JP2006118152A - 開削方式による円形暗渠の構築方法 - Google Patents
開削方式による円形暗渠の構築方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】本発明は、開削工法により円形の地下水路を構築する場合に使用される円形頂版外型枠に係り、例え急傾斜地に円形暗渠を築造する場合においても、コンクリート打設中の充填の確認と型枠内部に残った空気やブリージングの除去を容易にし、型枠のコスト低減と施工性の向上による工期短縮効果が見込めるメッシュ型枠を提供することが課題である。
【解決手段】円形暗渠の築造方法として、暗渠の断面形状が馬蹄形状で上半分が半円形状,半楕円形状または半多角形状のいずれかで、応力を分散させる形状である暗渠の円形頂版外型枠9にメッシュ型枠を使用しコンクリート躯体を形成することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】円形暗渠の築造方法として、暗渠の断面形状が馬蹄形状で上半分が半円形状,半楕円形状または半多角形状のいずれかで、応力を分散させる形状である暗渠の円形頂版外型枠9にメッシュ型枠を使用しコンクリート躯体を形成することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、円形暗渠の頂版型枠工法に関するものである。
従来は、第4図に示すように、円形暗渠を開削工法により構築する場合、山留め杭1を設けて杭内の土を掘削、除去した後、円形暗渠のコンクリートを打設するための円形頂版外型枠11を、木製または鋼製型枠を使用し、コンクリート打設用の開口部を数カ所設け、コンクリート打設後に閉塞し円形暗渠を構築している。
なし
なし
地下水路を築造する場合には、まず施工性の良い箱形暗渠を検討し埋設深が深い場合や流水の内部摩擦損失等により、箱形暗渠が適当でない場合に円形暗渠を築造している。さらに、埋設深の浅い所から深い所までの傾斜部の勾配を、道路占用工事が交通流阻害への影響抑止、工事施工用地の確保性、建設発生土の抑制および建設工事費の縮減が課題となり、傾斜部の勾配が急傾斜になっている。例えば、構造物の土被りを2.5m、河川横断のための推進管の土被りを10.5mとし、傾斜部の水平距離を16mと仮定した場合、この勾配は50%で約30度となる。このような急傾斜地に円形暗渠の円形頂版外型枠を従来の木製または鋼製型枠を使用し築造すると、密閉性が高いためコンクリートの充填の確認が行えないばかりか、型枠内部に残った空気やブリージングの影響により目的とする品質の構造物が得らないなどの課題がある。
請求項1の発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、円形暗渠の築造方法として、円形暗渠の円形頂版外型枠にメッシュ型枠を使用し、開放型構造とすることを最も主要な特徴とする。
また請求項2の発明は、断面形状が馬蹄形状で上半分が半円形状,半楕円形状または半多角形状のいずれかで、応力を分散させる形状である暗渠の頂版外型枠にメッシュ型枠を使用し、そのメッシュ型枠を存置することを特徴とする。
上記の工法により、現場用地および周辺環境により円形暗渠の勾配が急である場合でも、円形頂版外型枠にメッシュ型枠を使用することにより、コンクリートの充填を目視確認が行え、かつ、ブリージングや型枠内の空気の除去が十分に行えるため密実なコンクリート構造物が得られる。また、従来と比べても材料費が安くなり、軽量で作業性が良く、型枠を存置とすることができるため工期短縮の効果も見込める。
円形暗渠のコンクリート充填性およびブリージングや型枠内の空気の除去を行うことを目的とし、メッシュ型枠を使用することにより実現した。
次に、本発明に係る円形暗渠の円形頂版外型枠について図面を参照して説明する。なお、発明の理解容易のため従来例に対応する部分には従来例と同一符号を付けて説明する。図1は本発明の実施の形態の円形暗渠における外壁型枠の施工状況を示す図、図2−(A)〜(D)は本実施の形態の型枠工法の施工順序を説明する図である。
具体的には、図2−(A)に示すように、本実施の形態の円形暗渠10の開削工法による構築方法において、山留め杭1を設けて杭内側の土を掘削、除去した後、基礎コンクリート2を打設する。この際、内部円形型枠4を固定するためのスペーサー3とアンカーボルト5を基礎コンクリート2に差し込んでおく。その後、基礎コンクリート2の養生を行い、鉄筋および内部円形型枠4を組立、底版コンクリートを打設する。
次に図2−(B)に示すように、まず、鉄筋の組立を行った後に内部円形型枠4の組立を角材6aとサポート7を用いて組み立てる。その後、内部円形型枠4を基準とし間隔保持部材であるセパレーター8を使用し、円形頂版外型枠9の位置を決め角材6bを使用し固定し組み立てる。
この際に使用するメッシュ型枠に接する箇所のセパレーターには埋込み式のPコン(防水型または塩害防止型)を使用しておく、これは、コンクリート打設完了後に外部頂版型枠の脱型をせずに施工するためであり、外部支保工材を撤去した後に埋込み式のPコンに埋込み栓をすることにより、セパレーター箇所からの漏水を防止することが可能となる。(図3参照)
次に図2−(C)に示すように、円形頂版外型枠9に設けた開口部よりコンクリートを打設しバイブレーターにより締め固める。また、コンクリート打設高と調整し開口部を閉じる。しかし、円形頂版外型枠9にメッシュ型枠を使用しているため、コンクリートの充填の確認および空気やブリージングの除去が容易に出来る。
また、コンクリート打設完了後にメッシュ型枠から漏出しているノロを、コテにより押さえることにより仕上がりの状態が良くなる。
次に図2−(D)に示すように、コンクリートを十分に養生した後、内部円形型枠4および角材6やサポート7の解体撤去を行う。この際、円形頂版外型枠9はメッシュ型枠を使用しているため、存置とすることができ型枠脱型の必要がなく、工期の短縮ができる。
開削工法による暗渠の頂版外型枠にメッシュ型枠を使用することによって、作業員によるコンクリートの充填性の確認が不可欠な用途にも適用できる。
1 シートパイル
2 基礎コンクリート
3 スペーサー(鉄筋)
4 内部円形型枠(通常 木製または鋼製)
5 アンカーボルト
6a、6b 支保工材(通常 木製または鋼製の角材)
7 サポート
8 セパレーター
9 円形頂版外型枠(メッシュ型枠)
10 打設された円形暗渠
11 円形頂版外型枠(木製・鋼製)
12 スペーサー(パイプ)
13 Pコン(撤去補修タイプ)
14 Pコン(埋込み式 防水型または塩害防止型)
15 埋込み栓
2 基礎コンクリート
3 スペーサー(鉄筋)
4 内部円形型枠(通常 木製または鋼製)
5 アンカーボルト
6a、6b 支保工材(通常 木製または鋼製の角材)
7 サポート
8 セパレーター
9 円形頂版外型枠(メッシュ型枠)
10 打設された円形暗渠
11 円形頂版外型枠(木製・鋼製)
12 スペーサー(パイプ)
13 Pコン(撤去補修タイプ)
14 Pコン(埋込み式 防水型または塩害防止型)
15 埋込み栓
Claims (2)
- 円形暗渠の開削方式による構築方法において、山留め杭を設けて杭内側の土を掘削、除去した後、当該円形暗渠を構築するためのコンクリートを打設するため、円形頂版外型枠にメッシュ型枠を使用し、内側の円形型枠よりセパレーター等の間隔保持部材により、構造物寸法を確保しコンクリートを打設し、円形頂版外型枠より型枠内部の空気およびブリージングを除去し、また充填性の確認をすることを特徴とする円形暗渠の構築方法
- 暗渠の開削方式による構築方法において、断面形状が馬蹄形状で上半分が半円形状,半楕円形状または半多角形状のいずれかで、応力を分散させる形状である暗渠の頂版外型枠にメッシュ型枠を使用する構築方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004305087A JP2006118152A (ja) | 2004-10-20 | 2004-10-20 | 開削方式による円形暗渠の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004305087A JP2006118152A (ja) | 2004-10-20 | 2004-10-20 | 開削方式による円形暗渠の構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006118152A true JP2006118152A (ja) | 2006-05-11 |
Family
ID=36536283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004305087A Pending JP2006118152A (ja) | 2004-10-20 | 2004-10-20 | 開削方式による円形暗渠の構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006118152A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102535404A (zh) * | 2012-01-11 | 2012-07-04 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 循环水管沟高爬坡段施工装置及其施工方法 |
CN109881646A (zh) * | 2019-03-06 | 2019-06-14 | 中国电建集团北京勘测设计研究院有限公司 | 一种水电工程用于固定大型阀门的混凝土支墩施工方法 |
JP7314237B2 (ja) | 2019-09-25 | 2023-07-25 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板撮像装置及び基板撮像方法 |
-
2004
- 2004-10-20 JP JP2004305087A patent/JP2006118152A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102535404A (zh) * | 2012-01-11 | 2012-07-04 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 循环水管沟高爬坡段施工装置及其施工方法 |
CN102535404B (zh) * | 2012-01-11 | 2014-04-09 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 循环水管沟高爬坡段施工装置及其施工方法 |
CN109881646A (zh) * | 2019-03-06 | 2019-06-14 | 中国电建集团北京勘测设计研究院有限公司 | 一种水电工程用于固定大型阀门的混凝土支墩施工方法 |
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