JP5914624B1 - コンクリート構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のコンクリート固化体を緊張材を使用して連結しプレストレスを付与することによりコンクリート構造物を構築するにあたり、そのプレストレスを低減しながら構造物としての一体性を確保する。【解決手段】複数のコンクリート固化体を緊張材を使用して連結しプレストレスを付与することにより構築される構造物において、複数のコンクリート固化体が接合する接合面またはその近傍の断面における、連結された当該コンクリート固化体に作用する設計荷重による曲げ応力度と緊張材が与えるプレストレスによる圧縮応力度との合成応力度が、緊張材の存在する箇所または複数本の緊張材によるプレストレスの合力の位置では圧縮応力となっている一方、緊張材の存在する箇所または複数本の緊張材によるプレストレスの合力の位置から離間したコンクリート固化体の表面近傍では引張応力となっているように、プレストレスの大きさを低減した。【選択図】図4

Description

本発明は、複数のコンクリート固化体を緊張材を使用して連結しプレストレスを付与することにより構築されるコンクリート構造物に関する。
プレキャストコンクリート部材を使用して構築される構造物として、ボックスカルバート、アーチカルバート等の暗渠(例えば、下記特許文献を参照)や、三面水路等の開渠が周知である。
コンクリート構造物を構成する複数のコンクリート固化体を結合する際には、緊張材であるPC鋼材を使用し、それら固化体を互いに引き寄せ合わせかつ当該固化体を圧縮するようなプレストレスを導入することが通例となっている。
一般に、PC鋼材を使用したPC(Prestressed Concrete)構造やPRC(Prestressed Reinforced Concrete)構造では、コンクリート固化体同士の接合部位において、設計荷重による応力度とプレストレスによる応力度との合成応力度が、どの部分でも引張応力とならないように設計される。
だが、そのためには、PC鋼材が生じさせるプレストレスを大きくとる必要がある。従って、使用するPC鋼材の径が太くなり、また使用するPC鋼材の本数も増加する。PC鋼材の使用総量が多くなることは、PC鋼材及びPC鋼材の端部を定着するアンカープレートやナット、PC鋼材同士を連結するカプラ等による占有体積が大きくなる、即ちコンクリート固化体内にそれらを配置するのに必要なコンクリートの欠損部分が大きくなることを意味する。結果的に、コンクリート固化体が肥大し、これを薄肉化することが難しくなる。
また、コンクリート固化体に導入するプレストレスが大きいほど、PC鋼材を用いて連結される複数のコンクリート固化体同士が当接する部位にひびが入りやすくなる。特に、連結される固化体の一方における、他方に対して当接する当接面に不陸が存在していると、巨大なプレストレスを付与することで当該当接面上で応力集中が起こり、局所的なひび割れが発生するおそれが高まる。
特開2006−233513号公報 特開2013−217083号公報
本発明は、複数のコンクリート固化体を緊張材を使用して連結しプレストレスを付与することによりコンクリート構造物を構築するにあたり、そのプレストレスを低減しながら構造物としての一体性を確保することを所期の目的とする。
本発明では、複数のコンクリート固化体を緊張材を使用して連結しプレストレスを付与することにより構築される、土中に埋設されるボックスカルバートであるコンクリート構造物であって、複数のコンクリート固化体が接合する接合面またはその近傍の断面における、連結された当該コンクリート固化体に作用する設計荷重による曲げ応力度と緊張材が与えるプレストレスによる圧縮応力度との合成応力度が、緊張材の存在する箇所または複数本の緊張材によるプレストレスの合力の位置では圧縮応力となっている一方、緊張材の存在する箇所または複数本の緊張材によるプレストレスの合力の位置から離間したコンクリート固化体の表面近傍では引張応力となっており、緊張材の存在する箇所または複数本の緊張材によるプレストレスの合力の位置から離間したコンクリート固化体の表面側における、緊張材を使用して連結される一方のコンクリート固化体と他方のコンクリート固化体との離間距離を、緊張材の存在する箇所または複数本の緊張材によるプレストレスの合力の位置における両コンクリート固化体の離間距離よりも拡大させる目開きを許容し、緊張材を使用して連結される一方のコンクリート固化体の端面と他方のコンクリート固化体の端面との間に弾性変形可能なジョイント材を介在させ、プレストレスを導入することでそれら端面間で圧縮された当該ジョイント材の両コンクリート固化体の対向方向に沿った厚み寸法が約1mm以上確保されたコンクリート構造物を構成した。なお、ここに言う「合成応力度」は、例えば当該コンクリート構造物を土中に埋設する場合に作用する土圧等の、当該コンクリートの構造物の運用時に外部から与えられる応力度を加味しない合成応力度であってもよいし、そのような外部から与えられる応力度を加味した合成応力度であってもよい。
プレストレスを導入することで圧縮された当該ジョイント材の両コンクリート固化体の対向方向に沿った厚み寸法を約1mm以上確保することは、緊張材を使用して連結される一方のコンクリート固化体と他方のコンクリート固化体とが互いに当接する部位のひび割れを抑制するために有効である。
プレストレスの低減とコンクリート構造物としての一体性との両立を図るためには、複数のコンクリート固化体が接合する接合面またはその近傍の断面における合成応力度について、緊張材の存在する箇所または複数本の緊張材によるプレストレスの合力の位置から離間したコンクリート固化体の表面近傍での引張応力の大きさを約1.5N/mm以下とすることが好ましい。
前記目開きが発生する程度までプレストレスを低減する場合、目開きの部位に伸縮性及び水密性に富む材質のコーキング材を充填することが好ましい。また、目開きの大きさは、約0.2mm以下とすることが好ましい。
本発明によれば、複数のコンクリート固化体を緊張材を使用して連結しプレストレスを付与することによりコンクリート構造物を構築するにあたり、そのプレストレスを低減しながら構造物としての一体性を確保することができる。
本発明の一実施形態のコンクリート構造物を示す斜視図。 同実施形態のコンクリート構造物の正面図。 同実施形態のコンクリート構造物の要部を拡大した斜視図。 同実施形態のコンクリート構造物の要部を拡大した正断面図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に示すコンクリート構造物たるボックスカルバート1は、頂版11、底版12及び左右の側壁13、14が略角筒形状をなす一種の暗渠である。ボックスカルバート1は、例えば上下水道や共同溝、地下道等の管路構造物を構築するために用いられる。
本実施形態のボックスカルバート1の頂版11、底版12及び幅方向に対をなす側壁13、14は、プレキャストコンクリート部材により構成する。特に、本実施形態では、ボックスカルバート1を、上下に複数のブロックに分割している。具体的には、頂版11及び側壁13、14の上半部131、141を一体成形した部材1Hと、底版12及び側壁13、14の下半部132、142を一体成形した部材1Lとに二分割している。側壁13、14と頂版11とが交わる隅角の入隅、及び側壁13、14と底版12とが交わる隅角の入隅には、それぞれハンチ(隅肉部)15を設けている。
頂版11、底版12、側壁13、14及びハンチ15の内部にはそれぞれ、鉄筋(図示せず)を配筋する。ボックスカルバート1の上半部11、131、141を形成するプレキャストコンクリート部材1Hと下半部12、132、142を形成するプレキャストコンクリート部材1Lとの連結、並びにボックスカルバート1が構築する管路の延伸方向に沿って連なるプレキャストコンクリート部材1H、1L同士の連結には、PC鋼材(PC鋼棒、PC鋼線、PC鋼より線等)を使用し、そのPC鋼材を緊張材としてプレストレスを導入する。
以降、ポストテンション工法によるプレキャストコンクリート部材1Hとプレキャストコンクリート部材1Lとの結合に関して詳述する。
図2ないし図4に示すように、上下に重なる側壁13、14の上半部131、141及び下半部132、142の内部には、これらを連結する方向即ち上下方向に沿って伸長するPC鋼材(特に、PC鋼棒)31、32を配置する。PC鋼材31、32は、ボックスカルバート1が構築する管路の延伸方向に沿って複数本並ぶ。PC鋼材31、32は、プレキャストコンクリート部材1H、1Lを作製する際に予め埋設(材料のコンクリートを打ち込む型枠内に予めPC鋼材31、32を配置)しておいてもよいし、プレキャストコンクリート部材1H、1Lに上下方向に沿って伸びるダクト(貫通孔)を形成しておき、そのダクトに後からPC鋼材31、32を挿通できるようにしてもよい。前者の場合、プレキャストコンクリート部材1H、1Lに埋設するPC鋼材31、32は、いわゆるアンボンドPC鋼材であることが好ましい。アンボンドPC鋼材は、鋼材の表面にグリースやアスファルト系ポリマー等を塗布し、さらにその上から樹脂で被覆したものである。後者の場合、PC鋼材31、32は、管状のシースによって覆われたものであることがある。
本実施形態では、下方のプレキャストコンクリート部材1Lが有する側壁13、14の下半部132、142に予めPC鋼材32を埋設するとともに、上方のプレキャストコンクリート部材1Hが有する側壁13、14の上半部131、141にダクトを形成しておきそのダクトに後からPC鋼材31を挿通することを想定している。両方のプレキャストコンクリート部材1H、1Lに予めPC鋼材31、32を埋設しておくと、カプラ33を使用して両PC鋼材31、32を連結することが難しくなる(但し、特殊なカプラ等を使用する場合にはその限りではない)。
プレキャストコンクリート部材1Hが有する側壁13、14の上半部131、141の下向端面、即ち連結の相手であるプレキャストコンクリート部材1Lに当接する当接面には、上方に向けて凹んだ凹陥133、143を開設している。側壁13、14の上半部131、132内に配置されるPC鋼材31の下端部は、この凹陥133、143内に露出する。また、プレキャストコンクリート部材1Lが有する側壁13、14の下半部132、142の上向端面、即ち連結の相手であるプレキャストコンクリート部材1Hに当接する当接面にも、下方に向けて凹んだ凹陥134、144を開設している。側壁13、14の下半部132、142内に配置されるPC鋼材32の上端部は、この凹陥134、144内に露出する。
側壁13、14の下半部132、142に上半部131、141を接合したとき、凹陥部134、144と凹陥部133、143とが一体となって、側壁13、14の内部に閉じた空間を形成する。この空間は、側壁13、14の上半部131、141側のPC鋼材31の下端部と、下半部132、142側のPC鋼材32の上端部とを連結する連結具であるカプラ33を配置するために用いられる。カプラ33は、例えば、PC鋼材31、32の端部に形成されている雄ねじに螺合する雌ねじを両側に有した筒状の既知の部品である。
但し、図示例のように、側壁13、14の上半部131、141内に配するPC鋼材31と下半部132、142内に配するPC鋼材32とを別体のものとし、それら両者をカプラ33等を以て連結する態様をとるとは限らない。上下に二分していない、長尺な連続した一体のPC鋼材を、側壁13、14の上半部131、141及び下半部132、142の双方を貫くように配置する態様もとり得る。その場合、PC鋼材31、32を連結するためのカプラ33等は不要となり、カプラ33等を配置するための凹陥133、134、143、144をプレキャストコンクリート部材1H、1Lに形成しておく必要もなくなる。
上記のPC鋼材31、32に加えて、側壁13、14の上半部131、141内及び下半部132、142内には、上下方向に沿って伸長する鉄筋を埋設してある。
ボックスカルバート1の下半部12、132、142を形成するプレキャストコンクリート部材1Lの上に、同ボックスカルバート1の上半部11、131、141を形成するプレキャストコンクリート部材1Hを載置するとともに、側壁13、14内に配置したPC鋼材31、32を上下方向に沿って牽引して緊張せしめることにより、側壁13、14の上半部131、141と下半部132、142とを互いに引き合わせ、かつそれらを上下から圧縮するようなプレストレスを、当該ボックスカルバート1の側壁13、14に導入することができる。
しかして、本実施形態では、側壁13、14の上半部131、141と下半部132、142とが接合する接合面またはその近傍の断面Sにおける、当該側壁13、14に作用する設計荷重による曲げ応力度と、PC鋼材31、32が与えるプレストレスによる圧縮応力度との合成応力度が、PC鋼材31、32の存在する箇所及び/または配列された複数本のPC鋼材31、32の各々が生じさせるプレストレスの合力の作用位置では圧縮応力となる一方、側壁13、14の外側面(頂版11、底版12及び側壁13、14が囲繞する内部通路に面さない面)近傍では引張応力となるように、プレストレスの大きさを設定することとしている。
緊張したPC鋼材31、32が発生させるプレストレスが存在しないと仮定すると、設計荷重が載荷されたボックスカルバート1の側壁13、14に作用する曲げモーメントは、側壁13、14の内側面(頂版11、底版12及び側壁13、14が囲繞する内部通路に臨む面)側に圧縮応力をもたらす一方、側壁13、14の外側面側には引張応力をもたらす。
側壁13、14の上半部131、141と下半部132、142との接合面またはその近傍の断面Sにおいて、最大圧縮応力が生じる側壁13、14の内側面から換算断面図心までの距離G[cm]は、
G=(bT+2nA)/(2bT+2nA
となる。ここで、b[cm]はボックスカルバート1が構築する管路の延伸方向(換言すれば、上下方向に対して直交し、かつ側壁13、14の内側面または外側面に対して略平行な(曲げモーメントの作用方向に対して直交する)方向)に沿った側壁13、14の幅寸法である。T[cm]は、側壁13、14の厚み寸法、即ち側壁13、14の内側面と外側面との間の距離である。nは、PC鋼材31、32とコンクリートとの弾性係数比(ヤング係数比)であるが、例えば15を代入する。A[cm/m]は、側壁13、14内に配置したPC鋼材31、32の断面積であるが、ボックスカルバート1が構築する管路の延伸方向に沿った側壁13、14の幅寸法1mあたりの値とする。例えば、側壁13、14の幅b=150cmであり、その側壁13、14内に直径2.3cmのPC鋼材31、32を三本配列しているとすると、A≒8.31cm/mとなる。これは、PC鋼材31、32二本分の断面積に等しい。d[cm]は、側壁13、14の内側面からPC鋼材31、32の軸心までの距離である。
そして、接合面またはその近傍の断面Sにおいて、側壁13、14の内側面から中立軸までの距離X[cm]は、下記の方程式に則って算出することができる。
−3(G−e’)X+6nA(e’+e)X/b−6nA(e’+e)d/b=0
e’=100M/N’
N’=N+P
ここで、M[kN・m/m]は接合面またはその近傍の断面Sにおける曲げモーメント、N[kN/m]は軸力、P[kN/m]は有効プレストレスである。これらモーメントM、軸力N、有効プレストレスPはそれぞれ、ボックスカルバート1が構築する管路の延伸方向に沿った側壁13、14の幅寸法1mあたりのモーメント、軸力及び有効プレストレスである。モーメントM及び軸力Nは、例えば構造計算書から得ることができる。モーメントM及び軸力Nを求める際のPC鋼材31、32とコンクリートとの弾性係数比としては、例えば6.5を用いる。
図4に示しているように、側壁13、14の内側面から中立軸までの範囲は圧縮域となり、合成応力度が圧縮応力となる。翻って、中立軸よりも外側方にある部位は引張域となり、合成応力度が引張応力となる。PC鋼材31、32の存在する箇所での合成応力度が圧縮応力となる、即ちPC鋼材31、32が圧縮域内に所在するためには、Xがdよりも大きい必要がある。並びに、側壁13、14の外側面近傍での合成応力度が引張応力となるためには、XがTよりも小さい必要がある。従って、d<X<Tとなるように、有効プレストレスPを決定する。
一例として、M=53kN・N/m、N=40.06kN/m、A=8.31cm/m、d=16cm、b=150cm、T=30cmの場合、P=582.3kN/mに設定すると、G≒15.02cm、e’≒8.52cm、X≒19.2cmとなる。因みに、この例では、PC鋼材31、32の配置位置が、側壁13、14の厚みの中間線よりも外側方即ち外側面寄りに1cm偏心している。
これまで検討した、接合面またはその近傍の断面Sにおける合成応力度(換言すれば、モーメントM、軸力N、有効プレストレスP)は、ボックスカルバート1を土中に埋設する場合に作用する土圧や上載荷重を加味した合成応力度である。但し、ボックスカルバート1内を流通する水から受ける水圧等は加味していない。つまり、Xは、ボックスカルバート1を所定深度の土中に埋設した状態での、側壁13、14の内側面から中立軸までの距離である。しかしながら、当該ボックスカルバート1を実際に埋設したときの土中深度によっては、土に接している側壁13、14の外側面側に作用する、土圧を加味した合成応力度が圧縮応力となることもあり得る。
側壁13、14の上半部131、141の下向端面と、下半部132、142の上向端面との間には、弾性変形可能なジョイント材2を介在させる。ジョイント材2は、例えばスポンジゴム等のゴム材である。このジョイント材2は、側壁13、14の上半部131、141の下向端面及び/または下半部132、142の上向端面に不陸が存在している場合に、局所的な応力集中が生じて何れかの端面に微細なひびが入ることを抑止する役割を担う。
ジョイント材2の上下方向に沿った厚み寸法は、側壁13、14の上半部131、141と下半部132、142との間で圧縮される前は約3mmである。プレキャストコンクリート部材1Lの上方にプレキャストコンクリート部材1Hを据え付け、PC鋼材31、32を牽引して緊張力を付与し、側壁13、14の上半部131、141及び下半部132、142にプレストレスを導入すると、ジョイント材2が上半部131、141の下向端面と下半部132、142の上向端面とで挟圧されて圧縮される。圧縮されたジョイント材2の上下方向に沿った厚み寸法は、略0mmとなる。
但し、そのプレストレスの導入後にあっても、ジョイント材2の上下方向に沿った厚み寸法が所定値以上、例えば約1mm以上確保されるよう、プレストレスの大きさ及び/またはジョイント材2の材質(弾性)を調整しても構わない。
プレキャストコンクリート部材1Hにおける側壁13、14の上半部131、141の下向端面と内側面とが交わる部位には、ボックスカルバート1が構築する管路の延伸方向に沿って伸びる切欠135、145を設けてある。同様に、プレキャストコンクリート部材1Lにおける側壁13、14の下半部132、142の上向端面と内側面とが交わる部位にも、管路の延伸方向に沿って伸びる切欠136、146を設けている。側壁13、14の下半部132、142に上半部131、141を接合したとき、それら切欠135、136、145、146が一体となって、管路の延伸方向に沿って伸びる凹溝状の目地を形成する。この目地135、136、145、146内には、バックアップ材41とともに例えばポリウレタン樹脂の目地材(シーリング材、コーキング材)42を充填する。目地材42は、伸縮性及び水密性に富む材質のものであることが望ましい。
本実施形態のボックスカルバート1にあっては、側壁13、14の外側面近傍の合成応力度が引張応力となるようにプレストレスを低減している。このため、側壁13、14の外側面近傍における上半部131、141の下向端面と下半部132、142の上向端面との離間距離が、側壁13、14の内側面近傍やPC鋼材31、32の周囲における両端面の離間距離と比較して拡大する「目開き」が起こる可能性がある。
目開きにより、側壁13、14の外側面側において、上半部131、141の下向端面と下半部132、142の上向端面との間に空隙ΔLが発生し得る。側壁13、14の外側面近傍での引張応力度、ひずみ度及びコンクリートのヤング係数の間には、下記の関係が成立する。
ε=σ/E
σ[N/mm]は、側壁13、14の外側面近傍での許容される最大の引張応力度である。E[N/mm]は、コンクリートのヤング係数であり、例えばE=31000N/mmとする。εは、側壁13、14の外側面近傍の引張応力によるひずみ度である。
側壁13、14の外側面側に現れる空隙ΔL[mm]の大きさは、
ΔL≒B’ε
となる。B’[mm]は、ボックスカルバート1の外高である。
なお、既に述べた通り、側壁13、14の上半部131、141と下半部132、142との間に介在させたジョイント材2により、プレストレスの導入後においても上半部131、141の下向端面と下半部132、142の上向端面との間を(端面の不陸や目開きΔLが存在しないとしても)約1mm離間させることも考えられる。その場合、側壁13、14の外側面近傍では、ジョイント材2による約1mmの間隙に加えて、さらにΔLの分だけ上半部131、141の下向端面と下半部132、142の上向端面との間隙が拡大することとなる。
側壁13、14の上半部131、141と下半部132、142との接合面またはその近傍の断面Sにおける、側壁13、14の外側面近傍での引張応力の大きさは所定値以下、例えば約1.5N/mm以下に抑制することが望ましい。1.5N/mmという値は、一般的なPC構造のボックスカルバート1においてコンクリート引張縁に許容されている、コンクリートにひび割れが発生しないと考えられる限界の引張応力度に相当する。そのために、側壁13、14の外側面近傍での引張応力が約1.5N/mm以下となるよう、PC鋼材31、32が発生させるプレストレスの大きさを確保する。
一例として、E=31000N/mm、B’=5600mmの場合、σ=1.5N/mmに設定すると、ΔL≒0.27mmとなる。
また、側壁13、14の外側面側における、上半部131、141と下半部132、142との間の目開きΔLの大きさは所定値以下、例えば約0.2mm以下に抑制することが好ましい。0.2mmの値は、一般的に耐久性の面から補修が不要と考えられるひび割れの幅に相当する。E=31000N/mm、B’=5600mmの場合に目開きΔLを0.2mm以下とするためには、引張応力σが1.5N/mmよりも小さくなるように、プレストレスの大きさを調整する必要がある。なお、水密性の面から補修を必要としないひび割れ幅は、0.05mmである。目開きΔLをこの値以下に抑制したいのであれば、引張応力σをさらに低減するべく、プレストレスをより増大しなければならない。
プレキャストコンクリート部材1Hにおける側壁13、14の上半部131、141の下向端面と外側面とが交わる部位には、ボックスカルバート1が構築する管路の延伸方向に沿って伸びる切欠137、147を設けてある。同様に、プレキャストコンクリート部材1Lにおける側壁13、14の下半部132、142の上向端面と外側面とが交わる部位にも、管路の延伸方向に沿って伸びる切欠138、148を設けている。側壁13、14の下半部132、142に上半部131、141を接合したとき、それら切欠137、138、147、148が一体となって、管路の延伸方向に沿って伸びる凹溝状の目地を形成する。この目地137、138、147、148そして側壁13、14の外側面側に現れる目開きΔLには、例えばポリウレタン樹脂やその他の目地材(シーリング材、コーキング材)43を充填する。目地材43は、伸縮性及び水密性に富む材質のもの、高弾性接着剤等であることが望ましい。
本実施形態では、複数のコンクリート固化体(プレキャストコンクリート部材)1H、1Lを緊張材(PC鋼材)31、32を使用して連結しプレストレスを付与することにより構築されるコンクリート構造物(ボックスカルバート)1であって、複数のコンクリート固化体1H、1Lが接合する接合面またはその近傍の断面Sにおける、連結された当該コンクリート固化体1H、1Lに作用する設計荷重による曲げ応力度と緊張材31、32が与えるプレストレスによる圧縮応力度との合成応力度が、緊張材31、32の存在する箇所では圧縮応力となっている一方、緊張材31、32の存在する箇所から離間したコンクリート固化体1H、1Lの表面(側壁13、14の外側面)近傍では引張応力となっていることを特徴とするコンクリート構造物1を構成した。
本実施形態によれば、PC構造のコンクリート構造物1を構築するにあたり、コンクリート固化体1H、1Lに付与するプレストレス即ち緊張材31、32の緊張力を低減しながらも、構造物としての一体性を確保することができる。そして、コンクリート固化体1H、1L同士が当接する部位、即ち側壁13、14の上半部131、141の下向端面や下半部132、142の上向端面に作用する力を軽減し、当該端面に微細なひびが入ることを抑制ないし回避することが可能となる。
コンクリート固化体1H、1Lに付与するプレストレスを低減するならば、従前のPC構造と比較して、使用する緊張材31、32の径の太さや使用本数を削減することが許容される。そのため、経済性が向上する。さらには、緊張材31、32の緊張のために用いる設備の軽量化や簡素化、緊張作業の回数の削減にもつながる。とりわけ、高所等での作業における作業性の改善、安全性の向上に奏功する。
緊張材31、32の使用総量の減縮は、緊張材31、32自体や緊張材31、32の端部を定着するためのアンカープレート及び緊張材31、32に螺合するナット、緊張材31、32同士を連結するカプラ33等による占有体積を縮小することにもなる。これは、コンクリート固化体1H、1L内にそれらを配置するのに必要となるコンクリートの欠損部分を小さくできることを意味する。結果として、コンクリート固化体1H、1Lの肥大を抑制でき、コンクリート固化体1H、1Lを薄肉化することも可能になる。
仮に、プレストレスの低減及びコンクリート固化体1H、1Lの薄肉化に伴い、コンクリート固化体1H、1L自体の耐久性が低下するとしても、その耐久性は鉄筋の配筋により容易に補うことができる。
加えて、本実施形態では、緊張材31、32を使用して連結される一方のコンクリート固化体1Hと他方のコンクリート固化体1Lとの間に弾性変形可能なジョイント材2を介在させるとともに、プレストレスを導入することで圧縮された当該ジョイント材2の両コンクリート固化体1H、1Lの対向方向(上下方向)に沿った厚み寸法を約1mm以上確保するようにしているため、コンクリート固化体1H、1L同士が当接する部位、即ち側壁13、14の上半部131、141の下向端面及び/または下半部132、142の上向端面に不陸が存在していたとしても、それら端面が局所的に密接または衝突して圧し合うような端面同士のせり合いを避けることができ、局所的な応力の集中を軽減ないし防止できる。従って、応力集中に起因する微細なひび割れの発生のリスクが一層低下する。
本実施形態では、複数のコンクリート固化体1H、1Lが接合する接合面またはその近傍の断面Sにおける合成応力度について、緊張材31、32の存在する箇所から離間したコンクリート固化体1H、1Lの表面近傍での引張応力の大きさを約1.5N/mm以下としている。また、本実施形態では、緊張材31、32の存在する箇所から離間したコンクリート固化体1H、1Lの表面側における、緊張材31、32を使用して連結される一方のコンクリート固化体1Hと他方のコンクリート固化体1Lとの離間距離を、緊張材31、32の存在する箇所における両コンクリート固化体1H、1Lの離間距離よりも拡大させる目開きΔLを許容し、その目開きΔLを約0.2mm以下としている。これにより、コンクリート構造物1における引張縁(側壁13、14の外側面)での引張応力による目開きΔLを、耐久性及び止水性に悪影響を及ぼさない程度の僅かな大きさに抑制している。
さらには、緊張材31、32の存在する箇所から離間したコンクリート固化体1H、Lの表面側における目開きΔLの部位に目地材43を充填するようにしており、コンクリート構造物1の止水性を十分に確保可能となっている。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では、複数のコンクリート固化体1H、1Lが接合する接合面またはその近傍の断面Sにおける合成応力度、緊張材31、32の存在する箇所での圧縮応力度、緊張材31、32の存在する箇所から離間したコンクリート固化体1H、1Lの表面近傍での引張応力度、並びに当該コンクリート固化体1H、1Lの表面近傍での目開きΔLの各々について、土圧等のコンクリート構造物1の運用時に外部から与えられる応力度を考慮して検討していた。
だが、上記実施形態では、ボックスカルバート1内を流通する水から受ける水圧等は考慮していなかった。そのような水圧等をも加味した上で、上記の合成応力度、圧縮応力度、引張応力度及び目開きΔLの検討を行ってもよいことは言うまでもない。さらには、土圧や水圧等といったコンクリート構造物1の運用時に外部から与えられる応力度を加味せずに、上記の合成応力度、圧縮応力度、引張応力度及び目開きΔLの検討を行っても構わない。何れにせよ、
・コンクリート固化体1H、1Lの接合面またはその近傍の断面Sにおける合成応力度が、緊張材31、32の存在する箇所(または、複数本の緊張材31、32の各々が発生させるプレストレスの合力の位置)では圧縮応力となっている一方、緊張材31、32の存在する箇所から離間したコンクリート固化体1H、1Lの表面近傍では引張応力となっていること
・緊張材31、32の存在する箇所から離間したコンクリート固化体1H、1Lの表面近傍での引張応力の大きさが所定値(例えば、約1.5N/mm)以下であること
・緊張材31、32の存在する箇所から離間したコンクリート固化体1H、1Lの表面における目開きΔLの大きさが所定値(例えば、約0.2mm)以下であること
が充足されるよう、コンクリート固化体1H、1Lに付与するプレストレスの大きさを設定することが好ましい。
図4に示しているように、上記実施形態では、圧縮応力が作用する側壁13、14の内側面と引張応力が作用する側壁13、14の外側面との間に、正断面視一本だけ緊張材31、32が存在していた。即ち、幅方向(図4の左右方向)に沿って複数本の緊張材31、32を並べてはいなかった。そして、当該緊張材31、32の所在する箇所において、側壁13、14の上半部131、141と下半部132、142との接合面またはその近傍の断面Sにおける合成応力度が圧縮応力となっていた。
これに対し、コンクリート固化体内に複数本の緊張材を配列している場合には、それら緊張材の各々が発生させるプレストレスの合力の位置において、コンクリート固化体同士の接合面またはその近傍の断面における合成応力度が圧縮応力となっている必要がある。だが、何れかの緊張材の所在する箇所では、合成応力度が圧縮応力でない可能性がある。
図4に則して述べると、仮に正断面視二本のPC鋼材31、32が幅方向に沿って離間して並立しているとした場合、各PC鋼材31、32が発生させるプレストレスの合力の位置は、それら二本のPC鋼材31、32の中間にある。この合力の位置では、接合面またはその近傍の断面Sにおける合成応力度が圧縮応力となっていなければならない。しかしながら、側壁13、14の外側面に近い側(図4の左側)にあるPC鋼材31、32の所在する箇所においては、合成応力度が圧縮応力となっていてもよく、引張応力となっていてもよい。この場合の側壁13、14の外側面近傍の引張応力の大きさや、目開きΔLの大きさ、目地材43の充填、ジョイント材2の圧縮寸法等は、上記実施形態と同様に設定してよい。
緊張材31、32を使用して相互に連結されコンクリート構造物を構成するコンクリート固化体が、常にプレキャストコンクリート部材であるとは限られない。連結対象となるコンクリート固化体の一部が、現場打ちのコンクリートによって形成されるものであることもあり得る。
本発明の適用の対象は、ボックスカルバート1には限定されないことは言うまでもない。複数のコンクリート固化体を上下方向ではなく水平方向に沿って接合するような構造物について、本発明を用いることも勿論可能である。
その他各部の具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、複数のコンクリート固化体を緊張材を使用して連結しプレストレスを付与することにより構築されるコンクリート構造物に適用できる。
1…コンクリート構造物(ボックスカルバート)
1H、1L…コンクリート固化体
13、14…側壁
131、141…側壁の上半部
132、142…側壁の下半部
2…ジョイント材
31、32…緊張材(PC鋼棒)
43…目地材
ΔL…目開き
S…接合面またはその近傍の断面

Claims (4)

  1. 複数のコンクリート固化体を緊張材を使用して連結しプレストレスを付与することにより構築される、土中に埋設されるボックスカルバートであるコンクリート構造物であって、
    複数のコンクリート固化体が接合する接合面またはその近傍の断面における、連結された当該コンクリート固化体に作用する設計荷重による曲げ応力度と緊張材が与えるプレストレスによる圧縮応力度との合成応力度が、緊張材の存在する箇所または複数本の緊張材によるプレストレスの合力の位置では圧縮応力となっている一方、緊張材の存在する箇所または複数本の緊張材によるプレストレスの合力の位置から離間したコンクリート固化体の表面近傍では引張応力となっており、
    緊張材の存在する箇所または複数本の緊張材によるプレストレスの合力の位置から離間したコンクリート固化体の表面側における、緊張材を使用して連結される一方のコンクリート固化体と他方のコンクリート固化体との離間距離を、緊張材の存在する箇所または複数本の緊張材によるプレストレスの合力の位置における両コンクリート固化体の離間距離よりも拡大させる目開きを許容し、
    緊張材を使用して連結される一方のコンクリート固化体の端面と他方のコンクリート固化体の端面との間に弾性変形可能なジョイント材を介在させ、プレストレスを導入することでそれら端面間で圧縮された当該ジョイント材の両コンクリート固化体の対向方向に沿った厚み寸法が約1mm以上確保されたコンクリート構造物。
  2. 複数のコンクリート固化体が接合する接合面またはその近傍の断面における合成応力度について、緊張材の存在する箇所または複数本の緊張材によるプレストレスの合力の位置から離間したコンクリート固化体の表面近傍での引張応力の大きさを約1.5N/mm2以下とした請求項1記載のコンクリート構造物。
  3. 前記目開きの大きさを約0.2mm以下とした請求項1または2記載のコンクリート構造物。
  4. 前記目開きの部位に伸縮性及び水密性に富む材質のコーキング材を充填した請求項1、2または3記載のコンクリート構造物。
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