JP5791420B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

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Description

この発明は、熱昇華性インクを用いた熱転写プリンタに関する。
熱昇華性インクを用いて用紙に記録を行う昇華型の熱転写プリンタは、サーマルヘッドに付加するエネルギーを制御することにより、熱昇華性インクの昇華量を調整して用紙に転写する。昇華型の熱転写プリンタは、ドット毎の昇華量を無段階に調整することで画像の濃度を自由に調整できるため、銀塩写真に匹敵する高画質のフルカラー画像を得ることが出来る。このため、近年、銀塩写真よりも広く利用されるようになっている。
昇華型の熱転写プリンタでは、濃度の高い部分で熱昇華性インクの昇華量を多くする必要がある。そのため、サーマルヘッドへ供給するエネルギーが大きくなりサーマルヘッドは高熱になる。サーマルヘッドが高熱になると、用紙表面の変形やインク表面のダメージにより、転写した画像の表面が荒れて光沢度が落ちる、いわゆるマットと呼ばれる現象が生じる。その結果、用紙に印刷した画像のうち、色の濃い部分がくすんだ状態となり、高品質な画像記録が得られなくなってしまう。
この問題に対する一般的な対策としては、濃度を薄くする方法がある。また特許文献1では、高い濃度で印画した部分に再び熱を加えて用紙の表面を平滑化することにより、マットを防いでいる。
特開平10−202925号公報
くすみを改善するために濃度を下げれば、コントラストが低くなるため印画物の品質が低下するという問題がある。
また、特許文献1に記載の方法によれば、同一箇所に1回余計にしかも印画紙に直接に熱を加える工程が必要であるので、印画スピードが遅くなるという問題がある。
本発明は上述の問題点に鑑み、印画物の品質や印画スピードを落とさずにくすみを改善する昇華型の熱転写プリンタの提供を目的とする。
本発明の熱転写プリンタは、各画素の印画濃度を示す画像データを記憶する画像データ記憶部と、熱昇華用インクシートに接触し、インクを昇華させて印画を行うサーマルヘッドと、前記画像データから、印画濃度がくすみが発生するとして予め定められた第1の閾値以上である画素が連続した画素群を抽出する画素群抽出部と、前記画素群の印画濃度の合計値を変えることなく、あるいは前記合計値の変化量を濃度の変化が知覚できるとして予め定められた第2の閾値以下に保ちながら、前記画素群に印画濃度が前記第1の閾値を下回る画素が含まれるように、前記画素群を構成する一部の画素の印画濃度を下げ、前記画素群を構成する他の画素の印画濃度を上げる処理を前記画像データに行う濃度変更部と、前記画像処理部における画像処理後の前記画像データに基づき前記サーマルヘッドに供給するエネルギーを制御するサーマルヘッド駆動部と、を備える。
本発明の熱転写プリンタは、各画素の印画濃度を示す画像データから、印画濃度がくすみが発生するとして予め定められた第1の閾値以上である画素が連続した画素群を抽出する画素群抽出部と、前記画素群の印画濃度の合計値を変えることなく、あるいは前記合計値の変化量を濃度の変化が知覚できるとして予め定められた第2の閾値以下に保ちながら、前記画素群に印画濃度が前記第1の閾値を下回る画素が含まれるように、前記画素群を構成する一部の画素の印画濃度を下げ、前記画素群を構成する他の画素の印画濃度を上げる処理を前記画像データに行う濃度変更部と、前記画像処理部における画像処理後の前記画像データに基づき前記サーマルヘッドに供給するエネルギーを制御するサーマルヘッド駆動部と、を備える。これにより、印画スピードを落とさず、全体の印画濃度を変えずにマットを改善することが出来る。
前提技術に係る熱転写プリンタの構成を示すブロック図である。 5×5画素の画像データを示す図である。 くすみ判定結果を示す図である。 本発明の熱転写プリンタの構成を示すブロック図である。 本発明の熱転写プリンタによる濃度変更処理を行った5×5画素の画像データを示す図である。 くすみ判定結果を示す図である。
(前提技術)
図1は、前提技術に係る昇華型の熱転写プリンタ1の構成を示すブロック図である。熱転写プリンタ1は、画像データ記憶部2と、サーマルヘッド駆動部3と、サーマルヘッド4を備えている。画像データ記憶部2は画像を構成する画素ごとの印画濃度を示す画像データを記憶している。サーマルヘッド駆動部3はこの画像データに基づきサーマルヘッド4を駆動する。つまり、各画素の印画濃度に応じてサーマルヘッド4へ供給するエネルギーを制御することにより、サーマルヘッド4と接触した熱昇華性インクリボンから昇華してコート紙へ転写するインク量、すなわちドット毎の印画濃度が調整され、コート紙へ印画が行われる。
図2は、5×5画素の画像データData(x,y)を示している。Data(x、y)は、x行y列の画素の印画濃度を示している。図2では5×5画素領域の全画素の印画濃度を50000としており、当該領域に高濃度画像が印刷されることを示している。
ここで、くすみが生じる印画濃度の閾値を48000とすると、印刷後のくすみ判定は図3のようになり、図に×印で示すように全ての画素にくすみが発生してしまう。
そこで、本発明では画像データに濃度変更処理を行ってから印刷することにより、くすみの軽減を図る。
(実施の形態1)
<構成>
図4は、実施の形態1の熱転写プリンタ10の構成を示すブロック図である。昇華型の熱転写プリンタ10は、前提技術に係る熱転写プリンタ1の構成に加えて、画像データ記憶部2に記憶した画像データに所定の画像処理を施す画像処理部5を備えている。
画像処理部5は、画像データ記憶部2に記憶された画像データから印画濃度が閾値以上の連続した画素からなる画素群を抽出する画素群抽出部6と、抽出した画素群の印画濃度に変更処理を施す濃度変更部7とを備えている。
サーマルヘッド駆動部3は、濃度変更処理後の画像データに基づきサーマルヘッド4への供給エネルギーを制御し、印画を行う。
<動作>
画像処理部5における画像処理について説明する。画素群抽出部6は、画像データ記憶部2に記憶された画像データData(x,y)を参照し、印画濃度が共に所定の閾値以上である連続した所定数の画素からなる画素群を抽出する。ここでの印画濃度の閾値は、くすみが発生するとして予め定められた閾値である。また、画素群は少なくとも2つの連続した画素から構成されていれば良い。
ここで印画濃度の閾値を48000、画素群のサイズを3×3とすると、Data(x−1,y−1)、Data(x−1,y)、Data(x−1,y+1)、Data(x,y−1)、Data(x,y)、Data(x,y+1)、Data(x+1,y−1)、Data(x+1,y)、Data(x+1,y+1)が全て48000以上である場合に、これらの画像データに係る画素群を抽出する。
次に濃度変更部7は、画素群抽出部6にて抽出した画素群の印画濃度に増減処理を施す。ここでは画素群全体の濃度を変えることなく増減処理を行う。すなわち、画素群において印画濃度の合計値は変えず、あるいは変える場合には変化量が濃度変化が知覚されるとして予め定められた第2の閾値以下になるようにしつつ、画素群のうち略半分の画素の印画濃度が48000以下になるようにする。
例えば、図2に示す5×5画素の画像データを例にして、印画濃度が全て50000である5×5画素のうち、画素群抽出部6が中央の3×3の画素を画素群として抽出したとする。濃度変更部7は当該画素群のうち、x、yが共に偶数または奇数である画素の濃度を4000減少させ、それ以外の画素の濃度を4000増加させる。増減処理後の画像データは図5に示すように、Data(1,1)、Data(1,3)、Data(2,2)、Data(3,1)、Data(3,3)が46000となり、Data(1,2)、Data(2,1)、Data(2,3)、Data(3,2)が54000となる。
画素群抽出部6で抽出した画素群の画像データと、抽出されなかった画素群の画像データは再び合成されてサーマルヘッド駆動部3へ入力され、サーマルヘッド駆動部3では合成した画像データに基づきサーマルヘッド4への供給エネルギーを調整する。すると、濃度を減少させた画素は、図6に○で示すようにくすみなしで印画される。濃度変更部7における増減処理によって隣接する画素間で濃度差が生じるが、十分にドットが細かければ濃度差は平均化され、処理前と同じ濃度の黒色に見える。×で示す画素にはくすみが生じるが、くすみがない画素が一部に生じるので、処理前に比べてくすみは軽減される。
また、図5,6の例では抽出した画素群において濃度が閾値以下になる画素と閾値以上になる画素が横方向及び縦方向において交互に配置されるようにしたが、処理前後で画素群の濃度の合計が第2の閾値以下である限りにおいて、閾値以下になる画素と閾値以上になる画素の配置は自由である。
また、濃度変更部7は画素群のうち略半分の画素の印画濃度が第1の閾値以下になるように濃度変更処理を行ったが、印画濃度が第1の閾値以下となる画素の比率はこれに限定しない。画素群の中に印画濃度が第1の閾値以下となる画素が存在していれば、くすみを軽減する効果を奏する。
<効果>
本実施の形態の熱転写プリンタ10は、各画素の印画濃度を示す画像データを記憶する画像データ記憶部2と、熱昇華用インクシートからインクを昇華させて印画を行うサーマルヘッド4と、前記画像データから、印画濃度がくすみが発生するとして予め定められた第1の閾値以上である画素が連続した画素群を抽出する画素群抽出部6と、前記画素群の印画濃度の合計値を変えることなく、あるいは前記合計値の変化量を濃度の変化が知覚できるとして予め定められた第2の閾値以下に保ちながら、前記画素群に印画濃度が前記第1の閾値を下回る画素が含まれるように、前記画素群を構成する各画素の印画濃度を変更する処理を前記画像データに行う濃度変更部7と、前記画像処理部における画像処理後の前記画像データに基づき前記サーマルヘッド4に供給するエネルギーを制御するサーマルヘッド駆動部3とを備えるので、印画スピードを落とすことなく、全体の印画濃度を変えずにマットを改善することが出来る。
また、濃度変更部7は、画素群抽出部6が抽出した画素群のうち略半分の画素の印画濃度が第1の閾値を下回るように、当該画素群を構成する各画素の印画濃度を変更する処理を画像データに行うので、印画スピードを落とすことなく、全体の印画濃度を変えずにマットを改善することが出来る。
また、濃度変更部7は、画素群抽出部6が抽出した画素群において縦方向又は横方向に一つ飛びの画素の印画濃度が第1の閾値を下回るように、当該画素群を構成する各画素の印画濃度を変更する処理を画像データに行うので、印画スピードを落とすことなく、全体の印画濃度を変えずにマットを改善することが出来る。
1,10 熱転写プリンタ、2 画像データ記憶部、3 サーマルヘッド駆動部、4 サーマルヘッド、5 画像処理部、6 画素群抽出部、7 濃度変更部。

Claims (3)

  1. 画像を構成する各画素の印画濃度を示す画像データを記憶する画像データ記憶部と、
    熱昇華用インクシートからインクを昇華させて印画を行うサーマルヘッドと、
    前記画像データから、印画濃度がくすみが発生するとして予め定められた第1の閾値以上である画素が連続した画素群を抽出する画素群抽出部と、
    前記画素群の印画濃度の合計値を変えることなく、あるいは前記合計値の変化量を濃度の変化が知覚できるとして予め定められた第2の閾値以下に保ちながら、前記画素群に印画濃度が前記第1の閾値を下回る画素が含まれるように、前記画素群を構成する一部の画素の印画濃度を下げ、前記画素群を構成する他の画素の印画濃度を上げる処理を前記画像データに行う濃度変更部と、
    前記濃度変更部における印画濃度変更処理後の前記画像データに基づき前記サーマルヘッドに供給するエネルギーを制御するサーマルヘッド駆動部と、
    を備える熱転写プリンタ。
  2. 前記濃度変更部は、前記画素群のうち略半分の画素の印画濃度が前記第1の閾値を下回るように、前記画素群を構成する各画素の印画濃度を変更する処理を前記画像データに行う、請求項1に記載の熱転写プリンタ。
  3. 前記濃度変更部は、前記画素群において縦方向又は横方向に一つ飛びの画素の印画濃度が前記第1の閾値を下回るように、前記画素群を構成する各画素の印画濃度を変更する処理を前記画像データに行う、
    請求項2に記載の熱転写プリンタ。
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