JP5279566B2 - 合成床版 - Google Patents
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底鋼板上に、多数の埋め殺し用型枠を、ハニカム構造を形成する六方格子の中心に位置するように間隔を隔てて配置して、上記各埋め殺し用型枠同士の間に、ハニカム状の隙間が形成されると共に、該ハニカム状の隙間に打設されたコンクリートによってハニカム構造のコンクリートリブが形成されるようにした構成とする。
(1)底鋼板と、該底鋼板の上面におけるコンクリート層接合個所に貼り付けた多数の中空の埋め殺し用型枠と、上記底鋼板上に上記埋め殺し用型枠を埋設するようにコンクリートを打設して形成したコンクリート層と、を備え、上記埋め殺し用型枠は、水平断面多角形の胴部と、該胴部の上端側の天井部とで構成されてなり、上記コンクリート層の下面側に上記埋め殺し用型枠による空洞を設けてなる構成としてあるので、底鋼板上にコンクリート層を形成するために使用するコンクリートの使用量を、該コンクリート層の下面側に埋め殺し用型枠により形成してある空洞に相当する分、削減できる。よって、床版全体の自重の軽量化を図ることができる。
(2)底鋼板上に貼り付ける埋め殺し用型枠を樹脂製とした構成とすることにより、埋め殺し用型枠自体の自重を軽いものとすることができるため、床版全体の自重の軽量化に有利なものとすることができる。しかも、多数使用する埋め殺し用型枠に要するコストの低減化を図ることもできる。
(3)底鋼板上に貼り付ける埋め殺し用型枠の天井部をアーチ形状とした構成とすることにより、コンクリート層の下面側に形成させる空洞を、埋め殺し用型枠に沿うアーチ形状とすることができる。このため、コンクリート層において、各埋め殺し用型枠の上側に位置する部分のコンクリートの自重と、該部分に上方から作用する荷重を、空洞部のアーチ形状に沿って各埋め殺し用型枠の周りに位置する部分のコンクリートへ圧縮力として伝えることができる。よって、上記各埋め殺し用型枠の周りに位置する部分のコンクリートで、コンクリート層全体の自重とコンクリート層に上方から作用する荷重を支持させることができる。
(4)底鋼板上に、多数の埋め殺し用型枠を、橋軸方向及び橋軸直角方向に並べて配設するようにして、該多数の埋め殺し用型枠のうち、隣接する埋め殺し用型枠同士の間に打設されたコンクリートによって、橋軸方向及び橋軸直角方向に連続するコンクリートリブを形成するようにした構成とすることにより、コンクリート層の下面側に設ける空洞部同士の間に、橋幅方向に連続するコンクリートのリブ状部分と、橋軸方向に連続するコンクリートのリブ状部分を格子状に連結してなる格子構造を形成させることができる。よって、底鋼板とコンクリート層との付着性を高めることができると共に、剪断耐力を高めることができる。
(5)底鋼板上に、多数の埋め殺し用型枠を、ハニカム構造を形成する六方格子の中心に位置するように間隔を隔てて配置して、上記各埋め殺し用型枠同士の間に、ハニカム状の隙間が形成されると共に、該ハニカム状の隙間に打設されたコンクリートによってハニカム構造のコンクリートリブが形成されるようにした構成とすることにより、コンクリート層の下面側に設ける空洞部同士の間に、ハニカム構造のコンクリートのリブ状の部分を形成させることができる。よって、底鋼板とコンクリート層との付着性を高めることができると共に、剪断耐力を高めることができる。
(6)近接して配置される複数の埋め殺し用型枠で囲まれる部分の中央となる位置の底鋼板上に、スタッドを設けるようにした構成とすることにより、底鋼板とコンクリート層との付着性能を向上させることができて、剪断耐力をより高めることができる。更に、コンクリートが薄肉となっている部分にスタッドから薄肉板厚方向に力が働かないようにすることができる。
(7)橋軸方向に配列される埋め殺し用型枠の隣接するもの同士の間と対応する位置の底鋼板上に橋軸直角方向に延びるリブを設けて、該リブが橋軸直角方向に連続するコンクリートリブに埋め込まれるようにした構成とすることにより、底鋼板とコンクリート層との付着性能を向上させることができて、剪断耐力をより高めることができる。更には、底鋼板にリブを設けた状態で、該底鋼板の鋼製型枠としての強度を高めることができるため、該リブで補強された底鋼板を単独で搬送することが可能になることから、底鋼板上にコンクリートを打設してコンクリート層を形成させる工程を現場施工することができる。
(8)橋軸方向及び橋幅方向に延びる鉄筋を、各埋め殺し用型枠の頂部の上方位置で交差させて配筋してコンクリート層に埋設させるようにした構成とすることにより、埋め殺し用型枠を埋設して形成したコンクリート層において上下方向のコンクリート厚み寸法が最も小さくなる埋め殺し用型枠の頂部の上方の部分のコンクリートを、交差させた鉄筋で補強することができる。
(9)底鋼板上にて埋め殺し用型枠を埋設するように形成させるコンクリート層を、鋼繊維補強コンクリート製とした構成とすることにより、中空の埋め殺し用型枠のサイズをより大きくすることができるため、床版全体の更なる軽量化を図るのに有利なものとすることができる。
20 コンクリート層
21 埋め殺し用型枠
24 スタッド
25a,25b 鉄筋
29 鋼製リブ(リブ)
Claims (9)
- 底鋼板と、該底鋼板の上面におけるコンクリート層接合個所に貼り付けた多数の中空の埋め殺し用型枠と、上記底鋼板上に上記埋め殺し用型枠を埋設するようにコンクリートを打設して形成したコンクリート層と、を備え、上記埋め殺し用型枠は、水平断面多角形の胴部と、該胴部の上端側の天井部とで構成されてなり、上記コンクリート層の下面側に上記埋め殺し用型枠による空洞を設けてなる構成を有することを特徴とする合成床版。
- 底鋼板上に貼り付ける埋め殺し用型枠を樹脂製とした請求項1記載の合成床版。
- 底鋼板上に貼り付ける埋め殺し用型枠の天井部をアーチ形状とした請求項1又は2記載の合成床版。
- 底鋼板上に、多数の埋め殺し用型枠を、橋軸方向及び橋軸直角方向に並べて配設するようにして、該多数の埋め殺し用型枠のうち、隣接する埋め殺し用型枠同士の間に打設されたコンクリートによって、橋軸方向及び橋軸直角方向に連続するコンクリートリブを形成するようにした請求項1、2又は3記載の合成床版。
- 底鋼板上に、多数の埋め殺し用型枠を、ハニカム構造を形成する六方格子の中心に位置するように間隔を隔てて配置して、上記各埋め殺し用型枠同士の間に、ハニカム状の隙間が形成されると共に、該ハニカム状の隙間に打設されたコンクリートによってハニカム構造のコンクリートリブが形成されるようにした請求項1、2又は3記載の合成床版。
- 近接して配置される複数の埋め殺し用型枠で囲まれる部分の中央となる位置の底鋼板上に、スタッドを設けるようにした請求項4又は5記載の合成床版。
- 橋軸方向に配列される埋め殺し用型枠の隣接するもの同士の間と対応する位置の底鋼板上に橋軸直角方向に延びるリブを設けて、該リブが橋軸直角方向に連続するコンクリートリブに埋め込まれるようにした請求項4記載の合成床版。
- 橋軸方向及び橋幅方向に延びる鉄筋を、各埋め殺し用型枠の頂部の上方位置で交差させて配筋してコンクリート層に埋設させるようにした請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の合成床版。
- 底鋼板上にて埋め殺し用型枠を埋設するように形成させるコンクリート層を、鋼繊維補強コンクリート製とした請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の合成床版。
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