JP2009269227A - 昇華型熱転写プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】紙搬送系、およびインク搬送系の機械的なばらつきにより、紙搬送、およびインク搬送が原因となってプリント画像に表れる送りムラを視覚的に軽減することが可能な昇華型熱転写プリンタを得ることを目的とする。
【解決手段】本発明における昇華型熱転写プリンタ10は、サーマルヘッド7を有する昇華型熱転写プリンタ10であって、イエロー,マゼンタ,シアンの各色に異なる印画速度情報を割り当てる印画速度処理部2と、各色における割り当てられた印画速度情報ごとに、印画データに応じたサーマルヘッド7の通電時間を規定する画像転写テーブル3と、画像転写テーブル3を参照し、割り当てられた印画速度情報に対応するサーマルヘッド7の通電時間に応じてサーマルヘッド7の通電/非通電を制御するサーマルヘッド制御部4と、割り当てられた印画速度情報に基づいて紙搬送およびインク搬送の速度を制御する搬送速度制御部5と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】本発明における昇華型熱転写プリンタ10は、サーマルヘッド7を有する昇華型熱転写プリンタ10であって、イエロー,マゼンタ,シアンの各色に異なる印画速度情報を割り当てる印画速度処理部2と、各色における割り当てられた印画速度情報ごとに、印画データに応じたサーマルヘッド7の通電時間を規定する画像転写テーブル3と、画像転写テーブル3を参照し、割り当てられた印画速度情報に対応するサーマルヘッド7の通電時間に応じてサーマルヘッド7の通電/非通電を制御するサーマルヘッド制御部4と、割り当てられた印画速度情報に基づいて紙搬送およびインク搬送の速度を制御する搬送速度制御部5と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、サーマルヘッドを有する昇華型熱転写プリンタに関するものである。
昇華型熱転写プリンタは、インクシートに含ませたインクをサーマルヘッドによって加熱し、印画紙上に熱転写するプリンタである。
プリント速度を制御してプリント画像の画質を向上させる昇華型熱転写プリンタが下記特許文献1に記載されている。この昇華型熱転写プリンタは、プリント対象の画像データのプリント濃度に応じて、高濃度となるほど低速になるようにプリンタ速度を変化させ、かつ、高濃度となるほどインクシートの温度上昇を抑制するようにサーマルヘッドの加熱状態を変化させる。すなわち、サーマルヘッドの加熱状態を変化させてインクシートの温度上昇を抑制しても、プリント速度を低下させてインクシートの加熱時間を長く確保することができる。画像の高濃度部分についてもプリント画像として忠実に再現できるようにしながら、プリント画像の画質を可及的に向上させる技術である。
特許文献1に記載の昇華型熱転写プリンタは、画像データのプリント濃度に応じて印画速度を変更する際に、印画する画像毎には印画速度は変わるが、1つの画像を印画する際のイエロー、マゼンタ、シアンの各色の印画速度には差が生じない。つまり、各色の印画速度が同じ場合、イエロー,マゼンタ,シアンの紙搬送およびインク搬送の動きは同じである。すなわち、特許文献1に記載の昇華型熱転写プリンタは、色を忠実に再現させることのみを目的としている。
しかしながら、各色の紙搬送およびインク搬送の動きが同じである場合、紙搬送系、およびインク搬送系の機械的なばらつきにより、紙搬送、およびインク搬送が原因となって発生する送りムラを軽減することができないという問題があった。これは、それぞれの色を印画する際に発生する送りムラは、それぞれの色で印画紙の同じ位置にムラが発生し、各色全てが重なり合って視覚的に目立つことによる。
そこで本発明はかかる問題を解決するためになされたものであり、紙搬送系、およびインク搬送系の機械的なばらつきにより、紙搬送、およびインク搬送が原因となってプリント画像に表れる送りムラを視覚的に軽減することが可能な昇華型熱転写プリンタを得ることを目的とする。
本発明における昇華型熱転写プリンタは、サーマルヘッドを有する昇華型熱転写プリンタであって、イエロー,マゼンタ,シアンの各色に異なる印画速度情報を割り当てる印画速度処理部と、各色における割り当てられた前記印画速度情報ごとに印画データに応じた前記サーマルヘッドの通電時間を規定する画像転写テーブルと、前記画像転写テーブルを参照し、割り当てられた前記印画速度情報に対応する前記サーマルヘッドの通電時間に応じて前記サーマルヘッドの通電/非通電を制御するサーマルヘッド制御部と、割り当てられた前記印画速度情報に基づいて紙搬送およびインク搬送の速度を制御する搬送速度制御部と、を備える。
本発明の昇華型熱転写プリンタによれば、紙搬送、およびインク搬送が原因となってプリント画像に機械的な送りムラが発生する場合であっても、各色の印画速度が異なるため、各色で発生するムラの印画紙上の位置が重ならず、プリント画像に表れる送りムラを視覚的に軽減することができる。よって、容易に高品位な印画を可能とする。
<実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態における昇華型熱転写プリンタ10の構成を示した図である。以下、図1を参照して昇華型熱転写プリンタ10の構成について説明する。昇華型熱転写プリンタ10は、記憶素子1(以下、メモリ1と記載)、印画速度処理部2、画像転写テーブル3、サーマルヘッド制御部4、搬送速度制御部5、印画機構6、を備える。また、印画速度処理部2は、各色平均濃度演算部8を備える。印画機構6は、サーマルヘッド7、紙搬送機構、インク搬送機構、を備える。
図1は、本発明の実施の形態における昇華型熱転写プリンタ10の構成を示した図である。以下、図1を参照して昇華型熱転写プリンタ10の構成について説明する。昇華型熱転写プリンタ10は、記憶素子1(以下、メモリ1と記載)、印画速度処理部2、画像転写テーブル3、サーマルヘッド制御部4、搬送速度制御部5、印画機構6、を備える。また、印画速度処理部2は、各色平均濃度演算部8を備える。印画機構6は、サーマルヘッド7、紙搬送機構、インク搬送機構、を備える。
メモリ1は、PC(パーソナルコンピュータ)から転送された画像データを順次に蓄える。印画速度処理部2は、メモリ1に蓄えられた画像データを印画する際に、イエロー,マゼンタ,シアンの各色に異なる印画速度情報を割り当てる。本実施の形態では、印画速度処理部2は3種類の印画速度情報を持ち、各色に異なった印画速度情報を割り当てる。具体的には、印画速度処理部2は、各色平均濃度演算部8により、イエロー,マゼンタ,シアンの各色の濃度平均値を算出し、算出した濃度平均値に基づいて濃度の高い色から順に遅い印画速度情報を割り当てる。すなわち、印画速度処理部2は、算出した各色の濃度平均値を比較し、一番濃度の高い色に一番遅い印画速度情報を割り当て、一番濃度の低い色に一番早い印画速度情報を割り当てる。このように、一番濃度の高い色に一番遅い印画速度情報を割り当てることで、濃度が高い場合であっても忠実にプリント画像として再現することができる。また、サーマルヘッド制御部4は、一番濃度の高い色を印画する際に、インクシートの温度上昇を抑制するように制御すれば、さらに忠実にプリント画像として再現することができる。
画像転写テーブル3は、各色における割り当てられた印画速度情報ごとに、画像データに応じたサーマルヘッド7の通電時間を規定する情報が保持されている。本実施の形態では、各色の3種類の印画速度情報ごとに、画像データに応じたサーマルヘッド7の通電時間を規定する情報が保持されている。サーマルヘッド制御部4は、画像転写テーブル3を参照して、画像データに応じたサーマルヘッド7の通電時間に基づいて、サーマルヘッド7の通電/非通電を制御する。
搬送速度制御部5は、割り当てられた印画速度情報に基づいた印画速度でイエロー,マゼンタ,シアンの各色の紙搬送およびインク搬送の速度を制御する。印画機構6は、搬送速度制御部5が設定した印画速度で紙搬送およびインク搬送を行い、インクシートに含ませたインクをサーマルヘッド制御部4による通電のタイミングでサーマルヘッド7によって加熱し、印画紙上に熱転写する。
なお、本実施の形態では、各色での印画速度を変えるために最低3種類の印画速度が必要であるため3種類の印画速度を用いているが、それ以上の印画速度を用いてもよい。しかし、印画速度ごとに、画像データに応じたサーマルヘッド7の通電時間を規定する情報を画像転写テーブル3に保持する必要があるため、3種類よりも多くの印画速度を持つことは画像転写テーブル3のメモリ容量を増大させることになる。
図2は、上述した従来の昇華型熱転写プリンタを用いて印画した際に生じる機械的送りムラを示した図である。図3は、本発明の昇華型熱転写プリンタ10を用いて印画した際に生じる機械的送りムラを示した図である。ここで、紙搬送系、およびインク搬送系の機械的なばらつきにより、紙搬送、およびインク搬送が原因となってプリント画像に表れる機械的な送りムラは、印画速度に送りムラの位置が依存する。従って、図2に示すように従来の昇華型熱転写プリンタを用いて印画する場合、各色で同じ速度で印刷するため、それぞれの色での送りムラが印画紙の同じ位置に発生し、3色重なることとなり視覚上目立つ。しかし、図3に示すように、本発明の昇華型熱転写プリンタ10を用いて印画する場合、実際には存在する送りムラが各色で分散し、イエローの送りムラ、マゼンタの送りムラ、シアンの送りムラの位置が重ならず、視覚上目立たなくなる。これにより、印画されたプリント画像の画質の品位が上がる。
以上より、本発明の昇華型熱転写プリンタ10によれば、紙搬送、およびインク搬送が原因となってプリント画像に機械的な送りムラが発生する場合であっても、各色の印画速度が異なるため、各色で発生するムラの印画紙上の位置が重ならず、プリント画像に表れる送りムラを視覚的に軽減することができる。よって、容易に高品位な印画を可能とする。
また、印画速度を変える際に、算出した濃度平均値に基づいて濃度の高い色から順に遅い印画速度を割り当てることで、濃度の再現性を上げることができる。
1 記憶素子、2 印画速度処理部、3 画像転写テーブル、4 サーマルヘッド制御部、5 搬送速度制御部、6 印画機構、7 サーマルヘッド、8 各色平均濃度演算部、10 昇華型熱転写プリンタ。
Claims (3)
- サーマルヘッドを有する昇華型熱転写プリンタであって、
イエロー,マゼンタ,シアンの各色に異なる印画速度情報を割り当てる印画速度処理部と、
各色における割り当てられた前記印画速度情報ごとに、印画データに応じた前記サーマルヘッドの通電時間を規定する画像転写テーブルと、
前記画像転写テーブルを参照し、割り当てられた前記印画速度情報に対応する前記サーマルヘッドの通電時間に応じて、前記サーマルヘッドの通電/非通電を制御するサーマルヘッド制御部と、
割り当てられた前記印画速度情報に基づいて紙搬送およびインク搬送の速度を制御する搬送速度制御部と、を備える昇華型熱転写プリンタ。 - 前記印画速度処理部は、イエロー,マゼンタ,シアンの各色の濃度平均値を算出する各色平均濃度演算部を備え、前記濃度平均値に基づいて各色に異なる前記印画速度情報を割り当てる、請求項1に記載の昇華型熱転写プリンタ。
- 前記印画速度処理部は、前記濃度平均値の高い色から順に遅い印画速度情報を割り当てる、請求項2に記載の昇華型熱転写プリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008119564A JP2009269227A (ja) | 2008-05-01 | 2008-05-01 | 昇華型熱転写プリンタ |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2008119564A Pending JP2009269227A (ja) | 2008-05-01 | 2008-05-01 | 昇華型熱転写プリンタ |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000168111A (ja) * | 1998-12-02 | 2000-06-20 | Hitachi Ltd | 熱転写プリンタ |
JP2005138449A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-02 | Sony Corp | プリンタ及びその制御方法 |
JP2006051693A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-02-23 | Noritsu Koki Co Ltd | 昇華型熱転写プリンタ |
JP2006137003A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Sony Corp | プリンタ、印刷制御方法及びプログラム |
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2008
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