JPH0775966A - 研削方法及びその装置 - Google Patents

研削方法及びその装置

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JPH0775966A
JPH0775966A JP24749793A JP24749793A JPH0775966A JP H0775966 A JPH0775966 A JP H0775966A JP 24749793 A JP24749793 A JP 24749793A JP 24749793 A JP24749793 A JP 24749793A JP H0775966 A JPH0775966 A JP H0775966A
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JP
Japan
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grinding
grindstone
light
work
workpiece
Prior art date
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JP24749793A
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English (en)
Inventor
Shigeaki Ishikawa
慈昭 石川
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Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 砥石の研削面とワークの被研削面の間隔を直
接非接触で検出し、砥石のワークへの接近過程における
空研削時間を短縮することのできる研削方法を提供す
る。 【構成】 砥石1が回転しワーク2が研削位置に保持さ
れた状態で研削サイクルが開始すると砥石台が急速前進
し、その間にワーク2が回転を開始し、非接触検出器5
に設けられた投光器3及び受光器4のカバー6、7が受
光側・投光側ともに開かれ、その後砥石1とワーク2と
の間隔が予め定められた値に達すると、投光器3から発
せられて受光器4に受光される光量の変化を受光器4が
検知し、その検知信号が制御装置17に入力されサーボ
モータ19による砥石1の送り速さが研削送り速さに変
更され、それと同時に非接触検出器5の投光器3及び受
光器4のカバー6、7は閉じられ、研削液バルブが開か
れて空研削から実研削に入る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は円筒研削盤等の研削盤を
用いた研削方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】研削盤では、微細な切削刃たる砥粒を用
いて加工を行うために、フライス盤や旋盤等に比べ高い
仕上げ精度の加工表面が得られる。しかし、通常砥石の
ワークに対する接近距離が不明であるため切り込み量の
基準となる切削開始点及び接近速度が一定しないという
欠点を有している。これは、研削の際に砥石車から砥粒
が脱落することによる他、ドレッサ等による形状修正作
業によっても研削面が摩耗するためである。したがっ
て、同一寸法のワークを加工する場合にも、研削開始点
の移動に従ってワーク方向への砥石車の送りを調整する
必要がある。
【0003】研削盤における研削開始点を検知するため
の方法としては、砥石車にワーク側方向への送りを手動
で与え、砥石車とワークが接触した際に発する音等で判
断する手動送りによる方法が一般に用いられている。し
かしかかる方法は作業員の熟練に依存し、作業効率が悪
いという問題がありその対策として、砥石とワークが接
触したときの砥石駆動モーターあるいはワーク駆動モー
タの電力、電流の変化、あるいは機械に生ずる歪を検出
して砥石のワークへの送り速さを送り速度から研削速度
に切り替える方法がある。しかしこの方法では砥石とワ
ークが接触するときの速度が早すぎると砥石とワークが
接触したときに砥石が破損したり、ワークが固定位置か
ら飛び出したりする恐れがあるため、砥石の接近速度を
押さえざるを得ず、砥石がワークに接近する空研削時間
が長くなるという問題がある。
【0004】そこで砥石とワークの接触を検知するので
はなく、砥石の位置を非接触で検知する方法が種々検討
されている。かかる非接触検出法としては従来次の様な
方法が提案されている。先ず実開昭63ー110371
号には図4に示すように平面研削盤において、テーブル
24上に取付けられた被加工物25の上面と、回転する
砥石26の加工面との距離を無接触で計測する距離セン
サー27を砥石の安全保護カバー28に付設した平面研
削盤が開示されている。
【0005】また特開平2ー198768号には、図5
に示すようにテーブル32上のマグネットテーブル33
近傍に空気吐出部34を設け、その空気吐出部34の空
気吐出口35からエアマイクロメータの空気を吐出さ
せ、この吐出空気に砥石31の研削面を近づけ、エアマ
イクロメータにおける供給空気圧の変化により、空気吐
出部34に対する砥石31の研削面の位置を検出するよ
うにした砥石研削面の非接触検出方法が開示されてい
る。さらに特開平3ー32561号には図6に示すよう
に平面状工具45と被加工物添付治具46間に非接触計
測機48を配置して被加工物47加工中に平面状工具4
5と被加工物添付治具46間距離を計測し、この計測値
に基づき被加工物47の平面状工具45への送り量を制
御する研削加工方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上の従来の
非接触検出法では次のような問題がある。すなわち従来
の実開昭63ー110371号、特開平2ー19876
8号、特開平3ー32561号等における案はすべてあ
る基準点と砥石の研削面を非接触で検出するものであ
り、砥石の研削面とワークの被研削面との間隔を直接検
出するものではない。具体的には実開昭63ー1103
71号は図4に示すように被加工物25の上面と、回転
する砥石26の安全保護カバー28との距離を検出する
ものであり、また特開平2ー198768号は図6に示
すように空気吐出部34に対する砥石31の研削面の位
置を検出するものである。さらに特開平3ー32561
号では平面状工具45と被加工物添付治具46間の距離
を計測するものである。したがって以上の従来の各種研
削方法における砥石の位置測定方法は砥石の研削面とワ
ークの被研削面との間隔を直接検出するものではないた
め特に円筒状加工物を研削対象物とする場合に砥石のワ
ークへの接近過程における空研削時間を短縮することが
困難であるという問題があった。従って本発明は以上の
従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、
砥石の研削面とワークの被研削面の間隔を直接非接触で
検出し、砥石のワークへの接近過程における空研削時間
を短縮することのできる研削方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の研削方
法は砥石の研削面とワークの被研削面の間隔を非接触検
出器で検出し、砥石がワークに接近して砥石とワークと
の間隔が予め定められた値に達したとき非接触検出器が
発する信号により、砥石台の送り速さを早送りから研削
送りに切り換えることを特徴とする。また本発明の研削
装置は砥石の研削面とワークの被研削面の間隔を検出す
る非接触検出器と、その非接触検出器に接続される砥石
送り速さ制御手段とを有し、砥石がワークに接近して砥
石とワークとの間隔が予め定められた値に達したときに
非接触検出器が発する信号により、砥石送り速さ制御手
段により砥石台の送り速さを早送りから研削送りに切り
換えることを特徴とする。本発明を実施するにあたって
ワークの直径のバラツキは予め知ることができるので非
接触検出器の砥石の移動方向軸に平行な位置はワークの
種類により非接触検出器を移動することにより調整する
ことができる。またワークの中心軸の位置は固定してい
るので直径の異なるワークの各々の直径のデータを非接
触検出器移動装置のメモリーに記憶させておき、ワーク
を指定することにより自動的に非接触検出器の位置を調
整することもできる。また非接触検出器の砥石の移動方
向と垂直な方向すなわちワークの軸方向の位置はワーク
の研削される部分の範囲内であれば特に限定されず適宜
設定することができる。以上において非接触検出器は投
光−受光器からなり、受光器の受光量に応じた出力が得
られる光電センサーとすることができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の研削方法の一実施例を説明す
る。図1は本発明の研削方法に適用される研削装置を示
す。図に示されるように砥石1はワーク2に対して離間
して配置され、砥石1とワーク2との間に投光器3、受
光器4からなり、受光器4の受光量に応じた出力が得ら
れる光電センサーである非接触検出器5が配置され、砥
石1のワーク2に対する進路と交差して投光器3から投
光され、その光が受光器4により受光される。投光器3
及び受光器4はそれぞれカバー6、7を有しそれらのカ
バー6、7はそれぞれシリンダー機構8、9により駆動
されるピニオン・ラック機構10、11により開閉され
る。また各シリンダー機構8、9は非接触検出器移動装
置としてのワーク移動スライド部12、13に取り付け
られて、ワーク2と共に位置決めされる。図2は非接触
検出器5を含む本発明の研削装置の概念図であり、図に
示されるように非接触検出器5における検知結果はアン
プ14、アンプ15、アンプ16を介して制御装置17
に入力され、かかる制御装置17からの制御信号がサー
ボドライバー18を介してサーボモータ19に入力さ
れ、かかるサーボモータ19によってボールネジ20に
より砥石台が駆動され砥石1が所要位置に送られる。
【0009】したがって以上の研削装置によれば次のよ
うにして本発明の研削方法が実施される。砥石1が回転
した状態でワーク2は研削位置に保持され、その状態で
は非接触検出器5に設けられる投光器3及び受光器4の
カバー6、7は閉じた状態とされる。また研削過程で研
削液を供給する図示しない研削液バルブも閉じられてい
る。図3に示されるように研削サイクルが開始すると砥
石台が急速前進し(A→B)、その間にワーク2が回転
を開始し、非接触検出器5に設けられた投光器3及び受
光器4のカバー6、7が受光側・投光側ともに開かれ
る。その後砥石1とワーク2との間隔が予め定められた
値に達すると、投光器3から発せられて受光器4に受光
される光量の変化を受光器4が検知し、その検知信号が
アンプ14、アンプ15、アンプ16を介して制御装置
17に入力される(B)。以上において、アンプ14は
受光器が受ける受光量に応じた電圧をアンプ15に出力
する。アンプ15はアンプ14の出力とギャップ設定器
21との出力の差をアンプ16に出力する。アンプ16
はアンプ15の出力(アンプ16の入力)が零になると
制御装置17に信号を出力し、制御装置17はこの信号
を受けるとサーボドライバー18に信号を送り、サーボ
モータ19の回転数を予め設定された速度に下げる。そ
の結果サーボモータ19による砥石1の送り速さが研削
送り速さに変更され、それと同時に非接触検出器5の投
光器3及び受光器4のカバー6、7は閉じられ、研削液
バルブが開かれて空研削から実研削に入る(B→C→D
→E→F)。その間B→C→D間では粗研削が行われ、
D→E間では精研削が行われる。その後研削終了と同時
に砥石台が戻り、ワーク2の回転が停止し、冷却水バル
ブが閉じられて研削サイクルが完了する(F→G)。
【0010】以上において本実施例では非接触検出器5
の投光器3及び受光器4のカバー6、7が設けられて研
削過程の進行に応じてこの投光器3及び受光器4のカバ
ー6、7が開閉される。これは研削液や砥石の脱落砥粒
やワーク2の研削粉等が非接触検出器5の投光器3の投
光面及び受光器4の受光面へ付着することを防止し、砥
石1の送り位置検出の検出精度を向上するものである。
このように検出精度を向上する手段としてはその他に次
のものがある。
【0011】先ず、砥石1及びワーク2が配置される研
削工程の環境をドライにすることにより検出精度を向上
することができる。研削工程の環境をドライにすること
により砥石1やワーク2に研削液や砥石の脱落砥粒やワ
ーク2の研削粉等が付着することを防止することがで
き、光量変化の受光器4による検知を鋭敏にすることが
できるからである。また、同様に光量変化の受光器4に
よる検知を鋭敏にすることを目的として砥石1及びワー
ク2が配置される研削工程への外光を遮断することがで
きる。さらに砥石1およびワーク2に、研削液や砥石の
脱落砥粒やワーク2の研削粉等が付着することを防止す
ることを目的として砥石1およびワーク2にエアーを吹
き付けるようにすることもできる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明の研削方法及びその
装置によれば、砥石の研削面とワークの被研削面の間隔
を非接触検出器で検出し、砥石がワークに接近して砥石
とワークとの間隔が予め定められた値に達したとき非接
触検出器が発する信号により、砥石の送り速さを早送り
から研削送りに切り換えるようにしたので、研削盤にお
ける砥石の空研削時間を短縮して、研削盤の生産性を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の研削装置の模式図であ
る。
【図2】 図1に示す研削装置の概念図である。
【図3】 本発明の研削方法における研削工程の進行を
示す説明図である。
【図4】 従来の研削装置を示す図である。
【図5】 従来の他の研削装置を示す図である。
【図6】 従来のさらに他の研削装置を示す図である。
【符号の説明】
1・・・砥石、2・・・ワーク、5・・・非接触検出
器、17・・・制御装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石の研削面とワークの被研削面の間隔
    を非接触検出器で検出し、砥石がワークに接近して砥石
    とワークとの間隔が予め定められた値に達したとき非接
    触検出器が発する信号により、砥石台の送り速さを早送
    りから研削送りに切り換えることを特徴とする研削方
    法。
  2. 【請求項2】 砥石の研削面とワークの被研削面の間隔
    を検出する非接触検出器と、その非接触検出器に接続さ
    れる砥石送り速さ制御手段とを有し、砥石がワークに接
    近して砥石とワークとの間隔が予め定められた値に達し
    たときに非接触検出器が発する信号により、砥石送り速
    さ制御手段により砥石の送り速さを早送りから研削送り
    に切り換えることを特徴とする研削装置。
  3. 【請求項3】 非接触検出器が投光−受光器からなり、
    受光器の受光量に応じた出力が得られる光電センサーで
    ある請求項2記載の研削装置。
JP24749793A 1993-09-08 1993-09-08 研削方法及びその装置 Pending JPH0775966A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005349399A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Higashihara Kogyosho:Kk 鋳造品の湯口部切断装置
KR20170113404A (ko) * 2016-04-01 2017-10-12 가부시기가이샤 디스코 절삭 장치

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