JP2009068203A - 親杭横矢板からなる土留め壁、親杭横矢板からなる土留め壁の止水構造、及び親杭横矢板からなる土留め壁の構築方法、並びに親杭横矢板からなる土留め壁の止水工法 - Google Patents
親杭横矢板からなる土留め壁、親杭横矢板からなる土留め壁の止水構造、及び親杭横矢板からなる土留め壁の構築方法、並びに親杭横矢板からなる土留め壁の止水工法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】親杭横矢板1は、所定の間隔で地盤10内に打設される親杭2と、親杭2間に設置される横矢板3と、地盤10の帯水層6、8内の地下水の流れを遮断する位置にのみそれぞれ形成される止水部4とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明による親杭横矢板からなる土留め壁によれば、地盤内の地下水の流れを遮断するように止水部が形成されているので、地盤を掘削して空洞部を形成する際に、背面地盤から空洞部構築予定箇所への地下水の突出及び土砂の流出を防止することができる。したがって、背面地盤の崩落を防止することができるとともに、横矢板入れ作業を安全に、かつ、効率良く施工することが可能となる。
また、地盤内の地下水の流れを遮断する位置にのみ止水材を充填して止水部を形成するので、地盤全体に止水材を注入して地盤を改良する場合よりも、止水材の量及び注入時間を少なくすることができるので、コストの低減及び工期を短縮することができる。
本発明による親杭横矢板からなる土留め壁によれば、止水部の止水面は、地下水の流れの方向に対して傾斜するので、下流側に向かって水平に作用する地下水の圧力は、止水部に対して垂直に作用する水圧よりも小さくなる。したがって、止水部が地下水の流れに対して垂直に形成されていて、水圧がそのままの大きさで下流側に水平に作用する場合と比べて、下流側に向かって作用する圧力(以下、背面水圧という)を低減することができる。
本発明による親杭横矢板からなる土留め壁の止水構造によれば、地盤の地下水の流れを遮断するように止水部が形成されているので、地盤を掘削して空洞部を形成する際に、背面地盤内から空洞構築予定箇所への地下水の突出及び土砂の流出を防止することができる。したがって、背面地盤の崩落を防止することができるとともに、横矢板入れ作業を安全に、かつ、効率良く施工することが可能となる。
また、地盤内の地下水の流れを遮断する位置にのみ止水材を充填して止水部を形成するので、地盤全体に止水材を注入して地盤を改良する場合よりも、止水材の量及び注入時間を少なくすることができるので、コストの低減及び工期を短縮することができる。
本発明による親杭横矢板からなる土留め壁の止水構造によれば、止水部の止水面は地下水の流れの方向に対して傾斜する止水面を備えるので、下流側に向かって水平に作用する地下水の圧力は、止水部に対して垂直に作用する水圧よりも小さくなる。したがって、止水部が地下水の流れに対して垂直に形成されていて、水圧がそのままの大きさで下流側に水平に作用する場合と比べて、下流側に向かって作用する背面水圧を低減することができる。
図1〜図3は、本発明の第一実施形態に係る親杭横矢板1の設置状況を示し、それぞれ平面図、斜視図、側断面図である。
図4A〜図4Eは、本実施形態に係る親杭横矢板1の設置方法を示す図である。
図6A〜図6Gは、本実施形態に係る親杭横矢板21の設置方法を示す図である。
2 親杭
3 横矢板
4 止水部
5 第一の不透水層
6 第一の帯水層
7 第二の不透水層
8 第二の帯水層
9 土丹層
10 地盤
11 削孔機
12 ロッド
13 空洞部
14 背面地盤
15 鉛直孔
16、17 斜孔
21 親杭横矢板
24 止水部
24a 止水面
Claims (8)
- 地盤の崩壊を防止するための親杭横矢板からなる土留め壁であって、
前記地盤内の地下水の流れを遮断する位置にのみ形成される止水部を備えることを特徴とする親杭横矢板からなる土留め壁。 - 前記止水部は、地下水に接する前記止水部の止水面がその地下水の流れの方向に対して傾斜するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の親杭横矢板からなる土留め壁。
- 地盤の崩壊を防止するための親杭横矢板からなる土留め壁の止水構造であって、
前記地盤内の地下水の流れを遮断する位置にのみ形成される止水部を備えることを特徴とする親杭横矢板からなる土留め壁の止水構造。 - 前記止水部は、地下水に接する前記止水部の止水面がその地下水の流れの方向に対して傾斜するように形成されることを特徴とする請求項3に記載の親杭横矢板からなる土留め壁の止水構造。
- 地盤の崩壊を防止するための親杭横矢板からなる土留め壁の構築方法において、
前記土留め壁の構築予定位置に間隔をおいて複数の親杭を打設する打設工程と、
前記地盤内の地下水の流れを遮断する箇所にのみ止水材を充填して止水部を形成する止水部形成工程と、
前記地盤の所定の位置を掘削して、前記親杭間に横矢板を設置する横矢板設置工程とを備えることを特徴とする親杭横矢板からなる土留め壁の構築方法。 - 地下水に接する前記止水部の止水面を、その地下水の流れの方向に対して傾斜するように形成することを特徴とする請求項5に記載の親杭横矢板からなる土留め壁の構築方法。
- 地盤の崩壊を防止するための親杭横矢板からなる土留め壁の止水工法において、
前記地盤内の地下水の流れを遮断する箇所にのみ止水材を充填して止水部を形成することを特徴とする親杭横矢板からなる土留め壁の止水工法。 - 地下水に接する前記止水部の止水面を、その地下水の流れの方向に対して傾斜するように形成することを特徴とする請求項7に記載の親杭横矢板からなる土留め壁の止水工法。
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