JP2006138166A - プレキャストコンクリート板および中空スラブ - Google Patents

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Yasuhiro Oda
康弘 小田
Akira Sakano
彰 阪野
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Tokyo Kogyo Boyeki Shokai Ltd
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Abstract

【課題】 トラス筋が効果的に配筋された経済的なプレキャストコンクリート板および中空スラブを提供することである。
【解決手段】 プレキャストコンクリート板1は、小割の埋込材本体11が適宜間隔をもって連結部12で一体的に連結されてなる軽量埋込材ユニット4、5が、トラス筋2が配筋されたコンクリート板3の上面に設置され、該コンクリート板3における他のコンクリート板との接合部に沿って設置された前記軽量埋込材ユニット5が連結筋の敷設のために間引きして設置されたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明はプレキャストコンクリート板および中空スラブに関するものである。
従来、中空スラブを構築するには、コンクリート板のトラス筋間に軽量埋込材ユニットが設置されたプレキャストコンクリート板が使用され、このプレキャストコンクリート板として、例えば特開平9−158379号公報の発明が知られている。
特開平9−158379号公報
しかし、上記のようなプレキャストコンクリート板17は、図4に示すように、軽量埋込材19の基本サイズが400×1200mmであり、これらを150mm以上の間隔20で設置する必要があるため、プレキャストコンクリート板17同士の下部接合筋の設置間隔が1350mm以上となってコンクリート板21の端部にまでトラス筋18を配筋して補強する必要があった。したがって、このプレキャストコンクリート板17を隣接して設置すると、その接合部には近接して二本のトラス筋18が配筋されることになって不経済的であった。
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、トラス筋が効果的に配筋された経済的なプレキャストコンクリート板および中空スラブを提供することである。
本願発明のプレキャストコンクリート板は、小割の埋込材本体が適宜間隔をもって連結部で一体的に連結されてなる軽量埋込材ユニットが、トラス筋が配筋されたコンクリート板の上面に設置され、該コンクリート板における他のコンクリート板との接合部に沿って設置された前記軽量埋込材ユニットが連結筋の敷設のために間引きして設置されたことを特徴とする。また埋込材本体は半カプセル形状で、設置間隔が15mm以上とってあることを含む。また他のコンクリート板との接合部に沿って設置された軽量埋込材ユニットは埋込材本体が2×2個、2×3個または2×4個のいずれかで形成され、これらが合成樹脂の一体発泡成型品であることを含む。また他のコンクリート板との接合部に沿って設置された軽量埋込材ユニットの外側面にはトラス筋を配筋しないことを含むものである。
また小割の埋込材本体が適宜間隔をもって連結部で接続されてなる軽量埋込材ユニットが、トラス筋が配筋されたコンクリート板の上面に設置され、該コンクリート板における他のコンクリート板との接合部に沿って設置された前記軽量埋込材ユニットが連結筋の敷設のために間引きして設置されたプレキャストコンクリート板が梁間に連続的に設置され、隣接したプレキャストコンクリート板の接合部において軽量埋込材ユニットが間引きされた箇所にわたって補強筋が配筋され、これらのプレキャストコンクリート板の上にトップコンクリートが打設されて構成されたことを特徴とする中空スラブ。また埋込材本体は半カプセル形状で、設置間隔が15mm以上とってあることを含む。また他のコンクリート板との接合部に沿って設置された軽量埋込材ユニットは埋込材本体が2×3個または2×4個で形成され、これらが合成樹脂の一体発泡成型品であることを含む。また他のコンクリート板との接合部に沿って設置された軽量埋込材ユニットの外側面にはトラス筋を配筋しないことを含むものである。
小割の埋込材本体が適宜間隔をもって連結部で接続されてなる軽量埋込材ユニットが、トラス筋が配筋されたコンクリート板の上面に設置されたことにより、軽量埋込材を15mm以上の設置間隔とすることにより、埋込材間のリブ部分にコンクリートが十分に充填されることで曲げ応力、せん断応力の伝達を円滑にして強度を高めることができる。また軽量埋込材を半カプセル形とすることにより、軽量埋込材をスラブ筋まで伸ばすことができるので、スラブの中空率を高めることができる。また他のコンクリート板との接合部に沿って設置された軽量埋込材ユニットの外側面にはトラス筋を配筋しないことにより、トラス筋の本数を削減した経済的なプレキャストコンクリート板を提供することができる。
またコンクリート板における他のコンクリート板との接合部に沿って設置された前記軽量埋込材ユニットが連結筋の敷設のために間引きして設置され、これらにわたって補強筋が配筋されたことにより、プレキャストコンクリート板の直交方向のせん断応力や曲げ応力の伝達が円滑に行われる。
以下、本発明のプレキャストコンクリート板(以下PCa板という)および中空スラブの実施の形態を図面に基づいて説明する。はじめに、プレキャストコンクリート板について説明し、その後に、これを利用した中空スラブについて説明するが、各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成にのみ異なった符号を付して説明する。
図1は、PCa板1を示したものであり、このPCa板1は、三本のトラス筋2が突出したコンクリート板3の上面に軽量埋込材ユニット4、5が設置されて構成されている。トラス筋2は一本の上端筋6と二本の下端筋7とが波形のラチス筋8で連結された三角トラスであり、最外部のトラス筋2がコンクリート板端部9から適宜離れた位置、すなわち軽量埋込材ユニット5が設置できる位置に配筋されている。したがって、この軽量埋込材ユニット5の外側面にはトラス筋2が配筋されていない。
このトラス筋2の間には、軽量埋込材ユニット4が隙間なく一面に設置され、最外部のトラス筋2とコンクリート板端部9との間には軽量埋込材ユニット4よりも小さな軽量埋込材ユニット5が間引き状に設置されて、補強筋の配筋用間隔部10が形成されている。したがって、埋込材本体11はコンクリート板3の中央部には多くかつ密に配設され、両側部には少なく粗に配設されているため、両側部には多くのトップコンクリートが打設されるようになっている。また、この軽量埋込材ユニット4は埋込材本体11が適宜間隙部をもって形成されたことにより、この間隙部にもトップコンクリートが打設されるので、高い空隙部と大きな強度とを同時に達成することができる。
この軽量埋込材ユニット4、5は半カプセル形で中空の埋込材本体11が連結部12で15mm以上の間隔をもって構成された合成樹脂の一体発泡成型品であり、大きな軽量埋込材ユニット4は3×4個の合計12個で構成され、小さな軽量埋込材ユニット5は2×3個(または2×4個)の合計6個で構成されている。したがって、最外部のトラス筋2とコンクリート板端部9との間には小さな軽量埋込材ユニット5により、補強筋の配筋用間隔部10が形成されているため、中央部よりもトップコンクリートが打設される面積が多くなっている。
また図2に示すように、埋込材本体11の下面には埋設突起13が突設され、これがコンクリート板3に埋設されて軽量埋込材ユニット4、5が上面に固着されている。
また図3は、梁間に隣接かつ連続的に設置したPCa板1上にトップコンクリート14を打設した中空スラブ14である。梁間に設置したPCa板1の接合部にはコンクリート板3との直交方向に配筋用間隔部10が狭い間隔で形成され、ここに三本の補強筋16が配筋されている。
また、この接合部にはトラス筋2が配筋されていない代わりに、補強筋16が狭い間隔で配筋され(従来の図3の(2)の中空スラブと比べて)、且つ小割りの埋込材本体11間にトップコンクリート14のリブ部が多数形成されるので、大きなせん断強度を備え、PCa板1の直交方向のせん断応力の伝達や曲げ応力の伝達が円滑に行われるようになっている。
したがって、従来のように、PCa板17の接合部に重なり合うようにして配筋されたトラス筋18を省くことができるので、非常に経済的になり、かつPCa板1も低価格で製造することができる。
PCa板であり、(1)は断面図、(2)は平面図である。 軽量埋込材ユニットであり、(1)は平面図、(2)は断面図、(3)は底面図である。 (1)は本願発明の中空スラブの平面図、(2)は従来の中空スラブの平面図である。 従来のPCa板であり、(1)は断面図、(2)は平面図である。
符号の説明
1、17 PCa板
2、18 トラス筋
3、21 コンクリート板
4、5、19 軽量埋込材ユニット
6 上端筋
7 下端筋
8 ラチス筋
9 コンクリート板端部
10 配筋用間隙部
11 埋込材本体
12 連結部
13 埋設突起
14 トップコンクリート
15 中空スラブ
16 補強筋
20 間隔

Claims (5)

  1. 小割の埋込材本体が適宜間隔をもって連結部で一体的に連結されてなる軽量埋込材ユニットが、トラス筋が配筋されたコンクリート板の上面に設置され、該コンクリート板における他のコンクリート板との接合部に沿って設置された前記軽量埋込材ユニットが連結筋の敷設のために間引きして設置されたことを特徴とするプレキャストコンクリート板。
  2. 埋込材本体は半カプセル形状で、設置間隔が15mm以上とってあることを特徴とする請求項1に記載のプレキャストコンクリート板。
  3. 他のコンクリート板との接合部に沿って設置された軽量埋込材ユニットは、埋込材本体が2×2個、2×3個または2×4個のいずれかで形成され、これらが合成樹脂の一体発泡成型品であることを特徴とする請求項1または2に記載のプレキャストコンクリート板。
  4. 他のコンクリート板との接合部に沿って設置された軽量埋込材ユニットの外側面にはトラス筋を配筋しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプレキャストコンクリート板。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかのプレキャストコンクリート板が梁間に連続的に設置され、隣接したプレキャストコンクリート板の接合部において軽量埋込材ユニットが間引きされた箇所にわたって補強筋が配筋され、これらのプレキャストコンクリート板上にトップコンクリートが打設されて構成されたことを特徴とする中空スラブ。
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