JP6901956B2 - コンクリート構造物 - Google Patents

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本発明は、ハンチを有するコンクリート構造物に関する。
LNG(液化天然ガス)やLPG(液化石油ガス)等の低温液化ガスを貯留する設備として地下タンクがある。近年の地下タンクは、山留である地中連続壁の内側を掘削した後、図9に示すように地中連続壁9の内側に鉄筋コンクリート製の底版5および側壁7からなるタンク躯体を構築し、その上に鋼製屋根8を設けるのが一般的である。図示は省略するが、タンク躯体の内面では断熱材を介してメンブレンが設けられる。また底版5の下方では砕石等による集水層4が設けられる。
底版5と側壁7は、ピン結合やスライド結合を行う場合もあるが、最近では底版5と側壁7を連結一体化して剛結合とすることが多い。これは止水面での有利さおよび底版5と側壁7の間の支承構造が不要になることによる。このような構造形式の場合、底版5と側壁7のコーナー部にハンチ6を設けるのが一般的である。
ハンチ6のコンクリートは、底版5のコンクリート打設後に側壁7の下部と一体的に打設される。ハンチ6はタンク周方向に連続するように側壁7の内面に沿って延設され、ハンチ6内ではタンク周方向の鉄筋(不図示)も埋設される。
ハンチ6を設ける目的は、底版5のスパンを小さくすることで底版5の曲げモーメントやせん断力を小さくし、底版厚を最小化して底版5の鉄筋量を低減することにある。また、ハンチ6により側壁下部の部材厚が大きくなることで、側壁下部に発生する鉛直面内の曲げモーメントやせん断力に抵抗させることができる。
ハンチ6の大きさは底版5と側壁7の厚さから設計的に決められるが、容量20万KLクラスの剛結合形式の地下タンクの場合では、高さおよびタンク径方向(図9の左右方向に対応する)の長さが3m程度と比較的大きなものとなる。
特開2001-073396号公報
ハンチを含めた側壁下部(側壁と底版との接続部分)のコンクリートには、温度低下によってひび割れが発生する問題があり、これを防ぐために多大なコストを要している。
例えば打設当初のコンクリートは硬化熱(水和熱)により高温となっているが、その後温度が低下し常温となる。側壁下部のコンクリートは底版と一体化していることから、コンクリートの温度が低下する際のタンク周方向の温度収縮に伴って引張力が発生し、鉛直方向のひび割れが発生する。側壁下部のコンクリートはハンチを含めると厚さ5m以上のマスコンクリートになっており、このようなひび割れが発生し易い。そのため、コンクリートの材料の工夫、打設時のコンクリートの温度の低減、ひび割れ幅抑制のための補強筋など、コストを要する対策が必要となる。
また、タンクの稼働時、タンク躯体の内面の温度は低温液化ガスによって常温から大きく低下する。このように温度が低下する際にも、上記と同様、ハンチを含めた側壁下部のコンクリートにはひび割れが発生し易い。そのため多くの鉄筋をタンク周方向に配置することで、ひび割れ幅の最大値を許容値以下とするといった対策が必要になる。また大きなハンチを設けると側壁とハンチの合計厚が大きくなり、タンク周方向の引張力が増加することから大量の鉄筋が必要となる。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、コストを低減できるコンクリート構造物を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための本発明は、筒状構造体を含むコンクリート構造物であって、前記筒状構造体の内面に沿って延びるようにハンチが延設され、前記ハンチが、スリットによって前記ハンチの延設方向に分割され、当該スリットは前記筒状構造体と前記ハンチのうち前記ハンチのみで設けられることを特徴とするコンクリート構造物である。
本発明では、筒状構造体の内面に沿って延びるように設けられたハンチにおいて、当該ハンチを延設方向に分割するスリットを設けることで、温度低下に伴ってハンチを含む筒状構造体の壁部に生じる引張力が小さくなる。そのため、鉄筋量を減らすことができるなど、コストを低減できる。
例えば、前記コンクリート構造物は、前記筒状構造体と前記筒状構造体の内部を塞ぐ蓋状構造体を有し、前記ハンチは、前記筒状構造体と前記蓋状構造体のコーナー部において、前記筒状構造体の周方向に延びるように延設され、前記スリットは、前記ハンチを前記筒状構造体の周方向に分割する。
このように、筒状構造体と蓋状構造体のコーナー部で筒状構造体の周方向に設けられたハンチにおいて、当該ハンチを周方向に分割するスリットを設けることで、温度低下に伴ってハンチを含む筒状構造体の蓋状構造体との接続部分に生じる引張力が小さくなり、コストを低減できる。
前記筒状構造体は例えば地下タンクの躯体の側壁であり、前記蓋状構造体は、前記側壁と剛結された底版である。
本発明は、底版と側壁のコーナー部に上記のスリット付ハンチを設けることで、温度低下に伴うひび割れが特に問題となる剛結合形式の地下タンクに好適に適用することができる。
あるいは、前記筒状構造体は、内面が略多角形状であり、前記ハンチは、前記内面のコーナー部において、前記筒状構造体の軸方向に延びるように延設され、前記スリットは、前記ハンチを前記筒状構造体の軸方向に分割する。
このように、ボックスカルバートなどの多角形状の筒状構造体の内面のコーナー部で筒状構造体の軸方向に設けられたハンチにおいて、当該ハンチを軸方向に分割するスリットを設けることでも、温度低下に伴ってハンチを含む部材接続部分に生じる引張力が小さくなり、コストを低減できる。
前記スリットにスリット材が配置されることが望ましい。
本発明では、コンクリート打設時にスリット材によりスリットを好適に形成することができ、またコンクリート打設後にはスリット材によってスリットを確保できる。
前記スリット材が、埋設型枠に取付けて配置されることが望ましい。あるいは、前記スリット材がハンチに埋設された前記スリット材の面方向の鉄筋に取付けて配置されてもよい。
スリット材は、埋設型枠やスリット材の面方向の鉄筋に取付けることで、コンクリート打設時にスリット材が変形するのを防止できる。
本発明により、コストを低減できるコンクリート構造物を提供することができる。
地下タンク1を示す図。 タンク躯体の内部を示す図。 ハンチ6aを示す図。 ハンチ6aの構築方法を示す図。 側壁下部の温度分布Aを示す図。 タンク躯体の内部を示す図。 ハンチ6bを示す図。 ボックスカルバート10を示す図。 地下タンクを示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態に係るコンクリート構造物である地下タンク1を示す図である。地下タンク1は地盤に設けられ、貯留物としてLNGやLPG等の(極)低温の液化ガス(低温液体)をタンク内に貯留する。
地下タンク1は、図9の例と同様、山留である地中連続壁9の内側を掘削した後、鉄筋コンクリート製の底版5および側壁7によるタンク躯体を地中連続壁9の内側に構築し、その上に鋼製屋根8を設けて構成される。特に図示しないが、タンク躯体の内面には断熱材が設けられ、さらにその内側にメンブレンも設けられる。なお、「内」とはタンク躯体の中心に近い方をいうものとし、「外」とはその反対側をいうものとする。
側壁7は底版5の上に形成される筒状構造体であり、タンクの内部を囲むように円筒状に設けられる。底版5は当該内部を塞ぐように設けられる蓋状構造体である。底版5と側壁7は現場打ちのコンクリートにより形成され、一体化(剛結合)される。地中連続壁9は、側壁7の外側の地盤中に筒状に設けられる。底版5の下方には砕石等による集水層4も設けられる。
側壁7の内部において、側壁7と底版5のコーナー部にはハンチ6aが設けられる。ハンチ6aは側壁7の下部の拡幅部分であり、下に行くにつれ内側に拡がるように傾斜して形成される。ハンチ6aは側壁7および底版5と一体に設けられる。ハンチ6aの寸法は従来の地下タンクと同様であり、例えば高さおよびタンク径方向(図1の左右方向に対応する)の長さを3mとする。当該長さは側壁7の厚さと同程度である。
図2に示すように、ハンチ6aは側壁7の内面でタンク周方向に沿って延びるように延設されるが、ハンチ6aにはタンク周方向に所定間隔でスリット60が設けられ、ハンチ6aがスリット60によってタンク周方向(ハンチ6aの延設方向)に分割される。上記の間隔は例えば2〜3m間隔とし、ハンチ6aの上記の高さと長さの寸法以下とする。スリット60は鉛直方向に設けられ、側壁7の内面と底版5の上面に対し直交する。スリット60の幅は上記の間隔より小さく、例えば10〜20mm程度とする。
スリット60には板状のスリット材61が配置され、スリット60がスリット材61で埋められる。スリット材61の材質は特に限定されないが、合板等の木板の他、硬質ゴム板、ポリウレタンフォームなどの弾性体を用いることができる。
スリット材61は板状の埋設型枠62に取付けて設置される。埋設型枠62は、ハンチ6aのコンクリートの打設時の埋設型枠であり、鉛直方向に配置される。埋設型枠62の材質も特に限定されず、例えばコンクリート板等を用いることができる。
図3(a)はスリット材61(スリット60)のタンク径方向の断面を示す図であり、図3(b)は図3(a)の線a−aに沿った断面である。図に示すように、ハンチ6aにはタンク周方向(図3(b)の左右方向に対応する)の鉄筋63が埋設されており、この鉄筋63はスリット材61および埋設型枠62を貫通している。
ハンチ6aの形成時は、図4(a)に示すように埋設型枠62にスリット材61を貼着するなどして取り付け、タンク周方向の鉄筋63をスリット材61と埋設型枠62の孔に貫通させて配筋した後、図4(b)に示すようにハンチ6a(および側壁7の下部)のコンクリートを打設する。
以上説明したように、本実施形態では、側壁7と底版5のコーナー部でタンク周方向に設けられたハンチ6aにおいて、当該ハンチ6aを周方向に分割するスリット60を設けることで、コンクリートの打設後の温度低下に伴う温度収縮がスリット60の目開きによって吸収され、ハンチ6aを含む側壁下部(側壁7と底版5の接続部分)に生じる引張力が小さくなる。
スリット60を設けることは、タンク稼働時の温度低下に対しても有効である。図5はタンク稼働時のハンチを含めた側壁下部の温度分布の例であり、図5(a)、(b)は、それぞれ横軸をタンク内面(メンブレンの内面)からの距離、縦軸を温度とし、タンク稼働時の側壁下部のコンクリートの温度分布Aを示したものである。
図9のようにハンチ6が連続している場合には、建設時のタンク躯体の初期温度B(図の例では16℃)からの低下幅とハンチ6aも加えた側壁下部の厚さに応じて、図5(a)の網掛け部分D1に示す面積に比例した引張力が側壁下部に加わるが、本実施形態では、スリット60の部分での側壁下部の引張力が図5(b)の網掛け部分D2に示す面積に比例した値になり、引張力は大きく低減される。また前記と同様、スリット60の目開きによって温度収縮を吸収することもできる。
ハンチ6aの鉄筋はスリット60間のコンクリートのひび割れ防止のみを考慮した幅止め筋とすればよいので、鉄筋の径を小さくしたり、鉄筋の本数を減らしたりすることができ、結果、側壁下部全体の鉄筋量を減らすことにつながりコストを低減することができる。
一方、スリット60以外の箇所ではハンチ6aが底版5と側壁7のコーナー部で鉛直方向に設けられるので、ハンチ6aによって底版5のスパンを低減できるというメリットを確保できる。また、側壁下部の鉛直面内の曲げモーメント、せん断力に対してもハンチ6aが有効に作用し、従来通り鉄筋、コンクリートの応力度を緩和することができる。
また本実施形態では、コンクリート打設時にスリット材61によってスリット60を好適に形成でき、またコンクリート打設後にはスリット材61によりスリット60を確保できる。スリット材61は埋設型枠62に取付けることで、コンクリート打設時にスリット材61が変形するのを防止できる。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば本実施形態は剛結合形式の地下タンクの例であり、これによりタンク躯体のハンチ6aを含めた側壁下部の鉄筋量を低減でき、低コストとできるが、本実施形態のスリット付ハンチ6aは、筒状構造体とその内側部分を塞ぐ蓋状構造体であればそのコーナー部に同様に適用できる。ハンチ6aの寸法やスリット60の幅等も特に限定されない。本実施形態ではハンチ6aの前記した高さと長さが同じ寸法であるが、これに限ることは無く、異なる寸法であっても同様の効果を得ることができる。これは後述の実施形態においても同様である。
また、タンク周方向の鉄筋63はスリット60を貫通していなくてもよく、側壁下部の引張力の低減という観点では貫通している場合よりも若干効果的である。なお、本実施形態のようにスリット60を鉄筋63が貫通している場合、スリット60の目開きに伴う引張がスリット60の位置にある鉄筋63に作用するが、目開きはそれほど大きくない(1〜2mm程度)ので鉄筋63の破断の心配はない。
以下、本発明の別の例を第2、第3の実施形態として説明する。第2、第3の実施形態は第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、同様の構成については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。
[第2の実施形態]
図6は第2の実施形態に係るコンクリート構造物である地下タンクのタンク躯体を図2と同様に示す図である。図6に示すように、本実施形態はハンチ6bに埋設型枠62が配置されない点で第1の実施形態と異なる。
図7(a)はスリット材61(スリット60)のタンク径方向の断面を示す図であり、図7(b)は図7(a)の線b−bに沿った断面である。図に示すように、スリット材61の片側には褄部鉄筋64が配置され、スリット材61は褄部鉄筋64に取付けて設置される。褄部鉄筋64は、スリット材61の面方向に沿ってハンチ6bのコンクリート内に埋設される。褄部鉄筋64は側壁7や底版5の内部に突出し、一部は側壁7や底版5内の鉄筋(不図示)と連続する。なお、このような褄部鉄筋64は第1の実施形態のハンチ6aでもスリット60間のコンクリートに埋設されている。
ハンチ6bにはタンク周方向(図7(b)の左右方向に対応する)の鉄筋65が埋設されるが、この鉄筋65はスリット材61の両側で切断され、スリット材61(スリット60)を貫通せず不連続になっている。ただし、鉄筋65がスリット材61を貫通してもよい。ハンチ6bの形成方法は、褄部鉄筋64にスリット材61を取付ける以外は第1の実施形態と略同様である。
本実施形態でも、第1の実施形態と同様、ハンチ6aをタンク周方向に分割するスリット60を設けることで、温度低下に伴って側壁下部に加わる引張力が小さくなり、鉄筋量を減らすことができるなど、コストを低減できる。スリット材61は褄部鉄筋64に取付けることで、コンクリート打設時にスリット材61が変形するのを防止できる。
[第3の実施形態]
図8は本発明の第3の実施形態に係るコンクリート構造物であるボックスカルバート10を示す図である。ボックスカルバート10は、底版15、側壁17および頂版18を有する鉄筋コンクリート製の筒状構造体であり、内面が略四角形状である。底版15、側壁17および頂版18は現場打ちのコンクリートにより形成され、一体化(剛結合)される。
本実施形態では、ボックスカルバート10の内面において、底版15と両側壁17のコーナー部、および両側壁17と頂版18のコーナー部においてハンチ16が設けられる。ハンチ16は底版15、側壁17および頂版18と一体に形成される。ハンチ16の寸法は前記の地下タンクよりは小さく、高さが1m、ボックスカルバート10の軸方向と直交する水平方向の長さが1m程度となる。
ハンチ16は、ボックスカルバート10の軸方向に沿って延びるようにボックスカルバート10の内面に延設されるが、第1、第2の実施形態と同様のスリット60によって軸方向に分割される。スリット60の間隔は例えば1m以下とし、上記の高さ、長さ以下とする。スリット60にはスリット材61が配置される。
本実施形態でも、ハンチ6bをボックスカルバート10の軸方向に分割するスリット60を設けることで、コンクリートの打設後の温度低下に伴ってハンチ6bを含む底版15と側壁17の接続部分、および側壁17と頂版18の接続部分に生じるボックスカルバート10の軸方向の引張力が小さくなり、鉄筋量を減らすことができるなど、コストを低減できる。
なお、本実施形態ではスリット材61を埋設型枠62に取付けているが、第2の実施形態と同様、埋設型枠62を省略し、スリット材61をハンチ16内の褄部鉄筋64に取付けて配置してもよい。また、本実施形態のスリット付ハンチ16は、内面が略四角形状のボックスカルバート10に限らず、内面が略多角形状の筒状構造体であればそのコーナー部に同様に設けることができる。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:地下タンク
4:集水層
5、15:底版
6、6a、6b、16:ハンチ
7、17:側壁
8:鋼製屋根
9:地中連続壁
10:ボックスカルバート
18:頂版
60:スリット
61:スリット材
62:埋設型枠
63、65:鉄筋
64:褄部鉄筋

Claims (7)

  1. 筒状構造体を含むコンクリート構造物であって、
    前記筒状構造体の内面に沿って延びるようにハンチが延設され、
    前記ハンチが、スリットによって前記ハンチの延設方向に分割され、当該スリットは前記筒状構造体と前記ハンチのうち前記ハンチのみで設けられることを特徴とするコンクリート構造物。
  2. 前記コンクリート構造物は、前記筒状構造体と前記筒状構造体の内部を塞ぐ蓋状構造体を有し、
    前記ハンチは、前記筒状構造体と前記蓋状構造体のコーナー部において、前記筒状構造体の周方向に延びるように延設され、
    前記スリットは、前記ハンチを前記筒状構造体の周方向に分割することを特徴とする請求項1記載のコンクリート構造物。
  3. 前記筒状構造体は地下タンクの躯体の側壁であり、
    前記蓋状構造体は前記側壁と剛結された底版であることを特徴とする請求項2記載のコンクリート構造物。
  4. 前記筒状構造体は、内面が略多角形状であり、
    前記ハンチは、前記内面のコーナー部において、前記筒状構造体の軸方向に延びるように延設され、
    前記スリットは、前記ハンチを前記筒状構造体の軸方向に分割することを特徴とする請求項1記載のコンクリート構造物。
  5. 前記スリットにスリット材が配置されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンクリート構造物。
  6. 前記スリット材が、埋設型枠に取付けて配置されたことを特徴とする請求項5記載のコンクリート構造物。
  7. 前記スリット材が、前記ハンチに埋設された前記スリット材の面方向の鉄筋に取付けて配置されたことを特徴とする請求項5記載のコンクリート構造物。
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