JP4098035B2 - センタレス研削盤における砥石車のドレス方法及びドレス装置 - Google Patents

センタレス研削盤における砥石車のドレス方法及びドレス装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、センタレス研削盤における研削砥石車、調整砥石車等の砥石車をドレスするセンタレス研削盤における砥石車のドレス方法及びドレス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からセンタレス研削盤において、CBN砥石車に代表される高硬度の研削砥石車(ダイヤモンド砥石を含む超砥粒砥石全般)をドレス(整形及び目立て)する際には、ロータリドレッサとして主にロータリダイヤを使用し、研削砥石車に対してロータリードレッサをダウンカット方向又はアップカット方向に回転させながら、研削砥石車の全幅を1回トラバースする毎にロータリードレッサを砥石車に所定量ずつ切り込んで行く方法を採っている。
【0003】
この場合には、研削砥石車の直径に対してロータリードレッサの直径が小さいため、ロータリドレッサのダイヤモンド砥粒の摩耗を防止する必要から、研削砥石車の回転速度を研削時よりも遅くする減速制御を行い、その回転速度をロータリドレッサの周速に合わせている。
【0004】
また研削砥石車のドレス状態の良否を判定する方法としては、従来、▲1▼ドレス後の研削砥石車の形状を直接測定する方法、▲2▼特許第3165488号公報に記載されるように、AEセンサにより研削砥石車とロータリードレッサとの接触による振動を検出し、そのデータの解析によりインプロセスにて判定する方法、▲3▼超音波によりポストプロセスにて研削砥石車の形状を測定して判定する方法等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
超砥粒砥石を使用した研削砥石車をロータリダイヤ等のロータリドレッサでドレスする場合、従来は非常に長いドレス時間を要する欠点がある。何故なら、研削時の回転速度のままで研削砥石車のドレスを行うと、研削砥石車の直径に対してロータリードレッサの直径が小さいため、ロータリドレッサの周速が遅くなってダイヤモンド砥粒の摩耗が激しく、トラバース中にダイヤモンド砥粒が摩耗して研削砥石車の真直度が悪くなる等、高精度にドレスできない。このため従来は研削砥石車の周速をロータリドレッサの周速に合わせる減速制御を行い、その状態で研削砥石車をドレスしている。従って、ドレスリード(研削砥石車の1回転当たりにロータリドレッサがトラバースする量)を固定とした場合には、ロータリドレッサのトラバース速度を落とす必要があり、ドレスに長い時間を要する。
【0006】
しかも、従来のドレス方法では、研削時とドレス時とで研削砥石車の回転速度が大きく変わるため、研削砥石車がドレス後に研削回転数に戻ったときにアンバランスの位相やその量が変化し、動的な振れが増大する。特にCBN砥石車の場合には、使用回転数が比較的高いので、その差が大きくなる。
【0007】
また従来のドレス状態の判定方法では、次のような問題がある。即ち、上記▲1▼の方法では、ドレス状態の判定に特別な装置を必要としないものの、判定に際して研削砥石車を停止して例えば砥石カバーを開けてから測定する必要があり、また測定の結果が悪ければ、砥石カバーを閉じて研削砥石車を回転させ再度ドレスを行うことになるため、ドレス、測定を繰り返さなければならず、非常な手間と時間を要し、しかも研削砥石車の任意の或る線上でしか判断できない。
【0008】
上記▲2▼の方法は、インプロセスにて自動的な判定が可能であるため、その判定に要する手間及び時間を削減できるが、別装置が必要である上に、ドレスと関係のない振動、騒音も拾ってしまうため、周辺に他の機械が稼働している場合には信頼度が低下する。上記▲3▼の方法は、研削砥石車が回転した状態でも測定が可能であるが、ドレスサイクルに測定サイクルを組み込む必要があって時間がかかり、また超音波装置等の別装置も必要となる。
【0009】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、ドレス時間を短縮できると共に、ドレス後の研削精度が安定し、しかもドレス状態の良否を正確に判定できるセンタレス研削盤におけるドレス方法及びドレス装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のドレス方法は、砥石車を研削時と略同等な速度で回転させる工程と、ロータリドレッサを前記砥石車と略同等な周速でダウンカット方向に回転させて、前記砥石車の全幅を所定回数トラバースする毎に該ロータリドレッサを前記砥石車に所定量ずつ切り込むドレス工程と、該ドレス工程における前記ロータリドレッサの駆動モータの電流値又は電力値の変化により前記砥石車のドレス状態を判定する判定工程とを含み、前記判定工程は前記ロータリドレッサが前記砥石車の略全表面に接触するときの前記駆動モータの電流値又は電力値を基準とする閾値と、前記ドレス工程における前記駆動モータの電流値又は電力値とを比較して、前記砥石車の全幅での前記駆動モータの電流値又は電力値が前記閾値以上で略一定のときにドレス状態を良好と判定するものである。
【0011】
本発明のドレス方法は、ドレス抵抗による前記ロータリドレッサの回転速度の変化を検出し、前記ロータリドレッサの回転速度の遅れ又は進みに対して、それを修正するように前記駆動モータの電流を制御する工程を含むことが望ましい。また本発明のドレス方法は、前記判定工程は前記駆動モータの電流値又は電力値が前記閾値以上で略一定のときにドレス状態を良好と判定することが望ましい。
【0012】
更に本発明のドレス方法は、前記判定工程で良好と判定したときに前記ドレス工程を終了することが望ましい。
【0013】
本発明のドレス装置は、砥石車を研削時と略同等な速度で回転させる砥石車駆動モータと、ロータリドレッサを前記砥石車と略同等な周速でダウンカット方向に回転させるドレッサ駆動モータと、前記砥石車の全幅を所定回数トラバースする毎に該ロータリドレッサを前記砥石車に所定量ずつ切り込むように制御するドレス制御手段と、ドレス時における前記ドレッサ駆動モータの電流値又は電力値を、前記ロータリドレッサが前記砥石車の略全表面に接触するときの前記ドレッサ駆動モータの電流値又は電力値を基準とする前記閾値と比較して、前記砥石車の全幅での前記駆動モータの電流値又は電力値が前記閾値以上で略一定のときにドレス状態を良好と判定する判定手段とを備え、前記ドレス制御手段は前記判定手段がドレス状態を良好と判定したときにドレスを終了させる機能を備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るセンタレス研削盤のドレス装置を例示するブロック図である。
【0015】
このドレス装置は、図1に示すように研削砥石車1をドレスするためのロータリドレッサ2と、研削砥石車1をスピンドル3廻りに回転駆動する砥石車駆動モータ4と、この砥石車駆動モータ4の回転速度を検出するパルスエンコーダ5と、砥石車駆動モータ4の回転速度を制御する砥石車回転制御手段6と、ロータリドレッサ2をドレスヘッド7上のドレッサ軸8廻りに回転駆動するドレッサ駆動モータ9と、ドレッサ駆動モータ9の回転速度を検出するパルスエンコーダ10と、ドレッサ駆動モータ9の回転速度を制御するドレッサ回転制御手段11と、ロータリドレッサ2を研削砥石車1側へと切り込み駆動する切り込み手段12と、ロータリドレッサ2を研削砥石車1の幅方向にトラバース駆動するトラバース手段13と、切り込み手段12及びトラバース手段13を制御してロータリドレッサ2による研削砥石車1のドレスを制御するドレス制御手段14と、研削砥石車1のドレス状態の良否を判定する判定手段15とを備えている。
【0016】
研削砥石車1は、砥粒を結合剤により固結して外形を略円柱形状に成形したもので、例えばCBN砥石車等の高硬度砥石車、その他の超砥粒砥石車が使用されている。砥石車駆動モータ4はパルスエンコーダ5付きのACサーボモータにより構成され、加工物の研削時とドレス時とで研削砥石車1を略同等な回転速度で駆動する。従って、ドレス時の研削砥石車1の回転速度は研削時の回転速度と略同等である。因みに、研削砥石車1がCBN研削砥石車の場合には、その使用最高周速は3600m/min.が一般的である。
【0017】
パルスエンコーダ5は研削砥石車1の回転速度を検出する速度検出手段を構成し、砥石車駆動モータ4の回転速度が変化したときにそれに応じた速度信号を出力する。砥石車回転制御手段6は研削時の研削抵抗の変化、ドレス時のドレス抵抗の変化等により研削砥石車1の回転速度が変化(遅れ又は進み)した場合に、パルスエンコーダ5からの速度信号に基づいて、砥石車駆動モータ4に対しその遅れ又は進みを修正する方向に制御電流を付加して、研削砥石車1が略一定速度で回転するようにフィードバック制御する。なお、砥石車回転制御手段6はドレス時にも研削砥石車1が研削時と略同等な速度で回転するように砥石車駆動モータ4の回転速度を制御する。
【0018】
ロータリドレッサ2は研削砥石車1の外周面をドレスするためのもので、研削砥石車1に対して切り込み方向及びトラバース方向に移動自在なドレスヘッド7上に、研削砥石車1のスピンドル3と略平行なドレッサ軸8を介して装着され、ドレッサ駆動モータ9の回転駆動により所定方向(ダウンカット方向又はアップカット方向)に回転しながら、研削砥石車1の外周面の全幅を所定回数(例えば1回)トラバースする毎に、研削砥石車1に対して所定量ずつ切り込むドレス動作を繰り返してその外周面をドレスする。
【0019】
なお、ロータリドレッサ2には、例えば外周にダイヤモンド砥粒を固定したロータリダイヤが使用されているが、ロータリダイヤ以外のものを使用しても良い。またロータリドレッサ2のドレッサ軸8は、必ずしもスピンドル3と平行でなくても良い。ドレスヘッド7は切り込み手段12の駆動により切り込み方向に、トラバース手段13の駆動によりトラバース方向に夫々移動自在である。
【0020】
ドレッサ駆動モータ9は、例えばパルスエンコーダ10付きのACサーボモータにより構成され、ロータリドレッサ2を研削砥石車1と略同等な周速、若干速い周速又は若干遅い周速でダウンカット方向又はアップカット方向に回転駆動する。なお、ドレッサ駆動モータ9はロータリドレッサ2と共にドレスヘッド7上に設けられている。パルスエンコーダ10はロータリドレッサ2の回転速度を検出する速度検出手段を構成し、ドレッサ駆動モータ9の回転速度が変化したときにそれに応じた速度信号を出力する。
【0021】
ドレッサ回転制御手段11は、ロータリドレッサ2を研削砥石車1と略同等な周速、若干速い周速又は若干遅い周速で回転させるようにドレッサ駆動モータ9を制御するためのもので、ドレス制御手段14から回転指令があった場合に、ロータリドレッサ2が所定速度で回転するようにドレッサ駆動モータ9を制御すると共に、ドレス時のドレス抵抗の変化によりロータリドレッサ2の回転速度が変化(遅れ又は進み)した場合に、パルスエンコーダ10からの速度信号に基づいて、ドレッサ駆動モータ9に対しその遅れ又は進みを修正する方向に制御電流Iを付加して、ロータリドレッサ2が略一定速度で回転するようにフィードバック制御する。
【0022】
なお、研削砥石車1のドレス方法には、図3のa矢示方向に回転する研削砥石車1に対してロータリドレッサ2を順方向(b矢示方向)に回転させるダウンカット法と、ロータリドレッサ2を逆方向(c矢示方向)に回転させるアップカット法とがあり、ダウンカット法でのドレス時に研削砥石車1と略同等な周速又はそれよりも若干遅い周速で、またアップカット法でのドレス時に研削砥石車1と略同等な周速又はそれよりも速い周速で夫々ロータリドレッサ2を回転させることがある。このような場合には、ドレッサ回転制御手段11は、ロータリドレッサ2がその速度で回転するようにドレッサ駆動モータ9を制御する。
【0023】
ドレス制御手段14は、研削砥石車1のドレスに際してドレッサ回転制御手段11に回転指令を出すと共に、ロータリドレッサ2が所定の回転速度になった場合に所定の制御プログラム等に基づいてドレス指令を出して、ロータリドレッサ2が研削砥石車1の全幅を所定回数、例えば1回トラバースする毎に研削砥石車1に所定量ずつ切り込むように切り込み手段12及びトラバース手段13を制御して、ロータリドレッサ2による研削砥石車1のドレス動作を制御する。またドレス制御手段14はドレス開始後、判定手段15が研削砥石車1のドレス状態を不良と判定する間はドレスを継続させ、判定手段15が研削砥石車1のドレス状態を良好と判定した場合に、そのトラバースの終了後にドレスを終了させる。
【0024】
判定手段15は、ロータリドレッサ2が研削砥石車1の全幅をトラバースする実ドレス時間Tにおけるドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流値の変化を検出して、その変化によりドレス状態の良否を判定するためのもので、閾値THを基準として、ドレス時である実ドレス時間Tにおけるドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流値が閾値TH以上で略一定のときにドレス状態を良好と判定する。
【0025】
即ち、この判定手段15は、図4(A)及び(B)に示すようにロータリドレッサ2が研削砥石車1を幅方向にトラバースするときに、ロータリドレッサ2の研削砥石車1に対する接触開始時点T1から接触終了時点T2までの実ドレス時間T中に、ドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流値を閾値THとリアルタイムで比較して、実ドレス時間T中の制御電流Iの電流値が常に閾値TH以上で略一定のときにドレス状態を良好と判定し、実ドレス時間T中の制御電流Iの電流値が一時的にでも閾値TH未満となればドレス不良と判定する。
【0026】
接触開始時点T1はドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの立ち上がり、接触終了時点T2は制御電流Iの立ち下がり等で検出でき、その立ち上がりから立ち下がりまでが実ドレス時間Tとなる。なお、接触開始時点T1、接触終了時点T2はロータリドレッサ2のトラバース方向の位置で検出する等、他の方法で検出することも可能である。
【0027】
閾値THはロータリドレッサ2が研削砥石車1の略全表面に接触する場合のドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流値を基準にして、これに所定の変動幅を考慮して設定する。なお、閾値THは制御電流Iの変動幅の下限値で設定しても良いし、上限値と下限値との両方で設定し、制御電流Iの電流値が上限値と下限値との間にある場合にドレス状態を良好と判定しても良い。ドレッサ駆動モータ9の制御電流Iは、ドレッサ駆動モータ9に実際に流れる電流を検出しても良いし、ドレッサ回転制御手段11からドレッサ駆動モータ9に付加される電流を検出しても良い。
【0028】
次に上記構成のドレス装置を使用したドレス方法について説明する。例えば前の研削工程S1の終了から次の研削工程S7の開始までの間に、ダウンカット方向に回転するロータリドレッサ2により研削砥石車1のドレスを行う場合には、図2に示すように砥石車回転制御工程S2、ドレッサ回転工程S3、ドレス工程S4、ドレッサ回転制御工程S5、判定工程S6等の各工程S2〜S6を経て行う。
【0029】
即ち、前の研削工程S1が終了すると、研削砥石車1を研削時と略同等な回転速度で回転させる砥石車回転制御工程S2を実行する。この砥石車回転制御工程S2では、砥石車回転制御手段6が砥石車駆動モータ4を制御して、研削終了後の研削砥石車1を研削時と略同等な速度で図3のa矢示方向へと回転させる。
【0030】
なお、研削時とは異なり加工物による研削負荷がないので、研削砥石車1の回転速度が上がればパルスエンコーダ4がその変化を検出し、砥石車回転制御手段6が砥石車駆動モータ4の制御電流を減らして、研削砥石車1の回転速度を研削時と略同等の一定速度に制御する。
【0031】
砥石車回転制御工程S2はドレス工程S4の終了まで継続し、ドレス中にドレス抵抗の変化により研削砥石車1の回転速度が変化すれば、パルスエンコーダ5がその回転速度の変化を検出し、砥石車回転制御手段6が砥石車駆動モータ4に回転速度の遅れ又は進みを修正する方向に制御電流を付加するフィードバック制御を行う。従って、研削砥石車1はドレス工程S4の終了まで略一定の速度で回転する。
【0032】
なお、停止中の研削砥石車1を回転させてドレスを行う場合には、図1に二点鎖線で示すように、ドレス制御手段14から砥石車回転制御手段6に回転指令等を出して、研削砥石車1を研削時と略同等な周速で回転させれば良い。
【0033】
このように研削砥石車1を研削時の回転速度と略同等な速度で回転させながらドレスを行うことにより、ドレス時間を短縮できる。即ち、研削砥石車1のドレスに際してロータリドレッサ2のドレスリードを一定とした場合、研削砥石車1の回転速度が速ければ速い程、ロータリドレッサ2のトラバース速度を上げることができるので、研削砥石車1を研削時と略同等の速度で回転させておき、その状態でロータリドレッサ2によって研削砥石車1をドレスすることにより、研削砥石車1が超砥粒砥石であるにも拘わらずドレス時間を短縮できる。
【0034】
またドレス時と研削時との回転速度が略同等であるため、ドレス完了後に次の研削工程S7を実行可能であり、その場合にも研削時にアンバランスの位相等が変化することはなく、加工物を高精度に研削できる。しかもドレス時と研削時との回転速度が略同等であるため、研削砥石車1のスピンドル3を回転自在に支持するスピンドル軸受けからの発熱量に変動がなく熱的にも安定する。
【0035】
このように研削砥石車1の回転速度を研削時と略同等に保つ一方、所定時点でドレス制御手段14から回転指令を出し、ロータリドレッサ2を研削砥石車1と略同等な周速又は若干遅い周速でダウンカット方向(図3のb矢示方向)に回転させるドレッサ回転工程S3を実行する。このドレッサ回転工程S3では、ドレス制御手段14からの回転指令によりドレッサ回転制御手段11がドレッサ駆動モータ9を制御して、このドレッサ駆動モータ9の駆動により、ロータリドレッサ2を研削砥石車1と略同等な周速又は若干遅い周速でダウンカット方向に回転させる。因みに、ロータリドレッサ2と研削砥石車1との周速比は0.85〜1程度の範囲が適当であり、その速度は研削砥石車1、ロータリドレッサ2の径、材質等に応じて適宜設定する。
【0036】
研削砥石車1が研削時と略同等な回転速度で回転し、ロータリドレッサ2が研削砥石車1と略同等な周速又は若干遅い周速で回転すると、ドレス制御手段14が所定のプログラムに基づいてドレス指令を出し、切り込み手段12、トラバース手段13を作動させて、図6に示すようにロータリドレッサ2が研削砥石車1の全幅を1回トラバースする毎に、ロータリドレッサ2を研削砥石車1に所定量ずつ切り込むドレス工程S4を実行し、ロータリドレッサ2のクラッシング作用によりドレス抵抗が略均一になるまで研削砥石車1の形状(振れ、真円度、真直度)を修正する。
【0037】
ロータリドレッサ2を所定の切り込み量で研削砥石車1の全幅をトラバースさせる際に、研削砥石車1の真直度、真円度が悪ければ研削砥石車1のロータリドレッサ2に対するドレス抵抗が変化する。例えば図4(A)に示すように研削砥石車1の真直度が悪い場合には、その直径の大小によって研削砥石車1の1回転当たりに対するロータリドレッサ2の接触率が異なり、直径の大きい部分ではドレス抵抗が大きくなり、小さい部分では小さくなる。これは図5に示すように外周面に凹部1aがある等によって研削砥石車1に真円度が悪い場合にも同様であり、真円度の良い部分と悪い部分とでそのドレス抵抗が大きく変化する。
【0038】
そして、ドレス工程S4中にドレス抵抗が変化すれば、ロータリドレッサ2の回転速度が変化(遅れ又は進み)するので、パルスエンコーダ10がその速度変化を検出し、ドレッサ回転制御手段11がロータリドレッサ2の回転速度の遅れ又は進みを修正するように、ドレッサ駆動モータ9の制御電流Iを制御するドレッサ回転制御工程S5を実行する。従って、ロータリドレッサ2はドレス工程S4の終了まで略一定速度で回転する。
【0039】
ロータリドレッサ2が研削砥石車1のドレスを開始すると、判定手段15が実ドレス時間T中におけるドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流値の変化により研削砥石車1のドレス状態の良否を判定する判定工程S6を実行する。即ち、ロータリドレッサ2のドレス抵抗とドレッサ駆動モータ9の制御電流Iとの間に相関関係があり、ドレス抵抗の変化に伴ってドレッサ駆動モータ9の制御電流Iが変化するため、判定手段15で実ドレス時間T中におけるドレッサ駆動モータ9の制御電流Iを閾値THとリアルタイムで比較することにより、研削砥石車1のドレス状態の良否を正確且つ迅速に判定できる。
【0040】
そして、判定手段15がドレス状態を良好と判定すれば、その判定結果に基づいてドレス制御手段14がドレス終了の指令を出し、切り込み手段12、トラバース手段13を介してロータリドレッサ2を待機位置等に戻すと共に、ドレッサ回転制御手段11を介してロータリドレッサ2の回転を停止させて、そのトラバースの終了を以てドレス工程S4を終了する。また判定手段15がドレス不良と判定すれば、ロータリドレッサ2が研削砥石車1の全幅を1回トラバースする毎に、ロータリドレッサ2を研削砥石車1に所定量ずつ切り込むドレス工程S4を継続し、研削砥石車1の外周面を順次ドレスする。
【0041】
なお、判定手段15は実ドレス時間T中のドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流値の変化を記憶手段に記憶しておき、ロータリドレッサ2の研削砥石車1に対する接触終了後にその記憶データを閾値と比較してドレス状態の良否を判定するようにしても良い。この場合には、各トラバース毎にドレス状況の良否を判定することになる。
【0042】
研削砥石車1の真直度が悪い場合には、図4(A)に示すように、直径の大きい部分ではロータリドレッサ2の研削砥石車1に対する接触率が高くドレス抵抗が大きいため、実ドレス時間Tにおけるドレッサ駆動モータ9の制御電流Iは無負荷時に比較して非常に大きくなり、また直径の小さい部分では逆に小さくなる。
【0043】
しかし、ドレスの結果、図4(B)に示すように、研削砥石車1の真直度が良くなれば、研削砥石車1の全幅においてロータリドレッサ2に対して略均一にドレス抵抗がかかるため、実ドレス時間Tにおけるドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流値は、閾値TH以上の少ない変動幅で変化することになる。
【0044】
従って、閾値THを基準にして、実ドレス時間Tにおけるドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流値が閾値TH以上であるか否かを判定手段15で判定することにより、研削砥石車1のドレス状態、例えば真円度や振れや真直度をインプロセスにて自動的に把握することができる。
【0045】
このように研削時の回転速度と略同等な速度で回転する研削砥石車1を、その周速と略同等な周速又は若干遅い周速でダウンカット方向に回転するロータリドレッサ2でドレスすることにより、研削砥石車1の砥粒に対するロータリドレッサ2のクラッシング作用によって、研削砥石車1の形状(振れ、真円度、真直度)を短時間で修正できる。またロータリドレッサ2は研削時と略同等な速度で回転する研削砥石車1の周速と略同等な周速又は若干遅い周速で回転するため、滑りによるロータリドレッサ2のダイヤモンド砥粒等の摩耗も少なく、研削砥石車1を高精度にドレスできる。
【0046】
実ドレス時間Tにおけるドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流値の変化を捉えることによって、研削砥石車1によるドレス抵抗をインプロセスで把握でき、この制御電流Iの電流値の変化を判定手段15で閾値THとリアルタイムで比較してドレス状態を判定することにより、ドレスの完了時をインプロセスにて自動的に容易且つ確実に判断できる。
【0047】
しかも実ドレス時間Tにおけるドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流値の変化によりドレス状態の良否を判定するため、他の機器類が不要であると共に、直接的な判定であって判定精度が高く、ドレス制御の自動化も容易に促進できる。またドレス抵抗が均一であれば、ロータリドレッサ2の軌跡に対して研削砥石車1の全表面が接触していることになるため、研削砥石車1の真直度を判断できる。また研削砥石車1が研削時と略同等な速度で回転するのに対して、ロータリドレッサ2がその研削砥石車1と略同等な周速又は若干遅い周速で回転するため、ドレスリードがロータリドレッサ2のドレッサ幅に対して十分小さくなり、研削砥石車1の振れ、真円度も判断できる。
【0048】
更に実ドレス時間Tにおけるドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流値の変化を捉えることにより、研削砥石車1に対するロータリドレッサ2の接触を検知することも可能であり、またロータリドレッサ2の軸受け側の異常診断等も可能である。
【0049】
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は実施形態に限られるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では、ダウンカット法でのドレスについて詳述しているが、アップカット法で研削砥石車1をドレスする場合にも同様に実施可能である。なお、ダウンカット法の場合には、ダイヤモンド砥粒の摩耗を少なくするうえで、ロータリドレッサ2は研削砥石車1の回転速度と同等の周速又はそれよりも若干速い周速で回転させることが望ましい。
【0050】
また実施形態では、研削砥石車1のドレス状態の良否を判定手段15により自動的に判定するようにしているが、実ドレス時間T中のドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流波形をリアルタイムで表示するモニタを操作パネル等の所定箇所に設け、このモニタに表示された制御電流Iの電流波形を作業者が見て、その電流波形が研削砥石車1の全幅で略一定となればドレス状態を良好と判断し、手動にてドレス工程を終了させるようにしても良い。この場合にも、閾値TH等の基準をモニタ上に表示しておけば、熟練を必要とせず容易にドレス状態の良否を判定することができる。
【0051】
更に実施形態ではドレッサ駆動モータ9にACサーボモータを使用しているが、制御電流Iにより回転速度を制御可能であれば、他の駆動モータを使用しても良い。ロータリドレッサ2の駆動方法は、ベルト駆動、高周波スピンドル駆動でも良いし、他のカップリング駆動でも良い。
【0052】
駆動モータ4,9にACサーボモータを使用する場合に、パルスエンコーダ5,10はACサーボモータ自体に設けても良いし、外部に設けても良い。またACサーボモータをフィードバック制御する回転制御手段6,11は、ACサーボモータ自体の制御基板に設けても良い。
【0053】
更に実施形態ではCBN砥石に代表される超砥粒砥石を用いた研削砥石車1をドレス対象にする場合を例示しているが、研削砥石車1は超砥粒砥石以外のものでも良いし、調整砥石車をドレス対象にする場合にも同様に実施できる。従って、センタレス研削盤の砥石車であれば、研削砥石車1及び/又は調整砥石車をドレス対象にできる。
【0054】
調整砥石車のドレス時には、例えばその外周に両端、中央等の幅方向の複数箇所にマジックインキ、その他のマーカーで予め印を付け、これが全域で消えれば全表面に接触したものと判断してドレス完了としているが、この場合にもドレス抵抗をトルクとしてインプロセスにて捉えることにより、ドレスの完了時点を判定でき、その自動化も容易に可能である。
【0055】
ドレッサ駆動モータ9の制御電流Iの電流値の変化によるドレス状態の判定の他、ドレッサ駆動モータ9の制御電力の変化、ドレッサ駆動モータ9の負荷電流の電流値の変化、ドレッサ駆動モータ9の負荷電力の電力値の変化を捉えてドレス状態を判定するようにしても良い。
【0056】
実施形態では切り込み手段12及びトラバース手段13によりロータリドレッサ2を移動させるようになっているが、研削砥石車1及び/又はロータリドレッサ2を切り込み方向及びトラバース方向に相対的に移動させるようにしても良い。
【0057】
また実施形態では砥石車駆動モータ4にACサーボモータを使用しているが、他のモータを使用することも可能である。その場合、研削砥石車1の回転速度がドレス抵抗によって若干変化することもあるが、問題はない。他のモータを使用した場合には、砥石車回転制御手段6を省略することも可能である。
【0058】
ロータリドレッサ2の回転速度は、その回転方向がダウンカット方向、アップカット方向の何れの場合にも、砥石車の回転速度と略同等な周速、若干速い周速又は若干遅い周速にすれば良く、ロータリドレッサ2の回転速度を速くすることにより、ダイヤモンド砥粒等の摩耗を少なくできる。
【0059】
【発明の効果】
本発明のドレス方法は、砥石車を研削時と略同等な速度で回転させる工程と、ロータリドレッサを砥石車と略同等な周速でダウンカット方向に回転させて、砥石車の全幅を所定回数トラバースする毎に該ロータリドレッサを砥石車に所定量ずつ切り込むドレス工程と、該ドレス工程におけるロータリドレッサの駆動モータの電流値又は電力値の変化により砥石車のドレス状態を判定する判定工程とを含み、判定工程はロータリドレッサが砥石車の略全表面に接触するときの駆動モータの電流値又は電力値を基準とする閾値と、ドレス工程における駆動モータの電流値又は電力値とを比較して、砥石車の全幅での駆動モータの電流値又は電力値が閾値以上で略一定のときにドレス状態を良好と判定するので、ドレス時間を短縮できると共に、ドレス後の研削時の研削砥石車の安定性を良くでき、しかもドレス状態の良否を正確に判定できる。
【0060】
またドレス抵抗によるロータリドレッサの回転速度の変化を検出し、ロータリドレッサの回転速度の遅れ又は進みに対して、それを修正するように駆動モータの電流を制御する工程を含んでいるので、ロータリドレッサの回転速度を安定させることができる。
【0061】
更に判定工程は駆動モータの電流値又は電力値が閾値以上で略一定のときにドレス状態を良好と判定すので、ドレス状態を正確に判定できる。
【0062】
た判定工程で良好と判定したときにドレス工程を終了するので、ドレス状態の良否の判定が確実であり、過不足のないドレスが可能であると共に、ドレスの自動制御も容易に行なうことができる。
【0063】
本発明のドレス装置は、砥石車を研削時と略同等な速度で回転させる砥石車駆動モータと、ロータリドレッサを砥石車と略同等な周速でダウンカット方向に回転させるドレッサ駆動モータと、砥石車の全幅を所定回数トラバースする毎に該ロータリドレッサを砥石車に所定量ずつ切り込むように制御するドレス制御手段と、ドレス時におけるドレッサ駆動モータの電流値又は電力値を、ロータリドレッサが砥石車の略全表面に接触するときのドレッサ駆動モータの電流値又は電力値を基準とする閾値と比較して、砥石車の全幅での駆動モータの電流値又は電力値が閾値以上で略一定のときにドレス状態を良好と判定する判定手段とを備え、ドレス制御手段は判定手段がドレス状態を良好と判定したときにドレスを終了させる機能を備えているので、ドレス時間を短縮できると共に、ドレス後の研削時の研削精度が安定し、しかもドレス状態の良否を正確に判定でき、従って無駄なドレッシングがなくなり、砥石車の寿命も延びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す制御系のブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す工程図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す研削砥石車及びロータリドレッサの回転方向の説明図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すドレス工程、判定工程の説明図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す研削砥石車の真円度の説明図である。
【図6】本発明の一実施形態を示すトラバース、切り込みの説明図である。
【符号の説明】
1 研削砥石車
2 ロータリドレッサ
4 砥石車駆動モータ
6 砥石車回転制御手段
9 ドレッサ駆動モータ
11 ドレッサ回転制御手段
14 ドレス制御手段

Claims (5)

  1. 砥石車を研削時と略同等な速度で回転させる工程と、ロータリドレッサを前記砥石車と略同等な周速でダウンカット方向に回転させて、前記砥石車の全幅を所定回数トラバースする毎に該ロータリドレッサを前記砥石車に所定量ずつ切り込むドレス工程と、該ドレス工程における前記ロータリドレッサの駆動モータの電流値又は電力値の変化により前記砥石車のドレス状態を判定する判定工程とを含み、前記判定工程は前記ロータリドレッサが前記砥石車の略全表面に接触するときの前記駆動モータの電流値又は電力値を基準とする閾値と、前記ドレス工程における前記駆動モータの電流値又は電力値とを比較して、前記砥石車の全幅での前記駆動モータの電流値又は電力値が前記閾値以上で略一定のときにドレス状態を良好と判定することを特徴とするセンタレス研削盤における砥石車のドレス方法。
  2. ドレス抵抗による前記ロータリドレッサの回転速度の変化を検出し、前記ロータリドレッサの回転速度の遅れ又は進みに対して、それを修正するように前記駆動モータの電流を制御する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のセンタレス研削盤における砥石車のドレス方法。
  3. 前記判定工程は前記駆動モータの電流値又は電力値が前記閾値以上で略一定のときにドレス状態を良好と判定することを特徴とする請求項1又は2に記載のセンタレス研削盤における砥石車のドレス方法。
  4. 記判定工程で良好と判定したときに前記ドレス工程を終了することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のセンタレス研削盤における砥石車のドレス方法。
  5. 砥石車を研削時と略同等な速度で回転させる砥石車駆動モータと、ロータリドレッサを前記砥石車と略同等な周速でダウンカット方向に回転させるドレッサ駆動モータと、前記砥石車の全幅を所定回数トラバースする毎に該ロータリドレッサを前記砥石車に所定量ずつ切り込むように制御するドレス制御手段と、ドレス時における前記ドレッサ駆動モータの電流値又は電力値を、前記ロータリドレッサが前記砥石車の略全表面に接触するときの前記ドレッサ駆動モータの電流値又は電力値を基準とする前記閾値と比較して、前記砥石車の全幅での前記駆動モータの電流値又は電力値が前記閾値以上で略一定のときにドレス状態を良好と判定する判定手段とを備え、前記ドレス制御手段は前記判定手段がドレス状態を良好と判定したときにドレスを終了させる機能を備えたことを特徴とするセンタレス研削盤における砥石車のドレス装置。
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