JP6718759B2 - サーマルプリンタ及び印刷制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、サーマルヘッドが発する熱によって印刷媒体に画像を印刷するサーマルプリンタ、及び印刷制御方法に関する。
サーマルプリンタは、主走査方向に沿って配列された複数の発熱素子を有するサーマルヘッドを備え、印刷媒体を搬送しつつ画像データに応じて発熱素子を発熱させることで、印刷媒体に主走査方向の1ラインずつ画像を印刷する。このようなサーマルプリンタの中には、サーマルヘッドに圧着させるように印刷媒体及びインクリボンを搬送し、サーマルヘッドによって与えられるインクリボンの単位面積当たりの熱量を制御することで、画像の濃度を調整するように構成されたものがある。
例えば、高濃度なほど低速となるように印刷媒体及びインクリボンの搬送速度を変更する昇華型のサーマルプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この従来のサーマルプリンタでは、印刷媒体及びインクリボンの搬送速度を低速にすることで、サーマルヘッドによって与えられる1画素当たりの熱量が、高速の場合よりも大きくなり、濃度が高くなる。
特開2006−51693号公報
しかし、特許文献1には、搬送速度の変更をどのような箇所で行うかについての具体的な記載がないので、従来のサーマルプリンタでは、搬送速度の変更箇所において、画像ムラが生じる虞がある。
この発明の目的は、画像ムラを抑制しつつ画像の高濃度部分の再現性を向上できるサーマルプリンタ及び印刷制御方法を提供することにある。
この発明のサーマルプリンタは、主走査方向に沿って配列された複数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、主走査方向に直交する副走査方向に印刷媒体を搬送する搬送部と、搬送部の動作を制御する制御部とを備え、画像データに応じて各発熱素子を発熱させ、印刷媒体を副走査方向に搬送しつつ画像を印刷媒体に主走査方向の1ラインずつ印刷する。制御部は、画像データに基づいて、主走査方向の複数のラインの中から、所定の基準速度よりも低速で印刷媒体を搬送する低速印刷ライン、及び印刷時における印刷媒体の搬送速度を変更可能な速度変更可能ラインを設定し、低速印刷ラインでは印刷媒体を基準速度よりも低速で搬送させ、搬送速度を変更する場合は速度変更可能ラインで変更させ、速度変更可能ライン以外のラインでは搬送速度を変更させないように搬送部を制御する。
この構成では、低速印刷ラインでは、印刷媒体が低速で搬送されることで、サーマルヘッドによって与えられる1画素当たりの熱量が、基準速度の場合よりも大きくなり、より高濃度の画像を印刷できるようになる。また、印刷時における基準速度と低速との切り替えは、画像データに基づいて設定された速度変更可能ラインにおいて行われ、その他のラインでは行われないので、速度変更時に生じ得る画像ムラを目立ちにくくすることが可能となる。
上述の構成において、制御部は、画像データに基づいて各画素の濃度を抽出し、所定の第1基準値を超える濃度を有する画素を含むラインを、低速印刷ラインに設定するように構成することができる。この構成では、第1基準値を超える高濃度の画素を含むラインは、印刷媒体が低速で搬送されつつ印刷されるので、画像の高濃度部分の再現性が向上する。
また、制御部は、所定の第1基準値を超える濃度を有する複数の画素を含むラインを、低速印刷ラインに設定するように構成することができる。この構成では、ライン中に複数の高濃度画素があり、高濃度画素が視認されやすい場合に、低速で印刷される。このため、高濃度部分が視認されやすい場合に、高濃度部分の再現性が向上する。
さらに、制御部は、所定の第1基準値を超える濃度を有する複数の画素であって連続する画素を含むラインを、低速印刷ラインに設定するように構成することができる。この構成では、ライン中に、より視認されやすい大きさの高濃度部分がある場合に、低速で印刷される。このため、高濃度部分が視認されやすい大きさである場合に、高濃度部分の再現性が向上する。
また、制御部は、画像データに基づいて各画素の濃度を抽出し、第1基準値よりも低い第2基準値を超える濃度を有する画素を含まないラインを、速度変更可能ラインに設定するように構成することができる。この構成では、低濃度画素のみを含むラインにおいて、印刷媒体の搬送速度が変更される。このため、速度変更箇所において画像ムラが生じたとしても目立たず、画質低下が抑制される。
さらに、互いに異なる複数色の画像を重ねて印刷することでカラー画像を形成するサーマルプリンタに、本発明を適用することもできる。この構成では、各色の印刷において低速印刷ライン及び速度変更可能ラインが設定され、各色において、画像の高濃度部分の再現性が向上するとともに、画像ムラが抑制される。
また、制御部は、所定の第1基準値を超える濃度を有する画素を含まないラインであって、注目画素の注目色の濃度の、注目色以外の色のそれぞれの濃度に対する比率の中に、所定の閾値以下のものが少なくとも1つある画素のみで構成されるラインを、注目色における速度変更可能ラインに設定するように構成することができる。この構成では、他の色に対して低濃度である画素のみを含むラインが注目色における速度変更可能ラインに設定されるので、速度変更箇所において画像ムラが生じた色がある場合でも、より高濃度な他の色が重ねられることで、注目色で生じた画像ムラが目立たなくなる。
さらに、閾値は、注目色に応じて互いに異なるように構成することができる。この構成では、各色の目立ちやすさ等に応じて閾値を設定することができる。例えば、目立ちにくい色では閾値を大きくし、目立ちやすい色では閾値を小さくすることで、画像ムラがより抑制される。
また、制御部は、文字又はベクターデータ画像を含むラインを、低速印刷ラインに設定するように構成することができる。この構成では、文字及び細線などをより高濃度で印刷可能にすることで、文字及び細線などの画像の再現性が向上する。
さらに、制御部は、互いに最も近い2本の速度変更可能ラインで挟まれた間領域に、低速印刷ラインが含まれている場合、間領域の印刷媒体の搬送速度を低速に設定するように構成することができる。この構成では、印刷時の搬送方向の下流側の速度変更可能ラインにおいて低速に変更しておき、間領域では速度変更しないことで、画像ムラが生じた場合でも画像ムラを目立たなくすることができる。
また、制御部は、互いに最も近い2本の速度変更可能ラインで挟まれた間領域に、低速印刷ラインが含まれていない場合、間領域の印刷媒体の搬送速度を基準速度に設定するように構成することができる。この構成では、高濃度で印刷する必要がない領域は基準速度で印刷することで、より高速に印刷することができる。
さらに、制御部は、印刷開始ラインが低速印刷ラインに設定されている場合、印刷開始時の印刷媒体の搬送速度を低速に設定するように構成することができる。この構成では、低速印刷ラインにおいて速度変更する必要がないので、速度変更による画像ムラが生じない。
また、制御部は、印刷開始ラインが速度変更可能ラインに設定されている場合、印刷開始時の印刷媒体の搬送速度を基準速度に設定するように構成することができる。この構成では、印刷時の搬送方向において速度変更可能ラインの上流側に低速印刷ラインがある場合は速度変更可能ラインにおいて速度変更できるので、印刷開始時は基準速度で搬送開始しても画像ムラを抑制できる。また、基準速度で搬送開始することで、より高速に印刷できる。
さらに、制御部は、抽出結果に基づいて、印刷すべき画像の中から、低速印刷ラインのみで構成される低速印刷領域、及び速度変更可能ラインのみで構成される速度変更可能領域を設定し、印刷開始ラインを含み印刷開始ラインと同種の速度設定のラインのみで構成される印刷開始領域が低速印刷領域及び速度変更可能領域の何れでもなく、かつ、印刷開始領域に印刷時の印刷媒体の搬送方向における上流側に隣接する領域が低速印刷領域である場合、印刷開始時の印刷媒体の搬送速度を低速に設定するように構成することができる。この構成では、印刷開始ラインから低速印刷ラインまでの間に速度変更可能ラインが無いので、印刷開始時から低速で印刷媒体を搬送することで、速度変更可能ライン以外のラインで速度変更する必要がなくなる。
この発明の印刷制御方法は、主走査方向に沿って配列された複数の発熱素子を有するサーマルヘッドを用いて画像データに応じて各発熱素子を発熱させ、主走査方向に直交する副走査方向に印刷媒体を搬送しつつ、画像を印刷媒体に主走査方向の1ラインずつ印刷する。印刷制御方法は、画像データに基づいて、主走査方向の複数のラインの中から、所定の基準速度よりも低速で印刷媒体を搬送する低速印刷ライン、及び印刷時における印刷媒体の搬送速度を変更可能な速度変更可能ラインを設定するライン設定ステップと、低速印刷ラインでは印刷媒体を基準速度よりも低速で搬送させ、搬送速度を変更する場合は速度変更可能ラインで変更させ、速度変更可能ライン以外のラインでは搬送速度を変更させない、速度調整ステップと、を備える。
この発明によれば、サーマルプリンタにおいて、画像ムラを抑制しつつ画像の高濃度部分の再現性を向上させることができる。
この発明の第1実施形態に係るサーマルプリンタの概略の構成を示す断面図である。 サーマルプリンタに用いられるインクリボンの構成図である。 制御部の処理手順を示すフローチャートである。 印刷処理の手順を示すフローチャートである。 印刷媒体とサーマルヘッドとの位置関係を示す図である。 主走査方向のライン毎の印刷速度を設定する処理手順を示すフローチャートである。 原稿と印刷速度設定との関係を示す図であり、(A)は原稿を示し、(B)は領域毎の印刷速度設定を示す。 印刷開始時の印刷媒体の搬送速度を決定する処理手順を示すフローチャートである。 印刷速度設定の一例を示す図である。 第5実施形態に係るカラーのサーマルプリンタに用いられるインクリボンの構成図である。 第5実施形態に係るサーマルプリンタの制御部の処理手順を示すフローチャートである。 第5実施形態に係るサーマルプリンタにおける印刷処理の手順を示すフローチャートである。 第6実施形態に係るサーマルプリンタにおける主走査方向のライン毎の印刷速度を設定する処理手順を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態に係るサーマルプリンタ10は、サーマルヘッド11、記録紙ロール12、駆動ローラ13、搬送ローラ14、供給ロール15、巻取りロール16、カッタ17、搬送ガイド18,19、及び制御部20を備える。一例として、サーマルプリンタ10は、昇華型プリンタである。制御部20は、サーマルプリンタ10の各部機器を統括的に制御する。
記録紙ロール12は、回転軸121を中心にして印刷媒体である記録紙PPがロール状に巻き取られたものである。回転軸121は、記録紙PPの供給時には記録紙PPの印刷時の搬送方向である順方向D1に回転自在であり、記録紙PPの巻取り時には順方向D1の反対方向である逆方向D2に駆動可能に構成される。順方向D1及び逆方向D2は、副走査方向に相当する。
記録紙PPは、搬送ローラ14及び駆動ローラ13に架け渡された後、搬送ガイド18,19に案内されて、外部へ排出される。搬送ガイド18と搬送ガイド19との間に、カッタ17が配置される。カッタ17は、記録紙PPの全幅を切断可能に構成される。
駆動ローラ13は、順方向D1に駆動可能であり、記録紙ロール12による記録紙PPの巻取り時には、記録紙PPの逆方向D2に回転自在に構成される。搬送ローラ14は、順方向D1及び逆方向D2の両方向に回転自在に構成される。
駆動ローラ13は、サーマルヘッド11に圧着している。駆動ローラ13が順方向D1に駆動することで、記録紙PPが順方向D1に搬送される。一方、記録紙ロール12が逆方向D2に駆動することで、記録紙PPが逆方向D2に搬送される。印刷時の記録紙PPの搬送速度は、所定の基準速度と、基準速度よりも遅い所定の低速との2段階に切り換えられる。なお、印刷時の記録紙PPの搬送速度は、画像データに応じて、基準速度と複数段階の低速との3段階以上に切り換えるように構成することもできる。記録紙ロール12及び駆動ローラ13は、副走査方向に記録紙PPを搬送する搬送部を構成する。
サーマルヘッド11は、1列に配置された複数の発熱素子を有するラインサーマルヘッドである。発熱素子は、副走査方向に直交する方向である主走査方向D3に沿って、高密度に配列される。主走査方向D3は、記録紙PPの幅方向に平行である。
供給ロール15は、インクリボンR1がロール状に巻き取られたものであり、主に未使用状態のインクリボンR1が巻き取られている。巻取りロール16は、印刷後のインクリボンR1がロール状に巻き取られるものである。供給ロール15から供給されたインクリボンR1は、サーマルヘッド11と駆動ローラ13との間を経由して、巻取りロール16に巻き取られる。なお、供給ロール15から一旦供給されたインクリボンR1を、供給ロール15で巻き取ることも可能である。
サーマルヘッド11及びインクリボンR1は、使用が想定される記録紙PPの最大幅を超える主走査方向D3の長さを有する。
図2に示すように、インクリボンR1は、ブラックBKのインクが塗布された領域と、オーバーコートOCの薬剤が塗布された領域とが、所定長さずつ交互に繰り返し配置されるように構成されている。一例として、インクリボンR1のブラックBK及びオーバーコートOCのそれぞれの1面分は、L版2枚分の画像を印刷可能なサイズを有する。
サーマルプリンタ10では、印刷時に、記録紙PPとインクリボンR1とが重ねて同じ速度で順方向D1に搬送されるとともに、サーマルヘッド11の発熱素子が画像データに応じて発熱することで、インクリボンR1のインクが昇華して記録紙PPに付着し、画像が記録紙PPに主走査方向D3の1ラインずつ印刷される。
サーマルプリンタ10では、画像データの階調値に応じて設定されるパルス数の加熱パルスが、連続してサーマルヘッド11へ出力される。サーマルヘッド11の発熱素子は、加熱パルスの有無によって通電と非通電とに切り換えられ、加熱パルスが入力している間、通電されてインクリボンR1を加熱する。
記録紙PPが1画素の幅分だけ搬送される間に、加熱パルスが何パルス入力するかに応じて、インクリボンR1から記録紙PPへ転写されるインク量、即ちその画素の印刷濃度が変化する。
サーマルプリンタ10では、記録紙PPの搬送速度が基準速度か低速かによって、デューティー比は変えずに加熱パルスの出力周期を変化させる。これによって、1画素分の長さの搬送時間中に1つの加熱パルスが占める割合が、基準速度か低速かによって変化しないようにする。このため、記録紙PPの搬送速度が低速の場合は、基準速度の場合に比べて、1つの加熱パルスによるサーマルヘッド11の加熱素子の通電時間は、長くなる。通電時間が長くなることで、より高濃度の印刷が可能となる。
図3に示すように、制御部20は、画像データが入力すると(S1)、インクリボンR1に使用されている色材の特性に応じた色変換処理を行った後(S2)、画像データに基づいて印刷速度設定を行う(S3)。印刷速度設定の詳細については後述する。
図4に示すように、印刷処理の際には、制御部20は、1面分のブラックBKのインクによる印刷が終了すると(S11)、記録紙PPを印刷開始位置まで逆方向D2に巻き戻し(S12)、次に、ブラックBKの画像に重ねるようにオーバーコートOCを印刷した後(S13)、図5に示すように、カッタ17によって画像先端を裁断し(S14)、記録紙PPを順方向D1に搬送して、さらに画像後端を裁断し(S15)、記録紙PPを排出する。
次に、印刷速度設定について説明する。
図6に示すように、制御部20は、代数Nを初期化し(S21)、代数Nに整数1を加算する(S22)。制御部20は、サーマルヘッド11と平行な主走査方向D3のライン毎に、各画素の画素値即ち濃度を抽出する。
制御部20は、副走査方向の最初に印刷される端部側からN番目のラインの画素値を抽出すると(S23)、そのN番目のラインに含まれる画素の中に所定の第1基準値を超える画素値を有する画素があるか否かを判定し(S24)、第1基準値を超える画素値を有する画素がある場合は、そのN番目のラインを低速印刷ラインに設定する(S25)。
制御部20は、N番目のラインが最終ラインであれば、設定中の色の印刷速度設定の処理を終了し、最終ラインでなければ、S22に戻って(S26)、次のラインの画素値を抽出する。
制御部20は、S24において、N番目のラインに含まれる画素の中に第1基準値を超える画素が無い場合、N番目のラインに含まれる画素の中に、第1基準値よりも低い所定の第2基準値を超える画素値を有する画素があるか否かを判定する(S27)。制御部20は、N番目のラインに含まれる画素の中に、第2基準値を超える画素値を有する画素が無い場合、そのN番目のラインを速度変更ラインに設定する(S28)。
制御部20は、N番目のラインが最終ラインであれば、設定中の色の印刷速度設定の処理を終了し、最終ラインでなければ、S22に戻って(S29)、次のラインの画素値を抽出する。
例えば、図7(A)に示すような原稿において、第1基準値を超える画素値を有する画素が1個以上ある主走査方向D3のラインは、図7(B)に示すように、低速印刷ラインに設定される。また、第2基準値を超える画素値を有する画素が全く無いラインは、速度変更可能ラインに設定される。
以下の説明において、低速印刷ラインのみで構成される領域を低速印刷領域21と称し、速度変更可能ラインで構成される領域を速度変更可能領域22と称する。また、印刷時に最初に印刷される主走査方向D3のラインを印刷開始ラインと称し、印刷開始ラインを含み、印刷開始ラインと同種の速度設定のラインのみで構成される領域を印刷開始領域と称する。速度設定の種類には、低速印刷ライン、速度変更可能ライン、及び低速印刷ライン及び速度変更可能ラインのどちらでもないラインの3種類がある。
サーマルプリンタ10では、低速印刷ラインでは、所定の基準速度よりも遅い所定の低速で記録紙PPを搬送しながら印刷される。また、印刷時における記録紙PPの搬送速度の切り換えを行う場合は、速度変更可能ラインにおいて行われる。
低速印刷領域21では、記録紙PPが低速で搬送されることで、サーマルヘッド11によって与えられる1画素当たりの熱量が、基準速度の場合よりも大きくなり、より高濃度の画像を印刷できるようになる。このため、画像の高濃度部分の再現性が向上する。印刷時における基準速度と低速との切り替えは、速度変更可能領域22において行われ、その他の領域では行われない。速度変更可能領域22は、比較的、低濃度の画素のみを含むので、速度変更可能領域22において速度変更され、速度変更箇所において画像ムラが生じたとしても目立たず、画質低下が抑制される。したがって、サーマルプリンタ10において、画像ムラを抑制しつつ画像の高濃度部分の再現性を向上させることができる。
図8に示すように、制御部20は、印刷開始領域が低速印刷領域21である場合は(S31)、印刷開始時の記録紙PPの搬送速度を低速に設定する(S32)。低速印刷領域21において速度変更する必要がないので、速度変更による画像ムラが生じない。
また、制御部20は、印刷開始領域が速度変更可能領域22である場合は(S33)、印刷開始時の記録紙PPの搬送速度を基準速度に設定する(S34)。基準速度で搬送開始することで、より高速に印刷でき、全体的な印刷時間の短縮化を図ることができる。
制御部20は、印刷開始領域が低速印刷領域21及び速度変更可能領域22の何れでもなく、かつ、印刷開始領域に印刷時の記録紙PPの搬送方向(順方向D1)における上流側に隣接する領域が低速印刷領域21である場合(S35)、印刷開始時の記録紙PPの搬送速度を低速に設定する。印刷開始領域から低速印刷領域21までの間に速度変更可能領域22が無いので、印刷開始時から低速で記録紙PPを搬送することで、速度変更可能領域22以外の領域で速度変更する必要がなくなる。
制御部20は、印刷開始領域が低速印刷領域21及び速度変更可能領域22の何れでもなく、かつ、印刷開始領域に順方向D1における上流側に隣接する領域が低速印刷領域21でない場合は、印刷開始時の記録紙PPの搬送速度を基準速度に設定する。
図9に示すように、制御部20は、互いに最も近い2本の速度変更可能領域22A,22Bで挟まれた間領域E1に、少なくとも1個の低速印刷領域21A,21Bが含まれている場合、間領域E1の搬送速度を低速に設定する。順方向D1の下流側の速度変更可能領域22Aにおいて低速に変更しておき、間領域E1では速度変更しないことで、画像ムラが生じた場合でも画像ムラを目立たなくすることができる。
また、制御部20は、互いに最も近い2本の速度変更可能領域22A,22Bで挟まれた間領域E1に、低速印刷領域21A,21Bが全く含まれていない場合、間領域E1の搬送速度を基準速度に設定する。高濃度で印刷する必要がない領域は基準速度で印刷することで、より高速に印刷することができ、全体的な印刷時間の短縮化を図ることができる。
[第2実施形態]
図9に示すように、制御部20は、間領域E1に低速印刷領域21A,21Bが含まれているが、順方向D1において、間領域E1内の最も上流側の低速印刷領域21Bの上流側端部から、低速印刷領域21Bの上流側に最も近く位置する速度変更可能領域22Bの下流側端部までの距離L1が、所定値V以上ある場合に、速度変更可能領域22A,22Bで挟まれた間領域E1の搬送速度を低速に設定し、距離L1が所定値V未満である場合は、速度変更可能領域22Aから、速度変更可能領域22Bの上流側に最も近く位置する速度変更可能領域22Cまでの領域の搬送速度を低速に設定するように構成することもできる。一例として、所定値Vは、0.5mmとする。
高濃度で印刷する低速印刷領域21A,21Bが続いた場合は、サーマルヘッド11の温度が高くなるので、サーマルヘッド11の予測温度に基づいて印刷濃度を補正しても、搬送速度が基準速度である場合は低速印刷領域21Bの上流側端部から所定値V程度の領域の濃度は不安定になりやすいのに対して、低速印刷領域21Bの上流側端部から所定値Vの領域の搬送速度を低速にすることで、濃度の再現性を向上できる。
[第3実施形態]
制御部20は、S24及びS25において、第1基準値を超える濃度を有する複数の画素を含むラインを、低速印刷ラインに設定するように構成することもできる。これによって、ライン中に複数の高濃度画素があり、高濃度画素が視認されやすい場合に、低速で印刷される。このため、高濃度部分が視認されやすい場合に、高濃度部分の再現性を向上できる。
[第4実施形態]
制御部20は、S24及びS25において、第1基準値を超える濃度を有する複数の画素であって連続する画素を含むラインを、低速印刷ラインに設定するように構成することもできる。これによって、ライン中に、より視認されやすい大きさの高濃度部分がある場合に、低速で印刷される。このため、高濃度部分が視認されやすい大きさである場合に、高濃度部分の再現性を向上できる一方、視認されにくい大きさである場合は基準速度で印刷することで、より高速に印刷でき、全体的な印刷時間の短縮化を図ることができる。
[第5実施形態]
互いに異なる複数色の画像を重ねて印刷することでカラー画像を形成するサーマルプリンタ10に、本発明を適用することもできる。
図10に示すように、この実施形態に係るカラーのサーマルプリンタ10では、インクリボンR1に代えて、互いに異なる複数色のインクが周期的に配置されたインクリボンR2が用いられる。具体的には、インクリボンR2は、イエローYのインクが塗布された領域、マゼンタMのインクが塗布された領域、シアンCのインクが塗布された領域、及びオーバーコートOCの薬剤が塗布された領域が、順方向D1の下流側からこの順序で所定長さずつ配置され、イエローY,マゼンタM、シアンC及びオーバーコートOCの領域が繰り返し配置されるように構成されている。
図11に示すように、制御部20は、画像データが入力すると(S41)、インクリボンR1に使用されている色材の特性に応じた色変換処理を行った後(S42)、イエローの印刷速度設定(S43)、マゼンタの印刷速度設定(S44)、及びシアンの印刷速度設定(S45)を行う。各色の印刷速度設定は、第1実施形態と同様にして行われる。
図12に示すように、印刷処理の際には、制御部20は、1面分のイエローYのインクによる印刷が終了すると(S51)、記録紙PPを印刷開始位置まで逆方向D2に巻き戻し(S52)、次にイエローYの画像に重ねるようにマゼンタMのインクによる印刷を行い(S53)、1面分のマゼンタMのインクによる印刷が終了すると、再び記録紙PPを印刷開始位置まで逆方向D2に巻き戻し(S54)、次にさらに重ねるようにしてシアンCのインクによる印刷を行い(S55)、1面分のシアンCのインクによる印刷が終了すると、再び記録紙PPを印刷開始位置まで逆方向D2に巻き戻し(S56)、最後にさらに重ねるようにオーバーコートOCを印刷した後(S57)、図5に示すように、カッタ17によって画像先端を裁断し(S58)、記録紙PPを順方向D1に搬送して、さらに画像後端を裁断し(S59)、記録紙PPを排出する。
この実施形態に係るカラーのサーマルプリンタ10によれば、各色の印刷について低速印刷ライン及び速度変更可能ラインが設定され、各色において、画像の高濃度部分の再現性を向上できるとともに、画像ムラを抑制できる。
なお、この実施形態に係るカラーのサーマルプリンタ10は、上述した特徴以外は第1実施形態に係るサーマルプリンタ10と同様に構成されるが、第2、第3及び第4の実施形態の各特徴と組み合わせることもできる。
[第6実施形態]
この実施形態に係るカラーのサーマルプリンタ10では、イエローY、マゼンタM、及びシアンCの各色について、図13に示す処理が行われ、低速印刷ライン及び速度変更可能ラインが設定される。
制御部20は、図6に示すS27及びS28の処理に代えてS67及びS68の処理を行い、その他のS61〜S66及びS69については、S21〜S26及びS29と同様に処理する。
図13に示すように、制御部20は、S64において、N番目のラインに含まれる画素の中に第1基準値を超える画素が無い場合、S67及びS68において、注目画素の注目色の濃度の、注目色以外の色のそれぞれの濃度に対する比率の中に、所定の閾値K以下のものが少なくとも1つある画素のみで構成されるラインを、注目色における速度変更可能ラインに設定する。一例として、閾値Kは、0.1である。
注目色以外のある色の画素値をα1、注目色以外の別の色の画素値をα2、注目色の画素値をβとすると、次の関係式が成立する画素のみで構成されるラインは、注目色における速度変更可能ラインに設定される。
Min(β÷α1、β÷α2、……) ≦ K
例えば、ある注目画素のイエローの画素値のマゼンタの画素値に対する比率、又はイエローの画素値のシアンの画素値に対する比率のいずれかが、閾値K以下である画素のみを含むラインは、イエローにおける速度変更可能ラインに設定される。マゼンタ及びシアンについても、同様にして速度変更可能ラインが設定される。一方、ある注目画素のイエローの画素値のマゼンタの画素値に対する比率、及びイエローの画素値のシアンの画素値に対する比率の両方が、閾値Kを超える画素を1つでも含むラインは、イエローにおける速度変更可能ラインには設定されない。
ある画素において注目色の濃度の注目色以外の色の濃度に対する比率が、閾値K以下のものが1つでもある場合は、速度変更箇所において注目色に画像ムラが生じた場合でも、比率が閾値K以下である色、即ち注目色に対してかなり高濃度な色が注目色に重ねられることで、注目色で生じた画像ムラを目立たなくすることができる。例えば、イエローの画素値20、マゼンタの画素値25、シアンの画素値250であれば、マゼンタとイエローとの濃度差は小さいが、シアンはイエローに対してかなり高濃度なので、イエローに画像ムラが生じた場合でも、シアンが重ねられることで、イエローの画像ムラを目立たなくすることができる。
[第7実施形態]
閾値Kは、注目色に応じて互いに異なるように構成することもできる。各色の目立ちやすさ等に応じて閾値を設定することができる。例えば、目立ちにくい色では閾値を大きくし、目立ちやすい色では閾値を小さくすることで、画像ムラをより抑制できる。
[第8実施形態]
制御部20は、画素値に基づいて低速印刷ラインを設定することに代えて、文字又はベクターデータ画像を含むラインを、低速印刷ラインに設定するように構成することもできる。ベクターデータ画像は、細線を含む。なお、例えば、速度変更可能ラインは、文字又はベクターデータ画像を含まないラインの中から、画素値に基づいて、第1実施形態、第6実施形態、又は第7実施形態のようにして設定される。
文字及び細線などをより高濃度で印刷可能にすることで、文字及び細線などの画像の再現性を向上できる。
なお、(1)イエロー、マゼンタ、及びシアンという色毎に最大画素値を取得し、最大画素値が第1基準値を超える色については印刷時の記録紙PPの搬送速度を低速に設定するというように、インクリボンR2の各色の領域毎に印刷時の記録紙PPの搬送速度を変更することや、(2)色を考慮せず、画像データ毎に最大画素値を取得し、最大画素値が第1基準値を超える画像データについては、印刷時の記録紙PPの搬送速度を低速に設定するというように、画像データ毎に印刷時の記録紙PPの搬送速度を設定することも考えられる。(3)さらに、インクリボンR1,R2の1個のインクの領域で複数の画像データの印刷をする場合に、少なくとも1個の画像データについてシャープネスを強調する印刷条件の設定がなされた場合は、同じ領域で印刷される全ての画像データについて、記録紙PPの搬送速度を低速に設定することも考えられる。低速で印刷することで、より高濃度となり、エッジや微細な形状をより鮮明に印刷できる。
しかし、上述のように、画像データに基づいて、主走査方向D3のライン毎に低速印刷ラインを設定することで、より小さい領域毎に印刷速度設定できるので、高濃度部分の再現性の向上に加えて、全体的な印刷時間の短縮化、及びサーマルヘッド11を高温にする時間を短縮することによる省エネをも図ることができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 サーマルプリンタ
11 サーマルヘッド
20 制御部
21,21A,21B 低速印刷領域
22,22A,22B,22C 速度変更可能領域
R1,R2 インクリボン
PP 記録紙(印刷媒体)
D1 順方向(印刷時の印刷媒体の搬送方向)
D2 逆方向
D3 主走査方向

Claims (13)

  1. 主走査方向に沿って配列された複数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、前記主走査方向に直交する副走査方向に印刷媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部の動作を制御する制御部とを備え、画像データに応じて各発熱素子を発熱させ、印刷媒体を前記副走査方向に搬送しつつ画像を印刷媒体に前記主走査方向の1ラインずつ印刷するサーマルプリンタであって、
    前記制御部は、画像データに基づいて、前記主走査方向の複数のラインの中から、所定の基準速度よりも低速で印刷媒体を搬送する低速印刷ライン、及び印刷時における印刷媒体の搬送速度を変更可能な速度変更可能ラインを設定し、前記低速印刷ラインでは印刷媒体を前記基準速度よりも低速で搬送させ、前記搬送速度を変更する場合は前記速度変更可能ラインで変更させ、前記速度変更可能ライン以外のラインでは前記搬送速度を変更させないように前記搬送部を制御するもので、
    前記制御部は、前記画像データに基づいて各画素の濃度を抽出し、所定の第1基準値を超える濃度を有する画素を含むラインを、前記低速印刷ラインに設定すると共に、前記第1基準値よりも低い第2基準値を超える濃度を有する画素を含まないラインを、前記速度変更可能ラインに設定する、サーマルプリンタ。
  2. 前記制御部は、前記第1基準値を超える濃度を有する複数の画素を含むラインを、前記低速印刷ラインに設定する、請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記制御部は、前記第1基準値を超える濃度を有する複数の画素であって連続する画素を含むラインを、前記低速印刷ラインに設定する、請求項に記載のサーマルプリンタ。
  4. 互いに異なる複数色の画像を重ねて印刷することでカラー画像を形成する、請求項1から3の何れかに記載のサーマルプリンタ。
  5. 前記制御部は、前記第1基準値を超える濃度を有する画素を含まないラインであって、注目画素の注目色の濃度の、前記注目色以外の色のそれぞれの濃度に対する比率の中に、所定の閾値以下のものが少なくとも1つある画素のみで構成されるラインを、前記注目色における前記速度変更可能ラインに設定する、請求項に記載のサーマルプリンタ。
  6. 前記閾値は、前記注目色に応じて互いに異なる、請求項5に記載のサーマルプリンタ。
  7. 前記制御部は、文字又はベクターデータ画像を含むラインを、前記低速印刷ラインに設定する、請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  8. 前記制御部は、互いに最も近い2本の前記速度変更可能ラインで挟まれた間領域に、前記低速印刷ラインが含まれている場合、前記間領域の印刷媒体の前記搬送速度を低速に設定する、請求項1から7の何れかに記載のサーマルプリンタ。
  9. 前記制御部は、互いに最も近い2本の前記速度変更可能ラインで挟まれた間領域に、前記低速印刷ラインが含まれていない場合、前記間領域の印刷媒体の前記搬送速度を前記基準速度に設定する、請求項1から8の何れかに記載のサーマルプリンタ。
  10. 前記制御部は、印刷開始ラインが前記低速印刷ラインに設定されている場合、印刷開始時の印刷媒体の前記搬送速度を低速に設定する、請求項1から9の何れかに記載のサーマルプリンタ。
  11. 前記制御部は、印刷開始ラインが前記速度変更可能ラインに設定されている場合、印刷開始時の印刷媒体の前記搬送速度を前記基準速度に設定する、請求項1から10の何れかに記載のサーマルプリンタ。
  12. 前記制御部は、前記画像データに基づいて、印刷すべき画像の中から、前記低速印刷ラインのみで構成される低速印刷領域、及び前記速度変更可能ラインのみで構成される速度変更可能領域を設定し、印刷開始ラインを含み前記印刷開始ラインと同種の速度設定のラインのみで構成される印刷開始領域が前記低速印刷領域及び前記速度変更可能領域の何れでもなく、かつ、前記印刷開始領域に印刷時の印刷媒体の搬送方向における上流側に隣接する領域が前記低速印刷領域である場合、印刷開始時の印刷媒体の前記搬送速度を低速に設定する、請求項1から11の何れかに記載のサーマルプリンタ。
  13. 主走査方向に沿って配列された複数の発熱素子を有するサーマルヘッドを用いて画像データに応じて各発熱素子を発熱させ、前記主走査方向に直交する副走査方向に印刷媒体を搬送しつつ、画像を印刷媒体に前記主走査方向の1ラインずつ印刷する印刷制御方法であって、
    画像データに基づいて、前記主走査方向の複数のラインの中から、所定の基準速度よりも低速で印刷媒体を搬送する低速印刷ライン、及び印刷時における印刷媒体の搬送速度を変更可能な速度変更可能ラインを設定するライン設定ステップと、
    前記低速印刷ラインでは印刷媒体を前記基準速度よりも低速で搬送させ、前記搬送速度を変更する場合は前記速度変更可能ラインで変更させ、前記速度変更可能ライン以外のラインでは前記搬送速度を変更させない、速度調整ステップと、を備え、
    前記ライン設定ステップは、前記画像データに基づいて各画素の濃度を抽出し、所定の第1基準値を超える濃度を有する画素を含むラインを、前記低速印刷ラインに設定すると共に、前記第1基準値よりも低い第2基準値を超える濃度を有する画素を含まないラインを、前記速度変更可能ラインに設定する、印刷制御方法。
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