右リールストップボタン23cと手動式の右リールストップボタン104cの他方の端子は、前述と同様に第5のロータリスイッチ66−5における、第1〜第4の固定接点66b〜66eに接続されている。
第5のOR回路65の出力側には、右リール123が接続されている。
そして、第1〜第5のOR回路61〜65と、5連ロータリスイッチ66とは、前記端子箱30(図1参照)に内蔵され、足踏み操作盤20から端子箱30へは、リード線31により接続されている。
足踏み操作盤20(図1参照)は、仕切板11(図1参照)に密着固定され、リード線31は外部に露呈しないようにされている。
このように構成することにより、リード線31が外部に露呈されることがなくなり、例えば、不正操作の対象にされることを有効に防止することができる。
次に、以上のような構成からなる本実施形態のスロットマシンの動作を説明する。
[動作例1]
動作例1は、5連ロータリスイッチ66の5個の回転接点66aの全てが、「中位」に予め設定されている場合である。すなわち、足踏み操作盤20を使用しての足による押下操作のみが、有効になる場合である。
遊技者40は、メダル投入口105に遊技メダル(図示省略)を投入し、左足42aで、例えば、MAX投入ボタン21を押下(ОN)すると、第1のOR回路61から出力信号が発せられ、リールユニット120の各リールが回転可能状態になる。
そして、左足42aでスタートボタン22を押下(ОN)すると、第2のOR回路62から出力信号が発せられ、横3列に配置された各リール121,122,123が回転を開始する。
この状態で、右足42bでストップボタン23a,23b,23cを順次押下(ОN)すると、第3のOR回路63,第4のOR回路64,第5のOR回路65からそれぞれ出力信号が発せられ、各リール121,122,123が順次停止される。停止後のリールの外周面に表示されたシンボルの組合せに応じて、所定の遊技メダルが賞出される。
[動作例2]
動作例2は、5連ロータリスイッチ66の回転接点66aが、「上位」に予め設定されている場合である。すなわち、足動式と手動式の双方が、有効になる場合である。
例えば、足動式のMAX投入ボタン21とスタートボタン22は、左足42aで操作し、手動式の各種ストップボタン104a,104b,104cは、遊技者40の手41で操作することが可能である。
一般に、各種ストップボタン104a,104b,104cの操作は、遊技者40がリール表面を見つめながら行い、手動式に慣れている遊技者が多いと、考えられるからである。
[動作例3]
動作例3は、5連ロータリスイッチ66の回転接点66aが、「下位」に予め設定されている場合である。すなわち、手動式のみが、有効になる場合である。
本動作例の場合は、既存のスロットマシン(図11参照)のボタン操作(手動式)と同一操作となる。
[動作例4]
動作例4では、足休め操作方法について、図4及び図5を参照しつつ説明する。
図4に示すように、足動式・手動式併用の5連ロータリスイッチ66の設定67a(図3の回転接点66aの設定が実線位置)、又は足動式の単独設定67b(一点鎖線位置)がなされた場合に、(OR回路67cで機能を表すように)足休め優先制御部68が動作可能となる。
遊技中の遊技者40は、足42を下げたままの状態で休息状態(足でボタンを操作しない状態)となる。しかし、足操作スペース12が狭いので、足踏み操作盤20の上に足42を載せたままで休息状態となってしまう場合がある。
そこで、足休め操作方法は、このように足を足踏み操作盤20の上に載せたままの場合でも、足動式の操作を可能とするものである。
従来の手動式の場合は、あるボタン(例えば、スタートボタン)を「ОN」したままの状態で、別のボタン(例えば、左リールストップボタン)を「ОN」しても、その別のボタンの「ОN」は、無視されるようになっている(「ОN」した効果を発揮しない)。
本実施形態の足踏み操作盤20では、あるボタン(例えば、スタートボタン)が踏まれたままの状態(「ОN」したままの状態)であっても、別のボタン(例えば、左リールストップボタン)が踏まれると、その踏まれた別のボタンが「ОN」となるようになっている(「ОN」した効果を発揮する)。
以下、足休め優先制御部68の動作を、図5を参照しつつ説明する。
図5に示すように、遊技者の左足と右足の双方、又はいずれか一方の足が足踏み操作盤20に載置され、載置された足は、各種ボタン(スタートボタン22等)を押下(ОN)状態にしているものとする(ステップS1)。
この足の載置状態から遊技を開始する場合には(ステップS2:YES)、まず、押下状態の左足42aを一旦ボタンから外し(ОFFにし)(ステップS3)、左足42aで所望のボタンを選択的に操作する(ОNにする)(ステップS4)。
左足42aの操作が終了した場合には、左足42aを足踏み操作盤20の上に載置したまま(ボタンをОNにしたまま)、右足42bの操作に移行する。
この移行のためには、それまで右足42bが足踏み操作盤20に載置されて(ボタンОN)いた場合には、右足42bを一旦足踏み操作盤20から外す(ボタンОFF)(ステップS6)。
そして、右足42bを操作してストップボタンを選択的にОNにすると(ステップS7)、指定されたリールが停止し(ステップS8)、全てのリールが停止するまで右足42bの操作を繰り返す(ステップS9)。
このように、足踏み操作盤20では、あるボタン(例えば、スタートボタン)が右足又は左足で踏まれたままの状態(「ОN」したままの状態)で、別のボタン(例えば、左リールストップボタン)が左足又は右足で踏まれると、新たに踏まれたボタンを「ОN」となる。
足休め優先制御部68が、このような制御(処理)を行なうことにより、左右の足を足踏み操作盤20に載せたままでも各種のボタン操作を実行することが可能となる。これによって、必ずしも広いとは言えないスロットマシンの足操作スペース12(図6参照)を有効活用することができる。
なお、本動作例では、左足・右足の双方、又はいずれか一方が足踏み操作盤20に載せられた場合を説明したが、双方の足を足踏み操作盤20に載せていない状態から遊技を開始する場合は、図5に示したフローチャート図からステップS1,ステップS3,ステップS6を省略した場合の動作となる。
[足動式ボタン部の変形例]
足踏み操作盤20は、各種足動式ボタンを、遊技者40から見て単純に横一列に配列することもできるが、これを遊技者40がボタン操作し易いように、工夫した配列とすることができる。
図6は、足動式ボタンの操作盤の変形例を示す図であって、(a)は扇型操作盤、(b)は左右の足専用に二つに分割した分割型操作盤、(c)は足動式ボタンを直線状に配置し、足載せスライダを設けた足載せスライダ型操作盤、(d)はリールストップボタンを削除し、スタート機能のみにした小型のスタート操作盤である。
図6(a)に示すように、扇型操作盤24は、操作盤本体24aが扇型に形成されていて、ほぼ中央部に形成された足休め部24bの左側にMAX投入ボタン21とスタートボタン22が配置され、足休め部24bの右側に、順に左リールストップボタン23aと中央リールストップボタン23bと右リールストップボタン23cとが配置されている。
この扇型操作盤24は、仕切板11に密着固定され、扇型操作盤24のほぼ中央部側面から引き出されたリード線31は、仕切板11に形成された挿通孔11aを介して、前記端子箱30に接続されている。
このような構成にすれば、遊技者40が、操作馴れした左右いずれかの足によりボタン操作を行なうことが可能となる。
また、例えば、左足42aばかり使用していて疲労した場合には、右足42bに切替えて、ボタン操作を行なうことも可能である。
さらに、操作盤本体を扇型に形成したので、踵を中心とする円運動により、各種ボタンのON・OFF操作を行なうことが可能となり、足の運動量が少なくなる。
図6(b)に示すように、分割型操作盤25は、左操作盤25aと、右操作盤25bとを備えてなる。
左操作盤25aは扇型に形成され、左から順にMAX投入ボタン21とスタートボタン22とが配置されている。
右操作盤25bも扇型に形成され、左から順に左リールストップボタン23aと中央リールストップボタン23bと右リールストップボタン23cとが配置されている。
左操作盤25aと右操作盤25bとは、それぞれ仕切板11に密着固定され、それぞれのリード線31a,31bは、仕切板11に形成された挿通孔11aを介して端子箱30に接続されている。
このような構成にすれば、左足42aと右足42bが操作するボタンを分担できるので、一方の足に疲労が蓄積するのを、防止できる。
図6(c)に示すように、足載せスライダ型操作盤26は、操作盤本体26aとスライダ26bとガイドレール26cとを備えてなる。
操作盤本体26aは、横長であり、左から順にMAX投入ボタン21とスタートボタン22が配置され、ほぼ中央部に形成された足休め部26dの右側には順に、左リールストップボタン23aと中央リールストップボタン23bと右リールストップボタン23cとが配置されている。
操作盤本体26aの手前側側面には、断面形状がU字状のガイドレール26cが固定されている。
足42を載せるスライダ26bの先端側側面には、ガイドレール26cに係合する係合部材26eが突設されている。スライダ26bの裏面側には、図示省略のキャスター等の回転手段が取り付けられている。
26fはストッパで、係合部材26eを左右に移動(スライド)させた場合に、ガイドレール26cから係合部材26eが脱落するのを防止する。
また、操作盤本体26aは、仕切板11に密着固定され、リード線31は、仕切板11に形成された挿通孔11aを介して端子箱30に接続されている。
このようにすれば、左右の足のいずれかで操作することが可能なので、扇型操作盤24の場合と同様の効果を得ることができる。特に、スライダ26bに足を載せて移動させることで、各操作手段を順次操作することができ、容易かつ確実な遊技操作が行え、足の移動による疲労や隣席との干渉等も有効に防止することができる。
図6(d)に示すように、スタート操作盤27は、小型の操作盤本体27aに、MAX投入ボタン21とスタートボタン22の二個だけが搭載されている。
そして、左足42a又は右足42bにより、前記ボタン21,22を操作する。また、操作盤本体27aは、仕切板11に密着固定され、リード線31は、仕切板11に形成された挿通孔11aを介して端子箱30に接続されている。
このようにMAX投入ボタン21とスタートボタン22の二個のみを搭載した理由は、遊技者によっては、ストップボタンだけは手動式に限るという場合があるからである。
以上説明したように、本実施形態に係るスロットマシンによれば、MAX投入ボタン21やスタートボタン,ストップボタン23を備えた足踏み操作盤20を備えることにより、スロットマシン100の遊技を、「手」による操作のみならず、「足」による操作で行うことができる。
これによって、本実施形態では、例えば、長時間の遊技で遊技者の腕が疲れた場合や、遊技者が手先にケガをしているような場合に、「手」による遊技操作に代えて、あるいは、「手」による遊技操作とともに、「足」による遊技操作を可能とし、より快適なスロットマシン遊技を続行することができる、従来には存在しない魅力的なスロットマシンを実現することができる。
[第二実施形態]
次に、本発明に係るスロットマシンの第二実施形態について、図7〜図9を参照して説明する。
これらの図に示すように、本実施形態のスロットマシンは、上述した第一実施形態の変更実施形態であり、足動式操作手段(足踏み操作盤20)の近傍に、隣席の遊技者との接触を防止するための接触防止手段を備えたことを特徴とするものである。そして、接触防止手段を除く他の構成要素については、第一実施形態のスロットマシンと同様となっている。
従って、同様の構成部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
一般に、パチスロホールでは、図7に示すように、複数のスロットマシン100がほぼ密着状態で横に連設されている。そして、スロットマシン100の横幅は通常約50cm程度であり、遊技者が成人男性の場合、肩幅は約45cm程度である。
従って、この場合、図7に示す遊技者40Aと遊技者40Bとの肩の間隔は、約5cm程度の狭い範囲で密着することになる。
このような密着した空間において、本発明に係る足踏み操作盤20の操作を行った場合、各遊技者が足を左右に動かすことで、隣接する他の遊技者や遊技機に足や膝などが当たるおそれがある。足が他者に当たることは、パチスロホールに限らず好ましいことではないが、特に、パチスロホールでは、ゲームの勝ち負けとも関連して、無用のトラブルが発生する可能性がある。
例えば、図7において、ゲームに負け続けている遊技者40Bがいる場合に、隣席で足踏み操作盤20を操作する遊技者40Aのつま先が遊技者40Bの足に当たったとする。遊技者40Bは、ゲームの負け自体でイライラしている上に、隣席の遊技者40Aの足がぶつかったり、接触したりすれば、遊技者40Aと40Bとの間でトラブル(口論,喧嘩等)が発生するおそれがある。
本実施形態のスロットマシンによれば、このような無用のトラブル発生を有効に防止できるものである。
具体的には、本実施形態では、図8に示すような構成となっている。
図8は、本実施形態に係るスロットマシンを示しており、(A)はスロットマシン100の正面図、(B)は同じく側面図である。
この図8(A),(B)に示すように、本実施形態では、載置台10の下面と床との間の左右に、2枚の接触防止板71a,71bを設けてある。
なお、隣接するスロットマシン間では、接触防止板71はいずれか一方のスロットマシンに備えられていれば、二台のスロットマシン間で一枚の接触防止板71を共用することができる(図7参照)。従って、そのような場合にはもう一方のスロットマシン側の接触防止板71は省略することができる。また、隣接するスロットマシンが存在しない場合には接触防止板71は省略できることは言うまでもない。例えば、二以上隣接する最端のスロットマシンについては、接触防止板71は左右いずれか一方のみに設ければ良く、端部側の接触防止板は省略でき(図7参照)、また、一台単独で設置されるスロットマシンについては、接触防止板自体を設ける必要がない。
接触防止板71a,71bの横幅は、例えば10cm程度にしておき、材質としては、例えば透明なアクリル板を使用する。
12は、遊技者の足・膝が左右に移動することが可能な足操作スペースである。
なお、接触防止板71a,71bの横幅を約10cmと比較的狭く設定したのは、これを余り広くすると、遊技者40の着席や離席の際に邪魔になり、また、足踏み式の場合は、遊技者40が動かすのは爪先の場合が多く、膝全体を動かすことはほとんどなく、隣席との干渉は発生しにくいと考えられるからである。
[接触防止板の変形例]
接触防止板の変形例を図9に示す。
図9は、接触防止板の変形例を備えたスロットマシンを示しており、(A)は正面図、(B)は側面図である。
この図9(A),(B)に示す変形例では、接触防止板72a,72bは、略正方形をして縦横がそれぞれ15cm程度であり、左上上隅の角が切り落としてある。
このような構成にすれば、接触防止板72a,72bの材料が少なくなる、というメリットがある。
以上のように、本実施形態に係るスロットマシンによれば、足踏み操作盤20の両端側を覆う接触防止板71,72を備えることにより、遊技者40が足42を移動させて各種ボタン(MAX投入ボタン21等)を操作しても、接触防止板により足・膝の移動量が制限されることになる。
これにより、本発明に係る足踏み操作盤20を設けることによっても、隣席の遊技者間で足・膝等が接触することがなくなり、遊技者間の無用のトラブルを確実に防止して、より快適なスロットマシン遊技を提供することができる。
[第三実施形態]
さらに、図10を参照して、本発明に係るスロットマシンの第三実施形態について説明する。
図10は、本発明に係るスロットマシンの第三実施形態を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図である。
この図10(A),(B)に示すように、本実施形態では、本発明の足踏み操作盤20を備えるスロットマシンとして、テーブル型のスロットマシン100Aを採用している。本実施形態のテーブル型のスロットマシン100Aは、各種ボタンが、ピアノの鍵盤のように突き出した手操作盤130の上などに、ほぼ水平に配列されている。手操作盤130の下方は、空間となっていて、遊技者40の膝43がいれられるようになっている。
遊技者40の手前側からレザークッション131,スタートボタン132,ストップボタン133,メダル受け皿134,メダル投入口135が順次配列され、リールユニット120は遊技者40から見て、見下ろす位置に配置されている。このテーブル型のスロットマシン100Aは、遊技中の遊技者40が、手41や肘をレザークッション131の上に載せてボタン操作をできるので、手41等の疲労が少ないという特徴がある。
本実施形態は、このような特徴を持つテーブル型のスロットマシン100Aに、足踏み操作盤20を取り付けた場合である。足踏み操作盤20はスロットマシン100Aに固定され、リード線31が外部に露呈せずに端子箱30に接続されているのは、前記実施形態1の場合と同様である。
また、手操作盤130の下方の空間部には、長い接触防止板73(又は短い接触防止板74)が取り付けられるようになっている。なお、図10(A),(B)では、説明の便宜上、長い接触防止板73と短い接触防止板74の双方を図示しているが、実際には、いずれか一方のタイプの接触防止板を設ければ良い。
このように、本発明に係る足動式操作手段(足踏み操作盤20)を備えたスロットマシンは、スロットマシン本体の構成,形態に限定されることなく、あらゆるスロットマシンに対して適用することができるものである。
以上、本発明のスロットマシンについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係るスロットマシンは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、「手動式」のスタートボタンやストップボタンを備える通常のスロットマシンについて説明したが、これを、本発明に係る「足動式」のスタートボタンやストップボタンのみを備え、「手動式」のボタンやレバーをすべて省略することも可能である。
以上説明した本発明は、複数のシンボルが表示された複数のリールが、遊技者のメダル投入操作とリール回転開始操作及びリール回転停止操作によって任意に回転及び停止され、すべてのリールが停止したときに、各リールを結ぶ所定の当選ライン上のシンボルが、所定の入賞組合せに配列されると、その組合せに応じたメダルが払い出されるスロットマシンに適用することができる。
本発明の第一実施形態に係るスロットマシンを示す側面図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンを示す正面図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンにおける、足動式ボタンと手動式ボタンの入力可能方式の組合せを選択する入力可能方式選択回路の回路図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンにおける、狭いスペースで足休めを行なうための操作方法を説明する図であって、足休め操作制御の概念を説明する図である。(B)は足休め操作制御のフローチャート図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンにおける、狭いスペースで足休めを行なうための操作方法を説明する図であって、足休め操作制御のフローチャートである。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンにおける、足動式ボタンの操作盤の変形例を示す図であって、(a)は扇型操作盤、(b)は左右の足専用に二つに分割した分割型操作盤、(c)は足動式ボタンを直線状に配置し、足載せスライダを設けた足載せスライダ型操作盤、(d)はリールストップボタンを削除し、スタート機能のみにした小型のスタート操作盤である。 パチスロホールにおける、遊技者同士が近接して遊技をしている状況を説明する図である。 本発明の第二実施形態に係るスロットマシンを示す図であって、(A)はスロットマシンの正面図、(B)は同じく側面図である。 本発明の第二実施形態に係るスロットマシンの変形例を示す図であって、(A)はスロットマシンの正面図、(B)は同じく側面図である。 本発明の第三実施形態に係るスロットマシンを示す図であって、(A)はスロットマシンの正面図、(B)は同じく側面図である。 従来のスロットマシンを示す正面図である。 足踏み式のペダルを備えた従来のパチンコ機を示す側面図である。
符号の説明
FS 足踏み兼用スロットマシン
FS1〜FS3 接触防止板付き足踏み兼用スロットマシン
10 載置台
11 仕切板
12 足操作スペース
20 足踏み操作盤
21 MAX投入ボタン
22 スタートボタン
23 ストップボタン
24 扇型操作盤
25 分割型操作盤
26 足載せスライダ型操作盤
27 スタート操作盤
30 端子箱
60 入力可能方式選択回路
68 足休め優先制御部
71,72 接触防止板

Claims (9)

  1. 複数のシンボルが表示された複数のリールが、遊技者のメダル投入操作とリール回転開始操作及びリール回転停止操作によって任意に回転及び停止され、すべてのリールが停止したときに、各リールを結ぶ所定の当選ライン上のシンボルが、所定の入賞組合せに配列されると、その組合せに応じたメダルが払い出されるスロットマシンにおいて、
    メダル投入操作を行うメダル投入操作手段,リール回転開始操作を行うリール回転開始操作手段,リール回転停止操作を行うリール回転停止操作手段の、少なくともいずれか一の手段を備えた、遊技者が足動操作可能な足動式操作手段を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1記載のスロットマシンにおいて、
    前記足動式操作手段の近傍に、隣席の遊技者との接触を防止する接触防止手段を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1又は請求項2記載のスロットマシンにおいて、
    メダル投入操作を行うメダル投入操作手段,リール回転開始操作を行うリール回転開始操作手段,リール回転停止操作を行うリール回転停止操作手段の、少なくともいずれか一の手段を備えた、遊技者が手動操作可能な手動式操作手段を、前記足動式操作手段とともに備えたことを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項3記載のスロットマシンにおいて、
    前記手動式操作手段又は足動式操作手段のいずれか一方の使用を、選択可能にしたことを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項3又は請求項4記載のスロットマシンにおいて、
    前記足動式操作手段が、前記メダル投入操作手段及びリール回転開始操作手段を備え、
    前記手動式操作手段が、前記リール回転停止操作手段を備えることを特徴とするスロットマシン。
  6. 請求項1〜請求項4記載のスロットマシンにおいて、
    前記足動式操作手段が、
    前記メダル投入操作手段とリール回転開始操作手段が、遊技者の一方の足で操作可能な位置に配設され、前記リール回転停止操作手段が、遊技者の他方の足で操作可能な位置に配設されたことを特徴とするスロットマシン。
  7. 請求項1〜請求項6記載のスロットマシンにおいて、
    前記足動式操作手段が、
    メダル投入操作手段,リール回転開始操作手段,リール回転停止操作手段のうち、複数の手段を備えるとともに、
    これら複数の手段の配設方向に沿って移動可能な足載せ手段を備えることを特徴とするスロットマシン。
  8. 請求項1〜請求項7記載のスロットマシンにおいて、
    前記足動式操作手段が、メダル投入操作手段,リール回転開始操作手段,リール回転停止操作手段のうち、複数の手段を備える場合に、
    いずれか一の手段が操作状態のときに、他の手段の操作を可能とする優先制御手段を備えることを特徴とするスロットマシン。
  9. 請求項1〜請求項8記載のスロットマシンにおいて、
    前記足動式操作手段から引き出されてスロットマシン本体に接続される制御用信号線が、当該スロットマシン本体から外部に露呈されないように配設されたことを特徴とするスロットマシン。
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