JP2009127316A - 鋼管による橋梁用床版と橋梁用床版構造および鋼管 - Google Patents
鋼管による橋梁用床版と橋梁用床版構造および鋼管 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009127316A JP2009127316A JP2007304220A JP2007304220A JP2009127316A JP 2009127316 A JP2009127316 A JP 2009127316A JP 2007304220 A JP2007304220 A JP 2007304220A JP 2007304220 A JP2007304220 A JP 2007304220A JP 2009127316 A JP2009127316 A JP 2009127316A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- bridge
- steel
- pipe
- floor slab
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】複数本の鋼管2を並列に連結して成る橋梁用床版1であり、鋼管2は、横断面において、上面2dと底面2eが略平行な平坦面で、左右の両側面には相互に嵌め合わせ可能な外形の凹凸部2a、2bを有し、該凹凸部は同鋼管2の長手方向に均等な断面で連続する構成とされ、複数本の鋼管2は、側面の凹凸部2a、2bを相互に嵌め合わせて並列な配置とされ、各鋼管2には、左右の両側面の対称位置に連結用孔2cが設けられて、連結用孔2cへ通した連結用鋼材3により複数本の鋼管2…が版状に接合され一体化されている。
【選択図】図1
Description
例えば下記の特許文献1に開示された「床版橋および床版ユニット」の発明は、複数本の角形鋼管を橋軸と平行方向に配設し、角形鋼管の側面に開口を設けて棒状部材を管軸と直交方向に通し、角形鋼管相互を締結して床版ユニットを構成する。更に前記床版ユニットの側面に沿って平行に接合用鋼管を配置し、前記棒状部材の端部を接合用鋼管と接合して各床版ユニットを接合して床版橋を構成している。
しかし、本発明は、上記特許文献1、2に記載された床版ユニット、および橋梁構造よりも更に施工性に優れて安全性の高い鋼床版を提供するものである。
鋼管2は、横断面において、上面2dと底面2eが略平行な平坦面で、左右の両側面には相互に嵌め合わせ可能な外形の凹凸部2a、2bを有し、該凹凸部は同鋼管2の長手方向に均等な断面で連続する構成とされ、
複数本の鋼管2は、側面の凹凸部2a、2bを相互に嵌め合わせて並列な配置とされ、
各鋼管2には、左右の両側面の対称位置に連結用孔2cが設けられて、前記連結用孔2cへ通した連結用鋼材3により複数本の鋼管2…が版状に接合され一体化されていることを特徴とする。
鋼管2は、横断面において、左右の両側面の一方に凸部2aが、他方の側面には凹部2bが、それぞれ相互に嵌め合わ可能な外形で形成され、同鋼管2の長手方向に均等な断面で連続する構成であることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1に記載した橋梁用床版において、
複数本の鋼管は、横断面において、左右の両側面に凸部2aが形成された凸型鋼管20と、左右の両側面に凹部2bが形成された凹型鋼管21との組み合わせとされ、各鋼管20、21の凸部2aと凹部2bは相互に嵌め合わ可能な外形で形成され、それぞれの鋼管20、21の長手方向に均等な断面で連続する構成であることを特徴とする。
鋼管2は、横断面において、上面2dと底面2eが略平行な平坦面で、左右の両側面に相互に嵌め合わせ可能な外形の凹凸部2a、2bを有し、該凹凸部は同鋼管2の長手方向に均等な断面で連続する構成とされ、
複数本の鋼管2は、側面の凹凸部2a、2bを相互に嵌め合わせて並列な配置とされ、
更に、前記複数本並列に配置された鋼管群2…の両サイドに、横断面において、上面と底面が略平行な平坦面で、左右の両側面には前記鋼管2の凹凸部2a、2bと相互に嵌め合わせ可能な外形の凹凸部5a、5bを有し、該凹凸部5a、5bは同鋼管の長手方向に均等な断面で連続する構成とされた連結用鋼管5が、その凹凸部5a、5bを隣接する鋼管2の凹凸部2a、2bと相互に嵌め合わせて並列に配置され、
各鋼管2および連結用鋼管5には、左右の両側面の対称位置に連結用孔2c、5cが設けられ、各鋼管の連結用孔2c、5cへ通した連結用鋼材3の端部は、前記連結用鋼管5の管内で締結して複数本の鋼管2…が版状に接合され一体化されていることを特徴とする。
鋼管2の横断面における凹部2bおよび凸部2aはそれぞれ、側面の上下にほぼ垂直な平坦部2fが形成され、該上下の平坦部2f、2fの中間部位に、上向きおよび下向きのほぼ45°方向に傾斜した二つの傾斜面(傾斜壁)が山状に交わる凹部2b又は凸部2aとして形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載した橋梁用床版1又は請求項4に記載した橋梁用床版1と5が、各鋼管2を橋桁4に対して略直角な配置で設置され、
複数本の鋼管群2…の中から選択した一ないし複数の鋼管2の底面、および連結用鋼管5の底面に、橋桁に設置したスタッド40を通して結合するための固結用開口5eが設けられ、
前記鋼管2および連結用鋼管5は、橋桁4に設置したスタッド40を固結用開口5eへ通した管内に硬化材を充填して橋梁用床版1と橋桁4との固結が行われていることを特徴とする。
連結用鋼管5の上面に、側面の連結用孔5cへ通した連結用鋼材3の端部を露出させる作業用開口5dが設けられ、連結用鋼管5の連結用孔5cへ通して管内へ引き込まれた連結用鋼材3の端部はナット6で締結して連結用鋼材3に緊張力が導入され複数本の鋼管2…が版状に接合され一体化され、更に前記作業用開口5dを通じて管内に硬化材7が充填され連結用鋼材3の端部およびナット6が埋め込まれていることを特徴とする。
連結用鋼管5において、側面の連結用孔5cへ通し管内へ引き込まれた連結用鋼材3の端部を締結して管内に硬化材7を充填する領域、および橋桁4に設置したスタッド40を固結用開口5eへ通して、その管内へ硬化材を充填し固結する領域を制限し仕切る仕切り板5fが管内に設置され、また、鋼管2において、橋桁4に設置したスタッド40を固結用開口へ通し、その管内に硬化材を充填して固結する領域を制限し仕切る仕切り板が管内に設置されていることを特徴とする。
横断面において、上面2dと底面2eは略平行な平坦面とされ、左右の両側面の一方に凹部2bが、他方には凸部2aがそれぞれ相互に嵌め合わせ可能な外形で形成され、前記凹部2bと凸部2aは同鋼管2の長手方向に均等な断面で連続する構成とされていることを特徴とする。
請求項10に記載した発明は、請求項9に記載した橋梁用床版の鋼管において、
鋼管2における凹部2bおよび凸部2aはそれぞれ、側面の上下にほぼ垂直な平坦部2fが形成され、該上下の平坦部2f、2fの中間部位に、上向きおよび下向きのほぼ45°方向に傾斜した二つの傾斜面(傾斜壁)が山状に交わる凹部2b又は凸部2aとして形成されていることを特徴とする。
また、請求項4と5に記載した発明の橋梁用床板は、前記構成の橋梁用床版1の両サイドに、同じく両側面に、前記鋼管2の凹凸部2a、2bと相互に嵌め合わせ可能な外形の凹凸部5a、5bを有し、該凹凸部5a、5bを同鋼管5の長手方向に均等な断面で連続する構成とした連結用鋼管5を、隣接する鋼管2の凹凸部2a、2bと凹凸部5a、5bを相互に嵌め合わせて配置し、各鋼管の両側面の対称位置に設けた連結用孔2c、5cへ通した連結用鋼材3の端部を、前記連結用鋼管5の管内で締結して版状に接合し一体化した構成であり、
要するに、鋼管群2…および連結用鋼管5はそれぞれ、側面の凹凸部2a、2b又は5a、5bを相互に嵌め合わせて並列させ一体化しているから、この橋梁用床版に作用する上載荷重(鉛直荷重)を、側面の各凹凸部2a、2b又は5a、5bの嵌め合わせ構造部分において剪断応力としてしっかりと受け止めて支持し、各鋼管の相互間へ伝達して床版全体で負担し処理する構成である。よって、床版としての構造的一体性が高く、大型車両の通行時における大きなタイヤ圧などに対して優れた耐荷重性能を発揮する。
もとより、上記の鋼管2および連結用鋼管5を使用しても、溶接は一切使用しない現場組み立を行えるから、設計・施工の自由度が高い。また、鋼管構造の床版であるから、コンクリート構造に比較して軽量であり、陸上輸送にも適している。
複数本の鋼管2は、側面の凹凸部2a、2bを相互に嵌め合わせて並列な配置とする。各鋼管2には、左右の両側面の対称位置に連結用孔2cを設け、この連結用孔2cへ通した連結用鋼材3により、前記複数本の鋼管2…を版状に接合し一体化して橋梁用床版1を構成する。
或いは、上記したように複数本並列に配置された鋼管群2…の両サイドに、同じく上面と底面が略平行な平坦面で、左右の両側面に前記鋼管2の凹凸部2a、2bと相互に嵌め合わせ可能な外形の凹凸部5a、5bを有する連結用鋼管5を、その凹凸部5a、5bを隣接する鋼管2の凹凸部2a、2bと相互に嵌め合わせて並列に配置し、各鋼管2および連結用鋼管5の両側面に設けた連結用孔2c、5cへ連結用鋼材3を通し、その端部を前記連結用鋼管5の管内で締結して複数本の鋼管2…を版状に接合し一体化した橋梁用床版1を構成する。
先ず図1は、請求項1および4に記載した発明に係る橋梁用床版、および請求項6に記載した発明に係る橋梁用床版構造の実施例を、主要部について概念的に示している。
図1中の符号1が、図示例の場合は5本の鋼管2を使用して、橋桁4の上に敷き並べ組み立てた橋梁用床版を示す。この橋梁用床版1は、敷き並べた鋼管2の軸線と直角な水平方向に連結用鋼材3を串刺し状に貫通させて前記5本の鋼管2を連結した構成である。この橋梁用床版1を1単位として、橋桁4上の長手方向に複数連続する状態に敷き並べて橋梁用床版構造が構築される。符号5は前記橋梁用床版1の両側面部に沿って1本ずつ並列に配置された連結用鋼管を指している。この連結用鋼管5は、両隣の橋梁用床版1、1を一連に接合して一体化するための部材である。
本発明の橋梁用床版1は、道路橋の橋桁4の上に橋梁用床版構造を構築する場合に好適に使用されるが、用途をこれに限るものではない。例えば人工地盤の鋼製床版構造等の構築にも、同様に使用することができる。
凸部2aの山頂までの突き出し高さ(従って、凹部2bの奥端までの深さ)は35mm程度の大きさである。凸部2a又は凹部2bの傾斜面(傾斜壁)は、上載荷重を剪断力として負担するのに最も合理的であるように、水平に対して上向きおよび下向きの約45°方向に形成され、これら二つの傾斜面が山状に交わる形で凹部、凸部が形成されている。凹部、凸部の各角部には十分な丸み(いわゆるR加工)が施されている。
鋼管2の両側面の対称位置には、水平方向へ一直線状に貫通する連結用孔2cが設けられている。この連結用孔2cは、同鋼管2の軸線方向に、図1の場合はほぼ均等間隔で5箇所設けられている。したがって、上記したように5本を1単位の橋梁用床版として敷き並べた鋼管群2は、各々に共通する連結用孔2cへ連結用鋼材3が1本ずつ、合計5本串刺し状に貫通されて、版状体として一体化する接合が行われている。連結用鋼材3には、例えばPC鋼棒などが好適に使用される。
この連結用鋼管5も、図2に拡大した横断面を示したとおり、基本的には上記の鋼管2と共通する形状、大きさで成る。即ち、上面と底面が上記鋼管2と同一の高さで水平方向に略平行な平坦面として形成され、左右の両側面の一方には、隣の鋼管2の凹部2bへ密接に嵌まるように同形、同大の山形状に形成した凸部5aが、そして、他方の側面にはやはり隣の鋼管2の凸部2aが密接に嵌る形状の凹部5bが、それぞれ同鋼管5の長手方向に均等な断面で連続する構成とされている。したがって、この連結用鋼管5は、隣り合う鋼管2とは、側面の凸部5aを凹部2bと、又は凹部5bを凸部2aと相互に密接に嵌め合わせて並列に敷き並べられる。
この連結用鋼管5にも、その両側面の対称位置に、水平方向に一直線状に貫通する連結用孔5cが設けられている。この連結用孔5cは、隣の鋼管2の連結用孔2cと共通する配置で、しかも管軸方向に複数箇所(図1の例では5箇所)設けられている。更に、連結用鋼管5の上面には、前記の各連結用孔5cに近接する位置毎に、連結用鋼材3の端部を締結処理するための作業用開口5dが同数設けられている。この作業用開口5dは、後述するように、連結用鋼材3の端部へナット6を締め込む作業、および防錆用材としての硬化材7(通例、コンクリートやモルタル)を充填する作業、更には当該連結用鋼管5を、後述するスタッドを利用して橋桁4へ固結する作業にも使用する開口である。よって、そうした各作業に適する位置に、作業がしやすい形状、大きさに設けられる。
図2の詳細図から容易に理解できるとおり、一つの連結用鋼管5は、その左右両側面の連結用孔5c、5cを利用することで、両側に隣接する二つの橋梁用床版1、1それぞれの連結用鋼材3、3の端部を管内(中空部)へ導き入れ、各々の連結用鋼材3の端部へナット6をねじ込み、両側二つの橋梁用床版1、1を構造的に一枚版状に接合し一体化させた橋梁用版構造を合理的に効率的に構築できるのである。
その接合手段の一例を図3に示した。図3は上記の連結用鋼管5を利用して橋桁4と接合する方法の一例を示している。
即ち、連結用鋼管5の底面であって橋桁4の上に載る部位に、予め固結用開口5eを必要とする大きさ、形状に設けておく。一方、橋桁4において前記連結用鋼管5の底面の前記固結用開口5eが載る位置には、複数本のスタッド40を垂直に立てる。そして、連結用鋼管5は、その底面の固結用開口5eの中に橋桁4の前記スタッド40が挿入するように橋桁4上へ載置する。その後、同連結用鋼管5の管内に硬化材としてコンクリートを充填してスタッド40との固結処理を行い、連結用鋼管5を、ひいてはそれと接合した橋梁用床版1を前記スタッド40を介して橋桁4と構造的に固結する。この場合、上記した連結用鋼材3の端部およびナット6を防錆処理する硬化材7(コンクリート)と、前記スタッド40を固結する硬化材とが共通に使用される構成にする(つまり、コンクリートの打設領域が同じにする)と、手数が減るし、各作業の容易性と合理化を図れるので好ましい。
更に、前記硬化材を管内へ充填する作業の実施に際しては、連結用鋼管5の管内へ充填する硬化材7の使用量を必要最少限度に制限して効果をあらしめる手法として、連結用鋼管5の管内部に、上記作業用開口5dおよび底面の固結用開口5eの管軸方向の両側面を仕切ってコンクリートの打設領域を制限する仕切り板5fを設けておくのが効果的である。
もっとも、上記した固結手段は、連結用鋼管5のみをスタッド40と固結する方法、或いは鋼管2をスタッド40と固結する方法をそれぞれ別個独立に実施する場合と、両者を併用する実施例とを適宜に使い分けることができる。
これらの鋼管20、21の横断面の基本形状と大きさは、上記図2の実施例と大差がない。上面と底面は水平方向に略平行な平坦面とされ、左右の両側面には相互に嵌め合わせ可能な外形の凸部2aと凹部2bを有しており、該凹凸部2a、2bは同鋼管の長手方向に均等な断面で連続する構成とされている。
本実施例2の特徴は、上記2種類の鋼管20、21が、左右の両側面に凸部2aのみ形成された凸型鋼管20と、左右の両側面に凹部2bのみ形成された凹型鋼管21との組み合わせから成る点である。凸部2aおよび凹部2bの形状や大きさは、上記した実施例1の鋼管2および連結用鋼管5の凹凸部と共通する構成とされ、それらと共通に組み合わせても使用可能とされている。
本実施例2の鋼管20、21も、側面の凸部2aと凹部2bを相互に嵌め合わて交互の配置に組み合わせ複数本を並列に配置する。そして、各鋼管20、21の両側面に設けた連結用孔2cへ連結用鋼材3を通して版状に接合し一体化した橋梁用床版を構成することは実施例1と同じである。
図示した道路橋は、河川を橋軸方向に跨ぐ橋桁(梁)4の上に、上記した複数本の鋼管2(又は20、21。以下同じ。)と連結用鋼管5を使用して一連の版状に接合して成る橋梁用床版1を構成しつつ、橋桁4上の全長にわたり連続状態に敷き並べて鋼製の橋梁用床版構造が構築され、それを鋼製床版として利用し、その上に路盤としてのコンクリート又は基層アスファルト10を打設し、更に表層アスファルト11を敷き込んで路面が完成されている。こうして完成した道路橋の両サイド、つまり鋼管2および連結用鋼管5より成る橋梁用床版1の管軸方向の両端部には、道路の地覆13を兼ねてコンクリートが打設される。したがって、鋼管2および連結用鋼管5の両端の開口は地覆13により完全に密閉され恒久的な構造物として使用可能な構造とされる。そして、前記地覆13の上に高欄12が建てられて道路橋が完成される。
1 橋梁用床版
2d 鋼管上面
2e 鋼管底面
2a 凸部
2b 凹部
2c 連結用孔
20 凸型鋼管
21 凹型鋼管
40 スタッド
5d 作業用開口
5e 固結用開口
6 ナット
7 硬化材
5f 仕切り板
2f 平坦部
Claims (10)
- 複数本の鋼管を並列に連結して成る橋梁用床版であって、
鋼管は、横断面において、上面と底面が略平行な平坦面で、左右の両側面には相互に嵌め合わせ可能な外形の凹凸部を有し、該凹凸部は同鋼管の長手方向に均等な断面で連続する構成とされ、
複数本の鋼管は、側面の凹凸部を相互に嵌め合わせて並列な配置とされ、
各鋼管には、左右の両側面の対称位置に連結用孔が設けられ、前記連結用孔へ通した連結用鋼材により複数本の鋼管が版状に接合され一体化されていることを特徴とする、橋梁用床版。 - 鋼管は、横断面において、左右の両側面の一方に凸部が、他方の側面に凹部が、それぞれ相互に嵌め合わ可能な外形で形成され、同鋼管の長手方向に均等な断面で連続する構成であることを特徴とする、請求項1に記載した橋梁用床版。
- 複数本の鋼管は、横断面において、左右の両側面に凸部が形成された凸型鋼管と、左右の両側面に凹部が形成された凹型鋼管との組み合わせとされ、各鋼管の凸部と凹部は相互に嵌め合わ可能な外形で形成され、それぞれの鋼管の長手方向に均等な断面で連続する構成であることを特徴とする、請求項1に記載した橋梁用床版。
- 複数本の鋼管を並列に連結して成る橋梁用床版であって、
鋼管は、横断面において、上面と底面が略平行な平坦面で、左右の両側面には相互に嵌め合わせ可能な外形の凹凸部を有し、該凹凸部は同鋼管の長手方向に均等な断面で連続する構成とされ、
複数本の鋼管は、側面の凹凸部を相互に嵌め合わせて並列な配置とされ、
更に、前記複数本並列に配置された鋼管群の両サイドに、横断面において、上面と底面が略平行な平坦面で、左右の両側面には前記鋼管の凹凸部と相互に嵌め合わせ可能な外形の凹凸部を有し、該凹凸部は同鋼管の長手方向に均等な断面で連続する構成とされた連結用鋼管が、その凹凸部を隣接する鋼管の凹凸部と相互に嵌め合わせて並列に配置され、
各鋼管および連結用鋼管には、左右の両側面の対称位置に連結用孔が設けられ、各鋼管の連結用孔へ通した連結用鋼材の端部は、前記連結用鋼管の管内で締結して複数本の鋼管が版状に接合され一体化されていることを特徴とする、橋梁用床版。 - 鋼管の横断面における凹部および凸部はそれぞれ、側面の上下にほぼ垂直な平坦部が形成され、該上下の平坦部の中間部位に、上向きおよび下向きのほぼ45°方向に傾斜した二つの傾斜面が山状に交わる凹部又は凸部として形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載した橋梁用床版。
- 請求項1に記載した橋梁用床版又は請求項4に記載した橋梁用床版が、各鋼管を橋桁に対して略直角な配置で設置され、
複数本の鋼管群の中から選択した一ないし複数の鋼管の底面、および連結用鋼管の底面に、橋桁に設置したスタッドを通して結合するための固結用開口が設けられ、
前記鋼管および連結用鋼管は、橋桁に設置したスタッドを固結用開口へ通した管内に硬化材を充填して橋梁用床版と橋桁との固結が行われていることを特徴とする、橋梁用床版構造。 - 連結用鋼管の上面に、側面の連結用孔へ通した連結用鋼材の端部を露出させる作業用開口が設けられ、連結用鋼管の連結用孔へ通して管内へ引き込まれた連結用鋼材の端部はナットで締結して連結用鋼材に緊張力が導入され複数本の鋼管が版状に接合され一体化され、更に前記作業用開口を通じて管内に硬化材が充填され連結用鋼材の端部およびナットが埋め込まれていることを特徴とする、請求項6に記載した橋梁用床版構造。
- 連結用鋼管において、側面の連結用孔へ通し管内へ引き込まれた連結用鋼材の端部を締結して管内に硬化材を充填する領域、および橋桁に設置したスタッドを固結用開口へ通して、その管内へ硬化材を充填し固結する領域を制限し仕切る仕切り板が管内に設置され、また、鋼管において、橋桁に設置したスタッドを固結用開口へ通し、その管内に硬化材を充填して固結する領域を制限し仕切る仕切り板が管内に設置されていることを特徴とする、請求項6又は7に記載した橋梁用床版構造。
- 横断面において、上面と底面は略平行な平坦面とされ、左右の両側面の一方に凹部が、他方には凸部がそれぞれ相互に嵌め合わせ可能な外形で形成され、前記凹部と凸部は同鋼管の長手方向に均等な断面で連続する構成とされていることを特徴とする、橋梁用床版の鋼管。
- 鋼管における凹部および凸部はそれぞれ、側面の上下にほぼ垂直な平坦部が形成され、該上下の平坦部の中間部位に、上向きおよび下向きのほぼ45°方向に傾斜した二つの傾斜面が山状に交わる凹部又は凸部として形成されていることを特徴とする、請求項9に記載した橋梁用床版の鋼管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007304220A JP2009127316A (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | 鋼管による橋梁用床版と橋梁用床版構造および鋼管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007304220A JP2009127316A (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | 鋼管による橋梁用床版と橋梁用床版構造および鋼管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009127316A true JP2009127316A (ja) | 2009-06-11 |
Family
ID=40818522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007304220A Pending JP2009127316A (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | 鋼管による橋梁用床版と橋梁用床版構造および鋼管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009127316A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013174076A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd | 角形鋼管を用いた床版橋とその施工方法。 |
CN105401518A (zh) * | 2014-09-12 | 2016-03-16 | 任丘市永基建筑安装工程有限公司 | 超长钢桥板组合技术 |
CN116607393A (zh) * | 2023-04-28 | 2023-08-18 | 珠海市穗源市政工程有限公司 | 一种装配桥梁钢组合结构及其加工设备 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58129908U (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-02 | 日本鉄塔工業株式会社 | 軽量マツト |
JPH06304344A (ja) * | 1993-04-20 | 1994-11-01 | Yoshiritsu Kk | 組立てブロック |
JPH08100405A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Ishikawa Seisakusho Ltd | 仮設道路用連結プレート及び仮設道路 |
JPH09242021A (ja) * | 1996-03-07 | 1997-09-16 | Nippon Steel Corp | 鋼床版構造 |
JP2004285823A (ja) * | 2003-03-05 | 2004-10-14 | Nippon Steel Corp | 床版橋および床版ユニット |
JP2007297836A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Nippon Steel Corp | 床版または覆工板の製造方法 |
-
2007
- 2007-11-26 JP JP2007304220A patent/JP2009127316A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58129908U (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-02 | 日本鉄塔工業株式会社 | 軽量マツト |
JPH06304344A (ja) * | 1993-04-20 | 1994-11-01 | Yoshiritsu Kk | 組立てブロック |
JPH08100405A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Ishikawa Seisakusho Ltd | 仮設道路用連結プレート及び仮設道路 |
JPH09242021A (ja) * | 1996-03-07 | 1997-09-16 | Nippon Steel Corp | 鋼床版構造 |
JP2004285823A (ja) * | 2003-03-05 | 2004-10-14 | Nippon Steel Corp | 床版橋および床版ユニット |
JP2007297836A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Nippon Steel Corp | 床版または覆工板の製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013174076A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd | 角形鋼管を用いた床版橋とその施工方法。 |
CN105401518A (zh) * | 2014-09-12 | 2016-03-16 | 任丘市永基建筑安装工程有限公司 | 超长钢桥板组合技术 |
CN116607393A (zh) * | 2023-04-28 | 2023-08-18 | 珠海市穗源市政工程有限公司 | 一种装配桥梁钢组合结构及其加工设备 |
CN116607393B (zh) * | 2023-04-28 | 2023-11-10 | 广州市第二市政工程有限公司 | 一种装配桥梁钢组合结构及其加工设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2010047096A1 (ja) | 橋脚とコンクリート桁の剛結合構造 | |
KR102061224B1 (ko) | 상하분리형 프리캐스트 암거 박스 및 그 시공 방법 | |
KR101225661B1 (ko) | 강재 플레이트로 보강된 콘크리트 전단키와 연결부재가 형성된 프리캐스트 강합성 바닥판 및 그 시공방법 | |
JP2008121287A (ja) | 鋼コンクリート複合桁および鋼コンクリート複合桁の施工方法 | |
JP2007309032A (ja) | 橋梁ジョイント部の連続化構造 | |
JP2007277892A (ja) | 角形鋼管を用いた覆工板 | |
KR100839439B1 (ko) | 하부구조와 상부구조를 조립식으로 결합하는 라멘교량의강접구조 및 이를 이용한 라멘교량의 시공방법 | |
JP6375079B1 (ja) | プレキャスト合成床版の橋軸直角方向の継手構造及びその施工方法 | |
JP4970060B2 (ja) | 形鋼を用いた床版または覆工板用の版状パネルおよびその製造方法 | |
KR20090068536A (ko) | 콘크리트 복합 형강보 및 이를 이용한 슬래브 시공 방법 | |
JP4740029B2 (ja) | 床版または覆工板の製造方法 | |
JP2004285738A (ja) | 箱桁橋構造およびその構築方法 | |
KR101851557B1 (ko) | 리브보강형 프리캐스트 아치구조물 및 그 시공방법 | |
JP2010229733A (ja) | 鋼管による橋梁用床版と橋梁用床版構造および鋼管 | |
KR101129502B1 (ko) | I 형 합성 거더 | |
JP5386379B2 (ja) | 橋梁に於けるプレキャスト床版の継手 | |
JP2009127316A (ja) | 鋼管による橋梁用床版と橋梁用床版構造および鋼管 | |
JP4585614B1 (ja) | 合成鋼床版橋の施工方法、並びにリブ付き鋼床版、及び合成鋼床版橋 | |
JP5914624B1 (ja) | コンクリート構造物 | |
JP2004285823A (ja) | 床版橋および床版ユニット | |
JP4954226B2 (ja) | プレストレストコンクリート構造体 | |
JP2008231688A (ja) | 合成床版を用いた橋梁構造及びその施工方法、合成床版用型枠 | |
JP2005330804A (ja) | 床構造体 | |
KR101141885B1 (ko) | 강관트러스 복합 거더의 강관과 콘크리트 현재 합성용 연결재 및 그를 이용한 강관트러스 복합 거더 | |
JP2008169620A (ja) | 溝形部材を用いた床版または覆工板用の版状パネルおよびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101029 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120327 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120525 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120925 |