JP2717595B2 - 研削盤におけるドレツシング用ロータリ電極修正装置 - Google Patents

研削盤におけるドレツシング用ロータリ電極修正装置

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は研削盤における放電又は電解ドレッシング用
ロータリ電極を修正する装置に関するものである。
従来の技術 ダイヤモンド砥石またはCBN砥石を放電又は電解ドレ
ッシングするロータリ電極は、ドレッシング中にも電極
の方も形状のくずれ又は振れ等が発生する。従来、電極
の修正は機外に取出して修正するか、又は新しいものに
取替えていた。
また電極の径が変わると砥石と電極のすき間が変わる
のでこのすき間を一定に保つ方法として、放電又は電解
ドレッシング時の電流が設定値になるように電極の切込
軸制御を行うギャップ一定制御方式が採用されていた。
発明が解決しようとする課題 従来の技術で述べた、電極を機外に取外して修正する
か、又は新しいものに取替える方法は、時間と経費の無
駄が多く、ギャップ一定制御方式により電極と砥石との
すき間を一定に保つ方法は、ストレートロータリ電極を
トラバースしてドレッシングする場合、電極が砥石外周
面を外れると電極が自動的に切込方向に前進して、トラ
バース反転時に衝突し易く、この方法は創成ロータリ電
極の場合には採用できないという問題点を有している。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みなされたものであり、その目的とするところは、創成
ロータリ電極,プランジ用ロータリ電極等あらゆるロー
タリ電極の機上修正ができ、しかも電極の振れを測定し
て修正時期が検知でき、電極の寸法を測定して、電極と
砥石のすき間を最適に保つように制御できる修正装置を
提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の研削盤における
ドレッシング用ロータリ電極修正装置は、放電又は電解
ドレッシング用ロータリ電極を砥石軸方向及びこれと直
角な方向に移動位置決め可能に設け、砥石軸に砥石と離
れて平行に前記ロータリ電極を修正する工具を設けて機
上にてロータリ電極の修正を行うものである。
またロータリ電極の寸法及び振れを検測する手段を設
けて、ドレッシング時の砥石とロータリ電極のすき間の
設定及び修正時期を検知することができるものとするこ
ともできる。
作用 今、砥石とロータリ電極との間で放電又は電解ドレッ
シングを行いながら、研削作業が行われている。ドレッ
シングが所定時間行われると、研削作業が中断され、同
時にロータリ電極が砥石から離れて回転が停止される。
次いで検測手段により電極の振れが測定され、振れの値
が設定値を越えているとき、ロータリ電極の砥石軸方向
及びこれと直角な方向の移動で、回転するロータリ電極
に対して、砥石台に設けた工具により修正が行われる。
修正が終わったロータリ電極は再び検測手段により外径
寸法の計測かが行われ、これによりロータリ電極と砥石
とのすき間が設定されて放電又は電解ドレッシングが開
始され、研削加工が再開される。
実施例 実施例について第1図〜第3図を参照して説明する。
周知の円筒研削盤において、ベッド1上前側に削設さ
れた左右(Z軸)方向の摺動面上に、移動位置決め可能
にテーブル2が載置され、テーブル上に主軸台3及び心
押台4がそれぞれ位置移動可能に取付けられている。
ベッド1上後側に削設された前後(X軸)方向の摺動
面上に砥石台5が移動可能に載置されており、砥石台5
はベッド1に固着のサーボモータ6により移動位置決め
される。砥石台5に図示しない複数の軸受により砥石軸
7が回転可能に軸承されており、砥石軸7は砥石台5上
に固着のモータ8によりベルト9を介して回転され、先
端にフランジ11を介して砥石12と後述のロータリ電極修
正用の工具13が、平行かつ互いに離れて取付けられてい
る。砥石12は鋳鉄ファイバーボンド等通電性のよいメタ
ルボンドのダイヤモンド砥石又はCBN砥石が使用され、
工具13は電極修正に適した結合材と精度が選定されたダ
イヤモンド又はCBN砥石が使用されている。
砥石台5の左側面砥石12の後方に、ZB軸方向の案内を
有する固定台14が固着されており、この案内上に図示し
ないクロススライドが移動可能に載置され、クロススラ
イドは固定台14に固着のNC制御のサーボモータ15により
移動位置決めされる。クロススライド上面にはXB軸方向
の案内が設けられており、この案内上に電極取付筒16が
移動可能に載置され、NC制御のサーボモータ17により移
動位置決めされる。電極取付筒16の先端には砥石軸7と
平行に電極軸18が回転可能に支持されており、電極軸18
は図示しない駆動モータによりベルトを介して回転さ
れ、電極軸18に創成ロータリ電極19が取付けられててい
る。創成ロータリ電極19は第3図に示すように外周が正
確なR面19aに形成され、銅又はカーボン等電導性のよ
い材質で作られている。
更に砥石台5の左側面には砥石カバー21が固着されて
おり、砥石カバー21に外蓋22が螺番23により開閉可能に
取付けられている。カバー21は後側面にZB軸方向に長い
開放窓21aを有し、この窓21aより電極取付筒16の先端部
が移動可能に挿通されて、電極軸18,電極19は常時カバ
ーにより覆われている。更に外蓋22には左側面に監視用
の小窓22aが設けられており、小窓22aには蓋25が螺番24
により開閉自在に設けられている。
カバー21内のロータリ電極の左側トラバース端寄り位
置に、タッチプローブ26が計測端面を電極19に向けて取
付けられており、修正が終わった直後のロータリ電極の
外径寸法と、所定時間ドレッシングを行った電極の振れ
の有無を検出するようになっている。
続いて本実施例の作用について説明する。
今、両センタ間に支持された工作物Wに対し外周が凸
状Rに形成された砥石12によりR溝部Waの研削が行わ
れ、同時に電極取付筒16がXB方向とZB方向に同期移動さ
れて、砥石12に対して創成ロータリ電極19の外周R面19
aが所定のすき間を保って凸状R面に沿って移動され、
図示しないノズルから研削液が吐出されて、このすき間
に注水しながら電極と砥石との間に電圧が印加され、放
電又は電解ドレッシングが行われている。
予めNC内に記憶されている設定時間が経過すると研削
加工が中止され、同時に電極取付筒16がXB軸方向に後退
してドレッシングが中止され、ロータリ電極19の回転が
停止される。そして電極取付筒16がZB軸方向左側に移動
して、ロータリ電極19がタッチプローブ26と同一XB軸線
上となり、引続いてXB軸方向に前進してタッチプローブ
26と当接し、タッチプローブよりタッチ信号が出た位置
で停止する。そしてこのときのXB軸座標値がNC内に記憶
される。次いでロータリ電極19が僅かにXB軸方向に後退
し、ロータリ電極19が例えば90°回転したのち再びタッ
チプローブに当接してこのとのXB座標値が記憶される。
このようにして円周上の4個所のXB軸座標値を記憶す
る。次いで記憶したXB座標値からロータリ電極19の振れ
の値を求める。そして求めた振れの値が予め設定されて
いる値を越えている場合、ロータリ電極の修正が開始さ
れる。
工具13は予め外径寸法がNC内に記憶されており、ロー
タリ電極19は上述のタッチプローブによる計測で外径寸
法がNC内に記憶されているので、電極取付筒16のXB,ZB
軸の同期移動とXB軸方向の切込送りで、正確なR面を有
する回転する工具13により、回転する電極19の外周が正
確なR面19aに修正される。
修正が終わると再びタッチプローブ26による電極19の
外径寸法の計測が行われ、この外径寸法を基に砥石12と
電極19とのすき間が設定されて放電又は電解ドレッシン
グが再開される。
尚本実施例は凸状R砥石12を創成ロータリ電極19によ
り放電又は電解ドレッシングを行う場合の電極の修正に
ついて説明したが、第4図に示すようなストレートロー
タリ電極27及び第5図,第6図に示すようなプランジ用
ロータリ電極28,29の修正を行うことができるのは勿論
である。
発明の効果 本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
ロータリ電極を砥石軸方向及びこれと直角な方向に移
動位置決め可能に設けて、砥石軸に設けた工具により、
機上にてロータリ電極の修正を行うようになしたので、
迅速かつ正確に電極の修正を行うことが可能となる。
またロータリ電極の寸法及び振れを検測する手段を設
けて、ドレッシング時の砥石と電極のすき間及び修正時
期を検知するようにしたので電極修正を自動化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例のロータリ電極修正装置を一部断面に
て表す上視図、第2図はロータリ電極修正装置付研削盤
の上視図、第3図は創成ロータリ電極の断面図、第4図
はストレートロータリ電極の断面図、第5図,第6図は
プランジ形ロータリ電極の断面図である。 7……砥石軸、12……砥石 13……工具、19……ロータリ電極 26……タッチプローブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電又は電解ドレッシング用ロータリ電極
    を砥石軸方向及びこれと直角な方向に移動位置決め可能
    に設け、砥石軸に砥石と離れて平行に前記ロータリ電極
    を修正する工具を設けて機上にてロータリ電極の修正を
    行うことを特徴とする研削盤におけるドレッシング用ロ
    ータリ電極修正装置。
  2. 【請求項2】ロータリ電極の寸法及び振れを検測する手
    段を設けてドレッシング時の砥石とロータリ電極のすき
    間の設定及び修正時期を検知することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の研削盤におけるドレッシング
    用ロータリ電極修正装置。
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