JP6209014B2 - コンクリート部材の接合方法 - Google Patents
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さらに、本発明のコンクリート部材の接合方法において、前記グラウト充填工程では、前記ジョイントバー貫通孔から前記充填空間に前記グラウトを充填しても良い。
さらに本発明のコンクリート部材の接合方法において、前記グラウト充填工程では、前記中壁の側面から前記ジョイントバー挿入穴に連通するように形成された注入孔から前記充填空間に前記グラウトを充填しても良い。
さらに、本発明のコンクリート部材の接合方法において、前記頂版には、頂面と前記充填空間とを連通する空気孔が形成されていても良い。
さらに、本発明のコンクリート部材の接合方法において、前記弾性変形材には、外部と前記充填空間とを連通する連通孔が形成されていても良い。
さらに、本発明のコンクリート部材の接合方法において、前記弾性変形材は、硬度が40〜90度の硬質ゴムであっても良い。
さらに、本発明のコンクリート部材の接合方法において、前記グラウトは、JP漏斗を用いたグラウトの流動性試験において、流下時間が8秒から12秒であっても良い。
また、本発明のコンクリート部材の接合構造は、上述のコンクリート部材の接合方法によって、前記中壁の頂面に前記頂版がピン構造で接合されていることを特徴とする。
本実施の形態のコンクリート部材の接合方法は、図1を参照すると、底版2、底版2の両側方縁部からそれぞれ立設された一対の外壁3と、一対の外壁3の間に設けられた中壁4と、一対の外壁3の頂部を接合する頂版5とで箱型に構成された2連ボックスカルバート1において、中壁4と、頂版5との接合に適用される。底版2、一対の外壁3、中壁4及び頂版5は、プレキャストコンクリート部材であり、互いの接合によって2連ボックスカルバート1が形成される。なお、図1において、(a)は正面図であり、(b)は2連ボックスカルバート1がトンネル軸方向に連設された状態を示す側面図である。本実施の形態の2連ボックスカルバート1は、図1(b)に示すように、トンネル軸方向に勾配を有している。
この構成により、接合部をピン構造にすることができるため、地震に備えた接合部の大断面化や鉄筋量の増加を防止できると共に、接合される中壁4の頂面と頂版5の底面とに不陸があっても、弾性変形材7でレベルが調整された充填空間Aに密実に充填されたグラウトを介して接合されるため、中壁4に頂版5からの軸力が確実に伝達される。また、接合のための特別なダンパ等の接合部品を用いることなく、ピン構造を実現できるため、結合構造のコストが低減される。これにより、プレキャスト製品等のコンクリート部材の適用性が向上し、ボックスカルバートを代表とする構造物の市場性を向上させることができる。
この構成により、グラウトを充填するための特別な注入孔を形成する必要がないと共に、上方側からグラウトを充填することができるため、市場性や作業性が向上する。
この構成により、充填空間A内の下方側からグラウトを充填することができるため、充填空間A内の空気の置換を容易に行うことができる。
この構成により、グラウトの充填に伴って充填空間A内の空気が排気されるため、充填空間Aにグラウトを密実に充填することができる。
この構成により、グラウトの充填に好適な充填空間Aを形成することができる。
この構成により、流動性を確保して充填空間Aに密実に充填することができると共に、硬化後の強度を確保することができる。
例えば、本実施の形態では、浚渫口6が形成された中壁4を用いたが、浚渫口6が広い場合には、中柱と称される場合もある。すなわち、本実施の形態では、中壁4を中柱も含むと表現して用いている。
2 底版
3 外壁
4 中壁
5 頂版
6 浚渫口
7 弾性変形材
8 筒状体
9 ジョイントバー
21 底版主筋
31 外壁主筋
41 ジョイントバー挿入穴
42 注入孔
51 ジョイントバー貫通孔
52 空気孔
71 連通孔
81 排気ホース
Claims (8)
- 底版と、プレキャストコンクリート部材である一対の外壁、中壁及び頂版との互いの接合によって、前記底版と、前記底版の両側方縁部からそれぞれ立設された一対の外壁と、前記一対の外壁の間に設けられた中壁と、前記一対の外壁の頂部を接合する前記頂版とで箱型に構成された2連ボックスカルバートにおいて、前記中壁の頂面に前記頂版を接合するコンクリート部材の接合方法であって、
前記中壁の頂面に形成されたジョイントバー挿入穴を囲むように弾性変形材を敷設する弾性変形材敷設工程と、
前記一対の外壁と前記頂版との剛接合によって前記頂版を前記中壁の頂面に対して間隔をおいて位置決めし、前記中壁の頂面と前記頂版と前記弾性変形材とで充填空間を画定するレベル合わせ工程と、
前記ジョイントバー挿入穴に対向して前記頂版に形成されたジョイントバー貫通孔からジョイントバーを挿入して前記中壁と前記頂版とを接合する接合工程と、
前記充填空間にグラウトを充填するグラウト充填工程とを有することを特徴とするコンクリート部材の接合方法。 - 前記グラウト充填工程では、前記ジョイントバー貫通孔から前記充填空間に前記グラウトを充填することを特徴とする請求項1記載のコンクリート部材の接合方法。
- 前記グラウト充填工程では、前記中壁の側面から前記ジョイントバー挿入穴に連通するように形成された注入孔から前記充填空間に前記グラウトを充填することを特徴とする請求項1記載のコンクリート部材の接合方法。
- 前記頂版には、頂面と前記充填空間とを連通する空気孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンクリート部材の接合方法。
- 前記弾性変形材には、外部と前記充填空間とを連通する連通孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のコンクリート部材の接合方法。
- 前記弾性変形材は、硬度が40〜90度の硬質ゴムであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のコンクリート部材の接合方法。
- 前記グラウトは、JP漏斗を用いたグラウトの流動性試験において、流下時間が8秒から12秒であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のコンクリート部材の接合方法。
- 請求項1乃至請求項7記載のいずれかに記載のコンクリート部材の接合方法によって、前記中壁の頂面に前記頂版がピン構造で接合されていることを特徴とするコンクリート部材の接合構造。
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