JPH0899257A - 研削装置 - Google Patents

研削装置

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Publication number
JPH0899257A
JPH0899257A JP23764494A JP23764494A JPH0899257A JP H0899257 A JPH0899257 A JP H0899257A JP 23764494 A JP23764494 A JP 23764494A JP 23764494 A JP23764494 A JP 23764494A JP H0899257 A JPH0899257 A JP H0899257A
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JP
Japan
Prior art keywords
grinding
work
grindstone
taper
workpiece
Prior art date
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Pending
Application number
JP23764494A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kitajima
正人 北島
Hajime Fukami
肇 深見
Shinji Soma
伸司 相馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP23764494A priority Critical patent/JPH0899257A/ja
Publication of JPH0899257A publication Critical patent/JPH0899257A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】トラバース研削の終端部でスプリングバックに
よってワークが砥石側に食い込んでも、ワークに砥石の
縁部によって筋状の段差が発生することを防止できるよ
うにする。 【構成】砥石の外周研削面を、ワークの回転軸線と平行
な仕上げ研削用のストレート部とこのストレート部に隣
接しワークの回転軸線に対して傾斜する荒研削用のテー
パ部にて構成し、テーパ部と反対側のストレート部の端
部に傾斜角が1度以下のテーパ状の逃がし部を形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの円筒部をトラ
バース研削するようにした研削装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、砥石の周速を100〜120m/
sまで高めた超高速研削によって研削能率の向上を図っ
た研削装置が注目されているが、この種の研削装置によ
れば、ワークの一端側で砥石を所定位置まで前進させ、
その後ワークをその回転軸線方向にトラバース運動さ
せ、ワークの他端で砥石を後退させることにより、ワー
クを1パスで円筒研削を行うことができる。このため
に、この種の研削装置においては、砥石の外周研削面
に、ワークの回転軸線に対して傾斜する荒研削用のテー
パ部と、ワークの回転軸線と平行な仕上げ研削用のスト
レート部を設け、トラバース研削を、まず砥石のテーパ
部で荒研削を行い、続くストレート部で仕上げ研削を行
うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上記した研削装置に
おいては、1工程で荒研削と仕上げ研削とが行えるた
め、研削時間を短縮できる利点がある。しかしながら、
この種の研削装置においては、トラバース研削時に、砥
石の全幅がワークに作用している場合には、法線抵抗が
比較的大きく、ワークのたわみが大きくなっているが、
トラバースの終端部で砥石の一部がワークから外れてい
くに従い、法線抵抗が小さくなり、その分ワークのたわ
みが戻ってワークの外周が砥石のストレート部の縁部に
よって削られることになる。これによって図8に示すよ
うに、ワークWの端部に筋状のマークW0が発生し、ワ
ークWの仕上げ面精度を低下させる問題がある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記した従
来の問題点に鑑みてなされたもので、ワークと砥石をそ
れぞれ回転させながら砥石をワークに対してワーク回転
軸線方向に相対移動させることにより、ワークの円筒部
をトラバース研削するようにした研削装置において、前
記砥石の外周研削面を、前記ワークの回転軸線と平行な
仕上げ研削用のストレート部とこのストレート部に隣接
し前記ワークの回転軸線に対して傾斜する荒研削用のテ
ーパ部にて構成し、前記テーパ部と反対側のストレート
部の端部に微小傾斜角のテーパ状の逃がし部を形成した
ものである。
【0005】
【作用】上記した構成により、トラバース研削時に、砥
石の全幅がワークに作用している場合には、法線抵抗が
比較的大きく、ワークのたわみが大きくなっているが、
トラバースの終端部で砥石の一部がワークから外れてい
くに従い、法線抵抗が小さくなり、その分ワークのたわ
みが戻ってワークが砥石側に食い込む。しかしながら、
ストレート部の縁部に形成されたテーパ状の逃がし部に
よってワークに筋状のマークが発生するのを防止できる
ようになる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、10は研削装置のベッドを示し、こ
のベッド10上にはテーブル11が水平なX軸方向に移
動可能に案内支持されている。テーブル11上には主軸
台13と心押台14が対向して設置され、この主軸台1
3と心押台14によってワークWが前記テーブル11の
移動方向と平行な軸線のまわりに回転可能に支持され、
主軸台13によって回転駆動されるようになっている。
また、前記ベッド10上には、砥石台15がテーブル1
1の移動方向と直交する水平なZ軸方向に進退可能に案
内支持され、この砥石台15に薄幅の砥石16がワーク
Wの回転軸線と平行な軸線のまわりに回転可能に軸承さ
れている。この砥石16は砥石台15上に設置した砥石
駆動モータ17によって図略のベルト伝動装置を介して
回転駆動されるようになっている。
【0007】前記テーブル11および砥石台15はベッ
ド10に設置されたサーボモータ21、22によってX
軸およびZ軸方向に送り制御されるようになっており、
各サーボモータ21、22は数値制御装置23に内蔵さ
れたX軸およびZ軸駆動ユニットによってそれぞれ数値
制御されるようになっている。前記主軸台13の砥石台
15側の側面には砥石16を後述する形状にツルーイン
グするツルーイングロール30を備えたツルーイング装
置31が設けられている。
【0008】前記砥石16は、円板状の砥石コアの外周
に砥石層を設けたもので、この砥石層はCBN砥粒ある
いはダイヤモンド砥粒をビトリファイドボンドで結合し
たものが用いられている。ワークWを研削する研削面と
しての砥石16の外周面には図2に示すように、先行す
る一端側より、ワークWの回転軸線に対し砥石16の一
端側に向かってワークWから離れる方向に傾斜する荒研
削用のテーパ部42と、このテーパ部42に続いてワー
クWの回転軸線に平行な仕上げ研削用のストレート部4
3と、このストレート部43に続いてワークWの回転軸
線に対して砥石16の他端側に向かってワークWから離
れる方向に傾斜するテーパからなる逃がし部44とが形
成されている。
【0009】ここで前記荒研削用のテーパ部42の傾斜
角度は、5〜20度が適当であり、また逃がし部44の
傾斜角度は、ワークWの仕上げ精度を高める上からは1
度以下、望ましくは0.1〜0.3度程度が適当である
が、後述するスプリングバックによっても砥石17の逃
がし部44側の縁部にワークWが当接しないテーパ深さ
t0を確保できる範囲内で選択することが可能である。
【0010】次に上記した構成における研削装置の動作
サイクルを図3に基づいて説明する。研削サイクルが指
令されると、まずワークWの左端位置に砥石16が対応
する加工原位置P1にテーブル11が位置決めされると
ともに、砥石16とワークWが回転駆動される。続い
て、砥石台15が、テーブルトラバースによってワーク
Wが仕上げ寸法に研削される所定の位置P2まで前進さ
せ、しかる状態で、テーブル11が左方向に所定量トラ
バースされ、まず砥石16の荒研削用テーパ部42によ
ってワーク外周の荒研削を行い、引き続いて砥石16の
仕上げ研削用ストレート部43によってワーク外周の仕
上げ研削を行い、ワークWを1パスで所定寸法にトラバ
ース研削する。このようにしてテーブル11を砥石16
がワークWを通過する位置P3までトラバースし、その
状態より砥石台15を位置P4まで後退させてワークW
のトラバース研削を完了する。
【0011】かかるトラバース研削において、砥石16
の全幅がワークWに作用している図4に示す状態におい
ては、ワークWに作用する法線研削抵抗が大きく、その
ためにワークWは比較的大きくたわんだ状態にある。こ
れに対して、トラバース研削の終端部においては、図5
に示すように砥石16のテーパ部42がワークWより外
れていく。その結果、ワークWに作用する砥石16の研
削幅が小さくなり、その分前記法線研削抵抗が小さくな
り、そのためにワークWのたわみが小さくなる。すなわ
ち、ワークWは法線研削抵抗が小さくなった分スプリン
グバックにより砥石16側に食い込み、研削される。こ
の現象はワークWに作用する砥石17の研削幅が小さく
なるほど顕著になる。
【0012】このような法線研削抵抗の変動によるスプ
リングバック作用により、従来においては、図7に示す
ように砥石16の後方縁部に段差が生じ、これがワーク
Wの仕上げ面に筋状のマークとなって残存するが、本実
施例においては、砥石16の後方端部に逃がし部44を
形成したので、図6に示すようにワークWがスプリング
バックにより砥石16側に食い込んでも、そのスプリン
グバック量t1が逃がし部44のテーパ深さt0より小
さければ、ワークWには逃がし部44のテーパが転写さ
れるにすぎず、従来のようにワークWの仕上げ面に筋状
のマーク段部が発生することがない。しかして逃がし部
44は傾斜角度が1度以下の僅少なテーパであるので、
ワークWに逃がし部44が転写されても精度的には殆ど
問題がない。
【0013】なお、上記の逃がし部44のテーパは、厳
密な意味でのテーパ(直線)に限られることなく、テー
パに近似した円弧あるいは二次曲線でもよく、請求項に
おけるテーパ状とはこれらを包含するものである。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、荒研削用の
テーパ部と、仕上げ研削用のストレート部と、スプリン
グバックによる筋状の段差の発生を防止するテーパ状の
逃がし部を形成した砥石によってワークWをトラバース
研削するようにした構成であるので、トラバース研削の
終端部で砥石がワークから抜ける際に生ずる負荷変動に
よってワークが砥石側に食い込んでも、ワークにはテー
パ状の逃がし部が転写されるにすぎず、従来のような砥
石の縁部によって筋状のマークが発生することを防止で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す研削装置の全体平面図で
ある。
【図2】本発明に用いられる砥石の形状を示す図であ
る。
【図3】研削サイクルを示す図である。
【図4】トラバース研削の途中におけるワークの研削状
態を示す図である。
【図5】トラバース研削の終端におけるワークの研削状
態を示す図である。
【図6】図4のA部の詳細を示す図である。
【図7】従来における研削状態を示す図6に相応する図
である。
【図8】従来におけるワークの仕上がり状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 テーブル 15 砥石台 16 砥石 42 荒研削用テーパ部 43 仕上げ研削用ストレート部 44 逃がし部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークと砥石をそれぞれ回転させながら
    砥石をワークに対してワーク回転軸線方向に相対移動さ
    せることにより、ワークの円筒部をトラバース研削する
    ようにした研削装置において、前記砥石の外周研削面
    を、前記ワークの回転軸線と平行な仕上げ研削用のスト
    レート部とこのストレート部に隣接し前記ワークの回転
    軸線に対して傾斜する荒研削用のテーパ部にて構成し、
    前記テーパ部と反対側のストレート部の端部に微小傾斜
    角のテーパ状の逃がし部を形成したことを特徴とする研
    削装置。
  2. 【請求項2】 前記テーパ状の逃がし部の傾斜角度を1
    度以下としてなる請求項1に記載の研削装置。
JP23764494A 1994-09-30 1994-09-30 研削装置 Pending JPH0899257A (ja)

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JP23764494A JPH0899257A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 研削装置

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JP23764494A JPH0899257A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 研削装置

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JPH0899257A true JPH0899257A (ja) 1996-04-16

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ID=17018384

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JP23764494A Pending JPH0899257A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 研削装置

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Cited By (4)

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