JP2859753B2 - 導電性砥石のツルーイング方法 - Google Patents
導電性砥石のツルーイング方法Info
- Publication number
- JP2859753B2 JP2859753B2 JP8629891A JP8629891A JP2859753B2 JP 2859753 B2 JP2859753 B2 JP 2859753B2 JP 8629891 A JP8629891 A JP 8629891A JP 8629891 A JP8629891 A JP 8629891A JP 2859753 B2 JP2859753 B2 JP 2859753B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- truing
- grindstone
- electrode
- grinding wheel
- turned
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋳鉄ファイバボンド砥石
等導電性砥石を黒鉛円盤電極で目立て,整形するときの
ツルーイング方法に関する。
等導電性砥石を黒鉛円盤電極で目立て,整形するときの
ツルーイング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳鉄ファイバボンド砥石のような導電性
砥石の目立て,整形は図6に示すように黒鉛の円盤電極
を砥石とともに回転させて放電電源をオンの状態でツル
ーイング放電加工を行う場合がある。
砥石の目立て,整形は図6に示すように黒鉛の円盤電極
を砥石とともに回転させて放電電源をオンの状態でツル
ーイング放電加工を行う場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】砥石と電極の両方が回
転しているので砥石又は電極に振れがあると砥石と電極
との隙間が一定せず放電加工量が定まらず砥石の形状精
度が悪くなるという問題がある。また砥石の振れは電極
形状に転写されて同じようにツルーイング放電加工量が
一定せず砥石の形状精度が悪くなるという問題がある。
転しているので砥石又は電極に振れがあると砥石と電極
との隙間が一定せず放電加工量が定まらず砥石の形状精
度が悪くなるという問題がある。また砥石の振れは電極
形状に転写されて同じようにツルーイング放電加工量が
一定せず砥石の形状精度が悪くなるという問題がある。
【0004】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたもので、その目的とするところはツ
ルーイング過程で振れの影響をなくして高い砥石形状精
度をうるツルーイング方法を提供しようとするものであ
る。
題点に鑑みなされたもので、その目的とするところはツ
ルーイング過程で振れの影響をなくして高い砥石形状精
度をうるツルーイング方法を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、砥石を停止状態におき且放電電源をオフ
の状態でツルーイング電極を回転させて電極外径を所定
時間研削して、放電表面の振れを修正し、次いで砥石を
回転させ且放電電源をオンの状態でツルーイング電極で
前記砥石の電解表面を放電加工し、砥石の振れがなくな
る迄上記手順を繰り返すものである。
めに本発明は、砥石を停止状態におき且放電電源をオフ
の状態でツルーイング電極を回転させて電極外径を所定
時間研削して、放電表面の振れを修正し、次いで砥石を
回転させ且放電電源をオンの状態でツルーイング電極で
前記砥石の電解表面を放電加工し、砥石の振れがなくな
る迄上記手順を繰り返すものである。
【0006】
【実施例】以下本実施例を図1〜図5にもとづき説明す
る。先ず本ツルーイング方法を実施する公知の研削盤を
示す図1において、ベッド1の上面前側にはテーブル2
が長手方法(X軸)に移動可能に載置され、往復運動さ
れる。テーブル2の上面には主軸をX軸方向に設けた主
軸台3が載置され、また主軸と対向して心押軸を有する
心押台4が載置され、主軸のセンタと心押軸のセンタで
工作物Wが支持される。
る。先ず本ツルーイング方法を実施する公知の研削盤を
示す図1において、ベッド1の上面前側にはテーブル2
が長手方法(X軸)に移動可能に載置され、往復運動さ
れる。テーブル2の上面には主軸をX軸方向に設けた主
軸台3が載置され、また主軸と対向して心押軸を有する
心押台4が載置され、主軸のセンタと心押軸のセンタで
工作物Wが支持される。
【0007】またベッド1上には切込方向(Z軸)に移
動可能に砥石下台が載置され砥石下台上に砥石台11が
設けられており、導電性砥石12を嵌着した砥石軸13
が回転可能に軸承されている。この砥石軸13はモータ
14によって高速回転される。そして砥石下台は切込送
りが与えられる。
動可能に砥石下台が載置され砥石下台上に砥石台11が
設けられており、導電性砥石12を嵌着した砥石軸13
が回転可能に軸承されている。この砥石軸13はモータ
14によって高速回転される。そして砥石下台は切込送
りが与えられる。
【0008】砥石下台上砥石12の後側にはツルーイン
グ装置20が設けられており、トラバース台21がモー
タ22の回転によってボールねじを介してX軸方向にト
ラバース送りされる。トラバース台21上には切込台2
3がZ軸方向に移動可能に載置されモータ24でボール
ねじを介して切込送りが与えられる。さらに切込台23
上にはX軸方向の回転軸心を有する黒鉛円盤のツルーイ
ング電極25がモータ26で回転されるように設けられ
ている。そして砥石と同心に設けたスリップリング15
に放電用電源28の+側が、またツルーイング電極25
と同心に設けたスリップリング27には−側が接続され
ている。そしてこの電源にはオン・オフ用スイッチ29
が設けられている。
グ装置20が設けられており、トラバース台21がモー
タ22の回転によってボールねじを介してX軸方向にト
ラバース送りされる。トラバース台21上には切込台2
3がZ軸方向に移動可能に載置されモータ24でボール
ねじを介して切込送りが与えられる。さらに切込台23
上にはX軸方向の回転軸心を有する黒鉛円盤のツルーイ
ング電極25がモータ26で回転されるように設けられ
ている。そして砥石と同心に設けたスリップリング15
に放電用電源28の+側が、またツルーイング電極25
と同心に設けたスリップリング27には−側が接続され
ている。そしてこの電源にはオン・オフ用スイッチ29
が設けられている。
【0009】このような構成の研削盤の作用をツルーイ
ングのフローを示す図2により説明する。多数の工作物
Wを砥石12が研削していくと途中砥粒が脱落し、ボン
ドが部分摩耗して砥石のバランスが崩れてくる。このた
め微少な振れが生じ工作物を打つ音が感知されるように
なり、作業者がこの音によりツルーイングを指令する。
ングのフローを示す図2により説明する。多数の工作物
Wを砥石12が研削していくと途中砥粒が脱落し、ボン
ドが部分摩耗して砥石のバランスが崩れてくる。このた
め微少な振れが生じ工作物を打つ音が感知されるように
なり、作業者がこの音によりツルーイングを指令する。
【0010】或いは切れ味が低下した仕上面が悪くなっ
たことを作業者が確認してツルーイング指令を発する。
この場合砥石の研削電力計により研削動力の変化を感知
して自動でツルーイング指令を発することができる。
たことを作業者が確認してツルーイング指令を発する。
この場合砥石の研削電力計により研削動力の変化を感知
して自動でツルーイング指令を発することができる。
【0011】ステップS1において砥石12の回転を停
止し、放電用電源28をオフとする。ステップS2にお
いてモータ22によりトラバース台21を移動させてツ
ルーイング電極25を砥石12の巾中央に位置し、モー
タ26でツルーイング電極25を研削に必要な周速が得
られるようにツルーイング時の回転より高速で回転さ
せ、さらにモータ24で切込台を移動させて研削位置に
進める(図3)。
止し、放電用電源28をオフとする。ステップS2にお
いてモータ22によりトラバース台21を移動させてツ
ルーイング電極25を砥石12の巾中央に位置し、モー
タ26でツルーイング電極25を研削に必要な周速が得
られるようにツルーイング時の回転より高速で回転さ
せ、さらにモータ24で切込台を移動させて研削位置に
進める(図3)。
【0012】ステップS3においてツルーイング電極に
切込を与え停止している砥石によりツルーイング電極2
5を所定時間研削して砥石の振れが転写されている電解
表面の形状を真円に修正する(図4)。ステップS4に
おいてツルーイング電極25の回転を落とし、砥石12
を回転させるとともに放電用電源28をオンさせる。ス
テップS5において砥石を放電加工で所定時間ツルーイ
ングする(図5)。ステップS6において砥石12の回
転を停止し放電用電源をオフとし、ツルーイング電極2
5を後退させて回転を停止する。ステップS7におい
て、砥石台11を切込前進させて工作物Wを研削して、
研削時の偏心による音の有無、切れ味をみて砥石の振れ
修正完了かの判断をする。YESであれば砥石の放電加
工のツルーイングが完了する。NOであれば、ステップ
S8においてツルーイング電極25が偏摩耗しており電
極振れ有としてステップS1に戻し以後のステップを繰
り返す。
切込を与え停止している砥石によりツルーイング電極2
5を所定時間研削して砥石の振れが転写されている電解
表面の形状を真円に修正する(図4)。ステップS4に
おいてツルーイング電極25の回転を落とし、砥石12
を回転させるとともに放電用電源28をオンさせる。ス
テップS5において砥石を放電加工で所定時間ツルーイ
ングする(図5)。ステップS6において砥石12の回
転を停止し放電用電源をオフとし、ツルーイング電極2
5を後退させて回転を停止する。ステップS7におい
て、砥石台11を切込前進させて工作物Wを研削して、
研削時の偏心による音の有無、切れ味をみて砥石の振れ
修正完了かの判断をする。YESであれば砥石の放電加
工のツルーイングが完了する。NOであれば、ステップ
S8においてツルーイング電極25が偏摩耗しており電
極振れ有としてステップS1に戻し以後のステップを繰
り返す。
【0013】
【発明の効果】上述のように構成したので本発明は以下
の効果を奏する。ツルーイング電極を真円にしてツルー
イング放電加工を行うことができるので砥石の振れがな
くなり加工精度が向上する。また特別な装置を付加する
ことがないのでコストアップとならない利点がある。
の効果を奏する。ツルーイング電極を真円にしてツルー
イング放電加工を行うことができるので砥石の振れがな
くなり加工精度が向上する。また特別な装置を付加する
ことがないのでコストアップとならない利点がある。
【図1】ツルーイング放電加工を行う研削盤を示す説明
図である。
図である。
【図2】本発明のツルーイング電極及び砥石の修正のフ
ローを示す図である。
ローを示す図である。
【図3】図2のステップS2を示す図である。
【図4】図2のステップS3を示す図である。
【図5】図2のステップS5を示す図である。
【図6】従来のツルーイング放電加工の図である。
11 砥石台 12 導電性砥石 20 ツルーイング装置 21 トラバース台 23 切込台 25 ツルーイング電極 15,27 スリップリング 28 放電用電源 29 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−232162(JP,A) 特開 昭63−283861(JP,A) 特開 昭51−13491(JP,A) 特開 平4−164571(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 導電性の砥石をツルーイング電極でツル
ーイングする方法において、砥石を停止状態におき且放
電電源をオフの状態でツルーイング電極を回転させて電
極外径を所定時間研削して、放電表面の振れを修正し、
次いで砥石を回転させ且放電電源をオンの状態でツルー
イング電極で前記砥石の電解表面を放電加工し、砥石の
振れがなくなる迄上記手順を繰り返すことを特徴とする
導電性砥石のツルーイング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8629891A JP2859753B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 導電性砥石のツルーイング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8629891A JP2859753B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 導電性砥石のツルーイング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04294976A JPH04294976A (ja) | 1992-10-19 |
JP2859753B2 true JP2859753B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=13882930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8629891A Expired - Lifetime JP2859753B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 導電性砥石のツルーイング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2859753B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023105633A1 (ja) * | 2021-12-07 | 2023-06-15 | 黒田精工株式会社 | 砥石車のドレス方法及びドレス装置 |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP8629891A patent/JP2859753B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023105633A1 (ja) * | 2021-12-07 | 2023-06-15 | 黒田精工株式会社 | 砥石車のドレス方法及びドレス装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04294976A (ja) | 1992-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4183086B2 (ja) | 研削砥石のツルーイング方法、そのツルーイング装置および研削装置 | |
JP5034951B2 (ja) | 砥石修正装置 | |
JP2020179431A (ja) | 砥石車のドレッシング方法及び砥石車修正装置 | |
JP2859753B2 (ja) | 導電性砥石のツルーイング方法 | |
JP2003103460A (ja) | 工作物表面を油溜りがある超仕上面に研削加工する方法及び装置 | |
JPH0335066B2 (ja) | ||
JP2003291069A (ja) | 研削盤用の砥石及びこの砥石を使用する研削方法 | |
JP3099029B2 (ja) | 複合研削盤 | |
JP3112408B2 (ja) | 立軸両頭平面研削盤 | |
JP3127493B2 (ja) | 砥石の修正方法 | |
JP2003103462A (ja) | 2個の砥石台を有する研削盤におけるツルーイング装置 | |
JP3419690B2 (ja) | 導電性砥石のツルーイング方法および研削装置 | |
JPH0899257A (ja) | 研削装置 | |
JPS62282852A (ja) | 研削加工方法 | |
JPH09174398A (ja) | 研削装置及び研削砥石 | |
JPS62213954A (ja) | 硬脆材の外周面研削方法およびその装置 | |
JP2023162663A (ja) | 研削装置 | |
JPH07195261A (ja) | 球面加工方法およびその装置 | |
JP2022177587A (ja) | 砥石修正方法 | |
JP3350980B2 (ja) | 砥石修正方法 | |
JP3170938B2 (ja) | 研削方法 | |
JP2003145396A (ja) | 平面研削方法およびその装置 | |
JPH06246605A (ja) | 歯研削装置 | |
JPH08108364A (ja) | 研削加工方法 | |
JPH0224047A (ja) | 内面研削方法 |