JPH04125565U - ツルーイング装置 - Google Patents

ツルーイング装置

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JPH04125565U
JPH04125565U JP2972691U JP2972691U JPH04125565U JP H04125565 U JPH04125565 U JP H04125565U JP 2972691 U JP2972691 U JP 2972691U JP 2972691 U JP2972691 U JP 2972691U JP H04125565 U JPH04125565 U JP H04125565U
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JP
Japan
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truing
grinding wheel
tolerance
truer
grindstone
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Application number
JP2972691U
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Inventor
康生 新野
Original Assignee
豊田工機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ツルア台21に砥石12の外周形状を測定する
レーザ発振器31aとレーザ検出器31bからなる形状
測定装置31と、形状測定装置31の計測結果からツル
ーイングの目標値を決定しこの目標値との段差が公差以
上の部分を演算する演算手段と段差が公差以上の部分の
ツルーイングを実行する実行手段とを有した演算処理装
置52とを備えたものである。 【効果】砥石12のツルーイング時の取代を最小限に抑
えるため、砥石12の寿命を延長することができるとと
もに、ツルア22の摩耗を最小限に抑えることができ
る。また、ツルーイングの操作時間を短縮することがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、砥石外周の形状を修正する砥石のツルーイング装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、CBN砥石のような超硬質砥粒の砥石のツルーイングには、ロータリツ ルアを回転させながら砥石の外周面に沿ってトラバースさせることにより行って いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来技術によると、ツルア自身が摩耗して砥石を目標の形状にツル ーイングすることができないという問題があった。また、取代の多い部分では取 残しが多く繰り返しトラバースさせる必要があるため、ツルーイングに時間がか かるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述した問題を解決するためになされたもので、前記砥石台に備えら れ前記砥石の表面の形状を測定する形状測定装置と、この形状測定装置の測定結 果をもとにツルーイングの目標値を決定しこの目標値との段差が公差以上である 部分を演算する演算手段と、この目標値からの段差が公差以上である部分のツル ーイングを実行する実行手段とを備えたものである。
【0005】
【作用】
研削終了後、形状測定装置により砥石の外周の表面形状を測定し、演算手段に よりこの測定結果をもとにツルーイングの目標値を決定し、この目標値との段差 が公差以上である部分を演算する。そして、実行手段により目標値からの段差が 公差以上である部分のツルーイングを実行する。ツルーイング実行の際、段差が 公差に満たない部分ではツルア台を早送りさせる。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1において、10は研削装置のベッドでこのベッド10上には砥石台11が 進退可能に載置されている。砥石台11にはダイアモンドあるいはCBNのよう な超硬質砥粒の砥石12が砥石軸13を介して回転可能に支承され、砥石台11 上にはベルト15を介して砥石軸13を回転駆動する砥石駆動用モータ14が設 置されている。また、前記砥石台11にはこの砥石台11を送り制御する第1の サーボモータ16が装着されている。
【0007】 前記ベット10には、ツルア台21が設置されこのツルア台21上にはロータ リツルア22とこのロータリツルア22のツルア軸22aを回転駆動するモータ 23が固定された固定台24が設置されている。このツルア軸22aは砥石軸1 3に平行に設けられている。そして、この固定台24にはこの固定台24をツル ア軸22aの回転軸線に直角な方向に送り駆動する第2のサーボモータ25が装 着されている。また、ツルア台21にはこのツルア台21をツルア軸22aの軸 線と平行に送り駆動する第3のサーボモータ26が装着されている。そして、前 記ツルア台21には、レーザ発振器31aおよびレーザ検出器31bからなるレ ーザ遮断式の形状測定装置31を固着した支持部材32が固着されている。この 形状測定装置31は、ツルア台21に固着されているため第3のサーボモータ2 6により砥石軸13の軸線方向に送り移動可能である。
【0008】 前記ツルア軸22aを回転駆動するモータ23と、前記固定部材24を送り制 御する第2のサーボモータ25と、前記ツルア台21を送り制御する第3のサー ボモータ26はそれぞれ駆動回路40,41,42を介して制御装置50のパル ス発生回路51に接続され、このパルス発生回路51は演算処理装置52に接続 されている。また、砥石形状測定装置31はインタフェイス53を介して演算処 理装置52に接続されており、この演算処理装置52にはメモリ54が接続され ている。この演算処理装置52には、実用新案登録請求の範囲における演算手段 および実行手段が備えられている。
【0009】 上述した構成の本実施例のツルーイング装置の作動を図4に示したフローチャ ートに基づいて説明する。 研削加工が終了するとツルーイング操作が開始される。まずステップ101に おいては図1の形状測定装置31により砥石12の外周の形状を測定する。形状 測定装置31は、レーザ遮断式の測定装置であり、レーザ発振器31aからは砥 石12の径方向の一つの面状に径方向に直行した複数のレーザ光が発振され、こ のレーザ光をレーザ検出器31bにおいて検出し、砥石12の外周がこのレーザ 光を遮ることにより砥石の外周の径方向の形状として測定する装置である。砥石 12を研削加工時と同一の回転速度で回転駆動し、形状測定装置31を操作させ る。この形状測定装置31を支持する固定部材32が第3のサーボモータ26に より砥石軸13の軸線に直角な方向に移動可能なツルア台21に固着されている ため、前記形状測定装置31を砥石12に対し砥石軸13の軸線方向に移動可能 である。この移動方向をX軸とし、砥石12の径方向をY軸として(X1 〜Xn ,Y1 〜Yn )の値を砥石12の外周の形状として制御装置50のメモリ54に 記憶する。なおY軸の値は砥石12の軸心を0として計測する。 次にこの計測値(X1 〜Xn ,Y1 〜Yn )をもとに、ステップ102でツルー イングの目標値Mを決定する。この目標値Mは、ステップ101で記録されたY 軸の計測値Y1 からYn のうち最も小さい値と同値とする。そして、ステップ1 03では各測定点Xにおける測定値Yと目標値Mとの差を段差Dとして求め、メ モリ54に記憶する。ステップ104では、ステップ103で求めた段差Dがす べて公差S内であるか否かを判断する。すべての測定点X1 〜Xn の段差Dが公 差S内であればステップ201に進み、ツルーイング操作を終了する。また、公 差Sよりも大きな段差Dをもつ測定点Xが存在した場合はステップ105に進み 、段差Dが公差Sより小さな領域から段差Dが公差Sよりも大きな領域に変わる 測定点を変換点XA として認識し、ステップ106では段差Dが公差Sよりも大 きな領域から段差Dが公差Sより小さな領域に変わる測定点を変換点XB として 認識する。次に、ステップ107ではツルーイング実行中のツルア台21のツル ア軸23の軸線方向の送り速度を決定する。この送り速度はステップ106およ びステップ107で認識した変換点XA ,XB を基準としてXA からXB への送 り速度をV1、XB からXA への送り速度をV1より早い速度V2として決定す る。
【0010】 そして、ステップ108に進んでツルーイングの指令値を決定する。この指令 値は、許容される範囲において取代の最も少ない値とするため計測値Y1 〜Yn の最小値である目標値Mに対し、許容される公差Sを加えた値、Y=M+Sとす る。ステップ109においては、始めにツルーイングされる測定点X1 における 段差Dが公差S内かどうか判断される。段差Dが公差Sよりも大きければステッ プ110に進み、送り速度V1でツルーイングが実行される。そして、ステップ 111においてツルア台21が段差Dが公差Sより小さな領域に変わる変換点X B の測定点に送られるとステップ114に進み、ツルーイングが完了したか否か がツルア台21の送り移動のX軸の値がXn まで移動したか否かで判断される。 ツルーイングが完了したと判断するとツルーイング操作を終了し、ツルーイング が完了していないと判断するとステップ109に進んで次の測定点XB+1 での段 差Dが公差S内か否かが判断される。ステップ109で次の測定点XB+1 におけ る段差Dが公差S内であると判断されると、ステップ112に進み送り速度V2 でツルア台21が送り移動され、ステップ113においてツルア台21が段差D が公差Sより大きな領域に変わる変換点XA の測定点に送られるとステップ11 4に進み、ツルーイングが完了したか否かが判断される。
【0011】 図3に示された砥石12の場合、ステップ101らかステップ108までが終 了するとステップ109において最初の測定点X0 の段差Dが公差S内であるか 否かが判断される。この場合段差Dは公差Sよりも大きいためステップ110に 進みツルア台21の送り速度V1でツルーイングされる。そしてステップ111 において段差Dが公差Sより小さい領域にかわる変換点XB までツルア台21が 送られるとステップ114に進み次の測定点XB+1 がXn と同値であるかが判断 される。まだツルーイングは完了されていないのでステップ109に戻り測定点 XB+1 の段差Dが公差S内であるかが判断され、公差S内であるためステップ1 12に進み送り速度V2でツルア台21が送られる。そしてステップ113にお いて段差Dが公差Sより大きい領域にかわる変換点XA までツルア台21が送ら れるとステップ114に進み次の測定点XA+1 がXn と同値であるかが判断され る。まだツルーイングは完了されていないのでステップ109に戻り同様の操作 が繰り返される。
【0012】 以上のようにステップ109からステップ114までが繰り返されて、ステッ プ114で砥石12のツルーイングが完了したと判断されると本考案のツルーイ ング装置でのツルーイングが完了する。 以上述べたように、本考案のツルーイング装置においては形状測定装置31に より予め砥石12の外周の形状を測定し、この測定結果をもとに砥石12のツル ーイングの目標値Mを決定し、この目標値Mとの段差Dが公差Sを越える領域を 選択的にツルーイングするため、最小限のツルーイング操作となりロータリツル ア22の摩耗を最小限に抑えることができるとともに、ロータリツルア22の摩 耗が少ないので所望のツルーイング操作を行うことができる。また、ツルーイン グによる取代を最小限に抑えることができるため砥石12の寿命を延長させるこ とができる。そして、段差Dが公差S内のためツルーイングをしない領域におい て、ツルーイング実行中のツルア台送り速度V1よりも早い速度V2で送るため ツルーイングの実行時間を短縮することができる。
【0013】
【考案の効果】
研削終了後に砥石の外周形状を形状測定装置で計測し、この計測結果をもとに 砥石の外周を選択的にツルーイングするため、ツルーイング操作が最小限に抑え られ、ツルアの摩耗を最小限抑えるため所望の形状に砥石をツルーイングできる とともに、砥石の寿命を延長することができる。また、ツルーイングをしない領 域はツルア台を早送り速度で送るためツルーイングの実行時間を短縮することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のツルーイング装置を備えた研
削装置を示した図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】本考案の実施例の要部拡大図である。
【図4】本考案の実施例のツルーイング装置の動作を示
すフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 ベッド 11 砥石台 12 砥石 13 砥石軸 14 砥石駆動用モータ 22 ツルア 22a ツルア軸 31 形状測定装置 50 制御装置 51 演算処理装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石台に砥石軸を介して回転自在に設け
    られた研削砥石と、前記砥石軸の軸線と平行な方向と前
    記砥石軸の軸線と交差する方向とに送り移動可能で前記
    砥石軸と平行に回転可能に設けられたツルア軸と、この
    ツルア軸に備えられた円板状のツルアと、前記ツルア軸
    の移動を制御する制御装置とを有したツルーイング装置
    において、前記砥石台に備えられ前記砥石の表面の形状
    を測定する形状測定装置と、この形状測定装置の測定結
    果をもとにツルーイングの目標値を決定しこの目標値と
    の段差が公差以上である部分を演算する演算手段と、こ
    の目標値からの段差が公差以上である部分のツルーイン
    グを実行する実行手段とを備えたことを特徴とするツル
    ーイング装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000202754A (ja) * 1999-01-15 2000-07-25 Reischauer Ag グラインディングウォ―ムの加工方法および加工装置
JP2009172694A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Jtekt Corp 研削盤
KR20170046572A (ko) * 2015-10-21 2017-05-02 가부시기가이샤 디스코 절삭 장치

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