JP2006123132A - センタレス研削盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 横幅寸法が小さく、特に小さな設置スペースで使用するのに適し、各種生産ラインの簡素化・省スペース化の要請に応えることができるセンタレス研削盤を提供する。
【解決手段】 砥石車用ドレッシング装置4が、砥石車1の上方位置において斜め下向き状態で配置されており、従来のセンタレス研削盤の横幅寸法に最も影響を与えていた砥石車用ドレッシング装置4のための占領スペースを砥石車1の側方に確保する必要がない。これにより、センタレス研削盤の横幅寸法を大幅に減小させて、小さな設置スペースに設置可能で、各種生産ラインの簡素化・省スペース化の要請に応えることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はセンタレス研削盤に関し、さらに詳細には、特に小さな設置スペースにおいて使用するのに適したセンタレス研削盤に関する。
センタレス研削盤は、図3に示すように、工作物(以下、ワークと称する。)Wを調整車aとブレードbにより回転支持しながら、回転駆動する砥石車cによりワークWの外周面を研削するものであり、ワークWを挟んでその両側に、調整車aと砥石車cが対向して配置される構成とされている(例えば、特許文献1参照)。
また、これら調整車aと砥石車cには、その砥石面をドレッシングするドレッシング装置d、eがそれぞれ設けられ、これら両ドレッシング装置d、eは、図3において調整車aと砥石車cの左右両側に配置されている。
ところで、このようなセンタレス研削盤の構成は、対象となるワークWの形状寸法の大小に関わらず、またワークWに対する研削力の大小に関わらず、すべての種類のセンタレス研削盤に採用されているところ、このような配置構造においては、センタレス研削盤の横幅寸法Lが大きくて、比較的大きな設置スペースを必要としていた。
特開2004−114179号公報
しかしながら、近時、各種生産ラインの簡素化・省スペース化の要請から、生産ラインを構成する工作機械等の機械装置の小型簡素化が要望されることがあり、センタレス研削盤においても、この要請から、特に生産ラインの長さに影響を与える横幅寸法の縮小化が要請されることがあった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、横幅寸法が小さく、特に小さな設置スペースにおいて使用するのに適し、各種生産ラインの簡素化・省スペース化の要請に応えることができる装置構造を備えたセンタレス研削盤を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のセンタレス研削盤は、ワークを調整車とブレードにより回転支持しながら、回転駆動する砥石車によりワーク外周面をセンタレス研削するものであって、少なくとも砥石車用ドレッシング装置が、上記砥石車の上方位置において斜め下向き状態で配置されていることを特徴とする。
好適な実施態様として、上記砥石車の砥石車軸が片持ち支持される構造とされて、砥石車の交換作業が装置正面から行われるように構成されている。
また、上記砥石車用ドレッシング装置の各種動作を行う駆動源としてACサーボモータが好適に使用される。
さらに、上記調整車が装置支持される調整車スライドの移動機構が送りねじ装置からなり、この送りねじ装置は、送りねじの一端部が固定的に配置されるとともに、この送りねじ上を螺進退するナット体に上記調整車スライドが接続される構造が採用され、この場合、上記ナット体が回転駆動源に駆動連結される構造が望ましい。
また、望ましくは、上記砥石車と調整車の間の研削加工部から排出される研削液を回収するためのクーラント流路が装置ベッド内部に設けられ、このクーラント流路は、その一端が上記研削加工部の下側に開口されるとともに、そのまま下方へ延びて、その他端が装置ベッドの側方外部へ開口される。
本発明によれば、少なくとも砥石車用ドレッシング装置が、上記砥石車の上方位置において斜め下向き状態で配置されているから、従来のセンタレス研削盤の横幅寸法に最も影響を与えていた砥石車用ドレッシング装置のための占領スペースを砥石車の側方に確保する必要がなく、センタレス研削盤の横幅寸法を大幅に減小できる。
これにより、特に小さな設置スペースにおいて使用するのに適し、各種生産ラインの簡素化・省スペース化の要請に応えることができる装置構造を備えたセンタレス研削盤を提供することができる。
また、砥石車用ドレッシング装置が、上記砥石車の上方位置において、垂直下向き状態ではなく、斜め下向き状態で配置されることにより、砥石車と調整車間の研削加工作業空間が広く確保され得るとともに、砥石車用ドレッシング装置の装置構成において、可動側部位の重量荷重が固定側部位との摺動面に適切に作用して、これら両者の摺動面が浮いて離れるのが有効に防止される。
また、上記砥石車用ドレッシング装置の各種動作を行う駆動源としてACサーボモータが好適に使用されることにより、装置のコンパクト化と低振動化が図られる。
さらに、上記調整車が装置支持される調整車スライドの移動機構が送りねじ装置からなり、この送りねじ装置は、送りねじの一端部が固定的に配置されるとともに、この送りねじ上を螺進退するナット体に上記調整車スライドが接続される構造が採用されることにより、装置ベッドが研削熱によって熱膨張したとしても、上記送りねじに螺合するナット体さらにはこのナット体に接続される上記調整車スライドは、上記装置ベッドの熱膨張とは無関係に、上記送りねじとの螺合関係によって、その移動方向の位置関係が決定維持され、この結果、砥石車と調整車との位置関係が良好に維持される。この効果は、装置ベッドの小型化が図られるセンタレス研削盤においては顕著に表れる。
しかも、このような送りねじ装置の構成において、上記ナット体が駆動モータ等の回転駆動源に駆動連結される構造とすることにより、この回転駆動源を上記調整車スライド側に設けられる構造が採用でき、これにより、従来の送りねじ装置では、装置ベッドの側部外方へ張り出して配置されていた回転駆動源が調整車スライドの移動範囲内の領域に収まることとなり、この点においても、センタレス研削盤の横幅寸法の減小化に寄与する。
また、上記砥石車と調整車の間の研削加工部から排出される研削液を回収するためのクーラント流路が装置ベッド内部に設けられ、このクーラント流路は、その一端が上記研削加工部の下側に開口されるとともに、そのまま下方へ延びて、その他端が装置ベッドの側方外部へ開口されることにより、クーラント流路の水平方向への広がりを抑えて、装置ベッドの横幅寸法の増大化を有効に防止する。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明に係るセンタレス研削盤が図1および図2に示されており、この研削盤は、具体的には、形状寸法の小さなワ−クWの外周面をセンタレス研削する省スペース構造を備えてなるものである。
この研削盤の具体的構成は、砥石車1、調整車2、ブレード3およびドレッシング装置4、5を主要部として構成されるとともに、特に装置横幅寸法Lの低減化を図るための構造を備えてなる。
砥石車1は、その砥石面(外周面)が、ワークWの最終形状つまり外周面の最終仕上げ形状に対応したプロフィールを有するとともに、砥石車軸10に取外し可能に取付け固定されて、この砥石車軸10が固定的に設けられた砥石車台11上に回転可能に軸承されるとともに、駆動モータ等の駆動源に直接的に駆動連結されたダイレクトドライブ構造とされて、駆動機構の小型簡素化と振動低減対策が図られている。
また、上記砥石車軸10の支持構造は、後述する砥石車用ドレッシング装置4の配置構成との関係を考慮して、片持ち支持構造とされ、砥石車1の交換作業が装置正面(図1の紙面に対して手前)から行われるように構成されている。
調整車2は、ワークWの外周面を回転支持するもので、その回転支持面(外周面)が、ワークWの最終形状つまり外周面の最終仕上げ形状に対応したプロフィールを有するとともに、調整車軸12に取外し可能に取付け固定され、この調整車軸11が調整車台13上(図示省略)に回転可能に軸承されるとともに、動力伝導ベルトや歯車機構等の動力伝達手段を介して駆動モータ等の駆動源に駆動連結されている。図示の実施形態においては、調整車2によるワークWの回転安定化のため、駆動源としてサーボモータが採用されている。
また、調整車軸11の支持構造は、調整車2側の高剛性化対策の要請から、上記砥石車軸12と異なり、高剛性両持ち支持構造が採用されている。ただし、調整車2は砥石車1に比較して小型軽量であることから、その交換作業は、砥石車1と同様、装置正面(図1の紙面に対して手前)から行うことができる。よって、後述する調整車用ドレッシング装置5の配置構成も砥石車用ドレッシング装置4と同様な上方配置構成とされている。
また、上記調整車台13は、調整車スライド14上に調整車2の切込み送り方向X(図1および図2おいて左右水平方向)へ移動可能に設けられ、この調整車スライド14が、装置ベッド6上に上記切込み送り方向Xへ移動可能に設けられている。
調整車スライド14は、具体的には図示しないが、装置ベッド6上面に切込み送り方向Xへ直線状に延びる案内面上を移動可能とされるとともに、送りねじ装置15に駆動連結されている。
この送りねじ装置15は、図2に示すように、送りねじ16の一端部16aが固定的に配置されるとともに、この送りねじ16上を螺進退するナット体17に上記調整車スライド14が接続されている。
具体的には、上記送りねじ16の支持構造は、スイベルベース32が、支持ボルト33により装置ベッド6に水平方向へ回転可能に取り付けられるとともに、このスイベルベース32に、送りねじ16の先端部16aが取付け支持ボルト18によって支持固定されてなる。これにより、送りねじ16は、装置ベッド6の上面6aに平行して、切込み方向Xへ延びて設けられるとともに、上記砥石車軸10と調整車軸11の平行を調整する機能を備えている。
また、この送りねじ16上に螺進退可能に螺合された上記ナット体17は、軸受19,19を介して、上記調整車スライド14の底部に回転可能にかつ軸方向へ一体的に接続支持されるとともに、カップリング20を介して、回転駆動源である駆動モータ21の駆動軸21aに同軸状に駆動連結されている。この駆動モータ21は具体的にはサーボモータからなるとともに、図外の取付けブラケット等により、上記調整車スライド14の底部に固設されている。
そして、この駆動モータ21の回転駆動により上記ナット体17が回転されると、このナット体17が送りねじ16上を螺進退する結果、調整車スライド14が装置ベッド6上を切込み送り方向Xへ移動する。
このような送りねじ装置構造、つまり送りねじ16の一端のみが装置ベッド6に固定されるとともに、他端が自由端とされた装置構造の採用により、研削工程の進行による研削熱により装置ベッド6が経時的に熱膨張しても、上記送りねじ16に螺合するナット体17さらには調整車スライド14は、装置ベッド6の熱膨張とは無関係に、つまり装置ベッド6の熱膨張の影響を受けることなく、上記送りねじ16との螺合関係によって、その移動方向つまり切込み送り方向Xの位置関係が決定維持される。
また、上記ナット体17は、図2に示すように、送りねじ16の長さ寸法に対応した長さ寸法を有し、先端が開放端とされた中空棒状体の形態とされ、その後端の閉塞端がカップリング20を介して上記駆動モータ21に駆動連結されるとともに、その内径面に上記送りねじ16と螺合する雌ねじ部が形成されている。
そして、調整車スライド14は、送りねじ16に対してナット体17が最も後退した位置(図2に実線で示す位置)と、ナット体17が最も前進した位置(図2において送りねじ16の後端16bがナット体17の最奥端17aに到達した位置)との間で移動するように設定されるとともに(移動ストロークS)、その後退端位置において、装置ベッド6の右側端から外部へ突出しないように構成されている。これに関連して、駆動モータ21が調整車スライド14の底部において、その右側端から外部へ突出しないように設けられている結果、装置ベッド6の横幅寸法Lを可及的に小さく設定することが可能となる。
調整車スライド14上の設けられた上記調整車台13は、具体的には図示しないが、調整車スライド14上面に切込み送り方向Xへ直線状に延びる案内面上を移動可能とされるとともに、送りねじ装置22に駆動連結されている。この送りねじ装置22の具体的構造は、上述した送りねじ装置15の具体的構造と基本的に同様であることから、その説明を省略するが、この送りねじ装置22の駆動源は、手動の回転ハンドルであっても、駆動モータであってもよく、図示の実施形態においては手動の回転ハンドルが採用されている。
ブレード3は、調整車2と共にワークWを支持するもので、上記調整車2と同様に上記調整車スライド14上に設置されて、上記砥石車1と調整車2の間に直線状に延びるとともに(図1の紙面に対して垂直方向)、その上端面が調整車側下方へ傾斜した支持面とされている。
砥石車用ドレッシング装置4は、砥石車1の外周砥石面1aの形状を修正(ドレッシング)するもので、上記砥石車1の上方位置に設けられるとともに、図1に示すように、斜め下向き状態で配置されている。これに関連して、前述したように、上記砥石車軸10の支持構造は片持ち支持構造とされて、砥石車1の交換作業が装置正面(図1の紙面に対して手前)から行われるように構成されている。
砥石車用ドレッシング装置4の具体的構造は、装置基台25が図示のごとく砥石車1の上方位置において傾斜状態で設けられ、この装置基台25上に、ロータリドレッサ26が砥石車1の軸線方向(図1の紙面に対して垂直方向)へトラバース動作可能に、かつ砥石車1の軸心つまり砥石車軸10の軸心方向Yへ切込み送り可能に設けられてなる。
すなわち、ロータリドレッサ26は、ドレッサ台27上に送りねじ装置28により切込み送り方向Yへ移動可能に設けられるとともに、上記ドレッサ台27が上記装置基台25上に送りねじ装置29により砥石車1の軸線方向へ移動可能に設けられている。
このように、砥石車用ドレッシング装置4が、砥石車1の真上から僅かに側方へずれた位置に設けられて、斜め下向き状態で配置されているのは、次の理由による。
(1)装置基台25とドレッサ台27との摺動面構造30が、図示のごとく断面鳩尾形状の蟻溝構造とされているところ、砥石車用ドレッシング装置4が、砥石車1の真上に垂直下向き状態で配置されていると、ロータリドレッサ26およびドレッサ台27の重量荷重は、上記摺動面構造30の下側部30aに集中的にかかる結果、構成部品の加工誤差や装置据付時の誤差等により、摺動面構造30における摺動面の一部が浮いて離隔してしまい、精度の高いロータリドレッサ26のトラバース動作制御ができない。
(2)砥石車用ドレッシング装置4が、砥石車1の真上に配置されていると、砥石車1と調整車2との間における研削加工作業空間Aを広く確保することができず、ワークWの研削加工部へのローディング・アンローディング動作が困難になったり、研削液供給装置31の設置空間を確保できない。
これに対して、砥石車用ドレッシング装置4が、本実施形態のように、砥石車1の真上から僅かに側方へずれた位置に設けられて、斜め下向き状態で配置されていると、ロータリドレッサ26およびドレッサ台27の重量荷重が上記摺動面構造30の底面部30bにもかかる結果、摺動面構造30における摺動面全体の密接状態が安定して確保され、精度の高いロータリドレッサ26のトラバース動作制御ができるとともに、研削加工作業空間Aを広く確保できる。
また、砥石車用ドレッシング装置4が、砥石車1の上方という比較的高い不安定な位置にあることを考慮して、装置駆動時の振動が抑えられる振動低減対策が図られている。
具体的には、砥石車用ドレッシング装置4におけるロータリドレッサ26の回転駆動、切込み送り駆動、およびトラバース駆動のための駆動源として、ACサーボモータ(図示省略)が採用されて、装置構造の小型軽量化および低振動化が図られている。特に、切込み送り動作およびトラバース動作を司る部位(摺動面構造30等)はいずれも摺動によるすべり案内であることから、ACサーボモータ採用による低振動対策効果は大きい。
なお、図示の実施形態においては、ドレッシング装置4のドレッサとして、円筒外周面のドレッシング面が例えばダイヤモンド砥粒を結合材料により結合してなる、ロータリ・ダイヤモンド・ドレッサの形態とされているが、先端チップがダイヤモンドからなるダイヤモンド・ドレッサの形態とされてもよい。
調整車用ドレッシング装置5は、調整車2の外周砥石面2aの形状を修正(ドレッシング)するもので、上述した砥石車用ドレッシング装置4と同様、上記調整車2の上方位置に設けられるとともに、図1に示すように、斜め下向き状態で配置されている。
調整車用ドレッシング装置5の具体的構造は、上述した砥石車用ドレッシング装置4と基本的に異なるところはないので、その説明は省略する。
また、装置ベッド6の内部構造も、装置横幅寸法Lの低減化を図るための工夫がなされている。
すなわち、装置ベッド6に一体的に設けられる研削液回収用のクーラント流路35は、砥石車1と調整車2の間の研削加工部から排出される研削液を回収するためのもので、その一端35aが上記研削加工部の下側に開口されるとともに、そのまま下方へ延びて、その他端35bが装置ベッド6の側方外部へ開口されている。これにより、クーラント流路35の水平方向への広がりを抑えて、装置ベッド6の横幅寸法つまり装置横幅寸法Lの短縮化が図られている。
しかも、研削加工の際に、上記研削液供給装置31から研削加工部に供給される研削液は、この研削加工部において研削加工によって生じる研削熱を吸収し、装置ベッド6上に流下して、クーラント流路35を介して装置外部へ排出されて、図外の研削液貯留タンクに回収されるところ、研削熱を吸収して高温となった研削液は、上記クーラント流路35の配管構造によって、装置ベッド6内に留まることなく迅速に装置ベッド6外部へ排出されるから、装置ベッド6への熱伝導が極力抑えられる結果、装置ベッド6の小型化による急激な温度上昇も有効に抑えることができる。
しかして、以上のように構成されたセンタレス研削盤においては、砥石車用ドレッシング装置4が、砥石車1の上方位置において斜め下向き状態で配置されていることにより、従来のセンタレス研削盤の横幅寸法L(図3参照)に最も影響を与えていた砥石車用ドレッシング装置4のための占領スペースを砥石車1の側方に確保する必要がなくなる。
これにより、センタレス研削盤の横幅寸法L(図1参照)は、図3に示すような従来のセンタレス研削盤のそれに比較して大幅に減小できる。一例として、本出願人の製造する従来の同等の砥石径のセンタレス研削盤の横幅寸法と比較した場合、本実施形態の構成を有するセンタレス研削盤ではほぼ半分の横幅寸法Lとすることが可能である。
また、砥石車用ドレッシング装置4が砥石車1の上方位置において斜め下向き状態で配置されることにより、砥石車用ドレッシング装置4が砥石車1の上方にあるにも関わらず、砥石車1と調整車2間の研削加工作業空間Aの広さは、従来のセンタレス研削盤と同等レベルに広く確保され得る。
しかも、砥石車用ドレッシング装置4の装置構成において、可動側部位の重量荷重が固定側部位との摺動面構造30に適切に作用して、これら両者の摺動面が浮いて離れるのが有効に防止され、精度の高いロータリドレッサ26のトラバース動作制御が可能である。
さらに、調整車2が装置支持される調整車スライド14の移動機構が送りねじ装置15からなり、この送りねじ装置15において、送りねじ16の一端部16aが装置ベッド6に固定的に配置されるとともに、この送りねじ16上を螺進退するナット体17に調整車スライド14が接続される構造を採用することにより、装置ベッド6が研削熱によって熱膨張したとしても、上記送りねじ16に螺合するナット体17さらにはこのナット体17に接続される調整車スライド14は、上記装置ベッド6の熱膨張とは無関係に、上記送りねじ16との螺合関係によって、その移動方向の位置関係が決定維持される。
この結果、砥石車1と調整車2との位置関係が良好に維持され、この効果は、装置ベッド6の小型化が図られる本実施形態のセンタレス研削盤においては顕著に表れ得る。
しかも、このような送りねじ装置15の構成において、上記ナット体17が駆動モータ21に駆動連結される構造とすることにより、この駆動モータ21を上記調整車スライド14側に設けられる構造が採用できる。これにより、従来の送りねじ装置では、装置ベッド6の側部外方へ張り出して配置されていた駆動モータが調整車スライド14の移動範囲内の領域に収まることとなり、この点においても、本実施形態のセンタレス研削盤の横幅寸法Lの減小化に寄与する。
また、砥石車1と調整車2の間の研削加工部から排出される研削液を回収するためのクーラント流路35が装置ベッド6内部に設けられ、このクーラント流路35の一端35aが上記研削加工部の下側に開口されるとともに、そのまま下方へ延びて、その他端35bが装置ベッド6の側方外部へ開口されることにより、クーラント流路35の水平方向への広がりを抑えて、装置ベッド6の横幅寸法つまり装置横幅寸法Lの増大化を有効に防止することができる。
なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに限定されることなく、その範囲において種々の設計変更が可能である。
例えば、図示の実施形態のセンタレス研削盤は、対象となるワークWが比較的小さい形状寸法を有するもので、その装置構造自体も省スペースなものであり、本発明は、特にこのような省スペース構造のセンタレス研削盤に最適な構成ではあるが、もちろん、本発明を、形状寸法の大きなワークWを研削対象とする大型のセンタレス研削盤にも適用することで、その省スペース化を実現することができる。
また、図示の実施形態においては、砥石車1が切込み送り方向Xへ固定的に設けられて、調整車2が切込み送り方向Xへ移動可能な構成とされているが、これと逆の構成のセンタレス研削盤にも本発明は適用可能であり、この場合は、調整車用ドレッシング装置5を図示の実施形態における砥石車用ドレッシング装置4の構成とすることで同様な効果が得られる。
さらに、本発明は、スルーフィード研削方式であるかインフィード研削方式であるかなど、その研削方式を問わず、あらゆるタイプのセンタレス研削盤に適用することができる。
本発明の一実施形態であるセンタレス研削盤の全体構成を示す正面図である。 図2は同センタレス研削盤における調整車周辺部の構造を一部切開して示す正面図である。 従来のセンタレス研削盤の全体構成を示す正面図である。
符号の説明
W ワーク
L 装置横幅寸法
1 砥石車
2 調整車
3 ブレード
4 砥石車用ドレッシング装置
5 調整車用ドレッシング装置
6 装置ベッド
10 砥石車軸
11 砥石車台
12 調整車軸
13 調整車台
14 調整車スライド
15 送りねじ装置
16 送りねじ
16a 送りねじの先端部(一端部)
17 ナット体
21 サーボモータ(回転駆動源)
26 ロータリドレッサ
35 クーラント流路

Claims (6)

  1. 工作物を調整車とブレードにより回転支持しながら、回転駆動する砥石車により工作物外周面をセンタレス研削するセンタレス研削盤であって、
    少なくとも砥石車用ドレッシング装置が、前記砥石車の上方位置において斜め下向き状態で配置されている
    ことを特徴とするセンタレス研削盤。
  2. 前記砥石車の砥石車軸が片持ち支持される構造とされて、砥石車の交換作業が装置正面から行われるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンタレス研削盤。
  3. 前記砥石車用ドレッシング装置の各種動作を行う駆動源としてACサーボモータが使用されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のセンタレス研削盤。
  4. 前記調整車が装置支持される調整車スライドの移動機構が送りねじ装置からなり、
    この送りねじ装置は、送りねじの一端部が固定的に配置されるとともに、この送りねじ上を螺進退するナット体に前記調整車スライドが接続されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のセンタレス研削盤。
  5. 前記送りねじ装置において、前記ナット体が回転駆動源に駆動連結されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のセンタレス研削盤。
  6. 前記砥石車と調整車の間の研削加工部から排出される研削液を回収するためのクーラント流路が装置ベッド内部に設けられ、
    このクーラント流路は、その一端が前記研削加工部の下側に開口されるとともに、そのまま下方へ延びて、その他端が装置ベッドの側方外部へ開口されている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のセンタレス研削盤。
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