JP2013053465A - 地下構造物の構築方法、地下構造物およびプレキャストブロック - Google Patents

地下構造物の構築方法、地下構造物およびプレキャストブロック Download PDF

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Abstract

【課題】逆巻き施工と順巻き施工とを併用して施工し、構造物の止水性を確実に確保できる地下構造物の構築方法、地下構造物およびプレキャストブロックを提供すること。
【解決手段】地盤1に土留め壁3を設置する。そして、対向する土留め壁3に挟まれた地盤1を掘削する作業と、プレキャストブロック5を土留め壁3に沿って設置する作業とを繰り返し、複数のプレキャストブロック5からなるプレキャスト側壁6を逆巻き施工で形成する。プレキャストブロック5は背面23に止水プレート25を有し、上下に配置された止水プレート25の間が止水ゴム27で止水される。次に、隣り合うプレキャスト側壁6同士の間に、止水シート37を、止水プレート25のラップ部25aと重なるように土留め壁3に沿って設置する。その後、プレキャスト側壁6同士の間に鉄筋39を配置し、順巻き施工で場所打ちコンクリート側壁を形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、地下構造物の構築方法、地下構造物およびプレキャストブロックに関するものである。
従来、開削工法で地下構造物を施工する方法として、地盤に土留め壁を設置し、切梁や腹起こし等の支保工で掘削面を支えつつ、対向する土留め壁の間の地盤を所定の深さまで掘削した後、構造物を下部から上部に順次築造する順巻き工法がある。また、地盤の掘削と並行して構造物を上部から下部に順次築造し、出来上がった構造物を土留め支保工に兼用する逆巻き工法がある。
地下において、部材を縦方向と横方向とに接合して構造物を形成するためのプレキャスト部材としては、部材の縦方向に沿う一対の接合面にそれぞれ凸部とこの凸部が嵌合する凹部とが設けられ、部材の横方向に沿う一対の接合面にそれぞれ突起とこの突起が挿入される挿入穴とが設けられているもの(例えば、特許文献1参照)等がある。
特開2007−169900号公報
しかしながら、順巻き工法において、土留め壁を埋設して本設構造の一部に用いる場合には、止水性が確保できない可能性がある。また、逆巻き工法においては、上下方向の打ち継ぎ部における止水性が問題となる。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、逆巻き施工と順巻き施工とを併用して施工し、構造物の止水性を確実に確保できる地下構造物の構築方法、地下構造物およびプレキャストブロックを提供することである。
前述した目的を達成するために、第1の発明は、地盤に土留め壁を設置する工程(a)と、対向する前記土留め壁に挟まれた地盤を掘削しつつ、複数のプレキャストブロックを前記土留め壁に沿って逆巻き施工で順次設置することにより、複数の前記プレキャストブロックからなるプレキャスト側壁を形成する工程(b)と、隣り合う前記プレキャスト側壁同士の間に、前記土留め壁に沿って止水シートを設置する工程(c)と、隣り合う前記プレキャスト側壁同士の間に鉄筋を配置し、順巻き施工で場所打ちコンクリート側壁を形成する工程(d)と、を具備することを特徴とする地下構造物の構築方法である。
例えば、前記プレキャストブロックは、上面から鉄筋が突出し、下面に前記鉄筋を接続するためのスリーブが埋設される。そして、前記工程(b)では、上段のプレキャストブロックのスリーブに下段のプレキャストブロックの鉄筋を挿入し、上段のプレキャストブロックと下段のプレキャストブロックとの間にグラウトを注入することにより、複数の前記プレキャストブロック同士を上下方向に連結する。
前記プレキャストブロックは、必要に応じて、上面に凹部が、下面に凸部が設けられる。この場合、前記工程(b)で、上段のプレキャストブロックの凸部と下段のプレキャストブロックの凹部とを嵌合させる。
前記プレキャストブロックは、前記土留め壁と対向する面に、側方に張り出したラップ部を有する止水プレートが設けられる。前記工程(b)では、上段のプレキャストブロックの止水プレートと下段のプレキャストブロックの止水プレートとの間を止水ゴムで止水し、前記工程(c)で、前記止水シートを前記ラップ部と重なるように設置する。
第1の発明では、前記工程(b)で、隣り合う前記プレキャスト側壁の間にプレキャスト製の腹起こしブロックを設置してもよい。
第1の発明では、プレキャストブロックからなるプレキャスト側壁を逆巻き施工した後、隣り合う前記プレキャスト側壁同士の間に止水シートを設置し、順巻き施工で場所打ちコンクリート側壁を形成する。これにより、構造物の止水性を確実なものとできる。
第2の発明は、上面から鉄筋が突出し、下面にスリーブが埋設され、背面に側方に張り出したラップ部を有する止水プレートが設けられたプレキャストブロックを用い、上段のプレキャストブロックのスリーブに下段のプレキャストブロックの鉄筋を挿入し、上段のプレキャストブロックの止水プレートと下段のプレキャストブロックの止水プレートとの間を止水ゴムで止水して、複数の前記プレキャストブロックを上下方向に連結することにより、土留め壁に沿って逆巻き施工で形成されたプレキャスト側壁と、隣り合う前記プレキャスト側壁同士の間に、前記ラップ部と重なるように設置された止水シートと、前記止水シートに沿って順巻き施工で形成された場所打ちコンクリート側壁と、を具備することを特徴とする地下構造物である。
第2の発明では、複数のプレキャストブロックを逆巻き施工で連結してプレキャスト側壁が形成され、プレキャストブロックの止水プレートのラップ部と重なるように止水シートが設置され、止水シートに沿って順巻き施工で場所打ちコンクリート側壁が形成される。これにより、構造物の止水性を確実なものとできる。
第3の発明は、逆巻き施工で用いられるプレキャストブロックであり、上面から鉄筋が突出し、下面にスリーブが埋設され、背面に側方に張り出したラップ部を有する止水プレートが設けられ、上段のプレキャストブロックのスリーブに下段のプレキャストブロックの鉄筋を挿入し、上段のプレキャストブロックの止水プレートと下段のプレキャストブロックの止水プレートとの間を止水ゴムで止水することにより、上下方向に連結されることを特徴とするプレキャストブロックである。
第3の発明のプレキャストブロックを用いることにより、複数のプレキャストブロックからなる部材を逆巻き施工する際に、完成した部材の止水性を確実なものとできる。
本発明によれば、逆巻き施工と順巻き施工とを併用して施工し、構造物の止水性を確実に確保できる地下構造物の構築方法、地下構造物およびプレキャストブロックを提供できる。
プレキャスト側壁6を形成する際の各工程を示す図 プレキャストブロック5の斜視図 プレキャストブロック5の垂直方向の断面図 上下に設置された2段のプレキャストブロック5を示す図 場所打ちコンクリート側壁を形成する際の各工程を示す図 横梁43を設置した例
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、プレキャスト側壁6を形成する際の各工程を示す図である。図1に示す各図は、地盤1の垂直方向の断面図である。
図1の(a)図は、地盤1に1段目のプレキャストブロック5を設置する工程を示す。図1の(a)図に示す工程では、まず、地盤1に一対の土留め壁3を設置する。そして、対向する土留め壁3に挟まれた部分の地盤1を掘削し、最上段のプレキャストブロック5を土留め壁3に沿って設置する。
図1の(b)図は、地盤1に2段目のプレキャストブロック5を設置する工程を示す。図1の(b)図に示す工程では、対向する土留め壁3に挟まれた部分の地盤1をさらに掘削し、2段目のプレキャストブロック5を土留め壁3に沿って設置する。
図1の(c)図は、プレキャスト側壁6を完成させる工程を示す。図1の(c)図に示す工程では、対向する土留め壁3に挟まれた部分の地盤1をさらに掘削しつつ、複数のプレキャストブロック5を土留め壁3に沿って逆巻き施工で順次設置する。すなわち、対向する土留め壁3に挟まれた部分の地盤1を1個のプレキャストブロック5を設置できる深さまで掘削する作業と、上段のプレキャストブロック5の下に下段のプレキャストブロック5を設置する作業とを繰り返す。そして、複数のプレキャストブロック5からなるプレキャスト側壁6を形成する。プレキャスト側壁6は、例えば、土留め壁3に沿って10m間隔で形成される。
図2は、プレキャストブロック5の斜視図である。図3は、プレキャストブロック5の垂直方向の断面図である。図3の(a)図は、図2に示す矢印B−Bによる断面図である。図3の(b)図は、図2に示す矢印C−Cによる断面図である。
図2、図3に示すように、プレキャストブロック5は、上面7から鉄筋である壁主筋9が突出している。壁主筋9は、例えば、プレキャストブロック5の背面23と平行に2列に配置される。また、プレキャストブロック5は、下面13に、壁主筋9を接続するためのスリーブ15が埋設される。スリーブ15は、壁主筋9の延長上に配置される。
プレキャストブロック5は、上面7に凹部11が設けられる。また、下面13に凸部17が設けられる。凹部11は、例えば、2列の壁主筋9の間の2箇所に配置される。凸部17は、凹部11に対応する位置に配置される。
プレキャストブロック5は、背面23に止水プレート25が設けられる。止水プレート25は、プレキャストブロック5の上面7の方向に張り出した継手プレート25bを有する。また、プレキャストブロック5の両側の側面19の方向に張り出したラップ部25aを有する。さらに、プレキャストブロック5の下面13に沿った部分に溝部25cが設けられ、溝部25cに止水ゴム27が設置される。
プレキャストブロック5は、側面19に、機械式継手21が埋設される。機械式継手21は、例えば、2列に配置される。プレキャストブロック5の側面19は、目荒らしが施される。
図4は、上下に設置された2段のプレキャストブロック5を示す図である。図4の(a)図は、2段のプレキャストブロック5を側面19の側から見た図である。図4の(b)図は、2段のプレキャストブロック5を、図1の(c)図に示す矢印Aの方向から見た図である。
図1に示す各工程において、プレキャストブロック5を設置する際には、図4に示すように、上段のプレキャストブロック5のスリーブ15(図2、図3)に下段のプレキャストブロック5の壁主筋9を挿入する。また、上段のプレキャストブロック5の凸部17を、下段のプレキャストブロック5の凹部11に嵌合させ、ほぞ結合する。このほぞ結合部は、せん断キーとして機能する。
さらに、上段のプレキャストブロック5の止水プレート25に設けられた止水ゴム27に、下段のプレキャストブロック5の止水プレート25の継手プレート25bを突合せ、止水プレート25同士の間を止水ゴム27で止水する。
そして、機械式継手21を用いて仮固定用治具(図示せず)をプレキャストブロック5同士の継目に設置し、上段のプレキャストブロック5と下段のプレキャストブロック5とを仮固定する。その後、上段のプレキャストブロック5と下段のプレキャストブロック5との間に形成された離隔部45にグラウト(図示せず)を注入することにより、プレキャストブロック5を上下方向に連結する。離隔部45は、例えば20mm程度とする。
なお、最上段のプレキャストブロック5aの上面7、最下段のプレキャストブロック5bの下面13については、上述した構成でなくてもよい。
図5は、場所打ちコンクリート側壁を形成する際の各工程を示す図である。図5の(a)図は、プレキャスト側壁6を完成させた状態を示す図である。図5の(a)図は、図1の(c)図に示す矢印Aの方向から見た図である。図5の(a)図に示すように、隣り合うプレキャスト側壁6の間には、プレキャスト製の部材である腹起こしブロック29が設置される。腹起こしブロック29は、図1に示す工程において、隣り合うプレキャストブロック5の間に適宜設置される。
腹起こしブロック29は、背面に止水プレート31が設けられる。止水プレート31は、腹起こしブロック29の上面33の方向および下面35の方向に張り出したラップ部31aを有する。腹起こしブロック29とプレキャストブロック5とは、腹起こしブロック29の機械式継手(図示せず)とのプレキャストブロック5の機械式継手21を用いて接合される。
図5の(b)図は、止水シート37を設置する工程を示す図である。図5の(b)図に示す工程では、隣り合うプレキャスト側壁6同士の間に、土留め壁3に沿って止水シート37を設置する。止水シート37は、プレキャストブロック5の止水プレート25のラップ部25a、腹起こしブロック29の止水プレート31のラップ部31aと重なるように設置する。
図5の(c)図は、鉄筋39を配置する工程を示す図である。図5の(c)図に示す工程では、隣り合うプレキャスト側壁6同士の間に鉄筋39を配置する。鉄筋39は、プレキャストブロック5の機械式継手21に接続される。
図5の(c)図に示す工程の後、順巻き施工でコンクリートを打設し、場所打ちコンクリート側壁(図示せず)を形成する。上述したように、コンクリートブロック5の側面19は目荒らしが施されているため、プレキャスト側壁6と場所打ちコンクリート側壁(図示せず)とを確実に一体化できる。
このように、本実施の形態では、上面7に壁主筋9と凹部11とを、下面13にスリーブ15と凸部17とを、背面23に止水プレート25を有するプレキャストブロック5を用いて地下構造物を構築する。このとき、上段のプレキャストブロック5と下段のプレキャストブロック5とを、スリーブ15に壁主筋9を挿入し、凸部17と凹部11とを嵌合させて、離隔部45にグラウトを注入することにより、上下方向に連結する。また、上段のプレキャストブロック5の止水プレート25と下段のプレキャストブロック5の止水プレート25とを、止水ゴム27で止水する。
また、プレキャストブロック5の側方に張り出したラップ部25aと重なるように、土留め壁3に沿って止水シート37を設置した後、止水シート37に沿って場所打ちコンクリート側壁を形成する。これにより、プレキャスト側壁6の土留め壁3側の面、場所打ちコンクリート側壁の土留め壁3側の面、プレキャスト側壁6と場所打ちコンクリート側壁との境界部分における止水性を確保した地下構造物を構築することができる。
本実施の形態によれば、プレキャスト製の腹起こしブロック29を用いるため、鋼材による腹起こしの設置が不要となる。これにより、工事領域を狭め、地盤1の掘削量を減らすことができる。
なお、本実施の形態では、横梁を用いなかったが、必要に応じて横梁を設置してもよい。図6は、横梁43を設置した例を示す。図6に示すように、横梁43を設置する場合には、対向する土留め壁3の間の地盤3を掘削した後、断面がL字形のブロック41を土留め壁3に沿って設置する。そして、ブロック41に横梁43を架渡す。その後、本実施の形態と同様にして、ブロック41の下方にプレキャストブロック5を順次設置する。
本実施の形態では、腹起こしブロック29を設置したが、腹起こしブロック29は必須ではなく、必要に応じて設置される。腹起こしブロック29を設置しない場合には、隣り合うプレキャスト側壁6同士の間に止水シート37を設置する際に、止水シート37が、プレキャストブロック5の止水プレート25のラップ部25aと重なるようにする。
本実施の形態では、凹部11および凸部17を有するプレキャストブロック5を用い、プレキャストブロック5同士の連結時に凹部11と凸部17とを嵌合してほぞ結合部を形成したが、凹部11および凸部17は、壁主筋9のみではせん断力が十分でない場合等に、必要に応じて設けられる。
本実施の形態のプレキャストブロック5では、止水プレート25の上辺に継手プレート25bを設け、下辺に止水ゴム27を設けたが、継手プレートおよび止水ゴムの設置位置はこの限りでない。止水プレートの上辺に止水ゴムを設け、下辺に継手プレートを設けてもよい。
上述した実施の形態では、本発明の地下構造物の構築方法を開削工法に適用した場合について説明したが、本発明の地下構造物の構築方法は、非開削部の施工にも適用できる。例えば、地盤中にアーチ形状の頂版躯体を先行施工した後、アーチ部の下方に構造物を構築する場合にも適用できる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………地盤
3………土留め壁
5、5a、5b………プレキャストブロック
6………プレキャスト側壁
7、31………上面
9………壁主筋
11………凹部
13、35………下面
15………スリーブ
17………凸部
19………側面
21………機械式継手
23………背面
25、31………止水プレート
25a、31a………ラップ部
25b………継手プレート
27………止水ゴム
29………腹起こしブロック
37………止水シート
39………鉄筋

Claims (7)

  1. 地盤に土留め壁を設置する工程(a)と、
    対向する前記土留め壁に挟まれた地盤を掘削しつつ、複数のプレキャストブロックを前記土留め壁に沿って逆巻き施工で順次設置することにより、複数の前記プレキャストブロックからなるプレキャスト側壁を形成する工程(b)と、
    隣り合う前記プレキャスト側壁同士の間に、前記土留め壁に沿って止水シートを設置する工程(c)と、
    隣り合う前記プレキャスト側壁同士の間に鉄筋を配置し、順巻き施工で場所打ちコンクリート側壁を形成する工程(d)と、
    を具備することを特徴とする地下構造物の構築方法。
  2. 前記プレキャストブロックは、上面から鉄筋が突出し、下面に前記鉄筋を接続するためのスリーブが埋設され、
    前記工程(b)で、上段のプレキャストブロックのスリーブに下段のプレキャストブロックの鉄筋を挿入し、上段のプレキャストブロックと下段のプレキャストブロックとの間にグラウトを注入することにより、複数の前記プレキャストブロック同士を上下方向に連結することを特徴とする請求項1記載の地下構造物の構築方法。
  3. 前記プレキャストブロックは、上面に凹部が、下面に凸部が設けられ、
    前記工程(b)で、上段のプレキャストブロックの凸部と下段のプレキャストブロックの凹部とを嵌合させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地下構造物の構築方法。
  4. 前記プレキャストブロックは、前記土留め壁と対向する面に、側方に張り出したラップ部を有する止水プレートが設けられ、
    前記工程(b)で、上段のプレキャストブロックの止水プレートと下段のプレキャストブロックの止水プレートとの間を止水ゴムで止水し、
    前記工程(c)で、前記止水シートを前記ラップ部と重なるように設置することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の地下構造物の構築方法。
  5. 前記工程(b)で、隣り合う前記プレキャスト側壁の間にプレキャスト製の腹起こしブロックを設置することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の地下構造物の構築方法。
  6. 上面から鉄筋が突出し、下面にスリーブが埋設され、背面に側方に張り出したラップ部を有する止水プレートが設けられたプレキャストブロックを用い、上段のプレキャストブロックのスリーブに下段のプレキャストブロックの鉄筋を挿入し、上段のプレキャストブロックの止水プレートと下段のプレキャストブロックの止水プレートとの間を止水ゴムで止水して、複数の前記プレキャストブロックを上下方向に連結することにより、土留め壁に沿って逆巻き施工で形成されたプレキャスト側壁と、
    隣り合う前記プレキャスト側壁同士の間に、前記ラップ部と重なるように設置された止水シートと、
    前記止水シートに沿って順巻き施工で形成された場所打ちコンクリート側壁と、
    を具備することを特徴とする地下構造物。
  7. 逆巻き施工で用いられるプレキャストブロックであり、
    上面から鉄筋が突出し、下面にスリーブが埋設され、背面に側方に張り出したラップ部を有する止水プレートが設けられ、
    上段のプレキャストブロックのスリーブに下段のプレキャストブロックの鉄筋を挿入し、上段のプレキャストブロックの止水プレートと下段のプレキャストブロックの止水プレートとの間を止水ゴムで止水することにより、上下方向に連結されることを特徴とするプレキャストブロック。
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