JP2007070807A - ソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁およびその構築工法 - Google Patents

ソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁およびその構築工法 Download PDF

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Shuichi Wakai
修一 若井
Masamichi Aoki
雅路 青木
Tomoyuki Inukai
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Abstract


【課題】山留め壁工法の一つとして採用されるソイルセメント地中連続壁に、防振機能を施工上効率よく付加することができ、且つ、ソイルセメント地中連続壁を本設地下壁の壁厚の一部と見なす所謂合成地下壁として実現することができる、ソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁およびその構築工法を提供する。
【解決手段】H形鋼等の芯材2が埋設されたソイルセメント地中連続壁10において、前記芯材2における掘削側面にスタッド5が打設され、同スタッド5を利用して前記芯材2と本設地下壁9とが一体化されて合成地下壁が構築されており、前記ソイルセメント地中連続壁10には、同ソイルセメント地中連続壁10から本設地下壁9への振動伝達を遮断するような構造の防振材3及び6が設けられている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、山留め壁工法の一つとして採用されるソイルセメント地中連続壁(ソイルセメント柱列壁を含む。)に防振機能を付加した技術分野に属し、更に云えば、防振機能を付加したソイルセメント地中連続壁の芯材(通常はH形鋼)を本設地下壁の一部に利用した防振型合成地下壁およびその構築工法に関する。
従来、音響ホールや映画館等のように、静粛性が要求される地下構造物を構築する際には、隣接する地下鉄、高速道路、或いは工場等を振源とした地盤振動(環境振動)を遮断する高性能の防振構造が必要となり、近年その社会的要求が高まっている。
前記防振構造は、図8に示したように、地下鉄のボックスカルバート30(或いは高速道路、工場等)に近接して山留め壁(H形鋼を芯材とするソイルセメント柱列壁、或いは連続地中壁)31が構築され、建設予定地を根切りした後に防振ゴム等の防振材32が前記山留め壁31の掘削側面(内側面)に固定され、その後、本設のコンクリート躯体33が構築される。このように、本設のコンクリート躯体33の本設地下壁33aと前記山留め壁31の掘削側面(内側面)との間に防振材32が配設された防振構造が公知である(例えば、特許文献1の図9、特許文献2の図2を参照)。
上記構成の防振構造は、主に、下記する2つの問題があった。
1)前記山留め壁31と本設地下壁33aとの間は、防振材32により縁が切れているので、特許文献3に示したような、山留め壁31を本設地下壁33aの一部として利用(所謂合成地下壁と)することができない。即ち、防振材32を介在させない場合には、山留め壁31の内側に本設地下壁33aを一体化して構築でき、これによって山留め壁31を本設地下壁33aの壁厚の一部と見なす強度計算が可能となるが、上記構成の防振構造は、このような強度計算ができないので、本設地下壁33aの壁厚が厚くなることに起因して、施工費が嵩み、利用できる地下の内部空間が減少するという問題があった。
2)また、防振材32の設置工事を山留め壁31の構築後(具体的には、根切り作業後)に独立して行っているので、工期が長くなりコストが嵩むという問題があった。
そこで、近年、特許文献4に係る技術が開示された。この技術は同文献4の図1に示したように、連続地中壁(山留め壁)10の外側面と地盤Eとの間に防振材14を介在させて実施することにより、山留め壁10を本設地下壁12の壁厚の一部と見なす強度計算を可能とし、上記問題1)を解消している。また、予め、山留め壁10を構築する鉄筋籠30に防振材14を取り付けて施工上効率よく実施することにより、上記問題2)を解消している。
特許文献5に係る技術は、ソイルセメント柱列壁を山留め壁とする防振性を備えた技術であり、同文献5の図1に示したように、ソイルセメント柱列壁について、ソイルセメントが硬化する前に防振材を備えた芯材(H形鋼)を建て込むことにより、上記問題2)を解消している。
特開平7−119172号公報 特開平6−173288号公報 特開平7−48846号公報 特開2000−64328号公報 特開2003−247244号公報
上記特許文献4に係る技術は、鉄骨籠30を使用して構築する場所打ち鉄筋コンクリート地中壁であり、鉄骨籠30を使用しないソイルセメント地中連続壁にそのまま適用することはできない。また、工事が大掛かりとなりコストが嵩むという問題がある。
上記特許文献5に係る技術は、ソイルセメント柱列壁に係る技術であり、上記問題2)を解消しているものの、ソイルセメント柱列壁と本設地下壁との間は縁が切れているので、特許文献3に示したような、山留め壁を本設地下壁の一部として利用(所謂合成地下壁と)することができず、上記問題1)は依然として解消されていない。
以上要するに、山留め壁工法の一つとして採用されるソイルセメント地中連続壁に防振機能を付加した技術で、且つ、ソイルセメント地中連続壁を本設地下壁の一部として利用(所謂合成地下壁と)する技術は、今のところ見当たらないのが実情である。
本発明の目的は、山留め壁工法の一つとして採用されるソイルセメント地中連続壁に、防振機能を施工上効率よく付加することができ、且つ、ソイルセメント地中連続壁を本設地下壁の壁厚の一部と見なす所謂合成地下壁として実現することができる、ソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁およびその構築工法を提供することである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁は、
H形鋼等の芯材が埋設されたソイルセメント地中連続壁において、
前記芯材における掘削側面にスタッドが打設され、同スタッドを利用して前記芯材と本設地下壁とが一体化されて合成地下壁が構築されていること、
前記ソイルセメント地中連続壁には、同ソイルセメント地中連続壁から本設地下壁への振動伝達を遮断するような構造の防振材が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁において、
防振材は、芯材における掘削側面を除く外周面全面と、同芯材の掘削側面を除く前記ソイルセメント地中連続壁の露出面と本設地下壁との間に連続して設けられ、前記ソイルセメント地中連続壁から本設地下壁への振動伝達を遮断する構造とされていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁において、
防振材は、芯材における地盤側面と、隣接する芯材同士の間に連続して設けられ、前記ソイルセメント地中連続壁から本設地下壁への振動伝達を遮断する構造とされていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法は、
地盤の掘削孔内にソイルセメントを充填すると共に、外周面に防振材を設けたH形鋼等の芯材を建て込み、前記ソイルセメントを固化せしめてソイルセメント地中連続壁を構築する工程と、
地盤の根切りと共に、前記芯材の掘削側面が露出する程度までソイルセメントを除去する工程と、
露出した前記芯材の掘削側面にスタッドを打設すると共に、同芯材の掘削側面を除く前記ソイルセメント地中連続壁の露出面に、前記芯材の外周面に設けた防振材と連続するような防振材を設ける工程と、
前記スタッドを利用して前記芯材と本設地下壁とを一体化して合成地下壁を構築する工程とから成ることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項4に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法において、
前記ソイルセメント地中連続壁の露出面に設ける防振材は、当該露出面に、ゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により、前記芯材の外周面に設けた防振材と連続するように設けることを特徴とする。
請求項6に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法は、
地盤の掘削孔内にソイルセメントを充填すると共に、外周面に防振材を設けたH形鋼等の芯材と、前記芯材の掘削側面とほぼ面一で当該芯材の外周面に設けた防振材と連続する構成の防振材とを建て込み、前記ソイルセメントを固化せしめてソイルセメント地中連続壁を構築する工程と、
地盤の根切りと共に、前記芯材の掘削側面と、前記芯材の掘削側面とほぼ面一で当該芯材の外周面に設けた防振材と連続する構成の防振材とが露出する程度までソイルセメントを除去する工程と、
露出した前記芯材の掘削側面にスタッドを打設し、同スタッドを利用して前記芯材と本設地下壁とを一体化して合成地下壁を構築する工程とから成ることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、請求項6に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法において、
芯材の掘削側面とほぼ面一で当該芯材の外周面に設けた防振材と連続する構成の防振材は、ゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により防振材を設けた間隔保持部材を、隣接する芯材同士の間に建て込むことにより形成することを特徴とする。
請求項8に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法は、
地盤の掘削孔内にソイルセメントを充填すると共に、地盤側面に防振材を設けたH形鋼等の芯材と、同防振材と連続する構成の防振材とを建て込み、前記ソイルセメントを固化せしめてソイルセメント地中連続壁を構築する工程と、
地盤の根切りと共に、前記芯材の掘削側面が露出する程度までソイルセメントを除去する工程と、
露出した前記芯材の掘削側面にスタッドを打設し、同スタッドを利用して前記芯材と本設地下壁とを一体化して合成地下壁を構築する工程とから成ることを特徴とする。
請求項9に記載した発明は、請求項8に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法において、
芯材の地盤側面に設けた防振材と連続する構成の防振材は、ゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により防振材を設けた間隔保持部材を、隣接する芯材同士の間に建て込むことにより形成することを特徴とする。
請求項10に記載した発明は、請求項4又は6又は8に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法において、
芯材には、ゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により防振材を設けることを特徴とする。
請求項1〜10に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁およびその構築工法によれば、下記する効果を奏する。
(1)ソイルセメント地中連続壁から本設地下壁への振動伝達を防振材により遮断する構造となるので、隣接する地下鉄、高速道路、或いは工場等を振源とした地盤振動が建物内へ伝播することを防止できる。或いは、建物内部から発生する振動が周辺地盤へ伝播することを防止できる。
(2)ソイルセメント地中連続壁の芯材を本設地下壁の一部として利用できるので、ソイルセメント地中連続壁を本設地下壁の壁厚の一部と見なす強度計算が可能となり、本設地下壁の壁厚を実質的に薄く実施できる。よって、施工費のコストダウン及び地下空間の有効利用を図ることができる。
(3)防振材の設置工事をソイルセメント地中連続壁を構築する際、或いはスタッドの打設作業と同時期に行い得るので、施工性がよく、工期の短縮に寄与することができる。
本発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁およびその構築工法は、上述した発明の効果を奏するべく、以下のように実施される。
図1A〜Eは、請求項4に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法の工程図を順に示している。ちなみに、図示例では、ソイルセメント地中連続壁として、ソイルセメント柱列壁で実施している。
前記構築工法は、図1Aに示したように、地盤の掘削孔内にソイルセメント1を充填すると共に、外周面に防振材3を密着して設けたH形鋼等の芯材2を、削孔されたソイルセメント柱のほぼ中心位置に建て込み、前記ソイルセメント1を固化せしめてソイルセメント柱列壁10を構築する。前記芯材2は、図示例の通り、H形鋼2が好適に使用されており、図2で明らかなように、後述するスタッド5を打設するフランジ面2aを除く外周面全面に防振材3を予め設けて実施している。なお、前記H形鋼2を建て込む場合には、前記防振材3を設けていないフランジ面2aを構築する本設地下壁9側に向けて建て込むことに留意する。
前記ソイルセメント柱列壁10の構築を完成した後、図示を省略した掘削機械やソイルセメント除去用機械等によって地盤の根切り作業を行うが、図1Bに示したように、H形鋼2の掘削側のフランジ面2aが露出する程度までソイルセメントを除去する。このとき、ソイルセメントの除去作業は、後述する防振材6の取り付け作業をスムーズに行うべく、前記H形鋼2のフランジ部の両端部に設けられた防振材3を回避して当該防振材3の肉厚分Sだけ除去しておくことが施工上好ましい。
しかる後、図1Cに示したように、前記露出したH形鋼2の掘削側のフランジ面2aにスタッド5を打設すると共に、同H形鋼2の掘削側のフランジ面2aを除く前記ソイルセメント地中連続壁10の露出面4(図1B参照)に、前記H形鋼2の外周面に設けた防振材3と連続するように防振材6を設ける。前記スタッド5を打設する手法は格別新規でなく、図示例では、鉛直方向にほぼ等間隔に一列に設けて実施しているが、二列で実施しても勿論よい。
その後は、図1D及び図1Eに示したように、前記スタッド5を利用して前記H形鋼2と本設地下壁9とを一体化して合成地下壁を構築して完了する。具体的に、図示例では、図1Dに示したように、本設地下壁用の縦横筋7を内外にダブル筋として配筋し、図1Eに示したように、すべての配筋作業を終了した後、本設地下壁9の内面位置に型枠8を組み立て、コンクリートを打設してソイルセメント柱列壁10と一体の合成地下壁を構築する(以上、請求項4記載の発明)。
なお、前記芯材たるH形鋼2の外周面に防振材3を設ける手段としては、前記H形鋼2の外周面にゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により実施することができる(請求項10記載の発明)。また、本実施例に係る防振材3は、前記H形鋼2のウエブ又はフランジとほぼ同厚で実施しているがこれに限定されず、前記ソイルセメント地中連続壁10から本設地下壁9への振動伝達を遮断するのに十分な厚さで実施することを条件としてフレキシブルに設計変更可能である。
本実施例では、前記H形鋼2のスタッド5を打設するフランジ面2aを除く外周面全面に防振材3を予め設けて実施しているが、これに限定されない。図3に示したように、単に、H形鋼2の外周面全面に防振材3を予め設けて実施することもできる。この場合、芯材たるH形鋼2を建て込む際、フランジ2aの向きを考慮することなくスムーズに建て込むことができる作業上の利点がある。ただし、スタッド5を打設するフランジ面1aに設けた防振材3については、最終的には、ソイルセメント除去用機械等によって除去する。
前記H形鋼2の掘削側のフランジ面2aを除く前記ソイルセメント柱列壁10の露出面4に防振材6を設ける手段は、既述の上記防振材3をH形鋼2に設ける手段とほぼ同様であり、前記露出面4とH形鋼2のフランジ部の両端に設けた防振材3とが形成する凹部にぴったり嵌るように、ゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により実施することができる(請求項5記載の発明)。
本実施例では、ソイルセメント柱列壁10で実施しているがこれに限定されず、H形鋼2等の芯材2とソイルセメント1とから成るソイルセメント地中連続壁であれば、ほぼ同様に実施することができる。また、本実施例では、芯材としてH形鋼2で実施しているがこれに限定されず、I形鋼、或いは角形鋼管等でもほぼ同様に実施することができる。
よって、上述した構築工法により構築したソイルセメント柱列壁(地中連続壁)10を利用した防振型合成地下壁は、図1Eと図4に示したように、前記H形鋼(芯材)2の掘削側面にスタッド5が打設され、同スタッド5を利用して前記H形鋼(芯材)2と本設地下壁9とが一体化されて合成地下壁が構築され、前記ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)10には、同ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)10から本設地下壁9への振動伝達を遮断するような構造の防振材3及び6が設けられている(請求項1記載の発明)。具体的に、前記防振材3及び6は、前記H形鋼(芯材)2におけるスタッド5が打設された掘削側面2aを除く外周面全面と、同H形鋼(芯材)2の掘削側面2aを除く前記ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)10と本設地下壁9との間に連続して設けられている(請求項2記載の発明)。
したがって、上記ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)10を利用した防振型合成地下壁およびその構築工法によれば、ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)10から本設地下壁9への振動伝達を防振材3及び防振材6により遮断する構造となるので、隣接する地下鉄、高速道路、或いは工場等を振源とした地盤振動が建物内へ伝播することを防止できる。或いは、建物内部から発生する振動が周辺地盤へ伝播することを防止できる。また、ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)10のH形鋼(芯材)2を本設地下壁9の一部として利用できるので、ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)10を本設地下壁9の壁厚の一部と見なす強度計算が可能となり、本設地下壁9の壁厚を実質的に薄く実施できる。よって、施工費のコストダウン及び地下空間の有効利用を図ることができる。さらに、前記防振材3の設置工事はソイルセメント柱列壁(地中連続壁)10を構築する際に完了でき、また、前記防振材6の設置工事は、H形鋼(芯材)2の掘削側面2aへのスタッド5の打設作業とほぼ同時期に行い得るので、施工性がよく工期の短縮に寄与することができるのである。
図5A〜Eは、請求項6に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法の工程図を順に示している。ちなみに、図示例では、ソイルセメント地中連続壁として、ソイルセメント柱列壁で実施している。
この実施例2に係る構築工法は、上記実施例1に係る構築工法と比して、主に、隣接するH形鋼2のフランジ部に設けた防振材3と防振材3との間に連続するように設ける防振材6の設置を(図1C〜図1E参照)、ソイルセメント地中連続壁20を構築する段階で完了させていることが相違する。なお、前記芯材2、防振材3、スタッド5等の構成部材については、上記実施例1に係る構成部材と同一の構成なので同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
この実施例2に係る構築工法は、図5Aに示したように、地盤の掘削孔内にソイルセメント1を充填すると共に、外周面に防振材3を密着して設けたH形鋼等の芯材2と、前記芯材2の掘削側のフランジ面2aとほぼ面一で当該芯材2の外周面に設けた防振材3と連続する構成の防振材12とを、削孔されたソイルセメント柱内に建て込み、前記ソイルセメント1を固化せしめてソイルセメント柱列壁20を構築する。
ここで、前記防振材12を設ける手段として、ゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により防振材12を設けた間隔保持部材11(図7参照)を、芯材2同士の間に建て込むことにより実現している(請求項7記載の発明)。なお、本実施例2に係る前記間隔保持部材11は、薄型の鋼板プレートで、前記H形鋼2のウエブ部に設けた防振材3に当接(内接)するように建て込んで実施しているが、この限りでなく、前記防振材12を、隣接するH形鋼2のフランジ部に設けた防振材3と防振材3との間に確実に設けることができれば、形状及び大きさ等は特に限定されない。
前記ソイルセメント柱列壁20の構築を完成した後、図示を省略した掘削機械やソイルセメント除去用機械等によって地盤の根切り作業を行うが、図5Bに示したように、H形鋼2の掘削側のフランジ面2aと、前記H形鋼2のフランジ面2aとほぼ面一となる前記防振材12とが露出する程度までソイルセメントを除去する。
しかる後、図5Cに示したように、前記露出したH形鋼2の掘削側のフランジ面2aにスタッド5を打設する。その後は、図5Dと図5Eに示したように、前記スタッド5を利用して前記H形鋼2と本設地下壁9とを一体化して合成地下壁を構築して完了する(以上、請求項6記載の発明)。
なお、前記芯材たるH形鋼2の外周面に防振材3を設ける手段としては、上記実施例1と同様に、前記H形鋼2の外周面にゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により実施することができる(請求項10記載の発明)。
本実施例では、ソイルセメント柱列壁20で実施しているがこれに限定されず、上記実施例1と同様に、H形鋼2等の芯材2とソイルセメント1とから成るソイルセメント地中連続壁であれば、ほぼ同様に実施することができる。また、本実施例では、芯材としてH形鋼2で実施しているがこれに限定されず、I形鋼、或いは角形鋼管等でもほぼ同様に実施することができる。
よって、上述した構築工法により構築したソイルセメント柱列壁(地中連続壁)20を利用した防振型合成地下壁は、図5Eに示したように、前記H形鋼(芯材)2の掘削側面にスタッド5が打設され、同スタッド5を利用して前記H形鋼(芯材)2と本設地下壁9とが一体化されて合成地下壁が構築され、前記H形鋼(芯材)2におけるスタッド5が打設された掘削側面2aを除く外周面全面と、同H形鋼(芯材)2の掘削側面2aを除く前記ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)20と本設地下壁9との間に、防振材3及び12が連続して設けられ、前記ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)20から本設地下壁9への振動伝達を遮断する構造とされるのである(請求項1及び2記載の発明)。
したがって、上記ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)20を利用した防振型合成地下壁およびその構築工法によれば、図5Eに示したように、ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)20から本設地下壁9への振動伝達を防振材3及び防振材12により遮断する構造となるので、隣接する地下鉄、高速道路、或いは工場等を振源とした地盤振動が建物内へ伝播することを防止できる。或いは、建物内部から発生する振動が周辺地盤へ伝播することを防止できる。また、ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)20のH形鋼(芯材)2を本設地下壁9の一部として利用できるので、ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)20を本設地下壁9の壁厚の一部と見なす強度計算が可能となり、本設地下壁9の壁厚を実質的に薄く実施できる。よって、施工費のコストダウン及び地下空間の有効利用を図ることができる。さらに、前記防振材3及び防振材12の設置工事はソイルセメント柱列壁(地中連続壁)20を構築する際に、ともに完了することができるので、上記実施例1より更に、施工性がよく工期の短縮に寄与することができるのである。
図6A〜Eは、請求項8に記載した発明に係るソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法の工程図を順に示している。ちなみに、図示例では、ソイルセメント地中連続壁として、ソイルセメント柱列壁で実施している。
この実施例3に係る構築工法は、上記実施例1に係る構築工法と比して、主に、隣接するH形鋼2のフランジ部に設けた防振材3と防振材3との間に連続するように設ける防振材6の設置を(図1C〜図1E参照)、ソイルセメント地中連続壁30を構築する段階で完了させていることが相違する。また、上記実施例2に係る構築工法と比して、主に、防振材12を設けた間隔保持部材11の設置位置を、H形鋼(芯材)2の掘削側面ではなく、その反対側の地盤側面で実施していることが相違する。なお、前記芯材2、防振材3、スタッド5等の構成部材については、上記実施例1に係る構成部材と同一の構成なので同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
この実施例3に係る構築工法は、図6Aに示したように、地盤の掘削孔内にソイルセメント1を充填すると共に、地盤側面に防振材3を密着して設けたH形鋼等の芯材2と、前記芯材2の地盤側面に設けた防振材3と連続する構成の防振材12とを、削孔されたソイルセメント柱内に建て込み、前記ソイルセメント1を固化せしめてソイルセメント柱列壁30を構築する。
ここで、前記防振材12を設ける手段として、ゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により防振材12を設けた間隔保持部材11(図7参照)を、芯材2同士の間に建て込むことにより実現している(請求項9記載の発明)。なお、本実施例3に係る前記間隔保持部材11は、薄型の鋼板プレートで、前記H形鋼2の地盤側のフランジ部の裏面に当接(内接)するように建て込んで実施しているが、この限りでなく、前記防振材12を、隣接するH形鋼2のフランジ部に設けた防振材3と防振材3との間に確実に設けることができれば、形状及び大きさ等は特に限定されない。
前記ソイルセメント柱列壁30の構築を完成した後、図示を省略した掘削機械やソイルセメント除去用機械等によって地盤の根切り作業を行うが、図6Bに示したように、H形鋼2の掘削側のフランジ面2aが露出する程度までソイルセメントをほぼ面一に除去する。
しかる後、図6Cに示したように、前記露出したH形鋼2の掘削側のフランジ面2aにスタッド5を打設する。その後は、図6Dと図6Eに示したように、前記スタッド5を利用して前記H形鋼2と本設地下壁9とを一体化して合成地下壁を構築して完了する(以上、請求項8記載の発明)。
なお、前記芯材たるH形鋼2の地盤側面に防振材3を設ける手段としては、上記実施例1と同様に、前記H形鋼2の外周面にゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により実施することができる(請求項10記載の発明)。
本実施例では、ソイルセメント柱列壁30で実施しているがこれに限定されず、上記実施例1及び実施例2と同様に、H形鋼2等の芯材2とソイルセメント1とから成るソイルセメント地中連続壁であれば、ほぼ同様に実施することができる。また、本実施例では、芯材としてH形鋼2で実施しているがこれに限定されず、I形鋼、或いは角形鋼管等でもほぼ同様に実施することができる。
よって、上述した構築工法により構築したソイルセメント柱列壁(地中連続壁)30を利用した防振型合成地下壁は、図6Eに示したように、前記H形鋼(芯材)2の掘削側面にスタッド5が打設され、同スタッド5を利用して前記H形鋼(芯材)2と本設地下壁9とが一体化されて合成地下壁が構築され、前記H形鋼(芯材)2における地盤側面と、隣接するH形鋼(芯材)2同士との間に、防振材3及び12が連続して設けられ、前記ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)10から本設地下壁9への振動伝達を遮断する構造とされるのである(請求項3記載の発明)。
したがって、上記ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)30を利用した防振型合成地下壁およびその構築工法によれば、図6Eに示したように、ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)30から本設地下壁9への振動伝達を防振材3及び防振材12により遮断する構造となるので、隣接する地下鉄、高速道路、或いは工場等を振源とした地盤振動が建物内へ伝播することを防止できる。或いは、建物内部から発生する振動が周辺地盤へ伝播することを防止できる。また、ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)30のH形鋼(芯材)2を本設地下壁9の一部として利用できるので、ソイルセメント柱列壁(地中連続壁)30を本設地下壁9の壁厚の一部と見なす強度計算が可能となり、本設地下壁9の壁厚を実質的に薄く実施できる。よって、施工費のコストダウン及び地下空間の有効利用を図ることができる。さらに、前記防振材3及び防振材12の設置工事はソイルセメント柱列壁(地中連続壁)30を構築する際に、ともに完了することができるので、上記実施例1より更に、施工性がよく工期の短縮に寄与することができるのである。
以上に実施例を図1〜図7に基づいて説明したが、本発明は、図示例の実施形態の限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
A〜Eは、請求項4に記載したソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法を段階的に示した工程図である。 外周面に防振材を備えた芯材を示した断面図である。 外周面に防振材を備えた芯材のバリエーションを示した断面図である。 請求項1及び請求項2に記載したソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁を示した断面図である。 A〜Eは、請求項6に記載したソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法を段階的に示した工程図である。 A〜Eは、請求項8に記載したソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法を段階的に示した工程図である。 防振材を設けた間隔保持部材を示した斜視図である。 従来技術を示した断面図である。
符号の説明
1 ソイルセメント
2 H形鋼(芯材)
2a フランジ面
3 防振材
4 露出面
5 スタッド
6 防振材
7 縦横筋
8 型枠
9 本設地下壁
10 ソイルセメント柱列壁(ソイルセメント地中連続壁)
11 間隔保持部材
12 防振材
20 ソイルセメント柱列壁(ソイルセメント地中連続壁)
30 ソイルセメント柱列壁(ソイルセメント地中連続壁)

Claims (10)

  1. H形鋼等の芯材が埋設されたソイルセメント地中連続壁において、
    前記芯材における掘削側面にスタッドが打設され、同スタッドを利用して前記芯材と本設地下壁とが一体化されて合成地下壁が構築されていること、
    前記ソイルセメント地中連続壁には、同ソイルセメント地中連続壁から本設地下壁への振動伝達を遮断するような構造の防振材が設けられていることを特徴とする、ソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁。
  2. 防振材は、芯材における掘削側面を除く外周面全面と、同芯材の掘削側面を除く前記ソイルセメント地中連続壁の露出面と本設地下壁との間に連続して設けられ、前記ソイルセメント地中連続壁から本設地下壁への振動伝達を遮断する構造とされていることを特徴とする、請求項1に記載したソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁。
  3. 防振材は、芯材における地盤側面と、隣接する芯材同士の間に連続して設けられ、前記ソイルセメント地中連続壁から本設地下壁への振動伝達を遮断する構造とされていることを特徴とする、請求項1に記載したソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁。
  4. 地盤の掘削孔内にソイルセメントを充填すると共に、外周面に防振材を設けたH形鋼等の芯材を建て込み、前記ソイルセメントを固化せしめてソイルセメント地中連続壁を構築する工程と、
    地盤の根切りと共に、前記芯材の掘削側面が露出する程度までソイルセメントを除去する工程と、
    露出した前記芯材の掘削側面にスタッドを打設すると共に、同芯材の掘削側面を除く前記ソイルセメント地中連続壁の露出面に、前記芯材の外周面に設けた防振材と連続するような防振材を設ける工程と、
    前記スタッドを利用して前記芯材と本設地下壁とを一体化して合成地下壁を構築する工程とから成ることを特徴とする、ソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法。
  5. 前記ソイルセメント地中連続壁の露出面に設ける防振材は、当該露出面に、ゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により、前記芯材の外周面に設けた防振材と連続するように設けることを特徴とする、請求項4に記載したソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法。
  6. 地盤の掘削孔内にソイルセメントを充填すると共に、外周面に防振材を設けたH形鋼等の芯材と、前記芯材の掘削側面とほぼ面一で当該芯材の外周面に設けた防振材と連続する構成の防振材とを建て込み、前記ソイルセメントを固化せしめてソイルセメント地中連続壁を構築する工程と、
    地盤の根切りと共に、前記芯材の掘削側面と、前記芯材の掘削側面とほぼ面一で当該芯材の外周面に設けた防振材と連続する構成の防振材とが露出する程度までソイルセメントを除去する工程と、
    露出した前記芯材の掘削側面にスタッドを打設し、同スタッドを利用して前記芯材と本設地下壁とを一体化して合成地下壁を構築する工程とから成ることを特徴とする、ソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法。
  7. 芯材の掘削側面とほぼ面一で当該芯材の外周面に設けた防振材と連続する構成の防振材は、ゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により防振材を設けた間隔保持部材を、隣接する芯材同士の間に建て込むことにより形成することを特徴とする、請求項6に記載したソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法。
  8. 地盤の掘削孔内にソイルセメントを充填すると共に、地盤側面に防振材を設けたH形鋼等の芯材と、同防振材と連続する構成の防振材とを建て込み、前記ソイルセメントを固化せしめてソイルセメント地中連続壁を構築する工程と、
    地盤の根切りと共に、前記芯材の掘削側面が露出する程度までソイルセメントを除去する工程と、
    露出した前記芯材の掘削側面にスタッドを打設し、同スタッドを利用して前記芯材と本設地下壁とを一体化して合成地下壁を構築する工程とから成ることを特徴とする、ソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法。
  9. 芯材の地盤側面に設けた防振材と連続する構成の防振材は、ゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により防振材を設けた間隔保持部材を、隣接する芯材同士の間に建て込むことにより形成することを特徴とする、請求項8に記載したソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法。
  10. 芯材には、ゴムシートを貼り付ける手段、吸水すると膨張してゲル状になるゲル状防振材を塗布する手段、発砲ウレタンを吹き付ける手段、或いはグラスウールを貼り付ける手段により防振材を設けることを特徴とする、請求項4又は6又は8に記載したソイルセメント地中連続壁を利用した防振型合成地下壁の構築工法。
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