JP2004330557A - サーマルプリンタの印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷速度の高速化に対応することのできるサーマルプリンタの印刷方法を提供する。
【解決手段】印刷データのうちの一部についてはその濃度データを下げる補正を行って印刷に供する。またその印刷に供する印刷データが、サーマルヘッドの複数の発熱素子のうちの一つを、連続駆動させる連続した印刷データであることが特徴であるサーマルプリンタの印刷方法。
【選択図】 図2
【解決手段】印刷データのうちの一部についてはその濃度データを下げる補正を行って印刷に供する。またその印刷に供する印刷データが、サーマルヘッドの複数の発熱素子のうちの一つを、連続駆動させる連続した印刷データであることが特徴であるサーマルプリンタの印刷方法。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷速度の高速化に好適なサーマルプリンタの印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、サーマルヘッドの複数の発熱素子を印刷情報である印刷データに基づいて選択的に発熱させることにより、インクフィルムのインクを用紙などの印刷媒体に転写して印刷を行うサーマル(熱転写)プリンタが知られている。この種のサーマルプリンタとしては、プラテンの前方に用紙などの印刷媒体と熱溶融性インクあるいは熱昇華性インクを塗工させたインクリボンとを支持しておき、複数の発熱素子を整列配置させたサーマルヘッドをキャリッジとともにプラテンに沿って往復移動させながら、印刷データに基づいてサーマルヘッドに整列配置されている発熱素子に選択的に通電して発熱させることにより、インクを印刷媒体に転写して印刷を行うシリアルタイプのサーマルプリンタが知られている。また、プラテンの前方に用紙などの印刷媒体と熱溶融性インクあるいは熱昇華性インクを塗工させたインクフィルムとを支持しておき、印刷媒体とインクフィルムとを搬送しつつサーマルヘッドに整列配置されている発熱素子に選択的に通電して発熱させることにより、インクを印刷媒体に転写して印刷を行うラインタイプのサーマルプリンタも知られている。
【0003】
このような従来のサーマルプリンタにおいては、画像データをサーマルヘッドの解像度に応じた印刷データとし、この印刷データに基づいてサーマルヘッドの各発熱素子を選択的に発熱させて印刷媒体に印刷する印刷方法が用いられている。
【0004】
ところで、サーマルヘッドは、金属製の基板上に複数の発熱素子を1列もしくは複数列に配列して形成されており、その構成上より、各発熱素子および基板が印刷の際に温度上昇するものであるから、その温度上昇分を考慮して各発熱素子への通電時間を決定して、適正な印刷を行うようにしている。
【0005】
すなわち、従来のサーマルプリンタの印刷方法では、各発熱素子の熱履歴状態に応じて、例えば前歴補正、斜歴補正、面積補正などの補正を単独もしくは組み合わせた熱履歴補正を行って高品質の印刷物を得るようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
なお、ラインタイプのサーマルプリンタにおいては、熱履歴補正と、各発熱素子に対する通電を数個おきに分割する分割駆動とを組み合わせてサーマルヘッドの温度上昇を制御する場合もある。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−52436号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のサーマルプリンタの印刷方法によれば、近年の印刷速度の高速化に対応することができない場合があるという問題点があった。
【0009】
すなわち、近年のサーマルプリンタにおいては、高画質化、印刷速度の高速化が常に図られているが、従来のサーマルプリンタの印刷方法によれば、印刷速度の高速化を図った場合、濃度データのデューティが高い印刷箇所が連続する場合、例えばベタパターン、日本語部分などの印刷箇所ではサーマルヘッドの蓄熱が多くなりすぎて熱補正が間に合わず、過剰な熱によって印刷した画像の表面が凸凹化して光沢のない、いわゆるマット化を生じ、高品質の印刷物を得ることができないという問題点があった。
【0010】
また、従来のサーマルプリンタの印刷方法では、印刷速度を高速化するためには、各発熱素子への通電時間を短くする必要があるため得られる階調数が少なくなり、階調数を多くするためには、各発熱素子への通電時間を長くする必要があるため印刷速度が遅くなる、という問題点があった。
【0011】
そこで、印刷速度が高速であっても高品質の印刷を行うことのできる印刷方法、すなわち印刷速度の高速化に対応することのできる印刷方法が求められている。
【0012】
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、印刷速度の高速化に対応することのできるサーマルプリンタの印刷方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため本発明に係るサーマルプリンタの印刷方法の特徴は、サーマルヘッドの複数の発熱素子を濃度データを含む印刷データに基づいて選択的に発熱させることにより、インクフィルムのインクを印刷媒体に転写して印刷を行うサーマルプリンタの印刷方法であって、前記印刷データのうちの一部についてはその濃度データを下げる補正を行って印刷に供する点にある。そして、このような構成を採用したことにより、濃度データを下げる補正を行った印刷データは、サーマルヘッドの発熱を低減するように働くので、印刷に供する印刷データそのものによってサーマルヘッドへの過剰な蓄熱を予め防止することができる。したがって、印刷速度が高速化してもサーマルヘッドの熱補正を容易に行うことができるので、印刷速度の高速化に対応できる。
【0014】
本発明のサーマルプリンタの印刷方法において、補正を行って印刷に供する印刷データが、サーマルヘッドの複数の発熱素子のうちの一つを連続駆動させる連続した印刷データの一部であることが好ましい。そして、このような構成を採用したことにより、高品質の印刷物を得ることができる。
【0015】
本発明のサーマルプリンタの印刷方法において、連続した印刷データが、それぞれの濃度データのデューティが80%以上で、連続数が5以上であることが好ましい。そして、このような構成を採用したことにより、高品質の印刷物を確実に得ることができる。
【0016】
本発明のサーマルプリンタの印刷方法において、連続した印刷データのうちの濃度データを補正する印刷データの割合が10〜50%であることが好ましい。そして、このような構成を採用したことにより、高品質の印刷物をより確実に得ることができる。
【0017】
本発明のサーマルプリンタの印刷方法において、補正を行って印刷に供する印刷データの補正後の濃度データが、もとの濃度データの50〜90%であることが好ましい。そして、このような構成を採用したことにより、高品質の印刷物をより確実に得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
【0019】
図1は本発明に係るサーマルプリンタの印刷方法を適用したサーマルプリンタの要部の構成を示すブロック図である。
【0020】
図1に示すように、本実施形態のサーマルプリンタ1は、各部の動作を制御する制御手段2を有しており、この制御手段2には、サーマルヘッド3、図示しないインクリボンあるいはインクフィルムの走行手段の駆動源を兼ねた印刷媒体搬送機構の駆動源たる印刷媒体搬送モータなどが図示しない専用の駆動ドライバを介して電気的に接続されている。
【0021】
前記制御手段2は、少なくともCPU4と、適宜な容量のROM、RAMなどにより形成されたメモリ5を有している。そして、本実施形態のメモリ5には、少なくとも制御手段2に入力される印刷データに基づいてサーマルヘッド3の複数の発熱素子を選択的に発熱させて印刷を行うように各部を制御する印刷方法を実行するのに必要なプログラムが記憶されるようになっている。この印刷方法を実行するためのプログラムは、印刷データのうちの一部についてはその濃度データを下げる補正を行って印刷に供するようになっている。なお、サーマルプリンタ1による印刷が、ホスト側からの受信データに含まれる印刷データに基づいて行われる場合には、前記印刷データを補正するプログラムをホスト側のプリンタドライバに組み込む構成としてもよい。
【0022】
また、本実施形態のメモリ5には、印刷時における各部の動作および動作順序を制御するプログラムや、電源投入時のイニシャライズ動作を行うプログラムなどの各種のプログラムや、印刷を実行する際に必要なサーマルヘッド3の熱履歴補正および分割駆動のうちの少なくとも一方を実行するプログラムや、印刷を実行する際に必要なデータなどの各種のデータなども記憶されている。
【0023】
なお、サーマルプリンタ1を構成する各部の構成は、従来公知のサーマルプリンタと同様であるので、その詳しい説明は省略する。
【0024】
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について印刷方法とともに説明する。
【0025】
本実施形態のサーマルプリンタの印刷方法(以下、単に印刷方法と記す。)は、印刷情報である印刷データのうちの一部についてはその濃度データを下げる補正を行って印刷に供するようになっている。この印刷方法は、制御手段2のメモリ5に記憶されているプログラムによって実行する。
【0026】
前記印刷方法について具体的に説明する。
【0027】
本実施形態の印刷方法は、まず、サーマルヘッド3の複数の発熱素子のうちの一つの発熱素子を連続駆動させる連続したベタパターン、ラインパターンなどの印刷データが印刷データの中に存在するか否かを判別する。
【0028】
例えば、一つの発熱素子を連続して駆動する(発熱させる)印刷データが5以上、すなわち印刷画像における連続したドットが5以上連続する連続数が5以上の印刷データが存在するか否かを判別する。この時、印刷データの連続数が単に5以上であるだけでなく、連続数が5以上であり、かつ連続する印刷データのそれぞれの濃度データのデューティが80%以上である印刷データの存在の有無を判断するとよい。この印刷データの濃度データのデューティが80%を下回ると、印刷画像の濃度が薄くなる傾向があるので高品質の記録画像を得るうえで好ましくない。このような補正前の連続した印刷データとして、連続数が5で、濃度データのデューティが90%の連続した印刷データをドットイメージとして図2の上段に示す。
【0029】
なお、従来公知の如く、印刷データには、濃度データが付帯されている。すなわち、印刷データは、少なくとも座標値となるアドレスデータと、濃度データをあらわす階調値とを有する構成とされている。また、濃度データのデューティとは、印刷媒体に転写されるドットの最も濃い濃度を100%として表したものである。そして、印刷データの濃度データによって、印刷の実行時におけるインクの転写に必要な各発熱素子への通電エネルギ、通電時間、通電パターンなどが設定されることになる。
【0030】
また、一つの発熱素子を連続して駆動する印刷データとは、従来公知の如く、ラインタイプのサーマルプリンタにおいては印刷媒体を移動させながら印刷を行うので、印刷媒体の移動方向に沿った方向に連続する印刷データであり、シリアルタイプのサーマルプリンタにおいては、印刷媒体を停止させてサーマルヘッド3を搭載したキャリッジを印刷媒体の移動方向と直交する方向に移動させながら印刷を行うので、印刷媒体の移動方向に対して直交する方向に連続する印刷データである。
【0031】
なお、熱昇華性インクを用いた印刷では、発熱素子への通電エネルギを制御することで、印刷媒体に転写される1ドットの濃度を256段階で制御することが可能であり、印刷に熱溶融性インクを用いた印刷では、印刷媒体に転写されるドットの径を変えることで1ドットの濃度を16階調で制御することが可能である。
【0032】
したがって、濃度を256階調で制御する場合、最も濃い濃度を256段階とすると、256段階における濃度データのデューティが100%であり、濃度を16階調で制御する場合には、最も濃い濃度を16段階とすると、16段階における濃度データのデューティが100%である。
【0033】
前記連続した印刷データがある場合、これらの連続した印刷データのうちの一部はそのまま印刷に供し、残りの印刷データはその濃度データを下げる(間引く)補正を行って印刷に供することになる。この場合、これらの印刷データのうちの濃度データを補正する印刷データの割合を10〜50%とすることが好ましい。この補正する印刷データの割合がこの範囲を上回ると、印刷速度の高速化によってサーマルヘッド3の熱補正が間に合わなくなる傾向があり、この範囲を下回ると印刷画像の濃度が薄くなる傾向があるので、いずれの場合も高品質の記録画像を得るうえで好ましくない。
【0034】
例えば、図2に示す補正前の連続した印刷データに対して、そのまま印刷に供する印刷データを、図2の左側から2番目に示す連続した印刷データのうちの起点から、図2の左側から5番目に位置する連続した印刷データの終点側に向かう起点から4番目までの4つのドット(80%)とし、残りの印刷データを図2の左側から6番目に示す連続した印刷データのうちの終点に位置するドットとし、この終点に位置する印刷データに対して濃度データを下げる補正を行って印刷に供する。この濃度データを下げる補正は、もとの濃度データの50〜90%とすることが好ましい。この範囲を上回ると、印刷速度の高速化によってサーマルヘッド3の熱補正が間に合わなくなる傾向があり、この範囲を下回ると印刷画像の濃度が薄くなる傾向があるので、いずれの場合も高品質の記録画像を得るうえで好ましくない。
【0035】
本実施形態においては、図2の左側から6番目に示す連続した印刷データのうちの終点に位置する印刷データの濃度データを下げる補正を行った。すなわち、印刷データのうちの終点に位置する印刷データのもとの濃度データのデューティが90%なので、印刷に供する補正後の濃度データのデューティは、もとの濃度データのデューティの80%である72%(90%×80%)とした。このような補正後の連続した印刷データをドットイメージとして図2の下段に示す。そして、印刷データの濃度データを下げることで、濃度データを下げた印刷データに基づいて駆動される発熱素子に対する印加エネルギを低減できる。
【0036】
なお、連続した印刷データのうちの濃度データを補正する印刷データとしては、連続数にもよるが、連続データの開始点から一つおき、あるいは二つおきなどとしたり、連続した印刷データが印刷媒体の移動方向に沿った方向とこれに対して直交する方向との両者にある場合(面積を持つ場合)には、濃度データを下げるものとそのままのものとをモザイク状、格子状となるようにしてもよく、設計コンセプトなどの必要に応じて設定すればよい。ただし、濃度データを下げる印刷データを連続させると、サーマルヘッド3が冷えすぎて、その後の発熱素子の駆動に要する印加エネルギを多く付与しなければならなくなるので好ましくない。したがって、濃度データを下げた印刷データ(補正後の印刷データ)を連続させる場合には、連続数を最大で2程度(印刷画像の2ドット分程度)となるように構成するとよい。
【0037】
このように、本実施形態の印刷方法によれば、印刷データのうちの一部についてはその濃度データを下げる補正を行って印刷に供するから、濃度データを下げる補正を行った印刷データは、サーマルヘッド3の発熱を低減するように働くので、印刷に供する印刷データそのものによってサーマルヘッド3への過剰な蓄熱を予め防止することができる。
【0038】
したがって、本実施形態の印刷方法によれば、印刷速度が高速化してもサーマルヘッド3の熱補正を容易に行うことができるので、印刷速度の高速化に対応できる。
【0039】
また、本実施形態の印刷方法によれば、補正を行って印刷に供する印刷データが、サーマルヘッド3の複数の発熱素子のうちの一つを連続駆動させる連続した印刷データの一部であるから、補正による濃度データの低下が顕在化しないので、高品質の印刷物を確実に得ることができる。
【0040】
また、本実施形態の印刷方法によれば、連続した印刷データが、それぞれの濃度データのデューティが80%以上で、連続数が5以上であるから、補正による濃度データの低下が顕在化しないので、高品質の印刷物を確実に得ることができる。
【0041】
また、本実施形態の印刷方法によれば、連続した印刷データのうちの濃度データを補正する印刷データの割合が10〜50%であるから、補正による濃度データの低下がより顕在化しないので、高品質の印刷物をより確実に得ることができる。
【0042】
また、本実施形態の印刷方法によれば、補正を行って印刷に供する印刷データの補正後の濃度データが、もとの濃度データの50〜90%であるから、補正による濃度データの低下がより顕在化しないので、高品質の印刷物をより確実に得ることができる。
【0043】
なお、本発明のサーマルプリンタの印刷方法は、例えば解像度が300dpi、印刷媒体の搬送速度が2ips(インチ/秒)、発熱素子への印加エネルギが0.15W/ドットの熱昇華性インクを用いたラインタイプのサーマルプリンタに代表される高速印刷が可能なサーマルプリンタに用いることができる。
【0044】
さらに、本発明のサーマルプリンタの印刷方法は、単独で用いてもよいし、従来公知の熱履歴補正および分割駆動などの従来の通電制御技術と組み合わせて用いてもよい。
【0045】
また、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るサーマルプリンタの印刷方法によれば、印刷速度が高速化してもサーマルヘッドの熱補正を容易に行うことができるので、印刷速度の高速化に対応できるなどの極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルプリンタの印刷方法を適用したサーマルプリンタの実施形態の要部を示すブロック図
【図2】本発明に係るサーマルプリンタの印刷方法の実施形態の要部をドットイメージとして示す説明図
【符号の説明】
1 サーマルプリンタ
2 制御手段
3 サーマルヘッド
4 CPU
5 メモリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷速度の高速化に好適なサーマルプリンタの印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、サーマルヘッドの複数の発熱素子を印刷情報である印刷データに基づいて選択的に発熱させることにより、インクフィルムのインクを用紙などの印刷媒体に転写して印刷を行うサーマル(熱転写)プリンタが知られている。この種のサーマルプリンタとしては、プラテンの前方に用紙などの印刷媒体と熱溶融性インクあるいは熱昇華性インクを塗工させたインクリボンとを支持しておき、複数の発熱素子を整列配置させたサーマルヘッドをキャリッジとともにプラテンに沿って往復移動させながら、印刷データに基づいてサーマルヘッドに整列配置されている発熱素子に選択的に通電して発熱させることにより、インクを印刷媒体に転写して印刷を行うシリアルタイプのサーマルプリンタが知られている。また、プラテンの前方に用紙などの印刷媒体と熱溶融性インクあるいは熱昇華性インクを塗工させたインクフィルムとを支持しておき、印刷媒体とインクフィルムとを搬送しつつサーマルヘッドに整列配置されている発熱素子に選択的に通電して発熱させることにより、インクを印刷媒体に転写して印刷を行うラインタイプのサーマルプリンタも知られている。
【0003】
このような従来のサーマルプリンタにおいては、画像データをサーマルヘッドの解像度に応じた印刷データとし、この印刷データに基づいてサーマルヘッドの各発熱素子を選択的に発熱させて印刷媒体に印刷する印刷方法が用いられている。
【0004】
ところで、サーマルヘッドは、金属製の基板上に複数の発熱素子を1列もしくは複数列に配列して形成されており、その構成上より、各発熱素子および基板が印刷の際に温度上昇するものであるから、その温度上昇分を考慮して各発熱素子への通電時間を決定して、適正な印刷を行うようにしている。
【0005】
すなわち、従来のサーマルプリンタの印刷方法では、各発熱素子の熱履歴状態に応じて、例えば前歴補正、斜歴補正、面積補正などの補正を単独もしくは組み合わせた熱履歴補正を行って高品質の印刷物を得るようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
なお、ラインタイプのサーマルプリンタにおいては、熱履歴補正と、各発熱素子に対する通電を数個おきに分割する分割駆動とを組み合わせてサーマルヘッドの温度上昇を制御する場合もある。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−52436号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のサーマルプリンタの印刷方法によれば、近年の印刷速度の高速化に対応することができない場合があるという問題点があった。
【0009】
すなわち、近年のサーマルプリンタにおいては、高画質化、印刷速度の高速化が常に図られているが、従来のサーマルプリンタの印刷方法によれば、印刷速度の高速化を図った場合、濃度データのデューティが高い印刷箇所が連続する場合、例えばベタパターン、日本語部分などの印刷箇所ではサーマルヘッドの蓄熱が多くなりすぎて熱補正が間に合わず、過剰な熱によって印刷した画像の表面が凸凹化して光沢のない、いわゆるマット化を生じ、高品質の印刷物を得ることができないという問題点があった。
【0010】
また、従来のサーマルプリンタの印刷方法では、印刷速度を高速化するためには、各発熱素子への通電時間を短くする必要があるため得られる階調数が少なくなり、階調数を多くするためには、各発熱素子への通電時間を長くする必要があるため印刷速度が遅くなる、という問題点があった。
【0011】
そこで、印刷速度が高速であっても高品質の印刷を行うことのできる印刷方法、すなわち印刷速度の高速化に対応することのできる印刷方法が求められている。
【0012】
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、印刷速度の高速化に対応することのできるサーマルプリンタの印刷方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため本発明に係るサーマルプリンタの印刷方法の特徴は、サーマルヘッドの複数の発熱素子を濃度データを含む印刷データに基づいて選択的に発熱させることにより、インクフィルムのインクを印刷媒体に転写して印刷を行うサーマルプリンタの印刷方法であって、前記印刷データのうちの一部についてはその濃度データを下げる補正を行って印刷に供する点にある。そして、このような構成を採用したことにより、濃度データを下げる補正を行った印刷データは、サーマルヘッドの発熱を低減するように働くので、印刷に供する印刷データそのものによってサーマルヘッドへの過剰な蓄熱を予め防止することができる。したがって、印刷速度が高速化してもサーマルヘッドの熱補正を容易に行うことができるので、印刷速度の高速化に対応できる。
【0014】
本発明のサーマルプリンタの印刷方法において、補正を行って印刷に供する印刷データが、サーマルヘッドの複数の発熱素子のうちの一つを連続駆動させる連続した印刷データの一部であることが好ましい。そして、このような構成を採用したことにより、高品質の印刷物を得ることができる。
【0015】
本発明のサーマルプリンタの印刷方法において、連続した印刷データが、それぞれの濃度データのデューティが80%以上で、連続数が5以上であることが好ましい。そして、このような構成を採用したことにより、高品質の印刷物を確実に得ることができる。
【0016】
本発明のサーマルプリンタの印刷方法において、連続した印刷データのうちの濃度データを補正する印刷データの割合が10〜50%であることが好ましい。そして、このような構成を採用したことにより、高品質の印刷物をより確実に得ることができる。
【0017】
本発明のサーマルプリンタの印刷方法において、補正を行って印刷に供する印刷データの補正後の濃度データが、もとの濃度データの50〜90%であることが好ましい。そして、このような構成を採用したことにより、高品質の印刷物をより確実に得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
【0019】
図1は本発明に係るサーマルプリンタの印刷方法を適用したサーマルプリンタの要部の構成を示すブロック図である。
【0020】
図1に示すように、本実施形態のサーマルプリンタ1は、各部の動作を制御する制御手段2を有しており、この制御手段2には、サーマルヘッド3、図示しないインクリボンあるいはインクフィルムの走行手段の駆動源を兼ねた印刷媒体搬送機構の駆動源たる印刷媒体搬送モータなどが図示しない専用の駆動ドライバを介して電気的に接続されている。
【0021】
前記制御手段2は、少なくともCPU4と、適宜な容量のROM、RAMなどにより形成されたメモリ5を有している。そして、本実施形態のメモリ5には、少なくとも制御手段2に入力される印刷データに基づいてサーマルヘッド3の複数の発熱素子を選択的に発熱させて印刷を行うように各部を制御する印刷方法を実行するのに必要なプログラムが記憶されるようになっている。この印刷方法を実行するためのプログラムは、印刷データのうちの一部についてはその濃度データを下げる補正を行って印刷に供するようになっている。なお、サーマルプリンタ1による印刷が、ホスト側からの受信データに含まれる印刷データに基づいて行われる場合には、前記印刷データを補正するプログラムをホスト側のプリンタドライバに組み込む構成としてもよい。
【0022】
また、本実施形態のメモリ5には、印刷時における各部の動作および動作順序を制御するプログラムや、電源投入時のイニシャライズ動作を行うプログラムなどの各種のプログラムや、印刷を実行する際に必要なサーマルヘッド3の熱履歴補正および分割駆動のうちの少なくとも一方を実行するプログラムや、印刷を実行する際に必要なデータなどの各種のデータなども記憶されている。
【0023】
なお、サーマルプリンタ1を構成する各部の構成は、従来公知のサーマルプリンタと同様であるので、その詳しい説明は省略する。
【0024】
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について印刷方法とともに説明する。
【0025】
本実施形態のサーマルプリンタの印刷方法(以下、単に印刷方法と記す。)は、印刷情報である印刷データのうちの一部についてはその濃度データを下げる補正を行って印刷に供するようになっている。この印刷方法は、制御手段2のメモリ5に記憶されているプログラムによって実行する。
【0026】
前記印刷方法について具体的に説明する。
【0027】
本実施形態の印刷方法は、まず、サーマルヘッド3の複数の発熱素子のうちの一つの発熱素子を連続駆動させる連続したベタパターン、ラインパターンなどの印刷データが印刷データの中に存在するか否かを判別する。
【0028】
例えば、一つの発熱素子を連続して駆動する(発熱させる)印刷データが5以上、すなわち印刷画像における連続したドットが5以上連続する連続数が5以上の印刷データが存在するか否かを判別する。この時、印刷データの連続数が単に5以上であるだけでなく、連続数が5以上であり、かつ連続する印刷データのそれぞれの濃度データのデューティが80%以上である印刷データの存在の有無を判断するとよい。この印刷データの濃度データのデューティが80%を下回ると、印刷画像の濃度が薄くなる傾向があるので高品質の記録画像を得るうえで好ましくない。このような補正前の連続した印刷データとして、連続数が5で、濃度データのデューティが90%の連続した印刷データをドットイメージとして図2の上段に示す。
【0029】
なお、従来公知の如く、印刷データには、濃度データが付帯されている。すなわち、印刷データは、少なくとも座標値となるアドレスデータと、濃度データをあらわす階調値とを有する構成とされている。また、濃度データのデューティとは、印刷媒体に転写されるドットの最も濃い濃度を100%として表したものである。そして、印刷データの濃度データによって、印刷の実行時におけるインクの転写に必要な各発熱素子への通電エネルギ、通電時間、通電パターンなどが設定されることになる。
【0030】
また、一つの発熱素子を連続して駆動する印刷データとは、従来公知の如く、ラインタイプのサーマルプリンタにおいては印刷媒体を移動させながら印刷を行うので、印刷媒体の移動方向に沿った方向に連続する印刷データであり、シリアルタイプのサーマルプリンタにおいては、印刷媒体を停止させてサーマルヘッド3を搭載したキャリッジを印刷媒体の移動方向と直交する方向に移動させながら印刷を行うので、印刷媒体の移動方向に対して直交する方向に連続する印刷データである。
【0031】
なお、熱昇華性インクを用いた印刷では、発熱素子への通電エネルギを制御することで、印刷媒体に転写される1ドットの濃度を256段階で制御することが可能であり、印刷に熱溶融性インクを用いた印刷では、印刷媒体に転写されるドットの径を変えることで1ドットの濃度を16階調で制御することが可能である。
【0032】
したがって、濃度を256階調で制御する場合、最も濃い濃度を256段階とすると、256段階における濃度データのデューティが100%であり、濃度を16階調で制御する場合には、最も濃い濃度を16段階とすると、16段階における濃度データのデューティが100%である。
【0033】
前記連続した印刷データがある場合、これらの連続した印刷データのうちの一部はそのまま印刷に供し、残りの印刷データはその濃度データを下げる(間引く)補正を行って印刷に供することになる。この場合、これらの印刷データのうちの濃度データを補正する印刷データの割合を10〜50%とすることが好ましい。この補正する印刷データの割合がこの範囲を上回ると、印刷速度の高速化によってサーマルヘッド3の熱補正が間に合わなくなる傾向があり、この範囲を下回ると印刷画像の濃度が薄くなる傾向があるので、いずれの場合も高品質の記録画像を得るうえで好ましくない。
【0034】
例えば、図2に示す補正前の連続した印刷データに対して、そのまま印刷に供する印刷データを、図2の左側から2番目に示す連続した印刷データのうちの起点から、図2の左側から5番目に位置する連続した印刷データの終点側に向かう起点から4番目までの4つのドット(80%)とし、残りの印刷データを図2の左側から6番目に示す連続した印刷データのうちの終点に位置するドットとし、この終点に位置する印刷データに対して濃度データを下げる補正を行って印刷に供する。この濃度データを下げる補正は、もとの濃度データの50〜90%とすることが好ましい。この範囲を上回ると、印刷速度の高速化によってサーマルヘッド3の熱補正が間に合わなくなる傾向があり、この範囲を下回ると印刷画像の濃度が薄くなる傾向があるので、いずれの場合も高品質の記録画像を得るうえで好ましくない。
【0035】
本実施形態においては、図2の左側から6番目に示す連続した印刷データのうちの終点に位置する印刷データの濃度データを下げる補正を行った。すなわち、印刷データのうちの終点に位置する印刷データのもとの濃度データのデューティが90%なので、印刷に供する補正後の濃度データのデューティは、もとの濃度データのデューティの80%である72%(90%×80%)とした。このような補正後の連続した印刷データをドットイメージとして図2の下段に示す。そして、印刷データの濃度データを下げることで、濃度データを下げた印刷データに基づいて駆動される発熱素子に対する印加エネルギを低減できる。
【0036】
なお、連続した印刷データのうちの濃度データを補正する印刷データとしては、連続数にもよるが、連続データの開始点から一つおき、あるいは二つおきなどとしたり、連続した印刷データが印刷媒体の移動方向に沿った方向とこれに対して直交する方向との両者にある場合(面積を持つ場合)には、濃度データを下げるものとそのままのものとをモザイク状、格子状となるようにしてもよく、設計コンセプトなどの必要に応じて設定すればよい。ただし、濃度データを下げる印刷データを連続させると、サーマルヘッド3が冷えすぎて、その後の発熱素子の駆動に要する印加エネルギを多く付与しなければならなくなるので好ましくない。したがって、濃度データを下げた印刷データ(補正後の印刷データ)を連続させる場合には、連続数を最大で2程度(印刷画像の2ドット分程度)となるように構成するとよい。
【0037】
このように、本実施形態の印刷方法によれば、印刷データのうちの一部についてはその濃度データを下げる補正を行って印刷に供するから、濃度データを下げる補正を行った印刷データは、サーマルヘッド3の発熱を低減するように働くので、印刷に供する印刷データそのものによってサーマルヘッド3への過剰な蓄熱を予め防止することができる。
【0038】
したがって、本実施形態の印刷方法によれば、印刷速度が高速化してもサーマルヘッド3の熱補正を容易に行うことができるので、印刷速度の高速化に対応できる。
【0039】
また、本実施形態の印刷方法によれば、補正を行って印刷に供する印刷データが、サーマルヘッド3の複数の発熱素子のうちの一つを連続駆動させる連続した印刷データの一部であるから、補正による濃度データの低下が顕在化しないので、高品質の印刷物を確実に得ることができる。
【0040】
また、本実施形態の印刷方法によれば、連続した印刷データが、それぞれの濃度データのデューティが80%以上で、連続数が5以上であるから、補正による濃度データの低下が顕在化しないので、高品質の印刷物を確実に得ることができる。
【0041】
また、本実施形態の印刷方法によれば、連続した印刷データのうちの濃度データを補正する印刷データの割合が10〜50%であるから、補正による濃度データの低下がより顕在化しないので、高品質の印刷物をより確実に得ることができる。
【0042】
また、本実施形態の印刷方法によれば、補正を行って印刷に供する印刷データの補正後の濃度データが、もとの濃度データの50〜90%であるから、補正による濃度データの低下がより顕在化しないので、高品質の印刷物をより確実に得ることができる。
【0043】
なお、本発明のサーマルプリンタの印刷方法は、例えば解像度が300dpi、印刷媒体の搬送速度が2ips(インチ/秒)、発熱素子への印加エネルギが0.15W/ドットの熱昇華性インクを用いたラインタイプのサーマルプリンタに代表される高速印刷が可能なサーマルプリンタに用いることができる。
【0044】
さらに、本発明のサーマルプリンタの印刷方法は、単独で用いてもよいし、従来公知の熱履歴補正および分割駆動などの従来の通電制御技術と組み合わせて用いてもよい。
【0045】
また、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るサーマルプリンタの印刷方法によれば、印刷速度が高速化してもサーマルヘッドの熱補正を容易に行うことができるので、印刷速度の高速化に対応できるなどの極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルプリンタの印刷方法を適用したサーマルプリンタの実施形態の要部を示すブロック図
【図2】本発明に係るサーマルプリンタの印刷方法の実施形態の要部をドットイメージとして示す説明図
【符号の説明】
1 サーマルプリンタ
2 制御手段
3 サーマルヘッド
4 CPU
5 メモリ
Claims (5)
- サーマルヘッドの複数の発熱素子を濃度データを含む印刷データに基づいて選択的に発熱させることにより、インクフィルムのインクを印刷媒体に転写して印刷を行うサーマルプリンタの印刷方法であって、
前記印刷データのうちの一部についてはその濃度データを下げる補正を行って印刷に供することを特徴とするサーマルプリンタの印刷方法。 - 前記補正を行って印刷に供する印刷データが、前記サーマルヘッドの複数の発熱素子のうちの一つを連続駆動させる連続した印刷データの一部であることを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタの印刷方法。
- 前記連続した印刷データが、それぞれの濃度データのデューティが80%以上で、連続数が5以上であることを特徴とする請求項2に記載のサーマルプリンタの印刷方法。
- 前記連続した印刷データのうちの濃度データを補正する印刷データの割合が10〜50%であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のサーマルプリンタの印刷方法。
- 前記補正を行って印刷に供する印刷データの補正後の濃度データが、もとの濃度データの50〜90%であることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載のサーマルプリンタの印刷方法。
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-
2003
- 2003-05-06 JP JP2003128140A patent/JP2004330557A/ja not_active Withdrawn
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