JP3751726B2 - プレキャストコンクリート板、コンクリートスラブおよび構築物 - Google Patents

プレキャストコンクリート板、コンクリートスラブおよび構築物 Download PDF

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    • E04B5/16Load-carrying floor structures wholly or partly cast or similarly formed in situ
    • E04B5/32Floor structures wholly cast in situ with or without form units or reinforcements
    • E04B5/326Floor structures wholly cast in situ with or without form units or reinforcements with hollow filling elements

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプレキャストコンクリート板、コンクリートスラブおよび構築物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋コンクリート造などの建物は、ほとんどがプレキャストコンクリート板によってスラブを構築している。このコンクリートスラブに各種配管のための段差部を構築するには、図8に示すように、一方のプレキャストコンクリート板30を下側にずらして段差部31を形成し、この段差部31を補強するためにあばら筋32を配筋したり、あるいは床のスラブ筋33をベンド筋にしたりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような段差部における配筋は複雑であるため、現場における鉄筋加工や施工に大変な手間がかかって、作業効率が悪かった。
【0004】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンクリートスラブに段差部を形成する際に、現場における鉄筋加工をなくすとともに、現場施工を容易にして作業効率の向上を図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するための手段は、請求項1の発明が、所定の大きさのコンクリート板を所定のエリアに分割し、その一方のエリアに背の高いトラス筋をその上部がコンクリート板の一面から突出するように適宜間隔をもって配筋し、他方のエリアには背の低いトラス筋をその上部がコンクリート板の一面から突出するように適宜間隔をもって配筋し、前記背の高いトラス筋と背の低いトラス筋の端部をコンクリート板の所定箇所において長さ方向でかつ上下に重ね合わせて配筋し、前記背の高いトラス筋間に、長辺方向の長さが背の高いトラス筋の配筋間隔以下である軽量型枠を適宜間隔をもって配設したことを特徴とする。
またコンクリートスラブが、所定の大きさのコンクリート板を所定のエリアに分割し、その一方のエリアに背の高いトラス筋をその上部がコンクリート板の一面から突出するように適宜間隔ごとに配筋するとともに、これらのトラス筋間に軽量型枠を適宜間隔で配設し、他方のエリアには背の低いトラス筋をその上部がコンクリート板の一面から突出するように適宜間隔ごとに配筋し、前記背の高いトラス筋と背の低いトラス筋の端部をコンクリート板の所定箇所において長さ方向でかつ上下に重ね合わせて配筋した複合プレキャストコンクリート板と、トラス筋をその上部がコンクリート板の一面から突出するように適宜間隔ごとに配筋し、これらのトラス筋間に軽量型枠を適宜間隔で配設した中空プレキャストコンクリート板とを梁間に複数配設し、上記複合プレキャストコンクリート板における背の低いトラス筋が配筋されたエリアと中空プレキャストコンクリート板との接合部には、前記軽量型枠よりも幅狭な小型軽量型枠が配設され、該小型軽量型枠が配設された箇所には、背の高いトラスに沿ってこれの半分の長さの補強用トラス筋が配筋され、前記軽量型枠を配設した部分と配設しない部分との間に段差部を形成してトップコンクリートを打設したことを特徴とする。
また構築物が、請求項2に記載のコンクリートスラブを備えたことを特徴とする。
【0006】
プレキャストコンクリート板においては、背の高いトラス筋と背の低いトラス筋の高低差により、これらのエリア間に段差部が形成される。また背の高いトラス筋と背の低いトラス筋の端部が長さ方向に重ね配筋されたことにより、段差部における強度が十分に大きくなる。さらに、背の高いトラス筋間に配設した軽量型枠を、長辺方向の長さが背の高いトラス筋の配筋間隔以下としたので、前記トラス筋と直交した鉄筋を配筋する間隙部が多く形成される。
【0007】
またコンクリートスラブにおいては、複合プレキャストコンクリート板と隣接した中空プレキャストコンクリート板には軽量型枠の間隙部が多く形成されるので、トラス筋と直交した鉄筋を多く配筋することができる。
【0008】
また、トラス筋と直交した鉄筋が多く配筋されたコンクリートスラブを有する構築物となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のプレキャストコンクリート板、コンクリートスラブおよびその構築物の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はプレキャストコンクリート板の平面図、図2の(1)は図1のA−A線断面図、同図の(2)は同B−B線断面図である。
【0010】
図1はプレキャストコンクリート板(以下、薄肉PC板という)1を示し、平面矩形のコンクリート板2と、トラス筋3、4から構成されている。
【0011】
前記薄肉PC板1は所定の大きさおよび所定の厚さを備えたものであり、これを二つのエリア5、6、すなわち二つの領域に分割し、そのうちの一方のエリア5には3本の背の高いトラス筋3が、コンクリート板2の長辺方向に沿って適宜間隔ごとに配筋されている。
【0012】
このトラス筋3は、三角形状に配置された一本の上弦筋(トップ筋)7と二本の下弦筋(下端筋)8とが波形のラチス筋9で接合された三角トラスであり、前記下弦筋8がコンクリート板2内に埋設されて曲げ補強筋10に接合されているとともに、上部がコンクリート板2の上面から突出している。
【0013】
これら背の高いトラス筋3間には、軽量型枠11が適宜間隔ごとに配設されている。この軽量型枠11は長辺方向の長さが背の高いトラス筋3の配筋間隔以下であり、高さが背の高いトラス筋3よりも低い。前記背の高いトラス筋3の配筋間隔とは、図2の(2)におけるaの間隔をいい、軽量型枠11の長辺方向の長さはこれと同じか、あるいはこれよりも短い。
【0014】
軽量型枠11は打設されるコンクリートによって圧壊しないものが用いられ、例えば、発泡ポリスチレンのようなビーズ型内発泡成形による合成樹脂発泡成形品が使用される。しかし、この他にもエチレン系樹脂、プロピレン系樹脂等からなる発泡成形品等を使用することも可能である。なお、軽量型枠11の材質としては、コンクリートに対する軽量部材であれば特に限定するものではなく、中空鋼管にすることもできる。
【0015】
一方、前記エリア5、6のうちの他方のエリア6には、3本の背の低いトラス筋4が長辺方向に沿って適宜間隔ごとに配筋され、その端部が背の高いトラス筋3の端部に長さ方向で重ね配筋されている。この重ね配筋は少なくともラチス筋9の2山以上を重ね合わせている。この重ね合わせはトラス筋3、4同士を横に添わせる以外に、図1の(2)に示すように、上下に重ね合わせることもできる。このことにより重ね合わせ部における強度をさらに強めることができるとともに、トラス筋3、4同士を互いにずらして配筋する手間も省ける。
【0016】
また背の低いトラス筋4は、背の高いトラス筋3と同一構成であるが、背の高いトラス筋3の半分程度の高さしかなく、前記と同様に下端筋8がコンクリート板2内に埋設されて曲げ補強筋10に接合されているとともに、上部がコンクリート板2の上面から突出している。なお、背の低いトラス筋4間には軽量型枠11が配設されていない。
【0017】
これら背の高いトラス筋3と背の低いトラス筋4の高さは、段差の大きさに応じて決定され、例えば、段差を大きくするには、背の高いトラス筋3をさらに高くする一方、背の低いトラス筋4をさらに低くする。
【0018】
また、背の高いトラス筋3と背の低いトラス筋4の長さも、段差部の大きさに応じて決定され、例えば、面積の大きな段差部を構築する場合は、背の低いトラス筋4をさらに長くする一方、背の高いトラス筋3をさらに短くする。また端部の重ね配筋の重ね長さにより段差部における強度が自在に調節できる。
【0019】
次に、複合プレキャストコンクリート板と、中空プレキャストコンクリート板とを使用したコンクリートスラブを、図3〜図5に基づいて説明する。前記複合プレキャストコンクリートPC板15は、図1の薄肉PC板1と同じ構成であるが、本実施の形態においては符号を違えて説明する。すなわち、複合プレキャストコンクリート板15とは、図3および図5に示すように、背の高いトラス筋18と背の低いトラス筋23との間に、それぞれ軽量型枠20を適宜間隔ごとに配設した薄肉PC板をいう(以下、複合薄肉PC板という)。一方、中空プレキャストコンクリート板14とは、図4に示すような背の高いトラス筋18間に軽量型枠20が適宜間隔ごとに配設された薄肉PC板(以下、中空薄肉PC板という)をいう。
【0020】
コンクリートスラブ12は、図3に示すように、長尺梁13aと短尺梁13bとの間に設置された中空薄肉PC板14と、複合薄肉PC板15と、これらの上に配筋されたスラブ上端筋16、およびトップコンクリート17から構成されている。前記の複合薄肉PC板15は中央部に2枚並んで配設され、これらの両側に中空薄肉PC板14が配設されている。
【0021】
中空薄肉PC板14には、図4に示すように5本の背の高いトラス筋18がコンクリート板19の長辺方向に沿って適宜間隔ごとに配筋されている。これらの背の高いトラス筋18の下部はコンクリート板19に埋設されるとともに、上部がコンクリート板19の上面から突出し、この突出した背の高いトラス筋18間に8つの軽量型枠20が4列にわたって配設されている。
【0022】
前記軽量型枠20は長辺方向の長さが背の高いトラス筋18の配筋間隔以下、すなわち図4のbの間隔と同じか、あるいはそれよりも小さい。
【0023】
一方、この中空薄肉PC板14と隣接した複合薄肉PC板15には、二分割したエリアの一方21に背の高いトラス筋18が配筋されるとともに、他方のエリア22には、背の低いトラス筋23が配筋され、これらの端部が長さ方向に重ね配筋されている。この重ね配筋は少なくともラチス筋24の2山以上が重ね合わされているが、これ以上の重ね合わせもできる。
【0024】
また、背の高いトラス筋18間には軽量型枠20が、前記中空薄肉PC板14と同じ間隔で配設され、これらの軽量型枠20間には連結筋26が横方向、すなわち中空薄肉PC板14から複合薄肉PC板15にかけて配筋されることによりコンクリートスラブ12の荷重が長尺梁13a方向または短尺梁13b方向に沿って流れる。
【0025】
また、複合薄肉PC板15における背の低いトラス筋23が配筋されたエリア22と中空薄肉PC板14との接合部には、前記軽量型枠よりも幅狭な小型軽量型枠25が適宜間隔をもって配設されている。
【0026】
これらの軽量型枠20および小型軽量型枠25が配設されたエリア21と、これらが配設されていないエリア22との間には、図5に示すように、背の高いトラス筋18と背の低いトラス筋23との高低差、すなわち段差があり、これをもってトップコンクリート17が打設されて段差部27を形成せしめている。なお中空薄肉PC板14の小型軽量型枠25が配設された箇所には、背の高いトラス筋18の半分程度の長さの補強用トラス筋18aが配筋されている。
【0027】
上記のように、中空薄肉PC板14と複合薄肉PC板15に、長辺方向の長さがトラス筋18の配筋間隔以下の軽量型枠20と小型軽量型枠25とを配置すると、背の高いトラス筋18との直交方向に連結筋26を配筋して格子配筋とすることができるので、接合部の強度が十分に確保できる。また連結筋26を適宜長さの三角トラスにすると強度がさらに大きくなり、特に段差部27における強度を十分に確保できる。
【0028】
また、中空薄肉PC板14と複合薄肉PC板15との接合部および、これらの薄肉PC板14、15と長尺梁13aおよび短尺梁13bとの接合部にも連結筋26がそれぞれ配筋されている。
【0029】
図6は、複合薄肉PC板15と、これに隣接する中空薄肉PC板14に大型の軽量型枠28を配設するとともに、これよりも小さな軽量型枠20を配設した中空薄肉PC板14を、短尺梁13b側に配設したコンクリートスラブ12であり、前記軽量型枠20の長辺方向の長さが背の高いトラス筋18の配筋間隔以下である。このコンクリートスラブ12は、大きなせん断力が作用する周辺部において荷重を長尺梁13a方向および短尺梁13b方向に沿って流すことができる。すなわち、上記のように軽量型枠20を小割にして連結筋26を配筋したことにより、中空薄肉PC板14の端部に作用する大きなせん断力に対応することができる。また大型の軽量型枠28を配設した中空薄肉PC板14はせん断力が少ないので隔壁などを間引くことができる。
【0030】
図7は、図6とほとんど同一の構成であり、大型の軽量型枠28を配設した中空薄肉PC板14の一部、すなわち短尺梁13b側に配設した中空薄肉PC板14との接合部に小割の軽量型枠20を配設したコンクリートスラブ12である。このようなコンクリートスラブ12は、大きなせん断力が作用する周辺部において荷重を長尺梁13a方向および短尺梁13b方向に沿って流すことができるとともに、複合薄肉PC板15と中空薄肉PC板14との接合部の強度を十分に確保することができる。
【0031】
上記のコンクリートスラブ12を使用して鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造の構築物を構築すると、全体としてバランスのよい配筋のコンクリートスラブ12を備えた構築物となる(図示せず)。
【0032】
【発明の効果】
所定の大きさのコンクリート板を所定のエリアに分割し、その一方のエリアに背の高いトラス筋を配筋するとともに、他方のエリアには背の低いトラス筋を配筋し、前記背の高いトラス筋と背の低いトラス筋の端部をコンクリート板の所定箇所で長さ方向に重ね配筋したことにより、現場などにおいてトップコンクリートを打設するだけで段差部のあるコンクリートスラブが簡単に形成できる。
【0033】
背の高いトラス筋間に配設した軽量型枠を、長辺方向の長さが背の高いトラス筋の配筋間隔以下としたので、前記トラス筋と直交する鉄筋を配筋する間隙部が多く形成できる。
【0034】
背の高いトラス筋間に、長辺方向の長さが背の高いトラス筋の配筋間隔以下とした軽量型枠を配設したことにより、これらの軽量型枠間に連結筋を配筋すると、格子状の配筋となるのでコンクリートスラブの荷重を長尺梁方向および短尺梁方向に流すことができて、強度に応じた補強ができる。
【0035】
背の高いトラス筋と背の低いトラス筋の端部を、コンクリート板の所定箇所で長さ方向に重ね配筋したことにより、コンクリートスラブにおける段差部の強度を十分に確保できる。
【0036】
現場における鉄筋加工や複雑な配筋作業をすることなく、簡単な現場施工により段差部のあるコンクリートスラブが構築できる。
【0037】
中空薄肉PC板と複合薄肉PC板とを梁間に設置し、その上にトップコンクリートを打設するだけで段差部のあるコンクリートスラブが構築できるので、施工性を高め、かつ作業効率の向上を図ることができる。
【0038】
コンクリートスラブにおける段差部の強度を簡単な配筋で高めることができる。また中空薄肉PC板の端部に作用する大きなせん断力に対応する(耐える)ことができる。また大きなせん断力が作用する周辺部において荷重を長尺梁方向および短尺梁方向に沿って流すことができるとともに、複合薄肉PC板と中空薄肉PC板との接合部の強度を十分に確保することができる。
【0039】
全体としてバランスのよい配筋のコンクリートスラブを備えた構築物が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は薄肉PC板の平面図、(2)は重ね配筋の断面図である。
【図2】(1)は図1のA−A線断面図、(2)は同B−B線断面図である。
【図3】コンクリートスラブの一部切欠平面図である。
【図4】中空薄肉PC板の平面図である。
【図5】(1)は図3のC−C線断面図、(2)は同D−D線断面図、(3)はコンクリートスラブの段差部の断面図である。
【図6】コンクリートスラブの一部切欠平面図である。
【図7】コンクリートスラブの一部切欠平面図である。
【図8】(1)〜(3)は従来のコンクリートスラブの段差部の断面図である。
【符号の説明】
1 薄肉PC板
2、19 コンクリート板
3、18 背の高いトラス筋
4、23 背の低いトラス筋
5、21 一方のエリア
6、22 他方のエリア
11、20 軽量型枠
12 コンクリートスラブ
14 中空薄肉PC板
15 複合薄肉PC板
17 トップコンクリート
25 小型軽量型枠
26 連結筋
27 段差部
28 大型の軽量型枠

Claims (3)

  1. 所定の大きさのコンクリート板を所定のエリアに分割し、その一方のエリアに背の高いトラス筋をその上部がコンクリート板の一面から突出するように適宜間隔をもって配筋し、他方のエリアには背の低いトラス筋をその上部がコンクリート板の一面から突出するように適宜間隔をもって配筋し、前記背の高いトラス筋と背の低いトラス筋の端部をコンクリート板の所定箇所において長さ方向でかつ上下に重ね合わせて配筋し、前記背の高いトラス筋間に、長辺方向の長さが背の高いトラス筋の配筋間隔以下である軽量型枠を適宜間隔をもって配設したことを特徴とするプレキャストコンクリート板。
  2. 所定の大きさのコンクリート板を所定のエリアに分割し、その一方のエリアに背の高いトラス筋をその上部がコンクリート板の一面から突出するように適宜間隔ごとに配筋するとともに、これらのトラス筋間に軽量型枠を適宜間隔で配設し、他方のエリアには背の低いトラス筋をその上部がコンクリート板の一面から突出するように適宜間隔ごとに配筋し、前記背の高いトラス筋と背の低いトラス筋の端部をコンクリート板の所定箇所において長さ方向でかつ上下に重ね合わせて配筋した複合プレキャストコンクリート板と、
    トラス筋をその上部がコンクリート板の一面から突出するように適宜間隔ごとに配筋し、これらのトラス筋間に軽量型枠を適宜間隔で配設した中空プレキャストコンクリート板とを梁間に複数配設し、
    上記複合プレキャストコンクリート板における背の低いトラス筋が配筋されたエリアと中空プレキャストコンクリート板との接合部には、前記軽量型枠よりも幅狭な小型軽量型枠が配設され、該小型軽量型枠が配設された箇所には、背の高いトラスに沿ってこれの半分の長さの補強用トラス筋が配筋され、
    前記軽量型枠を配設した部分と配設しない部分との間に段差部を形成してトップコンクリート打設されてなることを特徴とするコンクリートスラブ。
  3. 求項2に記載のコンクリートスラブを備えたことを特徴とする構築物。
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