JPH0523970A - ツルーイング・ドレツシング方法およびその装置 - Google Patents

ツルーイング・ドレツシング方法およびその装置

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JPH0523970A
JPH0523970A JP26317991A JP26317991A JPH0523970A JP H0523970 A JPH0523970 A JP H0523970A JP 26317991 A JP26317991 A JP 26317991A JP 26317991 A JP26317991 A JP 26317991A JP H0523970 A JPH0523970 A JP H0523970A
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JP
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truing
dressing
grindstone
tool
holder
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JP26317991A
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English (en)
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Shozo Ogata
省三 緒方
Hiroshi Kondo
寛 近藤
Hirofumi Katsumata
洋文 勝又
Takeo Yamamoto
豪夫 山本
Takemasa Umeda
剛正 梅田
Nobuyuki Aiso
信幸 相▲そ▼
Koji Katsumata
宏司 勝又
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一の装置でツルーイングおよびドレッシン
グができるとともに、各種形状の研削工具の砥石に対応
することができるツルーイング・ドレッシング方法およ
び装置を提供する。 【構成】 工作機械のコラム201 に、X軸方向移動自在
にスライドベース76を設け、このスライドベース76にホ
ルダ2を揺動可能に取付ける。このホルダ2には駆動機
構6により回転自在な工具軸3を設け、工具軸3の一端
側には、ツルア4とドレッサ5とを同一軸上に設ける。
また、ホルダ2には傾斜機構7を連結させ、これらを制
御装置で制御し、ツルーイングとドレッシングとを自動
的に、かつ、連続して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はツルーイング・ドレッシ
ング方法とその装置に係り、研削加工に使用した研削工
具の形直しおよび目立てを行う際に利用することができ
る。
【0002】
【背景技術】研削盤で使用される研削工具としては、砥
粒を結合して構成した砥石車が知られている。この砥石
車による研削加工では、砥石車が目つぶれや目こぼれ,
あるいは目詰まりの状態となることがあり、このような
状態は製品の仕上げ精度に大きな影響を及ぼしている。
そこで、目詰まり状態等をなくし、砥石車を常に最適な
状態で使用できるように、適宜、砥石車のツルーイング
およびドレッシングが行われている。
【0003】従来のツルーイングは、ダイヤモンド砥粒
等で構成された専用のツルーイング装置で行われてお
り、また、ドレッシングは、WA(ホワイトアランダ
ム)等を組み込んだドレッサを作業者が手で持ち、それ
を回転させた砥石車に押し当てて行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、砥石車は通
常ツルーイングを行ったあとでドレッシングを行ってい
るが、従来は、ツルーイングとドレッシングを別個の装
置で行っており、その都度装置を準備しなければならず
面倒であった。また、ドレッシングでは、作業者がドレ
ッサを砥石車に押し当てなければならず、押し当てる力
が弱くても強くてもドレッシングはうまくゆかない。強
く押し当てた場合、ドレッサが砥石車から外れてしまう
こともあり、砥石車を高精度にドレッシングするにはあ
る程度の経験が必要であった。
【0005】さらに、従来のドレッサは形状が一定して
いるので、複数個の砥石、あるいはドーナツ形の砥石を
工具の下面に設けたカップ形砥石や、工具の軸部に装着
された砥石車状の平形砥石や、前記砥石を工具の軸部の
周面の一部に設けた軸付砥石等、各種形状の研削工具に
対応することは困難であった。
【0006】また、ツルーイングとドレッシングとを行
った後の研削工具の補正は、従来、作業者が工具の径ま
たは長さの測定を行い、その結果をその都度入力して補
正しているので、面倒である。また、正確な補正が期待
できないので、製品の加工精度にばらつきが生じてい
た。
【0007】ここに、本発明の目的は、同一の装置でツ
ルーイングおよびドレッシングができるとともに、各種
形状の研削工具の砥石に対応することができるツルーイ
ング・ドレッシング方法とその装置を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、ツルーイングおよびド
レッシング終了後の研削工具の補正が自動的に行えると
ともに、常に均一な加工精度を確保できるツルーイング
・ドレッシング方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用】本発明の第1の発
明は、研削工具であるカップ形砥石または平形および軸
付砥石を保持する工具ホルダを装着可能とした主軸を備
え、水平方向および垂直方向に移動する移動機構によっ
て前記主軸を回転させながら位置決め制御するととも
に、固定部に支持され前記主軸の軸心に平行な0度位置
から45度位置に傾斜する回転駆動軸に中心角が90度の仮
想円錐状内に収まるようにツルアとドレッサとを固定
し、これらツルアとドレッサとで前記カップ形砥石およ
び平形砥石,軸付砥石をツルーイングおよびドレッシン
グするツルーイング・ドレッシング方法であって、前記
研削工具ごとにその径または長さを制御装置の工具デー
タテーブルに記憶させるとともに、この工具データテー
ブルにツルーイング指令,ドレッシング指令、研削工具
の種類を特定する砥石種類コードを入力し、制御装置か
らの指令により前記砥石種類コードに応じたツルーイン
グ動作サイクルを行い、ツルーイング終了後、前記ツル
ーイング砥石の摩耗量を測定しこの摩耗量に基づき前記
ツルアの位置データおよび研削工具の種類に応じてその
工具径および工具長の補正を行い、その補正値を前記工
具データテーブルに更新入力し、次に制御装置からの指
令により前記砥石種類コードに応じたドレッシングシン
グ動作サイクルを行うことを特徴とするツルーイング・
ドレッシング方法としたものである。
【0009】このような本第1の発明では、研削工具が
カップ形砥石である場合、45度傾いた回転駆動軸のツル
アとドレッサの水平部で、それぞれツルーイングとドレ
ッシング動作を行う。また、研削工具が平形および軸付
砥石である場合、ツルアとドレッサの垂直部で、それぞ
れツルーイングとドレッシング動作を行う。本発明によ
れば、ツルーイングを行った後、制御装置により自動的
に研削工具の径または長さの補正を行うので、常に研削
工具の状態を把握でき、従って、常に均一な加工精度を
確保することができる。
【0010】本発明の第2の発明は、研削工具の形直し
および目立てを行うツルーイング・ドレッシング装置で
あって、工作機械の固定部に設けられ前記研削工具の軸
心に対して45度傾斜可能なホルダと、このホルダに少
なくとも一端が突出して回転自在に支持された回転駆動
軸と、この回転駆動軸の一端側に設けられ、前記研削工
具の形直しを行うツルアと、前記回転駆動軸の、前記ツ
ルアと前記ホルダとの間に設けられ、前記研削工具の目
立てを行うドレッサと、前記回転駆動軸を回転させる駆
動機構と、前記固定部に設けられ、前記ホルダを45度傾
ける傾斜機構とを備えて構成され、前記ドレッサは円板
状に形成されるとともに、その周縁部が前記軸体の一端
側に向かって先すぼまりとなる45度のテーパー面に形成
してツルーイング・ドレッシング装置を構成したもので
ある。
【0011】このような本第2の発明では、ツルーイン
グ・ドレッシング作業を行う場合、まず、傾斜機構によ
りホルダを45度傾斜させる。次いで、駆動機構で回転駆
動軸を回転させ、この回転駆動軸に装着されたツルアで
研削工具のツルーイングを行い、引き続きドレッサで研
削工具のドレッシングを行う。本発明によれば、ツルア
とドレッサは、同一の回転駆動軸に一体的に設けられて
いるので、同一の装置でツルーイングとドレッシングと
が連続して行える。また、ドレッサは、その周縁が回転
駆動軸の一端側に向かって先すぼまりとなる45度のテー
パー面に形成されているので、その周縁部を砥石の端面
および側面に押し当てることができ、従って、各種形状
の研削工具に対応することができる。
【0012】本発明の第3の発明は、ツルーイング・ド
レッシング装置は、ホルダ,ツルア,ドレッサを含んで
構成される加工部を収納可能なケースを有するととも
に、前記加工部を加工位置とケースとの間で移動可能と
してツルーイング・ドレッシング装置を構成したもので
ある。本発明によれば、ツルーイング・ドレッシング装
置の加工部が、ケースと加工位置との間で移動可能とさ
れていれば、装置は、ツルーイングおよびドレッシング
の際にケースから加工位置まで移動し、それぞれツルー
イングおよびドレッシングを行う。これによれば、ツル
ーイング・ドレッシング装置はツルーイング等の際にの
み移動するので、工作機械によるワークの加工時の切粉
やクーラント等から保護される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1ないし図4には、本実施例のツルーイング
・ドレッシング装置が使用される工作機械Mの全体図が
示されている。これらの図によりまず工作機械Mの全体
を説明すると、本工作機械Mは、切削加工と研削加工と
が可能な門型の複合加工工作機械である。これらの図に
示されるように、ベッド200 上には2本のコラム201が
立設され、このコラム201 の上部にはクロスレール202
が水平方向、図1中左右方向(Y軸方向)に架けわたさ
れ、これらにより門型が構成されている。
【0014】前記クロスレール202 にはサドル203 が設
けられており、このサドル203 は、Y軸駆動系215 (図
10参照)により、クロスレール202 に沿ってY軸方向に
移動自在とされている。また、このサドル203 には、主
軸頭204 が設けられており、この主軸頭204 は主軸208
を回転自在に支持するとともに、Z軸駆動系216 (図10
参照)により、Y軸方向に直交する垂直方向、図1中上
下方向(Z軸方向)に移動自在とされている。そして、
このY軸駆動系215 とZ軸駆動系216 とで移動機構217
が構成されている。
【0015】前記ベッド200 上にはテーブル205 が設け
られており、このテーブル205 はX軸駆動系218 (図10
参照)により、Y軸方向に直交する水平方向、図1中紙
面直交方向(X軸方向)に移動自在とされている。ま
た、本工作機械Mは、図3,4に示されるように、工具
マガジン206 と自動工具交換装置(ATC)207 とを備
えており、工具マガジン206 内には各種の切削工具245
や研削工具246 等が図略の工具ホルダに保持されて収納
されている。この研削工具246 は、前述したようなカッ
プ形砥石246A,平形砥石および軸付形砥石246B等を含ん
でいる(図8参照)。そして、このマガジン206と前記
主軸208 との間で、前記ATC207 によって適宜加工に
対応する工具の交換が行われる。
【0016】このような複合加工工作機械Mの加工領域
は、図1の紙面手前側に位置され、図2,3に明瞭に示
されるように、スプラッシュカバー211 で覆われてい
る。このスプラッシュカバー211 は、移動カバー210を
備えたチップカバー209 や、他のチップカバー212 、こ
れらのカバー210 と212 との隙間を塞ぐ側面カバー21
3、Y軸方向移動自在なサドル203 のカバー250 ととも
に、主軸頭204 近傍の上部に設けられたクロスレールカ
バー105 等で構成される。
【0017】このような工作機械Mで使用された研削工
具246 を再使用可能とするために、本ツルーイング・ド
レッシング装置1が工作機械M内に設けられている。す
なわち、装置1は図1中右側のコラム201 に設けられ、
かつ、コラム201 に取付けられたケース95内に収納可能
とされている。このツルーイング・ドレッシング装置1
は、図5〜9に示されるように、コラム201 に設けられ
進退可能なスライドベース76に起伏可能なホルダ2と、
このホルダ2に回転自在に支持された回転駆動軸である
工具軸3と、この工具軸3の一端突出部に取付けられた
ツルーイング砥石(ツルア)4およびドレッシング砥石
(ドレッサ)5と、工具軸3を回転駆動させる駆動機構
6と、ホルダ2を傾斜させる傾斜機構7とを含んで構成
されている。
【0018】前記スライドベース76の下面には、図7に
示すように2条のレール79が設けられており、このレー
ル79はベースプレート80側に設けられたLMガイド82と
摺動自在に係合されている。このベースプレート80はコ
ラム201 に明けられた貫通角穴201A内に載置されるとと
もに、ベースプレート80の一端は、ブラケット86に固着
されており、さらに、このブラケット86は図5に示すよ
うにコラム201 の前面201Cに固着されている。また、ベ
ースプレート80上には、図5,6に示すように、スライ
ドベース76を摺動させる前後動駆動系(図10参照)であ
るシリンダ88が前後のブラケット89,90 を介して取付け
られている。
【0019】前記傾斜機構7は、図7に詳細が示すよう
に、スライドベース76上に設けられたサポート71,傾斜
駆動系(図10参照)である傾斜シリンダ70の他端に連結
されるとともにホルダ2に取付けられた連結金具75,ホ
ルダ2の下端をスライドベース76に起伏可能に連結する
サポート72,シリンダ70およびホルダ2の45度以上の倒
れを防止するストッパブロック73,78等で構成されてい
る。
【0020】このような装置1によるドレッシング等の
加工が行われない際は、前記スライドベース76等はコラ
ム201 側に後退し、ホルダ2等は直立状態で前記ケース
95内に収納可能とされている。すなわち、前記コラム20
1 の前面には、図6,7に示すようにケース95が設けら
れており、このケース95は板状の開閉カバー99を有し、
全体として略箱状に形成されている。このケース95の上
部には、カバー駆動系(図10参照)である開閉シリンダ
96が設けられている。また、この開閉シリンダ96の一端
は、ブラケット97を介してコラム201 に固着されてお
り、他端は前記開閉カバー99に連結されている。なお、
前記ケース95の上部には、前記シリンダ96を保護する上
部カバー102 が設けられている。
【0021】次に、ツルーイング・ドレッシング装置1
の加工部50を説明する。この加工部50は、図8,9に示
すように、ホルダ2と、ツルア4と、ドレッサ5等を備
えて構成されている。前記ホルダ2は、略円筒状に形成
されており、このホルダ2の端部には略三角形状の2枚
の連結部材20が固着され、ホルダ2はこの連結部材20を
介して前記スライドベース76に揺動自在に連結されてい
る。
【0022】前記ホルダ2の内部には、前記工具軸3が
その軸線に沿って設けられ、軸受24を介して回転自在に
支持されている。この工具軸3は両端が前記ホルダ2か
ら突出して形成されており、一端側には止めねじ30で固
定されるホイル受31が設けられている。このホイル受31
には前記ドレッサ5が着脱可能に取付けられ、ドレッサ
5はさらにホイル押え32で押さえられ、ナット34で固定
されている。前記ドレッサ5は酸化アルミ系のWA,あ
るいは炭化硅砂系のGC等の一般砥石に相当する部材で
構成されており、円板状に形成されている。また、ドレ
ッサ5の周縁部は、中心角が90度の仮想円錐形状に収ま
るような、前記工具軸3の一端側に向かって先すぼまり
となる45度のテーパー面に形成されている。
【0023】前記工具軸3の、ドレッサ5から突出した
軸端には、前記ツルア4が装着され、取付けボルト40で
着脱可能に固定されている。このツルア4は、硬くて摩
耗の少ないダイヤモンド砥粒等を主にして構成され、円
板状に形成されている。また、その縁部は尖端とされて
いる。
【0024】このような工具軸3を回転させる前記駆動
機構6は、図8に詳細が示されるようにモータ60と、こ
のモータ60の主軸61に装着されたタイミングプーリ62
と、前記工具軸3にキー63等を介して装着されたタイミ
ングプーリ65と、これらのプーリ62,65とを連結するタ
イミングベルト66等を主要素として構成されている。前
記モータ60は、ステッピングモータが使用されており、
断面L字形のブラケット67にボルト68で取付けられる。
このブラケット67はボルト69で前記ホルダ2に固着され
ている。また、前記駆動機構6のモータ60はブラケット
67に固着されたモータカバー58で、タイミングプーリ62
等はベルトカバー59でそれぞれ覆われている。
【0025】このように構成されたツルーイング・ドレ
ッシング装置1には、ツルア4およびドレッサ5が研削
工具に接触したことを検知する検知手段10が設けられて
いる。この検知手段10は、図8,図9に示されるよう
に、前記ホルダ2上部のプレート21に固着されたボック
ス11と、このボックス11内に設けられたAE(アコース
ティク・エミッション)センサー12等で構成されてお
り、図10に示す検知駆動系を含んでいる。
【0026】前記AEセンサー12は、固体が塑性変形も
しくは破壊するときに発生するAE波をキャッチしてス
キップ信号として制御装置220 に送信するものである。
つまり、スキップ信号が0Nしたらツルア4,もしくは
ドレッサ5が研削工具246 に接触したものと認識され
る。このAEセンサー12の検知部は、前記プレート21内
に形成された通路21Aの一端部に向けられている。そし
て、前記プレート21内の通路21Aの他端部は前記ホイル
受31側に開口している。
【0027】また、このような装置1には、前記ツルア
4の摩耗量を計測する計測手段15が設けられている。こ
の計測手段15は図5,図7に示すようにレーザ変位計16
とブラケット17等で構成されてており、図10に示す計測
駆動系を含んでいる。前記レーザ変位計16は前記ケース
95内の上部に設けられており、ケース95内に収納された
ツルア4の周縁面にレーザ光を当て、周縁面から戻って
くる光の位置の変化を読み取って計測するものである。
【0028】図10には、ツルーイング・ドレッシング装
置1が使用される工作機械Mの制御装置が示されてい
る。この制御装置220 は、入力手段221 により、ツルー
イング指令,ドレッシング指令,研削工具の種類を特定
する砥石種類別コードを入力し、また、研削工具ごとに
その径または長さのデータを記憶する工具データメモリ
222 が付属された数値制御装置(以下、NC装置とい
う。)223 と、NC装置223 からの指令により各種の処
理を行う処理装置(以下、PC装置という。)224 とを
備えている。前記NC装置223 には、前記テーブル205
をX軸方向へ移動させるX軸駆動系218 、前記サドル20
3 をY軸方向へ移動させるY軸駆動系215 、前記主軸頭
204をZ軸方向へ進退させるZ軸駆動系216 が、それぞ
れ接続されている。
【0029】前記PC装置224 には、加工部50を前後動
させる前後動駆動系88と、加工部50を0度位置から45度
位置に傾斜させる傾斜駆動系70と、工具軸3を回転させ
るモータ60と、開閉カバー99を開閉させるカバー駆動系
96と、レーザ変位計16を駆動させる計測駆動系15、AE
センサ12による研削工具246 とツルア4,ドレッサ5と
の接触を検知する検知駆動系10とがそれぞれ接続されて
いる。
【0030】次に、本実施例の作用を図11〜18に基づい
て説明する。ワークの加工を行う場合、ATC207 によ
り、工具マガジン206内に収納されている切削工具245
または研削工具246 を適宜選び出し、その工具を主軸20
8 に装着して所定の加工を行う。
【0031】この内、所定の研削加工が終了したら、ま
ず研削工具246 のツルーイングを行い、引続いてドレッ
シングを行う。制御装置220 のプログラムを起動させツ
ルーイング指令を与えると、図11に示すようなフローに
よりツルーイングが行われる。ここで、フローの説明中
ステップはSで表し、ツルーイングをTで表わすものと
する。これによれば、ST1で、研削工具246 の砥石の
幅W,径D,高さH等の条件を設定する初期設定が行わ
れ、ST2で、初期設定で行われた条件のチェックを行
う。これらの条件が満たされていなければプログラムを
終了し、前記条件が満たされているならST3に進み、
研削工具246 を装着した主軸208 を前記移動機構217に
より、所定の待機位置に移動させる。
【0032】次に、ST4でカバー駆動系である開閉シ
リンダー96を駆動させて開閉カバー99を開きST5に進
み、ST5では、レーザ変位計16のオフセットやゲイン
設定等諸条件の点検を行い、ST6でレーザ点検のエラ
ーの有無を判断する。ST6でエラーが有ればST18の
前に進み、なければST7に進む。ST7では、前後動
駆動系であるシリンダー88を駆動させ、加工部50をケー
ス95内から進出させる。加工部50が移動端まで前進した
ら傾斜駆動系である傾斜シリンダー70により加工部50を
45度傾斜させる。
【0033】続いてST8では、主軸208 とツルア4と
を回転させる。そして、ST9でAE信号が発生しない
ようにフラグをリセットしておいて、ST10で主軸208
に装着された研削工具246 がカップ形246Aか否か判断
し、カップ形ならST11B に進み、図13に示す処理ルー
チンによりY軸方向、カップ形でないならつまり、平形
砥石246BならST11A に進み、図12に示す処理ルーチン
によりZ軸方向のツルーイングをそれぞれ行う。いずれ
かのツルーイングが終了したら、ST12で主軸208 とツ
ルア4の回転を停止し、ST13で加工部50を起立させて
からケース95内に後退させ、ST14で図14に示す処理ル
ーチンによりレーザの校正を行う。
【0034】ST15でレーザの校正のエラーの有無が判
断され、エラーが有ればST18の前に進む。エラーがな
ければST16で研削工具246 がカップ形246Aか否か判断
し、カップ形ならST17B でカップ形砥石246Aの長さの
補正値を演算し、その補正値を工具データテーブルメモ
リ222 に更新記入し、平形砥石246BであればST17Aで
平形砥石246Bの径の補正値を演算し、その補正値を工具
データテーブルメモリ222 に更新記入する。この補正値
の演算に関しては、ツルーイング終了後制御装置220 に
セーブされた研削工具246 のY軸機械座標値あるいはZ
軸機械座標値から、これと同じように、ツルーイング終
了後制御装置220 にセーブされたツルア4のY軸機械座
標値あるいはZ軸機械座標値を減算し、その値を2倍し
てそれぞれの砥石246A,246Bの長さおよび径の補正を行
い、現在の砥石246A,246Bとして、工具データテーブル
メモリ222 に更新記入する。なお、これらY軸機械座標
値等については後述する。次に、ST18で開閉カバー99
を閉じてツルーイングの終了となる。
【0035】図12には、Z軸方向のツルーイングつま
り、平形砥石246Bのツルーイングの処理ルーチンが示さ
れている。Z軸方向のツルーイングに際しては、ST11
-1でAEをリセットしておいて、ST11-2で主軸208
を、図11のST3の待機位置から、主軸208 に装着した
平形砥石246Bの現在の径を基準にして移動した所定位置
P、つまり、図18に示すように、平形砥石246Bの外形の
下端縁が、ツルア4の外周の垂直な下端縁PT1に接近し
た位置に移動させ、ST11-3でこの位置決め点Pの座標
値(Py,Pz)を機械座標値としてセーブする。この
位置Pは、前記PT1に対してZ軸方向は同一座標上にあ
り、Y軸方向は所定寸法離れている。
【0036】次に、ST11-4で平形砥石246Bを所定寸法
だけY軸方向に送る。この時、ツルア4は低速回転させ
ておく。ST11-5で研削工具246 がAEセンサ12に接触
したか否か、つまりスキップ信号が発信されたか否かを
判断する。まだ発信されないならST11-4に戻り、発信
されたらST11-6に進みAEをリセットしておいて、S
T11-7でカウンタを0にし、ツルーイング開始準備完了
となる。ST11A-8 で、平形砥石246BをY軸方向に送
り、つまり、所定量の切込みを行い、ST11A-9 でツル
ア4を高速回転させるとともに、平形砥石246Bも回転さ
せながら所定量Y軸方向に移動させて一回目のツルーイ
ングを行い、ST11- 10でカウントをアップさせて平形
砥石246BをST11A-8 の始点に戻し、再びZ軸方向に送
り所定量の切込みを行い、ST11-11 でツルーイングが
4回に達するまで行う。次いで、ST11A-12で、4回ツ
ルーイングを行った後の平形砥石246Bの位置をY軸機械
座標値としてセーブし、Z軸方向のツルーイングを終了
する。
【0037】次に、Y軸方向のツルーイングつまり、カ
ップ形砥石246Aのツルーイングについて説明する。Y軸
方向のツルーイングについては、Z軸方向のツルーイン
グに対してスキップ送りと切込みの方向が異なるのみ
で、図13に示すように、図12に示すZ軸方向のツルーイ
ングと略同一のフローで行われる。従って、フローの説
明は異なる部分のみ行い、符号が同一の部分についての
説明は省略または簡略化する。ツルーイングY軸方向の
処理ルーチンでは、ST11B-2 で主軸208 を前記待機位
置から、主軸208 に装着したカップ形砥石246Aの現在の
径を基準にして移動した所定位置P、つまり、図18に示
すように、カップ形砥石246Aの外形の下端縁が、ツルア
4の水平な外周の下端縁PT2に接近した位置に移動さ
せ、ST11-3でこの位置決め点Pの座標値を機械座標値
としてセーブする。
【0038】処理を進め、ST11B-8 では、Z軸方向に
所定量の切込みを行い、ST11B-9で、カップ形砥石246
AをY軸方向に所定量移動させて一回目のツルーイング
を行った後、砥石246AをY軸方向の始点に戻し、ST11
B-11で4回ツルーイングを行うまで続ける。ST11B-12
でカップ形砥石246Aの位置をZ軸機械座標値としてセー
ブし、Y軸方向のツルーイングを終了する。
【0039】図14は、図11におけるST14のレーザ校正
の処理ルーチンである。同図によれば、ケース95内に前
記加工部50が戻された後、レーザ校正の指令が出される
と、ST14-1でエアが吹き出してツルア4等の清掃を行
う。ST14-2でツルア4を回転させ、ST14-3でレーザ
変位計16を作動させ、ST14-4でツルア4の摩耗量を計
測する。次に、ST14-5に進み計測した摩耗量をセット
し、ST14-5では、この摩耗量と現在までの積算された
摩耗量との合計が一定値内に有るか否か判断する。一定
値以上ならST14-7B でエラー処理を行いST14-8の次
に進み、一定値未満ならST14-7A に進み、その摩耗量
を取込んでツルア4の初期の機械座標値を基に演算し、
この演算結果をツルーイング終了後のツルア4の位置と
して、ST14-8で補正し制御装置220 に機械座標値とし
てセーブする。次にST14-9でレーザ変位計16の作動を
止め、ST14-10 でツルア4を停止してレーザ校正の処
理ルーチンを終了する。
【0040】次に、制御装置220 のプログラムを起動さ
せドレッシング指令を与えると、図15に示すようなフロ
ーによりドレッシングが実施される。このドレッシング
は、前述のようにツルア4と同一軸上に装着されたドレ
ッサ5で行われるので、ドレッシング動作はツルーイン
グ動作と略同一である。そこで、ドレッシングのフロー
の説明中ステップはツルーイングと同様にSで表すが、
ドレッシングをDで表わし、数字については互いに対応
するものは同一の数字とする。そして、ツルーイングと
異なる部分のみ説明し、他は省略または簡略化する。ド
レッシングの処理ルーチンが開始されると、SD2-1
で、ドレッサ5の径がツルア4に対して所定の大きさの
範囲内にあるか否か判断する。範囲内になければプログ
ラムを終了し、ドレッサ5を新しいものと交換する等し
て新たにドレッシングの処理ルーチンを開始する。
【0041】ドレッサ5の径が所定の範囲内にあれば処
理が進み、SD11AまたはSD11Bで、カップ形砥石246A
または平形砥石246Bに対応して、それぞれドレッシング
を行う。SD13A でカバー95を閉じたら、SD16で、今
終了したドレッシングはカップ形砥石246Aか否かを判断
し、その判断結果に基づき、SD17A,17B で 砥石の径
または長さの摩耗量を演算し、SD19でドレッサ5の位
置を補正し、その新しい補正値を前記工具データテーブ
ルメモリ222 に更新記入してドレッシングを終了する。
ドレッシング終了後の砥石246A,246Bの径または長さの
摩耗量を演算するには、ドレッサ5が柔らかく摩耗量も
多いので、砥石246A,246Bの延べの切込み量を摩耗量と
し、演算後のドレッサ5と砥石246A,246Bとのそれぞれ
の位置を機械座標値としてセーブする。そして、砥石24
6A,246Bの機械座標値からドレッサ5の機械座標値を減
算し、それを2倍して径および長の摩耗量を出して、現
在の砥石246A,246Bとして、工具データテーブルメモリ
222 に更新記入する。
【0042】図16には、Z軸方向のドレッシングつま
り、平形砥石246Bのドレッシングの処理ルーチンが示さ
れている。前述のように、ドレッシングとツルーイング
とは略同一のフローで行われるので、図16の説明も図12
に示すZ軸方向のツルーイングと異なる部分のみ行い、
他は省略または簡略化する。図16において、SD11A-2
で平形砥石246Bを装着した主軸208 を所定の位置決め点
Pへ移動させ、SD11A-3 でそのP位置を機械座標値と
してセーブする。この際の位置決め点Pは、図18に示す
ドレッサ5下部の垂直な縁部PD1とZ軸方向の座標値を
同じくし、Y軸方向の座標値はPD1と所定寸法離れてい
る。次に処理を進め、SD11A-9 でZ軸方向のドレッシ
ングを行う。
【0043】Y軸方向のドレッシング、つまり、カップ
形砥石246Aのドレッシングを行う場合は図17に示すフロ
ーで行う。ここでも、図16と異なる部分のみ説明する。
SD11B-2 で、主軸208 を位置決め点Pへ移動させ、S
D11B-3 でそのP位置を機械座標値としてセーブする。
この際の位置決め点Pは、図18に示すドレッサ5下部の
水平方向の縁部PD2とY軸方向の座標値を同じくし、Z
軸方向の座標値はPD2と所定寸法離れている。次に処理
を進め、SD11B-9 でY軸方向のドレッシングを行う。
【0044】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、本実施例のツルアおよびドレ
ッサ4,5は同一の工具軸3に取付けてあり、ツルーイ
ングとドレッシングとが引き続き行えるので、加工能率
がよい。また、ドレッサ5はその周縁部が工具軸3の一
端側に向かって先すぼまりとなる45度のテーパー面に形
成されており、その周縁部を、カップ形砥石246Aに対し
ては砥石の下面に、平形砥石246Bに対してはその側面に
それぞれ押し当てればよく、従って、各種の砥石に対応
することができる。
【0045】さらに、ツルア4およびドレッサ5はモー
ター直結で駆動され、制御装置220の制御により作動さ
れるので、自動的かつ高精度に、しかも連続してツルー
イングおよびドレッシングが行える。また、ホルダー2
やドレッサ5等はケース95内に収納可能とされており、
しかも、そのケース95はコラム201 に取付けられている
ので、工作機械Mのテーブル上やパレット上あるいはテ
ーブルの横等に設置されていた従来と異なり、加工領域
を狭めることがない。また、ケース95には開閉カバー99
が設けられているので、ケース95内のドレッサ5等に加
工中の切粉やクーラント等がかかることがなく、それら
による装置1の劣化がない。その上、加工部50等は直立
状態でケース95内に収納されるので、ケース95が小さく
て済み、この点でも加工領域の邪魔にならない装置とさ
れている。
【0046】また、ホルダー2に取付けたAEセンサー
12で、研削工具の砥石とツルア4およびドレッサ5との
接触を検知しているので、ツルーイングおよびドレッシ
ングの開始時を正確かつ確実に知ることができ、効率が
よく、加工精度のよいツルーイング等の加工が行える。
さらに、本実施例では、計測手段15でツルーイングの終
了したツルア4を計測し、その計測結果を基に、研削工
具の径および長さの補正をすることができるので、常に
最適な研削工具を使用することができる。
【0047】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、次に示すような変形等を含むものであ
る。
【0048】すなわち、前記実施例ではツルア4とし
て、ダイヤモンドを使用しているがこれに限らず、例え
ばエメリー等の天然品やその他人造品を使用してもよ
い。要するに、ツルーイングが可能な硬さを有しておれ
ばよい。また、実施例では検知手段10として、AEセン
サー12を使用しているが、これに限らず、例えば歪みゲ
ージや圧力センサー,タッチセンサー等を使用してもよ
く、要するに、ツルア4やドレッサ5と、研削工具の砥
石との接触を検知できるものであればよい。しかし、A
Eセンサー12を使用すれば感度が良好なので、前述のよ
うな効果がある。
【0049】また、前記実施例では、加工部50をケース
95と加工位置との間で移動可能としているが、これに限
らず、加工部50を所定の加工位置に固定したものでもよ
い。さらに、実施例では、加工部50をケース95内に収容
可能にしてあるが、このケース95はなくてもよい。
【0050】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0051】
【発明の効果】以上に説明したように、第1の発明によ
れば、ツルーイングを行った後、制御装置により自動的
に研削工具の径または長さの補正を行うので、常に研削
工具の状態を把握でき、従って、常に均一な加工精度を
確保することができる。また第2の発明によれば、ツル
アとドレッサとが同一の回転駆動軸に装着されており、
ツルーイングおよびドレッシングに際しては、45度傾斜
しているので、同一の装置でツルーイングおよびドレッ
シングができるとともに、各種形状の研削工具の砥石に
対応することができる。また第3の発明によれば、加工
部はツルーイングおよびドレッシングの際にのみ移動す
るので、通常時は工作機械によるワークの加工時の切粉
やクーラント等から保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るツルーイング・ドレッ
シング装置を使用する工作機械の全体正面図である。
【図2】同全体側面の部分断面図である。
【図3】同全体平面図である。
【図4】同全体背面図である。
【図5】ツルーイング・ドレッシング装置の全体側面図
である。
【図6】同全体平面図である。
【図7】同全体正面図である。
【図8】同要部詳細図である。
【図9】図8のIX矢視図である。
【図10】ツルーイング・ドレッシング装置を使用した工
作機械の制御装置の全体図である。
【図11】ツルーイングのフローチャートである。
【図12】Z軸方向のツルーイングのフローチャートであ
る。
【図13】Y軸方向のツルーイングのフローチャートであ
る。
【図14】レーザ校正のフローチャートである。
【図15】ドレッシングのフローチャートである。
【図16】Z軸方向のドレッシングのフローチャートであ
る。
【図17】Y軸方向のドレッシングのフローチャートであ
る。
【図18】研削工具とツルアおよびドレッサとの位置関係
図である。
【符号の説明】
1 ツルーイング・ドレッシング装置 2 ホルダ 3 軸体である工具軸 4 ツルーイング砥石(ツルア) 5 ドレツシング砥石(ドレッサ) 6 駆動機構 7 傾斜機構 10 検知手段 15 計測手段 50 加工部 95 ケース M 工作機械 220 制御装置 221 入力手段 222 工具データテーブルメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 豪夫 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 梅田 剛正 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 相▲そ▼ 信幸 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 勝又 宏司 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削工具であるカップ形砥石または平形
    および軸付砥石を保持する工具ホルダを装着可能とした
    主軸を備え、水平方向および垂直方向に移動する移動機
    構によって前記主軸を回転させながら位置決め制御する
    とともに、固定部に支持され前記主軸の軸心に平行な0
    度位置から45度位置に傾斜する回転駆動軸に中心角が90
    度の仮想円錐状内に収まるようにツルーイング砥石(ツ
    ルア)とドレッシング砥石(ドレッサ)とを固定し、こ
    れらツルアとドレッサとで前記カップ形砥石および平形
    砥石,軸付砥石をツルーイング(形状修正)およびドレ
    ッシング(目立て)するツルーイング・ドレッシング方
    法であって、 前記研削工具ごとにその径または長さを制御装置の工具
    データテーブルに記憶させるとともに、この工具データ
    テーブルにツルーイング指令,ドレッシング指令、研削
    工具の種類を特定する砥石種類コードを入力し、制御装
    置からの指令により前記砥石種類コードに応じたツルー
    イング動作サイクルを行い、ツルーイング終了後、前記
    ツルアの摩耗量を測定しこの摩耗量に基づき前記ツルア
    の位置データおよび研削工具の種類に応じてその径およ
    び長さの補正を行い、その補正値を前記工具データテー
    ブルに更新入力し、次に制御装置からの指令により前記
    砥石種類コードに応じたドレッシングシング動作サイク
    ルを行うことを特徴とするツルーイング・ドレッシング
    方法。
  2. 【請求項2】 研削工具のツルーイング(形状修正)お
    よびドレッシング(目立て)を行うツルーイング・ドレ
    ッシング装置であって、工作機械の固定部に設けられ前
    記研削工具の軸心に対して45度傾斜可能なホルダと、
    このホルダに少なくとも一端が突出して回転自在に支持
    された回転駆動軸と、この回転駆動軸の一端側に設けら
    れ、前記研削工具の形直しを行うツルーイング砥石(ツ
    ルア)と、前記回転駆動軸の、前記ツルーイング砥石と
    前記ホルダとの間に設けられ、前記研削工具の目立てを
    行うドレッシング砥石(ドレッサ)と、前記回転駆動軸
    を回転させる駆動機構と、前記固定部に設けられ、前記
    ホルダを45度傾ける傾斜機構とを備えて構成され、前記
    ドレッサは円板状に形成されるとともに、その周縁部が
    前記軸体の一端側に向かって先すぼまりとなる45度のテ
    ーパー面に形成されていることを特徴とするツルーイン
    グ・ドレッシング装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のツルーイング・ドレッシ
    ング装置は、ホルダ,ツルア,ドレッサを含んで構成さ
    れる加工部を収納可能なケースを有するとともに、前記
    加工部を加工位置とケースとの間を移動可能に設けたこ
    とを特徴とするツルーイング・ドレッシング装置。
JP26317991A 1991-05-10 1991-09-12 ツルーイング・ドレツシング方法およびその装置 Withdrawn JPH0523970A (ja)

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JP13550891 1991-05-10
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002096263A (ja) * 2000-09-19 2002-04-02 Minolta Co Ltd ツルーイング・ドレッシング方法
JP2018051687A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 三井精機工業株式会社 砥石径の推定方法及びそれを用いた工作機械

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JP2002096263A (ja) * 2000-09-19 2002-04-02 Minolta Co Ltd ツルーイング・ドレッシング方法
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