JP2006134598A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解質・電極接合体の外周部外方に排出される排ガスによる影響を回避することができ、簡単且つ経済的な構成で、発電効率を高めることを可能にする。
【解決手段】燃料電池10は、複数の電解質・電極接合体56を一組のセパレータ58で挟んで構成される。セパレータ58を構成するプレート62には、電解質・電極接合体56の外周部に接触する略リング状の係止部81が一体に成形される。係止部81は、電解質・電極接合体56のアノード電極54の外周部に形成されるアノード傾斜面に接触し、前記アノード電極54が排ガスに曝されることを阻止するガイド傾斜面81aを有する。
【選択図】図10

Description

本発明は、電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体がセパレータ間に配設された燃料電池に関する。
通常、固体電解質型燃料電池(SOFC)は、電解質に酸化物イオン導電体、例えば、安定化ジルコニアを用いており、この電解質の両側にアノード電極及びカソード電極を配設した単セル(電解質・電極接合体)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この燃料電池は、通常、所定数だけ積層した燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池において、カソード電極に酸化剤ガス、例えば、主に酸素を含有するガスあるいは空気(以下、酸素含有ガスともいう)が供給されると、前記カソード電極と電解質との界面でこの酸化剤ガス中の酸素がイオン化(O2-)され、酸素イオンが電解質を通ってアノード電極側に移動する。一方、アノード電極には、燃料ガス、例えば、主に水素を含有するガス(以下、水素含有ガスともいう)やCOが供給されているために、このアノード電極において、酸素イオン、及び水素(又はCO)が反応して水(又はCO2)が生成される。その間に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。
例えば、特許文献1に開示されている固体電解質型燃料電池は、図23に示すように、発電セル1とセパレータ2とを交互に積層している。発電セル1は、固体電解質層1aと、この固体電解質層1aの両面に配設される燃料極層1b及び空気極層1cとを設けている。発電セル1と一対のセパレータ2との間には、導電性を有する多孔質の燃料極集電体3及び空気極集電体4が介装されている。
セパレータ2には、燃料供給通路5と空気供給通路6とが形成される。燃料供給通路5及び空気供給通路6は、セパレータ2の略中央部に延在しており、互いに異なる面から燃料極集電体3及び空気極集電体4に臨む燃料孔5a及び空気孔6aに連通している。
このような構成において、燃料ガス(H2、CO等)は、燃料供給通路5を通ってセパレータ2の略中央から燃料極集電体3の中心に向かって吐出される。このため、燃料ガスは、燃料極集電体3内の気孔を通過して燃料極層1bの略中心に供給され、さらに図示しないスリットの案内作用下に前記燃料極層1bの略中心から外周縁に向かって放射状に流れる。
同時に、空気は、空気供給通路6を通ってセパレータ2の略中央から空気極集電体4の中心に向かって吐出される。従って、空気は、空気極集電体4内の気孔を通過して空気極層1cの略中心に供給され、さらに、図示しないスリットの案内作用下に前記空気極層1cの略中心から外周縁に向かって放射状に流れる。これにより、各発電セル1で発電が行われる。
特開2002−203579号公報(図4)
ところで、上記の特許文献1では、燃料ガスは、燃料極層1bの略中心から外周縁に向かって流れる一方、空気は、空気極層1cの略中心から外周縁に向かって流れている。このため、発電セル1の外周部外方では、未反応の燃料ガスと空気とが混合して燃焼し、排ガスとして外部に排出される。その際、空気の供給流量は、燃料ガスの供給流量よりも多く設定されているため、排ガス中に酸素が残存しており、発電セル1の外周部がこの酸素に曝され易い。
ここで、燃料極層1bは、ニッケル(Ni)等の金属により構成されており、この燃料極層1bの外周部が酸化されてNiOとなってしまう。さらに、酸素を含んだ排ガスが燃料極集電体3内を移動することによって、燃料極層1bのNiOの還元が阻止されてしまう。NiOは、電気抵抗が高く、発電に使用するアノードの有効面積を減少させてしまうため、発電セル1全体の発電性能(効率)が低下するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、電解質・電極接合体の外周部外方に排出される排ガスによる影響を回避することができ、簡単且つ経済的な構成で、発電効率を高めることが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体がセパレータ間に配設され、前記アノード電極の中心部から該アノード電極の外周部に向かって燃料ガスを供給する一方、前記カソード電極に酸化剤ガスを供給し、使用後の燃料ガス及び酸化剤ガスが混在する排ガスを前記電解質・電極接合体の外周部外方に排出する燃料電池である。
そして、セパレータは、電解質・電極接合体外周部のアノード電極側に接触し、前記アノード電極が排ガスに曝されることを阻止するための係止部を一体に備えている。
また、係止部は、電解質・電極接合体の外方に向かってアノード電極側からカソード電極側に傾斜するガイド傾斜面を設けることが好ましい。電解質・電極接合体のアノード電極の外周部は、ガイド傾斜面に密着して所望の気密性を保持することができるからである。
さらに、電解質・電極接合体は、アノード電極の外周部にガイド傾斜面に当接するアノード傾斜面を設けるとともに、前記ガイド傾斜面の傾斜角度は、前記アノード傾斜面の傾斜角度よりも大きな角度に設定されることが好ましい。アノード電極と係止部とが密着することにより、排ガスが前記アノード電極の外周に回り込むことを防止できるからである。
さらにまた、係止部は、セパレータを部分的に折り曲げて構成されることが好ましい。簡単且つ経済的な構成で、アノード電極に排ガスが進入することを良好に阻止することが可能になるからである。
また、本発明では、セパレータに、電解質・電極接合体外周部のアノード電極側に接触し、前記アノード電極が排ガスに曝されることを阻止するための弾性変形可能な係止部材が固着されている。
さらに、セパレータは、1枚のプレートで構成されており、前記セパレータの一方の面には、アノード電極の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス通路を形成する第1突起部が設けられるとともに、前記セパレータの他方の面には、カソード電極の電極面に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス通路を形成する第2突起部が設けられることが好ましい。
さらにまた、セパレータは、互いに積層される第1及び第2プレートを備え、前記第1及び第2プレート間には、前記セパレータの一方の面に対向するアノード電極に燃料ガスを供給するための燃料ガス通路と、前記セパレータの他方の面に対向するカソード電極に酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス通路とが形成されることが好ましい。
また、セパレータは、互いに積層される第1、第2及び第3プレートを備え、前記第1プレートとアノード電極との間には、燃料ガスを供給する燃料ガス通路が形成され、前記第2プレートとカソード電極との間には、酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス通路が形成されるとともに、前記第1及び第2プレート間に配設される前記第3プレートにより、前記燃料ガス通路と前記酸化剤ガス通路とが仕切られることが好ましい。
本発明によれば、アノード電極の外周部が排ガスに曝されることがなく、発電に必要なアノード電極の有効面積を良好に確保することができる。これにより、簡単且つ経済的な構成で、アノード電極全体を良好に使用することが可能になり、発電効率を有効に高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10が複数積層された燃料電池スタック12の概略斜視説明図であり、図2は、前記燃料電池スタック12の一部断面説明図である。燃料電池10は、固体電解質型燃料電池であり、設置用の他、車載用等の種々の用途に用いられている。
図1に示すように、燃料電池スタック12は、外周波形円板状の複数の燃料電池10を矢印A方向に積層するとともに、その積層方向両端には、エンドプレート14a、14bが配置され、複数、例えば、8本の締め付け用ボルト16を介して一体的に締め付け保持される。燃料電池スタック12の中心部には、円形の燃料ガス供給連通孔44がエンドプレート14aを底部として矢印A方向に形成される(図2参照)。
燃料ガス供給連通孔44の周囲には、複数、例えば、4つの排ガス通路46が、エンドプレート14bを底部として矢印A方向に形成される。エンドプレート14a、14bとターミナルプレート18a、18bとの間は、絶縁プレート20a、20bで絶縁されており、前記ターミナルプレート18a、18bからそれぞれ出力端子22a、22bが設けられる。各ボルト16は、エンドプレート14a、14bに形成される複数の孔部24a、24bに挿入されるとともに、前記ボルト16にナット26が螺合することにより、積層されている各燃料電池10に所望の締め付け力が付与される。
図3及び図4に示すように、燃料電池10は、例えば、安定化ジルコニア等の酸化物イオン導電体で構成される電解質(電解質板)50の両面に、カソード電極52及びアノード電極54が設けられた電解質・電極接合体56を備える。電解質・電極接合体56は、比較的小径な円板状に形成される。
図5に示すように、アノード電極54は、例えば、Niを構成材料とする多孔質材である。電解質・電極接合体56は、アノード電極54の外周部にアノード傾斜面54aを設けており、このアノード傾斜面54aは、傾斜角度θ1゜に設定される。アノード傾斜面54aは、最大で電解質50との境界部位まで形成してもよい。
図3及び図4に示すように、複数、例えば、16個の電解質・電極接合体56を挟んで一組のセパレータ58が配設されることにより、燃料電池10が構成される。セパレータ58の面内には、このセパレータ58の中心部である燃料ガス供給連通孔44と同心円上に8個の電解質・電極接合体56が配列される内周側配列層P1と、この内周側配列層P1の外周に8個の電解質・電極接合体56が配列される外周側配列層P2とが設けられる(図3参照)。
セパレータ58は、互いに積層される複数、例えば、2枚のプレート60、62を備える。プレート60、62は、例えば、ステンレス合金等の板金で構成されており、それぞれ波形外周部60a、62aを設けている。
図6〜図8に示すように、プレート(第1プレート)60の中央側には、燃料ガス供給連通孔44及び4つの排ガス通路46を設けるためのリブ部63aが形成される。プレート60には、リブ部63aから内周部に沿って、各排ガス通路46を周回する4つの内側突起部64aがプレート(第2プレート)62側に膨出成形される。プレート60の燃料ガス供給連通孔44の周囲には、プレート62から離間する方向(内側突起部64aとは反対方向)に突出する凸部65aが成形される。
プレート60には、燃料ガス供給連通孔44に対して放射状に外側突起部66aが設けられるとともに、内側突起部64aと前記外側突起部66aとの間には、燃料ガス分配通路67aを介して前記燃料ガス供給連通孔44に連通する燃料ガス通路67が形成される。この燃料ガス分配通路67aは、リブ部63aに沿って、すなわち、各排ガス通路46を積層方向に交差するセパレータ面方向(矢印B方向)に横切って配置され、燃料ガス供給連通孔44と燃料ガス通路67とを連通する。
外側突起部66aは、それぞれ半径外方向に所定の距離だけ突出する複数の第1壁部68a及び第2壁部70aを交互に設けている。図8に示すように、第1壁部68aは、先端を結ぶ仮想円が内周側配列層P1の中心線を形成し、この内周側配列層P1に沿って8個の電解質・電極接合体56が配列される。第1壁部68a間に第2壁部70aが設けられ、前記第2壁部70aの先端を通る仮想円により外周側配列層P2の中心線が形成される。この外周側配列層P2の中心線に沿って8個の電解質・電極接合体56が配列される。
第1壁部68a及び第2壁部70aの先端側周囲には、それぞれ3個の酸化剤ガス導入口78がプレート60を貫通して形成される。プレート60には、内周側配列層P1及び外周側配列層P2に沿って配列される各電解質・電極接合体56側に突出し、各電解質・電極接合体56に接する第1ボス部80が膨出成形される。
図6及び図8に示すように、プレート60の波形外周部60aの内方近傍には、この波形外周部60aと同一形状を有しプレート62から離間する方向に突出して第1周回凸部83aが成形される。プレート60には、この第1周回凸部83aを挟んで両側に互いに対向して、外周突起部85a及び内周突起部87aがそれぞれ所定の間隔離間して複数ずつ形成される。
図6、図7及び図9に示すように、プレート62の中央側には、プレート60のリブ部63aに対向してリブ部63bが形成されるとともに、前記プレート60側に突出して4つの内側突起部64bが膨出成形される。プレート62の燃料ガス供給連通孔44の周囲には、プレート60から離間する方向に突出する凸部65bが成形される。プレート60、62が接合される際に、互いに逆方向に突出する凸部65a、65b間に形成される空間部が、燃料ガス供給連通孔44を構成する。
プレート62には、外側突起部66aに対向しプレート60側に突出する外側突起部66bが設けられる。プレート60、62では、内側突起部64a、64bと外側突起部66a、66bとが互いに接合することにより、燃料ガス供給連通孔44に燃料ガス分配通路67aを介して連通する燃料ガス通路67が形成される。外側突起部66bは、それぞれ半径外方向に所定の距離だけ突出する複数の第1壁部68b及び第2壁部70bを交互に設けている。
プレート62には、内周側配列層P1及び外周側配列層P2に沿って配列される各電解質・電極接合体56側に突出し、各電解質・電極接合体56に接する第2ボス部86が膨出成形される。第2ボス部86は、第1ボス部80よりも径方向及び高さ方向の各寸法が小さく設定されている。プレート62には、燃料ガス通路67に連通する燃料ガス導入口88が貫通形成される。
プレート62には、内周側配列層P1及び外周側配列層P2に沿って、それぞれ8個の電解質・電極接合体56の外周部に接触する略リング状の係止部81が一体に成形される。図10に示すように、係止部81は、各電解質・電極接合体56のアノード電極54の外周部に形成されるアノード傾斜面54aに接触し、前記アノード電極54が排ガスに曝されることを阻止する機能を有する。
図11に示すように、係止部81の内周面には、電解質・電極接合体56の外方に向かってアノード電極54側からカソード電極52側に傾斜するガイド傾斜面81aが周回して設けられる。ガイド傾斜面81aの傾斜角度θ2゜は、アノード傾斜面54aの傾斜角度θ1゜と等しいか、あるいは大きな角度(θ1゜≦θ2゜)に設定される。
図6及び図9に示すように、プレート62の波形外周部62aの内方近傍には、この波形外周部62aと同一形状を有しプレート60から離間する方向に突出して第2周回凸部83bが成形される。プレート62には、この第2周回凸部83bを挟んで両側に互いに対向して、外周突起部85b及び内周突起部87bがそれぞれ所定の間隔離間して複数ずつ設けられる。
プレート60とプレート62との間には、内側突起部64a、64bと外側突起部66a、66bとの間に対応して燃料ガス通路67が形成されるとともに、前記外側突起部66a、66bの外方に対応して酸化剤ガス通路82が形成される(図10参照)。この酸化剤ガス通路82は、プレート60に形成された酸化剤ガス導入口78に連通する。
セパレータ58には、図6に示すように、燃料ガス供給連通孔44をシールするための絶縁シール90が設けられる。この絶縁シール90は、例えば、セラミックスの板材を配置する、あるいはセラミックスをプレート60の凸部65a又はプレート62の凸部65bに溶射することにより構成される。プレート60、62の第1及び第2周回凸部83a、83bは、互いに離間する方向に膨出成形されており、前記第1及び第2周回凸部83a、83b間に形成される空間部を酸化剤ガス通路82として構成している。第1周回凸部83a又は第2周回凸部83bには、セラミックス等の絶縁シール92が介装あるいは溶射により設けられる。
図4及び図6に示すように、一方のセパレータ58を構成するプレート60と他方のセパレータ58を構成するプレート62とにより、電解質・電極接合体56が挟持される。具体的には、電解質・電極接合体56を挟んで互いに対向するプレート60、62には、第1ボス部80及び第2ボス部86が膨出成形されており、前記第1ボス部80と前記第2ボス部86とによって前記電解質・電極接合体56が挟持される。
図10に示すように、電解質・電極接合体56と一方のセパレータ58を構成するプレート62との間には、燃料ガス通路67から燃料ガス導入口88を介して連通する燃料ガス供給流路94が形成される。電解質・電極接合体56と他方のセパレータ58を構成するプレート60との間には、酸化剤ガス通路82から酸化剤ガス導入口78を介して連通する酸化剤ガス供給流路96が形成される。燃料ガス供給流路94及び酸化剤ガス供給流路96は、第2ボス部86及び第1ボス部80の各高さ寸法に応じて開口寸法が設定されている。燃料ガスの流量が酸化剤ガスの流量よりも少ないために、第2ボス部86が第1ボス部80よりも小さな寸法に設定されている。
図6に示すように、燃料ガス通路67は、同一のセパレータ58を構成するプレート60、62の凸部65a、65b間に形成された燃料ガス供給連通孔44に連通する。酸化剤ガス通路82は、燃料ガス通路67と同一の面上に形成されており、同一のセパレータ58を構成するプレート60、62の第1及び第2周回凸部83a、83b間を介して外部に開放されている。
各セパレータ58は、積層方向に沿って第1及び第2ボス部80、86が電解質・電極接合体56を挟持することにより、集電体として機能するとともに、プレート60、62の内側突起部64a、64b及び外側突起部66a、66bが互いに接触することにより、各燃料電池10が矢印A方向に沿って直列的に接続されている。
図1及び図2に示すように、上記のように構成される燃料電池10が矢印A方向に積層されて、その積層方向両端にターミナルプレート18a、18bが配置される。ターミナルプレート18a、18bの外方には、絶縁プレート20a、20bを介装してエンドプレート14a、14bが積層される。このエンドプレート14a、14bには、プレート60、62の波形外周部60a、62aが内方に湾曲する部分に対応して孔部24a、24bが形成される。孔部24a、24bにボルト16の挿入される端部にナット26が螺合することにより、積層されている各燃料電池10に所望の締め付け力が付与されている。
このように構成される燃料電池スタック12の動作について、以下に説明する。
燃料電池10を組み付ける際には、先ず、セパレータ58を構成するプレート60、62が接合される。具体的には、図6に示すように、プレート60、62に一体成形されている内側突起部64a、64b及び外側突起部66a、66bがろう付け等により固定されるとともに、リング状の絶縁シール90が燃料ガス供給連通孔44を周回して前記プレート60又は前記プレート62に、例えば、溶射によって設けられる。一方、プレート60の第1周回凸部83a又はプレート62の第2周回凸部83bに、波形状の絶縁シール92が、例えば、溶射によって設けられる。
これにより、セパレータ58が構成され、プレート60、62間には、同一面上に位置して燃料ガス通路67と酸化剤ガス通路82とが形成される。さらに、燃料ガス通路67が燃料ガス分配通路67aを介して燃料ガス供給連通孔44に連通する一方、酸化剤ガス通路82がそれぞれの波形外周部60a、62a間から外部に開放されている。
次いで、セパレータ58間に電解質・電極接合体56が挟持される。図3及び図4に示すように、各セパレータ58は、互いに対向する面、すなわち、プレート60、62間に内周側配列層P1に対応して8個の電解質・電極接合体56が配置されるとともに、外周側配列層P2に沿って8個の電解質・電極接合体56が配置される。
その際、各電解質・電極接合体56の配置位置には、係止部81が設けられており、前記係止部81に前記電解質・電極接合体56の外周部が保持される。係止部81の内方には、互いに近接する方向に突出して第1及び第2ボス部80、86が形成されており、前記第1及び第2ボス部80、86によって電解質・電極接合体56が挟持される(図6参照)。
このため、図10に示すように、電解質・電極接合体56のカソード電極52とプレート60との間には、酸化剤ガス導入口78を介して酸化剤ガス通路82に連通する酸化剤ガス供給流路96が形成される。一方、電解質・電極接合体56のアノード電極54とプレート62との間には、燃料ガス導入口88を介して燃料ガス通路67に連通する燃料ガス供給流路94が形成される。さらに、セパレータ58間には、反応後の燃料ガス及び酸化剤ガスを混合して燃料ガス供給連通孔44に導くための排出通路106が形成される。
上記のように組み付けられた燃料電池10が矢印A方向に積層されて、燃料電池スタック12が組み立てられる(図1及び図2参照)。
そこで、燃料電池スタック12を構成するエンドプレート14bの燃料ガス供給連通孔44に燃料ガス(例えば、水素含有ガス)が供給されるとともに、前記燃料電池スタック12の外周部側から加圧された酸化剤ガスである酸素含有ガス(以下、空気ともいう)が供給される。燃料ガス供給連通孔44に供給された燃料ガスは、積層方向(矢印A方向)に移動しながら、各燃料電池10を構成するセパレータ58内の燃料ガス分配通路67aに導入される(図6参照)。
図4に示すように、燃料ガスは、外側突起部66a、66bを構成する第1壁部68a、68b及び第2壁部70a、70bに沿って燃料ガス通路67を移動し、それぞれの先端部から燃料ガス導入口88を介して燃料ガス供給流路94に導入される。燃料ガス導入口88は、各電解質・電極接合体56のアノード電極54の中心位置に対応して設けられており、燃料ガス供給流路94に導入された燃料ガスは、前記アノード電極54の中心部から外周に向かって流動する(図10参照)。
一方、各燃料電池10の外周側から供給される酸化剤ガスは、各セパレータ58のプレート60、62間に形成されている酸化剤ガス通路82に供給される。この酸化剤ガス通路82に供給された酸化剤ガスは、酸化剤ガス導入口78から酸化剤ガス供給流路96に導入され、電解質・電極接合体56のカソード電極52の中心部から外周に沿って流動する(図4及び図10参照)。
従って、各電解質・電極接合体56では、アノード電極54の中心部から外周に向かって燃料ガスが供給されるとともに、カソード電極52の中心部から外周に向かって酸化剤ガスが供給される。その際、酸素イオンが電解質50を通ってアノード電極54に移動し、化学反応により発電が行われる。
ここで、各電解質・電極接合体56は、第1及び第2ボス部80、86により挟持されており、前記第1及び第2ボス部80、86が集電体として機能する。このため、各燃料電池10は、矢印A方向(積層方向)に電気的に直列に接続されて出力端子22a、22b間に出力を取り出すことができる。また、複数の電解質・電極接合体56のうちのいずれかの電解質・電極接合体56が断線した際にも、残りの電解質・電極接合体56で通電することが可能であり、発電の信頼性を向上させることができる。
一方、各電解質・電極接合体56の外周に移動した反応後の燃料ガス及び酸化剤ガスが混在する排ガスは、セパレータ58間に形成される排出通路106を介して前記セパレータ58の中心部側に移動する。セパレータ58の中心部近傍には、排ガスマニホールドを構成する4つの排ガス通路46が形成されており、排ガスがこの排ガス通路46から外部に排出される。
その際、酸化剤ガスは、通常、各電解質・電極接合体56に対して空気過剰状態で供給されており、前記電解質・電極接合体56の外周で未反応の燃料ガスを混在して燃焼した後、酸素が残存している。この酸素を含有する排ガスにより、電解質・電極接合体56の外周部、特にアノード電極54の外周部が曝されるため、前記アノード電極54の外周部が酸化され易い。
この場合、第1の実施形態の電解質・電極接合体56では、図10及び図11に示すように、セパレータ58を構成するプレート62に略リング状の係止部81が一体成形されており、この係止部81が、電解質・電極接合体56の外周部に接触している。このため、電解質・電極接合体56の外周から排出される排ガスがアノード電極54の外周に回り込むことがなく、前記アノード電極54が前記排ガスに曝されることを良好に阻止することができる。
さらに、係止部81の内周面には、ガイド傾斜面81aが設けられており、このガイド傾斜面81aに電解質・電極接合体56の外周部が当接している。従って、電解質・電極接合体56の外周部と係止部81とが密着して所望の気密性を保持し、前記係止部81により排ガスがアノード電極54の外周部に回り込むことを防止することが可能になる。
その際、電解質・電極接合体56では、アノード電極54の外周部にアノード傾斜面54aが形成されるとともに、前記アノード傾斜面54aの傾斜角度θ1°は、ガイド傾斜面81aの傾斜角度θ2°と等しいか、あるいは小さな角度に設定されている(図11参照)。
すなわち、傾斜角度θ1°が傾斜角度θ2°と等しい場合、アノード傾斜面54aとガイド傾斜面81aとが略全面で接触するため、アノード電極54が排ガスに曝されることを可及的に阻止することができる。一方、傾斜角度θ1°が傾斜角度θ2°より小さな角度に設定される場合、アノード傾斜面54aとガイド傾斜面81aとの接触部位(接点)は、電解質50に近接した部位に設けられる。このため、アノード電極54の外周部が排ガスに曝されることを可及的に阻止することが可能になる。これにより、アノード電極54の有効面積を良好に確保することができるという効果が得られる。また、係止部81は、プレート62に一体成形されており、セパレータ58全体を簡単且つ経済的に構成することができる。
なお、アノード傾斜面54aは、図5に示すように、最大で電解質50との境界部位までの範囲に形成されており、カソード電極52が係止部81に接触することはない。このため、係止部81を介してアノード電極54とカソード電極52とが短絡することを阻止することが可能になる。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池120が複数積層された燃料電池スタック122の概略斜視説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10及び燃料電池スタック12と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態でも同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池120は、図13及び図14に示すように、一対のセパレータ128間に複数、例えば、8個の電解質・電極接合体56を挟んで構成される。セパレータ128間には、このセパレータ128の中心部である燃料ガス供給連通孔130と同心円上に8個の電解質・電極接合体56が配列される。
セパレータ128は、図13に示すように、例えば、ステンレス合金等の板金で構成される1枚の金属プレートやカーボンプレート等で構成される。セパレータ128は、中央部に燃料ガス供給連通孔130を形成する第1小径端部132を有する。この第1小径端部132から外方に等角度間隔ずつ離間して放射状に延在する複数の第1橋架部134を介して比較的大径な円板部136が一体的に設けられる。
図13及び図14に示すように、隣り合う円板部136は、スリット138を介して互いに分離されるとともに、それぞれ両側の円板部136に向かって突出する突片部140a、140bを有する。互いに隣り合う突片部140a、140b間には、空間部142が形成され、この空間部142には、邪魔板部材144が配設される。各邪魔板部材144は、空間部142に沿って延在するように積層方向に設置されている。
各円板部136のアノード電極54に接触する面136aには、前記アノード電極54の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス通路146を形成する第1突起部148が設けられる。各円板部136のカソード電極52に接触する面136bには、前記カソード電極52の電極面に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス通路150を形成する第2突起部152が設けられる。
図15及び図16に示すように、第1及び第2突起部148、152は、互いに同軸に形成されており、前記第1突起部148はリング状突起を構成するとともに、前記第2突起部152は山状突起を構成する。第1及び第2突起部148、152は、複数形成されており、前記第1突起部148の高さH1と、前記第2突起部152の高さH2とは、H1<H2の関係に設定される。酸化剤ガス通路150の容積を燃料ガス通路146の容積よりも大きくするためである。
円板部136には、電解質・電極接合体56の外周部に接触する係止部材153が、例えば、ろう付け等により固着される。係止部材153は、弾性変形可能な金属材で構成されており、略リング状を有するとともに、開放側先端部には、電解質・電極接合体56のアノード電極54の外周部に当接する湾曲面153aが設けられる。電解質・電極接合体56は、係止部材153に保持される際、湾曲面153aが弾性変形して前記電解質・電極接合体56を構成するアノード電極54の外周面が気密に保持される。
図13及び図14に示すように、円板部136には、アノード電極54の中央側から燃料ガス通路146に燃料ガスを供給するための燃料ガス導入口154が形成される。燃料ガス導入口154の位置は、燃料ガス及び酸化剤ガスの圧力によって決められ、例えば、円板部136の中心位置、あるいは、前記円板部136の中心に対して酸化剤ガスの流れ方向(矢印B方向)上流側に偏心した位置に設定される。
セパレータ128のカソード電極52に対向する面には、通路部材156が、例えば、ろう付けやレーザ溶接等により固着される。通路部材156は、中央部に燃料ガス供給連通孔130を形成する第2小径端部158を備える。この第2小径端部158から放射状に8本の第2橋架部160が延在するとともに、各第2橋架部160は、セパレータ128の第1橋架部134から円板部136の燃料ガス導入口154まで固着される。
通路部材156の接合面において、第2小径端部158には、燃料ガス供給連通孔130に連通して複数のスリット162が放射状に形成される。このスリット162には、第2小径端部158を周回してろう材の流れを防止し、且つ、燃料ガスの流れを均一にするための凹部164が連通する。第1及び第2橋架部134、160間には、燃料ガス供給連通孔130からスリット162及び凹部164を介して燃料ガス通路146に連通する燃料ガス供給通路166が形成される。各通路部材156は、第2橋架部160が積層方向(矢印A方向)の荷重に対して該積層方向に弾性変形可能なように断面湾曲形状に構成される。
図15及び図16に示すように、酸化剤ガス通路150は、電解質・電極接合体56の外周端部と円板部136の外周端部との間から矢印A方向に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給部168に連通する。この酸化剤ガス供給部168は、各円板部136の突片部140a、140b間に設けられている。突片部140a、140bにある空間部142に設置された邪魔板部材144によって酸化剤ガス供給部168以外から酸化剤ガスは進入できない。
各セパレータ128間には、図16に示すように、燃料ガス供給連通孔130をシールするための絶縁シール169が設けられる。絶縁シール169は、例えば、マイカ材やセラミック材で形成されている。燃料電池120には、円板部136の内方に位置して積層方向に延在する排ガス通路167が形成される。
図12に示すように、燃料電池スタック122は、複数の燃料電池120の積層方向両端に円板状のエンドプレート170a、170bを配置するとともに、締め付けボルト172及びナット174を介して積層方向に締め付け保持される。エンドプレート170aの中心部に燃料ガス供給口176が形成され、この燃料ガス供給口176が各燃料電池120の燃料ガス供給連通孔130に連通する。
エンドプレート170aには、燃料ガス供給口176を中心とする仮想円に沿って、すなわち、各電解質・電極接合体56に対応して、8個の円形開口部180が形成される。各円形開口部180には、燃料ガス供給口176に向かって突出する矩形開口部182が連通するとともに、前記矩形開口部182の一部が排ガス通路167に重なっているため、矩形開口部182から排ガスが排出される。
このように構成される燃料電池スタック122の動作について、以下に説明する。
燃料電池120を組み付ける際には、先ず、図13に示すように、セパレータ128のカソード電極52に向かう面に通路部材156が接合される。このため、セパレータ128と通路部材156との間には、燃料ガス供給連通孔130に連通する燃料ガス供給通路166が形成されるとともに、前記燃料ガス供給通路166が燃料ガス導入口154から燃料ガス通路146に連通する(図15参照)。セパレータ128には、燃料ガス供給連通孔130を周回してリング状の絶縁シール169が設けられる。
これにより、セパレータ128が構成され、前記セパレータ128間には、8個の電解質・電極接合体56が挟持されて燃料電池120が得られる。図13及び図14に示すように、各セパレータ128には、互いに対向する面136a、136b間に電解質・電極接合体56が配置され、各アノード電極54の中央部に燃料ガス導入口154が配置される。
上記の燃料電池120が矢印A方向に複数積層され、積層方向両端にエンドプレート170a、170bが配置される。図12に示すように、エンドプレート170a、170bは、締め付けボルト172とナット174とにより保持され、燃料電池スタック122が構成される。
そこで、燃料ガスは、第1及び第2橋架部134、160間を燃料ガス供給通路166に沿って移動し、円板部136に形成された燃料ガス導入口154から燃料ガス通路146に導入される。燃料ガス導入口154は、各電解質・電極接合体56のアノード電極54の略中心位置、あるいは該中心位置から酸化剤ガスの流れ方向(矢印B方向)上流側に偏心した位置に設定されている。このため、燃料ガスは、燃料ガス導入口154からアノード電極54の中央側に供給され、燃料ガス通路146に沿って該アノード電極54の外周部に向かって移動する(図16参照)。
一方、各燃料電池120の外周側に設けられている酸化剤ガス供給部168に供給される酸化剤ガスは、電解質・電極接合体56の外周端部と円板部136の外周端部との間から矢印B方向に流入し、酸化剤ガス通路150に送られる。図15及び図16に示すように、酸化剤ガス通路150では、電解質・電極接合体56のカソード電極52の一方の外周端部(セパレータ128の外周端部)側から他方の外周端部(セパレータ128の中央部側)に向かって酸化剤ガスが流入する。
従って、電解質・電極接合体56では、アノード電極54の電極面の中心側から外周側に向かって燃料ガスが供給されるとともに、カソード電極52の電極面の一方向(矢印B方向)に向かって酸化剤ガスが供給される(図16参照)。その際、酸素イオンが電解質50を通ってアノード電極54に移動し、化学反応により発電が行われる。
この場合、第2の実施形態では、図15及び図16に示すように、電解質・電極接合体56を構成するアノード電極54の外周部が、円板部136に固着されている係止部材153の湾曲面153aに弾発的に摺接している。このため、アノード電極54の外周部は、電解質・電極接合体56の外周側に排出される排ガスに曝されることがなく、前記アノード電極54の有効面積を確保することができる。これにより、簡単且つ経済的な構成で、発電効率を有効に高めることが可能になる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図17は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池220が複数積層された燃料電池スタック222の概略斜視説明図である。
燃料電池220は、図18〜図20に示すように、一組のセパレータ228間に電解質・電極接合体56を挟んで構成される。セパレータ228は、第1及び第2プレート230、232と、前記第1及び第2プレート230、232間に配設される第3プレート234とを備える。第1〜第3プレート230、232及び234は、例えば、ステンレス合金等の板金で構成され、前記第3プレート234の両面に、前記第1プレート230と前記第2プレート232とが、例えば、ろう付けにより接合される。
図18に示すように、第1プレート230は、積層方向(矢印A方向)に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔236が形成される第1小径端部238を備え、この第1小径端部238には、幅狭な橋架部240を介して比較的大径な第1円板部242が一体的に設けられる。
第1円板部242のアノード電極54に接触する面には、多数の第1凸部244が外周縁部近傍から中心部にわたって設けられるとともに、前記第1円板部242の外周縁部には、略リング状凸部246が設けられる。第1凸部244及び略リング状凸部246は、集電部を構成する。第1円板部242の中央には、アノード電極54の略中央部に向かって燃料ガスを供給するための燃料ガス導入口248が形成される。なお、第1凸部244は、略リング状凸部246と同一平面内に複数の凹部を形成することによって構成してもよい。
図21及び図22に示すように、第1プレート230の略リング状凸部246の端部が湾曲状に折り曲げられて、湾曲係止部249が一体成形される。この湾曲係止部249は、略リング状に周回しており、内側の開放端部が電解質・電極接合体56を構成するアノード電極54の外周部に弾発的に摺接する。
第2プレート232は、積層方向(矢印A方向)に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔250が形成される第2小径端部252を備える。この第2小径端部252には、幅狭な橋架部254を介して比較的大径な第2円板部256が一体的に設けられる。
第2円板部256は、電解質・電極接合体56のカソード電極52に接する面に、複数の第2凸部258が面内全面にわたって形成される。第2凸部258は、集電部を構成する。第2円板部256の中央部には、酸化剤ガスをアノード電極54の略中央部に向かって供給するための酸化剤ガス導入口260が形成される。
第3プレート234は、燃料ガス供給連通孔236が形成される第3小径端部262と、酸化剤ガス供給連通孔250が形成される第4小径端部264とを備える。第3及び第4小径端部262、264は、幅狭な橋架部266、268を介して比較的大径な第3円板部270と一体的に構成される。第3円板部270は、第1及び第2円板部242、256と同一直径に設定される。
第3プレート234の第1プレート230に向かう面において、第3小径端部262には、燃料ガス供給連通孔236に連通する複数のスリット272が放射状に形成され、このスリット272には、前記第3小径端部262を周回して凹部274が連通する。凹部274は、スリット272と該凹部274の内側にろう材が流れることを防止する。燃料ガス供給連通孔236からスリット272を介して橋架部266及び第3円板部270の面内に燃料ガス通路276が形成される(図20参照)。第3円板部270には、複数の第3凸部278が形成され、この第3凸部278は、燃料ガス通路276の一部を構成する。
第3プレート234の第2プレート232に接する面において、第4小径端部264には、酸化剤ガス供給連通孔250に連通する複数のスリット280が放射状に形成されるとともに、前記スリット280には、凹部282が連通する(図18及び図21参照)。凹部282は、スリット280と該凹部282の内側にろう材が流れることを防止する。酸化剤ガス供給連通孔250からスリット280を介して第3円板部270には、酸化剤ガス通路284が形成され、この酸化剤ガス通路284は、前記第3円板部270の周縁部によって閉塞される。
第1プレート230が第3プレート234の一方の面にろう付けされることにより、第1及び第3プレート230、234間には、燃料ガス供給連通孔236に連通する燃料ガス通路276が設けられる。第1プレート230の橋架部240と第3プレート234の橋架部266とが接合されて燃料ガス通路部材が構成されるとともに、この燃料ガス通路部材内には、燃料ガス通路276を構成する燃料ガス分配通路276aが形成される(図20参照)。
この燃料ガス通路276は、第1及び第3円板部242、270間に該第1円板部242を挟んでアノード電極54の電極面を覆い、且つ燃料ガスが供給されることにより前記第1円板部242を前記アノード電極54に圧接可能な燃料ガス圧力室286を構成する(図20及び図21参照)。
第2プレート232が第3プレート234にろう付けされることにより、第2及び第3プレート232、234間には、酸化剤ガス供給連通孔250に連通する酸化剤ガス通路284が形成される(図21参照)。第2プレート232の橋架部254と第3プレート234の橋架部268とが接合されて酸化剤ガス通路部材が構成されるとともに、この酸化剤ガス通路部材内には、酸化剤ガス通路284を構成する酸化剤ガス分配通路284aが形成される。
この酸化剤ガス通路284は、第2及び第3円板部256、270間に該第2円板部256を挟んでカソード電極52の電極面を覆い、且つ酸化剤ガスが供給されることにより前記第2円板部256を前記カソード電極52に圧接可能な酸化剤ガス圧力室288を構成する(図20及び図21参照)。
各セパレータ228間には、燃料ガス供給連通孔236をシールするための絶縁シール289aが設けられるとともに、酸化剤ガス供給連通孔250をシールするための絶縁シール289bが設けられる。絶縁シール289a、289bは、例えば、マイカ材やセラミック材で形成されている。
図17に示すように、燃料電池スタック222は、複数の燃料電池220の積層方向両端にエンドプレート290a、290bを配置する。エンドプレート290aもしくはエンドプレート290bは、締付ボルト298と電気的に絶縁される。エンドプレート290aには、燃料電池220の燃料ガス供給連通孔236に連通する第1配管292と、酸化剤ガス供給連通孔250に連通する第2配管294とが接続される。エンドプレート290a、290bには、燃料ガス供給連通孔236の上下両側及び酸化剤ガス供給連通孔250の上下両側にボルト孔296が形成される。各ボルト孔296に締付ボルト298が挿入され、各締付ボルト298の先端にナット299が螺合することによって、燃料電池スタック222が締め付け保持される。
このように構成される燃料電池スタック222の動作について、以下に説明する。
図18に示すように、燃料電池220を組み付ける際には、先ず、セパレータ228を構成する第1プレート230が第3プレート234の一方の面に接合されるとともに、第2プレート232が前記第3プレート234の他方の面に接合される。このため、セパレータ228内には、第3プレート234に仕切られて燃料ガス供給連通孔236に連通する燃料ガス通路276と、酸化剤ガス供給連通孔250に連通する酸化剤ガス通路284とが独立して形成される(図19及び図21参照)。
さらに、第1及び第3円板部242、270間には、燃料ガス圧力室286が形成される一方、第2及び第3円板部256、270間には、酸化剤ガス圧力室288が形成される(図22参照)。
次いで、セパレータ228と電解質・電極接合体56とが交互に積層され、積層方向両端にエンドプレート290a、290bが配置される。エンドプレート290aもしくはエンドプレート290bは、締付ボルト298と電気的に絶縁される。エンドプレート290a、290bの各ボルト孔296には、締付ボルト298が挿入され、前記締付ボルト298の先端にナット299が螺合することによって、燃料電池スタック222が構成される(図17参照)。
そこで、エンドプレート290aに接続されている第1配管292から燃料ガス供給連通孔236に燃料ガスが供給されるとともに、前記エンドプレート290aに接続された第2配管294から酸化剤ガス供給連通孔250に酸化剤ガスが供給される。
燃料ガス供給連通孔236に供給された燃料ガスは、図20に示すように、積層方向(矢印A方向)に移動しながら、各燃料電池220を構成するセパレータ228内の燃料ガス通路276に供給される。燃料ガスは、燃料ガス通路276に沿って第1及び第3円板部242、270間に形成された燃料ガス圧力室286に導入され、複数の第3凸部278間を移動して第1円板部242の中央部に形成される燃料ガス導入口248に導入される。
燃料ガス導入口248は、各電解質・電極接合体56のアノード電極54の中心位置に対応して設けられている。このため、燃料ガスは、図22に示すように、燃料ガス導入口248からアノード電極54に供給され、該アノード電極54内を中心部から外周部に向かって流動する。
一方、酸化剤ガス供給連通孔250に供給される酸化剤ガスは、図21に示すように、セパレータ228内の酸化剤ガス通路284を移動し、第2及び第3円板部256、270間の酸化剤ガス圧力室288に供給される。さらに、酸化剤ガスは、第2円板部256の中心位置に設けられる酸化剤ガス導入口260に導入される。
酸化剤ガス導入口260は、各電解質・電極接合体56のカソード電極52の中心位置に対応して設けられている。このため、酸化剤ガスは、図22に示すように、酸化剤ガス導入口からカソード電極52に供給され、該カソード電極52の中心部から外周部に向かって流動する。
従って、各電解質・電極接合体56では、アノード電極54の中心部から外周部に向かって燃料ガスが供給されるとともに、カソード電極52の中心部から外周部に向かって酸化剤ガスが供給され、発電が行われる。そして、発電に使用された燃料ガス及び酸化剤ガスは、排ガスとして第1〜第3円板部242、256及び270の外周部から排気される。
この場合、第3の実施形態では、第1プレート230の外周端部を折り曲げて湾曲係止部249が一体成形され、この湾曲係止部249を介して電解質・電極接合体56を構成するアノード電極54の外周部が弾発的に摺接している。このため、電解質・電極接合体56の外周部に排出される排ガスが、この電解質・電極接合体56を構成するアノード電極54の外周部に回り込むことがない。これにより、簡単且つ経済的な構成で、発電効率を有効に高めることができる等、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1〜第3の実施形態では、それぞれ係止部81、係止部材153及び湾曲係止部249を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、これらの3つの構成を第1〜第3の実施形態に選択的に採用することができる。また、第3の実施形態では、第1プレート230の端部を内側に折り曲げて構成しているが、この第1プレート230の外周端縁部の一部を切り欠いて折り曲げることも可能である。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池が複数積層された燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部断面説明図である。 前記燃料電池の分解斜視図である。 前記燃料電池の動作を示す一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池を構成する電解質・電極接合体の断面図である。 前記燃料電池スタックの一部省略断面図である。 前記燃料電池を構成するセパレータの分解斜視説明図である。 前記セパレータを構成する一方のプレートの正面説明図である。 前記セパレータを構成する他方のプレートの正面説明図である。 前記燃料電池の動作を説明する概略断面説明図である。 係止部と前記電解質・電極接合体とが離間した状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池が複数積層された燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 前記燃料電池の分解斜視説明図である。 前記燃料電池のガス流れ状態を示す一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの断面図である。 前記燃料電池の動作を説明する概略断面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池が複数積層された燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 前記燃料電池の分解斜視図である。 前記燃料電池のガス流れ状態を示す一部分解斜視説明図ある。 前記燃料電池の燃料ガス供給連通孔近傍の拡大断面図である。 前記燃料電池の酸化剤ガス供給連通孔近傍の拡大断面図である。 前記燃料電池の動作を説明する概略断面説明図である。 特許文献1に係る燃料電池の断面説明図である。
符号の説明
10、120、220…燃料電池 12、122、222…燃料電池スタック
44、130、236…燃料ガス供給連通孔
46、167…排ガス通路 50…電解質
52…カソード電極 54…アノード電極
54a…アノード傾斜面 56…電解質・電極接合体
58、128、228…セパレータ
60、62、230、232、234…プレート
67、146、276…燃料ガス通路
78、260…酸化剤ガス導入口 81…係止部
81a…ガイド傾斜面 82、150、284…酸化剤ガス通路
88、154、248…燃料ガス導入口
94…燃料ガス供給流路 96…酸化剤ガス供給流路
148、152…突起部 153…係止部材
153a…湾曲面 156…通路部材
168…酸化剤ガス供給部 249…湾曲係止部
250…酸化剤ガス供給連通孔

Claims (8)

  1. 電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体がセパレータ間に配設され、前記アノード電極の中心部から該アノード電極の外周部に向かって燃料ガスを供給する一方、前記カソード電極に酸化剤ガスを供給し、使用後の燃料ガス及び酸化剤ガスが混在する排ガスを前記電解質・電極接合体の外周部外方に排出する燃料電池であって、
    前記セパレータは、電解質・電極接合体外周部の前記アノード電極側に接触し、前記アノード電極が前記排ガスに曝されることを阻止するための係止部を一体に備えることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記係止部は、前記電解質・電極接合体の外方に向かって前記アノード電極側から前記カソード電極側に傾斜するガイド傾斜面を設けることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項2記載の燃料電池において、前記電解質・電極接合体は、前記アノード電極の外周部に前記ガイド傾斜面に当接するアノード傾斜面を設けるとともに、
    前記ガイド傾斜面の傾斜角度は、前記アノード傾斜面の傾斜角度よりも大きな角度に設定されることを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1記載の燃料電池において、前記係止部は、前記セパレータを部分的に折り曲げて構成されることを特徴とする燃料電池。
  5. 電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体がセパレータ間に配設され、前記アノード電極の中心部から該アノード電極の外周部に向かって燃料ガスを供給する一方、前記カソード電極に酸化剤ガスを供給し、使用後の燃料ガス及び酸化剤ガスが混在する排ガスを前記電解質・電極接合体の外周部外方に排出する燃料電池であって、
    前記セパレータには、電解質・電極接合体外周部の前記アノード電極側に接触し、前記アノード電極が前記排ガスに曝されることを阻止するための弾性変形可能な係止部材が固着されることを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記セパレータは、1枚のプレートで構成されており、
    前記セパレータの一方の面には、前記アノード電極の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス通路を形成する第1突起部が設けられるとともに、
    前記セパレータの他方の面には、前記カソード電極の電極面に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス通路を形成する第2突起部が設けられることを特徴とする燃料電池。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記セパレータは、互いに積層される第1及び第2プレートを備え、
    前記第1及び第2プレート間には、前記セパレータの一方の面に対向する前記アノード電極に燃料ガスを供給するための燃料ガス通路と、
    前記セパレータの他方の面に対向する前記カソード電極に酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス通路と、
    が形成されることを特徴とする燃料電池。
  8. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記セパレータは、互いに積層される第1、第2及び第3プレートを備え、
    前記第1プレートと前記アノード電極との間には、燃料ガスを供給する燃料ガス通路が形成され、
    前記第2プレートと前記カソード電極との間には、酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス通路が形成されるとともに、
    前記第1及び第2プレート間に配設される前記第3プレートにより、前記燃料ガス通路と前記酸化剤ガス通路とが仕切られることを特徴とする燃料電池。

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