JP6209014B2 - コンクリート部材の接合方法 - Google Patents

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本発明は、プレキャストコンクリート等のコンクリート部材の接合方法に関する。
底版と、底版の両側方縁部からそれぞれ立設される一対の外壁と、一対の外壁の頂部を接合する頂版と、一対の外壁の間に設けられた中壁とからなる2連ボックスカルバートにおいて、中壁は、頂版と構造的に剛結されるのが一般的である。このように中壁と頂版とは剛接合されているので、地震時の地盤のせん断変形に伴って接合部に生じる大きな曲げモーメントによって、接合部を損傷させないようにするために、大きな部材断面や鉄筋量の増加が必要になる。
そこで、中壁の頂部と頂版との接合部を非剛接合にする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−332683号公報
しかしながら、従来技術では、頂版と中壁の結合部が「ほぞ」を利用した半ピン接合であるため、完全なピン接合が実現できない。また、「ほぞ」構造を採用するには、部材をプレキャスト材にする必要があるが、プレキャスト材の接合面のレベルに不陸を生じさせることなく合わせることが困難であり、中壁に頂版からの軸力を確実に伝達することができないという問題点があった。
本発明の目的は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、地震時における接合部の損傷を防止できると共に、頂版からの軸力を確実に伝達することができるコンクリート部材の接合方法を提供することにある。
本発明のコンクリート部材の接合方法は、底版と、プレキャストコンクリート部材である一対の外壁、中壁及び頂版との互いの接合によって、前記底版と、前記底版の両側方縁部からそれぞれ立設された一対の外壁と、前記一対の外壁の間に設けられた中壁と、前記一対の外壁の頂部を接合する前記頂版とで箱型に構成された2連ボックスカルバートにおいて、前記中壁の頂面に前記頂版を接合するコンクリート部材の接合方法であって、前記中壁の頂面に形成されたジョイントバー挿入穴を囲むように弾性変形材を敷設する弾性変形材敷設工程と、前記一対の外壁と前記頂版との剛接合によって前記頂版前記中壁の頂面に対して間隔をおいて位置決めし、前記中壁の頂面と前記頂版と前記弾性変形材とで充填空間を画定するレベル合わせ工程と、前記ジョイントバー挿入穴に対向して前記頂版に形成されたジョイントバー貫通孔からジョイントバーを挿入して前記中壁前記頂版とを接合する接合工程と、前記充填空間にグラウトを充填するグラウト充填工程とを有することを特徴とする。
さらに、本発明のコンクリート部材の接合方法において、前記グラウト充填工程では、前記ジョイントバー貫通孔から前記充填空間に前記グラウトを充填しても良い。
さらに本発明のコンクリート部材の接合方法において、前記グラウト充填工程では、前記中壁の側面から前記ジョイントバー挿入穴に連通するように形成された注入孔から前記充填空間に前記グラウトを充填しても良い。
さらに、本発明のコンクリート部材の接合方法において、前記頂版には、頂面と前記充填空間とを連通する空気孔が形成されていても良い。
さらに、本発明のコンクリート部材の接合方法において、前記弾性変形材には、外部と前記充填空間とを連通する連通孔が形成されていても良い。
さらに、本発明のコンクリート部材の接合方法において、前記弾性変形材は、硬度が40〜90度の硬質ゴムであっても良い。
さらに、本発明のコンクリート部材の接合方法において、前記グラウトは、JP漏斗を用いたグラウトの流動性試験において、流下時間が8秒から12秒であっても良い。
また、本発明のコンクリート部材の接合構造は、上述のコンクリート部材の接合方法によって、前記中壁の頂面に前記頂版がピン構造で接合されていることを特徴とする。
本発明によれば、ジョイントバーによって第1のコンクリート部材と第2のコンクリート部材とを接合すると共に、その接合部を、第1のコンクリート部材の頂面と第2のコンクリート部材と弾性変形材とで画定された充填空間にグラウトを充填することにより、ピン構造とすることができ、地震時における曲げモーメントの発生に備えた部材の大断面化や鉄筋量の増加を防止できると共に、第1のコンクリート部材に第2のコンクリート部材からの軸力を確実に伝達することができるという効果を奏する。
本発明に係るコンクリート部材の接合方法の実施の形態が適用される2連ボックスカルバートの構成例を示す図である。 図1に示す2連ボックスカルバートの接合方法を説明するための分解図である。 本発明に係るコンクリート部材の接合方法の実施の形態の弾性変形材敷設工程を説明するための斜視図である。 本発明に係るコンクリート部材の接合方法の実施の形態のレベル合わせ工程を説明するための頂面及び断面図である。 図4に示す筒状体に接続される排気ホースの配管方法を説明するための側面及び正面図である。 図4に示す中壁の他の構成例を示す断面図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下、単に「実施の形態」という)を、図面を参照して具体的に説明する。
本実施の形態のコンクリート部材の接合方法は、図1を参照すると、底版2、底版2の両側方縁部からそれぞれ立設された一対の外壁3と、一対の外壁3の間に設けられた中壁4と、一対の外壁3の頂部を接合する頂版5とで箱型に構成された2連ボックスカルバート1において、中壁4と、頂版5との接合に適用される。底版2、一対の外壁3、中壁4及び頂版5は、プレキャストコンクリート部材であり、互いの接合によって2連ボックスカルバート1が形成される。なお、図1において、(a)は正面図であり、(b)は2連ボックスカルバート1がトンネル軸方向に連設された状態を示す側面図である。本実施の形態の2連ボックスカルバート1は、図1(b)に示すように、トンネル軸方向に勾配を有している。
図2を参照すると、2連ボックスカルバート1の接合は、まず、底版2と一対の外壁3及び中壁4とを、底版2から鉛直方向にそれぞれ突出している底版主筋21を用いて剛接合する。なお、図2において、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は(a)に示すX−X断面図である。また、図2(c)に示す符号6は、中壁4に形成された浚渫口である。
次に、図3に示すように、硬質ゴム等の弾性変形可能な弾性変形材7を中壁4の頂面に敷設する。弾性変形材7は、中壁4の頂面に形成されたジョイントバー挿入穴41を囲むように敷設する。なお、図3には、中壁4の頂面の周縁部に、環状の弾性変形材7を敷設した例を示したが、弾性変形材7を複数の部材で構成し、複数の部材をつないで環状に敷設しても良い。この工程は、本実施の形態のコンクリート部材の接合方法における弾性変形材敷設工程となる。
次に、図2を参照すると、一対の外壁3と頂版5とを、一対の外壁3の頂面から突出している外壁主筋31を用いて剛接合する。これにより、頂版5は、中壁4の頂面と間隔をおいて配置され、中壁4の頂面に対する頂版5の底面の位置合わせが行われる。この工程は、本実施の形態のコンクリート部材の接合方法におけるレベル合わせ工程となる。
レベル合わせ工程によって、図4に示すように、中壁4の頂面に対する頂版5の底面の位置合わせが行われた状態で、中壁4の頂面に敷設された弾性変形材7は、頂版5の荷重によって弾性変形し、弾性変形材7と、中壁4の頂面、頂版5の底面とで充填空間Aが画定される。換言すると、弾性変形材7の弾性変形後の厚さを考慮して中壁4の高さが設定されている。すなわち、本実施の形態では、厚さ2cmの弾性変形材7を用いたが、レベル合わせ工程によって、中壁4の頂面と頂版5の底面との間隙が弾性変形材7の厚さ2cm未満になるように、中壁4の高さが設定されている。なお、図4において、(a)は位置合わせされた中壁4と頂版5の頂面図であり、(b)は(a)に示すX−X断面図であり、(c)は(a)に示すY−Y断面図である。
なお、充填空間Aは、後の工程でグラウトを充填するための空間である。従って、充填されたグラウトが漏れ出さないように、中壁4の頂面及び頂版5の底面と弾性変形材7との間の水密性を保つ必要がある。そこで、弾性変形材7に、適度な弾性変形と、弾性変形に伴う適度な反力とが要求される。この要求を満たすためには、硬度が40〜90度の硬質ゴムを用いると良い。なお、中壁4の頂面と頂版5の底面とが粗く、中壁4の頂面及び頂版5の底面と弾性変形材7との間の水密性が保てない場合には、必要に応じて弾性変形材7と中壁4の頂面との間、特に弾性変形材7の角部にコーキング処理を施す様にしても良い。
図3及び図4を参照すると、頂版5には、頂面から底面に貫通するジョイントバー貫通孔51が、中壁4の頂面に形成されたジョイントバー挿入穴41と対向する位置に形成されている。なお、弾性変形材7は、中壁4の頂面に形成されたジョイントバー挿入穴41を囲むように敷設されているため、ジョイントバー貫通孔51は、外部と充填空間Aとを連通する連通孔として機能する。また、頂版5のジョイントバー貫通孔51の周りには、頂面から底面に貫通して外部と充填空間Aとを連通する4本の空気孔52が形成されている。
次に、PC鋼棒あるいは鉄筋等のジョイントバー9を、図4に示すように、ジョイントバー貫通孔51を介してジョイントバー挿入穴41まで挿入し、頂版5と中壁4とを接合する。ジョイントバー9は、せん断補強材であり、せん断力を伝達させるためのズレ止め鉄筋として機能する。従って、ジョイントバー9には定着長さは必要なく、ズレ止め鉄筋としての長さがあればこと足りる。この工程は、本実施の形態のコンクリート部材の接合方法における接合工程となる。
図3を参照すると、弾性変形材7の側面には、外部と充填空間Aとを連通する連通孔71が形成されており、連通孔71には、アルミパイプ等の弾性変形材7よりも硬度が高い筒状体8が挿入されている。筒状体8を挿入することで、頂版5の荷重によって弾性変形材7が弾性変形しても連通孔71が閉塞されることがない。連通孔71は、挿入された筒状体8が側方に突出されるように形成されている。また、トンネル軸方向に勾配を有している場合には、連通孔71は充填空間Aの最頂部に形成すると好適であり、本実施の形態では、充填空間Aの最頂部の性変形材7の角部2か所に形成されている。
次に、図5に示すように、筒状体8に排気ホース81を接続する。図5において、(a)は中壁4と頂版5との接合部を側面から見た図であり、(b)は中壁4と頂版5との接合部を正面から見た図である。排気ホース81は、充填空間Aにグラウトを充填する際に、充填空間A内の空気を排気すると共に、充填空間Aにグラウトが密実に充填されたことを確認するために用いられる。従って、排気ホース81内のグラウトを視認することができる透明もしくは半透明のホースであることが好ましい。排気ホース81は、充填空間Aの最頂部よりも立ち上げて配管し、予め設定した充填空間Aの最頂部との水頭差hを設ける。なお、本実施の形態のようにトンネル軸方向に勾配を有している場合には、図5に示すように、排気ホース81を既設の頂版5の底面に養生テープ等を用いて止めながら立ち上げると良い。本実施の形態では、充填空間Aの最頂部との水頭差hが150mm以上になるように排気ホース81を配管した。
次に、ジョイントバー貫通孔51から充填空間Aに、底版2、一対の外壁3、中壁4及び頂版5の母材コンクリートよりも高強度を発現するグラウトを充填する。グラウトの充填に伴って、充填空間A内の空気は、頂版5に形成された空気孔52と、弾性変形材7に形成された連通孔71(筒状体8、排気ホース81)とから排出され、グラウトが充填空間Aに密実に充填される。特に、弾性変形材7の連通孔71を充填空間Aの最頂部に形成することで、充填空間A内の空気とグラウトとが確実に置換される。この工程は、本実施の形態のコンクリート部材の接合方法におけるグラウト充填工程となる。
本実施の形態では、ジョイントバー貫通孔51の内径を約50mm、ジョイントバー9の径を約29mmとし、グラウトは、ジョイントバー貫通孔51とジョイントバー9との間隙を通って充填空間Aに充填される。このグラウトは、流動性を確保して充填空間Aに密実に充填すると共に、硬化後の十分強度を確保しなければならない。そこで、JP漏斗を用いたグラウトの流動性試験において、流下時間が8秒から12秒であることが好ましい。流下時間が8秒未満の場合には、流動性は好適で充填空間Aに密実に充填することができるが、硬化後の十分な強度を確保することができない。一方、流下時間が12秒を超える場合には、流動性が低いため充填空間Aに密実に充填することができない。
次に、排気ホース81の解放端からグラウトが流出することを確認する。排気ホース81の解放端からのグラウトの流出は、充填空間A内の空気とグラウトとが確実に置換されたことを意味する。そして、排気ホース81の解放端からのグラウトの流出を確認したのち、排気ホース81を結束線等で止水する。そして、グラウトの硬化によって、本実施の形態のコンクリート部材の接合方法による接合構造が形成される。
なお、本実施の形態では、頂版5に空気孔52を、弾性変形材7に連通孔71をそれぞれ形成したが、必ずしも両方を形成する必要はなく、充填空間A内の空気を確実に排出可能であれば、いずれか一方のみを形成するようにしても良い。
また、本実施の形態では、グラウト充填工程において、グラウトをジョイントバー貫通孔51から充填するように構成が、図6に示すように、中壁4の側面からジョイントバー挿入穴41に連通する注入孔42を形成し、注入孔42からグラウトを充填するようにしても良い。この場合には、充填空間A内の下方側からグラウトを充填することができるため、充填空間A内の空気の置換を容易に行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態は、中壁4(第1のコンクリート部材)の頂面に頂版5(第2のコンクリート部材)を接合するコンクリート部材の接合方法であって、中壁4の頂面に形成されたジョイントバー挿入穴41を囲むように弾性変形材7を敷設する弾性変形材敷設工程と、頂版5を中壁4の頂面に対して間隔をおいて位置決めし、中壁4の頂面と頂版5と弾性変形材7とで充填空間Aを画定するレベル合わせ工程と、ジョイントバー挿入穴41に対向して頂版5に形成されたジョイントバー貫通孔51からジョイントバー9を挿入して中壁4と頂版5とを接合する接合工程と、充填空間Aにグラウトを充填するグラウト充填工程とを有する。
この構成により、接合部をピン構造にすることができるため、地震に備えた接合部の大断面化や鉄筋量の増加を防止できると共に、接合される中壁4の頂面と頂版5の底面とに不陸があっても、弾性変形材7でレベルが調整された充填空間Aに密実に充填されたグラウトを介して接合されるため、中壁4に頂版5からの軸力が確実に伝達される。また、接合のための特別なダンパ等の接合部品を用いることなく、ピン構造を実現できるため、結合構造のコストが低減される。これにより、プレキャスト製品等のコンクリート部材の適用性が向上し、ボックスカルバートを代表とする構造物の市場性を向上させることができる。
さらに、本実施の形態は、グラウト充填工程では、ジョイントバー貫通孔51から充填空間Aにグラウトを充填する。
この構成により、グラウトを充填するための特別な注入孔を形成する必要がないと共に、上方側からグラウトを充填することができるため、市場性や作業性が向上する。
さらに、本実施の形態は、グラウト充填工程では、中壁4の側面からジョイントバー挿入穴41に連通するように形成された注入孔42から充填空間Aにグラウトを充填することも可能である。
この構成により、充填空間A内の下方側からグラウトを充填することができるため、充填空間A内の空気の置換を容易に行うことができる。
さらに、本実施の形態おいて、頂版5には、頂面と充填空間Aとを連通する空気孔が形成されている。また、本実施の形態おいて、弾性変形材7には、外部と充填空間Aとを連通する連通孔71が形成されている。
この構成により、グラウトの充填に伴って充填空間A内の空気が排気されるため、充填空間Aにグラウトを密実に充填することができる。
さらに、本実施の形態おいて、弾性変形材7は、硬度が40〜90度の硬質ゴムである。
この構成により、グラウトの充填に好適な充填空間Aを形成することができる。
さらに、本実施の形態おいて、グラウトは、JP漏斗を用いたグラウトの流動性試験において、流下時間が8秒から12秒である。
この構成により、流動性を確保して充填空間Aに密実に充填することができると共に、硬化後の強度を確保することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせ等にいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、本実施の形態では、浚渫口6が形成された中壁4を用いたが、浚渫口6が広い場合には、中柱と称される場合もある。すなわち、本実施の形態では、中壁4を中柱も含むと表現して用いている。
1 2連ボックスカルバート
2 底版
3 外壁
4 中壁
5 頂版
6 浚渫口
7 弾性変形材
8 筒状体
9 ジョイントバー
21 底版主筋
31 外壁主筋
41 ジョイントバー挿入穴
42 注入孔
51 ジョイントバー貫通孔
52 空気孔
71 連通孔
81 排気ホース

Claims (8)

  1. 底版と、プレキャストコンクリート部材である一対の外壁、中壁及び頂版との互いの接合によって、前記底版と、前記底版の両側方縁部からそれぞれ立設された一対の外壁と、前記一対の外壁の間に設けられた中壁と、前記一対の外壁の頂部を接合する前記頂版とで箱型に構成された2連ボックスカルバートにおいて、前記中壁の頂面に前記頂版を接合するコンクリート部材の接合方法であって、
    前記中壁の頂面に形成されたジョイントバー挿入穴を囲むように弾性変形材を敷設する弾性変形材敷設工程と、
    前記一対の外壁と前記頂版との剛接合によって前記頂版前記中壁の頂面に対して間隔をおいて位置決めし、前記中壁の頂面と前記頂版と前記弾性変形材とで充填空間を画定するレベル合わせ工程と、
    前記ジョイントバー挿入穴に対向して前記頂版に形成されたジョイントバー貫通孔からジョイントバーを挿入して前記中壁前記頂版とを接合する接合工程と、
    前記充填空間にグラウトを充填するグラウト充填工程とを有することを特徴とするコンクリート部材の接合方法。
  2. 前記グラウト充填工程では、前記ジョイントバー貫通孔から前記充填空間に前記グラウトを充填することを特徴とする請求項1記載のコンクリート部材の接合方法。
  3. 前記グラウト充填工程では、前記中壁の側面から前記ジョイントバー挿入穴に連通するように形成された注入孔から前記充填空間に前記グラウトを充填することを特徴とする請求項1記載のコンクリート部材の接合方法。
  4. 前記頂版には、頂面と前記充填空間とを連通する空気孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンクリート部材の接合方法。
  5. 前記弾性変形材には、外部と前記充填空間とを連通する連通孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のコンクリート部材の接合方法。
  6. 前記弾性変形材は、硬度が40〜90度の硬質ゴムであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のコンクリート部材の接合方法。
  7. 前記グラウトは、JP漏斗を用いたグラウトの流動性試験において、流下時間が8秒から12秒であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のコンクリート部材の接合方法。
  8. 請求項1乃至請求項7記載のいずれかに記載のコンクリート部材の接合方法によって、前記中壁の頂面に前記頂版がピン構造で接合されていることを特徴とするコンクリート部材の接合構造。
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