JP2006136413A - 内視鏡形状検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 クロック発生部33のクロックは、その周波数を変更可能とする周波数変更回路34を経て、駆動ブロック26内の各発振器32iと、形状算出を行うホストプロセッサ28とに供給される。そして各発振器32iの周波数fiは、ノイズレベルの低い周波数に設定されると共に、ホストプロセッサ28側においても共通に供給されるクロックにより発振器32iで駆動されたソースコイル14iの磁界を検出した周波数成分の信号を分離抽出して精度良く形状算出ができる構成にした。
【選択図】 図4
Description
例えば、第1の従来例としての特開平8−107875号公報には、磁界を用いて内視鏡形状を検出し、検出した内視鏡形状を表示する装置が開示されている。
そして、体内に挿入される内視鏡の挿入部内に所定の間隔で配置した複数の磁界発生素子を駆動してその周囲に磁界を発生させ、体外に配置した磁界検出素子により各磁界発生素子の3次元位置を検出して、各磁界発生素子を連続的に結ぶ曲線を生成して、モデル化した挿入部の3次元的な画像を表示手段で表示する。
このため、第2の従来例としての特開2003−245243号公報においては、複数の磁界発生素子を駆動する交流信号の駆動周波数を選択可能とし、複数の磁界発生素子を駆動しない駆動停止状態で検出されるノイズの周波数成分をノイズ検出手段により検出し、検出されたノイズの周波数成分が少ない駆動周波数の交流信号で複数の磁界発生素子を駆動するようにして、ノイズが少ない環境で位置検出を精度良く行うものを開示している。
このようにすることにより、ノイズの影響を低減して精度の良い内視鏡形状の検出が可能となる。
このため、従来例においては、精度良く内視鏡形状の検出を行えることになるものの、そのためには手間がかかる欠点があった。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、手間をかけること無く、つまり良好な操作性で、しかも精度良く内視鏡形状の検出を行える内視鏡形状検出装置を提供することを目的とする。
前記複数の磁界発生素子により発生される磁界を複数の磁界検出素子を用いて検出する検出ブロックと、
前記複数の磁界検出素子による検出信号における前記駆動信号の周波数に相当する周波数成分から、内視鏡の挿入部内に配置された前記複数の磁界発生素子又は前記複数の磁界検出素子の位置算出を行うことにより、前記挿入部の形状を算出する形状算出ブロックと、
を備えた内視鏡形状検出装置において、
前記駆動信号の周波数を決定する基準クロックの発振周波数を変更可能に設定する周波数設定手段を有し、かつ
前記周波数設定手段により設定される発振周波数の基準クロックを前記駆動ブロックに供給すると共に、前記基準クロックを前記形状算出ブロックにも供給するようにしたことを特徴とする。
上記構成により、ノイズの影響の少ない周波数で駆動信号を駆動する際の周波数の設定と、形状算出ブロック側での駆動周波数に相当する信号成分を抽出する設定とを基準クロックにより共通して行えるようにして、手間をかけないで済むようにし、かつ精度よく位置検出等ができるようにしている。
図1に示すように、内視鏡システム1は、内視鏡検査を行う内視鏡装置2と、内視鏡検査の補助に用いられる実施例1の内視鏡形状検出装置3とを備え、この内視鏡形状検出装置3は、ベッド4に横たわる患者5の体腔内に電子内視鏡6の挿入部7を挿入し、内視鏡検査を行う際の挿入補助手段として使用される。
この電子内視鏡6は、ライトガイドが挿通されビデオプロセッサ10内の光源部からの照明光を伝送し、挿入部7の先端に設けた照明窓から伝送した照明光を出射し、患部等を照明する。照明された患部等の被写体は照明窓に隣接して設けられた観察窓に取り付けた対物レンズにより、その結像位置に配置された撮像素子に像を結び、この撮像素子は光電変換する。
この電子内視鏡6には、鉗子チャンネル12が設けてあり、この鉗子チャンネル12の挿入口12aから複数個の磁気発生素子としてのソースコイル14a、14b、…、14p(以下、符号14iで代表する)を有するプローブ15が挿通されることにより、挿入部7内にソースコイル14iが設置される。
このプローブ15の後端から延出されたソースケーブル16は、その後端のコネクタ16aが内視鏡形状検出装置3の装置本体としての検出装置21に着脱自在に接続される。そして、検出装置21側から高周波信号伝達手段としてソースケーブル16を介してソースコイル14iに駆動信号を印加することにより、ソースコイル14iは磁界を伴う電磁波を周囲に放射する。
より具体的に説明すると、図2に示すように例えば中心のZ座標が第1のZ座標である例えばX軸に向いたセンスコイル22a−1、22a−2、22a−3、22a−4と、中心のZ座標が第1のZ座標と異なる第2のZ座標であるY軸に向いたセンスコイル22b−1、22b−2、22b−3、22b−4と、中心のZ座標が第1及び第2のZ座標と異なる第3のZ座標であるZ軸に向いたセンスコイル22c−1、22c−2、22c−3、22c−4の12個のセンスコイル(以下、符号22jで代表する)が配置されている。
内視鏡形状検出装置3は、図3に示すように、プローブ15内のソースコイル14iを駆動する駆動ブロック26と、コイルユニット23内のセンスコイル22jが受信した信号を検出する検出ブロック27と、検出ブロック27で検出した信号から形状算出等の信号処理をするホストプロセッサ(形状算出ブロック)28とから構成される。
図4に示すようにコイル駆動回路部31は、16個のソースコイル14iをそれぞれ異なる周波数の正弦波の駆動信号で駆動できるように、16個の発振器32iを有する。そして、発振器32iからの正弦波をコイル駆動回路31iにより増幅してソースコイル14iを駆動する。
そして、この周波数変更回路34を介して変更された周波数のクロックを、各発振器32iに共通に供給し、各発振器32iでは、供給される共通のクロックによりそれぞれ異なる周波数fi(具体的にはf1からfp)の正弦波をコイル駆動回路31iに出力する。
各DDS35iは、そのクロック入力端に上記共通のクロックが供給され、かつ発振周波数を決定するパラメータ入力端には、制御回路37を介して予めそれぞれ異なるパラメータ値で設定されている。そして、各DDS35iは、設定されたパラメータ値にそれぞれ対応した周波数のデジタルの正弦波を生成し、D/A変換器36iを介してアナログの正弦波に変換した後、コイル駆動回路31iに出力する。
この周波数変更回路34から出力されるクロックは、上記のように駆動ブロック26(のDDS35i)と共に、検出ブロック27のA/D変換器44j及びホストプロセッサ28の位置情報算出するための駆動周波数に相当する周波数成分の分離抽出を行う図4のFFT手段53j或いは位置情報算出手段54j、又は図3の(ソフトウェアで周波数成分の分離抽出処理を行う)CPU41にも供給されるようにしている。
また、分離抽出された周波数成分における距離を算出するために用いられるその位相を算出する場合においても、駆動側と検出側とで共通のクロックを使用しているので、簡単に精度良く位相を検出することができ、従って精度の良い距離算出ができる。
図3に示すように上記周波数変更回路34の周波数設定データは、ホストプロセッサ28において内視鏡形状の算出処理等を行うCPU(中央処理ユニット)41によりPIO(パラレル入出力回路)42を介して制御回路37に送り、制御回路37を経て周波数設定データが変更することができる。そして、この周波数設定データの変更により、共通のクロックの周波数を変更するのみで、予め設定されているパラメータ値に応じて各発振器32iの周波数fiをそれぞれ変更できるようにしている。
センスコイル22jにより検出された検出信号は、増幅回路43jにより増幅された後、A/D変換部44を構成するA/D変換器44jに入力され、A/D変換されてデジタルの検出信号に変換される。
なお、A/D変換部44(の各A/D変換器44j)には、周波数変更回路34から出力されるクロックが供給され、このクロックに同期してA/D変換を行う。
図3に示すように、駆動ブロック26(の周波数変更回路34)から出力されるクロックは、ホストプロセッサ28内の制御信号発生回路45に供給され、この制御信号発生回路45は、このクロックに同期したタイミングの制御信号を発生する。
そして、A/D変換部44から出力される出力データは、前記クロックに同期した制御信号発生回路45からの制御信号よりローカルデータバス46を介して2ポートメモリ47に書き込まれる。
そして、各ソースコイル14iの駆動周波数に対応する周波数成分の磁界検出情報に分離抽出し、分離した磁界検出情報の各デジタルデータから電子内視鏡6の挿入部7内に設けられた各ソースコイル14iの空間位置座標を算出する。
本実施例においては、各発振器32iのDDS35iに設定されるパラメータ値のデータは、例えば図3のCPU41に内蔵されたメモリ(或いはレジスタ)41aに格納されている。
また、CPU41は、算出された位置座標データから電子内視鏡6の挿入部7の挿入状態を推定し、内視鏡形状画像を形成する表示データを生成し、ビデオRAM50に出力する。このビデオRAM50に書き込まれているデータは、ビデオ信号発生回路51により読み出され、アナログのビデオ信号に変換されて液晶モニタ25へと出力される。液晶モニタ25は、このアナログのビデオ信号を入力されることにより、表示画面上に電子内視鏡6の挿入部7の挿入形状の画像が表示される。
CPU41において、各ソースコイル14iに対応した磁界検出情報、すなわち、各センスコイル22jに発生する起電力(正弦波信号の振幅値)と位相情報が算出される。なお、位相情報は、起電力の極性±を含む。
つまり、各FFT手段53jの検出データは、それぞれ駆動周波数成分毎に分けられて専用回路やプログラムで実現される位置情報算出手段54jに入力され、各位置情報算出手段54jは、各センスコイル22jの位置を基準として、検出データの振幅値及び位相値から各ソースコイル14iの空間位置座標(位置情報)を算出する処理を行う。
各位置情報算出手段54jにより算出された位置情報は、専用回路やプログラムで実現される形状生成手段55に入力され、この形状生成手段55は、各ソースコイル14iの位置情報から補間処理等を行って、挿入部7の形状を生成する処理を行い、表示処理回路56に出力する。
本実施例では、共通のクロックを駆動ブロック26の各発振器32iに供給すると共に、ホストプロセッサ28にも供給するようにしている。そして、このクロックの周波数の変更により、全ての発振器32iの発振周波数fiを設定されたパラメータ値により、一意的に変更できるようにすると共に、ホストプロセッサ28側においても、クロックの値及びパラメータ値を参照することにより、分離抽出すべき周波数を自動的に算出してソースコイル14iの位置算出等を(ユーザが分離抽出すべき周波数の設定を行うことを必要とすることなく)行えるようにしている。
なお、以下に説明するように環境ノイズの測定を行う際には、少なくともソースコイル14iを駆動しない状態で、検出ブロック27及びホストプロセッサ28を動作させることができるようにしている。
この場合には、ソースコイル14iを駆動しないで、センスコイル22jによりソースコイル14iを駆動した状態と同様に信号検出、つまり信号が無い状態で信号検出を行うので、ノイズレベルの測定を行うことに相当する。この場合、周波数変更回路34の周波数設定データを変更して、形状検出に使用可能となる複数組の周波数をスキャンする。 そして、このステップS1の複数組の駆動周波数における測定結果から、次のステップS2において、CPU41は、駆動周波数帯を算出する。この場合、ステップS1の測定結果において、例えば平均のノイズレベルが最も低くなる周波数帯を駆動周波数帯として算出する。
つまり、ステップS1からステップS4までの処理を行うことにより、環境ノイズが最も少ない周波数で形状検出を行うように周波数変更回路34から出力されるクロックの設定が完了して、ステップS5の形状検出の動作を開始する。
ステップS5において、形状検出の動作を開始すると、各ソースコイル14iはそれぞれ発振周波数fiの駆動周波数で駆動され、その周囲に交流磁界を発生する。各交流磁界は、センスコイル22jによりそれ増幅された後、A/D変換される。
各センスコイル22jの検出信号に対してFFT手段53jにより周波数分析された周波数分析データは、各ソースコイル14iの駆動周波数にそれぞれ一致する周波数成分毎に各位置情報算出手段54jに分離抽出され、ステップS7に示すように、各位置情報算出手段54jは、各ソースコイル14iの位置データを算出する。
上記FFT処理及び各ソースコイル14iの駆動周波数にそれぞれ一致する周波数成分毎に分離抽出する処理は、図3のCPU41により行われるが、その際CPU41はメモリ41aのパラメータ値とクロックの周波数の値から簡単に各ソースコイル14iの駆動周波数を算出でき、その値にそれぞれ一致する周波数成分を分離抽出することをユーザによる設定を必要とすることなく行う。
この形状データは、表示処理回路56に入力され、ステップS9に示すように表示処理回路56は、挿入部形状を表示する画像を生成し、液晶モニタ25に出力して、表示画面に挿入部形状が表示されるようにする。
ステップS5からステップS9は、所定間隔で連続的に繰り返し行われる。このため、ステップS9の処理の後、ステップS5に戻り、次の形状検出を開始するような動作となる。
つまり、本実施例によれば、より簡単な回路構成で、ノイズによる影響の少ない精度の良い内視鏡形状の検出及び表示ができる。
この内視鏡形状検出装置3Bは、同期検波を利用して、ソースコイル14iの位置検出を精度良く行うものである。
図6に示す内視鏡形状検出装置3Bは、駆動ブロック26Bと、検出ブロック27Bと、ホストプロセッサ28Bと、液晶モニタ25とを有する。
本実施例における駆動ブロック26Bは、図4に示した駆動ブロック26において、複数の発振器32a〜32pとコイル駆動回路31a〜31pとを1系統のみとし、コイル駆動回路31aの出力信号をマルチプレクサ61を介して、例えば16個のソースコイル14iを順次駆動する構成にしている。なお、マルチプレクサ61は、制御回路37からの切替制御信号により、所定の周期で順次切り替えられる。
実施例1では各ソースコイル14iをそれぞれ異なる周波数の駆動信号で駆動していたが、本実施例では、各ソースコイル14iを例えば1つの周波数fの駆動信号で順次駆動する。但し、本実施例においても、後述するようにノイズレベルを検出して、ノイズレベルが低い周波数をソースコイル14iを駆動する周波数に設定する。つまり、この周波数fは、多数の周波数から選択設定される。
上記同期検波回路62jには、周波数変更回路34を介して出力されるクロックが分周回路63による分周により、ソースコイル14iが駆動される駆動信号の周波数と同期したクロックの参照信号が生成される。そして、この参照信号により、この信号の半周期毎に、入力信号を反転させた後、ローパスフィルタを通して出力信号を得る。このようにすることにより、参照信号と同じ周波数成分の検波信号を抽出し、異なる周波数成分を減衰させる。
各同期検波回路62jにより同期検波された各信号は、A/D変換器44jによりデジタルデータに変換された後、ホストプロセッサ28Bに入力される。
本実施例による作用を図7を参照して説明する。本実施例においても、内視鏡形状検出装置3Bの電源が投入されて内視鏡形状検出装置3Bの動作が開始すると、図5の場合と同様に最初のステップS11において、ホストプロセッサ28における制御手段としての機能を持つCPU41は、環境ノイズの測定を開始する。
そして、このステップS11の複数の駆動周波数における測定結果から、次のステップS12において、CPU41は、駆動周波数を算出する。この場合、ステップS11の測定結果において、例えば平均のノイズレベルが最も低くなる周波数を駆動周波数として算出する。
実施例1では、例えば1度にそれぞれ周波数が異なる16個の周波数を用いる場合での駆動各周波数帯を算出していたが、本実施例では1つの駆動周波数のみを算出すれば良いので、例えば最も環境ノイズが少ない周波数を算出して、その周波数を駆動周波数とすることができる。
そして、次のステップS15において、形状検出の動作を開始する。
そして、次のステップS17においてn(=1)番目のソースコイル14aを駆動信号により駆動する。このソースコイル14aによる磁界は、12個のセンスコイル22jによりそれぞれ検出され、それぞれ同期検波回路62jを経て同じ周波数成分の信号成分が抽出されて、位置情報算出手段54に入力される。
そして、nがpに一致した場合には、全てのソースコイル14a〜14Pの位置算出が完了したので、ステップS19からステップS21の処理に進む。
このステップS21において形状生成手段55は、全てのソースコイル14a〜14Pの位置情報を用い、さらに間を補間するなどしてこれらのソースコイル14a〜14Pが配置された挿入部7の形状を算出する処理を行う。
本実施例によれば、クロックの共通化とクロックの周波数の変更手段により、駆動側の磁界を発生させる周波数設定に伴う、発振手段内のDDSへ設定する値の変更、ホストプロセッサ(形状算出ブロック)側での参照信号の周波数の変更等が不要となり、手間をかけることなく精度の良い形状検出及び形状表示が簡単にできる。
また、発振手段の個数を1つにしたことにより、駆動ブロック側の構成を簡素化することができる。
この内視鏡形状検出装置3Cは、実施例2と同様に同期検波を利用して、ソースコイル14iの位置検出を精度良く行うものである。
本実施例は、実施例2における同期検波回路62jの機能をホストプロセッサ28Cにより行うようにしたものである。
図8に示す内視鏡形状検出装置3Cは、駆動ブロック26Bと、検出ブロック27と、ホストプロセッサ28Cと、液晶モニタ25とを有する。
本実施例は、実施例2における同期検波回路62jの機能をホストプロセッサ28C内でソフトウェア的に形成している。
本実施例における同期検波回路62jは、ホストプロセッサ28C内で、以下のようにソフトウェアで同期検波処理を行う。
A/D変換器44jから入力されるデジタルの信号データは、同期検波回路62j(を構成するCPU41)に入力される。CPU41は、分周回路63から出力される参照信号における半周期においては、入力される信号データをレジスタ或いはメモリに格納し、その後の半周期に入力される信号データに対しては、その極性を反転させて前記レジスタ或いはメモリに格納する。
その後、これらの信号データに対して平滑化するローパスフィルタ処理する。このローパスフィルタ処理した同期検波回路62jの出力データとして位置情報算出手段54aに出力する。
また、発振手段の個数を1つにしたことにより、駆動ブロック側の構成を簡素化することができる。
なお、実施例1においては、複数のソースコイル14iをそれぞれ異なる周波数で駆動するように説明したが、実施例1においても時分割でソースコイル14iを駆動するようにしても良い。この場合、実施例2或いは実施例3のように1個づつのソースコイル14iを時分割で駆動しても良いが、複数個ずつを時分割で駆動するようにしても良い。例えば、それぞれ異なる8個の周波数を共通の周波数として、8個づつを共通の周波数を用いて16個のソースコイルを順次(循環的に)駆動するようにしても良い。
なお、上述した各実施例を部分的に組み合わせる等して構成される実施例等も本発明に属する。
1.請求項1において、前記駆動信号発生手段は、前記複数の磁界発生素子をそれぞれ異なる周波数の駆動信号で駆動する。
2.請求項1において、前記駆動信号発生手段は、前記複数の磁界発生素子を時分割で共通の周波数の駆動信号で駆動する。
3.付記1において、前記形状算出ブロックは、前記基準クロックを用いて、入力される前記検出信号に対して周波数分析を行い、周波数分析結果における前記複数の磁界発生素子をそれぞれ駆動する周波数に一致する周波数成分を分離抽出する。
4.付記2において、前記形状算出ブロックは、時分割で前記複数の磁界発生素子駆動する共通の周波数と同期した参照信号により、前記検出信号における前記共通の周波数と一致する周波数成分を同期検波する。
5.請求項2において、前記駆動信号発生手段は、ダイレクト・デジタル・シンセサイザにより構成される。
2…内視鏡装置
3…内視鏡形状検出装置
4…ベッド
5…患者
6…電子内視鏡
7…挿入部
14a〜14p(14i)…ソースコイル
15…プローブ
21…検出装置
22a−1〜22c−4(22j)…センスコイル
23…コイルユニット
25…液晶モニタ
26…駆動ブロック
27…検出ブロック
28…ホストプロセッサ
31i…コイル駆動回路
32i…発振器
33i…クロック発生器
34…周波数変更回路
35i…DDS
36i…D/A変換器
37…制御回路
41…CPU
43…増幅回路
44j…A/D変換器
53j…FFT手段
54j…位置情報算出手段
55…形状生成手段
56…表示処理回路
代理人 弁理士 伊藤 進
Claims (3)
- 複数の磁界発生素子及び前記複数の磁界発生素子に駆動信号を供給して磁界を発生させる駆動信号発生手段を有する駆動ブロックと、
前記複数の磁界発生素子により発生される磁界を複数の磁界検出素子を用いて検出する検出ブロックと、
前記複数の磁界検出素子による検出信号における前記駆動信号の周波数に相当する周波数成分から、内視鏡の挿入部内に配置された前記複数の磁界発生素子又は前記複数の磁界検出素子の位置算出を行うことにより、前記挿入部の形状を算出する形状算出ブロックと、
を備えた内視鏡形状検出装置において、
前記駆動信号の周波数を決定する基準クロックの発振周波数を変更可能に設定する周波数設定手段を有し、かつ
前記周波数設定手段により設定される発振周波数の基準クロックを前記駆動ブロックに供給すると共に、前記基準クロックを前記形状算出ブロックにも供給するようにしたことを特徴とする内視鏡形状検出装置。 - 前記駆動信号発生手段は、前記基準クロックの入力に対して、予め設定されたパラメータ値により決定される周波数の駆動信号を生成し、かつ、前記形状算出ブロックは、前記パラメータ値を参照することにより、前記駆動信号の周波数に相当する周波数成分の検出信号を抽出可能としたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡形状検出装置。
- さらに前記複数の磁界発生素子を駆動しない状態でノイズレベルを検出するノイズ検出手段と、
前記ノイズ検出手段の検出結果によりノイズレベルが小さい周波数の駆動信号となるように前記周波数設定手段による前記基準クロックの発振周波数の値を設定する制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡形状検出装置。
Priority Applications (6)
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