JP2006124680A - 改質蛍光体粒子粉末、該改質蛍光体粒子粉末の製造法及び該改質蛍光体粒子粉末を用いたel素子 - Google Patents

改質蛍光体粒子粉末、該改質蛍光体粒子粉末の製造法及び該改質蛍光体粒子粉末を用いたel素子 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、耐水性に優れると共に、初期発光輝度の低下が抑制された改質蛍光体粒子粉末、該改質蛍光体粒子粉末を得るための表面処理方法及び該改質蛍光体粒子粉末を用いたEL素子を提供する。
【解決手段】 蛍光体粒子表面に、ケイ素、アルミニウム、チタン又はジルコニウムのいずれかの元素を含有する化合物から選ばれる少なくとも一種からなる被膜が均一にコーティングされた改質蛍光体粒子粉末であり、該改質蛍光体粒子粉末の初期発光輝度がコーティング処理前の蛍光体粒子粉末の初期発光輝度に対して85%以上である改質蛍光体粒子粉末である
【選択図】 なし

Description

本発明は、耐水性に優れると共に、初期発光輝度の低下が抑制された改質蛍光体粒子粉末、該改質蛍光体粒子粉末を得るための表面処理方法及び該改質蛍光体粒子粉末を用いたEL素子を提供する。
現在、蛍光体は様々な用途に用いられており、代表的な例としては各種ディスプレイ(CRT、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ、FED)をはじめ、ディスプレイのバックライト、LED等が挙げられる。
これらの用途に用いられる蛍光体としては、例えばZnS:Mn、YS:Eu、SrGa:Eu等の硫化物系蛍光体、BaMgAl1017:Eu、YAl12:Ce等の酸化物蛍光体が挙げられる。
一般に、これら蛍光体は耐水性が低いことが知られており、とりわけ硫化物系蛍光体は蛍光体表面と水が反応することにより硫化水素が発生し、蛍光特性が著しく低下するという問題を有しており、耐水性の向上が望まれている。
また近年、ディスプレイのフラット化、薄型化の点からフィールドエミッションディスプレイ(FED)用蛍光膜が注目されているが、使用中に電子線による劣化を受けて経時的な発光輝度の低下や発光色の変化が起こりやすく、とりわけ硫化物系蛍光体の場合、その傾向が顕著であり、その改善が望まれている。
例えばEL素子の場合、その一般的な構造例としては、EL蛍光体からなる発光体層の両面に絶縁膜を設け、更にこの絶縁膜の片面に透明電極を、もう一方の面に背面電極を設け、これら電極間に交流電圧を印加することにより発光させるものである。しかしながら、前述の通り硫化物系蛍光体は耐水性に劣るため、現在では、EL素子作製の際に、一般的に、ポリクロロトリフルオロエチレンフィルム等の防湿フィルムによる被覆が行われているが、これらのフィルムは高価、且つ、剥離しやすいと共に、フィルムの光吸収作用によりEL発光効率が低下する傾向にある。
EL蛍光体に耐水性を付与するために、蛍光体に表面処理を施すことが試みられており、これまでに、化学的気相成長法(CVD法)により蛍光体表面に酸化アルミニウムの非粒状膜をコーティングする方法(特許文献1)及びチタンテトライソプロポキシドをキャリヤガス中で気化して蛍光体粒子の流動床に送入し、250〜300℃に加熱して、該蛍光体の表面に二酸化チタンの連続的被膜を形成させる方法(特許文献2)が開示されている。
また、気相加水分解反応により蛍光体表面を酸化物被膜でコーティングする方法(特許文献3)が開示されている。
また、水溶液中に蛍光体を分散させた分散液に、ケイ酸エチルまたはチタンテトラプロポキシドの溶液を添加して、ゾルゲル反応で酸化ケイ素または酸化チタンからなる保護膜を形成させる方法(特許文献4)、蛍光体粒子を純水中に分散させ、硫酸亜鉛とアルミナを添加しpHを調整することで、水酸化亜鉛を介してアルミナ粒子を蛍光体表面に付着させる方法(特許文献5)及びアルカリ溶液中に蛍光体を分散させた蛍光体分散溶液にアルミニウム等から選択される金属イオンを含有する酸性塩溶液を添加し、中和反応によって蛍光体表面に金属水酸化物を析出させる方法(特許文献6)が開示されている。
また、流動化された蛍光体粒子に金属アルコキシドオリゴマーもしくは金属アルコキシドを噴霧して粒子表面に金属酸化物被膜を形成する方法(特許文献7乃至8)及び蛍光体、金属酸化物微粒子及び金属アルコキシドを有機溶媒中に分散させた後、100〜200℃の温度範囲でスプレードライヤーに供給して有機溶媒を揮散させることにより蛍光体表面を被覆する方法(特許文献9)が開示されている。
また、無機蛍光体を大気圧プラズマCVD法により、無機蛍光体粒子表面に酸化物を付着させる方法が開示されている(特許文献10)。
特開平2−38482号公報 特開平6−25857号公報 特開平4−230996号公報 米国特許第5196229号公報 特開平10−212475号公報 特開平11−256150号公報 特開平9−263753号公報 特開平11−172243号公報 特開平9−272866号公報 特開2003−336046号公報
耐水性に優れ、且つ、初期発光輝度の低下が抑制されている蛍光体粒子粉末は、現在最も要求されているところであるが、未だ得られていない。
即ち、特許文献1及び2には、化学的気相成長法(CVD法)により蛍光体表面にアルミナ被膜もしくは二酸化チタン被膜をコーティングする方法が記載されているが、この方法では300℃もしくは400℃以上の高温に蛍光体が曝されるため、処理後に得られたEL蛍光体の初期発光輝度が著しく低下してしまうという問題を有している。
特許文献3には、実質140℃以下の温度で気相加水分解反応により蛍光体表面を酸化物被膜でコーティングする方法が記載されているが、処理後の蛍光体の初期輝度は未処理のものと比べて50%程度、最も好ましいものでも82%程度であり、該処理方法では、十分に高い初期発光輝度を得ることが困難である。
また、特許文献4乃至6には、ゾル−ゲル反応もしくは中和反応により蛍光体表面に金属酸化物もしくは金属水酸化物からなる保護膜を形成させる方法が記載されているが、反応を水溶液中で行うため、殊に耐水性に劣る硫化物系蛍光体はこの時点で発光輝度が著しく低下してしまうため、十分に高い初期発光輝度を有する蛍光体を得ることは困難である。
また、特許文献7には、100〜200℃に加熱された蛍光体粒子の流動層に金属アルコキシドオリゴマーもしくは金属アルコキシドを噴霧して粒子表面に金属酸化物被膜を形成する方法が記載されているが、表面被覆処理前に既に100〜200℃の温度に曝されるため、処理後に得られた蛍光体の初期発光輝度が著しく低下するという問題を有している。
また、特許文献8には、流動化された蛍光体粒子に金属アルコキシドの有機溶媒溶液を噴霧して粒子表面に保護膜を形成する方法が記載されているが、蛍光体と流動化させるキャリアガスが調湿により水分を含んでいるため、殊に耐水性に劣る硫化物系蛍光体はこの時点で発光輝度が著しく低下してしまうため、十分に高い初期発光輝度を有する蛍光体を得ることは困難である。
また、特許文献9には、蛍光体、金属酸化物微粒子及び金属アルコキシドを有機溶媒中に分散させた後、スプレードライヤーに供給して有機溶媒を揮散させることにより蛍光体表面を被覆する方法が記載されているが、蛍光体と金属酸化物微粒子を金属アルコキシドと同時にスプレードライヤーに供給しているため、金属アルコキシドの加水分解が蛍光体粒子表面のみならず金属酸化物微粒子表面でもおこる。また、同時に供給された金属酸化物微粒子は必ずしも蛍光体表面に付着するとは限らないことから十分な耐水性を得る事は困難である。
また、特許文献10には、無機蛍光体をプラズマ状態の反応性ガスに曝し、無機蛍光体粒子表面に酸化物を付着させる方法が記載されているが、無機蛍光体がプラズマ状態の反応性ガスと接触することによって、少なからずダメージを受けることにより、無機蛍光体の初期発光輝度は未処理の無機蛍光体のそれと比べて低下する傾向にある。
そこで、本発明は、耐水性に優れると共に、初期発光輝度の低下が抑制されている改質蛍光体粒子粉末を得ることを技術的課題とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、水分含有量が0.5%未満である有機溶剤に蛍光体粒子粉末を分散した懸濁液中に、金属アルコキシド溶液を加え、風乾後、乾燥させることにより得られたEL蛍光体粒子粉末は、耐水性に優れると共に、初期発光輝度の低下が抑制されていることを見いだし、本発明をなすに至った。
即ち、本発明は、蛍光体粒子表面に、ケイ素、アルミニウム、チタン又はジルコニウムのいずれかの元素を含有する化合物から選ばれる少なくとも一種からなる被膜が均一にコーティングされた改質蛍光体粒子粉末であり、該改質蛍光体粒子粉末の初期発光輝度がコーティング処理前の蛍光体粒子粉末の初期発光輝度に対して85%以上であることを特徴とする改質蛍光体粒子粉末である(本発明1)。
また、本発明は、蛍光体粒子表面に、ケイ素、アルミニウム、チタン又はジルコニウムのいずれかの元素を含有する化合物から選ばれる少なくとも一種からなる被膜が均一にコーティングされた改質蛍光体粒子粉末であり、該改質蛍光体粒子粉末の耐水性が90%以上であることを特徴とする改質蛍光体粒子粉末である(本発明2)。
また、本発明は、蛍光体粒子表面に、ケイ素、アルミニウム、チタン又はジルコニウムのいずれかの元素を含有する化合物から選ばれる少なくとも一種からなる被膜が均一にコーティングされた改質蛍光体粒子粉末であり、該改質蛍光体粒子粉末の初期発光輝度がコーティング処理前の蛍光体粒子粉末の初期発光輝度に対して85%以上であり、且つ、耐水性が90%以上であることを特徴とする改質蛍光体粒子粉末である(本発明3)。
また、本発明は、前記蛍光体が蛍光体を構成する元素として硫黄元素を含む硫化物系蛍光体であることを特徴とする本発明1乃至本発明3のいずかれの改質蛍光体粒子粉末である(本発明4)。
また、本発明は、蛍光体粒子粉末を、水分含有量が0.5%未満である有機溶剤に分散させた懸濁液中に、金属アルコキシド溶液を添加・攪拌後、風乾し、乾燥させることを特徴とする本発明1乃至本発明4のいずれかの改質蛍光体粒子粉末の製造方法である(本発明5)。
また、本発明は、本発明1乃至本発明4のいずれかの改質蛍光体粒子粉末を蛍光体層に用いたことを特徴とするEL素子である(本発明6)。
本発明に係る改質蛍光体粒子粉末は、耐水性に優れると共に、初期発光輝度の低下が抑制され蛍光体粒子粉末が本来有する特性を十分に発揮できるので、各種用途の蛍光体粒子粉末として好適である。
本発明に係るEL素子は、前記改質蛍光体粒子粉末を用いたことにより、初期発光輝度が高いと共に、輝度半減期が長いため、高性能EL素子として好適である。
本発明の構成をより詳しく説明すれば次の通りである。
先ず、本発明に係る改質蛍光体粒子粉末について述べる。
本発明1に係る改質蛍光体粒子粉末は、蛍光体粒子の粒子表面に、ケイ素、アルミニウム、チタン又はジルコニウムのいずれかの元素を含有する化合物から選ばれる少なくとも一種からなる被膜が均一にコーティングされた改質蛍光体粒子粉末であり、該改質蛍光体粒子粉末の初期発光輝度がコーティング処理前の蛍光体粒子粉末の初期発光輝度に対して85%以上であることを特徴とする改質蛍光体粒子からなる。
本発明2に係る改質蛍光体粒子粉末は、蛍光体粒子の粒子表面に、ケイ素、アルミニウム、チタン又はジルコニウムのいずれかの元素を含有する化合物から選ばれる少なくとも一種からなる被膜が均一にコーティングされた改質蛍光体粒子粉末であり、該改質蛍光体粒子粉末の耐水性が90%以上であることを特徴とする改質蛍光体粒子である。
本発明に係る改質蛍光体粒子粉末の被膜の被覆量は、各元素換算の合計で0.5〜25重量%が好ましく、より好ましくは0.75〜22.5重量%、更により好ましくは1.0〜20重量%である。0.5重量%未満の場合には、十分な耐水性改善効果が得られない。25重量%を超える場合には、蛍光体以外の物質の含有量が多くなり過ぎ蛍光体の初期発光輝度が低下するため好ましくない。
本発明に係る改質蛍光体粒子粉末の粒子径及び粒子形状は、用途や特性に応じて選べばよく、特には限定されないが、平均粒子径は1〜30μmの範囲が好ましい。
本発明に係る改質蛍光体粒子粉末の初期発光輝度は、コーティング処理前の初期発光輝度に対して85%以上である。改質蛍光体粒子粉末の初期発光輝度が、コーティング処理前の蛍光体粒子粉末の初期発光輝度に対して85%未満である場合には、処理による初期発光輝度の低下が激しく、コーティング処理後、高い初期発光輝度を有する蛍光体粒子粉末を得ることが困難となる。より好ましくは87.5%以上、更により好ましくは90%以上である。
本発明に係る改質蛍光体粒子粉末の耐水性は、後述する測定条件において、90%以上であり、好ましくは92.5%以上、より好ましくは95%以上である。耐水性が90%未満の場合には、これを用いて得られたEL素子の発光輝度半減時間もまた短いものとなり、実用上問題がある。
次に、本発明に係る改質蛍光体粒子粉末の製造法について述べる。
本発明に係る改質蛍光体粒子粉末は、被処理粒子粉末である蛍光体粒子粉末を水分含有量が0.5%未満である有機溶剤に分散させた懸濁液中に、金属アルコキシド溶液を添加・攪拌後、風乾し、乾燥させることにより得ることができる。
本発明における被処理粒子である蛍光体粒子は、Y1512、YSiO、ZnSiO、Y、BaMgAl1017、BaAl1219、(Ba、Sr、Mg)O・aAl、(Y、Gd)BO、YO、SnO、Ca10(PO(F、Cl)、(Ba、Sr)(Mg、Mn)Al1017、(Sr、Ca、Ba、Mg)10(PO12、(La、Ce)PO、CeMgAl1119、GdMgB10、Sr、SrAl1425等を母体とする酸化物系の蛍光体、YCl、LaCl、GdClの希土類塩化物及び、CdCl、PbCl、TlClの重金属塩化物等の塩化物系蛍光体、蛍光体の基本構成元素として窒素を含有する窒化物系蛍光体、ZnS、YS、CdS、LnS(Ln:Y、Gd、La)、MAl、MS、MGa(M:アルカリ土類金属)等を母体とし、蛍光体の基本構成元素として硫黄を含有する硫化物系蛍光体である。本発明に用いられる蛍光体としては、以上に例示した蛍光体に限られるものではない。
本発明における被処理粒子である蛍光体粒子の粒子径及び粒子形状は、用途や特性に応じて選べばよく、特には限定されないが、平均粒子径は1〜30μmの範囲が好ましい。
本発明に用いる有機溶剤としては、一般的に用いられているものであれば何を用いてもよい。具体的には、エチルアルコール、プロピルアルコール又はブチルアルコール等のアルコール系溶剤、アセトン又はメチルエチルケトン等のケトン系溶剤、トルエン、キシレン又はベンゼン等の芳香族炭化水素系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、プロピルセロソルブ又はブチルセロソルブ等のグリコールエーテル系溶剤、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール又はトリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等のオキシエチレン、オキシプロピレン付加重合体、エチレングリコール、プロピレングリコール又は1,2,6−ヘキサントリオール等のアルキレングリコール、グリセリン、2−ピロリドン等を好適に用いることができるが、より好ましくは、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール等のアルコール系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤である。
本発明に用いる有機溶剤の水分含有量は0.5%未満であり、好ましくは0.4%未満、より好ましくは0.3%未満である。水分含有量が0.5%以上の場合には、溶液中の水分で蛍光体粒子の蛍光特性が低下すると共に、下記金属アルコキシドを用いて表面被覆処理を行った場合に、加水分解反応が急激に進行する場合があり、均一な被覆処理が困難となる。
本発明に用いる金属アルコキシドを構成する金属元素としては、アルミニウム、ジルコニウム、チタニウム、ケイ素を用いることができる。また、アルコキシドの種類としては、メトキシド、エトキシド、プロポキシド、イソプロポキシド、オキシイソプロポキシド、ブトキシド等を用いることができる。また、テトラエトキシシラン又はテトラメトキシシランを部分的に加水分解、縮合することにより得られるエチルシリケート及びメチルシリケートを用いることができる。処理の均一性及び処理効果を考慮すれば、テトラエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエチルシリケート、テトラメチルシリケート、アルミニウムトリイソプロポキシド、ジルコニウムテトライソプロポキシド、チタニウムテトライソプロポキシド等が好ましい。
また、上記金属アルコキシドは、より均一な処理を行うために、前述の有機溶剤に予め分散又は溶解させて用いることが好ましい。
金属アルコキシドの添加量は、蛍光体粒子粉末の比表面積によって異なるが、通常、蛍光体粒子粉末100重量部当たり、処理に用いる金属アルコキシドの各元素換算の合計で0.5〜33.3重量部が好ましく、より好ましくは0.75〜29.0重量部、更により好ましくは1.0〜25.0重量部である。0.5重量部未満の場合には、十分な耐水性の効果が得られない。33.3重量部を超える場合には、蛍光体以外の物質の含有量が多くなり過ぎ蛍光特性が低下するため好ましくない。
蛍光体粒子粉末と金属アルコキシド溶液を混合するための機器としては、ヘンシェルミキサー、スピードミキサー、ボールカッター、パワーミキサー、ハイブリッドミキサー等の高速・アジテート式混練機、転動ボールミル、振動ボールミル、遊星ミル等のボール型混練機及びコーンブレンダー等を好適に用いることができる。
得られた表面被覆蛍光体粒子粉末を室温下、ドラフト中で3〜24時間風乾させた後、乾燥機を用いて1〜24時間乾燥させることにより改質蛍光体粒子粉末を得ることができる。
乾燥温度は60〜250℃の温度範囲が好ましく、より好ましくは80〜220℃、更により好ましくは100〜200℃である。60℃未満の場合には、金属アルコキシドの反応が十分でなく、表面処理の効果が得られない。250℃を超える場合には、蛍光体がダメージを受け蛍光特性が低下するため好ましくない。本発明における蛍光体は、十分な表面被覆を行うことにより、250℃の温度に曝しても蛍光特性の低下を抑制する事ができる。
次に、本発明に係るEL素子について述べる。
本発明に係るEL素子は、電極層、絶縁体層、本発明に係る改質蛍光体粒子粉末を用いた蛍光体層及び透明電極層を順次積層した積層体から構成されており、該積層体を熱圧着することによって得ることができる。
本発明における電極層は、アルミ箔等の金属箔又は金属膜からなる。また、本発明における絶縁体層は、BaTiO、SrTiO及びその固溶体で代表される強誘電体粉末とシアノエチルセルロース等の高誘電率を有する有機バインダーとからなる。本発明における蛍光体層は、本発明に係る改質蛍光体粒子粉末と前述のシアノエチルセルロース等の高誘電率を有する有機バインダーとからなる。また、本発明における透明電極層は、ポリエステルフィルム等の透明絶縁性フィルム上にITO膜を被着形成した透明導電フィルムからなる。
本発明のEL素子は、蛍光体粒子粉末自体が耐水性を有しているため、6−ナイロン等の吸湿フィルム又は/及びポリクロロトリフルオロエチレンフィルム等のフッ素樹脂フィルム等よりなる防湿性フィルムで密閉封止する必要はないが、用途に応じては、これら吸湿フィルム又は/及び防湿性フィルムによって密閉封止されていてもよい。
本発明に係るEL素子における輝度半減時間は2,000時間以上であり、好ましくは2,500時間以上、より好ましくは3,000時間以上である。
<作用>
本発明における最も重要な点は、蛍光体粒子表面に、ケイ素、アルミニウム、チタン又はジルコニウムのいずれかの元素を含有する化合物から選ばれる少なくとも一種からなる被膜が均一にコーティングされた改質蛍光体粒子粉末は、耐水性に優れると共に、初期発光輝度の低下が抑制されているという事実である。
本発明に係る改質蛍光体粒子粉末の初期発光輝度の低下が抑制されている理由として、蛍光体粒子粉末の粒子表面に付着もしくは被覆させる化合物を水分含有量が0.5%未満である有機溶媒中でゆっくりと生成させることにより、非常に緻密な化合物被膜を形成できたことによるものと、本発明者は考えている。
以下、本発明における実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
各粒子粉末の平均粒子径は、いずれも電子顕微鏡写真に示される粒子350個の粒子径をそれぞれ測定し、その平均値で示した。
蛍光体の粒子表面に付着もしくは被覆されている被膜を構成する金属元素の含有量は、「蛍光X線分析装置3063M型」(理学電機工業株式会社製)を使用し、JIS K0119の「けい光X線分析通則」に従って測定した。
各蛍光体粒子粉末のコーティング処理前及びコーティング処理後の発光輝度は、「分光蛍光光度計 RF−5300PC(株式会社島津製作所)」を用いて40℃、相対湿度90%の環境下測定を行った。
改質蛍光体粒子粉末のコーティング前の発光輝度に対するコーティング後の発光輝度は、上述で測定した発光輝度をもとに、下記数1にそれぞれの測定値を挿入して求めた。
<数1>
コーティング後の発光輝度/コーティング前の発光輝度(%)=コーティング後の発光輝度/コーティング前の発光輝度×100
改質蛍光体粒子粉末の耐水性は、被測定粒子粉末を40℃、相対湿度90%の環境下1週間放置後、発光輝度を測定し、下記数2にそれぞれの測定値を挿入して求めた。
<数2>
耐水性(%)=40℃、相対湿度90%にて1週間放置後の発光輝度/放置前の発光輝度×100
各EL素子の初期発光輝度は、後述する方法によりELパネルを作製し、これらのELパネルに40℃、相対湿度90%の環境下、100V/400Hzの交流電圧を印加し、初期発光輝度を測定した。
各EL素子の輝度半減期は、前述のELパネルを40℃、相対湿度90%の環境下、発光輝度が初期発光輝度の半分となるまでの時間を測定し、これを輝度半減時間とした。
<実施例1−1:改質蛍光体粒子粉末の製造>
蛍光体A(母体蛍光体:ZnS、付活剤:Cu、共付活剤:Cl、粒子形状:粒状、平均粒子径25.7μm)250gを、水分含有量0.212%のアセトン500mlに攪拌機を用いて邂逅し、蛍光体粒子粉末を含むアセトンのスラリーを得た。
次に、前記蛍光体粒子粉末を含むアセトンのスラリー中に、アルミニウムイソプロポキシド37.8gを分散させたアセトン溶液200mlを加え、60分間攪拌・混合させた。
得られた混合溶液をドラフト中で3時間風乾させた後、乾燥機を用いて80℃で60分間乾燥を行い、耐水性改質蛍光体粒子粉末を得た。
得られた改質蛍光体粒子粉末は、平均粒子径が25.8μmの粒状粒子であった。付着もしくは被覆している表面処理物はAl換算で1.95重量%であった。コーティング前の発光輝度に対するコーティング後の発光輝度は101%であり、耐水性は97.8%であった。
<実施例2−1:EL素子の製造>
Al箔からなる背面電極層の上面に、BaTiOをシアノエチルセルロースに分散させた絶縁体層と、前記改質蛍光体粒子粉末をシアノエチルセルロースに分散させた蛍光体層及び透明導電ITO膜からなる透明電極層とを積層し、防湿フィルムを用いないELパネルを作成した。
得られたELパネルの初期発光輝度は、140cd/mであり、輝度半減時間は4,510時間であった。
前記実施例1−1及び2−1に従って改質蛍光体粒子粉末及びEL素子を作製した。各製造条件及び得られた改質蛍光体粒子粉末及びEL素子の諸特性を示す。
蛍光体粒子A〜E:
被処理粒子粉末として表1に示す特性を有する蛍光体粒子粉末を用意した。
Figure 2006124680
実施例1−2〜1−8、比較例1〜3:
蛍光体粒子粉末の種類、表面処理工程における有機溶剤の種類、表面処理剤の種類及び添加量を種々変化させた以外は、前記実施例1−1と同様にして改質蛍光体粒子粉末を得た。
このときの製造条件を表2に、得られた改質蛍光体粒子粉末の諸特性を表3に示す。
Figure 2006124680
Figure 2006124680
実施例2−2〜2−7、比較例4〜11:
蛍光体粒子の種類を種々変化させた以外は、前記実施例2−1と同様にしてEL素子を得た。
得られたEL素子の諸特性を表4に示す。
Figure 2006124680
本発明に係る改質蛍光体粒子粉末は、表面処理により被膜をコーティングすることによって耐水性が優れると共に、初期発光輝度の低下が抑制されているので、EL素子用蛍光体粒子粉末として好適である。
本発明に係るEL素子は、前記改質蛍光体粒子粉末を用いたことにより、初期発光輝度が高いと共に、輝度半減期が長いため、高性能EL素子として好適である。

Claims (6)

  1. 蛍光体粒子表面に、ケイ素、アルミニウム、チタン又はジルコニウムのいずれかの元素を含有する化合物から選ばれる少なくとも一種からなる被膜が均一にコーティングされた改質蛍光体粒子粉末であり、該改質蛍光体粒子粉末の初期発光輝度がコーティング処理前の蛍光体粒子粉末の初期発光輝度に対して85%以上であることを特徴とする改質蛍光体粒子粉末。
  2. 蛍光体粒子表面に、ケイ素、アルミニウム、チタン又はジルコニウムのいずれかの元素を含有する化合物から選ばれる少なくとも一種からなる被膜が均一にコーティングされた改質蛍光体粒子粉末であり、該改質蛍光体粒子粉末の耐水性が90%以上であることを特徴とする改質蛍光体粒子粉末。
  3. 蛍光体粒子表面に、ケイ素、アルミニウム、チタン又はジルコニウムのいずれかの元素を含有する化合物から選ばれる少なくとも一種からなる被膜が均一にコーティングされた改質蛍光体粒子粉末であり、該改質蛍光体粒子粉末の初期発光輝度がコーティング処理前の蛍光体粒子粉末の初期発光輝度に対して85%以上であり、且つ、耐水性が90%以上であることを特徴とする改質蛍光体粒子粉末。
  4. 前記蛍光体が蛍光体を構成する元素として硫黄元素を含む硫化物系蛍光体であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の改質蛍光体粒子粉末。
  5. 蛍光体粒子粉末を、水分含有量が0.5%未満である有機溶剤に分散させた懸濁液中に、金属アルコキシド溶液を添加・攪拌後、風乾し、乾燥させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の改質蛍光体粒子粉末の製造方法。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の改質蛍光体粒子粉末を蛍光体層に用いたことを特徴とするEL素子。
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