JP2006137003A - プリンタ、印刷制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷画像の記録に必要な濃度が全体的には低い(色の薄い)場合でも、一部に高い濃度の記録が必要な印刷ラインが存在すると、各色の搬送速度がその最大値を基準に設定されてしまう。
【解決手段】個々の発熱体に印加する通電時間の制御により、通電時間長に応じた濃淡を被記録媒体上に記録するサーマルヘッドを搭載したプリンタに、少なくとも現在の印刷ラインにおいて最も大きな印加エネルギーが与えられる発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように、被記録媒体の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する手段を設ける。
【選択図】図11

Description

発明の一つの形態は、サーマルヘッドを搭載したプリンタに関する。また、発明の一つの形態は、サーマルヘッドを搭載したプリンタによる印刷制御方法に関する。また、発明の一つの形態は、サーマルヘッドを搭載したプリンタを制御するプログラムに関する。
現在、サーマルヘッドを搭載するプリンタでは、印刷データの内容に関わらずライン周期及び被記録媒体の搬送速度が一定である。ここで、ライン周期とは、副走査方向の1ラインの印刷用に確保された一定時間をいう。
図1に、ライン位置と搬送速度との関係を示す。なお図1は、昇華型プリンタを印刷に使用する場合について表している。図中、Y、M、Cはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアンに対応する。
図2に、ライン位置とライン周期との関係を示す。なお図2の縦方向には、副走査方向に配列された発熱体の番号を示す。また図2の横方向には、1スキャン内のあるライン位置でのライン周期と、各発熱体に印加されるエネルギーの通電時間を表している。
図2に示すようにライン周期Tは固定である。このため、濃度の低い(色の薄い)画像を印刷する場合、1ラインの印刷時間(ライン周期)内でエネルギーの印加されないオフ時間が長くなる。すなわち、発色に寄与しない時間の割合が多くなる。
なお、画像を構成する各色の濃度データは全ての色で同じではない。そこで、ライン周期及び搬送速度を色毎に設定し、画像全体の印刷時間の短縮を図るものに特許文献1に開示された技術がある。
図3に、特許文献1に開示された技術を示す。図3に示すように、色毎に被記録媒体の搬送速度を設定する。また、ライン周期も搬送速度に応じて色毎に固定の値に設定する。
なお、Vyはイエローの濃淡を記録する際の搬送速度を表し、Vmはマゼンタの濃淡を記録する際の搬送速度を表し、Vcはシアンの濃淡を記録する際の搬送速度を表す。図3に示すように、各色の記録時において、被記録媒体の搬送速度は、サーマルヘッドが被記録媒体を1回スキャンする間一定に保たれる。
特開2000−168111号公報
確かに、特許文献1に開示された技術は、画像全体の印刷時間を短縮するのに効果的である。
しかし、画像全体の記録に必要な濃度が全体的には低い(色の薄い)場合でも、一部に高い濃度の記録が必要な印刷ラインが存在すると、各色の搬送速度がその最大値を基準に設定されてしまう。
図4に、ある一色についての濃淡分布をライン単位で示す。なお、縦軸は各ライン内の最大濃度値を示すものとする。また、横軸はライン位置を示すものとする。
図4よりこの色は全体的に記録濃度が低いことが分かる。その一方で、一部領域で濃度が非常に高くなっていることが分かる。特許文献1に示す技術の場合、この最も濃度の高い部分の濃淡を記録できるように、この色に関する搬送速度が決定される。
すなわち、特許文献1に開示された技術は、記録すべき濃度が平均的な場合には効果的であるが、濃淡の差が大きい場合には印刷時間の短縮効果を十分に発揮することができない。
発明者らは、以上の技術的課題に着目し、以下の技術手法を提案する。
すなわち、個々の発熱体に印加する通電時間の制御により、通電時間長に応じた濃淡を被記録媒体上に記録するサーマルヘッドを搭載したプリンタとして、少なくとも現在の印刷ラインにおいて最も大きな印加エネルギーが与えられる発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように、被記録媒体の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する手段を有するものを提案する。
なお、このプリンタは、(a)現在の印刷ラインの次に印刷予定の1ライン分の印刷データを測定する手段と、(b)サーマルヘッドを構成する発熱体のうち最も大きな印加エネルギーが与えられるものを選択する手段と、(c)選択された発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように被記録媒体の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する手段とを有するものとしても実現できる。
また、このプリンタは、(a)現在の印刷ライン以降に印刷予定の任意に連続した複数ライン分の印刷データを測定する手段と、(b)当該複数ライン内の印刷データにおいて、サーマルヘッドを構成する発熱体のうち最も大きな印加エネルギーが与えられるものを選択する手段と、(c)選択された発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように、現在の印刷ライン以降の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する手段とを有するものとしても実現できる。
発明に係る技術の採用により、1スキャン内の全ての印刷ラインについて、発色に寄与しない印刷時間が少なくなるように被記録媒体の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変できる。これにより、高濃度記録が部分的にしか発生しない場合にも印刷時間の短縮を実現できる。
以下、発明に係る技術手法を採用するプリンタの実施形態例を説明する。ここでは、昇華型プリンタについて説明する。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する実施形態は、発明の一つの実施形態であって、これらに限定されるものではない。
(A)昇華型プリンタの構成例
(A−1)サーマルヘッドと被記録媒体の配置関係
昇華型プリンタは、電流が流れると熱くなる発熱体を組み込んだサーマルヘッドと被記録媒体とを相対移動させる際、サーマルヘッドと被記録媒体との間に熱で溶融・昇華するインク(ワックス)を塗布したフィルムを配置することで、インクを被記録媒体に転写する方式のプリンタをいう。
なお、記録される色の濃淡は、発熱体に印加されるエネルギー量に応じて決定される。この実施形態では、印加電圧を一定とし、通電時間長を増減することで印加エネルギーを制御する方式を採用する。この場合、通電時間を長くすると記録される色は濃くなり、通電時間を短くすると記録される色が薄くなる。
また、この実施形態では、多色インクを使用するものとする。すなわち、フィルムにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)を配列したインクフィルム(インクリボン)を使用するものとする。
図5に、サーマルヘッド1と被記録媒体3との位置関係を示す。図5の場合、サーマルヘッド1は副走査方向と並行に配置する。この例の場合、サーマルヘッド1は固定ヘッドであり、被記録媒体3はサーマルヘッド1と直交する方向(主走査方向と逆方向)に搬送される。
なお、被記録媒体3の搬送動作は色毎に行われる。従って、3色を使用するこの実施形態の場合、3回の搬送動作が実行される。
(A−2)機能ブロック構成
図6に、昇華型プリンタの機能ブロック構成を示す。昇華型プリンタは、画像メモリ11、システム制御部13、プリント処理部15、搬送機構17、サーマルヘッド19で構成される。
画像メモリ11は、印刷データを一時的に保存する記憶デバイスである。ここでの印刷データは、階調データ(濃度データ)とする。
システム制御部13は、現在印刷中の印刷ライン以降に印刷される1つ又は複数の印刷ラインに対する印刷データを読み出して、各印刷ラインに割り当てるライン周期及び搬送速度を計算する処理デバイスである。具体的な制御手法は後述する。なお、ライン周期の逆数と搬送速度とを一致させることで、サーマルヘッド19に印加するエネルギーと印刷位置との関係を正常に保つことができる。
プリント処理部15は、画像メモリ11から読み出した印刷データに基づいてサーマルヘッド19上に配列された個々の発熱体に印加する電圧の通電時間を決定する処理デバイスである。
搬送機構17は、被記録媒体3を主走査方向とは逆方向に搬送する機械的な機構である。なお、印刷ラインは、図5の主走査方向へ順番に記録される。
サーマルヘッド19は、個々の画素に対応する発熱体が副走査方向に配列された印刷ヘッドである。前述の通り、この実施形態におけるサーマルヘッド19は固定ヘッドである。
(B)制御手法
続いて、システム制御部13に適用する制御例を説明する。
ここでは、画像全体の印刷時間を短縮するため、1スキャン内でも印刷データに応じて適応的にライン周期と搬送速度を可変する制御手法を採用する。なお、Y、M、Cの3色印刷の場合、スキャン動作は1回の印刷で3回実行される。
以下、その実現手法を説明する。
(B−1)制御例1
図7に、制御例1の処理概念を示す。この制御例では、現在の印刷ラインの次に印刷予定の1ライン分の印刷データに基づいて、ライン周期と搬送速度を適応的に可変する手法を示す。
図8に、この制御フローを説明する。
システム制御部13は、まず画像バッファ11より次の1ライン分の印刷データを読み出す(SP1)。
次に、システム制御部13は、読み出した印刷データ内で最も階調が高い値を検索する(SP2)。すなわち、発熱体に印加されるエネルギーのうち最大値を選択する。
図9に、1ライン分の印刷データ例を示す。縦軸は、印刷データの階調を示す。横軸は、副走査方向に並んだ発熱体の通し番号を示す。この例の場合、図中矢印Pで示す位置の印刷データが最大値となる。
次に、システム制御部13は、検索された最大値の印刷に必要な通電時間t-maxを下回らない範囲で、1ラインの印刷時間が少なくなるように被記録媒体の搬送速度Vとライン周期Tを決定する(SP3)。
図10に、各印刷ラインのライン周期Tを示す。図10では、印刷ライン1のライン周期をT1、印刷ライン2のライン周期をT2として表す。図10では、発熱体に印加されるエネルギーの最大値が印刷ライン1より印刷ライン2が小さい場合を表している。すなわち、ライン周期T2<ライン周期T1を表している。
続いて、システム制御部13は、決定した搬送速度Vとライン周期Tに基づいて、印刷データに対する適切な補正値(オフセット値)d-offsetを決定する(SP4)。補正値d-offsetは、対象ラインの搬送スピード及びライン周期に応じて、1ラインの印刷データのうち最大値以外の発熱体の印刷が適正に行われるよう印刷データに加算又は減算される値である。
この後、システム制御部13は、プリント処理部15及び搬送機構17にモータースピード、ライン周期T、補正値d-offsetを設定する(SP5)。ここで、システム制御部13は、プリント処理部15にライン周期Tと補正値d-offsetを与える。また、システム制御部13は、搬送機構17にモータースピードを与える。モータースピードは搬送速度Vに応じて与えられる。
この制御情報に基づいて、プリント処理部15及び搬送機構17は、所定のタイミングに次の1ラインの印刷を開始する。
新たな1ラインの印刷が開始されると、システム制御部13は、全ての印刷ラインについての処理が終了したか否かを判定する(SP6)。
ここで、否定結果が得られた場合、システム制御部13は、再びステップSP1の処理に戻り、前述した一連の処理を繰り返す。
一方、肯定結果が得られた場合、システム制御部13は、前述した一連の処理を終了する。
図11に、この制御手法を用いる場合のライン位置と搬送速度との関係を示す。なお、図中、Y、M、Cはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアンに対応する。図11は、縦軸に搬送速度V、横軸にライン位置を示す。
図11に示すように、各色ともにライン位置に応じて搬送速度Vが可変制御されていることが分かる。勿論、各ライン位置での印刷速度Vは、印刷対象とする印刷ライン内の最高濃度に応じて決定される。
この結果、1スキャン内に高濃度の記録が必要な印刷ラインと低濃度の記録だけで良い印刷ラインが混在する場合でも、各印刷ラインの印刷に必要十分な搬送速度で印刷を実行できる。すなわち、印刷に寄与しないまま無駄な時間を最小化できる。
特に、印加エネルギーが印刷面の全体について少ない画像であれば、全面を最高濃度の印刷データ(全面黒パターン)で印刷する場合に比べて常に高速印刷できる。
なお、搬送速度を可変制御しても、1ライン周期の逆数の速度で記録媒体を搬送すれば画像の1ライン分の距離は保たれる。すなわち、画像の位置ズレは生じない。
(B−2)制御例2
制御例1は、1ライン毎にライン周期及び搬送速度を制御する場合であったが、搬送機構の性能によっては1ライン毎の速度制御が困難な場合もありうる。このような場合に適した制御例2を説明する。
図12に、制御例2の処理概念を示す。この制御例では、現在の印刷ライン以降に印刷予定の任意の複数ライン分の印刷データに基づいて、ライン周期と搬送速度を適応的に可変する手法を示す。
図13に、この制御フローを説明する。
システム制御部13は、まず画像バッファ11より次の1ラインからnライン分の印刷データを読み出す(SP11)。なお、最終ラインからn番目のライン以降は読み出しデータにダミーデータ(ゼロ)を付加する。
次に、システム制御部13は、読み出したnラインの印刷データ内で最も階調が高い値を検索する(SP12)。すなわち、発熱体に印加されるエネルギーのうち最大値を選択する。
次に、システム制御部13は、現在の搬送速度及びライン周期から最大値が検出された印刷ラインの搬送速度及びライン周期へ搬送速度及びライン周期が滑らかに移行するように、次の1ラインの搬送速度Vとライン周期Tを決定する。
勿論、決定される搬送速度Vとライン周期Tは、次の1ラインの印刷に必要な通電時間t-maxを下回らない範囲である。また、1ラインの印刷時間が少なくなるように被記録媒体の搬送速度Vとライン周期Tは決定される。
続いて、システム制御部13は、決定した搬送速度Vとライン周期Tに基づいて、印刷データに対する適切な補正値(オフセット値)d-offsetを決定する(SP14)。補正値d-offsetは、対象ラインの搬送スピード及びライン周期に応じて、1ラインの印刷データのうち最大値以外の発熱体の印刷が適正に行われるよう印刷データに加算又は減算される値である。
この後、システム制御部13は、プリント処理部15及び搬送機構17にモータースピード、ライン周期T、補正値d-offsetを設定する(SP15)。ここで、システム制御部13は、プリント処理部15にライン周期Tと補正値d-offsetを与える。また、システム制御部13は、搬送機構17にモータースピードを与える。モータースピードは搬送速度Vに応じて与えられる。
この制御情報に基づいて、プリント処理部15及び搬送機構17は、所定のタイミングに次の1ラインの印刷を開始する。
新たな1ラインの印刷が開始されると、システム制御部13は、全ての印刷ラインについての処理が終了したか否かを判定する(SP16)。
ここで、否定結果が得られた場合、システム制御部13は、再びステップSP11の処理に戻り、前述した一連の処理を繰り返す。
一方、肯定結果が得られた場合、システム制御部13は、前述した一連の処理を終了する。
図14に、この制御手法を用いる場合のライン位置と搬送速度との関係を示す。なお、図中、Y、M、Cはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアンに対応する。図14は、縦軸に搬送速度V、横軸にライン位置を示す。
なお、図14では制御例1を適用する場合の搬送速度Vを実線で、この制御例2を適用する場合の搬送速度Vを破線で示す。
図14に示すように、各色ともにライン位置に応じて搬送速度Vが可変制御されているものの、その変化は制御例1に比して滑らかである。
この結果、1ライン毎の速度制御が困難な搬送機構の場合でもその制御範囲内で、搬送速度Vの可変制御を実現できる。すなわち、1スキャン内で印刷に寄与しないまま無駄な時間を削減できる。
このため、印加エネルギーが印刷面の全体について少ない画像であれば、全面を最高濃度の印刷データ(全面黒パターン)で印刷する場合に比べて常に高速印刷できる。
勿論、搬送速度を可変制御しても、1ライン周期の逆数の速度で記録媒体を搬送すれば画像の1ライン分の距離は保たれるので高品質な印刷品質を実現できる。
(C)他の実施形態
(a)前述の実施形態では、昇華型プリンタの場合について説明した。
しかし、この技術は、昇華型プリンタだけでなく、感熱プリンタにも適用できる。なお、感熱プリンタとは、電流が流れると熱くなる発熱体を組み込んだサーマルヘッドと被記録媒体とを相対移動させることにより、感熱紙に濃淡を記録する方式のプリンタをいう。因みに、感熱紙とは熱を加えると変色する物質を塗布した用紙その他の基材をいう。
(b)前述の実施形態では、イエロー、マゼンタ、シアンの3色インクを使用する場合について説明した。
しかし、この技術は、その他のカラーインクを使用するプリンタにも適用できる。また、モノクロ2値で濃淡を再現するプリンタにも適用できる。
(c)前述の実施形態の場合、印刷データは既に階調データに変換されている場合について説明した。しかし、画像メモリ11に格納される印刷データは、輝度データ(2値データ、グレースケールデータ、原色カラーデータを含む。)でも良い。この場合は、輝度データを階調データに変換する回路又は処理を搭載すれば良い。
(d)前述の実施形態では、サーマルヘッドを固定し、被記録媒体を搬送する場合について説明した。
しかし、被記録媒体側を固定し、サーマルヘッドを相対的に移動させても良い。
(e)前述の実施形態では、現在の印刷ライン以降に印刷予定の任意の複数ライン分の印刷データに基づく制御を実行する場合の技術の一例として制御例2を説明した。
しかし、図15に示すような制御手法を採用することもできる。なお、図15は、処理手法の原理を分かり易くするために極端に表しているが実際には数ライン単位での制御である。
この制御は、1スキャン内を複数の区間に分割し、各区間内の印刷データ内で最も高い濃度値を求め、その濃度値の印刷に必要な通電時間t-maxを下回らない範囲で、1ラインの印刷時間が少なくなるように被記録媒体の搬送速度Vとライン周期Tを決定しても良い。
(f)前述の実施例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される各種の変形例及び応用例も考えられる。
従来の制御手法を示す図である(その1)。 エネルギー印加時間とライン周期との関係を示す図である(従来例)。 従来の制御手法を示す図である(その2)。 従来手法による搬送速度とライン周期の決定原理を示す図である。 サーマルヘッドと被記録媒体の位置関係を示す図である。 プリンタの機能ブロック例を示す図である。 制御例1で採用する処理概念を示す図である。 制御例1の制御フローを示す図である。 1ライン分の印刷データ例を示す図である。 エネルギー印加時間とライン周期との関係を示す図である(実施例)。 制御例1を採用した場合における1スキャン内の搬送速度の変化を示す図である。 制御例1で採用する処理概念を示す図である。 制御例2の制御フローを示す図である。 制御例2を採用した場合における1スキャン内の搬送速度の変化を示す図である。 他の制御例を採用した場合における1スキャン内の搬送速度の変化を示す図である。
符号の説明
1、19 サーマルヘッド
3 被記録媒体
11 画像メモリ
13 システム制御部
15 プリント処理部
17 搬送機構

Claims (10)

  1. 個々の発熱体に印加する通電時間の制御により、通電時間長に応じた濃淡を被記録媒体上に記録するサーマルヘッドを搭載したプリンタであって、
    少なくとも現在の印刷ラインにおいて最も大きな印加エネルギーが与えられる発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように、被記録媒体の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する手段
    を有することを特徴とするプリンタ。
  2. 個々の発熱体に印加する通電時間の制御により、通電時間長に応じた濃淡を被記録媒体上に記録するサーマルヘッドを搭載するプリンタであって、
    現在の印刷ラインの次に印刷予定の1ライン分の印刷データを測定する手段と、
    サーマルヘッドを構成する発熱体のうち最も大きな印加エネルギーが与えられるものを選択する手段と、
    選択された発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように被記録媒体の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する手段と
    を有することを特徴とするプリンタ。
  3. 個々の発熱体に印加する通電時間の制御により、通電時間長に応じた濃淡を被記録媒体上に記録するサーマルヘッドを搭載したプリンタであって、
    現在の印刷ライン以降に印刷予定の任意に連続した複数ライン分の印刷データを測定する手段と、
    当該複数ライン内の印刷データにおいて、サーマルヘッドを構成する発熱体のうち最も大きな印加エネルギーが与えられるものを選択する手段と、
    選択された発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように、現在の印刷ライン以降の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する手段と
    を有することを特徴とするプリンタ。
  4. 請求項3に記載のプリンタにおいて、
    搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する前記手段は、
    最も大きな印加エネルギーが与えられる発熱体が存在する印刷ラインに適した搬送速度に現在の搬送速度から至るように、次の印刷ライン以降の搬送速度を制御する
    ことを特徴とするプリンタ。
  5. 個々の発熱体に印加する通電時間の制御により、通電時間長に応じた濃淡を被記録媒体上に記録するサーマルヘッドを搭載したプリンタの印刷制御方法であって、
    少なくとも現在の印刷ラインにおいて最も大きな印加エネルギーが与えられる発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように、被記録媒体の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する処理
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  6. 個々の発熱体に印加する通電時間の制御により、通電時間長に応じた濃淡を被記録媒体上に記録するサーマルヘッドを搭載したプリンタの印刷制御方法であって、
    現在の印刷ラインの次に印刷予定の1ライン分の印刷データを測定する処理と、
    サーマルヘッドを構成する発熱体のうち最も大きな印加エネルギーが与えられるものを選択する処理と、
    選択された発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように被記録媒体の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する処理と
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  7. 個々の発熱体に印加する通電時間の制御により、通電時間長に応じた濃淡を被記録媒体上に記録するサーマルヘッドを搭載したプリンタの印刷制御方法であって、
    現在の印刷ライン以降に印刷予定の任意に連続した複数ライン分の印刷データを測定する処理と、
    当該複数ライン内の印刷データにおいて、サーマルヘッドを構成する発熱体のうち最も大きな印加エネルギーが与えられるものを選択する処理と、
    選択された発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように、現在の印刷ライン以降の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する処理と
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  8. 個々の発熱体に印加する通電時間の制御により、通電時間長に応じた濃淡を被記録媒体上に記録するサーマルヘッドを搭載したプリンタを制御するコンピュータに、
    少なくとも現在の印刷ラインにおいて最も大きな印加エネルギーが与えられる発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように、被記録媒体の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する処理
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 個々の発熱体に印加する通電時間の制御により、通電時間長に応じた濃淡を被記録媒体上に記録するサーマルヘッドを搭載したプリンタを制御するコンピュータに、
    現在の印刷ラインの次に印刷予定の1ライン分の印刷データを測定する処理と、
    サーマルヘッドを構成する発熱体のうち最も大きな印加エネルギーが与えられるものを選択する処理と、
    選択された発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように被記録媒体の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 個々の発熱体に印加する通電時間の制御により、通電時間長に応じた濃淡を被記録媒体上に記録するサーマルヘッドを搭載したプリンタを制御するコンピュータに、
    現在の印刷ライン以降に印刷予定の任意に連続した複数ライン分の印刷データを測定する処理と、
    当該複数ライン内の印刷データにおいて、サーマルヘッドを構成する発熱体のうち最も大きな印加エネルギーが与えられるものを選択する処理と、
    選択された発熱体に対する通電時間を下回らない範囲で1ラインの印刷時間が少なくなるように、現在の印刷ライン以降の搬送速度を1スキャン内で適応的に可変する処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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